affiliate seminar 20081206
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2008/12/6Takeshi KOUNO.2008/12/6
Takeshi KOUNO.
~いくら儲かっても、心が貧しいのはちょっと�~~いくら儲かっても、心が貧しいのはちょっと�~
photo by Kjunstormphoto by Kjunstorm
汝、隣人を愛せよ汝、隣人を愛せよ
自己紹介
• 河野武 / KOUNO Takeshi– 1974年7月3日生まれ。立命館大学経済学部卒。コミュニケーション・デザイナー。
– 1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーランスとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワン専務取締役兼
COOを務める。2005年から2007年までシックス・アパート株式会社マーケティング担当執行役員を
務める。現在は、ブックオフオンライン株式会社取
締役のほか、数社の顧問・アドバイザーを務める。
–近著に「そんなんじゃクチコミしないよ。」がある。
Home or Away ?
ちなみに、
ぼくのブログを読んだことのある方は?
でははじめます
photo by kabilsphoto by kabils
ぼくとアフィリエイトの関係ぼくとアフィリエイトの関係
まんがseek(2000年~2004年)
(すでに閉鎖しているので、画面は2004年当時のキャッシュ)
マンガ専門の
Wikipedia
AllConsuming(2005年~)ブログで話題の
商品ランキング
amazonia(2006年)
(10日で閉鎖したので、画面は閉鎖前のキャッシュ)
Amazonのアフィリエイト互助会
crossreview(2008年~) 100文字限定の簡単レビュー
企業側として
• ビーケーワン–自社システム
• ブリーダープログラム–いまはASP利用らしい
• シックス・アパート– ASP利用
• ブックオフオンライン– ASP利用
photo by FlyNutAAphoto by FlyNutAA
愛と金儲けのマトリクス愛と金儲けのマトリクス
アフィリエイトの現状
• 企業にとって–成果報酬はノーリスクなので望ましい形
• 露出やクリックにお金を払うのはイヤ–いまやECサイトの売上に大きく貢献
• 楽天は30%? Amazonは40%?• もうやめられない• 総務省の調査では、アフィリエイト経由の流通総額は年間5,510億円
• 個人にとって– Google AdSenseと並び、収益源の中心に
• そんなに儲からないと思うけど%–商品画像などを手軽に引用できる利点も
アフィリエイト発展の背景
• インターネットの普及– 利用者数が圧倒的に増えた
• ASPのがんばり– 営業、営業、営業!
• ECサイトの積極的な参入– 事例化すれば早かった
• 初期アフィリエイターのがんばり– 啓蒙&事例作り
• 検索エンジンの利用拡大– SEO、SEO、SEO!
• ブログの登場– Web2.0
2004年頃に急に増えた印象
愛と金儲けのマトリクス
愛と金儲けのマトリクス
左に行くほど
金儲けが目的
上に行くほど
企業や商品への
愛情が強い
2000年~2003年頃(日本のアフィリエイト黎明期)
出来事
Value Commerce開始1999年Amazon日本上陸2000年A8.net開始LinkShare開始2001年
専門的な
アフィリエイト
サイト
geocitiesなどの個人ホームページ
SPAMサイト
肉食系
アフィリエイターの脅威
肉食系
アフィリエイターの脅威
photo by gogen001photo by gogen001
最近の傾向
最近の傾向
企業による
CGMサイト(APIを利用)
個人ブログ
SPAMサイト2.0
肉食系アフィリエイターと草食系アフィリエイター
肉食系アフィリエイターと草食系アフィリエイター
• 肉食系アフィリエイターの特徴–金儲けだけが目的で、商品への愛はない–料率だけで簡単に乗り換える–儲けるためなら何でもやる
• SPAMって何? 食えるの?
– コピーサイトを量産する• 草食系アフィリエイターの特徴–その商品や企業が好きだからやっている
• 自分が好きだから応援したい• べつに儲からなくてもいい
–基本的にひとつのサイトを運営• コツコツとブログを書いたり、ファンサイトを作ったり
肉食系アフィリエイターと草食系アフィリエイター
• 肉食系アフィリエイターの特徴–金儲けだけが目的で、商品への愛はない–料率だけで簡単に乗り換える–儲けるためなら何でもやる
• SPAMって何? 食えるの?
