7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています...

14
9月定例会 9月定例会 年11 月1日発行 平成29年11月1日発行 54 №54 …………… ………… ………… ……………… ………… ………………… 4~ ……………… …… ……………… ………… ………………………… ………………… ……… 13 …………………………………… ……… 14 本定例会の審議 議案等表決状況/賛成・反対討論 常任委員会の審査報告 一般質問/所管事務調査報告 臨時会/議会映像配信特別委員会 議員全員協議会 決算特別委員会審査報告 議会報告会/請願・陳情 市民の声 本定例会の審議 議案等表決状況/賛成・反対討論 常任委員会の審査報告 一般質問/所管事務調査報告 臨時会/議会映像配信特別委員会 議員全員協議会 決算特別委員会審査報告 議会報告会/請願・陳情 市民の声 …………………………………… 2     ……………… 3     …………………………… 4 ~ 5 …………………… 6 ~ 10 ……………… 11 …………………………………… 12 ………………………… 13 …………………………………………… 14 根子番楽 国指定重要無形民俗文化財 根子番楽 国指定重要無形民俗文化財

Upload: others

Post on 15-Jul-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

9月定例会9月定例会

平成29年11月1日発行平成29年11月1日発行№54№54●

…………………………………… 2  

……………… 3  

…………………………… 4~5

…………………… 6~10

……………… 11  

…………………………………… 12  

………………………… 13  

…………………………………………… 14  

本定例会の審議

議案等表決状況/賛成・反対討論

常任委員会の審査報告

一般質問/所管事務調査報告

臨時会/議会映像配信特別委員会

議員全員協議会

決算特別委員会審査報告

議会報告会/請願・陳情

市民の声

本定例会の審議

議案等表決状況/賛成・反対討論

常任委員会の審査報告

一般質問/所管事務調査報告

臨時会/議会映像配信特別委員会

議員全員協議会

決算特別委員会審査報告

議会報告会/請願・陳情

市民の声

…………………………………… 2  

……………… 3  

…………………………… 4~5

…………………… 6~10

……………… 11  

…………………………………… 12  

………………………… 13  

…………………………………………… 14  

根子番楽 翁 舞~ 国指定重要無形民俗文化財 ~

根子番楽 翁 舞~ 国指定重要無形民俗文化財 ~

Page 2: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号2

今定例会の主な議事

 各決算特別委員会での

審査内容は、12ページに

記載されています。本会

議での討論と表決は、次

ページのとおりです。

 平成29年北秋田市議会9月定例会は、9月12日(火)から10月10日

(火)までの29日間の会期で行われました。今定例会では、予算案など

11件、各決算認定が23件、最終日に提案された発議案などを含めた43件

が審議されましたが、請願1件・陳情1件を除く41件がそれぞれ可決、

認定、採択されました。

請願1件・陳情1件を除く議案が原案のとおり可決、認定、採択された9月定例会

請願は不採択

平成28年度

   各決算の認定

 9月28日の衆議院解散

に伴う第48回衆議院議員

総選挙と最高裁判所裁判

官国民審査の執行に関わ

る予算案2282万3千

円が追加提案され、原案

のとおり可決されました。

○一般会計補正予算

○特別会計補正予算

○平成28年度各決算の認定

○北秋田市営住宅条例の一部を

 改正する条例の制定

○北秋田市簡易水道事業等の一部

 の北秋田市水道事業への統合に

 伴う関係条例の整備に関する条

 例の制定

○業務請負契約の締結

(北秋田市クリーンリサイクルセン

 ターエネルギー回収推進施設等

 長期包括的運転管理事業)など

 小学校の統廃合にかか

わる合同チームの結成、

スポーツ少年団の結成に

関する請願書は賛成少数

で不採択となりました。

陳情1件は継続審査

▽「全国森林環境税の創

設に関する意見書採択」

に関する陳情は賛成多数

で継続審査となりました。

▽地方財政の充実・強化

を求める意見書提出につ

いての陳情は全会一致で

採択され、国に意見書を

提出することとなりまし

た。

可決

平成29年度

一般会計補正予算

 7億4890万7千円を原案可決

 平成29年度一般会計補

正予算は、歳入歳出の総

額にそれぞれ7億489

0万7千円を追加し、予

算総額を248億651

5万3千円とするもので

す。

主な補正予算

歳出の主なもの

10月2日追加提案

▽分庁舎耐震診断委託

 636万4千円

▽おもてなし宿泊支援事

業補助金

1000万円

▽防災ラジオ戸別受信機

購入

 1627万7千円

▽ふれあいプラザ災害時

非常電源設備工事

 7943万4千円

▽農業施設災害復旧事業

 6751万7千円

▽林道施設災害復旧事業

 2557万円

▽公共土木施設災害復旧

事業

 1億340万円 など

です。

Page 3: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

賛成・反対討論

賛成・反対討論

※発言順に掲載しています

※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ ているため、議長は採決には加わりません。

※全会一致の可決、採択については除いています。また、無記名投票の場合は賛成・反対の票数を記載します。

久留嶋範子

堀部 

松尾 秀一

武田 浩人

中嶋 洋子

黒澤 芳彦

佐藤 光子

板垣 

佐藤 文信

佐藤 重光

山田 博康

松橋 

大森 光信

庄司憲三郎

小笠原

寿

福岡 由巳

関口 正則

長崎 克彦

吉田仁吉郎

採決結果

○:賛成 ●:反対 ▼:欠席もしくは退席 除:除斥

所属会派・議員氏名     採決結果

議 案 名

共産党議員団緑風・公明 みらい 清和会

賛否が分かれた議案等の表決状況

