中南米ホンジュラス

小学校教諭

算数プロジェクト

算数プロジェクト

・８９年ＪＩＣＡが初等教育への本格的な協力を開始

・２００２年までの13年間で５８人の青年海外協力隊を派遣

・２００３年から２００６年に教材開発と開発された教材を用いた教員研修を軸とする「算数指導力向上計画（通称プロメタム）」を実施

ホンジュラスに算数へ協力が必要された背景。

6歳から12歳までが義務教育就学率８７パーセント

修了率６８．５パーセント

留年制度により落第を繰り返す生徒

正規の6年間で卒業できる子どもは3割程度

算数の成績不振が深刻１９９８年中南米１１か国中最下位

プロジェクトで作成したもの

・教師用指導書

・児童用ワークブック

ホンジュラス政府がこれを国定教科書に指定

国立教育大学が実施する現職教員研修プログラムの算数教育法の講師として隊員が指導書内容についての講習を行う

ＰＦＣの講師

現職教員は現職教員研修プログラムである

ＰＦＣで学び全て単位をとると、短大大卒資格を取得することができる。

隊員はその中の算数教育法の講師として、現職教員に算数の指導法を講習。

２００４年 7月１３日首都テグシガルパ着

現地語学訓練サンタルシアにて6週間

初ホームステイ

毎日 手洗い洗濯

私の部屋

サンタルシアの町

語学学校

任地に赴任 9月７日 1ヶ月半目

職場の人たち

ダンリ市教育委員会

カウンターパートの教育長指導主事

仕事場

組織図ＪＩＣＡ専門家

・プロメタム（算数指導力向上計画）のメンバーとして運営、実施

・指導書、作業帳の制作

・政府との交渉

・隊員の活動調整

国立教育大学

ＰＦＣ（現職教員再教育プログラム）を実施

ＰＦＣコーディネーター

市のＰＦＣ講習の実施

市の教育長

市のＰＦＣ講習のバックアップ

隊員の活動のバックアップ

隊員

・５つの市の教育委員会に配属される

・主にＰＦＣの講師としての活動

・市の教育活動にも協力

仕事

仕事のメンバー 3人1年早い現職の先輩隊員

指導書の3年生の内容を講習中

同期隊員と自分

先輩の授業参観、講習生の授業観察

授業観察

日本文化紹介

給食に並ぶ子どもたち

母親達が交代で

鉈で作った手作りこま

授業観察への道

ホンジュラスの授業の問題点

授業が計画的に行われていない

・カリキュラムで決められた分野を網羅していない。

・年間計画や単元構成が行われていない

・授業時数が足らない

年間２００日の予定だが、

実際は１００日程度。

教員の学力不足

教師主導型で、発問後、子どもに考えさせる時間を取らない。

教師の説明時間が長い

正確な知識の不足

教師の言葉をオウム返しに繰り返す形

指導が伝達方式授業

教科書・ノート

教科書がない学校が多い

教科書は持ち帰れない

板書計画がない

膨大な量の黒板を子どもはひたすらうつす

教材・教具が使えない

教材費がなく、紙類やコピー代は教師の負担

教材の使用方法や目的性性質が理解されていない

使用経験の不足

複式学級

作業帳、指導書

１．カリキュラムで指定されている内容をすべて教える。

２．誤りは教えない。

３．子どもに考えさせる指導を行う。

４．複式の問題も含め、子どもの学習活動を保証する。

プロメタムが目指した授業

日本人による講習

講習を受けた先生達から他の先生たちへ

ホンジュラスの先生達の指導力が向上する。

子どもたちの算数による落第率が下がる

指導書4年生内容講習

指導書5年生内容講習

楽しい活動の体験

教え方が変わってきた先生達

指導書、作業帳、全国配布

軍隊の設備に指導書を取りに来た先生達

教科書配布 各学校の図書館

個人持ち？学校保管？

講習生から他の先生達へ

6年生内容講習

出前授業

自主研修会

ホンジュラス

の生活

私の部屋

ホンジュラス食生活

トルティーヤ、フリホーレス、卵

エンチラーダ、タコス、野菜スープ

伝統料理 ナカタマル

よくあるストライキ 教育委員会封鎖

土管で道路封鎖する農夫たち

交通、悪路

レンカ族

ガリフナ族

コーヒー農園

他の隊員と一緒に

青年海外協力隊に参加して

異文化に生活したこと

言語、文化が違う人たちに伝えるという作業

共感できたこと

シンプルに生きること

ホンジュラスの人の優しさに支えられて