A Unique & Global Healthcare Testing Company

２００８年３月期 決算説明会

代表取締役社長 家次 恒

～決算総括および今後の事業展開～

2

本日のテーマ

n ２００８年３月期 決算総括

n ２００９年３月期 事業展開

連結業績予想

本資料のうち、業績予想等に記載されている各数値は、現在入手可能な情報による判断および

仮定に基づき算出しており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状

況変化により、実際の業績等が予想数値と大きく異なる可能性があります。

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２００８年３月期 決算総括

•決算総括 •トピックス •売上高・経常利益の増減要因 •貸借対照表の増減要因 •キャッシュフローの推移 •配当予定額

4

決算総括

１０７．１％ ９５．１％ １４５ 経常利益

１０１．４％ ９３．２％ ９１ 当期純利益

１１８．２％ １００．２％ １５０ 営業利益

１０９．６％ ９８．９％ １，１０７ 売上高

前年同期比 対 公表 ２００８年３月期

（単位：億円）

659

878

1010

769

1107

150

127

66

107

91

145

135

119

98

56 57

31

91 90

74

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1100

1200

2004.3 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 売上

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

利益 売上高 営業利益

経常利益 当期利益

（億円） （億円）

Ø 売上高 ８期連続、営業利益 ６期連続で最高更新

Ø 海外売上比率の上昇（６２．５％ → ６７．５％）

Ø 日本

ü 新製品市場導入の遅れによる計画数値の未達

Ø 米国

ü ヘマトロジー分野における売上高増加、収益改善

Ø 欧州

ü 直販化の推進（スイス、中欧）

ü 新興国（中東、アフリカ）での伸長

5

トピックス

新製品 アライアンス

Ø 多項目自動血球分析装置ＸＥ－５０００

Ø 全自動免疫測定装置ＨＩＳＣＬ－２０００ｉ

（試薬は順次発売）

Ø ロシュ社と販売サービス契約を更新

（対象地域の見直し、尿検査製品の販売）

Ø ビオメリュー社

ü 尿検査製品の販売サービス契約

を締結

ü ビオメリュー社日本法人へ出資

Ø アイデックス社と動物検査分野に

おける協力体制に基本合意

関係会社・事業所

Ø 中欧での販売・サービス網拡充

（オーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア）

Ø カナダでの直接販売・サービスを開始

（シスメックスカナダ設立）

その他

Ø シスメックスグループ企業理念

「 」を制定

6

売上高・経常利益の増減要因

51.5

10.2 8.7

24.4

1107.2

1010.4

△19.1 21.1

2007.3 2008.3

日本

欧州 中国 ＡＰ

為替の 影響

米州

※各地域の売上は為替の影響を除く

単位：億円

＋96.8億円 135.7 145.4

41.0

11.8

24.9

△54.7

△13.5

2007.3 2008.3

増収による 粗利の増加

販管費 の増加

為替による 粗利の増加

営業外損益 の悪化

原価率改善 による 粗利の増加

＋9.7億円

売上高 経常利益 単位：億円

7

貸借対照表の増減要因

△30.9

1090.2

1012.2

10.5

17.7

10.3

53.0

20.6 △3.6

2007.3 2008.3

現金及び預金

その他

有形固定資産

その他

＋78.0億円

資産の部

1090.2

1012.2

6.1 4.7

69.2

△2.0

2007.3 2008.3

流動 負債

固定 負債

利益剰余金 その他

＋78.0億円

負債・純資産の部

流動

資産

固

定資

産

負債

純

資産

＋70.0

＋8.0

＋67.2

＋10.8

受取手形売掛金

棚卸資産

無形固定資産

単位：億円 単位：億円

8

キャッシュフローの推移

△ 128.8

△78.5

82.7

△11.9

△2.2 △4.5

△66.3

35.9

100.8

△ 35.2

△ 13.1

116.3

△150

△100

△50

0

50

100

150

営業活動CF 投資活動CF 財務活動CF

2006.3 2007.3 2008.3

現金及び 現金同等物の

増減額

単位：億円

※現金及び現金同等物の増減額には、現金及び 現金同等物に係る換算差額も含まれております。

9

配当予定額

３６円

４８円 ４８円 ※ ※

年間

２０．０％

２６．８％ ２６．８％

配当性向

（連結）

２０円 １６円 ２００７年３月期

２８円 ２８円 ２０円 ２０円 ２００８年３月期 ２００８年３月期