【平29年9月定例会/平成29年10月10日採決】

不採択

小学校の統合にかかわる合同チームの結成、スポーツ少年団の結成に関する請願書について

無会派

新創会

三浦 倫美

○ ●-●●●●●●●●○● ● ● ● ● ● ● ●

継審

可決

可決

「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情について≪継続審査とすることについての賛否≫

平成28年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について

平成28年度北秋田市病院事業会計決算の認定について

●○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

○○ ○

○ ○ ○

○ ○○ ● ●

● ● ●●

● ○

●○○○○○○○○

-○ ○● ○ ○○ ○○ ● ●●○○○○○○○○

▼請願第9号

 小学校の統廃合にかか

 わる合同チームの結成、

 スポーツ少年団の結成

 に関する請願書について

▼認定第22号

 平成28年度北秋田市

 病院事業会計決算の

 認定について

▼認定第1号

 平成28年度北秋田市

 一般会計歳入歳出決

 算の認定について

 市民に必要な病院です。

しかし、市が収支差額を

出し、家賃をもらわない

状態を続けることに市民

は疑問を抱いています。

その改善を図っていない。

 医師確保が厳しい状況

の中で、地域包括ケア病

棟の開設や経費削減等、

収益改善を図り返納金も

生じている。地域医療と

して市民病院は非常に重

要な役割を担っている。

 請願内容に一部不備が

あることに固執し、実態

調査問題点に対する改善

策、対応策の議論皆無。

議会に善処を求めた市民

1211名の署名の願い

に応えるべきである。

 請願の要旨、理由は重

要な内容を含み示唆に富

んでいるが、これはまず

教育委員会、体育協会等

と協議すべき内容で議会

での採択は介入のおそれ

があり反対である。

 森林環境税を導入しよ

うという考えは、数年前

からあり、今降って湧い

た議題ではない。各自が

考えて賛否をするべきで

先送りすることなく結論

を出せる内容だ。

 「借金をこれ以上、増

 監査委員から累積欠損

金約25億円、指定管理料

の割合は総費用33%と高

率であるなど指摘されな

がら何ら改善しようとし

ない。監査委員の意見を

尊重すべきである。

 4点につき反対。具体

的には決算において、ま

ちづくり、医師確保、家

族介護の充実、マタギの

里観光開発㈱の経営改善

等がなされていない。

 将来負担比率は、前年

対比3・8ポイント改善。

有効な起債を活用しなが

ら、社会インフラを進め

た結果であり、安定した

市政運営が行われている

と判断する。

▼陳情第49号

 「全国森林環境税の

 創設に関する意見書

 採択」に関する陳情

 について(※継続審査

 

とすることについて)

やさない」と選挙公約し

たのに増やした。大型公

共事業に何十億円も使う

一方で、介護慰労金を引

き下げるなど福祉に冷た

い市政だ。

賛成討論中

洋子

議員

福岡

由巳

議員

反対討論

久留嶋

範子

議員

反対討論

佐藤

文信

議員

賛成討論

賛成討論

板垣

議員

反対討論

福岡

由巳

議員

反対討論

福岡

由巳

議員

反対討論

三浦

倫美

議員

反対討論関

正則

議員

Page 4: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号4

常任委員会審査報告

竣工・稼働までもうすぐ

 当委員会に付託された案件

は、予算案5件、単行議案1

件の計6件。

 平成29年度一般会計補正予

算では、自治振興費の防犯街

灯設置費補助金と環境整備事

業補助金の組み換えについて

「この度の組み換えによる減

額により、事業費不足や事業

が滞ることにはならないか」

との質疑があり「法定外の環

境整備に充てる内容でもあり、

予定している事業箇所は無く、

この金額を流用しても予算残

額で対応する」との答弁があ

りました。

 介護保険特別会計補正予算

では「介護保険財政調整基金

の残高増に対し、計画的な運

用が可能な部分があると思う

が、これまでの経緯も踏まえ

て、どのように考えているの

か」との質疑があり「今回の

積立により約5億7千万円と

なる。給付見込みにおいて、

若干の相違もあると思うが、

施設の建設に係る国、県の補

9月定例会で議案を審査で議案を審査で議案を審査市 民 福 祉 常 任 委 員 会

  業

長期包括的運転管理業務

助金の関係により、積立金が

発生してきていると思われる。

若干のプラス要因を見込む必

要はあるが、7期計画の策定

にあたっては、より精査した

形で取り組みたい」との答弁

がありました。

 病院事業会計補正予算につ

いて「放射線科改修工事費が

当初予定していた内容と異な

る工事とのことだが、多額の

補正であり、双方の担当レベ

ルにおいて、何か不測の事態

があったものなのか」との質

疑があり「当初、厚生連側か

ら見積書があがった段階では、

双方の担当者も設備等までは

把握できず、後に配管工事や

消防設備の指導を受け、精査

に至らなかった」との答弁が

ありました。なお、当委員会

では、この度の件を教訓とし

て、今後このような事を起こ

すことなく業務にあたられる

ようにと付帯意見を文書で付

しております。

 

 業務請負契約の締結につい

て(クリーンリサイクルエネ

ルギー回収推進施設等長期包

括的運転管理事業)について

「現在、勤務されている非常

勤職員などは、継続して雇用

していただけるのか」との質

疑があり「長期包括委託協議

においても、優先的に雇用し

ていただくよう要請しており、

該当者には、事業者からの条

件等を示しながら、確認して

いるところである」との答弁

がありました。また「20年間

の長期となると、施設や設備

が老朽化してくるが、この契

約の中で全て対応してくれる

のか」との質疑があり「予想

外の修繕の際には技術支援を

受けている全国都市清掃会議

という機関があり、相手側と

協議、検討していく形とな

る」との答弁がありました。

 付託された案件は、すべて

全会一致で原案のとおり可決

すべきと決しました。

 (委員長 小笠原 寿)

 

