ずっと昔から続いてきた 石にまつわる物語 - komatsustone y! 昭和~平成(現在)...

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YUSENJI TAKIGAHARA OGOYA YOKAICHIJIKATA HANASAKA OSUGI KANAGASO 小松で ずっと昔から続いてきた 石にまつわる物語 KOMATSU STONE BOOK 2016年11月発行 発行:小松市役所 観光交流課 〒923-8650 小松市小馬出町91番地 TEL: 0761-24-8076 まるご と・こまつ・旅 ナビ 石の文化が見学できる施設の紹介や 動画も配信しています 検索

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  • Y U S E N J I

    T A K I G A H A R A

    O G O Y A

    Y O K A I C H I J I K A T A

    H A N A S A K A

    O S U G I

    K A N A G A S O

    小 松 でず っ と 昔 か ら 続 い て き た石 に ま つ わ る 物 語

    KOMATSU STONE BOOK2016年11月発行発行:小松市役所 観光交流課〒923-8650 小松市小馬出町91番地TEL: 0761-24-8076

    まるごと・こまつ・旅ナビ

    石の文化が見学できる施設の紹介や動画も配信しています

    検 索

  • 弥生人のスーパー技術の証として知られているのがこの碧玉の管玉。緑色の宝石として重宝されていた碧玉を当時の最先端技術で加工し(2ミリの円柱に石の針で開けられた1ミリの穴!)、翡翠の勾玉と組み合わせて首飾りが作られていたのだという。この当時から、こまつの“ものづくり”が全国に注目され、今でも継承されているなんて驚き!

    八日市地方遺跡から出土された「碧玉製管玉工程資料」

    わ た し た ち の

    大 好 き な 宝 石 も 九 谷 焼 も 建 物 も 、

    み ん な 長 い 長 い 石 の 歴 史 か ら

    始 ま っ て い た と は … !

    こまつ の 石 文 化 ストーリー0 4

    弥 生 人 のもの づくりを 拝 見0 3

    こまつ の 石「 観 音 下 石 」と「 滝ヶ原 石 」を知る

    0 8

    石 を 眺 め に 那 谷 寺 に 行こう1 0

    近 場 にちょっと森 林 浴 へ   石トレッキング の ススメ

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    ミュージ ア ム でこまつ の 石 を 学 ぶ0 6

    建 築ガール m e e t s

    こまつ の か わ い い 石 建 築1 4

    こまつSTONE AREAマップ1 8

    Roots of KUTANI

    九谷 焼 はこまつ の 石

    「 花 坂 陶 石 」からうまれる

    1 6祝日本 遺 産 認 定!

    2016年4月25日、文化庁が

    認定する「日本遺産」に、小松

    市の『「珠玉と歩む物語」小松

    ~時の流れの中で磨き上げた

    石の文化~』が選ばれました。

    こまやかな

    手仕事がうつくしい

    弥 生 人 の も の づ く り を 拝 見

    3 2

  • こまつの

    石文化

    ストーリー

    日本遺産に認定された「こまつ

    の石文化」。その物語は遥か昔…

    およそ2000万年前から始まっ

    ていたのです!そこから現代へと

    脈々と続いてきた石のストーリー

    …少し一緒にたどってみましょう。

    関西や関東にも出荷されるようになる観音下石(日華石)の切り出しがこの頃スタート。丈夫さと湿気への強さが魅力のこの石は、あたたかみのある黄色の風合いも特徴。国会議事堂をはじめとした多くの建築物でも使用されています。

    ❻ 観 音 下 石 が 全 国 へ

    前田利常公の隠居城として建てられた小松城の本丸やぐら台は切り込みハギと呼ばれる当時最新の工法を使い、美しく積まれています。金沢の戸室石の他、小松の鵜川石も用いられていて、さながら石のパッチワークのような仕上がりに!

