第2部 年末調整 よくあるお問い合わせ 年末調整 よくあるお ......第2部...
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第2部 年末調整 よくあるお問い合わせ
※当資料では「SMILE BS」および「SMILE BS 2nd Edition」を総称して「SMILE BS」と表記しております。
年末調整 よくあるお問い合わせ
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目次
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No. 内容 ページ
① 年末調整の計算に必要な情報を入力するタイミングは? P2
② 「扶養控除等申告書」の「配偶者の有無」の設定方法は? P3~4
③ 扶養控除等申告書の 16 歳未満の扶養親族欄に名前が表示されない。 P5~7
④ 年末調整を行いたくない社員がいる。 P8
⑤ 退職者も年末調整の計算がされてしまう。 P9~10
⑥ 源泉徴収票の摘要欄に前職給与を出したい。 P11~12
⑦ 給与支払報告書(総括表)の人数が合わない。 P13~17
⑧ 本年12月の年末調整単独の結果を来年1月給与で調整したい P18
⑨ 同時年調と年調単独の違いは? P19
⑩ 源泉徴収簿の年末調整欄「年調所得税額」と「年調年税額」の違いは? P20~21
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①年末調整入力を始めるタイミングは?
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●年末調整(給与同時年調、賞与同時年調、年調単独)の[開始処理]を行う前でも入力できます。 年末調整前に入力しても、通常の給与計算には影響はありません。 例えば、11 月中など事前に入力しておくことも、12 月の賞与の処理中に入力することも可能 です。 年末調整(給与同時年調、賞与同時年調、年調単独)の[給与計算]を実行する前までに入力し てください。
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②「扶養控除等申告書」の「配偶者の有無」の設定方法
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②「扶養控除等申告書」の「配偶者の有無」の設定方法(1/2)
●[扶養対象の設定]で、配偶者の「扶養対象区分」を「1:対象外(配偶者)」か「2:控除配偶 者」のどちらかに設定することにより、「扶養控除等申告書」を出力した際、「配偶者の有無」 の「有」に◯が印字されるようになります。
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扶養対象区分の設定方法(1/2)
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
社員マスター保守[カード]
❷「源泉税1」を選択します。 ❸該当の配偶者の方の明細をダブルクリックします。
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②「扶養控除等申告書」の「配偶者の有無」の設定方法(2/2)
家族情報詳細
扶養対象区分の設定方法(2/2)
❸扶養配偶者の状況に合わせて「1:対象外(配偶者)」か「2:控除配偶者」のどちらかに設定します。
扶養控除申告書 プレビュー例
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③扶養控除等申告書 16 歳未満の扶養親族欄に名前が表示されない
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③扶養控除等申告書 16 歳未満の扶養親族欄に名前が表示されない(1/3)
●以下の条件に該当する扶養親族が、扶養控除等申告書の「16 歳未満の扶養親族」欄に表示されます。
①年齢が 16 歳未満
②「扶養対象区分」が「4:扶養親族(その他)」の設定になっている
個人番号利用パスワード設定
社員マスター保守[カード]
次ページへ続く
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
社員マスター保守[カード]
❸該当の家族の方の明細をダブルクリックします。
①年齢の確認方法(1/2)
❷「源泉税1」を選択します。
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❶パスワードを忘れたユーザーIDを
選択します。
家族情報詳細
①年齢の確認方法(2/2)
③扶養控除等申告書 16 歳未満の扶養親族欄に名前が表示されない(2/3)
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❹「基準日年齢」が 16 歳未満になる「生年月日」かどうかを確認します。
●「基準日年齢」は「生年月日」を もとに自動計算されます
Point
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❶パスワードを忘れたユーザーIDを
選択します。
家族情報詳細
②「扶養対象区分」の確認方法 ※年齢確認と同様の画面([家族情報詳細])です
③扶養控除等申告書 16 歳未満の扶養親族欄に名前が表示されない(3/3)
「扶養対象区分」が「4:扶養親族(その他)」の設定になっているかを確認します。
No. 扶養対象区分名 説明
0 対象外 扶養控除対象とならない家族
1 対象外(配偶者) 控除対象とならない配偶者
2 控除配偶者 合計所得金額が38万(給与所得のみの場合は収入が103万)以下である配偶者
3 扶養親族 (直系尊属)
扶養親族のうち、所得者等(所得者の配偶者も含む)の直系の父母、祖父母、曽祖父母等
4 扶養親族 (その他)
直系尊属以外の扶養親族(子供や兄弟、おじおば等)
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④年末調整を行いたくない社員がいる。
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④年末調整を行いたくない社員がいる。
●該当社員の社員マスターにて年末調整を対象外とする設定を行います。