Page 5: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

掲載文は、各委員長の執筆による原稿を掲載しております。

3つの常任委員会3つの常任委員会3つの常任委員会

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

総 務 文 教 常 任 委 員 会

産 業 建 設 常 任 委 員 会

監視カメラで万全な安全対策を

 当委員会に付託された案件

は、条例案2件、予算案3件

の計5件。

 平成29年度一般会計補正予

算の農林課関係では、林業施

設管理費の委託料について「

阿仁の林業研修センター解体

に伴うアスベスト調査という

ことだが、解体となった理由

は何か」との質疑があり「昭

和53年に建設され老朽化が進

んでおり、また、耐用年数が

24年である。公共施設の管理

計画がまとまり解体すること

になった」との答弁がありま

した。

 商工観光課関係では、森吉

山スキー場開発対策費につい

て「監視カメラを活用して、

スキーヤーの遭難対策という

ことか。また、遭難対策はど

のような対策をとっているの

か」との質疑があり「ゴンド

ラ運行上、目視により安全確

認をするが確認できないとこ

ろは、監視カメラ等で確認で

林業研修センター解体

  林業研修センター解体

林業研修センター解体

森吉山スキー場に監視カメラ

きるようになっている。今回

新たに152メートルのケー

ブルを交換し、しっかりと確

認できるようにするものであ

る。また、スキー場のコース

外へ出るなどの遭難対策につ

いては、入山届を提出してい

ただき対処している」との答

弁がありました。

 付託された案件はすべて全

会一致で原案のとおり可決す

べきと決しました。

 (委員長 庄司 憲三郎)

市民ふれあいプラザ防災対策の強化へ

  

 当委員会に付託された案件

は、予算案1件、請願1件、

陳情2件の計4件。

 平成29年度北秋田市一般会

計補正予算所管分については、

防災ラジオについて「有償、

無償の方向性が決まっていな

いなかで、試験配布をする理

由は何か」という質疑があり

「有償、無償に関しては正式

にまだ決まっていないが無償

の方向で検討中である。試験

配布は各自治会の代表に2台

ずつの他、消防団や民生委員、

学校等に配布し、合計856

台を予定している。試験放送

をして電波状況を確認するだ

けでなく、操作方法について

も理解いただき、全戸配布し

た場合に各地区の高齢者など

操作に不慣れな方の手助けを

していただきたい」との答弁

がありました。

 北秋田市民ふれあいプラザ

の工事請負費について「非常

防災ラジオは無償で検討中

  防災ラジオは無償で検討中

防災ラジオは無償で検討中

プラザを避難所にして

   

防災対策の強化に

用電源設備ということだが、

空調も含めての停電対策の目

的は何か」との質疑があり「

現在の機能では多目的ホール

と交流プラザのみ照明や空調

が使用可能で、今回の工事に

よって、電気や空調が全館対

応できる施設となる。避難所

として防災対策の強化をした

い。設計段階では電源車の予

定だったが、大規模災害が起

きた際に電源車が確保できる

かとの心配もあって今回の提

案である」との答弁がありま

した。

 採決の結果、全会一致で可

決すべきと決しました。

請願は不採択、陳情2件につ

いては、1件を継続審査、1

件を採択とし、意見書を提出

するものと決しました。

  (委員長 佐藤 重光)

Page 6: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号6

  市長は人口減少対

策をテーマにタウンミ

ーティングを開催した

が、人口減少がどのよ

うに推移しても重要な

のはまちづくりであり

これをテーマに政策を

策定すべきでないか。

  当市としては、産

業振興、少子化対策、

移住・定住対策、新た

な地域社会の形成を基

本に当市の恵まれた自

然環境、産業や文化そ

してインフラ整備など

利便性の良さなどを活

かしながら活力あるま

ちづくりを進めること

が重要と考える。

  人口減少対策とし

て、いかに人口を減ら

さないようにするかの

議論ではまちづくりの

焦点が明確にならない

  合川駅前は現在空

き家と更地が増え、生

鮮食料品店がない現状

で過疎化が激しい。ま

ちづくりの観点で合川

支所に少なくとも1つ

の部を移動できないか。

  提言としてお聞き

するが難しいものと思

っている。

恐れがある。あえて人

口減少をテーマにする

のであれば「人口減少

に負けないまちづくり

」として小さくても全

国にアピールできる、

生活に自信を持てるま

ちづくりを基本にした

政策を追求することに

より案が出て来ると考

えるが。

  まちづくりについ

ても頭にしっかり叩き

込みながら取り組んで

いきたい。

  まちづくりとして

地域を再生するには何

としても雇用確保が優

先課題であり、企業誘

致では限界があり、農

林業の後継者づくりの

ほかに起業、畑作、畜

産、果樹などの学校や

福祉施設などの給食に

提供できる地場産業、

地産地消に力を入れる

べきでないか。

  市としては、メガ

団地構想の中でキュウ

リ、枝豆、菌床椎茸な

どを生産しているが、

農家はそれに見合った

収入を考えて取り組ん

でいる。

福岡 由巳 議員  (無会派)

議員…合川支所に部の配置を

市長…提言として聞くが難しい

問 人口減少化のまちづくりは

答答

各議員の質問に

答弁する津谷市長

 一般質問は、9月14日・15日に行われ、8名の議員

が登壇しました。

※掲載文は、質問者の執筆による原稿を掲載しております。

問 問

更地が増えまちづくりは?

〔一問一答方式〕

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

⑥ 板垣 淳 議員

② 長崎 克彦 議員

⑦ 大森 光信 議員

⑤ 吉田 仁吉郎 議員③ 久留嶋 範子 議員 ④ 武田 浩人 議員

⑧ 三浦 倫美 議員 ◆ 一般質問とは?◆ 一般質問とは?

