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G7仙台財務大臣・ 中央銀行総裁会議の概要 1財務大臣・ 中央銀行総裁会議 G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai / May 20 th -2 1 st , 2016

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  • G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要

    第1章

    財務大臣・中央銀行総裁会議

    G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai / May 20th-21st, 2016

  • G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

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    1G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    1

    【会議日程】

    日時行         事

    会 場財務省・日本銀行主催 推進協主催

    5 月 18 日(水) 午後 プレスセンター開所

    スタディツアー 

    エクスカーション

    岩沼屋

    5 月 19 日(木) 午後

    (復興庁主催)復興大臣、宮城、岩手、福島各県知事、仙台市長による合同会見

    仙台国際センター展示棟

    G7仙台 歓迎レセプション ・秋保の田植踊、仙臺すずめ踊り、 仙台フィルハーモニー管弦楽団

    仙台国際センター展示棟

    G7写真撮影 ・財務大臣・中央銀行総裁等 仙台城跡 

    財務大臣・中央銀行総裁歓迎夕食会 仙台勝山館

    5 月 20 日(金)会議 1 日目

    午前午後

    G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議・シンポジウム・セッションⅠ

      ホテル佐勘

    午後復興状況視察 旧荒浜小学校南蒲生浄化センター

    プレス等歓迎事業 G7 AKIU フェスティバル 秋保・里センター

    5 月 21 日(土)会議 2 日目

    午前 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議・セッションⅡ、Ⅲ、Ⅳ ホテル佐勘

    午後議長国記者会見 ホテル佐勘

    オンデマンドツアー

    5 月 22 日(日) 午前午後 オンデマンドツアー

     

     2016 年5 月20日(金)、21日(土)に仙台市秋保地区において、ホテル佐勘を会場に G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁が開催された。会議においては、5 月 26 日からの G7 伊勢志摩サミットに向け、世界経済の再興、強靭な国際金融構造の構築等に関する広範な議論が行われた。あわせて会議公式日程として被災地復興状況視察が実施された。   (議長国サマリー等は資料集に掲載)

    【会議名称】G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, SendaiG7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議

    【主催】財務省・日本銀行

    【G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議 参加者数(登録ベース)】各国代表団・日本政府関係者:約 400 人

    (うち日本国外からの登録 約 250 人)報道関係者:約 600 人  (うち日本国外からの登録 約 100 人)

    1 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議とは

     主要国間で政策協調を行う場として 1973 年以来、日本、米国、イギリス、ドイツ、フランスによる G5 財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されていました。 例えば、1985 年 9 月のプラザ合意が代表的な成果として挙げられます。G7 財務大臣・中央銀行総裁会議は、G5 を発展させる形で、サミット参加 7 か国間でインフレなき経済成長の促進や為替相場の安定等を図るための政策協調の場として、1986 年の東京サミットにおいて設立が合意されました

    (第 1 回 G7 財務大臣・中央銀行総裁会議は 1986 年 9 月にワシントン D.C. で開催)。 G7 のメンバーは、日本、米国、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの 7 か国の財務大臣及び中央銀行総裁です。これに加え、欧州委員会(EC)委員、欧州中央銀行(ECB)総裁、ユーログループ議長が出席しているほか、IMF 専務理事、世界銀行総裁など、国際機関も招待されています。 G7 財務大臣・中央銀行総裁会議は、G7 サミット(首脳会議)につながる重要な会議であり、マクロ経済政策のサーベイランス、国際金融システムに関する議論の他、開発、新興市場国等の幅広い政策課題について議論を行います。

    (出典:財務省 G7 公式ホームページ)

    G7財務大臣・中央銀行総裁会議

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  • G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    1【各国大臣・中央銀行総裁及び国際機関参加者】

    日本Japan

    副総理兼財務大臣麻生 太郎

    Taro AsoDeputy Prime Minister and Minister of Finance 7

    日本銀行総裁黒田 東彦

    Haruhiko KurodaGovernor of the Bank of Japan 18

    カナダCanada

    財務大臣ウィリアム・モルノー

    William MorneauMinister of Finance 8

    カナダ銀行総裁スティーブン・ポロズ

    Stephen PolozGovernor of the Bank of Canada 17

    フランスFrance

    財務大臣ミッシェル・サパン

    Michel SapinMinister of Finance and Public Accounts 20

    フランス中央銀行総裁フランソワ・ヴィルロワ・ド・ガロ

    François Villeroy de GalhauGovernor of the Banque de France 26

    ドイツGermany

    財務大臣ヴォルフガング・ショイブレ

    Wolfgang SchäubleFederal Minister of Finance 6

    ドイツ連邦銀行総裁イェンス・ヴァイトマン

    Jens WeidmannGovernor of the Deutsche Bundesbank 22

    イタリアItaly

    経済財政大臣ピエル・カルロ・パドアン

    Pietro Carlo PadoanMinister of Economy and Finance 2

    イタリア中央銀行総裁イグナツィオ・ビスコ

    Ignazio ViscoGovernor of the Banca d’Italia 21

    イギリスUnited Kingdom

    財務大臣ジョージ・オズボーン

    George OsborneChancellor of the Exchequer 10

    イングランド銀行総裁マーク・カーニー

    Mark CarneyGovernor of the Bank of England 16

    アメリカUnited States

    財務長官ジェイコブ・ルー

    Jacob J. LewSecretary of the Treasury 12

    連邦準備理事会(FRB)議長ジャネット・イエレン

    Janet L. YellenChair of the Board of Governors of the Federal Reserve System

    11

    欧州委員会(EC)European Commission

    委員ピエール・モスコヴィッシ

    Pierre MoscoviciCommissioner 14

    欧州中央銀行(ECB)European Central Bank

    総裁マリオ・ドラギ

    Mario DraghiPresident 3

    ユーログループEurogroup

    議長イェルン・ダイセルブルーム

    Jeroen DijsselbloemPresident 15

    金融安定理事会(FSB)Financial Stability Board

    議長マーク・カーニー

    Mark CarneyChairman 16

    国際通貨基金(IMF)International Monetary Fund

    専務理事クリスティーヌ・ラガルド

    Christine LagardeManaging Director 23

    経済協力開発機構(OECD)Organisation for EconomicCo-operation and Development

    事務総長アンヘル・グリア

    Angel GurríaSecretary-General 1

    世界銀行World Bank

    総裁ジム・ヨン・キム

    Jim Yong KimPresident of the World Bank Group 19

    2 会議参加者

    P28 の写真位置

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  • G7仙台会議概要

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    1

    【G7 シンポジウムゲスト】

    オリヴィエ・ブランシャールピーターソン国際経済研究所シニアフェロー

    Olivier BlanchardC. Fred Bergsten Senior FellowPeterson Institute for International Economics

    4

    マーティン・フェルドシュタインハーバード大学教授

    Martin FeldsteinGeorge F. Baker Professor of EconomicsHarvard University

    5

    伊藤 隆敏コロンビア大学教授

    Takatoshi ItoProfessor of International and Public AffairsColumbia University

    24

    クリスティーナ・ローマーカリフォルニア大学バークレイ校教授

    Christina RomerClass of 1957-Garff B. Wilson Professor of EconomicsUniversity of California, Berkeley

    13

    デビッド・ローマーカリフォルニア大学バークレイ校教授

    David RomerHerman Royer Professor of Political EconomyUniversity of California, Berkeley

    27

    ロバート・シラーイェール大学教授

    Robert ShillerSterling Professor of EconomicsYale University

    9

    植田 和男東京大学教授

    Kazuo UedaProfessor of EconomicsThe University of Tokyo

    25

    2 会議参加者

    14

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13

    1516 17 18 19 20 21

    22 23 24 2526 27

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    Press flow lineプレス動線

    「七夕」

    ⬆Entrance

    入口

    Bilateral Room「紫陽花」バイ面会室

    Bilateral Room「桂」バイ面会室

    iBilateral Room

    「あい」バイ面会室

    Interview Room「菫」インタビュールーム

    Press flow lineプレス動線

    Hotel Sakan (Venue)

    ホテル佐勘(会場)

    1F

    B1F

    3 会場図

    〈1F〉

    〈B1F〉

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    推進協の取り組み

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    1G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    1

    Presidency Press Conference

    「辻が花」議長国記者会見

    「青葉」 「桜 2」 「桜 1」

    Press flow lineプレス動線

    G7 Symposium「宮城野 2」G7 シンポジウム

    「宮城野 1」G7 財務大臣・中央銀行総裁会議

    「七宝 A」

    「七宝 B」

    「蓬莱 B」

    「蓬莱 A」

    「千代」

    〈展示コーナー〉

    復興庁展示

    〈2F〉

    〈展示コーナー〉

    SENDAIANDTHEFUTUREボード展示

    ThankYoutotheWorldパネル展示

    仙台・秋保PRThankYoutotheWorld

    仙台・秋保PRボード展示

    3 会場図

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    1G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    1

    HakuhoPress Center 1

    「白鳳」プレスセンター 1

    Press Badge Distribution Deskプレスバッジ発行窓口

    ⬆Entrance

    入口

    GenjiPress Center 2

    「源氏」プレスセンター

    Hotel Iwanumaya (Press Center)