以下のいずれかに該当する社員は、「年末調整」が「0:対象」のままでも自動的に年末調整の対象外と判断されます。
・ 「税表区分」が「1:甲欄」以外になっている
・ 年間課税総支給額が 2000 万円を超える。
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
社員マスター保守[カード]
年末調整対象外の設定方法
❷「源泉税1」を選択します。
❸年末調整を行いたくない社員の 方は「年末調整」を対象外とします。
●すでに[給与計算]を行っている場合は[社員 マスター]の変更後、[給与計算]を再実行して ください
Point
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⑤退職者も年末調整の計算がされてしまう。
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⑤退職者も年末調整の計算がされてしまう。(1/2)
●原因は 2 つ考えられます。 ①[社員マスター]の「在籍区分」が「退職」になっていない。 ② 退職者にもかかわらず、変動データが作られている。(同時年調を行った場合のみ)
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
社員マスター保守[カード]
①在籍区分の確認方法
❷「基本情報」を選択します。
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❸「在籍区分」が「退職」となっていないか確認します。
●在籍区分を「在籍」として、すでに[給与計算] を行っている場合は[社員マスター]の変更後、 [給与計算]を再実行してください。
Point
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⑤退職者も年末調整の計算がされてしまう。(2/2)
❶ ~ の順にメニューを選択し、
[変動項目入力]を起動します。
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~ ❷ 「処理モード」で「削除」を選択し、退職者の社員コードを入力し「実行」を押します。
❸「削除します。よろしいですか?」
と表示されたら「はい」を選択します。
❹「現在処理中の給与明細データも削除しますか?」(または「既に作成されている給与明細データも削除しますか?」)と表示されたら「はい」を選択します。
変動項目入力
②変動データ削除の方法(同時年調を行った場合のみ)
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⑥源泉徴収票の摘要欄に前職給与を出したい。
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⑥源泉徴収票の摘要欄に前職給与を出したい。(1/2)
❶パスワードを忘れたユーザーIDを
選択します。
❶ ~ の順にメニューを選択し、
[帳票設定変更]を起動します。 帳票設定変更
① 帳票設定変更にて、「摘要に前職分を印字する」にチェックをいれる
●以下手順を行う事で源泉徴収票の摘要欄に前職給与を出力できます。
①帳票設定変更にて、「摘要に前職分を印字する」にチェックをいれる。
②[社員マスター保守]に前職分の給与を登録する。
❷[用紙/機能]タブにある「源泉徴収票」下の「摘要に前職分を印字する」にチェックをいれます。
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⑥源泉徴収票の摘要欄に前職給与を出したい。 (2/2)
②[社員マスター保守]に前職分の給与を登録する
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
~~~~~~画面省略~~~~~~
社員マスター保守[カード]
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~
源泉徴収票(H28以降)プレビュー例
❷「源泉税2・住民税」を選択します。
❸「前職分」に「総支給額」内非課税額 」「社会保険合計」「所得税」を入力します。
源泉徴収票の摘要欄に「支払金額(総支給額−内非課税額)」「社会保険合計」「所得税」が出力されます。
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⑦給与支払報告書(総括表)の人数が合わない
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⑦給与支払報告書(総括表)の人数が合わない(1/2)
●[総括表]を出力内容=「社員別明細」として出力したときの社員の人数が集計されています。
人数が合わない地区の「社員別明細」を確認し、集計不要な社員が含まれていないか、集計対象とすべき社員が抜けていないかを確認してください。
[社員マスター]が登録されていても、以下の場合に
は[総括表]に出力されません。
①「提出先地区コード」が入力(設定)されて
いない
②[総括表]の[作表条件]タブで指定して
いる出力対象者の指定日付(*1)時点で
在籍していない
(*1)通常は提出年の 1 月 1 日
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総括表
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⑦給与支払報告書(総括表)の人数が合わない(2/2)
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①「提出先地区コード」確認方法
社員マスター保守[カード]
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
❷「源泉税2・住民税」を選択します。 ❸「源泉票用住所」欄の「提出先地区」コードを確認します。
入力されていない場合は、「F3:マスター検索」より該当コードを選択し、実行します。
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⑦補足 給与支払報告書(総括表)の人数が合わない
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⑦補足 給与支払報告書(総括表)の人数が合わない(1/3)
❶ ~ の順にメニューを選択し、
≪カード≫の[社員]を起動します。
●受給者総人員・報告書人員の算出方法は以下となります。 <受給者総人員>