    ❸ 美しい 石 の パッチワーク

    日本有数の銅の生産量を誇った尾小屋鉱山。経営に加わっていた横山家の財力は、小松だけでなく加賀の経済や文化の継承の支えにもなりました。遊泉寺銅山を本格的に開発した竹内明太郎はのちに鉱山機械製造のため、小松製作所(現コマツ)を立ち上げることになります。

    ❹ 鉱 山で 経 済 活 性 化

    急激な地殻変動により、日本海側は火山活動が活発に。それに伴い、金や銅の鉱石、碧玉、メノウ、水晶等の宝石や、九谷焼の原石となる陶石等さまざまな鉱物が多く生み出されました。

    ❶ 小 松 エリア が 鉱 物 の 宝 庫 に

    市内の様々な場面で出会える小松の石文化。地元の石を使った石蔵や石塀、はたまたアーチ型の石橋群や石切り場に至るまで…様々な石の技術が身近な場面で発見できます。この本片手に小松の石めぐりにちょっとお出かけしてみませんか?

    ❼ 現 代 に 繋 がる石 文 化

    明治期にジャパンクタニと称賛された九谷焼の素となっているのは花坂地区で発見された花坂陶石。今でも昔ながらの技術は伝承され、陶石粉砕から九谷焼陶土ができるまでの工程がしっかりと守られています。

    ❺ ジャパンクタニの 誕 生流紋岩で矢じりなどの石器を作っていた縄文時代。それから弥生時代になると、碧玉の管玉や翡翠の勾玉作りがスタート。八日市地方遺跡から出土された500㎏を超える碧玉の中には、いくつもの精巧な管玉が!

    ❷全国で重宝された「緑」の装飾品

    kanagaso

    stone

    very beautifu l !

    今からおよそ2000万年前縄 文 時 代 ~ 弥 生 時 代安 土 桃 山 時 代 ~ 江 戸 時 代江 戸 時 代明 治 時 代大 正 時 代 はじ め昭 和 ~ 平 成 ( 現 在 )

    【本多貞吉】島原出身の陶工。およそ200年前九谷焼の原料となる花坂陶石を見つけ出し、九谷焼再興のきっかけをつくることとなる。

    【竹内明太郎】全国有数の銅山だった遊泉寺銅山を経営、のちに小松製作所を設立。建設機械や産業機械の世界トップ(クラス)メーカー「コマツ」の礎を築いた。

    【前田利常公】加 賀 前田家 3 代目藩主。小松が誇る貴重な文化遺産や伝統産業の礎を築いたと言われている。

    boooom! kira kira

    japan

    kutani

    kiri das

    hi !

    To be continued...

    birth!

    good des ign!

    zaku zaku

    un

    toko syo!

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  • 小松市尾小屋町カ1-1 tel.0761-67-1122x 9:00~17:00 v水曜

    (祝日は除く)、祝日の翌日、12/1~3/24の冬期休館 料◯ 500円(高校生以下無料)

    小松市国府台3-64 tel.0761-47-4533 x3月~11月 10:00~16:30(12月~2月の期間内に見学希望の方は埋蔵文化財センターまで電話) v水曜(祝日除く)、祝日の翌日、展示替え期間、年末年始 料◯無料

    小松市原町ト77-8 tel.0761-47-5713 x9:00~17:00 v水曜(祝日除く)、祝日の翌日、年末年始 料◯入館は無料、展示観覧料は100円(高校生以下無料)

    小松市丸の内公園町19 tel.0761-22-0714x9:00~17:00 v月曜、祝日の翌日、展示替え期間、年末年始 料◯300円~(高校生以下無料)

    尾小屋鉱山資料館&尾小屋マインロード

    日本有数の鉱山だった「尾小屋鉱山」にまつわる資料館。鉱山関係の資料だけでなく、岩石や鉱物の展示も充実していて、歴史を感じるものや物語のあるもの、見ていてときめく美しいもの等々…。とっつきにくいイメージだった石の世界も、この資料館をぐるりと周ったころにはより身近に感じられているはず!資料を見た後は、実際に採掘されていた全長約600mのマインロードへ。採掘当時の空間を体感でき、ちょっとした冒険気分も味わえますよ。

