第142号 · 2018. 10. 3. ·...

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24回インスペクション技術研究会 第1 回センサシステム技術研究会 講演会 IoT 時代に向けたスマートセンシングと標準化」 2018年7月2日発行 開催報告 開催日時: 平成29年12月12日(火)13:30 ~17:20 開催場所: ソフィアホール (〒870-0037 大分市東春日町 17 番 20 号 大分第2ソフィアプラザビル2F ) 主催:産総研コンソーシアム「製造技術イノベーション協議会」 インスペクション技術研究会、センサシステム技術研究会 共催:大分県産業科学技術センター 、九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会、 産業技術連携推進会議・九州・沖縄地域部会 IoT 分科会 Page 1 第142号 開催報告 第24回インスペクション技術研究会講演会 第1回センサシステム技術研究会講演会 ------------------- 1 講演1・講演2 ----------------------------------------------------- 2 講演3・講演4 ----------------------------------------------------- 3 講演5・今後のイベント情報・事務局からのお知らせ ----------------- 4 2017年12月12日(火)大分市(ソフィアホール)にて、「IoT 時代に向けたスマートセンシングと標準化」と題し、インスペク ション技術研究会、センサシステム技術研究会主催の講演会を開 催いたしました。 大分県産業科学技術センター センター長 吉岡 誠司氏と産総研 イノベーションコーディネータ(インスペクション技術研究会幹 事) 野中 一洋の開会挨拶で始まり、産総研 社会実装化センサシス テム研究チーム長 小林 健が講演を行った後、日本規格協会 標準 化アドバイザー 岩永 明男 氏、大分県産業科学技術センター 電磁 力担当 主幹研究員(総括) 池田 哲 氏、カールツァイス株式会社 IMT ディビジョン マネジャー 竹田 和博 氏に講演をしていただきました。最後に、産総研 センサシステム技 術研究グループ長(センサシステム技術研究会幹事)田原 竜夫が講演と閉会挨拶を行い、本講演会は盛会の うちに終了いたしました。講師の皆様をはじめ、多数お集まりいただいた参加者の皆様、まことにありがとう ございました。

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Page 1: 第142号 · 2018. 10. 3. · インスペクション技術研究会、センサシステム技術研究会 共催:大分県産業科学技術センター 、九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会、

第24回インスペクション技術研究会 第1 回センサシステム技術研究会 講演会

「IoT 時代に向けたスマートセンシングと標準化」

2018年7月2日発行

開催報告

開催日時: 平成29年12月12日(火)13:30 ~17:20

開催場所: ソフィアホール

(〒870-0037 大分市東春日町 17 番 20 号 大分第2ソフィアプラザビル2F )

主催:産総研コンソーシアム「製造技術イノベーション協議会」

インスペクション技術研究会、センサシステム技術研究会

共催:大分県産業科学技術センター 、九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会、

産業技術連携推進会議・九州・沖縄地域部会 IoT 分科会

Page 1

第142号

開催報告 第24回インスペクション技術研究会講演会

第1回センサシステム技術研究会講演会 ------------------- 1

講演1・講演2 ----------------------------------------------------- 2

講演3・講演4 ----------------------------------------------------- 3

講演5・今後のイベント情報・事務局からのお知らせ ----------------- 4

2017年12月12日(火)大分市(ソフィアホール)にて、「IoT

時代に向けたスマートセンシングと標準化」と題し、インスペク

ション技術研究会、センサシステム技術研究会主催の講演会を開

催いたしました。

大分県産業科学技術センター センター長 吉岡 誠司氏と産総研

イノベーションコーディネータ(インスペクション技術研究会幹

事) 野中 一洋の開会挨拶で始まり、産総研 社会実装化センサシス

テム研究チーム長 小林 健が講演を行った後、日本規格協会 標準

化アドバイザー 岩永 明男 氏、大分県産業科学技術センター 電磁

力担当 主幹研究員(総括) 池田 哲 氏、カールツァイス株式会社

IMT ディビジョン マネジャー 竹田 和博 氏に講演をしていただきました。最後に、産総研 センサシステム技

術研究グループ長(センサシステム技術研究会幹事)田原 竜夫が講演と閉会挨拶を行い、本講演会は盛会の

うちに終了いたしました。講師の皆様をはじめ、多数お集まりいただいた参加者の皆様、まことにありがとう

ございました。

Page 2: 第142号 · 2018. 10. 3. · インスペクション技術研究会、センサシステム技術研究会 共催:大分県産業科学技術センター 、九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会、