 議員が市長や教育長など市当局に対し、広く市政についての報告や説明を求めるもので、定例会ごとに行なわれます。

1 第7期介護保険事業計  画2 市税など滞納3 市長部局(行政部門)

① 福岡 由巳 議員

1 北秋田市人口減少対策  の取り組み2 分譲地の売却の取り組  み3 学芸員配置

1 自然災害について2 地産地消の取り組み3 市主催のタウンミーティ  ングや成人式のあり方

1 防災ラジオ整備事業2 「市長と語ろう!タウン  ミーティング」3 自治会・町内会へのア  ンケート調査

1 阿仁診療所の改築2 農業振興3 教育行政

1 ケアタウン2 国民健康保険都道府県  化

1 雇用行政2 移住・定住対策

1 婚活支援策の充実2 子育て支援策の充実3 合川球場と旧合川高校  の利活用

〔P.7〕

〔P.6〕

〔P.7〕 〔P.8〕 〔P.8〕

〔P.9〕 〔P.9〕 〔P.10〕

一般質問一般質問一般質問活かそう市民の声 市政を問う!◎一般質問は、「一問一答方式」と「総括質問方式」の選択制としています。

Page 7: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

一般質問

  第7期介護保険事

業計画は、平成30年か

ら32年までの3カ年の

策定です。そこで、保

険料はどのように変更

になると予想している

のか。また、施設入所

待機者はどう解消され

るのかお伺いします。

  第1号被保険者の

負担率が22%から23%

に改正が予定されてい

ること、23年度から28

年度の給付費総額の伸

びが平均2・13%上昇

していることなどから

考えると、これまでよ

り保険料が上がると予

想されます。施設入所

待機者の解消について

は、8月末で特養が

106人、老健施設が

6人、前年同期と比較

し、80人減少、施設開

所が大きな要因である。

今後施設整備は、最小

限に抑えることを基本

的な考え方として進め

ていきたい。

  交付税などが年々

減少傾向のなかで、税

や使用料等の収納率を

アップすることが大変

重要です。各種税等の

収納は年々増加傾向だ

が、未納や滞納に対す

る改善策をどう考えて

いるのか伺います。

  全庁挙げて取り組

んだ結果、平成28年度

の収納率は92・5%。

前年度比0・7ポイン

トアップで5784万

円の収入増。29年度は

夜間徴収、県税事務所

との協働による滞納整

理を検討している。30

年度からコンビニ収納

を開始する。

  森吉庁舎で業務を

実施している産業部と

建設部は本庁に移転、

また、本庁舎3階の議

会等は本庁舎以外に移

転してもよいと思うが

市長の見解を伺います。

  一つの建物に集約

されることは利便性の

点からも望ましいが困

難である。まずは、産

業部を旧中央公民館へ

移転する考えである。

議会関係の本庁舎以外

への移転は議員の皆さ

んで意見集約してほし

い。

  自主防災組織につ

いては、これまでも質

問し、3回目となりま

す。これまでの答弁で

も自治会や町内会への

啓発を行い、地域に出

向き促進を図ると述べ

ているが、なかなか進

まない要因は何か。

  市が設立や活動を

支援しているが、地域

によって温度差がある。

組織が進まない要因は

高齢化や地域コミュニ

ティーの低下などが考

えられる。根気強く常

日頃からの防災・減災

意識の向上と組織化に

取り組んでいく。

  学校給食に地域の

安心・安全な食べ物を

もっと取り入れるべき

では。

  県の28年度調査で

北秋田市産食材の使用

率は22・7%。コメは

100%。大量の食材

を提供する市内農家が

減少傾向にあり、今後

も地域や生産者とも連

携して地産地消を進め

ていきたい。

  県内でも進められ

ている地産地消条例を

当市でも計画があるか。

  条例制定は健康的

な生活を築いていくた

めにも必要と理解して

いる。近隣市町村の取

り組み状況も参考にし

ながら研究していきた

い。

  これまで旧町ごと

4会場で行われていた

「移動行政懇話会」の

内容や名称を見直し市

民に市政をより身近に

感じてもらえるように

「市長と語ろう!タウ

ンミーティング」が開

催された。どの会場も

若い世代の参加者が少

なく、テーマを絞った

内容を深める点では、

今後の検討が必要。参

加しやすい工夫を。

  移動行政懇話会と

いう名称を変更し、鷹

巣会場は土曜日の夕方

に開催した。結果とし

て、それほど参加者が

増えず若い世代が少な

かった。アンケートな

どを参考に、内容や周

知を含め検討を行って

いきたい。

問 介護保険料はどう変わる

議員…税等の収納対策は

市長…全庁あげて取り組む

問 自主防災組織を早急に

答 問

員…学校給食に地産地消を

教育長 …生産者と連携し進める

問 答

昨年開設した「特養永楽苑 アネックス」

9月の給食だより

長崎 克彦 議員  (清和会)〔一問一答方式〕

久留嶋 範子 議員(共産党議員団)

〔一問一答方式〕

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

Page 8: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号8

一般質問

  国の生産調整が今

年で終わり平成30年か

らは国の関与から生産

者の判断でということ

になりました。この変

化に農家の戸惑いが見

受けられますが、今後

の当市における主食用

米の生産の見通しをど

う見ているか。また、

国の戸別補償7500

円も廃止になることか

ら、これに替わる対策

が必要であると考える

が。

  国の実施している

転作の交付金などの経

営所得安定対策のほと

んどが今後も継続する

ということで大きく営

農方針が変わらない主

食用米の需要は減少が

続くことから、市とし

ては青果物等の品目へ

取り組む。また、交付

金7500円を廃止さ

れた後の農家の支援は

  阿仁診療所の改築

については、平成30年

を目途に建設するとい

う方針が出されており

ます。建設場所につい

ては、検討委員会で示

された現在地と地元住

民から出ている阿仁支

所周辺に建設してほし

いということで考えが

二分されています。こ

の違った考えをどう整

理していくか。また、

建設規模とこれまでの

3科体制を維持してい

こうとしているか。

  設置場所について

は、現在地での建て替

えと阿仁庁舎周辺を比

較し、建設費の概要や

概算費用等の問題点を

洗い出し、関係者から

の意見聴取を図りなが

ら取りまとめて総合的

に判断したい。診療科

収入保険がスタートす

ることから価格が下落

した場合、農家収入を

カバーすることになる。

目は現在の体制とし、

概算事業費は3億60

00万円。また、解体

する施設費と合わせる

と約5億5000万円

を見込んでいる。

  教育長の交代によ

る新教育長の今後の教

育方針は。

  今いる子どもたち

に本市の将来像をイメ

ージさせ、自分たちの

手でこの地域を支えて

いく強い気概を持たせ、

そのために学ぶという

目的意識を芽生えさせ

たい。

  防災ラジオ整備事

業について、聴覚障害

の方はもちろんのこと

耳の聞こえが悪い方に

ついても、文字表示機

能付きのラジオの配布

を要望しますが、お考

えを伺います。

  聴覚障害のほかに

もさまざまなケースが

考えられます。同居し

ている家族の状況や、

公的支援の状況を確認

しながら、文字表示機

能付きラジオを配布し

ていく予定です。耳の

聞こえが悪い方につい

ては、状態確認が難し

いとは思いますが、ご

相談をいただければと

思います。

  「市長と語ろう!