    ホテル岩沼屋(プレスセンター)

    1F

    2F

    〈軽食・呈茶 コーナー〉

    〈ツアーデスク〉

    HakuhoPress Center 1

    「白鳳」プレスセンター 1

    Press Badge Distribution Deskプレスバッジ発行窓口

    ⬆Entrance

    入口

    GenjiPress Center 2

    「源氏」プレスセンター

    Hotel Iwanumaya (Press Center)

    ホテル岩沼屋(プレスセンター)

    1F

    2F

    〈軽食・呈茶 コーナー〉

    〈ツアーデスク〉

    売店「勿忘草」(わすれなぐさ)

    トンロフ

    非常口

    ロビー

    非常口

    喫煙室

    〈1F〉

    〈2F〉

    〈ツアーデスク〉

    SendaiCityTouristInformationCounterボード

    3 会場図

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  • G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    復興庁軽食

    仙台市軽食

    岩沼屋 1階 白鳳

    〈軽食提供・呈茶コーナー〉

    〈プレスセンター企画展示〉

    軽食提供コーナー

    呈茶コーナー

    伝統工芸品展示

    ThankYoutotheWorld 動画上映

    ThankYoutotheWorldパネル展示

    仙台・秋保PRボード展示・動画上映

    SENDAIANDTHEFUTUREボード展示

    3 会場図

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  • G7仙台会議概要

    G7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の概要G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    推進協の取り組み

    第2章

    財務大臣・中央銀行総裁会議

    G7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai / May 20th-21st, 2016

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    2 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の成功に向けて、地元の関係団体・機関が連携し、2015 年 8 月に官民連携組織「2016 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議推進協力委員会」(以下「推進協」という。)を設立した。 G7 仙台開催の意義を以下3つと定め、 地域が一体となって、開催に向けて準備を進め、会議開催を支援するとともに歓迎機運の醸成、仙台・東北の魅力や復興情報の発信などを行った。(規約等については資料集を参照)

    仙台開催の意義【震災時の支援に感謝】 東日本大震災発生以降、 会議参加国をはじめ、国内外からいただいた多くの支援に対し、感謝の気持ちを伝える。

    【仙台・東北の魅力、復興情報を世界へ】 仙台・東北の魅力や復興情報を発信し、世界的な知名度の向上や投資の促進、 風評被害の払拭、観光客の増加を目指す。

    【国際コンベンション都市・仙台へ】 G 7 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議を成功させ、国内トップクラスの国際コンベンション都市としての評価を高めていく。

    1 2016G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議推進協力委員会とは

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    2

    主催者との連絡調整 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議に向けて、主催者である財務省・日本銀行や関係機関と連携して準備を進めた。 東日本大震災からの復興状況や仙台・東北の魅力を発信すること、震災時の支援への謝意を表明することなど、仙台開催の意義をまとめ、財務省と協議しながら事業の大枠を固めた。事業を検討するにあたっては、前回 G8 会議の開催都市で行われた関連事業や歓迎行事についても調査し、仙台・東北ならではの事業の実施を検討した。 会議の仙台開催が決定した 2015 年 6 月末から 2016 年 5 月までの約 11 か月の期間、主催者及び警察庁による現地視察の調整・案内 25 回のほか、各国大使館等関係者の視察希望にも随時対応した。財務省における定例会議や関係機関との協議、関係都市との連絡調整等にかかる出張は 34 回を数え、財務省財務官室 細田 修一 室長、冨田 まゆみ 課長補佐、日本銀行国際連携課 大澤 裕次 企画役、岩井 荘平 企画役補佐をはじめ、関係者が一丸となって会議の成功に向け対話を重ねた。

    会場・宿泊調整 G7 会議の会場、プレスセンター会場、記念撮影箇所、政府・日銀主催の食事会の会場、公式視察の訪問先などとの連絡調整を行うとともに、参加者・関係者の宿泊のため秋保地区のホテル・旅館への協力依頼等を行った。参加者向け、登録プレス向けの宿舎共に秋保地区内のホテル・旅館が指定され、特に各国大臣・中央銀行総裁、国際機関の代表は全て秋保地区に宿泊された。さらに警備やライフライン(電気、通信等)などの関係機関のスタッフが多数秋保地区に滞在し、24 時間体制で業務にあたった。

    【各会場等】■ 会議会場・ホテル佐勘

    ■ プレスセンター・岩沼屋

    ■ 宿泊ホテル・各国大臣、総裁、代表団およびゲストスピーカー向け: ホテル佐勘、ホテルニュー水戸屋、緑水亭、きよ水・登録プレス向け:岩沼屋、秋保グランドホテル、華乃湯・その他、関係機関のスタッフが宿泊したホテル・旅館あり

    ■記念撮影・仙台城跡

    ■財務大臣・日本銀行総裁主催食事会・仙台勝山館、鍾景閣(ケータリング)、ホテル佐勘

    ■被災地復興状況公式視察・旧荒浜小学校、南蒲生浄化センター

    特別な配慮が必要な会議参加者への対応 特別な配慮が必要な参加者のため、以下のような対応を行った。

    【障害のある方に対する配慮】 車椅子使用の参加者のため、被災地復興状況視察での訪問先を含む全ての会場にて介助なしでのアクセスを可能とするよう、主催者と連携して設備改修やリフト、スロープ等の用具設置を行った。実施にあたっては、仙台市障害者総合支援センターより指導・助言を受けた。

    【食事制限への対応】 思想・宗教や持病等の事由により食事制限のある参加者に対応するため、食事を提供する施設への情報共有を行った。これに加えて、提供するメニューに重複等を生じさせず、地元食材の魅力を最大限アピールすることを目的として、関係する各施設が集まり、メニュー調整会議を実施した。

    会議に向けた警備体制の構築  宮城県警察本部では、会議の仙台開催決定を受けてサミット対策課を立ち上げた。推進協事務局(仙台市)へ職員 2 人を派遣したほか、渡邊 政明 警備部長、守屋 光雅 サミット対策課長をはじめとした体制で準備を進め、警備に万全を期した。会議期間直前からは全国各地からの応援を加え、警備にあたった。 事前の準備や秋保地区住民説明会の実施、笑顔の対応心がけ等により、会議期間中の検問は大きなトラブルもなく実施された。また、密度の高い会議日程を実現するため要人の移動は遅滞なく行われ、さらに突然の要望にも即応するなど円滑な会議運営を可能とし、要人より「統制のとれた丁寧な支援体制により、心からの歓迎を感じた」とのメッセージが寄せられた。

    秋保地域住民向け説明会、車両カード発行 会議期間中は、警備に伴い交通総量抑制が行われ、会場付近の秋保湯元地区では検問などが実施された。会場付近の住民や通勤している方、業務のため会場付近に行く必要のある方の負担軽減のため、希望者に「車両カード」を発行した。 これに先立ち、秋保地区に住む市民を対象とした住民説明会を

    2 会議開催支援、歓迎

    本体会議開催支援

    35推進協の取り組み |

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

    2

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    2開催し、G7 の概要や関連事業、期間中の警備や交通規制の準備状況について、推進協のほか東北財務局や宮城県警察から説明した。 秋保地区の各町内会長には、説明会や「車両カード」申請取りまとめ等の協力をいただいた。 また、宮城県警察では、交通総量抑制のためチラシの配布や看板等の掲出、ラジオ等を通じた広報等により協力を呼びかけた。

    【秋保地域関係団体向け説明会】秋保地域 各団体向け説明会(1 月 19 日(火)、 24 日(日))

    【住民説明会】3 月 13 日(日) ① 10:00 ~ 11:00 於:湯元市民センター  参加人数:約 150 人② 18:30 ~ 19:25 於:秋保市民センター  参加人数:約 120 人

    【車両カード】■ 対象車両 下記のうち希望する車両• 秋保地区住民の使用する車両(二輪は除く)

    • 秋保地区事業所等の使用する車両• 秋保地区事業所等への通勤に使用する車両(送迎を含む)• 秋保地区事業所等に関係する車両(物資搬出入等)

    ■ 申請・発行枚数• 秋保地域へ一斉に案内文と申請書類を郵送。町内会取りまと

    め、または個人による申請を受付。・湯元市民センター(4 月 13 日(水)~ 16 日(土)):約 1,400 件・秋保市民センター(4 月17 日(日)、19 日(火)、20 日(水)):

    約 1,600 件・カード発行数合計 約 4,200 枚  ※複数枚の申請があるため、申請件数とカード発行枚数は一致しない

    警備・消防・救急体制、衛生対策【事前警備】 会議期間中に行われた警備に加え、各国でテロ等の事件が相次いでいたことから宮城県警察が仙台市に要請し、会議開催直前の大型イベント(仙台・青葉まつり、仙台国際ハーフマラソン大会)や直前及び期間中の G7 関連事業における警備が強化された。

    【危機管理体制】 会議期間中及び前後の期間について、仙台市では、仙台市危機管理に関する要綱に基づき、下記のとおり危機管理レベル及び対応体制を設定し緊急時に備えた。5 月 13 日(金)~ 17 日(火):危機管理レベル 1 を設定し、

