【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。...
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FP技能士3級-模擬試験(実技編)
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【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
問1
FP業務を行う上では「関連業法」を遵守することが重要であるが、次の記述のうち、FPの行為として
最も適切なものはどれか。
1.投資助言・代理業者の登録をしていないFPが、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて特
定の有価証券の動向や投資判断について助言をした。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、顧客の生命保険証券をもとに、現状の契約内容についての
保障内容を説明し、必要保障額を試算した。
3.弁護士資格を有しないFPが、顧客から遺産分割の相談を受け、法律判断に基づいて具体的な相続人間
の利害調整を行うなどのアドバイスを、行い報酬を得た。
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問2
キャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算にあたっては、キ
ャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとする。また、計算結果は万円未満を四捨五入することと
する。
<山田家のキャッシュフロー表> (単位:万円) 経過年数 現在 1年後 2年後 3年後 4年後
西暦(年) 2014 2015 2016 2017 2018
平成(年) 26 27 28 29 30
山田 真一 本人 42歳 43歳 44歳 45歳 46歳
家族・年齢 裕子 妻 39歳 40歳 41歳 42歳 43歳
遼 長男 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
ライフイベント
海外旅行 車の買替え
変動率
給与収入(夫) 1% 600 606
収入 給与収入(妻) 1% 300 303
収入合計 - 900 909
基本生活費 1% 360 364 ( ア )
住居費 - 150 150 150 150 150
支出 教育費 2% 80 82
一時的支出 1% 100 202
その他支出 1% 120 121
支出合計 - 810 919
年間収支 - ( イ )
金融資産残高 1% 900 ( ウ )
※家族の年齢は、各年12月31日現在のものとし、平成26年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしている。
1.空欄(ア)に入る数値は、375である。
2.空欄(イ)に入る数値は、90である。
3.空欄(ウ)に入る数値は、919である。
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【第2問】下記の(問3)~(問5)に解答しなさい。
問3
下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の(ア)~(オ)の次の記述のうち、不適切なものの
組み合わせはどれか。
経済用語 主な内容
(ア) 消費者物価指数 家計が購入する商品やサービスの価格変動を表す指数。
総務省が毎月、調査・公表。
(イ) 企業物価指数 企業間取引の商品の価格変動を表す指数であり、消費者物価指数よりも
変動幅が大きいとされる。経済産業省が毎月、調査・公表。
(ウ) GDP
一定期間内に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の合計。
内閣府が毎月、調査・公表。
わが国の場合、民間最終消費支出が5~6割を占める。
(エ) 日銀短観 日本銀行が年4回、約1万社を対象に行っているアンケート調査。
代表的な指標に業況判断指数がある。
(オ) 景気動向指数
先行系列、一致系列、遅行系列の3つがある。
景気の方向性を表すDIと量的な動向を示すCIがある。
内閣府が毎月、調査公表。
1.(ア)と(イ)
2.(イ)と(ウ)
3.(エ)と(オ)
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問4
国内の同業種であるA社、B社の株価および財務状況は以下の<資料>のとおりである。次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
<資料>
A社 B社
株価 500円 600円
1株あたり税引後利益 20円 40円
1株あたり純資産および自己資本 200円 300円
1株あたり配当金 8円 9円
1.A社とB社の株価収益率(PER)および株価純資産倍率(PBR)を比較した場合、株価が割安と判
断されるのは、A社である。
2.自己資本利益率(ROE)は、B社の方が高い。
3.配当利回りおよび配当性向が高いのは、A社である。
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問5
下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものは
どれか。
<資料>
(出所:東洋経済新報社「会社四季報」2014年4集)
・ この企業の株を1単元(=100株)保有していた場合、2014年3月期における年間の配当金
額(税引前)は( ア )円であったことが分かる。
・ 2014年3月期における1株当たりの利益は( イ )円であったことが分かる。
