基幹科目 - tohoku university official english website · 西洋哲学史 4巻...

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基幹科目

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  • 基 幹 科 目

    基 幹 科 目

  • ─ 3 ─

    思想と倫理の世界火 1 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:佐藤 透 所属部局等:国際文化研究科.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    美と芸術を考える―美学・芸術論入門―

    2 .授業の目的と概要:    美や芸術の体験によって、ときとしてその後の人生が変わるのはなぜだろう。科学的に世界を見る態度と、美や芸術によって世界

    を見る態度とはどう違うのだろう。この講義では、美や芸術一般を人が世界へ向かう一つの態度として考察するとともに、「わび・さび」といった未だその本質がよく分からない日本的な美意識の特性についても、ともに考える。

    3 .学習の到達目標:  (1)  科学時代を生きる私たちにとっての美と芸術の意味を理解する。  (2)  美学・芸術論一般から、日本的美意識の特性を理解する。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   イントロダクション  第 2 回   美と芸術に対する態度(1):美と芸術の関係、世界に対する態度  第 3 回   美と芸術に対する態度(2):現代哲学による解決の試み  第 4 回   美的態度とは何か  第 5 回   美的態度と因果律  第 6 回   生活の中のエポケー機能  第 7 回   前半のまとめと中間試験  第 8 回   芸術と美の開示機能(1):ショーペンハウアー、ニーチェ  第 9 回   芸術と美の開示機能(2):ベルクソン、カント  第10回   ビデオ教材  第11回   日本的美意識(1)侘びの美  第12回   日本的美意識(2)寂びの美  第13回   日本的美意識(3)幽玄美  第14回   ビデオ教材  第15回   全体のまとめと期末試験

    5 .成績評価方法:    中間試験および期末試験(いずれも筆記試験)による。

    6 .教科書および参考書:    美と実在―日本的美意識の解明に向けて 佐藤 透 ナカニシヤ出版 2016年 教科書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    テキストによる予習・復習。

    9 .その他:    質問は講義中、講義後に行うか、メールで問い合わせてもよい。

    人間論

    人間論思想と倫理の世界

  • ─ 4 ─

    思想と倫理の世界木 1 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:森 一郎 所属部局等:情報科学研究科.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読む    Reading Nietzsche: Thus Spake Zarathustra

    2 .授業の目的と概要:    大学で学ぶとは、書物との付き合い方を学ぶことでもある。本講義では、分かりやすいだけのガイドブックとは別種の、難しいか

    らこそ面白い正真正銘の古典をじっくり読み、知的世界の奥深さにふれる喜びを味わいたい。テクストとしては、フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)の神がかり的な傑作『ツァラトゥストラはこう言った』を取り上げる。文学や歴史にも広がりをみせる哲学と倫理学の世界へのいざないとなろう。

    3 .学習の到達目標:  1 .  ものをじっくり考えることに取り組んでみる。  2 .  古典と呼ばれる読みごたえある書物を、大切に読む習慣を身につける。  3 .  哲学と倫理学の根本問題にふれる。  4 .  文学性豊かな哲学書にふれる。  5 .  視点の複数性と解釈の多様性に親しむ。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    現代哲学の出発点となった、19世紀末の哲学者ニーチェの主著『ツァラトゥストラはこう言った』を丁寧に読み、解釈を施してし

    てゆく。「神の死」、「超人」、「力への意志」、「永遠回帰」といった主要思想のみならず、詩的な文章にちりばめられた辛辣な人間観察や鋭敏な文明批評にふれる。

        今学期は、第四部前半を読む。スケジュールは以下の通り(ずれる場合もあるので注意)。    第 1 回:ガイダンス、蜜の捧げ物(その 1 )    第 2 回:蜜の捧げ物(その 2 )    第 3 回:悲鳴    第 4 回:王たちとの会話    第 5 回:ヒル    第 6 回:魔術師(その 1 )    第 7 回:魔術師(その 2 )    第 8 回:失業(その 1 )    第 9 回:失業(その 2 )    第10回:最も醜い人間(その 1 )    第11回:最も醜い人間(その 2 )    第12回:進んでなった乞食    第13回:影    第14回:正午    第15回:まとめ

    5 .成績評価方法:    学期末レポートを主とし(60パーセント)、平常点(コメントペーパーの提出など)を加味する(40パーセント)。

    6 .教科書および参考書:    ツァラトゥストラはこう言った(下) ニーチェ 岩波書店 1970年 教科書    ツァラトゥストラはこう言った(上) ニーチェ 岩波書店 1967年 参考書    愉しい学問 フリードリヒ・ニーチェ 講談社 2017年 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    次回の講読範囲をあらかじめ決めるので、授業に臨む前に必ず読んでおくこと。また、授業後には、必ず読み直して、理解を深め

    ること。さらに、授業範囲以外のテクストの部分も、各自読み親しむようにしたい。

    9 .その他:

  • ─ 5 ─

    思想と倫理の世界木 2 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:座小田 豊 所属部局等:教養教育院.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    「無限」の近代――「理性」というラビリンス    Infinity in modern philosophers―labyrinth of 'reason'