    危機管理室については情報連絡室を開設して警備を実施。各局・区については情報連絡体制の強化を実施。

    5 月 18 日(水)~ 22 日(日):危機管理レベル 2 を設定し、危機管理本部を設置して警備を実施(ただし、各局・区・情報連絡員は各局・区待機)。

    【消防体制】 会議会場及び関連施設等における火災等の未然防止と災害発生時の消防活動に万全を期すため、仙台市消防局により消防特別警戒が実施された。特に、会議会場である秋保地区においては岩沼屋に現地警戒本部を設置し、警戒態勢を敷くとともに消防・救急車両等を常駐配備した。期間:5 月 18 日(水)~ 22 日(日)体制:(1) 5 月 18 日及び 22 日:情報連絡体制の強化 (2) 5 月 19 日~ 21 日:第二警戒体制として 1 日あたり

    約 390 人、延べ約 1,170 人で対応   (うち秋保地区現地警戒本部運営のために 1 日あたり約

    30 人、延べ約 90 人が対応) (3) 関連施設その他各消防署等に増強警戒配備を実施災害等発生状況:警戒期間中、会議の開催に起因する災害及び救

    急事案の発生なし

    2 会議開催支援、歓迎

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

    2

     料

     編

    3

    22 会議開催支援、歓迎

    【救急医療体制】■救護室の設置 仙台市立病院より医師 1 人、看護師 2 人(延べ 9 人)を派遣し、会場内で待機し、対応した。期間:5 月 19 日(木)~ 21 日(土)* 夜間は閉室場所:ホテル佐勘 リラクゼーションルーム体制:医師 1 人、看護師 2 人、(加えて財務省が通訳 1 人を手配)■ DMAT(災害派遣医療チーム)の待機 会期中(5 月 20 日、21 日)、仙台市役所に仙台オープン病院の DMAT が待機した。加えて、総括 DMAT、DPAT(災害時精神医療チーム)、DMORT(災害死亡者家族支援チーム)がオンコール待機の体制を取った。■救急搬送体制 会議参加者の救急搬送の受入先として、東北大学病院、仙台医療センター、仙台オープン病院及び仙台市立病院を指定した。対応実績: 救護室の対応件数 8 件 医療機関の対応件数 1 件 DMAT の出動要請なし

    【衛生対策】 会議会場や宿泊施設の衛生管理に万全を期すため、仙台市健康福祉局及び各区により入浴設備のレジオネラ対策等の他、食中毒防止対策としてノロウイルス対策の機材を活用した自主管理の徹底とともに施設に応じた指導が重点的に実施された。また、会議会場の空気環境について、建築物衛生法に基づき機器測定が行われ、指導が実施された。期間:2015 年 10 月 8 日(木)~ 2016 年 5 月 17 日(火)内容:衛生講習会4回開催。   立入指導:環境衛生対策(対象 14 施設)延べ 36 回、食

    品衛生対策(対象 14 施設)延べ 40 回(太白区及び各区による合同監視班により対応)、建築物衛生対策(対象 7施設)9 回

     また、農林水産省より食品テロ防止対策にかかる通知が発出され、公式プログラムにかかる料飲提供事業者に対し、東北農政局から説明が行われた。

    語学ボランティア活動期間 5 月 18 日(水)~ 22 日(日)

    会  場岩沼屋(プレスセンター)ツアーバス同乗、秋保・里センター、秋保工芸の里、JR 仙台駅、仙台空港、仙台国際センター

    主  催 推進協

    参加人数 (応募者数)134 人(活動人数)延べ 222 人(実人数 122 人)

     会議では、122 人の語学ボランティアが、様々な場面で会議関係者等へのサポートやおもてなしを行った。 JR 仙台駅や仙台空港で会議関係者等へのお出迎えやお見送り、案内を行うとともに、プレスセンターでは仙台・東北の情報提供を行った。また、スタディツアーやエクスカーションのバスにも同乗し参加者へ向けて説明を行うとともに、こけしの絵付けや習字などの文化体験の補助を行った。 今回活躍した語学ボランティアは、事前におもてなしや実地での研修を受講し、各自準備を重ねながら当日を迎えた。

    【募集】 (公財)仙台観光国際協会のコンベンション学生サポーターやボランティア・バンク登録者に加え、推進協や仙台市、(公財)仙台観光国際協会のホームページ等を通じて語学ボランティアの募集を行い、面接等を経て活動する方を決定した。募集期間:2 月 1 日(月)~ 12 日(金)17:00応募人数:134 人

    【活動内容説明会】 活動本番における語学ボランティア約 130 人の配置場所や活動内容を発表した。また、JR 仙台駅や仙台空港などの具体的な場面を想定した英語でのロールプレイングなどを行った。 あわせて、秋保地区の英語ガイドマップや JR 仙台駅の構内図など、活動時の参考となる資料も配布した。

    (1) 日時:4 月 22 日(金) 13:30 ~ 16:30  会場:TKP ガーデンシティ仙台勾当台 ホール 2 参加者数: 41 人(2) 日時:4 月 24 日(日) 13:30 ~ 16:30 会場:仙台市情報産業プラザ 5 階 多目的ホール 参加者数:70 人(3) 個別説明:8 人              合計 119 人

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    【結団式】 会議を直前に控えて、語学ボランティアの結団式を開催した。 結団式では、推進協の奥山会長(仙台市長)から、「これまでの研修で培った知識や経験を活かし、仙台の顔としてお客さまをおもてなしいただきたい」と挨拶があり、語学ボランティアを代表し、阿部みなみさんと佐藤博之さんが奥山会長からボランティアジャンパーの贈呈を受けた。 阿部さんは、「お越しになる方々を笑顔でお迎えしたい」、佐藤さんは、「活動場所や時間はそれぞれ違うが、一丸となって活動にあたりたい」と決意表明を行った。日時:5 月 14 日(土)13:00場所:仙台市情報産業プラザ 5 階 多目的ホール

    【当日の体制】■ 活動人数 5 月 18 日(水) 42 人  (秋保地区 10 人、JR 仙台駅 24 人、仙台空港 8 人) 5 月 19 日(木) 50 人  (秋保地区 18 人、JR 仙台駅 22 人、仙台空港 4 人、   仙台国際センター 6 人) 5 月 20 日(金) 48 人  (秋保地区 28 人、JR 仙台駅 16 人、仙台空港 4 人) 5 月 21 日(土) 57 人  (秋保地区 24 人、JR 仙台駅 26 人、仙台空港 7 人) 5 月 22 日(日) 25 人  (JR 仙台駅 18 人、仙台空港 7 人) 合計 222 人

    ■ 活動内容・インフォメーションデスク及びツアーデスクでの案内(岩沼

    屋、JR 仙台駅、仙台空港)・誘導案内(各会場)

    ・プレスキット配布補助(岩沼屋)・スタディツアー、エクスカーションバス同乗・ツアーデスク対応(岩沼屋)・企画展示の説明補助(岩沼屋)・仙台・宮城の食材や料理の説明補助・提供補助(岩沼屋)・G7 観光展語学補助(秋保工芸の里)・G7 AKIU フェスティバル運営補助(秋保・里センター)・シャトルバス乗り場での案内誘導(JR 仙台駅)・VIP 到着時の誘導補助(JR 仙台駅)・歓迎レセプション運営補助(仙台国際センター)・バナーを持っての歓迎、見送り(JR 仙台駅、仙台空港) 

    など

    【活動者アンケート】 「満足・どちらかと言うと満足」の回答が 52.2% と半数を超えた一方で、「やや不満・不満」の回答が 23.1% に上った。不満の主な要因は、語学力を生かす場面が少なかったこと、予期していたより活動内容が少なかったことであり、会議参加者と交流機会が多い方ほど満足度が高まっていた。

     今後は(公財)仙台観光国際協会の語学ボランティアや活動を通じ、引き続きコンベンションのサポートを担うことが期待される。

    【研修日程】日付 時間 場所 対象 研修名 参加人数

    3 月 6 日(日)

    9:30 ~ 12:30仙台国際センター会議棟小会議室

    語学ボランティア経験者

    英語・おもてなし研修

    28

    13:30 ~ 16:30 語学ボランティア初級者 25

    17:30 ~ 20:30 語学ボランティア経験者 23

    3 月 9 日(水)9:00 ~ 12:30

    秋保地区 語学ボランティア 秋保地区実地研修

    24

    13:30 ~ 17:00 26

    3 月 12 日(土)9:00 ~ 12:30 31

    13:30 ~ 17:00 23

    3 月 13 日(日)9:30 ~ 12:30 仙台国際センター

    会議棟小会議室語学ボランティア初級者

    英語・おもてなし研修18

    13:30 ~ 16:30 語学ボランティア経験者 27

    2 会議開催支援、歓迎

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    2インフォメーションデスクの設置運営

    期  間 5 月 18 日(水)~ 5 月 22 日(日)

    設置場所 JR 仙台駅、仙台空港

    主  催 推進協が財務省と連携して設置

     会議関係者の案内・誘導のため、主催者と連携し、JR 仙台駅、仙台空港の協力を得て、インフォメーションデスクを設置した。インフォメーションデスクには、多数の語学ボランティアも協力し、参加者へ情報提供を行った。 また、歓迎サインや歓迎バナーを手に、語学ボランティアが「おもてなし」の心で、構内各所にて会議関係者などをお迎え・お見送りした。