    埋蔵文化財センター『埋蔵文化財センター』では、小松市にある遺跡で発掘された出土品の数々を実際に見ることが出来ます。それぞれの細やかな解説を聞くことも可能で、小松の石や古くからの物づくりの歴史を学ぶにはうってつけ。子供も大人もたのしめる体験メニューもあります。

    河田山古墳群史跡資料館かつて多数の古墳を有した旧河田山(現小松市国府台)の当時のジオラマや資料と共に、古墳について学ぶことができます。入ってすぐ正面に鎮座する石室は当時のものをそのまま復元したもので、天井がアーチ型につくられた全国唯一の石室です。建物の隣にある古墳公園では白山連峰を一望することもできますよ。

    小松市立博物館歴史・美術などの人文資料や化石・標本・剥製などの自然科学資料も併せて5万点あまりの収蔵資料数を誇る、県内唯一の総合博物館。「珠玉と歩む物語」の日本遺産認定に伴い、石文化をたどる特別展示も頻繁に開催されています。何度でも訪れてその度に様々な角度から学んでみるのもいいかもしれません。

           で

    こ ま つ の 石 を学ぶ

    Hello...

    石文化を知るにはミュージアムをめぐってじっくり勉 強するのが一番!発行から1週間使える

    『ミュージアムパス』を買えば、500円ですべての施設が見放題という嬉しいサービスも!

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  • 小 松 の 石 と を 知 る

    湿気に強いこともあり、石蔵建築に多く選ばれました

    ヶ原・菩提地区には、明

    治から

    昭和

    初期のアーチ型石橋が6橋残

    などにも使

    われています国会

    議事堂や甲子園会館

    大正初期から始まり、現在も採掘される浮石質凝灰岩の「観音下石」。独特な黄色と、熱や湿気に強くカビが生えにくい点が高評価を受け、市内では石蔵や石塀、彫刻などに、市外では数々の有名な近代建築物に使用されてきました。見た目と性質どちらも抜群の魅力を兼ね備えていることから、現在でも市内には黄色の石蔵が多数存在しています。

    ぬくもりあ る 黄 色 に 癒 され る!那谷・菩提と並んで碧玉産地だった滝ヶ原では、現在、良質の緑色凝灰岩の「滝ヶ原石」が採掘されています。江戸期に開かれた石切り場が多く、うち一ヶ所がまだまだ現役。滝ヶ原石は青白くて水に強いのが特徴なので、鳥居や大型の石塔、意外なところではお風呂場の石にも使われているんです。

    耐 久 性 抜 群 で 水 にも強し!

    り進められ

    た石切り場もありま

    良質の石材

    を求めて迷路のように

    9 8

  • 成29年に開創1300

    年を迎える古刹『那谷

    寺』は、国指定文化財を数多

    く有し、四季の変化に富んだ

    景色が人気で、大きな1枚岩

    の「奇岩遊仙境」が印象的。

    浅い洞窟には小さな石仏が

    鎮座され、まるで仙人が自然

    を慈しみ遊んでいるかのよう

    にも見えます。景観保持のた

    め、手すりをあえて付けない

    スタイルですが、動きやすい靴

    を履いていたら岩の上を歩い

    てみるのもおすすめ。きっと

    石と自然が持つ雄大なパワー

    を五感で感じ取れるはずで

    す。ほかにも境内には稀有な

    石を配した「庫裡庭園」、本

    殿内の「いわや胎内くぐり」

    などがあり、「石」という観点

    から巡ってみてもきっと面白

    いはずですよ。

    tel.0761-65-2111 小松市那谷町ユ122 【拝観料】大人600円 小人300円 v無休【拝観時間】8:30~16:45(3/1~11/30) 8:45~16:30(12/1~2/28) 