タウンミーティング」

の今後の課題と、対応

策について伺います。

  今後は若い世代の

方々が興味や関心を持

つテーマの選択などを

検討しながら行ってい

きたいと思います。

  各自治会や町内会

へ行なった空き家や、

ごみ集積所、防犯街灯

に関するアンケート調

査について、分析した

結果を伺います。

  空き家のアンケー

ト調査は、所有者と自

治会や町内会の会長宛

に行ないました。集計

は9月末までに終える

予定ですが、解体に関

しての補助を要望する

意見が多く寄せられて

いるようであります。

集計後には空き家対策

協議会を行なう予定で

すが、具体的な取り組

みに反映するべく方針

を協議いたします。

 ごみ集積所と防犯街

灯のアンケートは、自

治会や町内会の会長宛

に行ないました。ごみ

の集積庫がない場合は、

補助金を活用しネット

でカラス被害を防いで

いるようであります。

防犯街灯については、

LED灯と蛍光灯等と

の、街灯1本につき電

気代の格差が見られま

したので、更に防犯街

灯設置補助の周知と拡

大を図ります。  

農業政策の変化にどう対応

議員…阿仁診療所の建設規模は

市長…概算で3億6千万を見込む

答 問

防災ラジオで情報共有

議員…耳の聞こえが悪い方は

市長…ご相談をお寄せ下さい

答 問

答問答

〔一問一答方式〕

〔総括質疑方式〕吉田 仁吉郎 議員(清和会)

  武田 浩人   議員(緑風・公明)

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

LED街灯で経費節減

変わる農業政策

Page 9: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

一般質問

  ケアタウンを民間

に移管するとのことだ

が、有償か無償か。

  無償。

  施設は市の財産で

あり市民の財産。譲渡

するにしても、市民や

議会が納得できる適正

価格で売却すべきでな

いか。

  今後、修繕や維持

費に多額の費用がかか

る。特別養護老人ホー

ム森泉荘を移管したと

きも無償だった。

  そういうのを前例

主義という。行政の好

ましくない慣習だとし

て戒められているでは

ないか。しかも移管す

るとき森泉荘には借金

がなかった。ケアタウ

ンには建設費の借金が

  来年度から国保が

都道府県ごとの制度に

なるが、保険料につい

ては引きつづき各市町

村が決めることになっ

ている。当市は今年度

大幅に値上げし、来年

また上がるとなったら

市民は大変。値上げし

ないように。

  現時点で来年度の

保険料がどうなるかは

言えないが、値上げに

ならないよう努力した

い。

  今年3月議会で提

案された値上げ案に私

は「均等割の値上げは

子どもがたくさんいる

世帯ほど高くなる。少

子化対策に逆行する」

と反対した。残念なが

ら他議員の賛同は得ら

9億円残っていたので

市の財政から一括して

繰り上げ返済したばか

り。同列に論じるのは

間違っている。譲渡す

るなら有償にすべきと

私は考えるが、決める

前に議会に相談してほ

しい。

  今後、相談する。

れなかったが、少子化

対策にがんばることを

言いながら子育て世帯

への負担を重くするの

は矛盾である。子ども

にかかる均等割は免除

または減額すべきでな

いか。

  研究してみたい。

問 施設の無償譲渡に疑問

議員…国保税再値上げやめて

市長…検討し努力したい

答問 問

〔一問一答方式〕

〔一問一答方式〕大森 光信    

 

議員 (みらい)

 板垣 淳 議員(共産党議員団)

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

民間移管を予定しているケアタウン

 

人口減少による人

材、労働力不足が深刻

化し、市内の経済力低

下につながっていると

考えるが、どう考えて

いるか。

  求職者側と求人の

職種、給料、雇用形態

等で、ミスマッチが生

じていることや、少子

高齢化による人口減少

も影響を及ぼしている。

  人材や労働力確保

のため、市ではどのよ

うな政策を展開してい

くか。

  資格取得支援事業、

雇用促進交付金、新規

開業者等支援補助金な

どの就労支援を実施し

ており、今後も新たな

事業分野への助成制度

等を検討する。  

 

