天国のyume.ehon-y.jp/swfu/d/auto-njaasq.pdf天国の ほんの すこ～し手前には...

天国の

ほんの

すこ～し手前には

虹の橋

と

呼ばれる楽園が

あるのです。

この世で

パパやママたちに

とても愛された子たちは

お別れを迎えると

虹の橋へと

向かいます。

虹の橋の

緑と草原と丘の上、

子供たちは

思いきり駆け回り

友達と

一緒に

遊び転げている。

おいしいごはんも

新鮮な水も

温かい日差しも

いっぱい

・・・

みんなは

とっても気持ちよくて

ご機嫌。

病気をしていた子も

歳をとった子も

虹の橋では

元気いっぱいの

姿に戻って

傷ついて

動かなくなった

手足さえ

元通り

・・・

みかちゃんの

心にある

あの

一番輝いていた

じゅりちゃんが

そこには

いるのです。

じゅりちゃんたち

お友達のみんなは

満ち足りた暮らしを

しているのだけど

ただひとつ、

ただひとつだけ

・・・

そう、

ただひとつだけ

・・・

離れ離れになった

みかちゃんのこと

それだけが気がかり

・・・

それは

いつものように

みんなで遊んでいた日の

ことでした。

ふいに

じゅりちゃんは

立ち止まり

遠くを見つめます。

その瞳は

キラキラと輝き、

そのからだは

嬉しさに震えています。

みかちゃんの姿を

見つけたのです。

虹の橋で再会した

じゅりちゃんと

みかちゃん…

その胸に

抱きしめれば

もう二度と

離ればなれに

なることはありません。

なつかしいキスが

みかちゃんの顔に

ふりそそぎ、

みかちゃんは

あの頃と同じように

優しく頭をなでながら

わが子の瞳を

見つめ返すのです。

みかちゃんを信じきって

見つめてくるまっす

な瞳…

お別れしたあの日から

ずっとずっと

片時も忘れる事のなかった

愛おしいその瞳を…

そしてみかちゃんは

愛するじゅりちゃんと

手をつないで

天国の門をく

るのです。

離れて過ごした

何十年もの月日の

たくさんの出来事を

お話ししながら

・・・

じゅりね、

みかちゃんの

家族になれたあの日から

ずっとずっとず～っと

しあわせだったよ

じゅりちゃん

おはよ～

じゅりちゃん

ただぁいま～

じゅりちゃん

おいで～

じゅりちゃん

ごはんだよ～

じゅりちゃん

おやすみ～

みかちゃんの

聞くだけで

元気になったよ

だいすきな

おうち･･･

だいすきな

かおり･･･

だいすきな

みかちゃんの笑顔･･

みかちゃんと

一緒にいるだけで

うれしかった

毎日のお散歩、

車でのドライブ、

本当に楽しかった

じゅりは、

みかちゃんの

家族になれて

たくさん愛されて

世界でいちばん

しあわせな

犬だったよ

次また、

生まれてきても

何回、生まれてきても

ずっとずっと

みかちゃんに

めぐりあい、

家族になりたい

生まれてきて

よかったな

めぐりあえて

よかったな

家族にしてくれて

ありがとう

み

かちゃん、

じゅりが目が見えなくなって、

たくさん心配かけて、ごめんね

だけど、じゅりはみかちゃんの

笑顔、優しさ、素直さ、

たまに素直じゃないところ、

１番知ってるよ。

だから、泣かないで。

とみかちゃんが

本当に大好きだよ。

じゅりは、お空から、

もみかちゃんも

見守ってるからね。

だいすきな

みかちゃんへ

じゅりより