四柱推命中級編 - fsoft.co.jp · 印綬 劫財 元命が正官? 14...
TRANSCRIPT
1
四柱推命 中級編
四柱推命の構造
専門用語の解説
実践的な鑑定へのステップ
家庭用DVDプレイヤー または DVD装置のあるパソコンとDVDビデオ再生ソフトが必要です。
2
人は心と体から構成されている
人心 母 幹 干 星座 十二宮
体 子 枝 支 星 星
ビジネス占い・・・・心の診断・・・・・・・干を中心
恋愛・結婚・・・・・・体の診断・・・・・・・支を中心
3
中国の陰陽五行
�相生と相剋
木
火水
金 土
それぞれが陰と陽に分かれる
隣同士は仲良く
ひとつ飛び越えた先を剋す
ひとつ飛び越えた後ろから剋される
4
中国の陰陽五行 通変星関係図
�比劫比劫
食傷印
官 財
印と食傷は仲良く
財を剋す
官から剋される
5
中国の陰陽五行 通変星関係図
�食傷
比劫
食傷印
官 財
比劫と財は仲良く
官を剋す
印から剋される
6
中国の陰陽五行 通変星関係図
�財
比劫
食傷印
官 財
食傷と官は仲良く
印を剋す
比劫から剋される
7
中国の陰陽五行 通変星関係図
�官
比劫
食傷印
官 財
印と財は仲良く
比劫を剋す
食傷から剋される
8
中国の陰陽五行 通変星関係図
�印
比劫
食傷印
官 財
比劫と官は仲良く
食傷を剋す
財から剋される
9
西洋の陰陽五行
ホロスコープ
水星 ・・・ 知る
金星 ・・・ 情がわく
地地地地
太陽 ・・・ いのち
月月月月
火星 ・・・ 獲得
木星 ・・・ 社会と共に
土星 ・・・ 耐える
陰= 月 金
陽= 太 火 木
中性= 水 土
10
四柱推命の構造
質年支月支日支時支
気年干月干日干時干
社会職場自分目下・子供
★気とは?質とは?
人間のどの部分をあらわしているのか?
11
四柱推命の歴史
AC1,000年 宋時代
年日日日日
年年年年日
四柱推命(子平)の流れ
月時徐子平 以後・・・日柱が「我」
九星気学・算命学の流れ
月時徐子平 以前・・・年柱が「我」
我
我
12
四柱推命の構造(天と地)�気は心 質は肉体
�心は希望 肉体は行動
�希望は価値観つまり、能力、ものの見方 行動は癖で、知らずにそう体が動く
�仕事は、イザというときには、心の叫びに従うもの。自分の価値観を主張するから。つまり天干を中心にみる。
�恋愛と結婚は、肉体中心になりがち。つまり、地支を見る。
13
ライブドア堀江社長の能力診断
何者→癸 目的→印綬 やり方→劫財 中心星→正官
本能→巳 行動→絶
正官絶
子戌(戊)巳
壬庚癸
劫財印綬
元命が正官?
14
ライブドア堀江社長の精神と本能の診断
何者→癸 目的→印綬 やり方→劫財 中心星→正官
本能→巳 行動→絶
正官絶
子戌(戊)巳
壬庚癸
劫財印綬
精神
本能
15
イチローの命式
胎(絶)
印綬
丑戌(戊)卯巳
癸壬辛癸
食神傷官食神
元命が印綬?
16
イチローの命式
胎(絶)
印綬
丑戌(戊)卯巳
癸壬辛癸
食神傷官食神
陰陽同一式 陰陽分離式
17
松井選手の命式
絶
食神
寅午(丙)申
甲庚甲
比肩偏官
元命が食神?
18
四柱推命の構造(時日月年)
�日(我)は24時間
�月(職場)は31日
�年(社会)は365日 以上がギヤの比率。
�仕事は我が31日回転して、やっと1回転
�社会は、仕事が365日回転して、やっと1回転
�このギヤ比率は、影響の速度を表す。
19
図で示すとこうなります
1 31 365
日
月
年
20
通変星干と干の作用
価値観動機
心の発動
性格とは性(心)と格(行動)心の作用が価値観・動機
性格とは? 性⇒心(干) 格⇒行動(支)
社職我目下
通変星
21
月干と年干で何をみるか
社職我
① ②
① よくわかる職場での能力(他人から見て)
② 生涯を通しゆっくり作用する能力(他人から見て)
目的
達成手段
22
価値観(心の作用)が能力である
能力の分類 通変星の分類
楽しそうだから
会社の方針だから
マーケットのニーズだから
自分の意見を表現したいから
負けたくないから
印
官
財
食・傷
比・劫
23
運命学でいう開運とは?