    G7 各国大使館向け現地説明会開 催 日 4 月 4 日(月)

    会  場 市内各所

    主  催 財務省・日本銀行

    参加者数 60 人以上

    【概要】 4 月 4 日(月)、大使館向け現地説明会が開催され、G7 各国の在京大使館や国際機関の方など、総勢 60 人以上の方々が主会場であるホテル佐勘や地元主催歓迎レセプション会場である仙台国際センターなどを視察した。 仙台市からは、被災地の復旧・復興状況等について発信するとともに、記念撮影が行われる仙台城跡では仙台市の歴史や観光情報などについて説明した。

    公式写真撮影開催日時 5 月 19 日(木)夕方

    会  場 仙台城跡(伊達政宗公騎馬像前)

    主  催 財務省・日本銀行

    参加者 G7 各国財務大臣及び中央銀行総裁、ECB、ユーログループ、IMF、OECD 代表

     会議の公式行事として、伊達政宗公騎馬像が仙台の街を見守る仙台城跡で、G7 各国の財務大臣や中央銀行総裁等が参加して記念撮影が行われた。 歓迎レセプションに続けての撮影というスケジュールであったため、予定より到着時間が遅れたが、天候にも恵まれ、夕焼けを背景にした美しい写真になった。 撮影後には、城跡から望む仙台市街の風景を眺めたり、政宗公騎馬像を自らのスマートフォンで撮影するなど、短時間ではあったが、それぞれに滞在を楽しんでいた。 記念撮影に際しては多数のプレスも取材し、撮影の様子が報道された。

    2 会議開催支援、歓迎

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    推進協の取り組み

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    2被災地復興状況視察

    開催日時 5 月 20 日(金)午後

    会  場 旧荒浜小学校、南蒲生浄化センター

    主  催 財務省・日本銀行

    参加者G7 各国財務大臣及び中央銀行総裁、EC、ECB、ユーログループ、IMF、OECD 代表ほか随行(財務副大臣、政務官含む)、代表取材担当社、大臣同行記者

     公式日程として、大臣・中央銀行総裁、国際機関の代表による被災地の復興状況視察が行われた。過密な会議日程の合間を縫って、旧荒浜小学校や南蒲生浄化センターの視察を行った。 旧荒浜小学校では、奥山 恵美子 仙台市長が被災状況や震災の記憶を残す震災遺構として校舎を保存することなどを説明し、荒浜小学校の卒業生で仙台工業高等学校三年の大學 晃希さんが震災時の各国からの支援に御礼を述べるとともに、当時の震災体験や防災の取り組みの重要性などについて説明した。 南蒲生浄化センターでは、津波の威力を記録した映像などを放

    映した後、仙台市長から、より良い復興(ビルドバックベター)を目指して、従前よりも耐震性が高くコンパクトで、かつ、コストの負担が少ない施設として整備を進めた新しい南蒲生浄化センターについて説明した。 また、筑波大学の鈴木 石根 教授から、南蒲生浄化センターで筑波大学、東北大学とともに取り組む藻類バイオマスを活用した次世代エネルギーの研究・開発について説明した。 秋保と沿岸部を移動するバスの中では、須田 善明 女川町長から被災が甚大であった町における復興状況について説明、伊藤 敬幹 仙台市副市長が仙台・東北の復興の歩みについて説明した。 参加された大臣・総裁は熱心に説明に耳を傾け、質問をしたり、自らのスマートフォンで写真を撮影する方もいた。また、大學さんの説明には大きな拍手が上がり、後日「被災後も力強く育つ若者がおり頼もしい」と感想が寄せられた。 視察には、G7 各国の全ての大臣・総裁などが参加するともに、多くのプレスの方々が参加し、仙台の復興の取り組みなどが広く発信された。

    G7 仙台 歓迎レセプション 開催日時 5 月 19 日(木) 17:00 ~ 19:00

    会  場 仙台国際センター 展示棟

    主  催 推進協

    参加者 708 人(うち会議関係者 544 人)

    【概要】 5 月 19 日(木)、仙台国際センター展示棟にてG7仙台歓迎レセプションを催行し、G7各国の財務大臣・中央銀行総裁、各国代表団や国際機関の皆様をおもてなしの心で歓迎した。 震災以降の支援に謝意を表すとともに、仙台・東北の復興や食の魅力の発信、伝統芸能等の披露を行った。また、多くのプレス取材もあった。 会議の本体会場が秋保地区であることから、秋保地区に伝承される国の重要無形文化財でありユネスコ無形文化遺産にも登録されている「秋保の田植踊」を、湯元地区連合町内会長会及び湯元田植踊保存会の協力を得て披露した。ステージ終了後も、湯元地区の小中学生を中心とした出演者が会議関係者との記念撮影やプレス取材に応じ、好評を博した。 会場では、仙台・東北の震災からの復興状況や魅力、最新の産業・技術等を示すブースが出展された。 仙台・東北の食を PR するため、仙台ホテル総支配人協議会の

    会員である市内の4つのホテルが連携し、各所からの協賛を得ながら、地元の豊かな食材をふんだんに使ったメニューを提供した。参加者はそれぞれ、食べ物を手に取ったり、展示ブースで説明者と交流し記念撮影をしたりと思い思いに時間を過ごしていた。 なお、レセプションに先立ち、復興庁による復興大臣、岩手、宮城、福島三県知事と仙台市長による合同記者会見が開かれ、震災からの復興状況について説明がなされた。 歓迎レセプション開催にあたっては、警備の都合による受付・誘導の動線分離、各国から参加される方々の思想・宗教や持病等による食事制限、会議日程の進行状況に合わせるための進行修正など、対応すべき事項は様々あったが、大きなトラブルもなく無事に終えることができた。

    【プログラム】■ 開宴前アトラクション 【弦楽四重奏 仙台フィルハーモニー管弦楽団】 * 麻生財務大臣ぶら下がり記者会見■ 開宴~オープニング映像上映■ 挨拶 (主催者)奥山 恵美子 推進協会長(仙台市長) (来 賓)麻生 太郎 副総理兼財務大臣 (来 賓)黒田 東彦 日本銀行総裁■ 鏡開き・乾杯 (鏡開き)大島 理森 衆議院議長

    会議期間中の歓迎事業・関連事業

    2 会議開催支援、歓迎

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  • G7仙台会議概要

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    推進協の取り組み

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    2 (乾 杯)高木 毅 復興大臣■記念品贈呈(奥山会長より次期議長国であるイタリアのパドア

    ン経済財政大臣へ代表して贈呈)■ アトラクション① 秋保の田植踊(湯元田植踊保存会)■来賓挨拶 岡田 直樹 財務副大臣■アトラクション② 仙臺すずめ踊り(仙台・青葉まつり協賛会)■アトラクション③ 弦楽四重奏(仙台フィルハーモニー管弦楽団)■中締め挨拶  岡部 恒司 仙台市議会議長■閉宴

    【記念品】■仙台ガラスのオーナメント(各国大臣・中央銀行総裁、国際機

    関の代表向け)・広瀬川の砂で制作した「仙台ガラス」(秋保地区 海馬ガラス

    工房・村山 耕二 氏作)・内部の空間は金箔で装飾。地球をコンセプトに、人間の生活

    と経済の動きは表裏一体であることを表現・台座は、ケヤキ(仙台市の木)を用いて熊野洞(秋保工芸の

    里内)にて制作

    ■玉虫塗ワインカップ ペア(各国・中央銀行、国際機関の次官級向け)・伝統工芸品である玉虫塗

    ・傷に強く食洗機にも使用できる「ナノコンポジットコーティング」(東北工芸製作所と産業総合研究所 東北センターが共同開発)

    【企画展示】 ホワイエの壁面には、震災からの仙台の復興状況をまとめた大型バナーや各国からの支援に対する謝意を表する Thank You to the World パネルを展示した。レセプションに来場した方々がご覧になったほか、麻生財務大臣のぶら下がり会見がこの展示の前で行われた。 また、各団体の協力を得てブースを出展し、仙台・東北の観光・最新の産業などを PR した。

    【PR ブース出展】■飲料ブース

    ・キリンビールマーケティング(株)宮城支社・サッポロビール(株)東北本部・ニッカウヰスキー(株)仙台工場・宮城県酒造組合・(株)秋保醸造所

    ■ PR ブース・仙台市文化観光局・(公財)仙台観光国際協会・東北観光推進機構・仙台市経済局

    【会場図】

    スライディングウォール収納庫

    控室1 事務室

    控室2

    控室3控室4

    応接室2

    応接室1

    風除室

    ウェルカムポーチ

    パントリー

    倉庫1

    渡り廊下(会議棟)

    大臣・総裁、次官等

    大臣・総職等入出場

    一般招待者入出場

    スライディングウォール収納庫

    控室1 事務室

    控室2

    控室3控室4

    風除室

    ウェルカムポーチ

    倉庫1

    倉庫2

    渡り廊下(会議棟)

    ブース位置 屋外ブース●総務省●宮城県●仙台市

    2 会議開催支援、歓迎

    推進協の取り組み | 41

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    ・東北大学災害科学国際研究所・復興庁(岩手県、宮城県、福島県)・宮城県・(一社)東北経済連合会・NHK 仙台放送局