1.(ア) 6,000 (イ)772.4
2.(ア) 6,000 (イ)845.3
3.(ア)12,000 (イ)845.3
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【第3問】下記の(問6)~(問7)について解答しなさい。
問6
下記〈資料〉の土地(防火地域内にあり、かつ特定行政庁の指定する角地である)に耐火建築物を建てる
場合、次の文章の空欄(ア)・(イ)に当てはまる数値の組み合わせとして正しいものは、次のうちどれか。
〈資料〉
4m道路
200㎡
・第1種住居地域
・都市計画で定める率
建ぺい率 60%
容積率 300%
※前面道路に対する法定乗数
4/10
5m道路
・この敷地に建築できる建物の建築面積の最高限度は( ア )㎡である。
・この敷地に建築できる建物の延べ面積の最高限度は( イ )㎡である。
1.(ア)120 (イ)320
2.(ア)140 (イ)600
3.(ア)160 (イ)400
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問7
下記<資料>は、マンションの登記事項証明書の一部である。この不動産登記記録に関する次の記述のう
ち、最も適切なものはどれか。
<資料>
東京都△△市××2丁目3-4-505 全部事項証明書(建物)
表 題 部 (専有部分の建物の表示) 不動産番号 ××××××××××××
家屋番号 ××2丁目3番4の505 余白
建物の名称 505 余白
① 種 類 ② 構 造 ③ 床面積㎡ 原因及びその日付[登記の日付]
居宅 鉄筋コンクリート造 5階部分 64 28 平成26年●月●日新築
[平成26年●月●日]
表 題 部 (敷地権の表示)
①土地の符号 ②敷地権の種類 ③敷地権の割合 原因及びその日付[登記の日付]
1 所有権 55123分の824 平成26年●月●日敷地権
[平成26年●月●日]
所 有 者 ○○市△△1丁目2番3号 株式会社ひまわり不動産
権 利 部 (甲区) (所有権に関する事項)
順位番号 登記の目的 受付年月日・受付番号 権利者その他の事項
1 所有権保存 平成17年●月●日 原因 平成26年●月●日売買
第△△△△△△号 △△市××2丁目3番4の505
沼田勝也
※下線のあるものは抹消事項であることを示す。
1.表題部に記載されている家屋番号(土地の所在や地番)は、市町村が定める住居表示と一致している。
2.権利部(甲区)には所有権に関する事項、権利部(乙区)には所有権以外の権利に関する事項が記載さ
れる。
3.不動産登記には公信力があるため、登記記録の権利関係が真実であると信じて取引した場合には、その
登記記録の権利関係が真実と異なっていても法的な保護を受けることができる。
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【第4問】下記の(問8)~(問10)について解答しなさい。
問8
関口高士さん(45歳)が加入している生命保険に関する次の文章の空欄(ア)に入る金額として正しい
ものは次のうちどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、高士さんはこれまでに<資料>の
保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
<資料>
保険証券記号番号
○○△△××□□ 定期保険特約付終身保険
保険契約者 関口 高士 様 保険契約者印 ◇契約日(保険期間の始期)
2000年12月1日
(平成12年)
◇主契約の保険期間
終身
◇主契約の保険料払込期間
65歳払込満了
被保険者 関口 高士 様 契約年齢30歳
1970(昭和45)年5月18日生まれ 男性
受取人
(死亡保険金)
関口 恭子 様(妻) 受取割合
10割
(特定疾病保障保険金)
被保険者 様
◆ご契約内容 ◆お払込みいただく合計保険料
終身保険金額(主契約保険金額) 200万円
定期保険特約保険金額 1,800万円
特定疾病保障定期保険特約保険金額 100万円
災害割増特約保険金額 100万円
傷害特約 100万円
災害入院特約[本人・妻型]入院5日目から 日額 5,000円
疾病入院特約[本人・妻型]入院5日目から 日額 5,000円
※不慮の事故や疾病により所定の手術を受けた場合、手術の種類に
応じて(入院給付金日額の10倍・20倍・40倍)手術給付金
を支払います。
成人病入院特約 入院5日目から 日額 5,000円
リビングニーズ特約
※妻の場合は、本人の給付金の6割の日額となります。
毎回 ×××××円/月
[保険料払込方法(回数)] 団体月払
◇社員配当金支払方法
利息をつけて積立
◇特約の払込期間および保険期間
15年
注:定期保険は特に申し出がない場合自動更新
入院給付金は1入院につき120日を限度
・ 高士さんが現時点で不慮の事故で死亡した場合、( ア )万円が支払われる。
・ 高士さんが現時点で初めてガンと診断され、20日間入院し、手術を受けた(給付倍率20倍)。
保険会社から支払われる給付金・保険金は合計で( イ )万円である。
1.(ア)2,100万円 (イ)126万円
2.(ア)2,300万円 (イ)126万円
3.(ア)2,300万円 (イ)130万円
関
口
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問9
堀江真一さんの生命保険の加入状況は、下記<資料>のとおりである。仮に、妻の由利さんが平成27年
10月に死亡した場合、真一さんが加入している終身保険から受け取った死亡保険金に課される税金として、
正しいものはどれか。
<資料>
保険種類 保険料
払込方法
保険契約者
(保険料負担者)被保険者
死亡保険金
受取人 保険金額 保険期間
定期保険 月払い 真一 真一 由利 3,000万円 60歳まで
