第86期 中間報告書 - shinko第86期 中間報告書 4 決算概要(連結)...
TRANSCRIPT
2020 年 4 月 1 日 か ら 2020 年 9 月 30 日 ま で第86期 中間報告書
証券コード6967
1 第86期 中間報告書1
To Our Shareholders株主の皆様へ
当中間期における半導体業界は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けた一方で、テレワーク、オンライン学習の拡大ならびに第5世代移動通信システム(5G)の実用化などを背景として、データセンター用のサーバー向けやパソコン向けが好調に推移しました。 このような環境下にあって、当社グループにおきましては、リードフレームは自動車市場低迷等により減収となったものの、フリップチップタイプパッケージはサーバー向けおよびパソコン向けに売上が大きく増加し、セラミック静電チャックは半導体製造装置の旺盛な需要を背景に受注が大幅に増加しました。これらの結果、当中間期の連結売上高は844億65百万円(対前年同期比22.0%増)となり、増収による収益性の向上や為替差益の計上等により、経常利益は83億40百万円(前年同期は5億24百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は55億72百万円(前年同期は9億99百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当期の中間配当金につきましては、1株当たり12円50銭とさせていただきました。 今後の半導体産業は、5Gの実用化やIoT・AIの活用進展等を背景として、中長期的に需要が増加することが見込まれる一方、新型コロナウイルス感染症の影響が引き続き懸念されるとともに、高度化する市場ニーズに迅速・柔軟に対応し得る開発・生産体制を構築することを要するなど、厳しい事業環境が続くものと想定されます。 当社グループは、このような状況に対処するため、高性能半導体向けの新ラインがこのほど量産稼働を開始したフリップチップタイプパッケージをはじめ、高い成長が見込まれる市場分野に重点的に経営資源を投下し、今後の発展を目指してまいる所存であります。 株主の皆様におかれましては、今後とも一層の ご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2020年11月
株主の皆様には、平素よりひとかたならぬご支援を賜り厚く御礼申しあげます。第86期中間報告書を お届けするにあたり、一言ご挨拶申しあげます。
代表取締役社長
第86期 中間報告書 2
Financial Highlights業績の推移
0
500
1,000
1,500
2020年度中間期2019年度
(億円)
1,422 1,483
732 692844
2018年度
中間期 通期
-20
20
40
60
80
100
0
2020年度中間期2019年度
(億円)
△5
8376
4863
2018年度
中間期 通期
0
1,000
2,000
500
1,500
2,500(億円) 総資産 純資産
2020年度中間期2018年度
2,039
1,376
2,216
1,416
2019年度
1,807
1,392
-20
20
40
0
60
2020年度中間期2019年度
(億円)
28 25 26
55
△9
2018年度
中間期 通期
〔連結〕■ 売上高 ■ 経常利益
■ 総資産/純資産■ 親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
3 第86期 中間報告書3
部門別の状況 Summary of Operations by Product Category
2019年度中間期
2018年度中間期
2020年度中間期
17,89714,688 14,062
2019年度中間期
2018年度中間期
2020年度中間期
40,592 43,286
56,461
2019年度中間期
2018年度中間期
2020年度中間期
14,180
10,686
13,840
売上高140億62百万円 (前年同期比➡4.3%)
売上高564億61百万円 (前年同期比扌30.4%)
売上高138億40百万円 (前年同期比扌29.5%)
部門別売上高(百万円)
部門別売上高(百万円)
部門別売上高(百万円)
リードフレームは、QFNタイプが幅広い用途向けに需要が増加した一方で、自動車向けおよびメモリー向けの売上が減少しました。これらの結果、売上高は前年同期比で減収となりました。
フリップチップタイプパッケージは、サーバー向け、パソコン向けに売上が大きく拡大しました。プラスチックBGA基板も先端メモリー向け新ラインの稼働等により大幅な増収となり、IC組立は、ハイエンドスマートフォン向けの受注が増加しました。これらの結果、売上高は前年同期を大きく上回りました。
ガラス端子は光学機器向け等の受注が低調に推移した一方で、半導体製造装置向けセラミック静電チャックは旺盛な受注環境を背景に売上が大幅に増加したことなどにより、売上高は前年同期比で増収となりました。
QFNタイプリードフレーム
フリップチップタイプパッケージ
セラミック静電チャック
ICリードフレーム部門
ICパッケージ部門
気密部品部門
16.7%
66.8%
16.4%
第86期 中間報告書 4
決算概要(連結)
(単位:百万円)
■連結貸借対照表
科 目 当中間期(2020年9月30日現在)
前期(2020年3月31日現在)
資 産 の 部 221,667 203,979
流 動 資 産 113,175 104,656
固 定 資 産 108,492 99,322
有 形 固 定 資 産 102,361 93,365
無 形 固 定 資 産 1,128 1,167
投 資 そ の 他 の 資 産 5,002 4,789
資産合計 221,667 203,979
(単位:百万円)
科 目 当中間期(2020年9月30日現在)
前期(2020年3月31日現在)
負 債 の 部 80,041 66,320
流 動 負 債 76,032 61,774
固 定 負 債 4,008 4,546
純 資 産 の 部 141,626 137,658
株 主 資 本 146,456 142,572
資 本 金 24,223 24,223
資 本 剰 余 金 24,129 24,129
利 益 剰 余 金 98,195 94,312
自 己 株 式 △ 92 △ 92
その他の包括利益累計額 △4,829 △4,914負債純資産合計 221,667 203,979
(単位:百万円)
■連結損益計算書
科 目当中間期
2020年4月 1 日から(2020年9月30日まで)前中間期
2019年4月 1 日から(2019年9月30日まで)売 上 高 84,465 69,256売 上 原 価 71,129 64,165売 上 総 利 益 13,335 5,091販売費及び一般管理費 6,086 6,043営 業 利 益 7,248 △951営 業 外 収 益 1,131 456営 業 外 費 用 40 29経 常 利 益 8,340 △524特 別 損 失 376 646税金等調整前四半期純利益 7,963 △1,171法人税、住民税及び事業税 2,603 91法 人 税 等 調 整 額 △ 212 △ 263親会社株主に帰属する四半期純利益 5,572 △999
(単位:百万円)
■連結キャッシュ・フロー計算書