    那谷寺

    岩山と繋がっている本殿は、岩壁に寄って建てられていて境内の中でも特に秀逸な建築。

    かの松尾芭蕉もかつて那谷寺を訪れ、「石山の 石より白し 秋の風」の句を「おくのほそ道」に記した。

    琉美園にある迫力ある自然石「三尊石」は岩面が3つに分かれ阿弥陀三尊の姿にもたとえられる。

    国名勝指定園。長い年月をかけ形成された奇岩。那谷寺が大切にする「自然智」の心を象徴するスポット。

    園内に配される庭石や飛び石には、碧玉やメノウ、水晶、オパールなど地元産の石類を使用。

    石 を 眺 め に

    行 こ う

    那谷の地はメノウなどが産出され、室町時代には遣明船で明国へと献上されていました。

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  • まつの石を感じられる

    スポットのいくつかは

    緑豊かな自然に囲まれていま

    す。各石切り場付近や銅山

    跡、更に十二ヶ滝や荒俣峡な

    どは、自然の中でゆっくり深

    呼吸してトレッキングするに

    は最適!別世界に飛び込ん

    だかのような独特の空気感

    で、ついついSNSに投稿した

    くなっちゃう絵になる場面の

    連続です。遊泉寺銅山跡はハ

    イキングコースとして道も整

    備されているので、気軽な山

    登り気分も味わえますよ。石

    にまつわるスポットを探検し

    て、長い歳月をかけて作られ

    た自然の造形美を眺めなが

    ら、程よい距離感のトレッキン

    グに汗を流す…そしてさらに

    は森林浴まで!石トレッキン

    グってかなりいいことづくしだ

    と思いませんか?

    のススメ

    近 場 に ちょっ と 森 林 浴 へこ

    1.滝ヶ原には明治後期から作られた、アーチ型の石橋が5つ現存/2.切り出された岩肌が露出した、石切り場ならではの独特の風景。/3.現在も切り出しが行われている石切り場。

    10.随所に溜まった地下水が照らし出す幻想的な世界。角度によって青にも緑にも見える。

    6.現在も切り出しされて各地へ出荷されている。/7.緑豊かな地にひっそりと佇む石場入口。

    8.長い年月をかけて作られた奇岩のまわりを四季ごとに紅葉、新緑などが彩ります。それらが水面に映り、つくり出される渓谷美は「加能八景」にも選ばれるほど。

    9.音としぶきをたて、岩石の上を12筋にわかれていく圧巻の景色が見られます。

    4.緑の蔦に覆われているのは、かつての精錬所にあった巨大な煙突。/5.銅山の持ち主で、のちに建機のコマツをつくることとなる竹内明太郎の記念碑も。また、明治時代、ここで取れた紫水晶について、世界的な水晶学者が「我が国の中で最高峰」と評価したことも。 23

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    9

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    10

    10

    7

    6

    大手建機メーカー「コマツ」発祥の

    場所

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  • 02

    九谷焼の窯元として長く使われてきた建物を、一部改修し新たな現代町家として生まれ変わらせたのがこの『松雲堂』。建物の大部分は昭和8年に建てられた当時のものをそのまま活かしていて、造りも佇まいも昭和初期の風情をたっぷりと感じさせてくれます。錦窯の展示スペースや観音下石と滝ケ原石を使ったあたたかみのある石蔵も見どころのひとつ。●小松市龍助町27 tel.0761-24-8130(文化創造課)

    松 雲 堂

    建築好きな女子「建築ガール」と小松の石建築めぐりにいってきました!普通の女子ならわからない??玄人好みな石建築分析…彼女たちのコメントも参考に、あなたも石建築めぐりにでかけてみよう!