 障がい者の社会

参画を促すように、あ

るいは差別なく就労で

きるように市が啓発す

べきと考えるがどうか。

  就業と生活上のサ

ポートを総合的に行う

「北秋田障がい者就業

・生活支援センター」

が開設し、就労のため

の基礎訓練や実践的訓

練、そして就労の斡旋

や就労してからの定着

支援が行われている。

また「障がい者差別解

消法」の施行に伴い、

制度周知のチラシを配

布しており、説明の依

頼があった団体には赴

いて説明会を開催して

いる。

  子育て世帯が移住

定住する上で、重要視

している点と対策は。

  地域に子どもが増

え、地域の活性化にも

なることから、大いに

期待している。その支

援策としては、子育て

における育児相談や保

育の支援、医療費の無

料化などの支援策を展

開している。

  小中学校への短期

留学事業を拡充し、教

育に特化した移住政策

に取り組んではどうか。

  短期留学事業は宿

泊施設以外に、指導員

の確保、学校側の受入

体制などの調整が必要

である。今後も教育の

質の高さをPRし、移

住促進を図るという視

点からも関係機関と協

議したい。

人材労働力不足対策を

議員…障がい者雇用の推進を

市長…障がい者社会参画を進める

答 問

教育留学を受け入れている合川学童研修センター

Page 10: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号10

保育料無料化等支援を

議員…旧合川高校の利活用を

市長…解体も視野に検討する

  婚活支援策充実を。

  当市では、総合政

策課を相談窓口に県や

県内市町村及び賛助団

体で構成する「あきた

結婚支援センター」と

連携し、相談や出会い

イベントの情報提供な

ど支援を行っています。

平成28年度からセンタ

ー入会登録料の全額助

成を行っており、平成

29年10月からは月1回

市役所内に出張センタ

ーを開設。出会い創出

イベントへの参加経費

助成も検討しています。

結婚新生活支援事業で

居住費等に、上限24万

円の助成を行います。

  子育て支援充実を。

  施設保育及び在宅

  合川球場と旧合川

高校の利活用について

「公共施設等総合計

画」を受けての方針は。

  合川球場は、今後

も維持管理に努め、駐

車場の整備も予定して

おります。旧合川高校

は、老朽化が著しく、

解体を視野に検討し、

北秋田市公共施設適正

化方針に基づく個別計

画で、利活用の可能性

保育支援は充実してい

ると認識しております。

保育園では、通常保育、

延長保育、一時預かり

事業、病児病後児保育、

育児指導などの相談事

業を行っており、在宅

保育では、一時預かり

事業、子育てサポータ

ーの派遣、つどいの広

場事業、相談事業の利

用者が多数です。保育

士不足による待機児童

は、今年度初めて3名

答問

結婚なんでも相談窓口

議員三浦 倫美 (共産党議員団)

〔一問一答方式〕

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

発生し、現在は1名で

す。保育料は、助成や

軽減策を今後も継続し、

県との連携も進めます。

秋田県では次年度以降

の少子化対策の大きな

目玉である「すこやか

子育て支援事業」に向

けて各市町村の現状把

握に努めている段階で、

県と市町村の担当会議

を開催し、保育料の軽

減策等を模索中です。

議会改革・活性化への取り組み

論点整理と自由討議

  議会運営委員会では、7月18日

から20日、京都府亀岡市、兵庫県

宝塚市において議会改革等につい

て所管事務調査を実施しました。

 歌劇のまちとして知られる宝塚

市では、議案審査において、委員

会での論点整理のため、議員同士

が自由討議で議論を深め、合意形

成に努めていました。

 また、開かれた議会を目指し、

議会で審議された結果を報告する

議会報告会のほか、発言者を公募、

テーマを設定し、議員個人の意見

や考えを述べることができる意見

交換会を実施しています。

 今回の視察を踏まえ、今後は、

口頭で行われている委員長報告を

書面で配布、自由討議への取り組

み、常任委員会の月例開催、施政

方針に対する代表質問などについ

て協議することを確認しています。

 亀岡市では、平成10年10月から

議会改革に取り組み、その一環と

して、議会のインターネット中継

(後にスマートデバイス対応)、

閉会中においては、月例常任委員

会を実施していました。

 また、決算特別委員会を、3つ

の常任委員会による分科会とし、

6月定例会で設置後、7月から8

月にかけ審査を行い、次年度予算

編成に生かすため、議会独自の事

務事業評価を9月に実施していま

す。

〜議会運営委員会所管事務調査

〜議会運営委員会所管事務調査

〜議会運営委員会所管事務調査

所管事務調査報告所管事務調査報告

所管事務調査の様子(兵庫県宝塚市)

所管事務調査の様子(京都府亀岡市)

亀岡市・宝塚市を視察研修

亀岡市・宝塚市を視察研修

亀岡市・宝塚市を視察研修

を含めた具体的方向性

を検討してまいります。

一般質問/所管事務調査報告

Page 11: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

11

阿仁合駅舎の

  

機能拡大を図る

秋田内陸縦貫鉄道㈱へ

   財産の無償譲渡

秋田内陸縦貫鉄道㈱へ

   財産の無償譲渡

秋田内陸縦貫鉄道㈱へ

   財産の無償譲渡

臨時会臨時会 平成29年北秋田市議会第2回

臨時会が8月8日に開かれ「財

産の無償譲渡について」1件が

上程され審議の結果、全会一致

で原案のとおり可決されました。

 財産の無償譲渡については、

阿仁合駅舎右側の阿仁町商工会

館の建物を秋田内陸縦貫鉄道㈱

に無償譲渡するものです。

 阿仁町商工会館は、旧阿仁町

商工会が昭和63年11月に総事業

費5001万円で建築したもの

で、商工会合併後の北秋田商工

会となってからは、商工会阿仁

支所として使用されていました

が、今年の3月に商工会から支

所の廃止による市への無償譲渡

の申し出があり、7月26日に無

償譲渡契約を終えています。

 今回、無償譲渡するにあたり、

阿仁合駅舎の機能拡大を図るこ

とを主眼に、待合室の拡大、こ

ぐま亭の移設拡大、観光案内所

の新設、トイレのバリアフリー

化などによる観光拠点としての

施設整備を図るとし、9月上旬

から建物の改修工事に着手、来

年の3月20日頃に完成する見込

みとなるものです。

財産の無償譲渡について審議が行われた

阿仁合駅舎の機能拡大を図る

調査結果を松尾議長に提出

本委員会は平成28年12月13日、議

会映像配信について調査研究を行う

ことを目的に配置され、協議案件と

して、主にインターネットによる議

会映像中継配信について議論を深め、

運用方法や仕様に関して平成29年8

月3日に開催しました第7回の委員

会で取りまとめを行いました。

 主な内容については、本会議の中

継について、インターネット生中継

配信をし、録画中継機能も追加する

ことやインターネット配信の際は、

本庁舎のみではなく、各庁舎や北秋

田市民ふれあいプラザをはじめとし

た公民館等の市の主な公共施設でも

視聴可能にすること、また、視聴は

パソコンだけではなく、スマートフ

ォンやタブレットでも可能にするこ

となど、市民に開かれた身近な議会

を目指し、わかりやすく速やかに議

会情報を配信し、市民が参画できる

議会運営となるよう提案し議長に報

告書を提出しました。

(委員長

武田 浩人)