科 目当中間期
2020年4月 1 日から(2020年9月30日まで)前中間期
2019年4月 1 日から(2019年9月30日まで)営業活動によるキャッシュ・フロー 18,724 7,150
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,931 △16,360
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,270 12,670
現金及び現金同等物に係る換算差額 △241 △367
現金及び現金同等物の増減額 8,822 3,092
現金及び現金同等物の期首残高 40,046 46,315
現金及び現金同等物の四半期末残高 48,868 49,407
Financial Statements(Consolidated)
5 第86期 中間報告書5
会社の概要 Corporate Data
■商 号■設立年月日 1946年 9 月12日■本 社 長野県長野市小島田町80番地 電話(026)283-1000〔代表〕■主な事業内容 プラスチック・ラミネート・パッケージ、
リードフレーム、ガラス端子、ヒートスプレッダー、 セラミック静電チャックなどの製造・販売、 ICアセンブリ
■従 業 員 数 4,234名(連結5,045名)■工 場 等 更北、若穂、高丘、新井、京ヶ瀬、 新光開発センター、栗田総合センター■営 業 所 等 東京、大阪、仙台、長野、名古屋、大分、福岡、 マニラ
(2020年 9 月30日現在) (2020年 9 月30日現在)取締役
株式の状況 Shareholders' Data(2020年 9 月30日現在) (2020年9月30日現在)
所有者別株式分布状況
外国法人等20.2%
証券会社 2.7% 自己名義株式 0.1%
金融機関 17.8%
国内法人51.0%
個人・その他 8.2%
■発行可能株式総数 540,000,000株■発行済株式の総数 135,171,942株■大 株 主
■資 本 金 24,223,020,480円■株 主 数 15,790名
代 表 取 締 役 社 長 藤 田 正 美代表取締役 専務執行役員 長 谷 部 浩取 締 役 専務執行役員 小 平 正 司取 締 役 常務執行役員 小 澤 隆 史社外取締役 新 美 潤
取 締 役 常勤監査等委員 伊 藤 明 彦社外取締役 監 査 等 委 員 荒 木 泉 子社外取締役 監 査 等 委 員 小 林 邦 一
株 主 名 持株数(千株)
持株比率(%)
富士通株式会社 67,587 50.03 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7,058 5.23株式会社日本カストディ銀行(信託口) 6,766 5.01J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 1300000 1,879 1.39 株式会社八十二銀行 1,836 1.36モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 1,825 1.35CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL 1,701 1.26GOLDMAN SACHS & CO. REG 1,592 1.18 J.P. MORGAN SECURITIES PLC FOR AND ON BEHALF OF ITS CLIENTS JPMSP RE CLIENT ASSETS-SETT ACCT 1,414 1.05
株式会社日本カストディ銀行(信託口5) 1,400 1.04 (注)持株比率は、自己株式を控除して計算しております。
第86期 中間報告書 6表紙:姨捨棚田から善光寺平を望む(長野県千曲市)
株主優待制度について株主の皆様の日頃のご支援に感謝し、株主優待制度を導入しております。今般、株主優待制度を拡充いたしましたので、お知らせいたします。
■株主優待制度の内容対象となる株主様(※1)
優待内容保有株式数 保有期間
300株以上1,000株未満
継続1年以上(※2)3,000円相当のオリジナルカタログギフト
1,000株以上 6,000円相当のオリジナルカタログギフト
※1. 当社株式の保有期間が「継続1年以上」であるとともに、毎年3月31日を基準日として上記株式数を保有する株主の皆様を対象といたします。
※2. 「継続1年以上」とは、3月31日および9月30日現在の当社株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて3回以上連続して記載されていることをいいます。
NEW NEW
株主優待制度の詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。CLICK!
新光電気工業 株主優待
■「オリジナルカタログギフト」について当社オリジナルカタログのなかから、当社工場が所在する長野県・新潟県の特産品または社会貢献活動への寄付をお選びいただけます。
※写真は全てイメージです。
優待品の一例
〒381-2287 長野県長野市小島田町 80 番地電話(026)283-1000〔代表〕 FAX(026)284- 8861https://www.shinko.co.jp
地球環境に配慮した植物油インキを使用しています。
見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しています。
株式事務のご案内
■株主名簿管理人および特別口座の口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社 (連 絡 先) 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 東京都府中市日鋼町1-1 電話 0120-232-711(通話料無料) (郵 送 先) 〒137-8081 新東京郵便局私書箱第29号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
■事 業 年 度 4 月 1 日から翌年 3 月31日まで■基 準 日 定時株主総会関係 3 月31日 配当金受領株主確定日 3 月31日および中間配当金の支払いを行う
ときは 9 月30日■公 告 方 法 電子公告 当社は、公告を下記ウェブサイトに掲載して
おります。 https://www.shinko.co.jp/ir/kk/ ただし、事故その他やむを得ない事由によっ
て電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載いたします。
(ご注意)1. 株主様の住所変更、配当金の振込みのご指定、買取請求その他の各種
お手続きにつきましては、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)にお問い合わせください。
2. 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、 三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記の連絡先にお問い合わせください。三菱UFJ信託銀行全国各支店においてもお取り次ぎいたします。
3. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。