    01

    加賀前田家3代前田利常公のこだわりが随所に反映された小松城。築城技術がピークに達していた時期に築かれただけあり、やぐら台には「切り込みハギ」と言われる切石を精巧に積み上げていく工法が用いられています。この石垣に使われているのは金沢の戸室石と小松産の鵜川石。様々な石の色味のコントラストがとても美しく、利常公の美意識が反映された仕上がりにうっとり!●小松市丸の内町(小松高校グラウンド内)

    小松城 本丸やぐら台

    04

    造り酒屋『東酒造』には国登録有形文化財が軒を連ねます。中でも観音下石を積み、アーチと龍虎の彫り物で美しく象った道具蔵は美しく、通りからでもじっくりと眺めることが可能。石蔵は断熱効果が高く、酒を造るための環境にはうってつけ。1860年の創業から変わらず守り続けてきた酒の味と酒蔵、どちらもじっくりと堪能してみよう!●小松市野田町丁35 tel.0120-47-2302

    東 酒 造 株 式 会 社 こ ま つ の か わ い い石 建 築

    石蔵ってこうまじまじと

    見るとかわいい…

    隙間なくビッシリ

    積まれた石にうっとり…

    昔のものが活かされている

    建築って今作ろうと思ってもなかなか作れないんですよね。

    町中に突如歴史感たっぷりの建造物が出現する感じがたまらない!

    建築の中でも日本建築が好きで、木造の建物の美しさに惹かれるという建築学専攻の大学院生。

    市井小雪さん

    建築学専攻の大学院生。将来は身近な人の家を設計したり、まちづくりに関わったりしたいのだそう!

    上条まどかさん小松市在住の社会人1年目!ドライブしながら色々な建築物を眺めるのが大好きだという建築好きガール。

    辻有那さん

    あたたかみのある色調と

    デザインの融合がたまらない!

    彫刻がまるでアート!渋かっこいい

    ですね…

    現代的なデザインにもひっそりと存在感を放つ石…!

    アートも建築も見どころ

    たっぷりな一軒だ!

    05

    小松市出身の画家宮本三郎の作品を所蔵する美術館。建物は鉄骨でできた新設棟と元々石蔵だったものを活かした倉庫棟からなり、既存の石蔵を漆喰でよりスタイリッシュに仕上げた倉庫棟は道路沿いから眺めても美しく、ずっしりとした重厚感で存在感も抜群。まちなみ景観の向上にも一役買っています。●小松市小馬出町5番地 tel .0761-20-3600

    宮本三郎美術館

    芭蕉の句碑も見どころですよ!

    石の橋があると風景に風情が出ますね…!03

    空港軽海線沿いにある『すわまへ芭蕉公園』。敷地内には芝生や岩で造作された遊歩道を含む庭園、さらには琴平神社も配置されていて、ちょっとした休憩にもぴったりです。中でも滝ケ原石で作られたアーチ型の石橋は、町並みにも美しく溶け込み、石の文化を彷彿とさせる新名所となっています。●小松市浜田町(莵橋神社前)

    すわまへ芭蕉公園石のアーチ橋

    15 14

  •  およそ200年前、江戸後期

    に陶工本多貞吉によって花坂

    地区で発見された花坂陶石。

    この石が素となる粘土を用い

    て作られるのが、国内色絵磁

    器の最高峰「九谷焼」です。市

    内製土所では、陶石粉砕から

    九谷焼陶土ができるまでの昔

    ながらの工程が受け継がれてい

    ます。そして花坂地区から少し

    先の八幡にある『登窯展示館』

    では、市内唯一の現存する登窯

    を見ることが可能。さらにもう

    一つ押さえておきたい、『錦窯展

    示館』。こちらでは上絵付けの

    窯の展示と、人間国宝三代徳

    田八十吉と初代、二代の作品が

    展示されています。九谷焼の歴

    史と石の歴史、どちらも少しず

    つ辿っていくことで、より深く

    九谷焼を知るひとつのきっかけ

    になるかもしれません。

    Taniguchi seidosyo

    小松市若杉町にある九谷焼製土所。先代から技術を受け継ぎ、現在は3代目の浩一さんへとバトンを繋いでいます。花坂採石場での採石作業の後、5台の機械と地道な手作業で九谷焼用の粘土は作り上げられています。