議会映像配信特別委員会報告

議会映像配信特別委員会報告

議会映像配信特別委員会報告

臨時会/議会映像配信特別委員会/議会全員協議会

第3回議会全員協議会

 第3回市議会全員協議会が10月10

日に開かれ、在宅複合型施設「ケア

タウンたかのす」の民営化について

協議しました。

 当局から「平成29年3月に策定し

た北秋田市公共施設等総合管理計画

に基づき、民間でできることは民間

に委ねることを基本とし、譲渡等に

ついて検討してきた。また、民営化

の実施時期は平成30年4月1日から

移管、運営法人等は公募とし、建物

及び備品は無償譲渡、土地は無償貸

与(20年間)でその後は市と再協議

する」と説明がありました。

 これに対して議員からは「もっと

早く説明するべき」「適正価格での

売却を強く要望する」など無償譲渡

に反発の声や市の姿勢を批判する声

が上がりました。

 津谷市長は「説明が遅くなったこ

とは申し訳なく思う」として市の方

針への理解を求めました。

Page 12: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

きたあきた市議会だより第54号12

一般会計決算特別委員会

特別・企業会計決算特別委員会

慎重な審査が行われた決算特別委員会

 今定例会には、平成28年度各会

計決算の認定23件が提案されまし

た。

 各常任委員会から選出された委

員は次のとおりです。

▽委員長  佐藤 光子

▽副委員長 小笠原 寿

▽委 員  三浦 倫美

      福岡 由巳

      佐藤 重光

      長崎 克彦

      松橋 隆

      庄司 憲三郎

      関口 正則

▽委員長  吉田 仁吉郎

▽副委員長 久留嶋 範子

▽委 員  山田 博康

      大森 光信

      佐藤 文信

      板垣 淳

      中嶋 洋子

      武田 浩人

      堀部 壽

決算特別委員会設置

決算特別委員会審査報告

一般会計及び特別・企業会計決算特別委員会

平成28年度各会計決算認定案

23件が各委員会に付託され、去

る9月12日の委員会構成から、

10月4日までの期間において、

特別委員会を開催しました。

本委員会に認定議案として付

託された事件は、1件でありま

した。

 審査の最終日には、市長、副

市長、教育長に対して総括質疑

を行い、認定・不認定の判断に

資しました。

 付託された「一般会計歳入歳

出決算の認定」については、各

所管の決算審査のほかに、総括

質疑においても「指定管理の在

り方」「高齢者施策」「財政問

題」「市有財産・施設の対応」

「児童健全育成」「各事業の展

開状況」など多岐に渡る質疑が

あり、各委員より当局に対し、

様々な角度から貴重な意見や提

言も多く出されました。決算審

査の内容は、監査委員の意見も

踏まえ、次年度以降の「予算編

成の指針」としても、大いに期

待できる審議となりました。

 なお、慎重審査を経た結果、

一部の意見の一致がみられず、

討論では「市長は4年前に、こ

本委員会に認定議案として付

託された事件は、22件でありま

した。

 審査の最終日には、市長、副

市長に対して総括質疑を行い、

認定・不認定の判断に資しまし

た。

 介護サービス事業特別会計歳

入歳出決算の認定について「ケ

アタウンたかのすは平成29年度

末には、現在の指定管理が終了

することは分かっており、約9

億円の一括繰上償還の提案をす

る際、今後の方向性も含めて議

会に相談するべき」との質疑が

あり、当局からは「今後の方向

性については、今年3月に策定

した北秋田市公共施設等総合管

理計画の中で、民間への譲渡等

も検討していくとしたことから、

一般会計決算特別委員会

れ以上の借金は増やさないと選

挙公約したが、増やし続けてい

る。平成28年度は減ってはいる

ものの、これはクリーンリサイ

クルセンター建設費の工事の都

合で、一部が翌年度に繰り越し

になったもので、実際は増えた

ものと同じである。市民との約

束を守らない予算は認めること

ができない」との反対討論があ

りましたが、採決の結果、賛成

多数で認定すべきものと決しま

した。

庁内検討会議などで民営化につ

いて検討し、入所者が同一事業

所により継続的に安心・安全な

サービスを受けることができる

ようにするもの」との答弁があ

りました。

 病院事業会計では、一部の意

見が一致せず「市の負担金が重

くなってしまう状態は慢性化し

ており、根本的な改善のために

は厚生連との協定を見直し、家

賃分の負担を求めるなど協議し

ていくべき」「指定管理料等の

改善については、監査委員の指

摘もあり、早急に協定のなかで

市がもっと主張すべき」との反

対討論がありました。また、

「医師確保が厳しい状況のなか

で、経費削減等、収益改善が図

られており、地域医療として北

秋田市民病院は非常に重要な役

割を担っている」との賛成討論

がありました。採決の結果、全

て認定すべきと決しました。

特別・企業会計決算特別委員会

Page 13: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

13

議会報告会

 参加者は8人と少なかったです

が、活発な意見が続きました。議

員に対しては、報酬上げても活動

が沈滞している。期待していない

という厳しい意見もありました。

タウンミーティングについても質

問時間が少なく内容も検討してほ

しいとの意見や駅前活性化につい

ては、市日に出店が少なくなって

いるので支所の駐車場を利用して

直売所ができないかなどの意見も

ありました。出された要望などは

次回の報告会でどのようになった

か継続して知らせてほしいとのこ

とでした。

議会報告会

 北秋田市議会基本条例が

施行となり、4回目となる

議会報告会を平成29年8月

31日(日)に市内4個所で

同時に開催し、合計57人の

ご参加をいただきました。

 当日のご意見・ご要望に

ついては、議会運営などへ

の貴重なご意見とし、議会

運営委員会で議会として内

容を協議したうえで、市長

に文書で報告する予定です。

 お忙しい中ご参加してい

ただきました市民の皆様あ

りがとうございました。今

