第13章 帝国主義とアジアの民族運動 - 三省堂 総合ウェブサイ …...1914年...

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◆表でチェックしよう:帝国主義時代のアメリカ大統領の業績 第 25 代―マッキンリー共和党)…“カリブ海政策”の始まり 1898 年 アメリカ スペイン戦争 〈原因〉キューバ独立運動ホセ マルティ〉・米艦メーン号の撃沈 〈結果〉①キューバ独立 グアムフィリピンプエルトリコ獲得 1898 年 ハワイ共和国併合 1899 年 中国門戸開放宣言(国務長官ジョン ヘイ第 26 代―セオドア ローズヴェルト共和党)…“棍棒外交1903 年 パナマ独立(←コロンビアより) 1904 パナマ運河着工(1914 年に完成:ウィルソン大統領時代) 第 27 代―タフト共和党)…“ドル外交” 1911 年 スタンダード石油会社解散 第 28 代―ウィルソン民主党)…“宣教師外交” 1914 年 クレイトン反トラスト法(“新自由主義”の1つ) 1915 年 ルシタニア号事件 1917 第一次世界大戦参戦(“モンロー主義”放棄) ★★★★ ③ 1898年、アメリカ合衆国は 大統領の下 で、スペインと戦った。 (同志社大―商) ★★★ による 反乱を原因として、アメ リカ スペインべい 西 せい 戦争が勃 ぼっ ぱつ した。 (京都府立大、成城大) ★★★ アメリカ スペイン米西戦争によって、アメリカ フィリピングアムを領有した。 (成城大、明治大) ★★★★ ⑥ アメリカは米西戦争の間、独立国であった 共和国を併 へい ごう した。 (立命館大―産業社会) マッキンリー ホセ マルティ、 キューバ プエルトリコ ハワイ 252 第 13 章 帝国主義とアジアの民族運動

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Page 1: 第13章 帝国主義とアジアの民族運動 - 三省堂 総合ウェブサイ …...1914年 クレイトン反トラスト法(“新自由主義”の1つ) 1915年 ルシタニア号事件

◆表でチェックしよう:帝国主義時代のアメリカ大統領の業績

第 25 代―マッキンリー(共和党)…“カリブ海政策”の始まり

1898 年 アメリカ =スペイン戦争〈原因〉キューバ独立運動〈ホセ =マルティ〉・米艦メーン号の撃沈〈結果〉①キューバ独立 ②グアム・フィリピン・プエルトリコ獲得

1898 年 ハワイ共和国併合

1899 年 中国門戸開放宣言(国務長官ジョン =ヘイ)

第 26 代―セオドア =ローズヴェルト(共和党)…“棍棒外交”

1903 年 パナマ独立(←コロンビアより)

1904 年 パナマ運河着工(1914 年に完成:ウィルソン大統領時代)

第 27 代―タフト(共和党)…“ドル外交”

1911 年 スタンダード石油会社解散

第 28 代―ウィルソン(民主党)…“宣教師外交”

1914 年 クレイトン反トラスト法(“新自由主義”の 1つ)

1915 年 ルシタニア号事件

1917 年 第一次世界大戦参戦(“モンロー主義”放棄)

□★★★★③ 1898 年、アメリカ合衆国は 大統領の下で、スペインと戦った。� (同志社大―商)

□★★★④ による 反乱を原因として、アメ

リカ = スペイン(米べ い

西せ い

)戦争が勃ぼっ

発ぱつ

した。� (京都府立大、成城大)

□★★★⑤アメリカ = スペイン(米西)戦争によって、アメリカはフィリピン・グアム・ を領有した。

� (成城大、明治大)

□★★★★⑥ アメリカは米西戦争の間、独立国であった共和国を併

へい

合ごう

した。� (立命館大―産業社会)

マッキンリー

ホセ =マルティ、キューバ

プエルトリコ

ハワイ

252

第 13 章 帝国主義とアジアの民族運動

Page 2: 第13章 帝国主義とアジアの民族運動 - 三省堂 総合ウェブサイ …...1914年 クレイトン反トラスト法(“新自由主義”の1つ) 1915年 ルシタニア号事件

□★★★⑦ 1899 年、国務長官 は 宣言を出し、中国での貿易の機

会かい

均きん

等とう

や領土保全などを訴えた。� (京都府立大、立命館大)

□★★⑧ 合衆国はラテンアメリカへの影響力を強め、アメリカ

= スペイン戦争後は 条項によりを事実上の保護国とした。� (中央大、早稲田大)

プラット条項=アメリカがキューバ憲法にもりこんだ主権制限条項。米西戦争後の 1898 年にキューバはスペインから独立したが、1901 年にアメリカは事実上キューバを保護国化した。

□★★⑨セオドア = ローズヴェルト大統領は、「 」という外交政策をカリブ海地域に展開した。� (同志社大、明治大)

「棍棒外交」=セオドア = ローズヴェルトが行った中南米への内政干渉などの帝国主義的な政策。彼はトラストの一

いっ

掃そう

をはかったので、「トラスト = バスター」とも呼ばれた。

□★⑩ アメリカ合衆国は 1902 年のイギリス・ドイツ・イタリアによる への内政干渉に対して調

ちょう

停てい

を行った。� (成城大―文芸)

□★★⑪ アメリカは 政府に運河建設のための租

借しゃく

を申し入れたが、拒否された。� (成城大、立命館大)

□★★⑫セオドア =ローズヴェルト大統領は、 共和国の独立を支援した。� (慶応義塾大、明治大)

□★★★★⑬ 大統領時代の 1914 年に、パナマ運河が開通した。� (センター)

パナマ=アメリカは 1903 年にコロンビアから独立させて運河開設権と租借権を購入し、翌 1904 年にパナマ運河開削工事を始め、1914 年に完成(1999 年にパナマに返還)。

□★★★⑭セオドア =ローズヴェルト大統領は、反トラスト法強化などをめざした 主義を唱えた。

� (明治大、立命館大)

□★★⑮ウィルソン大統領は独占企業を排除するため、1914年 法を制定した。� (明治大―経営・文)

ジョン =ヘイ、門もん

戸こ

開かい

放ほう

プラット、キューバ

棍こん

棒ぼう

外交

ベネズエラ

コロンビア

パナマ

ウィルソン

革新(進歩)

クレイトン反トラスト

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