    2 .授業の目的と概要:    「考える葦」――有名なパスカルの人間の定義である。宇宙に比べると人間は塵のような取るに足りない存在だが、「考える」とい

    うことによって人間はその宇宙よりも優れている、というのである。    「哲学」は「考えること」から始まる。しかし、何をどのように、考えればよいのかは、思っているほど簡単ではない。西洋の近

    代の哲学史を材料に、哲学者たちの思想を理解することを通して、「考える」とは、そして「哲学する」とは、どのようなことなのかを考察する。それは、「無限」概念を主題的に問いかけた近代の哲学者たちの思想内容を理解していくことを通して、わたしたち自身の「理性」の成り立ちを追究する作業となるであろう。

    3 .学習の到達目標:  (1)  西洋近代の哲学者たちが人間の理性的能力をどのように問い、どのようにして答えを得ようとしていたのかを理解する。  (2)  「理性」とは「考える対象」との関係において生成するものであることを理解する。それはとりもなおさず、わたしたち自身

    の「理性」が生成するプロセスを確認する作業となるはずである。  (3)  「哲学すること」が決して特別なことではなくて、「考える人間」の基本的な生き方であることを理解する。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    近代の哲学の歴史において著名な哲学者たちの思想を学び、彼らが「人間」を、特に「理性」をどのように問題にし、どのような

    答えを得てきたのかを確認する作業を行う。ドイツ観念論までを大まかに以下のような区分に従い、主な思想について概観しながら「理性」の姿を浮き彫りにしていく予定。なお、進度により途中で変更することもありうる。

      (1)  全体の導入:「哲学」の問いについて  1 回  (2)  近代哲学への導入 1 :「理性」と「無限」について:キリスト教思想の普遍的な意義  1 回  (3)  近大哲学への導入 2 :「存在」から「考えること」へ:「真理」から「確実性」へ  1 回  (4)  近代初期の哲学者たち:「考えること」=私の存在の可能性について  1 .  F. ベーコンとイギリス経験論  1 回  2 .  R. デカルト  2 回  3 .  B. スピノザ  2 回  4 .  G, ライプニッツ  1 回  (5)  ドイツ観念論の哲学者たち:「考えること」は「生きることである」  1 .  カント  2 回  2 .  フィヒテ  1 回  3 .  ヘーゲル(と全体の総括)  2 回  (6)  最終回  試験

    5 .成績評価方法:    授業への出席および平常点(40%)と期末試験(50%)、レポート(10%)とを合わせて総合的に評価する。

    6 .教科書および参考書:    近代哲学の精神 ハイムゼート 法政大学出版局 1995 参考書    形而上学と神の思想 パネンベルク 法政大学出版局 1990 参考書    西洋哲学史  4 巻 神崎・熊野・鈴木編 講談社メチエ 43810 参考書    神の思想と人間の自由 パネンベルク 法政大学出版局 1992 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    配布された資料を丹念に読み、事前に予習すること。また、参考書などにも、図書館などを利用して直接手に取り、できるだけ触

    れること。

    9 .その他:    教科書は使用しない。哲学者たちの原典の翻訳資料を配布する。

  • ─ 6 ─

    思想と倫理の世界月 4 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:座小田 豊 所属部局等:教養教育院.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    「無限」の近代――「理性」というラビリンス    Infinity in modern philosophers―labyrinth of 'reason'

    2 .授業の目的と概要:    「考える葦」――有名なパスカルの人間の定義である。宇宙に比べると人間は塵のような取るに足りない存在だが、「考える」とい

    うことによって人間はその宇宙よりも優れている、というのである。    「哲学」は「考えること」から始まる。しかし、何をどのように、考えればよいのかは、思っているほど簡単ではない。西洋の近

    代の哲学史を材料に、哲学者たちの思想を理解することを通して、「考える」とは、そして「哲学する」とは、どのようなことなのかを考察する。それは、「無限」概念を主題的に問いかけた近代の哲学者たちの思想内容を理解していくことを通して、わたしたち自身の「理性」の成り立ちを追究する作業となるであろう。

    3 .学習の到達目標:  (1)  西洋近代の哲学者たちが人間の理性的能力をどのように問い、どのようにして答えを得ようとしていたのかを理解する。  (2)  「理性」とは「考える対象」との関係において生成するものであることを理解する。それはとりもなおさず、わたしたち自身

    の「理性」の醸成のプロセスを確認する作業となるはずである。  (3)  「哲学すること」が決して特別なことではなくて、「考える人間」の基本的な生き方であることを理解する。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    近代の哲学の歴史において著名な哲学者たちの思想を学び、彼らが「人間」を、特に「理性」をどのように問題にし、どのような

    答えを得てきたのかを確認する作業を行う。ドイツ観念論までを大まかに以下のような区分に従い、主な思想について概観しながら「理性」の姿を浮き彫りにしていく予定。なお、進度により途中で変更することもありうる。

