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第１部 自己紹介とプレゼンテーション

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○○○○齊木崇人（神戸芸術工科大学学長）齊木崇人（神戸芸術工科大学学長）齊木崇人（神戸芸術工科大学学長）齊木崇人（神戸芸術工科大学学長）

ありがとうございました。それでは早速、創造

会議を開始したいと思います。本日は、第１回目

です。創造会議のテーブルをまず皆さんと一緒に

つくりたいと思います。

先ほど市長からも紹介いただきました、すばら

しいメンバーを集めさせていただきました。この

メンバーお一人、お一人、デザイン都市・神戸に

期待されること、または、これまでデザインとど

のようにかかわって、いろいろ社会的に展開され

てきたか、というようなことを紹介していただき

ながら、申しわけないんですが、約８分というこ

とで、準備させていただきました。普通の委員会

ですと、とじた形で意見をお互い出し合うことで

終わるわけなんですが、きょうは先ほども久元市

長からお話がありましたように、皆さんを紹介さ

せていただいた後、皆さんの左手で、神戸カフェ

を開催いたします。そこで、いろんな意見がさら

に掘り下げられると期待しております。

まずは、神戸の創造会議のテーブルをつくらせ

ていただきたいと思います。時間がカウントされ

ます。時間については何もお知らせしませんが、

今日は時間を有意義に使いたいと思いますので、

時々見ていただいて、自己調整をお願いしたいと

思います。

それでは早速トップバッター、お願いしたいと

思います。

神戸商工会議所副会頭、株式会社ロック・フィ

ールド代表取締役社長、岩田弘三様です。よろし

くお願いします。

○岩田弘三（株式会社ロック○岩田弘三（株式会社ロック○岩田弘三（株式会社ロック○岩田弘三（株式会社ロック・・・・フィールド）フィールド）フィールド）フィールド）

ロック・フィールド

の岩田でございます。

先ほどは久元市長から、

神戸市がユネスコのデ

ザイン都市に認定され

た事に際し、私やフェ

リシモの矢崎社長、議

長である齊木先生の活

動について紹介していただきました。久元市長は

デザインに対しての理解や造詣が大変深い方だと

思っております。私たちのようにデザイン都市神

戸を応援するものとっては大変心強く、久元市長

のリーダーシップは本当にありがたいと思います。

サラダカンパニー・ロックフィールドサラダカンパニー・ロックフィールドサラダカンパニー・ロックフィールドサラダカンパニー・ロックフィールド

私どもの会社ロック・フィールドは、今年で

創業から４３年目になります。当社の現在のメッ

セージは「サラダ＝（イコール）ＲＦ１（アー

ル・エフ・ワン）、サラダの中に未来がある」で、

我々は「サラダカンパニー」であると宣言してい

ます。

創業当初の４０数年前にどのようなサラダを作

っていたか。その後「デザイン」を意識してから、

どう変わってきたか。この変化を少しご紹介した

いと思います。

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創業当初はポテトサラダやマカロニサラダ、

スパゲティのサラダなど、マヨネーズで和えた見

た目にも白いサラダが中心でした。その後1992年

に「ＲＦ１」ブランドを立ち上げて、新しいサラ

ダの商品開発を行い、販売ケースも変えていきま

した。最近ではこのような状況で、多彩なサラダ

を展開しています。私どもとしては、少しは進化

してきたのかなと思っています。

当社が大切にしている価値観は「健康、安

全・安心、美味しさ、鮮度、サービス、環境」で

す。この価値観を「サラダ」というツールを通し

て、いかにビジュアルで表現していくかというこ

との積み重ねが、お客様から評価をしていただい

ていると思っています。

ひとつ新しいサラダの事例をご紹介します。

「パサラ」という商品です。ショートケーキのよ

うなサラダの上にお皿の面を下にしてかぶせてひ

っくり返し、パッと開くとサラダになることから

「パサラ」というネーミングをつけました。４０

年近く前のサラダに比べれば相当進化していると

思います。これをもっとさらに進化させていくこ

とが可能だと。

こういう思いで、未来に向かって、さらにサラ

ダカンパニーとして邁進していきたいと考えてい

ます。店舗もどんどんと進化させてきました。視

覚、嗅覚、聴覚などお客様に五感で味わってもら

えるような店頭を意識しています。

安藤建築でまちのデザインを変える安藤建築でまちのデザインを変える安藤建築でまちのデザインを変える安藤建築でまちのデザインを変える 神戸のリーディングプレイスといえば「居留

地」だといって、否定する方はいないと思います。

神戸に「居留地」がなければ、神戸ブランドの価

値は半減をしたのではないかと。「居留地」がな

ぜに残ってきたのかというと、この地域を神戸の

リーディングプレイスとして守り続けてきた行政、

そして市民の人たちがおられたから今もなお「居

留地」は神戸を代表する場所になったわけです。

当社のサラダを作っているロック・フィール

ド静岡ファクトリーは、安藤忠雄さんに設計を依

頼しました。1991年の１期工事の際は、まだ更地

の多い状態でした。そして2000年の２期工事の際

は「環境」を意識して風力発電3基を設置。工場

排水を風力発電のエネルギーも使いながら浄化し、

さらに敷地内に設けたビオトープを通してよりき

れいな水にするなど、サステイナブルの考え方の

下に取り組んできました。

また設立当初から緑化を進め、新緑や紅葉の

時には美しい景観になります。冬の時期にはこの

風力発電にイルミネーションを施す。このような

取り組みが工業団地全体に「景観」「緑化」に対

する影響を与えることができまして、お隣の会社

も緑化をしようという事になり、静岡県磐田市で

は存在感のある工業団地になってきました。

一方こちらはロック・フィールド神戸ヘッド

オフィス・ファクトリーです。神戸第３工区にあ

り、元は大手百貨店の物流センターだった建物で

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した。この建物のリデザイン、リノベーションを

安藤忠雄さんに依頼しました。荷重が大きかった

ため５階建てだった建物を４階にし、建物の外観

を建材でラッピングし建物の中にオブジェを設置。

そして緑化も進めました。このようにまずは自社

で手を掛けながら、神戸第３工区の他の事業者に

も、神戸らしいエリアにしていきませんかとお願

いし続けています。

このような中で、白鶴酒造さんが神戸第３工

区に灘魚崎工場を作られました。外観は酒蔵を連

想させる白と黒の色使い、暖簾や格子などをイメ

ージさせるものを使うなど、デザインを意識され

ています。当社と隣接する日清製粉さんが工場を

増設する際にも、デザイン性を伝播させながら、

この神戸第３工区を新しい神戸のデザインエリア

になればいいなと思っています。居留地とまでは

いきませんけれども。こういう積み重ねが、デザ

インを通して、一つの地域を大きく変えていくと。

そして、港神戸にふさわしい神戸第３工区にして

いければ良いと思います。デザイン経営を通して、

こういう形でまちづくり、地域づくりができるん

じゃないかということを、私の発表にさせていた

だきます。ありがとうございました。

先ほどは、市長から私ども、またフェリシモの

矢崎さん、齊木先生とが、デザイン都市に対して、

いろいろとお願いをしましたところ、神戸市がこ

のＫＩＩＴＯを通して、こういう場を見ていただ

き、先ほどの、市長からのお話もございましたけ

れども、市長は大変デザインに対して御理解、そ

して造詣が深い人というふうには思っております

けれども、私たちデザインを応援してもらうもの

にとっては大変、力強いリーダーシップの市長、

何よりのことでありがたいと思います。