要旨: 近年注目されているIoT関連技術において、通信モジュール、エッジデバイス、クラウド環境な

どの基盤が整いつつある。その一方で「モノ」とのインターフェースとなるセンサには、測定対象に応

じて様々なバリエーションがある。本講演では産総研集積マイクロシステム研究センターで研究開発中

の、橋梁、空調設備、家畜動物、心電図モニタリング用MEMS/フレキシブルエレクトロニクス無線セ

ンサデバイスについて紹介する。

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製造技術イノベーション協議会機関誌

講演1 「MEMS/フレキシブルエレクトロニクス無線センサデバイスの IoT 応用」

産業技術総合研究所 集積マイクロシステム技術研究センター

社会実装化センサシステム研究チーム 研究チーム長 小林 健

IoTの到来とともに産業・社会は大きな変革の時を迎えています。さまざまな階層、グループでのつな

がりによって、新たなビジネスの可能性が大きく広がりを見せています。これまで世界最高水準とされ

てきた日本の高品質・高信頼なものづくり力を強化していく上で、現場力を向上させるためのツールや

手法、制度などの開発・整備は、喫緊の課題となっています。

本講演会では、大分県産業科学技術センターのご協力をいただいて、IoT時代に対応する品質、プロセ

ス、およびデータ管理などに関する最新のセンシング技術、デバイス技術、およびドローン応用などを

ご紹介します。今後、つながるためのルールづくりとしても重要となる標準化については、標準化支援

制度を活用した中小企業の取り組み事例をご紹介します。

要旨: 中小企業等での研究開発成果を知財で保護し、標準化によって市場展開させる新たなビジ

ネス戦略が注目されている。このための新市場創造型標準化制度及び標準化活用支援パートナー

シップ制度について紹介する。

講演2 「知的財産と標準化によるビジネス戦略

~中堅・中小企業等における標準化の戦略的活用のために~」

一般財団日本規格協会 標準化アドバイザー 岩永 明男

開催趣旨

※ なお、各講演のプレゼン資料のうち、講演者にご了解いただいたものは、会員専用ページにてご覧

いただけます。今年度のID、パスワード等がご不明の会員は、事務局([email protected])まで

ご連絡ください。

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要旨: 未来社会のキーデバイスとなるモータの性能を高めるには、モータの損失エネルギーを正確

に測る必要がある。現在開発中のモータ鉄損の熱的測定技術を中心に、磁気測定技術、モータ評価技

術を応用したドローンアナライザを紹介する。

Page 3

講演3「高精度磁気測定が拓く未来社会~EV、ドローンへの展開~」

大分県産業科学技術センター 電磁力担当 主幹研究員(総括) 池田 哲

第142号

講演4「ヨーロッパにおける品質検査と効率的なデータ管理」

カールツァイス株式会社 IMTディビジョン マネジャー 竹田 和博

要旨: ヨーロッパではカーボディにおけるインライン全数検査が主流となっている。抜き取り検査

においても様々な検査機器を使用したデジタル化が進んでいる。そして、IoTの思想の基、検査データ

管理が効率的に行われている。ヨーロッパと日本の現状を比較し、製品とともに説明する。

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要旨)ものづくりの現場で起こるトラブルの元となる異常の検出や、その予兆となる現象の解明を

目指したセンシング技術の開発を進めている。本講演では、主に窒化アルミニウム薄膜圧電体を利

用したセンシング技術について紹介する。

講演5「薄膜圧電体を利用した製造プロセスの状態監視技術の開発」

産業技術総合研究所 製造技術研究部門

センサシステム技術研究グループ 研究グループ長 田原 竜夫

製造技術イノベーション協議会機関誌

今後のイベント情報

"第3回 トリリオンセンサ・可視化研究会講演会"

ートリリオン(1兆個)センサ世界を拓く技術ー の開催を予定しております。

【日時】平成30年7月27日(金)13:30~17:30

【場所】リファレンス駅東ビル 5階 V-2会議室(福岡市博多区博多駅東1丁目16-14)

【主催】産総研コンソーシアム「製造技術イノベーション協議会」 トリリオンセンサ・可視化研究会

【共催】九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会

事務局よりお知らせ

法人会員

本協議会の目的に賛同する法人

年会費:3万円

個人会員

本協議会の目的に賛同する個人

年会費:3千円 但し、教育機関、公的機関、産総研に所属する

者、及びその他会長が特に認める者については会

費を徴収しない

入会について 会員制度

入会は、随時受付しております。

当協議会公式ホームページ ⇒「入会のご案内」をご覧ください。

■ご意見などありましたら事務局までご連絡ください。

編集・発行:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 九州センター

産学官連携推進室内 製造技術イノベーション協議会事務局

〒841-0052 佐賀県鳥栖市宿町807-1

TEL:0942-81-3590 FAX:0942-81-4089

E-mail:[email protected]

公式HP: http://unit.aist.go.jp/kyushu/amic/index.html ※本紙の無断転載を禁じます

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産総研コンソーシアム 製造技術イノベーション協議会