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世界自動車販売と生産の再定義AUTOMOTIVE

Mark Fulthorpe, Director Light Vehicle Production, +44 203 159 3474, [email protected]

19 October 2016 | Tokyo

© 2016 IHS Markit

Contents 世界自動車生産の展望

目まぐるしい世界における根本的変化

新たなモビリティ

新たに浮上したトレンド

柔軟な生産

新たなプラットフォーム力学

まとめ

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Presentation Name / Month 2016

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製品

将来の成長に向けた

戦略製品は何か？

ボリューム

どこに生産拠点を

拡大するべきか？

製造

自動車業界を形作る

産業トレンド

レンジの柔軟性

産業の柔軟性

市場の柔軟性

Automotive Conference – Tokyo | October 2016

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世界自動車生産量

4

60

89

107

50

60

70

80

90

100

110

2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 2023

百万

台 1780万台CAGR 2.6%

8.24.5

2.61.21.1

0.8-0.8

Greater China

South Asia

Europe

Middle East/Africa

North America

South America

Japan/Korea

百万台

回復期後の成長率は鈍化

© 2016 IHS MarkitSource: IHS Markit


CAGR8.3 %


中国

0

5

10

15

20

25

30

35

2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 2023

百万

台

• 経済的な圧力で、成長率は”新常態”へ向かう

• 政府介入でGDP 成長率は6.5%以下に抑制される

• 新の5ヵ年計画がインフラ、NEV(New Energy Vehicle)、共有経済を後押しする

• 二人っ子政策と地域計画で長期展望は均衡化へ向かう

• 製造業の再構築と低炭素開発に順応する都市化


圧力の高まりで成長率は緩やかな水準に、技術を重視

© 2016 IHS Markit.Source: IHS Markit


ブラジル・ロシア・インド・ASEAN

0

1

2

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4

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7

8

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百万

台

• ブラジルとロシアは長引く不況に直面、底を打つ気配がようやく出てきたばかり

• 経済拡大期間中、輸出の多角化失敗が、脆弱な国内需要を補完できない

• インドは政治的行き詰まり後に潜在能力を発揮、インフラ投資が成果をあげる

• ASEANは減速も輸出が貢献、AECが需要を生み出し、既存の地域ハブが強化される


ロードマップをリセット、ブラジルとロシアは失速


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百万

台

7

北米

• 米国の強力な回復サイクルは危機後の再編の成果。生産能力の統制、プラットフォーム統合、輸出への再注力など。

• GM、FCAはカナダの拠点規模を南へ移転する

• メキシコではD3やアジア、

欧州メーカーが更なる生産能力の拡大を続ける

• 海外拠点のローカリゼーションと国内市場の頭打ちが今サイクルの成長を制限する


メキシコが新たな高みに押し上げるも、まもなく停滞期に



欧州

0

1

2

3

4

5

6

7

2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 2023

百万

台

• 5大欧州メーカーは国内回復

強化策の支援を受けるも、Brexitがリスクもたらす

• 北米への輸出は依然として健全だが、中国での現地化が輸出を押し下げる

• 域内の生産拠点の変化は、柔軟性の強化と変化への意欲を反映している

• 中欧が躍進:Daimler Hungary, FCA, GM, Poland, JLR Slovakia, VW Slovakia, Poland


柔軟性がカギ、中欧が再び魅力増す


中欧

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Brexitの世界的リスク

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欧州 -1.0 Mn中国 -680k

中東/アフリカ -420k

北米-550k

南米-280k 日本/韓国 -150k

南アジア-280k

英国 -1.2 Mn2016年～2023年累計調整台数

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英国自動車生産に対するBrexitの影響 – 初期分析

Brexitの英国自動車市場英国自動車プラント

影響領域課題シナリオ短期(1～2年)

長期(3年以上)

短期(1～2年)

長期(3年以上)