終身保険 月払い 真一 由利 真一 500万円 終身
1.相続税
2.贈与税
3.所得税
問10
寺西啓介さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケ
ース(該当者は寺西啓介さんである)のうち、保険金の支払い対象となるケースはどれか。なお、1~3の
ケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については一切考慮
しないこととする。
<資料>
保険種類 普通傷害保険
保険期間 1年間
保険契約者 寺西啓介
被保険者 寺西啓介
死亡・後遺障害保険金額 5,000万円
入院保険金日額 5,000円
通院保険金日額 3,000円
※特約は付帯されていない。
1.レストランで食べた料理が原因で細菌性食中毒にかかり、入院した。
2.休日にフットサルをして遊んでいたところ、誤って足を骨折したため入院した。
3.地震が原因で発生した火災により、ケガをしたため通院した。
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【第5問】下記の(問11)~(問13)について解答しなさい。
問11
会社員の坂本さんは、本年中に下記<資料>の医療費等を支払っており、医療費控除の適用を受けるため、
所得税の確定申告を行っている。坂本さんの本年の所得に適用される医療費控除の額として、正しいものは
次のうちどれか。なお、支払った医療費は、すべて坂本さんまたは生計を一にする配偶者、親族のために支
払ったものである。なお、総所得金額等の金額は200万円以上であるものとする。
<資料>
・虫歯の治療費 8万円
・ビタミン剤 3万円
・美容整形費用 20万円
・虫垂炎による入院費用 16万円
(保険会社から入院給付金・手術給付金として10万円が支払われた)
・風邪薬 1万円
・人間ドックの費用 5万円(重大な疾病は発見されなかった)
1. 5万円
2. 10万円
3. 15万円
問12
平成27年中に住宅を購入し、入居した場合に、住宅借入金等特別控除(以下、「住宅ローン控除」とい
う)の適用を受けたいと考えている。住宅借入金等特別控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはど
れか。なお、購入する住宅は認定長期優良住宅等には該当しないものとする。
1.住宅ローン控除の適用対象となる住宅の床面積は、30㎡以上でかつ2分の1以上が居住用であること
が要件とされる。
2.住宅ローン控除の適用対象となる借入金は、返済開始からの償還期間が10年以上であることが要件と
される。
3.住宅ローン控除の適用を受けるためには、その年の合計所得金額が1,000万円以下でなければなら
ない。
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問13
会社員の山田勝也さんは、平成28年3月に勤務先を定年退職する予定である。山田さんの退職に係るデー
タが下記<資料>のとおりである場合、山田さんの退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものは
どれか。なお、山田さんは役員ではなく、退職は障害者になったことに基因するものではないものとする。
<資料>
[山田さんの退職に係るデータ]
・支給される退職一時金:2,800万円
・勤続年数:37年9ヵ月
[参考:退職所得控除額の求め方]
勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万円×勤続年数(80万円に満たない場合には、80万円)
20年超 800万円+70万円×(勤続年数-20年)
1.(2,800万円-2,060万円)×1/2=370万円
2.(2,800万円-1,990万円)×1/2=405万円
3. 2,800万円-2,060万円=740万円
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【第6問】下記の(問14)について解答しなさい。
問14
平成27年10月15日に相続が開始された被相続人の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法
の規定に基づく法定相続人および法定相続分として正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、
一切考慮しないこととする。
<親族関係図>
注1:長男Cさんは、すでに死亡している。
注2:次女Eさんは、相続を放棄している。
1.配偶者 1/2 長女 1/4 孫F 1/8 孫G 1/8
2.配偶者 1/2 長女 1/4 長男の妻 1/12 孫F 1/12 孫G 1/12
3.配偶者 1/2 長女 1/6 次女 1/6 孫F 1/12 孫G 1/12
次女Eさん
(放棄)
妻
孫Gさん 孫Fさん
長女Dさん
配偶者Bさん
長男Cさん
(すでに死亡)
被相続人Aさん
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【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
伊藤さんは民間企業に勤務する会社員である。伊藤さんは、今後の生活設計について考えようと思
い、税理士資格を持つFPの岩崎さんに相談した。なお、下記のデータは、特に記述のない限り平成
27年12月31日現在のものである。
<家族構成>
氏名 続柄 生年月日 年齢 職業 備考
伊藤 昭治 本人 昭和51年 9月10日 39歳 会社員 -
好子 妻 昭和52年10月14日 38歳 専業主婦 同居
謙 長男 平成11年 4月14日 16歳 高校生 同居
明美 長女 平成13年12月29日 14歳 中学生 同居