(1) [社員マスター保守]の「在籍区分」が「0:在籍」か「1:休職」になっている (2) [社員マスター保守]の「在籍区分」が「2:退職」であっても「退職年月日」が [総括表]→[作表条件]にある「出力対象者の指定」で指定した年月日より後になっ ていて、かつ、給与支給があるか「前職分」に金額が登録がある ※1月1日時点での給与支給人数を出力します。 地区に関わらず、今回対象となった全人数です。地区ごとに出力される全ての資料で、 同じ人数が出力されます。 <報告書人員> 受給者総人員のカウント対象から、[社員マスター保守]→[源泉税2]タブにある「源泉 票用住所」欄の「提出先地区」別に市区町村ごとの人数を集計しています。 ※「住民税」欄の「支払先地区」ではありませんので、ご注意ください。
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⑦補足 給与支払報告書(総括表)の人数が合わない(2/3)
●「給与支払報告書(総括表)」の「14. 報告書人員」について(1/2) ・ 報告書人員(普通) 各地区の対象の中で、普通徴収の人数を出力しています。 ※条件指定画面で「報告人員(普通徴収)に中途退職者も含める」にチェックした場合、各地区 の対象の中で中途退職者の人数([社員マスター保守]の「退職年月日」が条件指定画面の 「退職年月日の範囲」に含まれる社員の人数)を出力します。
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~
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⑦補足 給与支払報告書(総括表)の人数が合わない(3/3)
●「給与支払報告書(総括表)」の「14. 報告書人員」について(2/2) ・ 報告書人員(特別) 各地区の対象の中で、特別徴収の人数を出力しています。 ※在籍する社員で、特別徴収か普通徴収かは、 [マスター保守]→[給与社員情報]→≪カード≫ [社員]→[源泉税2]タブ の「住民税」欄にある 「総括表報告書人員」で設定します。 「0:特別徴収として集計」または「1:普通徴収として 集計」を選択します。
社員マスター保守[カード]
総括表 プレビュー例
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⑧本年12月の年末調整単独の結果を来年1月給与で調整したい
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⑧本年12月の年末調整単独の結果を来年1月給与で調整したい
●年末調整の結果を翌年 1 月の給与(賞与)で調整する場合は、年調単独で計算した結果を、翌年 1 月給与(賞与)の[変動項目入力]で控除項目に登録してください。
●年末調整の結果を翌年 1 月の給与(賞与)で調整する場合は、年調単独で計算した結果を、翌年 1 月給与(賞与)の[変動項目入力]で控除項目に登録してください。
◆ 作業の流れ ◆
1.年調単独で年調過不足額を計算し、源泉徴収簿等を印刷する。
2.1 月給与(賞与)の直前に、データセーブを行ってから[年度繰越]を行う。 3.1 月給与(賞与)の[開始処理]を行う。 4.[変動項目入力]を開き、1.で計算した過不足額を入力する。
※還付の場合は、控除項目にマイナスで金額を入力します。 ※[変動項目入力]で金額を入力する控除項目は、以下のどちらかをご利用ください。
•変動項目として「年調還付金」等の名称の控除項目を新たに作成して利用する。
•[変動項目入力]にすでにある「その他控除」などの控除項目を利用する。
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⑨同時年調と年調単独の違いは?
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⑨同時年調と年調単独の違いは?
●SMILE BSでは3通りのタイミングで年末調整を行う事ができます。(どのタイミングで実施する かは[開始処理]にて指定します。)
①給与年調:12月の給与計算と一緒に年末調整を行います
②賞与年調:12月の賞与計算と一緒に年末調整を行います
③年調単独:その年の最終の支払いの後に年末調整のみ単独で行います。
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~
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開始処理(賞与年調)
開始処理(年調単独)
開始処理(給与年調) ●[給与賞与業務]-[開始処理]-[開始処理]
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⑩源泉徴収簿の年末調整欄「年調所得税額」と「年調年税額」の違いは何か
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⑩源泉徴収簿の年末調整欄「年調所得税額」と「年調年税額」の違いは何か(1/2)
●平成25年1月からの復興特別所得税対応で「年調所得税額」が追加されました。源泉徴収簿を 平成25年以降の年度で出力すると、「年調所得税額」が出力されます。 ※国税庁開示の源泉徴収簿のレイアウト変更対応によるものです。
年調所得税額:復興特別所得税を加味しない税額 年調年税額 :復興特別所得税を加味した税額(年調所得税額×102.1%) (年調年税額が最終的に確定した年税額です)
※源泉徴収義務者の方は、平成25年1月1日から平成49年12月31日までの間に生ずる所得につ いて源泉所得税を徴収する際、復興特別所得税を併せて徴収し、その合計額を国に納付する事 になっています。
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⑩源泉徴収簿の年末調整欄「年調所得税額」と「年調年税額」の違いは何か(2/2)
●[給与賞与業務]-[作表処理]-[源泉徴収簿] 源泉徴収簿 プレビュー例
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~
源泉徴収簿 画面出力例
~~~~~~~~~~~~画面省略~~~~~~~~~~~
年調年税額は以下の計算で求められます。 年調年税額 =533,100(年調所得税額)×102.1%(復興税分上乗せ)
=544,295 =544,200(100円未満切捨て)