    【PR ブース出展(屋外)】・宮城県環境生活部(水素自動車)         ・NTT 未来ねっと研究所(災害用 Wi-Fi カー)・仙台市市民局(DATE BIKE)

    【七夕吹流し提供】・仙台商工会議所

    シャトルバス運行(歓迎レセプション送迎)運行日 5 月 19 日(木)

    区 間 秋保地区、仙台国際センター 間

    実施者 推進協

    【概要】 仙台国際センターにて開催される G7 仙台歓迎レセプションへの参加を促すため、会議が開催される秋保地区と仙台国際センターを結ぶシャトルバスを運行した。 往路はプレスセンター(岩沼屋)を出発し、いくつかの旅館を経由して仙台国際センターに到着、復路は仙台国際センターを出発して岩沼屋に到着するルートとした。さらに、公式写真撮影を取材する記者の移動のため、財務省・日本銀行に加え、推進協でも仙台国際センター、仙台城跡間のバスを運行した。 このほか、会議期間中を通じて財務省・日本銀行が JR 仙台駅と秋保地区を結ぶシャトルバスを運行した。

    地元食材を用いた食事提供  複数の施設間で提供するメニューに重複等を生じさせず、地元食材の魅力を最大限アピールすること、また、宮城・東北の地酒を効果的に PR することを目的として、関係する各施設が事前に集まり、一連の飲食提供に際してのメニュー調整会議を実施した。

    【メニュー調整会議メンバー】■江陽グランドホテル -All Sendai タスクフォース ケータリング

    企画運営担当 -(19 日 推進協主催歓迎レセプション)■仙台勝山館(19 日 財務大臣・日銀総裁主催歓迎夕食会)■ホテル佐勘(20 日 財務大臣・日銀総裁主催夕食会)

    ※鍾景閣(20 日 ワーキングランチ)には主催者を通じ情報共有

    【提供メニュー】■歓迎レセプション(推進協主催) 会場:仙台国際センター メニューテーマ:仙台・近郊の食材を用いたビュッフェ (以下、代表メニューのみを抜粋)○西洋料理 ― 仙台国際ホテル   料理長 / メニュー監修:取締役総料理長 中村 善二 氏

    ・「仙台牛」A5 ランクサーロインのロースト 地元の温蒸し野菜を付け合わせに

    ・宮城野ポークの丸ごとロースト アルザスのシュークールト添え

    ・ホテル特製大臣・総裁用アミューズ・ブッシュ○日本料理 ― ホテルメトロポリタン仙台   料理長 / メニュー監修:取締役総料理長 鈴木 正 氏

    ・市場直送 近海天然魚介の御造り盛り合わせ・一口ちらし寿司・日本の水菓子盛り合わせ

    ○オリエンタル料理 ― 仙台ロイヤルパークホテル   料理長 / メニュー監修:総料理長 池田 一之 氏

    ・伊達の “ 旨塩 ” の蒸し鶏 ジャスミン茶の香り・仙台牛の蜂蜜入り黒胡椒炒め 県内産野菜とともに・荏胡麻豚とさくらんぼのミルフィーユ 赤ワイン風味の黒酢

    ソース○仙台スペシャリティ ― 江陽グランドホテル   料理長 / メニュー監修:総料理長 鈴木 一雄 氏

    ・仙台名物「牛たん焼き」味噌なんばん添え・秋保米使用「握り寿司」・ホテル特製大臣・総裁用手毬寿司

    ○ 飲物・7つの地元若手蔵元がプロデュースする新しい大吟醸酒「伊

    達セブン」と、「みやぎの地酒」色々・ 「みやぎのウイスキー」色々(ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜

    所製造)・ 地元工場醸造の生ビール(キリンビール / サッポロビール)・ 秋保ワイナリー「マスカットベリーA」ファーストヴィンテー

    ジ、仙台市・ Fattoria AL FIORE「メルロー」ファーストヴィンテージ、

    秋保ワイナリー醸造、仙台市・ シャトーメルシャン「新鶴シャルドネ 2014」 福島県会津美

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    2里町産

    ・ 高橋葡萄園「FREUDE 2014」岩手県花巻市産    他

    ■財務大臣・日銀総裁主催歓迎夕食会 会場:仙台勝山館 メニューテーマ:仙台・東北の食材を用いたフランス料理 メニュー監修:勝山館企業(株)取締役会長 伊澤 平一 氏 料理長:中山 明 氏、大友 茂樹 氏、矢島 宏之 氏、天野 耕一 氏 協力:(学)勝山学園 宮城調理製菓専門学校

    ・ 季節の彩り野菜のテリーヌ ジェノベーゼソース 三陸アワビと北海道産ホタテと毛蟹 ハーブ風味のクリームソース

    ・ 気仙沼フカヒレと泉ヶ岳原木椎茸入りフォアグラのフラン ダブルビーフコンソメ・ 三陸産吉次、純米大吟醸酒による一夜干し炭火焼き サバイ

    ヨンソース 山形県産グリーンアスパラガス添え・ 仙台黒毛和牛のローストビーフ ハーブ風味の塩釜焼き 新

    ジャガイモのピューレ スナックエンドウ 秋田県白神産アワビ茸のグリエ添え 薬味(レホール、わさび、黒胡椒)

    ・ ホワイトチョコレートと木イチゴのムース 宮城県産イチゴ、イチゴのジェラート添え

    ・ 日本酒 勝山純米大吟醸遠心搾り「暁」、ワイン(ブルゴーニュ産、ボルドー産)、アルマニャック           他

    ■ワーキングランチ(財務省・日本銀行主催) 会場:ホテル佐勘 メニューテーマ:宮城・三陸の魚介を用いた「仙台箪笥料理」 料理長:鍾景閣 清水石 國夫 氏

    ・上段引き出しの中へ 石巻産 北上シジミと蕗煮、三陸産焼帆立 仙台小葱酢味噌、

    近海つぶ 仙台芹浸し・ 中段引き出しの中へ うるい 針魚 蛍烏賊黄味酢、しどけ浸し いとがき、こごみ

    独活 蒟蒻 人参白和え・ 観音扉の中へ 煮物 牛たん煮 穴子牛蒡寄せ、夏大根 木の葉人参 空豆、 デザート ずんだ餅 さくらんぼ メロン・ 下段引き出しの中へ 焼物 宮城県産鰆雲丹焼き レモン、合鴨鍬焼き 食事 寿し 5貫・ 会席お盆に お椀 いちご煮、三つ葉              他

    ■財務大臣・日銀総裁主催夕食会 会場:ホテル佐勘 メニューテーマ:東北の食材を用いた創作和食 料理長:ホテル佐勘 冨永 正夫 氏

    ・前菜 仙台釜あげ湯葉生雲丹掛け アボカド、三陸産 蟹の磯部揚げ甘酢餡かけ、塩釜産 はぜ変り揚げ天キャビア、秋田県産 根曲竹牛肉巻、宮城県産 鱒木の芽焼き、宮城県産 フルーツトマトゼリー寄せ カニ子とチーズ掛け

    ・吸椀 塩釜産 あいなめ葛打ち 木の芽 針葱・揚物 葡萄海老 穴子 はぜ 季節の野菜・焼物 青森県産 塩鮑 アスパラの磯部揚げ肝ソース・強肴 青森県産 倉石和牛ステーキ 宮城の野菜いろいろ 本山

    葵 ホースラディッシュ添え・食事 三陸産手毬寿司・デザート 季節の果物3種・東北の地酒 他

    推進協の取り組み | 43

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    2

    歓迎装飾 仙台市内各所や仙台空港にてG7仙台会議へ向けた歓迎装飾を掲出し、会議のために仙台を訪れる関係者に歓迎の意を表すとともに、歓迎気運の醸成を図った。

    掲出場所 掲出期間 内容

    JR 仙台駅(2 階から3 階への階段)

    4 月 23 日(土)~ 5 月 22 日(日)

    歓迎アーチ設置

    市中心部商店街(一番町四丁目商店街、ぶらんど~む一番町商店街、サンモール一番町商店街、マーブルロードおおまち商店街、クリスロード商店街、ハピナ名掛丁商店街、仙台駅前商店街)、青葉通り

    4 月 23 日(土)~ 5 月 22 日(日)

    歓迎フラッグ掲出

    仙台空港(到着ロビー) 5 月 6 日(金)~ 5 月 22 日(日)

    歓迎バナー掲出

    秋保湯元地区(新秋保橋~湯の橋)

    4 月 23 日(土)~ 5 月 22 日(日)