<保有財産(時価)> (単位:万円)
金融資産
預貯金等
1,000
生命保険(解約返戻金相当額) 300
不動産
土地(自宅敷地)
建物(自宅家屋)
2,000
1,200
その他動産等 700
<負債残高>
住宅ローン :2,500万円(債務者は昭治さん。団体信用生命保険に加入)
自動車ローン : 100万円(債務者は昭治さん。元利均等返済)
<その他>
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。
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問15
FPの岩崎さんは、伊藤家のバランスシートを作成することにした。下表の空欄(ア)にあてはまる金額
として、正しいものは次のうちどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のあ
る情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
<伊藤家のバランスシート> (単位:万円)
[資産] [負債]
金融資産 住宅ローン ×××
預貯金等 ××× 自動車ローン ×××
生命保険(解約返戻金相当額) ×××
不動産 負債合計 ×××
土地(自宅敷地) ×××
建物(自宅家屋) ××× [純資産] ( ア )
動産等 ×××
資産合計 ××× 負債・純資産合計 ×××
1. 2,600万円
2. 2,700万円
3. 5,200万円
問16
昭治さんは、住宅ローンであるフラット35を利用しているが、フラット35の利用条件などに関する次
の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.長期固定金利住宅ローンのフラット35を申込む際の条件として、年収に占めるすべての借入(フラッ
ト35を含む)の年間合計返済額の割合は、年収400万円未満の場合は30%以下、年収400万
円以上の場合は35%以下でなければならない。
2.フラット35(買取型)の融資金額は、100万円以上1億円以下で、建設費または購入価額(非住宅
部分に関するものを除く)以内とされている。
3.長期固定金利住宅ローンであるフラット35の借入金利は、借入申込時点の金利が適用される。
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問17
昭治さんは、退職金を老後の生活資金として取崩しながら生活することを検討している。仮に、
2,000万円の退職金を60歳から25年間にわたり、均等に取り崩す場合、毎年の生活資金に充てるこ
とができる金額として正しいものは、次のうちどれか。なお、下記<資料>の係数の中から最も適切な係数
を選択して計算し、解答に当たっては万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項に
ついては一切考慮しないこととする。
<係数早見表(25年・年利2.0%)>
終価係数 現価係数 減債基金係数 資本回収係数 年金終価係数 年金現価係数
1.640 0.609 0.031 0.051 32.030 19.523
1. 62万円
2. 102万円
3. 1,300万円
問18
昭治さんは、現行の年金制度のもとでは、65歳から老齢基礎年金、老齢厚生年金および加給年金が支給
される予定である。老齢給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.老齢基礎年金を受給するためには、原則として保険料納付済期間、保険料免除期間、合算対象期間の合
計した期間が20年以上あることが必要となる。
2.老齢厚生年金の繰上げ支給を請求するときは、その請求と同時に老齢基礎年金の繰上げ支給の請求もし
なければならない。
3.老齢基礎年金を繰り上げて受給すると、1ヵ月早く受給するごとに0.7%減額され、繰り下げて受給
すると、1ヵ月遅く受給するごとに0.5%増額される。
問19
昭治さんの公的年金加入歴は、大学生のときは国民年金、その後現在まで厚生年金に加入している。仮に
現時点で昭治さんが、不慮の事故で死亡した場合、昭治さんの死亡時点で好子さんに支給される公的年金の
遺族給付の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、昭治さんの家族は、昭治さんと生計維持関
係にあるものとする。
1.遺族基礎年金のみ
2.遺族厚生年金(中高齢寡婦加算を含む)
3.遺族基礎年金と遺族厚生年金(中高齢寡婦加算を除く)
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問20
昭治さんは、会社の健康診断で胃腸の異常を指摘され、平成27年9月に入院して治療を受けた。健康保
険適用分の自己負担額が18万円(総医療費60万円)であった場合、高額療養費制度により払い戻しを受
けることができる金額として正しいものはどれか。なお、昭治さんは、全国健康保険協会管掌健康保険の被
保険者で、所得区分は「一般所得者(標準報酬月額28万~50万円)」である。
<高額療養費の算定>
国民健康保険が負担 高額療養費 自己負担限度額
<医療費の1ヵ月当たりの自己負担限度額(70歳未満の人)>
所 得 区 分 自己負担限度額(月額)
上位所得者
標準報酬月額
83万円以上 252,600円+( 医療費-842,000円 )×1%
標準報酬月額
53万~79万円 167,400円+( 医療費-558,000円 )×1%
一般所得者
標準報酬月額
28万~50万円 80,100円+( 医療費-267,000円 )×1%
標準報酬月額
26万円以下 57,600円
低所得者 35,400円
1. 83,430円
2. 96,570円
3. 124,600円
窓口の自己負担分 18万円
1ヵ月当たりの総医療費(保険診療分)