�自力開運が原則!他力は言わない
�五行が周遊するようになれば、開運。個性完成。聖書でいう12の真珠門が開く状態が天国行きの証。
�生まれつき、最大でも3行しか人は持っていない。残りは、現世で習得するしかない。
�通変星でいうと2つしか持っていない。
比劫
食傷
財官
印
24
四柱推命の専門用語の解説
本の通りの理解では
実践では使えない
25
教科書的な用神
�もっとも、重要な干のことを、用神という。
�用神イコール月支の蔵干のことを示すと記載されている書籍もある。
�こういう用い方をされていた時代もあったらしいが、あまり、実用的ではない。
�「用」という言葉の反対は、「体」である。このことを理解すれば、実用的な用神論がみえてくる。
26
実用的な体用論:用神と体神
�用神・・・作用する側
�体神・・・作用される側
甲 庚 斧(庚)で大木(甲)を切り倒す。
庚 癸 雨(癸)で金属(庚)がさびてしまう。
体神 用神
体神 用神
※用神、体神を使う場合、十干の意味で判断する。※五行の相生相剋の方程式は忘れる。
(五行方程式では「金生水」となるが、実際には不自然。)
27
土の己が甲の大樹を育成する甲(体)→己(用)
草花の乙が太陽の丙を生じる太陽の丙が乙の草花を育てる
丙(体)
丙(用)⇔
乙(用)
乙(体)
丁の炎が癸の雨に消される癸(用)←丁(体)
岩石から貴金属を生成する辛(体)→戊(用)
刃の辛が草花の乙を切る乙(体)→辛(用)
炎の丁を戊の炉が守る戊(用)←丁(体)
雨の癸が川の壬に降り注ぐ癸(用)←壬(体)
大河の水の壬が大木を浮かす甲(体)→壬(用)
庚の斧で甲の大木を切り倒す庚(用)←甲(体)
用神とは・・作用する側 体神とは・・作用される側
28
有情・無情・非情
�有情・・・作用がはっきりしていて美しい。�甲 庚 ◎ (斧でしっかりと大木を切り倒す)
�無情・・・何の作用も無くはっきりしない�乙 乙 × (雑草だらけで無意味)
�非情・・・作用がはっきりしていて美しくない。�辛 甲 △ (はさみで大木は切り倒せない)
※悪い作用でも、作用がはっきりしている方が良いとみる。無情のように、作用無しは努力しない人が多い。
29
有情・無情・非情の例
火の強弱を調整するのが炉有情戊( → )丁
川の水が増えて氾濫するから非情壬( ← )癸
太陽は二つも要らないから無情丙( ⇔ )丙
川の清水が泥でどろどろになる非情己( → )壬
草花が刃物ですっぱり切られる非情辛( → )乙
草花が多くあっても雑草である無情乙( ⇔ )乙
大樹が伐採されて木材になる有情甲( ← )庚
どうして?有・無・非干(矢印)干
30
調候用神
�窮通宝鑑という原書に出てくる用神。
�冬生まれの人は、火を欲する。
�夏生まれの人は、水を欲する。
�春と秋生まれの人は、水火は、既済されている。
�甲は、春に伐採は好まず、秋から冬のときに伐採を好む。こういった、用い方の用神を言います。
�社会的に成功しやすいかどうか?をみる場合に、有効な技法です。
31
調候用神 事例
�日主が、壬で、12月に生まれた人調候用神は、丙となります。
�日主が、丁で、8月に生まれた人調候用神は、癸となります。
�冬に生まれ、日主が、水の人。しかも、命式に火がまったくない場合、考え方や人柄が冷ややか。
�夏に生まれ、日主が、火の人。しかも、命式に水がまったくない場合、考え方や人柄が情熱的ですが、子供に恵まれません。(性と命を司るのは、水)
32
気の流れの方向性
�日干に向かうのが良い(甲←庚)
�日干から外へ向かうのは次に良い(庚→甲)
