ブロックチェーン概論 blockchain introduction by tomoaki sato

Post on 17-Jan-2017

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ブロックチェーン概論

By Tomoaki Sato

ブロックチェーン概論について

今日のトピック- 1. ブロックチェーンとは何か- 2. 社会的な応用領域- 3. 技術的な概要- 4. 先ずは Bitcoin, Ethereum を持ってみる- 5. スマートコントラクトを書いてみる

ブロックチェーンについてブロックチェーンとは何か

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ブロックチェーンの誕生の背景ブロックチェーンが最初に生まれたのは、Bitcoinを発明するため。

Bitcoinが提起した問題点は、第三者の信頼を必要とする現在の金融取引システムによる、取引コスト、速さ、国家間の隔たり“but no mechanism exists to make payments over a

communications channel without a third party.”

Bitcoinは解決策として、暗号を信頼のベースに出来ないかと唱えた“What is needed is an electronic payment system Based on cryptographic proof instead of trust, allowing any two willing parties to transact directly with each other without the need for a trusted third party.

https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

ブロックチェーンとはタイムスタンプを合意形成が取れたデータに打つ、P2Pネットワークと分散型データベース。

現在 Bitcoin,Ethereum の基盤となっているPoW( Proof of Work)アルゴリズムは、人類史上初のパーミッションレスな環境でのSivil Attackに対する解決策となり、確率的にビザンチン将軍問題を解決し、コンセンサスを取ることが出来るようになった。

ブロックチェーンを見るには?

Bitcoin の場合には、こちらのサイト等からブロックチェーンのデータベース・ネットワークの状態を GUIで見ることが出来る。 https://blockchain.info/ http://blockr.io/ etc. これらのことをブロックエクスプローラーという。

ブロックチェーンのデータのありか

ブロックチェーンには全ての取引記録がマークルツリーというデータ構造で記録されており、https://bitnodes.21.co/ から Bitcoinの場合どれだけ世界にノードがあるかを確認できる

社会での応用領域2

ブロックチェーンの最初で現在最大の応用

ブロックチェーンの最初のアプリケーションは、Bitcoinであり、管理者のいない世界通貨として機能し、

2016年現在8000億円程の通貨流通量と、1000億円 /日の取引量を持って世界で取引されている

ブロックチェーン応用領域

Bitcoin の発明後、 2011 年ごろから Colored coin と呼ばれるBitcoin 以外の通貨、証券等をBitcoin のブロックチェーン上に作ることが出来ないかという動きが始まり、2013年に様々なブロックチェーン上のアプリケーションを簡単に作ることが出来るようにするためのプラットフォームEthereum のホワイトペーパーがVitalik Buterinによって作られ、18億円を集めて Github上での開発がスタートした。

ブロックチェーン関連市場規模

67兆円の市場規模があると経済産業省の資料に記載http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160428003/20160428003.html

非中央集権化、シェアリングエコノミー、効率的なサプライチェーン、全自動化、価値の共通プロトコルの制作等を応用することによって生まれるビジネスについて様々な応用領域が調べられている

技術的な概要ブロックチェーン上でのプログラミングや、データ構造、ネットワークを知るために

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先ずは Bitcoin から

翻訳しました。

日本語版はこちらhttps://www.bitcoinbook.info/translations/ja/book.pdf

Mastering Bitcoin http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1449374042

Bitcoin持ってない人は購入

Bitcoin が日本円で購入できる取引所

Kraken https://www.kraken.com/Coincheckhttps://coincheck.jp/en/Bitflyerhttps://bitflyer.jp/en/Bitbankhttps://bitcoinbank.co.jp/等。。

Ethereum が日本円で購入できる取引所

Coincheckhttps://coincheck.jp/en/Kraken https://www.kraken.com/等。。

Ethereum の場合は、

Ethereum yellow paper by Gavin Woodhttp://gavwood.com/Paper.pdf

Ethereum whitepaper by Vitalik Buterin https://github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paper

Ethereum では分散型ネットワーク上のプログラミングコードのことをコントラクトという

Ethereum yellow paper by Gavin Woodhttp://gavwood.com/Paper.pdf

Ethereum whitepaper by Vitalik Buterin https://github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paper

スマートコントラクト用のプログラミング言語の一つ Solidity

Etheruem 上でスマートコントラクトを書くための言語Solidity のドキュメント http://solidity.readthedocs.org/

Ethereum の公式サイトから行うトークンコントラクトチュートリアルhttps://ethereum.org/

これを後程行います。

先ずは Bitcoin, Ethereum を持ってみる送金・受金を行なってみるのが先ずは一番面白い

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Bitcoin、 Ethereumを“持つ”とは?

世界の全てのノードがA さんが ~~ Bitcoin 持っているという状態に

合意してくれれば良い ( 厳密にはフォークし得る)

右側のような取引データに対して世界の全てのノードが合意すれば、Bitcoinを受け取り、Bitcoin “ ”を 持った ことになる

持つためのウォレット

https://itunes.apple.com/us/app/breadwallet-bitcoin-wallet/id885251393?mt=8

https://play.google.com/store/apps/details?id=de.schildbach.wallet&hl=en

個人で自分で管理する形の所有法人に管理してもらう形の所有

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スマートコントラクトを書いてみるEthereum 上で実際にスマートコントラクトを書いてみる

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スマートコントラクトを“作る”とは?

世界の全ての Ethereumを走らせているノードが~~ というスマートコントラクトがあるという状態に

合意してくれれば良い ( 厳密にはフォークし得る)

上記のような取引データに対して世界の全てのノードが合意すれば、Ethereum 上で、

“ ”スマートコントラクトを 作った ことになる

スマートコントラクトを作って新しいトークンを発行するデモ

Credits of the presentation-design templateSpecial thanks to all the people who made and released these awesome resources for free:

◇ Presentation template by SlidesCarnival◇ Photographs by Unsplash

◇ Thank you for providing me great design !

Thanks!Any questions?他のスライドはこちら

http://www.slideshare.net/tomoakisato35/

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