–いくつもサイトを立ち上げる• 草食系アフィリエイターの特徴–その商品や企業が好きだからやっている
• 自分が好きだから応援したい• べつに儲からなくてもいい
–基本的にひとつのサイトを運営• コツコツとブログを書いたり、ファンサイトを作ったり
ほっといていいの?*HOTTOKENAI*
肉食系アフィリエイターの手口
• SPAMツール/手法の氾濫–ブログ量産、コピーサイト量産
• 自動生成• ワードサラダ
– コメント、トラックバック送りまくり–情報商材仕込みのテクニック
• とりあえずcookie食わせろ• 自動生成ツールを使え• バックリンク用サイトを量産• etc%
商品やECサイトへの愛情なんて
どこにもない
増殖する肉食系アフィリエイター
• アフィリエイトが儲かると煽った情報の氾濫–雑誌、書籍が多数–情報商材もたくさん
• ほんとに誰でも儲かるの?• 最悪ツールの流通– トラックバック送りまくりツール–全自動サイト量産ツール
(あるツールの紹介文より)
(これは著者の問題ではなく、扇情的
なタイトルをつけたがる編集者の問題)
例えばこんなツール
例えばこんなツール
肉食系アフィリエイターがなぜ増え続けるのか?
• 撲滅運動、啓蒙活動の不徹底–企業は売れているから黙認– ASPは売れれば手数料が入るので放置
ASP
とりあえず
売れてるし
いいか
手数料の
ためにも
黙認
もっと
儲けたい
アフィリエイター
ECサイト
肉食系アフィリエイターがなぜ増え続けるのか?
• 撲滅運動、啓蒙活動の不徹底–企業は売れているから黙認– ASPは売れれば手数料が入るので放置
ASP
とりあえず
売れてるし
いいか
手数料の
ためにも
黙認
もっと
儲けたい
アフィリエイター
ECサイトみんながハッピーだから対策が進まない
ECサイト(企業)にリスクは本当にないの?
• 企業のリスクはある–たとえば、新聞の拡販員が悪いことをした場合、ダメージを受けるのは新聞社
• 新聞の場合、新聞販売店がらみの報道が消極的なのでダメージは少ないけど
• 将来的に企業イメージが悪化する– 「詐欺まがいで売られてた商品でしょ」– 「あそこのアフィリエイトってSPAMだらけだよね」
• もっとも、ネット内のクチコミなので、世の中で広まるほどではないけど、
いつマスコミが取り上げるかわからない
例:新聞拡販員(新聞販売店従業員)がらみのトラブル
上:毎日新聞(2008.5.29)左:産経ニュース(2008.5.7)
最終的に被害を受けるのはECサイト
• 企業の方へ–もう一度言います
• アフィリエイターの方へ–あなたの大好きなECサイトや商品の悪評が広まってしまってもいいんですか?
悪徳アフィリエイターによって
引き起こされるリスクを
背負う覚悟があるのですか?
photo by R'eyesphoto by R'eyes
ぼくたちにできることぼくたちにできること
肉食系アフィリエイター撲滅に向けて、行動しよう
• ECサイト側で情報共有–ブラックリスト作り
• パトロールの分担• 日本アフィリエイト・サービス協会でやってる?
• 善良なアフィリエイターの応援を求める–自社のパートナーを啓蒙
• 友好的なアフィリエイトサイトの紹介–良いサイトにバックリンクと送客をECサイトから意識改革をしなきゃ始まらない
日本アフィリエイト・サービス協会
ぽぷる(http://pople.jp/)pople
ということで
Yes,we can!!
もちろん、お金は大事だけど、
守らなきゃいけないモノがある。
例えば、誇りとか。愛とか。
thank you!
• ご清聴ありがとうございました• 興味のある方はぜひご連絡ください– [email protected]– http://smashmedia.jp/blog/–検索してもOKです