�双方向に向かい合うのは良い場合と悪い場合がある辛←→甲 は、悪い壬←→丙 は、良い
�何も向かわないのがダメ(丙丙)
�気の流れが良いのを貴の命式、気の流れが悪いのを賎の命式という。
33
貴賎の事例 1
辛は宝石。水の壬で洗い清まる。その水は草花を育てる。
辛←壬→乙 (貴)
辛壬乙
大木の甲が燃えその火は炉で守られる。
甲→丁⇔戊 (貴)
甲丁戊
太陽の丙が田の己と大木の甲に注ぐ。
己←丙→甲 (貴)
己丙甲
庚は暴走。それを押さえるのは丁。その丁は甲が燃料になっている。
庚←丁←甲 (貴)
庚丁甲
34
貴賎の事例 2
宝石の辛が泥の己で汚される。さらに、その泥は清水も汚す。
辛←己→壬 (賎)
辛己壬
大河の壬水は戊の岩石でせき止められてダムとなる。ダムは丙の太陽が照らしている。
壬←戊←丙 (貴)
壬戊丙
霊のない岩石の戊に乙の草花は霊を与える。その戊は、宝石を生じる。
乙→戊→辛 (貴)
乙戊辛
壬の水の水源は金の庚。その庚は岩石から生成される。
壬←庚←戊 (貴)
壬庚戊
35
辛己壬の詳細
�性質は、本来は清らか。(辛)
�災いは月干の己。月干は、職場の上司、目上を意味します。
己はねたみ、嫉妬などの感情を意味します。
�いつ、そういう汚れが起きやすいか?己の運のとき。
�いつ、そういう汚れは起きにくいか?甲の運のとき。(己を合去するから)
36
吉と凶の定義
※宝くじ・・・吉凶の関係なし。
自力で開運が良い。他力本願はダメ。
9億9千万円になった 凶
10億と1千万円にした 吉例えば
親から10億の資
産を受け継いだ
少しでも悪くなった 凶
少しでも良くなった 吉生まれた時から
現在を比べて
37
日本の流派
�阿部泰山流→無数の支流がある蔵干推命が中心・・・恋愛・結婚診断に有効
�高木乗派(五行中心)→安田式簡単なため分かりやすい
�武田考玄派(滴天髄派)→後継者なし?
�透派→佐藤六龍のあとの後継者?天干推命が中心・・・ビジネス診断に有効
38
格局はネームプレート
�滴天髄の格局 (明代)
内格は月支を格局。
外格は用神が格局。月支月支月支月支
正財
正財日主 正財格として鑑定して良い。つまり、コツコツとした人生を歩む。
正財
比肩比肩日主 正財格はネームプレートとしてだけ使う。正財の作用は実際には強くない。
39
体神・用神理論の格局
子平錦秀集の格局(清代)
体神・用神を格局とする。月支月支月支月支
格局を月支から見る時代と体用論で見る時代とがある。
用神日主
明代
丁癸甲乙
(例)印綬格
40
四柱推命の構造
�縦に分割すると、天と地天: 気 重要事項の決断、精神地: 質 恋愛、結婚、行動
�横に分割すると、時日月年時: 目下、子供日: 自分月: 職場年: 社会
�どの位置を見て占うか?を明確に
配偶者
社会
職場
自分
目下
時 日 月 年
天
地
41
命式の見方
地年支月支日支時支
天年干月干日干時干
本人を表すのは? (日干 )職場を表すのは? (月干 )日支は何を表す? (配偶者)社会を表すのは? (年干)時干は何を表す? (子供目下)癖を見るのは天、地のどちら? (地支)恋愛、結婚はどこを見る? (日支)ビジネスの相談はどこを見る? (月干と年干)本人の仕事上の価値観はどこを見る? (月干)
42
今後の学習の進め方
�格局用神法とよばれる古典的鑑定技法は、習得しておきましょう。
�能力診断に関しては、詳しく、別のセミナーで解説する予定です。
�恋愛・結婚・相性なども、別のセミナーで解説する予定です。
�四柱推命だけでなく、紫微斗数推命、占星学なども、融合して鑑定できるようになりましょう。