    谷 口 製 土 所

    Noborigama Tenjikan

    昭和40年ごろまで使われていた、素地焼成する本焼段階の窯「連房式登窯」を展示。近代九谷磁器窯の典型的形式を今に伝える貴重な遺産として、昭和48年には市の指定文化財にも認定されました。企画展や体験企画などもあり。●小松市八幡己20-2 tel .0761-47-2898x11:00~15:00(入館は14:30まで) v月曜(祝日の場合除く)、祝日の翌日、年末年始  料◯無料

    登 窯 展 示 館

    Nishikigama Tenjikan

    人間国宝三代徳田八十吉の生家であり、初代から三代までが九谷上絵付にいそしんだ陶房の跡でもあるこの家屋。和と洋がミックスされた、落ち着くたたずまいの中で作品の展示や錦窯などを見学することができます。●小松市大文字町95-1 tel .0761-23-2668x9:00~17:00(入館は16:30まで) v月曜、祝日の翌日、年末年始 料◯一般300円 高校生以下無料

    錦 窯 展 示 館

    “ 花 坂 陶 石 ”を知ることで九谷 焼 の 新 たな 一 面 が 見えてくる。

    九 谷 焼 は こま つ の 石「 花 坂 陶 石 」か らうま れ る

    【花坂陶石】 hanasaka-touseki

    石の結晶構造がスポンジのようにいくつかの空洞を有していることが顕微鏡で覗くとよくわかる。吸水性があり粘土にしたときの粘り気が高いことから細やかな作業にも適している。焼きあがった素地の色味は少しのグレーと青みを帯びた白色で独自の美しさを持つ。

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    小松空港

    北陸自動車道

    東酒造石蔵

    小松 I C

    粟津

    動橋

    明峰

    十九堂山遺跡石塔群

    小松

    粟津温泉

    ゆのくにの森

    長谷町金野町

    木場潟

    柴山潟

    登窯展示館

    花坂陶石山

    小松城本丸やぐら台

    谷口製土所

    サイエンスヒルズこまつ

    八日市地方遺跡

    園町

    有明町南

    う川古代桜

    今江北

    八幡東

    軽海西

    千代能美

    河田

    上八里町

    大長野西

    八幡温泉東

    八幡温泉西

    粟津駅前

    粟津温泉北

    せせらぎの郷

    大杉みどりの里

    錦窯展示館松雲堂

    すわまへ芭蕉公園

    小松運動公園

    ↑金沢

    ←福井

    遊泉寺石切り場跡

    遊泉寺銅山跡

    仏御前の墓

    埋蔵文化財センター

    観音下石切り場

    尾小屋鉱山資料館マインロード

    十二ヶ滝

    荒俣峡

    那殿観音

    赤瀬ダム

    日用苔の里

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    ハニべ巌窟院 鵜川石切り場跡

    おでかけしよう!

    こまつの石ドライブに

    歴史を感じる

    石めぐりドライブ

    なんかもよいですなぁ

    こまつには

    いろんな石の名所が

    あるんだね

    こまつS

    TO

    NE

    AR

    EA

    マップ

    PLAN2. びっくり洞窟めぐり

    ハニベ巌窟院

    尾小屋鉱山資料館・尾小屋マインロード

    滝ヶ原地区(石橋・石切り場)

    PLAN1. 石と自然満喫めぐり

    石文化をめぐるオススメ 3 プラン !

    十二ヶ滝

    荒俣峡

    那谷寺

    PLAN3. オトナ的まちめぐり

    錦窯展示館(石蔵のある展示館)

    ミュー・レ・ミュー(昼食)(石のお皿でフレンチを)

    東酒造(石蔵の酒蔵)

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    小松カントリークラブ

    161

    那谷寺

    滝ヶ原石造多層塔

    431 1

    43

    滝ヶ原石切り場アーチ石橋群

    那谷町

    分校

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    165

    111

    大杉石切り場

    こまつドーム

    安宅の関

    河田山古墳群