後とも多数の方のご参加を

お願いします。

【3班】 合川地区

【1班】 阿仁地区

佐藤重光、中嶋洋子、久留嶋範子、松橋 隆、関口正則

福岡由巳、松尾秀一、山田博康、佐藤文信庄司憲三郎

 コムコムには22人が参加。こ

の1年間の主な議案などについ

て報告したあと、質問や意見を

受けました。これまでの報告会

では市民病院の経営状況や医師

不足について質問、意見が多く

出されていましたが、今回も同

様で「議員として分析・追及が

甘い」「市民病院への指定管理

料は半分にしてもらいたい」な

どの意見が相次ぎました。さら

には日頃の活動を「がんばって

いる議員もいれば、何をしてい

るかわからない議員もいる」と

の厳しい指摘もありました。

【2班】 鷹巣地区

【2班】 鷹巣地区

【4班】 森吉地区

黒澤芳彦、三浦倫美、大森光信、小笠原 寿、堀部 壽

板垣 淳、佐藤光子、吉田仁吉郎、武田浩人、長崎克彦

議会報告会(鷹巣地区)

皆さまからの請願・陳情と意見書提出

件   名 請願・陳情者氏名 結果 意見書

全国森林環境税創設促進議員連盟 会長 板 垣 一 徳(新潟県村上市議会議員)

連合秋田大館地域協議会 議長 碇 谷 博 人

青鷹ブルーホークス代表 成 田 康 浩

小学校の統廃合にかかわる合同チームの結成、スポーツ小年団の結成に関する請願書

「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情について

地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての陳情

議会報告会/請願・陳情

 私達4班は、森吉コミュニテ

ィセンターで第4回の議会報告

会を開催しました。

 参加者は10名と少ないながら

も熱心な討議がなされました。

 主な内容は、防災ラジオの配

布について、内陸線と観光につ

いて、災害時の避難勧告とその

対応について等身近な問題につ

いての提言がなされました。ま

た、報告会のあり方については、

もう少し報告会場を増やして細

やかにやってほしいとの要望が

ありました。

 参加者は17人。最初に議会側か

ら報告し、質疑では多くの発言が

ありました。特に地元に関係する

問題に質問が集中。例えば、阿仁

診療所の改築場所、マタギの里観

光開発㈱の経営状況、保育士の処

遇改善、森吉山観光開発、内陸線、

防災無線、上水道の濁り等々時間

が足りませんでした。阿仁診療所

の改築場所については、意見が分

かれている状況から阿仁地域でア

ンケートをとるなど公平な意見を

出すべきとの提案がありました。

不採択

採 択

継続審査

提 出

Page 14: 7億4890万7千円を原案可決...3 賛成・反対討論 ※発言順に掲載しています ※議長は、過半数で議決すべき場合には、法第116条第2項で「議員として議決に加わる権利を有しない」とされ

No.54

編集 広報公聴特別委員会

発行 北

秋田市議会

〒018-

3392 秋田県北秋田市花園町19番1号

0186-62-6624 FAX0186-62-4845

きたあきた市議会だより

北秋田市議会だより

第54号14

※市議会では、市民の皆様に議会

への関心と、より身近で親しみを

もっていただくような議会報の取

り組みとして、「市民の声」を掲

載しております。

 また、開かれた議会を目指して

おりますことから、皆様には議会

の傍聴を議員一同、心よりお待ち

申し上げます。

皆様の「声」を

   募集します!

【募集内容】 

 北秋田市内で撮影した四季折々

の行事や風景など「市議会だより

きたあきた」の表紙にふさわしい

写真で、次のいずれにも当てはま

るものを募集します。

①応募者本人が北秋田市内におい

て、おおむね1年以内に撮影した

もの。

②未発表のもの。

③2~4MBのデジタルデータ(JPG

形式)で提供できるもの。

④人物が特定できる場合は、被

写体の承諾を受けたもの。

⑤個人の所有物を被写体とした

場合は、所有物の承諾を受けた

もの。

【応募方法】

 応募用紙と応募写真をEメー

ルに添付して御応募ください。

詳細については、市ホームペー

ジ内の北秋田市議会「市議会だ

より」に掲載しております。

 応募先メールアドレス

[email protected]

【応募期間】

 年間を通して随時応募を受

け付けますが、季節・時期等

を感じる作品については、発

行日の1カ月前までにお願い

します。

【発行日】

 5月1日・8月1日

11月1日・2月1日

『表紙写真の募集について』

広報公聴特別委員会

 

長 福岡 由巳

 副委員長 久留嶋範子

 委  員 長崎 克彦

      吉田仁吉郎

      武田 浩人

      三浦 倫美

次の定例会と各常任委員会は「12月」です

市民の皆さまの傍聴をお待ちしています

各常任委員会の会場

総務文教(阿仁庁舎)

市民福祉(森吉庁舎)

産業建設(合川庁舎)

               

               

               

               

          

 「市政を学習」「政治学習に参

加する」「地域の活性化は婦人の

力で」重点目標が並びます。まず

議会傍聴を過去に数回実施しまし

た。議場の関係で人数の制限あり

ましたが、期待をし緊張しながら

聞き入りました。

 インターネットによる議会中継

の導入など予定されているとの事

ですが、速やかに実施していただ

ければ幸いです。また、議会報告

会に会員5名と出席したこともあ

ります。立派な「議会だより」が

老後の生活に

  

明るい光を

あるにも拘らず改めて報告会とは

いささか疑問を感じましたが、議

員の方々の話も身近に聞くことが

出来て良かったのかなと思いまし

た。

 一般質問には女性議員の登壇も

多いわけですが女性の立場から、

もう少し追及していただければと

思う時があります。高齢化時代で

す。いろいろな問題があります。

老後の生活に明るい光を見いだし

ていただきたい。

 最後に「Jアラート」に驚き戸

惑いました。緊急時の対策につい

て、市民に周知徹底を図り安全で

安心な住み良い北秋田市により一

層のご活躍を期待しております。

会長 北林 カヅ さん

森吉婦人会