期末 中間

※ ※ 年初予想 年初予想 ４０円に創立４０周年記念配当 ４０円に創立４０周年記念配当 ８円を加え４８円に修正 ８円を加え４８円に修正

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２００９年３月期 事業展開

• 環境認識 • 長期ビジョンと基本戦略 • 所在地別の取り組み • ライフサイエンス事業の取り組み • 研究テーマの進捗

11

環境認識

検体検査市場

ü 画像診断企業の 参入

ü 新興国企業による 先進国でのＭ＆Ａ

ヘルスケア産業

ü 新規参入企業の 増加

ライフサイエンス技術

ü 新技術の製品化が 加速

先進国

ü 米国の景気減速 • ドルの一極化離れ

ü 堅調な欧州経済 ü 日本経済は停滞

新興国

ü 経済成長の持続 • オイルマネーの 存在感の高まり

• 原材料高

先進国

ü 高齢化による予防 医療ニーズの拡大

（日本） • 後期高齢者医療制度 • 特定健診・保健指導 • 診療報酬改定

新興国

ü 経済発展に伴う 医療インフラの整備

ヘルスケア産業の成長が加速

グローバル経済 医療環境 競合環境 競合環境

12

日本の検体検査市場における環境変化

検体検査実施料改定比率の年次推移

-7.2

-14.0 -12.0

-10.0

-20.0

-15.0

-10.0

-5.0

0.0

5.0

2000年 2002年 2004年 2006年 2008年

（％）

Ø ２００６年度の診療報酬引き下げにより

厳しい経営状況にある医療機関

Ø ２００８年度改定では

検体検査を含む本体部分はプラス改定

Ø ２００８年４月より特定健診・保健指導の開始

診療報酬改定

特定健診・保健指導

出典： (社)日本臨床検査薬協会 ※２００８年は当社算定

１.０

治療から予防医療へシフト

13

Ø ヘマトロジーのグローバルＮｏ．１カンパニー

Ø 検体検査領域におけるアジアのリーディングカンパニー

Ø ライフサイエンス領域のグローバルニッチカンパニー

がん診断分野における

ニッチ領域の

リーディングカンパニーへ

アジアにおける

検体検査領域の

リーディングカンパニーへ

血球計数分野に加えて

血液凝固分野、尿分野

における

グローバルＮｏ．１の強化

ライフサイエンス

フォーカス

アジア

フォーカス

長期ビジョンと基本戦略

グローバルニッチ

Ｎｏ．１

長期ビジョン A Unique & Global Healthcare Testing Company

14

創立４０周年記念事業

＜２００８年１０月完成予定＞

Ø グローバルベースでの企業価値向上活動

Ø 「“知”の創造と継承」を目指した研究開発拠点（テクノパーク）の竣工

Ø 社会貢献

Ø 創立４０周年記念配当 等

テクノパーク コンセプト：  “知”の創造と継承

15

日本における取り組み（所在地別）

日本

398.0 393.9 375.5

293.2 314.0 255.3

78.7 74.3 66.0

0

200

400

600

800

1,000

2007.3 2008.3 2009.3 0

25

50

75

100

125

150

外部売上高 内部売上高 営業利益

（売上高） （営業利益）

血液凝固測定装置 CS-2000i

全自動免疫測定装置 HISCL-2000i

＜韓国、台湾含む＞

（単位：億円）

【２００９年３月期】

Ø大規模施設の獲得に向けたソリューション提案の継続強化

Øシスメックスの強みを活かした血液凝固・免疫分野への展開

Øシスメックスビオメリュー社からの受託ビジネス開始

Ø ＩＳＯ認証サポートの推進

649.2

【２００８年３月期】

Ø ソリューション提案による大型案件の落札

Ø ヘマトロジー分野での機器販売が低調

Ø 免疫分野、血液凝固分野の新製品投入の遅れ

Ø インフルエンザ検査試薬の販売が低調

Ø 韓国での政府大型案件の獲得

※機器輸出分の利益含む

668.8 712.0

16

【２００９年３月期】

Ø統合医療ネットワーク（ＩＨＮ）に対する販売活動を継続強化

ü オンラインサポートを含めたカスタマーサポートの充実

Ø血球分析装置ＸＥ－５０００の本格導入

Øカナダでの直接販売・サービスを本格稼働

Ø下位市場および開業医市場での販売強化

米州における取り組み（所在地別）

米州

208.4 191.5

230.0

18.0

9.9 5.9

0

50

100

150

200

250

2007.3 2008.3 2009.3 0

5

10

15

20

25

30

（売上高） （営業利益）

（単位：億円）

多項目自動血球分析装置 XE-5000

＜米国、カナダおよび中南米＞

【２００８年３月期】

Ø 北米における統合医療ネットワーク（ＩＨＮ）、血液センター

への販売が好調（ヘマトロジー分野）

Ø 大手検査センターへのヘマトロジー画像分析装置の販売

Ø ＳＮＣＳを活用した提案型販売が好調

Ø 尿・血液凝固分野での機器販売が低調

Ø 中南米におけるヘマトロジー分野が好調 ※ＳＮＣＳ： お客さまの製品とカスタマーサポートセンターの端末をオンライン接続し オンラインサポートやオンラインＱＣを提供するサービス