    街路灯:歓迎フラッグ掲出商店街:大型歓迎サイン掲出

    「秋保は花いっぱい」による歓迎期 間 4 月中旬~会議期間中

    実施者 秋保湯元地区連合町内会、秋保温泉旅館組合協力:(公財)仙台観光国際協会

    【概要】 4 月中旬から会議期間中、秋保湯元地区連合町内会が主体となり、おもてなしの一つとして秋保温泉地区の花壇等を整備し、花

    のある美しい秋保地域として会議参加者を歓迎した。

    プレスセンターにおける仙台・秋保 PR

    日 時 5 月 18 日(水)13:00 ~5 月 22 日(日)12:00

    会 場 岩沼屋

    主 催 推進協

    【概要】 5 月 18 日(水)から 21 日(土)の 4 日間、岩沼屋に国内外のプレスの活動拠点となるプレスセンターが開設された。推進協では、プレスセンター内に仙台の食の魅力を紹介する「SENDAI Gourmet PR Booth」や仙台の復興状況、観光・文化などの魅力を紹介する展示を設置した。「SENDAI Gourmet PR Booth」では、お寿司や笹かま、ずんだ餅などの仙台名物、秋保の人気店「主婦の店さいち」のおはぎ、秋保ワインなどをふるまい、毎回多くの方でにぎわった。 また、呈茶コーナーでは、東北高校茶道部がお茶体験のデモンストレーションを行い、プレス関係者と交流を深めていました。 なお、復興庁が岩手・宮城・福島各県の復興状況を PR するとともに三県の食の魅力を PR するため、ブース出展や軽食提供などを、推進協と連携して実施した。

    ■ツアーデスクの設置・運営 5 月 18 日(水)から 22 日(日)まで、プレスセンターとなった岩沼屋のロビーにツアーデスクを設置し、関係者からの問い合わせに応じたほか、スタディツアー、エクスカーションをはじめとした推進協のイベント等を案内した。

    ■ SENDAI Gourmet PR Booth での軽食提供メニュー

    日付 提供開始時間 メニュー

    5 月 18 日(水)

    13:30 寿司、ずんだ餅、おはぎ(あずき)

    18:00 寿司、笹かま、ウイスキー、宮城の地酒

    5 月 19 日(木)

    11:00 おにぎり、仙台いちご

    14:00萩の月、千日餅(つぶ餡)、ゆめの森かりんとう、野菜スティック・仙台味噌、秋保ワイン

    5 月 20 日(金)

    11:00 寿司、萩の月、千日餅(ずんだ)

    14:00 さくらんぼ、山形の地酒、笹かま

    5 月 21 日(土)

    11:00 おにぎり、牛タンシチュー

    18:00 秋保そば、仙台芋煮、ウイスキー、宮城の地酒

    2 会議開催支援、歓迎

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    ■呈茶コーナー東北高校茶道部により、各日 1 回、計 4 回実施5 月 18 日(水)13:30 ~、5 月 19 日(木)~ 21 日(土)各 11:00 ~

    企画展示:仙台の復興・魅力の発信期 間 5 月 18 日(水)~ 5 月 21 日(土)

    会 場 ホテル佐勘、岩沼屋、仙台国際センター、南蒲生浄化センター

    作成者 推進協

    【概要】 会議の本体会場であるホテル佐勘及びプレスセンターである岩沼屋において、仙台の復興状況や魅力を記載した以下の展示物を設置し、各国からの参加者やプレス関係者へ向けて情報発信した。 会議初日の 5 月 20 日(金)午前には、推進協会長である奥山仙台市長がホテル佐勘の仙台市のブースにおいて、麻生財務大臣や IMF のラガルド専務理事などに仙台市の復興の歩みや防災の取り組みなどについて説明した。 G7 各国や国際機関の多くの方々が足を止めて、熱心に仙台市ブースの展示物を視察していた。

    ■企画展示:SENDAI AND THE FUTURE 東日本大震災の被害状況、復興の歩み、未来へ向かう仙台の状況を簡潔にまとめた大型バナー(歓迎レセプション会場、本体会議場、プレスセンター及び被災地復興状況視察先に展示)

    ■ Thank You to the World  東日本大震災以降に受けた G7 各国からの支援の一例を紹介し、謝意を示すバナー及び映像(歓迎レセプション会場、本体会議場及びプレスセンターに展示)

    ■秋保 PR 動画 (仙台市観光課) 仙台・秋保の豊かな自然や食材、伝統工芸等のイメージ映像

    (Thank You to the World の映像と共に本体会議場及びプレスセンターに展示)

    ■英語版・秋保マップ How to Enjoy AKIU 会議のため秋保を訪れる各国代表団や海外プレスが利用することで滞在中の利便性を向上し、秋保地区の魅力発信につなげるため、英語版ガイドマップを作成(会議参加者及び登録プレスに配布。また、主要な観光スポットにて配布)

    ■防災環境都市・仙台パンフレット 復興後の将来を見据えたまちづくりの観点から本市の防災、環境の取り組みを推進する「防災環境都市づくり」を発信するために作成(英語版を会議参加者及び登録プレスに配布)

    スタディツアー、エクスカーション主  催 推進協

    【概要】 5 月 18 日(水)から 22 日(日)の期間中、東日本大震災の被災地の現状、震災後からの復旧の様子、復興への歩みを見て学び、防災・減災について考える災害復興スタディツアーと、秋保地区や仙台市観光地を中心とした観光資源や、文化・自然・歴史に触れるエクスカーションを実施し、延べ 68 人が参加した。

    【参加人数】

    ツアー種別 開催日 訪問先 * 参加人数(うち会議関係者)

    スタディツアー 5 月 18 日(水)~ 20 日(金)旧荒浜小学校、南蒲生浄化センター、キリンビール仙台工場、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)、INTILAQ 東北イノベーションセンター

    17(11)

    エクスカーション 5 月 18 日(水)~ 21 日(土)秋保工芸の里(伝統工芸体験) 23(21)

    秋保大滝(里山自然体験) 21(19)

    オンデマンドツアー(個別視察要望を元に、市内・近郊をご案内)

    5 月 21 日(土)~ 22 日(日)

    仙台城跡、瑞鳳殿、大崎八幡宮、せんだいメディアテーク、秋保・里センター、秋保ワイナリー、秋保ヴィレッジ、旧伊達邸 鍾景閣、JR 仙台駅

    7(7)

    計 68(58)

    ※参加日時によって訪問先が異なる(1回のツアーで全ての場所を訪問したものではない)。

    推進協の取り組み | 45

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    ¥ G7 AKIU フェスティバル開催日時 5 月 20 日(金)19:00 ~ 21:30

    会  場 秋保・里センター

    主  催 推進協

    来客者数 160 人(うち会議参加者・プレス 110 人)

    【概要】 5 月 20 日(金)、秋保・里センターを会場に、会議参加者や国内外プレス関係者を仙台・秋保の食や伝統文化でおもてなしする「G7 AKIU フェスティバル」を開催し、約 160 人が参加した。 イベントでは、秋保神社の神輿の披露や、秋保を拠点に活動する民族歌舞団「ほうねん座」の太鼓・獅子舞のパフォーマンス、みやぎ仙台商工会女性部によるもちつきなどが行われ、会場を大いに盛り上げた。牛タンや仙台芋煮、仙台牛、仙台いちご、秋保ワインなどもふるまい、仙台・秋保の食を堪能いただいた。日本文化コーナーでは、宮城学院女子大学書道部がブースに立ち、海

    外からのお客様に書道を体験いただいた。また、会場では、伊達武将隊や秋保温泉の魅力を紹介するご湯治アイドル「Are 湯Lady」によるおもてなしもあり、一緒に記念撮影をする参加者も見られた。 当日は、会議の進行状況もあり、特に後半に会議参加者やプレス関係者の参加が増えた。

    【主なプログラム】■オープニングイベント

    ・秋保神社の神輿、巫女の舞■主催者挨拶(推進協 伊藤 総括責任者(仙台市副市長))■アトラクション

    ① 太鼓・獅子舞(ほうねん座)② もちつき(みやぎ仙台商工会女性部)

    ■中締め挨拶(秋保地区連合町内会長会 佐藤 会長)*プレスセンター(岩沼屋)及び各旅館から会場への送迎バス

    を運行。会議の進行状況を踏まえ、当日急きょ臨時便を運行して対応した。

    【会場図】

    外灯

    VM木

    バス停

    御輿展示

    ① ② ③ ⑥ ⑦

    音響テント1.5k×2k

    ベンチ12脚

    ステージW7200×D3600×H450~500天板赤パンチ/ケコミ白

    単管3m

    単管3m

    単管3m

    冷凍車

    単管3m

    BUSSTOP

    施設チェーンポール

    利久

    芋煮

    資材車輌

    ジェネレーター60KVA

    書道スペース

    雅楽演奏

    雅楽用ライト

    女性着替スペース

    2k×3kテント 控室および準備テント①=仙台市関係者/②③=運営関係者および食材準備④=秋保神社(20名)/⑤=巫女・Are湯Lady⑥=ほうねん座・伊達武将隊/⑦=着ぐるみおよび前室

    1.5k×2kテント①~⑤飲食ブース ①=ドリンク(ビール・日本酒)②=ドリンク(ビール・ワイン)/③=野菜・いちご/④=ビーフ・ポーク⑤=おにぎり・笹かま/⑥エコステーション  ⑦受付

    A2イントレ3段:W1829×D1524×H4572紅白幕四方巻き(5kもの:H1800)

    カラーコーン

    提灯(約1m間隔/1本16灯)

    バルーン投光器

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    Japan Times 特集掲載日 5 月 20 日(金)