マクロ GDP 解消 - - - - - =

金利低下 - - - =

通貨 £/€ £/$ 下落 - - - - / = + + / =

市場へのアクセス

技術規制貿易ルール

貿易協定維持 & 模倣

==

=-/=

==

-- /=

労働市場労働法緩和 = = = +

熟練労働者の移住

厳格化 = - / = = -

終結果 - - - = - / =


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Brexitの影響を受ける英国のオペレーション

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Nissan - Sunderland520,000台

現サイクル 2021年6月

GM - Ellesmere Port110,000台


JLR - Halewood180,000台


Bentley - Crewe13,000台


Toyota - Derby167,000台


JLR - Castle Bromwich; Solihull 405,000台


BMW - Oxford206,000台


Honda - Swindon144,000台


BMW - Goodwood4,400台現サイクル 2021年12月

GM - Luton 76,000台現サイクル 2026年3月



日本/韓国

0

2

4

6

8

10

12

2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 2023

百万

台

• 両国とも消費税カットによる短期的な刺激と混乱の後、長期的に下降・停滞傾向に

• 日系OEMは海外成長率が好転、

近の輸出拡大傾向に対して、為替リスクが高まる

• Hyundai/Kiaは海外展開推進、

北米とインドに参入で成熟・新興市場のミックス


国内生産に制約、海外展開が主体


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OEM成長率分布2015～2023年

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Renault/Nissan+2.4Mn

+3.2% p.a. *

Volkswagen+1.8Mn

+2.1% p.a.

11.2+M

Hyundai+1.4Mn

+2% p.a.

Toyota+1.2Mn

+1.4% p.a.

Honda+1.0Mn

+2.6% p.a.General Motors+0.9Mn

+1.3% p.a.

Suzuki+0.6Mn

+2.7% p.a.

Daimler+0.6Mn

+2.6% p.a

PSA+0.6Mn

+2.1% p.a.

FCA+0.4Mn

+1% p.a.

BMW+0.4Mn

+2% p.a.

Ford+0.4Mn

+0.7% p.a.

中国

インド/ASEAN

成熟市場

世界のその他地域


* p.a. = 年率

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Contents

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世界自動車生産の展望




柔軟な生産


まとめ

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公共輸送 VMTの変化

経済原油価格

テクノロジー

新たなビジネスモデルが

具体化

モビリティの再定義

テクノロジーと社会が根本的変化

を推進

VMT = 車両走行距離

未来モビリティのジグソーパズルピースは落ち着くべきところに収まり始める


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未来のモビリティ・パターンが浮上 (1/2)

• 新たなパーソナル・モビリティの選択肢が浮上・進化し、従来のビジネスモデルの破壊に対する期待が急増

KPMG調査* - エグゼクティブの82%が大規模なビジネスモデル破壊の可能性が「極めて高い」または「ある程度高い」と回答- 昨年はわずか12%だった

現在のOEMが顧客関係を維持すると回答したのはわずか33% - 昨年は 75%だった

IBMの調査**が、2025年までにパーソナル・モビリティの発展が経済や市場動向より重要になる可能性を示唆

消費者の66%が新たなタイプの所有モデルの提供を期待すると回答

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* Source: KPMG Global Automotive Executive Survey 2016

** Source: IBM Automotive 2025: Industry Without Borders 2015

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未来のモビリティ・パターンが浮上 (2/2)

• 先進国市場の自動車文化は急激かつ根本的な変化への

慣れを内在、新興市場の消費者は新たな市場形態に対してはるかにオープンな姿勢を持つ

サービスとしての車よりも従来の所有方式を好む割合: 米国/欧州 ~ 40-50% , その他地域 ~30%, 中国/インド ~20% (KPMG調査)

IBM調査 – 新興市場は成熟市場より20～25%高い「モビリティへの関心」を表明

自動運転車への「関心」の表明は成熟市場でも低く、新興市場でも高かった(日本とブラジルはともに例外)

• プレミアムにチャンス? プレミアムへの影響の可能性は低コストメーカーへの影響と同じく疑問視される

「車に付随する重要なイメージは、洗練されたモビリティ・サービスが支配する未来においてその重要性を著しく失うように見える」 (KPMG調査 “論説”)

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新たなモビリティのメガトレンドは潜在的‘ギガトレンド’に向かう

新たな顧客かく乱要因

カーシェアライドシェア

従来の自動車所有モデル(商品としての車)

共有経済(サービスとしての車)

人間が運転

自動運転

(ロボットとしての車)自律走行

L5

自動車産業に対する

大のかく乱要因

モビリティの新たな形態



求められる新たな製造とは…


より大幅な製品カスタマイズ?