シスメックス カナダ（※一部）

17

欧州における取り組み（所在地別）

欧州

391.7

315.8

407.0

35.4 46.2

58.0

0

100

200

300

400

500

2007.3 2008.3 2009.3 0

20

40

60

80

100

（売上高） （営業利益）

【２００９年３月期】

Ø総合提案型販売の継続的な強化

Øフランスでの直接販売・サービス開始

Øビオメリュー社とのアライアンスによる尿分析装置の拡販

Ø中東、アフリカなど新興市場への市場拡大

（単位：億円）

シスメックス フランス

【２００８年３月期】

Ø ドイツ、イギリスでの医療制度改革により伸長率が鈍化

Ø 直接販売エリアであるスイス、中欧が好調

Ø 血液凝固分野の機器販売が低調

Ø 新興市場（中東、アフリカ）におけるヘマトロジー分野が

大きく進展

Ø 高付加価値製品への評価の高まり（ＸＥ－５０００体液測定など）

尿中有形成分分析装 UF-1000i

18

中国における取り組み（所在地別）

中国

81.2

68.4

90.0

7.8 8.2 10.0

0

20

40

60

80

100

2007.3 2008.3 2009.3 0

5

10

15

20

（売上高） （営業利益）

（単位：億円）

【２００９年３月期】

Ø上位市場への総合提案型販売を継続強化

Ø血液凝固分野での新製品市場導入

Ø生化学分野での品揃え拡充による中位市場への参入

生化学分析装置 CHEMIX-800

血液凝固測定装置 CS-2000i

【２００８年３月期】

Ø クリーンキャンペーンによる機器販売の停滞が緩和

Ø 検査の質を重視する上位市場への総合提案型販売が好調

Ø 簡易型血球分析装置の入札案件における落札率が低下

Ø 血液凝固分野の機器販売が好調

Ø ドライケミストリー（生化学分野）の販売が好調

19

ＡＰにおける取り組み（所在地別）

ＡＰ

50.2

40.5

55.0

6.0 5.4 3.3

0

10

20

30

40

50

60

70

2007.3 2008.3 2009.3 0

5

10

15

20

（売上高） （営業利益）

＜韓国、台湾除く＞

（単位：億円）

【２００９年３月期】

Ø総合提案型販売の導入によりヘマトロジー分野の販売

を強化

Ø血液凝固分野における販売活動の強化

Øバディ試薬生産工場（インド）での生産本格稼働

バディ試薬生産工場

【２００８年３月期】

Ø マレーシア政府の大型案件を獲得（サラセミア対策）

Ø インドでのヘマトロジー分野が好調

Ø フィリピン、オセアニア地域でのシステム製品の販売が好調

Ø タイでのサポート体制強化による伸長

総合血液検査システム HSTシリーズ

20

ライフサイエンス事業の取り組み

解析システム

ＤＮＡチップ

【２００９年３月期】

Ø日欧における乳がんリンパ節転移迅速診断システムの市場導入促進

ü 米州では治験完了（予定）

ü がん種の拡大（大腸がんなど）

Ø遺伝子解析システム・DNAチップの市場導入促進

【２００８年３月期】

リンパ節転移迅速診断システム

Ø 購入に向けた医療機関における性能評価（フランス、英国、イタリア）

Ø フランスでの高度先進医療制度の適用申請中

Ø 日本において厚生労働省へ申請中

Ø 米国において治験実施中

遺伝子解析システム・DNAチップ