    作成者 (株)ジャパン タイムズ

    【概要】 見開き 2 ページにわたり、仙台で行われる G7 会議の見通しとともに、仙台の観光情報について特集記事が掲載された。また、同ページを単独で印刷したものが会場(ホテル佐勘、岩沼屋)にて配布された。 なお、同日の朝刊トップ記事は G7 財務大臣・中央銀行総裁会議にかかるもので、歓迎レセプションの写真も掲載された。

    河北新報朝刊 紙面特集「ウエルカム SENDAI×AKIU」

    掲載日 5 月 19 日(木)朝刊本紙内 4 ページ

    作成者 (株)河北新報社

    【概要】 会議開催前日、多くの会議関係者が来仙する 5 月 19 日(木)にあわせ、河北新報朝刊に日本語・英語併記の特集記事が掲載された。 仙台・秋保の魅力を国内外の方々に PR し、また、市民に対しても重要な会議が開催されることが発信された。推進協からは、会長である奥山 仙台市長からの歓迎挨拶を寄稿した。 なお、同 4 ページを別途単独印刷したものを、会議会場や秋保・里センター等で配布した。

    会議参加者・登録プレスへの PR 会議参加者に向けて仙台・秋保の PR を行うため、財務省が作成したコングレスバッグに各種グッズを同封し、会議情報とともに配布した。 あわせて登録プレス向けのプレスバッグを作成し、仙台・秋保の PR グッズとともに配布した。

    ■会議参加者向け配布場所:ホテル佐勘配布物: ・コングレスバッグ(財務省作成) ・財務省より会議ハンドブックやメモパッド、ペンを配布[ 推進協封入物 ] * 特記ない場合英語

    ・秋保ガイドマップ・仙台お土産紹介パンフレット・通訳サポート電話(7 言語表記)・チラシ各種(Thank You to the World、スタディツアー /

    エクスカーション、G7 AKIU フェスティバル、仙台 MICE参加者用ウェブサイト&アプリ、ようこそ秋保温泉へ!(QRコードによる多言語案内))

    推進協の取り組み | 47

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    ・仙台の復興・仙台ガイドブック・防災環境都市・仙台 パンフレット・クリアファイル・フリクションボールペン・フリー Wi-Fi カード・こけしバッジ(秋保工芸の里内「玩具庵こけし屋」制作)

      * 他、復興庁・官邸より各種印刷物封入

    ■登録プレス向け配布場所:岩沼屋配布物: ・財務省よりプレスハンドブックやメモパッド、ペンを配布[ 推進協封入物 ] * 特記ない場合英語○プレスバッグ(G7 仙台デザイン 紙バッグ)

    ・秋保ガイドマップ・仙台お土産紹介パンフレット・通訳サポート電話(7 言語表記)・チラシ各種(Thank You to the World、スタディツアー /

    エクスカーション、G7 AKIU フェスティバル、仙台 MICE参加者用ウェブサイト&アプリ、ようこそ秋保温泉へ!(QRコードによる多言語案内))

    ・仙台の復興・仙台ガイドブック・防災環境都市・仙台 パンフレット・仙台コンベンションガイド・クリアファイル・フリクションボールペン・フリー Wi-Fi カード・東北名物デザインピンバッジ

      * 他、復興庁・官邸より各種印刷物封入

    G7 伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテスト受賞作品展

    G7 関係閣僚会合開催 10 都市ポスター展

    開催期間 5 月 9 日(月)~ 5 月 20 日(金)

    会  場 市役所本庁舎 1 階 ギャラリーホール

    主  催 内閣官房・内閣府、仙台市

    【概要】 G7の日本開催を記念して、地域の魅力や文化、自然などの素晴らしさを世界に発信するため内閣官房・内閣府が主催したフォト

    コンテストの受賞作品や東北地方から応募された作品を紹介した。 また、G7関係閣僚会合が開催される 10 都市のポスターやパンフレットをあわせて展示した。

    仙台・東北トレジャーズカフェ

    開催日時 5 月 20 日(金)11:00 ~ 20:30   21 日(土)・22 日(日)11:00 ~ 17:00

    会  場 せんだいメディアテーク 1F オープンスクエア

    主  催 推進協

    来客者数 延べ約 2,000 人

    【概要】 会議の開催に合わせ、5 月 20 日(金)から 22 日(日)までの 3 日間、せんだいメディアテーク 1 階オープンスクエアで、仙台藩ゆかりの歴史や文化を体験できる「仙台・東北トレジャーズカフェ」を開催した。 東日本大震災を経て、輝きを増した仙台・東北の「宝物(トレジャーズ)」を見つめ直すため、きりこ(切り紙)や秋保のこけし絵付け、鹿踊りのワークショップのほか、南三陸オイスターバーや、仙台産のお米や野菜で作った特製弁当の販売、仙台・秋保地区のなつかしの映像上映、G7関連会議開催地のポスター展示などを実施し、延べ約 2,000 人が来場した。

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    22 会議開催支援、歓迎

    仙台・宮城の味と技フェア~ようこそ仙台へ~

    開催期間

    5 月 16 日(月)~ 5 月 22 日(日)【時間】 16 日~ 18 日 10:00 ~ 20:00 19 日~ 21 日 10:00 ~ 21:00 22 日     10:00 ~ 19:00

    会  場 JR 仙台駅 2 階コンコース

    主  催 (公財)仙台観光国際協会JR東日本東北総合サービス(株)

    【概要】 会議に関連する来仙・来県者に対し、歓迎の意を表すとともに、仙台・宮城の歴史と伝統に育まれた優れた民芸品・工芸品や食品等の地場産品を紹介・宣伝し郷土の魅力を伝えることを目的に、物産展を開催した。 会議終了後、帰国前の要人が立寄るなど、賑わいをみせていた。

    推進協の取り組み | 49

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

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    推進協の取り組み

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    23 開催機運の醸成

    Thank You to the World 写真撮影、G7 パネル出展

    開催日 A. 2015 年 10 月 25 日(日)B. 11 月 1 日(日)

    会 場 A. 仙台国際センターB. 秋保総合支所前広場

    撮影数 A. 約 120 組  B. 約 40 組

    【概要】A. せんだい地球フェスタ(主催:(公財)仙台観光国際協会) 10 月 25 日(日)に仙台国際センター展示棟で開催された「せんだい地球フェスタ 2015」の会場において、G7 各国について紹介するパネル展示と「Thank You to the World」写真撮影会を実施した。 写真撮影会では、世界各国からの震災支援に対し感謝の気持ちを伝えるという企画の趣旨に賛同したたくさんの方が撮影会に参加し、約 120 組を撮影することができた。

    B. まつりだ秋保 2015(主催:仙台市秋保総合支所) 11 月 1 日(日)に秋保総合支所前広場で開催された「まつりだ秋保 2015」の会場において、「せんだい地球フェスタ 2015」と同様、パネル展示と「Thank You to the World」写真撮影会を実施した。写真撮影会には、青空の中、約 40 組の方々が参加した。

     撮影した写真は、会議期間中に、本体会議場及びプレスセンターに展示した地元紹介ブースや PR 動画で紹介したほか、リーフレットにして会議参加者やプレス関係者へ配布した。

    巡回パネル展

    開催期間会  場

    2015 年 12 月 1 日(火)~ 2016 年 5 月 20 日 (金) 仙台市役所本庁舎 1 階ロビー12 月 2 日 (水)~ 12 月 10 日 (木) 秋保総合支所 1 階ロビー12 月 8 日 (火)~ 12 月 17 日 (木) 青葉区役所 1 階ロビー12 月 22 日 (火) ~ 2016 年 1 月 14 日 (木) 秋保・里センター2016 年 1 月 5 日 (火)~ 1 月 14 日 (木) 若林区役所 1 階ロビー1 月 19 日 (火) ~ 1 月 28 日 (木) 仙台国際センター交流コーナー2 月 1 日 (月) ~ 2 月 10 日 (水) 泉区役所本庁舎 1 階ロビー2 月 15 日 (月) ~ 2 月 25 日 (木) 宮城総合支所 1 階ロビー2 月 29 日 (月) ~ 3 月 10 日 (木) 宮城野区役所 1 階ロビー3 月 15 日 (火) ~ 3 月 24 日 (木) 太白区役所 1 階ロビー3 月 26 日(土)~ 5 月 20 日(金) 仙台国際センター会議棟4 月 2 日(土)~ 4 月 10 日(日) 八木山動物公園ビジターセンター5 月 9 日(月)~ 5 月 20 日(金) 藤崎(青葉通り側玄関 特設会場)

    主  催 推進協

    【概要】 会議開催を記念して、会議の概要や仙台開催の意義、G7 各国の概要、各国から震災以降に仙台・東北へ寄せられた復興支援内容等を紹介する巡回パネル展を開催した。

    市民向けイベント/展示

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

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    23 開催機運の醸成

    カフェ・サミット~サミット参加国について理解を深めよう~

    開催日時

    第 1 回:2016 年 1 月 22 日(金) 14:00 ~ 16:00第 2 回: 2 月 3 日(水) 14:00 ~ 16:00第 3 回: 2 月 17 日(水) 14:00 ~ 16:00

