新春企画・2012年ネット広告予測

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① ソーシャライズ 今年来そうなトレンドということで上がったのが「ソーシャライズ」という  キーワードでした。これは SNS の行動履歴を元にサービスやコンテンツが最適化 されるというものです。 「 2011年はソーシャルメディア元年でしたが、もっと加速されると考えて います。バナー広告もソーシャライズの方向に向かっており、具体的な 事例はこれからとなるが、ソーシャルバナー( Mixi/Nike※ 1)のような事例 が増えると思います。」 Mixi/Nikeは今までのバナー広告に比べ、なんと反応率が通常の 10倍と効果が 顕著に出ているんだとか。 Retty※ 2のようにレストランの検索も条件から という今までの流れだけでなく友人の推薦という重要な付加情報としてソーシャル が利用されるシーンが増えそうです。「今後は社会の殆どの人が Twitter/Facebok のアカウントを持っているという前提 で進むんじゃないでしょうか。」 

二宮 功太氏サイバーエージェント 局長 兼 プランニングディレクター第 7 回、第 10 回のモバイル広告大賞入賞。慶應義塾大学大学院 政策メディア研究科修了。

(聞き手)高見沢 徳明ウエディングパーク コンテンツエンジニアAmeba, WeddingPark にてシステム担当。現在は同社の動画コンテンツクリエーターかつソーシャルメディア担当委員。

② Facebook の勢いさらに UP : もはや Facebookという名前を知らない人がいないくらい市民権を得たと いえそうですが、実態はそこまでいっていないようです。  Facebookは国内では会員が 550万人(出典: SocialBakers2012年 1月 )と Mixiが 1500万人(出典:Mixi決算資料 2011年 9月)と現時点でまだまだ差がある ことから、まだ国内で伸びる余地があるとした上で以下のようなコメントでした。 「他 SNSではソーシャルグラフ※3がどんどん古くなって行くため必然的に 乗換えという流れになるでしょうね。」 すなわち知り合いがどれだけいるかが SNSを利用する決定要因であれば 自分の知り合いが Facebookに移行するのであれば一緒になって出ざるを得ない というわけです。ソーシャルネットワークは一般的に複数を掛け持ちすると いうことはなく、最も使い勝手の良い一つに集約されます。 課題は実名登録へのハードルや如何にして継続して利用させるかという ところでしょう。

年の始は 2012年ネット広告の予測からスタート。サイバーエージェント二宮氏へのインタビューから、 3つのキーワードにまとめました。今回はその前編の2つをお送りします。

脚注※1: 2011年 6月実施の Nike製シューズやバッグなどを自由にカスタマイズできるサービスでデザインされたものが友人のページ上にバナー広告として表示されるというもの。コンテストでデザインを競い、上位者にプレゼント応募という仕掛けになっている。※2:行ったお店を共有するソーシャルグルメサイト。不特定多数の評価よりも知り合いの勧めるレストランなら関心も高まるという新しい切り口が特徴。※3: SNS上の人のつながりを可視化したもの、もしくはつながりそのものを指す。

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