Ø 臨床研究用での市場導入

遺伝子増幅検出装置 RD-100i

21

研究テーマの進捗

n抗がん剤効果予測技術

市場導入 申請/認可 臨床試験 研究

n子宮頸がんスクリーニング技術

n高感度細胞診技術

（臨床研究） （治験）

nがん再発予測技術

n微侵襲グルコース測定技術

n糖尿病シミュレーション技術

治験：認可取得の為の臨床性能試験

臨床研究開始

システム変更中

臨床研究実施中

臨床研究を終了し、治験開始

臨床研究実施中

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２００９年３月期 連結業績予想

• 連結業績予想 • 予想配当額

23

769

878

1010 1107

1180

107

127

91

150 160

98

119 135

145 158

90 74

57

96 91

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 （売上高） 0

50

100

150

200

250

（利益）

売上高 営業利益 経常利益 当期利益

＋６．６％

＋５．１％

＋６．４％

＋８．６％

単位：億円

連結業績予想

Ø 売上高 ： １，１８０億円

２００９年３月期 連結業績予想

Ø 経常利益 ： １５８億円

Ø 経常利益率 ： １３．４ ％

Ø 当期純利益 ： ９６億円

Ø 当期純利益率 ： ８．１ ％

投資計画 Ø 設備投資 ： ９０億円 Ø 研究開発費 ： １１０億円

（想定為替レート：１ＵＳ＄＝￥１００、１ＥＵＲ＝￥１５７）

24

業績予想に係る要因

原価率の改善 販管費の増加

Ø 販売・サービス体制強化に伴う労務費・

経費の増加（カナダ、フランス、中欧など）

Ø ライフサイエンス事業への投資

（治験実施費用、販売体制強化）

Ø 米州における原価構成変更に伴う

販売・サービス費増加

Ø テクノパーク竣工に伴う償却費の増加

※既存設備の償却年数変更による影響は軽微

その他

Ø 直接販売・サービスによる売上比率

の増加（米州、欧州）

Ø 直接販売・サービスエリアの拡大

（カナダ、フランス、中欧など）

Ø シスメックスビオメリュー社からの

受託ビジネス開始（日本）

Ø 会計基準の統一による原価構成の変更

（米州、欧州）

Ø 中国外資優遇政策の変更による増税

Ø ドル安・円高の進行

０８.３期中平均為替レート ： １US$=114円、１EUR=161円

０９.３想定為替レート ： １US$=100円、１EUR=157円

（一過性の要因）

Ø ４０周年記念事業への取り組み

Ø テクノパーク竣工に伴う環境整備

25

予想配当額

４８円

４８円 ４８円

年間

２６．８％

２５．６％ ２５．６％

配当性向

（連結）

２８円 ２０円 ２００８年３月期

２４円 ２４円 ２４円 ２４円 ２００９年３月期 ２００９年３月期

（予想） （予想）

期末 中間

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END ＜お問合せ先＞ シスメックス株式会社 ＩＲ･広報室 ・電話：078­265­0500 ・メールアドレス：info@sysmex.co.jp ・ URL：www.sysmex.co.jp

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