より多様な地域性?

ブランド価値の再考?

消費者により近い製造に対するニーズの高まり?

現在のスケールモデルは柔軟性に欠ける?

製品生産のペースはさらに加速する?

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Contents

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世界自動車生産の展望




柔軟な生産


まとめ


購買コストは削減開発スピードは加速

従来のフロアパン＆トップハット型と比べて

増大する柔軟性と製品生産ペース

サプライヤー

は量的・地理的要件に対応が必要

OEMの購買戦略がサプライヤー部門の統合を推進

2023年までにグローバル・プラットフォームがライトビークル新車生産の69%をサポート

メガ・プラットフォームの時代


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メガ・プラットフォームの時代

2

4

6

5 5

3

5

3 3 3

7

3

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

百万

台 Average volumeper platform2015

Average volumeper platform2023

Number ofplatforms tosupport 80% ofvolume in 2023

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新たなアーキテクチャが短期的に効率を大幅に押し上げる



1プラットフォーム当たりの平均生産量2015年

1プラットフォーム当たりの平均生産量2023年

年間生産量の80%をサポートするプラットフォームの数2023年


Volkswagenの不正は車両生産の次なる課題を明らかにしたか？

“…Mercedes、電気自動車の全車両を公表へ”Bloomberg, 2016年8月

“…電動パワートレインが”自動車を改革する“とJaguarの設計主任語る”

Autocar, 2016年4月

“…BMW、 “i" 電気自動車部門を見直し自動運転技術に重点を置く”

Reuters, 2016年6月

“…Ford、長距離走行可能なEV製造でGMとTeslaに対抗”Detroit News, 2016年4月



新たな車両コンセプトの課題は製造効率 – 柔軟性の大切さ


標準化


新たな自動車利用コンセプトの課題は製造効率 – 柔軟性の大切さ

パーソナル・モビリティ、通勤短縮、配達車両、EVの普及拡大

長距離、ファミリー・モビリティ、都市/都市圏の外側、

ハイブリッド化が依然優勢の可能性


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アジアからの視点

OEM 目標年 HEV PHEV FCV EV 電気化戦略

Toyota 2050 ○ ◎ △ × PHEVが大黒柱、高度にそして深く進化したHEV技術に基づく。その後FCVが続く。

Nissan 2050 △ × ○ ◎ バッテリーEVとレンジエクステンダーEVが大黒柱。e-Bio Fuel-cellが続く。

Honda 2050 × ◎ ○ △ PHEVが大黒柱。i-MMDハイブリッドシステムにより進化、FCVが続く（長期的にHEVはなし）

Hyundai 2020 ◎ ○ × △ HEVが大黒柱。同じモデルからPHEVやEVなどの派生車種を開発する。

定義: ◎= も依存, ○=依存, △= 依存少ない, ×= オプションまたは開発なし


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モジュール・アーキテクチャは電動化の拡大をサポートできるか?

`代替可能な`プラットフォーム構造のコンセプトによる開発の可能性

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• MQBとMEBは連携し運用の見通し

• この“代替可能な”プラットフォーム構造はいずれのケースでも柔軟性と計画の信頼性を確保: BEV boom vs. BEV flop

• OEMがBEVモデルと従来型製品との商品構成について転換または調整することが可能に

MEB (?)“MEBは純電気自動車、ハイブリッド・カー、従来型パワートレインを一つの生産ラインでコスト効率良く生産することを可能にする！

Frank WelschHead VW brand R&D, Volkswagen AG


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まとめ

• 外部からのショックと加速する変化が強いる、展望の純粋な再評価: 2020年代初期の自動車セクターに存在することの意味とは?

• 所有や運転、使い方の新たな様式は、すでに認識されている燃費効率の向上や温室効果ガス削減への動きとともに、これからの主要な決定要因になる

• 顧客は‘自動車中心’体験の比重がより少ない方向へパワーシフトするビジネスモデルに直面している

• 変化は製造に対して具体的な影響をもたらし、OEMは新たな要件に対応。移行段階では効率よりも柔軟性の重要性が増す

• OEMの対応は従来のコンセンサスへの挑戦に変化をもたらす

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