    会  場 地下鉄東西線国際センター駅 2 階「青葉の風テラス」多目的スペース

    主  催 推進協、(公財)仙台観光国際協会

    来客者数第 1 回:50 人第 2 回:60 人第 3 回:57 人

    【概要】 カフェ・サミットは、G7 各国出身の方を講師に招き、各国のお菓子やお茶などを楽しみながら参加者相互に交流するイベントで、地下鉄東西線国際センター駅 2 階の多目的スペースを会場に、1 月 22 日(金)、2 月 3 日(水)、2 月 17 日(水)の計 3 回実施した。それぞれ定員を上回る応募があり、延べ約 170 人が参加した。 イベントでは、各国の最新事情やそれぞれの目線から見た母国と日本との相違点、日本では知られていない母国のお祭りや食べ物、文化、国民性などが紹介された。時には笑い声もこぼれるような和やかな雰囲気の中、参加者はとても興味深げに耳を傾けている様子であった。 また、イベント当日の運営では、地域の国際交流や外国人市民支援事業に積極的に取り組む外国人留学生「せんだい留学生交流委員」が協力した。

    【講師/講演名】

    第 1 回

    イタリアLSC 駅前校専任講師デ・サント ロレンツォ 氏

    「日本とイタリア 超異文化!」

    フランス東北学院大学フランス語講師ル・ユデック グエナエール 氏

    「フランス―現在の “ 顔 ”」

    第 2 回

    アメリカ仙台市国際交流員(CIR)メリサ・ヒル 氏

    「“ 祭り ” から考える日米比較」

    ドイツ東北大学大学院国際文化研究科教授ナロック・ハイコ 氏

    「私の好きなドイツ」

    第 3 回

    イギリス仙台市国際交流員(CIR)ディヴィッド・ドノヴァン 氏

    「イギリス人と日本人―相違点と共通点」

    カナダ語学教師・翻訳・通訳マリジョゼ・ブラサール 氏

    「カナダの中の2つの文化」

    G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議開催 100 日前記念イベント開催日時 2 月 9 日(火) 14:00 ~ 16:00

    会  場 TKP ガーデンシティ仙台 ホール D

    主  催 推進協

    来客者数 約 120 人

    【プログラム】■開会挨拶 推進協会長(仙台市長) 奥山 恵美子■基調講演 テーマ:「G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議にむけて」 <講師> 財務省国際局長 門間 大吉 氏■パネルディスカッション テーマ:「G7が仙台にもたらすインパクト」  <パネリスト> (株)JTB 総合研究所 MICE 研究室 主席研究員 太田 正隆 氏         仙台商工会議所会頭 鎌田 宏 氏         仙台市長 奥山 恵美子 <コーディネーター>         東北学院大学教養学部地域構想学科教授 柳井 雅也 氏

    【概要】 会議開催まで 100 日前を迎えることを記念して、2 月 9 日(火)

    国際センター駅 2F「青葉の風テラス」(第 1 回の様子)

    推進協の取り組み | 51

  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

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    23 開催機運の醸成

    に TKP ガーデンシティ仙台でイベントが開催され、約 120 人が参加した。 イベントでは、はじめに財務省国際局長 門間氏を招いた基調講演が行われ、G7会議の成り立ちや、東日本大震災直後にG7によって市場安定のための協調介入が行われたエピソードなどが紹介された。続くパネルディスカッションでは、東北学院大学教養学部教授 柳井氏をコーディネーターに、(株)JTB総合研究所主席研究員 太田氏、仙台商工会議所会頭 鎌田氏、奥山 仙台市長が、「G7が仙台にもたらすインパクト」をテーマに、G7が仙台で開かれることの意義や、100 日後の会議に向けた期待と意気込みなどについて、熱心な意見交換を行った。また、イベント内容の再録記事を 3 月 7 日(月)河北新報朝刊に掲載した。

    G7 動物公園スタンプラリー

    開催期間 【スタンプラリー】4 月 2 日(土)~ 4 月 3 日(日)【パネル展】4 月 2 日(土)~ 4 月 10 日(日)

    会  場

    八木山動物公園【スタンプラリー】動物公園内各所 ※ 台紙は西門・東門売札所にて配布 ※ 景品交換はゼブラショップと東門売店にて実施

    【パネル展】ビジターセンター

    主  催 仙台市八木山動物公園、推進協

    スタンプラリー台紙配布数 各日先着 2,500 枚

    【概要】■スタンプラリー 多くの来園者の方々が、八木山動物公園内にいる G7 各国ゆかりの動物をめぐった。

    ①西門・東門 売札所にて台紙受け取り②園内各所の指定場所を回り、スタンプを収集

    ※ヨーロッパフラミンゴ(EU)、ライオン(イギリス)、ニホンザル(日本)、ビーバー(カナダ、アメリカ)

    ③スタンプが4つ集まったら、ゼブラショップまたは東門売店

    で景品と交換

    ■パネル展日程:4月2日(土)~4月 10 日(日) 会場:ビジターセンター1階内容:会議の概要、仙台開催の意義、会議参加国の概要、各国か

    ら震災以降に仙台・東北へ寄せられた復興支援内容等を紹介した。

    G7 図書館フェア

    会  場開催期間

    【広瀬図書館】4 月 15 日(金)~ 5 月 29 日(日)

    【市民図書館、泉図書館、宮城野図書館、若林図書館、榴岡図書館、太白図書館】4 月 29 日(金・祝)~ 5 月 25 日(水)

    【若林区文化センター】5 月 10 日(火)~ 5 月 21 日(土)

    主  催 推進協、各市立図書館等

    【概要】 仙台市内の各図書館等で、G7をテーマにした図書やパネルの展示を行う G7 図書館フェアを開催した。 各図書館では、経済やお金に関する本を集めたコーナーを設けたり、G7 各国ごとにそれぞれの国を紹介する本をまとめたりと、各館が工夫を凝らした G7 図書コーナーを展開した。

    財務省 門間 国際局長による基調講演

    動物公園ビジターセンターでのパネル展

    広瀬図書館の G7 図書コーナー

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  • G7仙台会議概要

    推 進 協 の 取 り 組 みG7 Finance Ministers and Central Bank Governors’ Meeting, Sendai

    1

    推進協の取り組み

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    3

    23 開催機運の醸成

    G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議開催記念 楽天野球団社長 立花陽三氏 講演会

    「世界へはばたけ!高校生」

    開催日時 4 月 17 日(日) 14:30 ~ 16:30

    会  場 TKP ガーデンシティ仙台 ホール B

    主  催推進協協力:(株)河北新報社運営協力:エフエム仙台「とび出せ 高校生諸

    君!」

    来客者数 高校生ら約 70 人

    【プログラム】■第一部 基調講演 <テーマ>「ウォールストリートとスポーツビジネスを経て」 <講 師>(株)楽天野球団社長 立花 陽三 氏■第二部 高校生と講師の意見交換 <テーマ>「国際交流って? 地域と世界のつながりについて       考えてみよう!」 <司会兼コーディネーター>   エフエム仙台アナウンサー 後藤 心平 氏■高校生による振り返り、お礼の言葉

    【概要】 G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議を次世代を担う高校生の国際性を養う機会とするため、4 月 17 日(日)、TKP ガーデンシティ仙台で、高校生を対象とした楽天野球団社長 立花氏による講演会を実施し、約 70 人の高校生らが参加した。 第一部の立花社長による基調講演では、元外資系企業の証券マンとして世界を舞台に活躍した経験談や、データや海外の事例を活用した球団経営、野球に興味がある人にもない人にも球場を楽しんでもらうための「ボールパーク構想」などについて話があった。第二部では、エフエム仙台 後藤氏をコーディネーターに迎え、国際交流をテーマに、立花社長と高校生代表が意見交換を行った。高校生のパネリストからは「外国人とのコミュニケーションの意義は、自分の見方を広げられること」「球団に外国人観光客を呼び寄せるため、七夕の時期に移動天文台を設置してはどうか」など、活発な意見が出された。 イベント終盤では、東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ選手のサイン色紙などをプレゼントするじゃんけん大会があり、会場は大いに盛り上がった。

    G7トーク サミット参加国出身者と一緒に考える “ おもてなし ”

    開催日時 4 月 20 日(水) 14:30 ~ 16:30

    会  場 仙台国際センター会議棟・橘

    主  催 (公財)仙台観光国際協会後援:推進協

    来客者数 約 160 人

    【講師】語学教師・翻訳・通訳 マリジョゼ・ブラサール 氏(カナダ出身)仙台日仏協会アリアンス・フランセーズ院長 グレゴリ・デュメン 氏(フランス出身)東北大学大学院国際文化研究科教授 ナロック・ハイコ 氏(ドイツ出身)東北大学大学院文学研究科研究員 ダヴィデ・ビッティ 氏(イタリア出身) 仙台市国際交流員(CIR) デイヴィッド・ドノヴァン 氏(イギリス出身) 仙台市国際交流員(CIR) メリサ・ヒル 氏(アメリカ出身)

    【司会】アリティーヴィー(株) 浜 知美 氏

    【概要】 4 月 20 日(水)に仙台国際センター会議棟で、G7 各国出身の在仙外国人 6 人を講師に招き、外国人の視点から見た仙台・東北の魅力や、日本の「おもてなし」について意見交換を行うトークイベントを開催し、約 160 人が集まった。 「どうすれば仙台へ外国人観光客