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2017年春 入試問題紹介教科担当者が選ぶ「この1問」
国語担当者が選ぶこの1問
保護者向け総合情報サイト「さぽナビ」で好評連載中の「カコモンにTRY!」の特別版として、数ある難関校のなかから中学受験コースの教科担当者が選んだ、差がつく「この1問」をご紹介します。まだこれらの問題が解ける必要はありませんが、この機会に難関中学の入試問題を体験してみてください。
ここでご紹介した入試問題の解答・解説は、4月27日に保護者向け総合情報サイト「さぽナビ」に掲載します。
空欄に語句を補充して、ことわざを完成させる問題です。ことわざや慣用句は、言葉の問題として独立した大問で出題されるほか、読解問題の一部として出題されることもよくあります。この問題のことわざは、ぜひともおさえてほしいものばかりですし、問題文に登場する「一攫千金」「立身出世」などの言葉の意味を理解していると、文章を読解するスピードに、ぐっと差がついたはずです。ことわざの知識は、言葉の問題を解くためだけでなく、文章を正確に読み解く際にも役立つので、きちんと身につけておきましょう。
ことわざや慣用句をモノにするには、例文と一緒に覚えることがコツです。意味を理解したうえで、そのことわざを使った短文を自分で作ってみると、確実に覚えることができます。Z会の中学受験コースでは、3年生から6年生にかけて、練習問題、ドリル、てんさく問題などで繰り返し、ことわざや慣用句を出題していきます。学年が上がるごとに難度を上げながら繰り返し学習するカリキュラム構成になっているので、学年が上がるにつれて、入試に必要な内容をしっかり身につけられます。
ことわざの知識を身につけると文章の読解にも差がつく
正確な知識が問われる
ことわざの語い問題
正確な知識が問われる
ことわざの語い問題
Y.S.
女子学院中学校 大問一 問五
差がつく! 学習アドバイス
理科担当者が選ぶこの1問理科の入試問題は、身近なものを題材に出題されることがあります。ここでは、自転車で強くブレーキをかけたときのかごの中の荷物の様子についての問題を取り上げました。自転車に乗っているとき、かごの中の荷物は自転車と同じ速さで一緒に動いています。ブレーキをかけると自転車は止まりますが、荷物はこれまでと同じ速さで動き続けようとしてしまいます。かごに荷物を入れた状態で自転車に乗ってブレーキをかけたとき、荷物が倒れたりかごから飛び出したりした経験があると、わかりやすいかもしれません。
今回取り上げた問題は、Z会の中学受験コースでは、6年生3月号で学習する「慣性」についての問題です。このことについては6年生になってから詳しく学習しますが、3・4年生で学習する内容にも、身近な現象と結びつけて考えられるものが多くあります。3・4年生の理科では、基礎的な知識を固めることに加え、身のまわりの自然や事象などに興味をもつことが大切です。体験学習を重視し、自然科学などに関するニュースを見たり、興味をもった事象について調べたりすることをおすすめします。
身近な現象と理科を結びつけて考える
体験があるとわかりやすい
「慣性」の問題
体験があるとわかりやすい
「慣性」の問題
高安 智子
麻布中学校 大問 3 問1
差がつく! 学習アドバイス
算数担当者が選ぶこの1問
Z会中学受験コースの算数では、ドリルで虫食い算(覆面算)を多く出題しており、これは「○○だから□□がいえる」という思考法を養うことに適しています。パズルを解く感覚で取り組めるので、楽しみながら力をつけることができます。また、中学受験コース4年生では、8月に「論理」をテーマとした学習を行います。この回では、与えられた条件を整理して答えを導く練習を積むことができます。Z会の学習も参考にして、日ごろから根拠(理由)を考えることを心がけるようにすると論理的な思考力が高められます。
根拠をもとに判断する論理的な思考力を養っておく
品川 正芳
栄光学園中学校 大問 2
差がつく! 学習アドバイス
社会担当者が選ぶこの1問
3年で身近な社会に対する興味・関心を養い、4年では都道府県の位置や地形、気候の特徴をしっかり学びましょう。また、日ごろから身近な食べ物や工業製品の生産地について、その地域で生産がさかんな理由に興味をもつことが大切です。順位の暗記だけではなく、上位である理由を理解することで学習が定着し、応用力がついていきます。Z会の中学受験コースでは、4・5年で地理について学び、6年で各都道府県の特色について詳しく掘り下げます。入試演習期には、重要な統計資料を扱った問題に集中して取り組みます。
統計資料は順位の暗記だけでなく「なぜ」が大切
角田 顕一朗
浦和明の星女子中学校 問7 (2)
差がつく! 学習アドバイス
「カコモンにTRY!」特別版
計算の性質を題材にした、論理的に考える力を問う問題でした。与えられた条件から答えを絞り込む問題は入試でもしばしば見られます。まずは、(1)、(2)で、「1」以外の数は、「+」を選ぶよりも「×」を選んだほうが、計算結果が大きくなることを意識しましょう。そのうえで、(3)では、一番大きな数の「9」に注目して、「+」を選ぶのか「×」を選ぶのかを考えるとよいでしょう。何を根拠とすればよいかをおさえること、根拠に基づいて結論を出すことがポイントであり、このような考え方が身についているかどうかで差がつく問題です。
東北地方の県の農業について考える問題です。統計資料から都道府県を判断する問題は、入試でよく見られます。各項目でもっとも大きい数値に着目しましょう。まず、米と畜産の数値が大きい2県を特定します。全国的に見ても、この2県は米・畜産の産出額でそれぞれ上位の県です。なぜ上位なのかを、生産がさかんな地域の気候や地形の特色からおさえておきましょう。残りの2県の特定がやや難しいので、差がつく問題といえます。果実の産出額はどちらも大きいので、決め手となるのは野菜の産出額になります。野菜の産出額が大きい県の方は、ごぼうやにんにくの産地です。
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日ごろから関心をもってい
るかで差がつく
統計資料から都道府県を判
断する問題日ごろから関心をもってい
るかで差がつく
統計資料から都道府県を判
断する問題
問7 下線部⑦について。東北地方について、次の問に答えなさい。
(2)以下の表は、青森・秋田・岩手・山形における、米・果実・野菜・畜産の農業産出額をあらわし
たものです。この表で青森県をあらわしているものを、次の(ア)~(エ)から一つ選び、記号で
答えなさい。
米 果実 野菜 畜産
(ア) 1,012 69 241 326
(イ) 508 772 625 815
(ウ) 600 99 258 1,352
(エ) 867 599 386 339
(単位 億円)
(『2016 データでみる県勢』 より作成)
論理的思考力が問われる
条件を整理して解く問題
論理的思考力が問われる
条件を整理して解く問題