      (1)  全体の導入:「哲学」の問いについて  1 回  (2)  近代哲学への導入 1 :「理性」と「無限」について:キリスト教思想の普遍的な意義  1 回  (3)  近大哲学への導入 2 :「存在」から「考えること」へ:「真理」から「確実性」へ  1 回  (4)  近代初期の哲学者たち:「考えること」=私の存在の可能性について  1 .  F. ベーコンとイギリス経験論  1 回  2 .  R. デカルト  2 回  3 .  B. スピノザ  2 回  4 .  G, ライプニッツ  1 回  (5)  ドイツ観念論の哲学者たち:「考えること」は「生きることである」  1 .  カント  2 回  2 .  フィヒテ  1 回  3 .  ヘーゲル(と全体の総括)  2 回  (6)  最終回  試験

    5 .成績評価方法:    授業への出席および平常点(40%)と期末試験(50%)、レポート(10%)とを合わせて総合的に評価する。

    6 .教科書および参考書:    近代哲学の精神 ハイムゼート 法政大学出版局 1995 参考書    形而上学と神の思想 パネンベルク 法政大学出版局 1990 参考書    西洋哲学史  4 巻 神崎・熊野・鈴木編 講談社メチエ 43810 参考書    神の思想と人間の自由 パネンベルク 法政大学出版局 1992 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    配布された資料を丹念に読み、事前に予習すること。また、参考書などにも、図書館などを利用して直接手に取り、できるだけ触

    れること。

    9 .その他:    教科書は使用しない。哲学者たちの原典の翻訳資料を配布する。

  • ─ 7 ─

    思想と倫理の世界水 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:森 一郎 所属部局等:情報科学研究科.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読む    Reading Nietzsche: Thus Spake Zarathustra

    2 .授業の目的と概要:    大学で学ぶとは、書物との付き合い方を学ぶことでもある。本講義では、分かりやすいだけのガイドブックとは別種の、難しいか

    らこそ面白い正真正銘の古典をじっくり読み、知的世界の奥深さにふれる喜びを味わいたい。テクストとしては、フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)の神がかり的な傑作『ツァラトゥストラはこう言った』を取り上げる。文学や歴史にも広がりをみせる哲学と倫理学の世界へのいざないとなろう。

    3 .学習の到達目標:  1 .  ものをじっくり考えることに取り組んでみる。  2 .  古典と呼ばれる読みごたえある書物を、大切に読む習慣を身につける。  3 .  哲学と倫理学の根本問題にふれる。  4 .  文学性豊かな哲学書にふれる。  5 .  視点の複数性と解釈の多様性に親しむ。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    現代哲学の出発点となった、19世紀末の哲学者ニーチェの主著『ツァラトゥストラはこう言った』を丁寧に読み、解釈を施してし

    てゆく。「神の死」、「超人」、「力への意志」、「永遠回帰」といった主要思想のみならず、詩的な文章にちりばめられた辛辣な人間観察や鋭敏な文明批評にふれる。

        今学期は、第四部後半を読む。スケジュールは以下の通り(ずれる場合もあるので注意)。    第 1 回:ガイダンス、あいさつ〔=『ツァラトゥストラ』中の章名〕(その 1 )    第 2 回:あいさつ(その 2 )    第 3 回:晩餐    第 4 回:高等な人間(その 1 )    第 5 回:高等な人間(その 2 )    第 6 回:高等な人間(その 3 )    第 7 回:憂鬱の歌    第 8 回:学問    第 9 回:砂漠の娘たちのもとで    第10回:覚醒    第11回:ロバ祭り    第12回:夜の放浪者の歌(その 1 )    第13回:夜の放浪者の歌(その 2 )    第14回:しるし    第15回:まとめ

    5 .成績評価方法:    学期末レポートを主とし(60パーセント)、平常点(コメントペーパーの提出など)を加味する(40パーセント)。

    6 .教科書および参考書:    ツァラトゥストラはこう言った(下) ニーチェ 岩波書店 1970年 教科書    ツァラトゥストラはこう言った(上) ニーチェ 岩波書店 1967年 参考書    愉しい学問 フリードリヒ・ニーチェ 講談社 2017年 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    次回の講読範囲をあらかじめ決めるので、授業に臨む前に必ず読んでおくこと。また、授業後には、必ず読み直して、理解を深め

    ること。さらに、授業範囲以外のテクストの部分も、各自読み親しむようにしたい。

    9 .その他:

  • ─ 8 ─

    思想と倫理の世界水 2 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:佐藤 透 所属部局等:国際文化研究科.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WTE801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    現代における人間の探求―哲学的人間学入門―

    2 .授業の目的と概要:    現代では自然科学が私たち人間自身についても多くを解明してくれている。しかし、心とは何か、時間とは何か、善悪とは何か、

    人間は全体としてどのような存在と理解すればよいのかといった問題は、未だ多くの謎を残したままである。この講義では、人間観の時代的変遷を振り返りながら、特に現代人が直面する上記四つの問題場面を中心に、現代において私たちが自分自身をどのように理解すべきかをともに考える。

    3 .学習の到達目標:  (1)  人間観の歴史的変遷を理解する。  (2)  現代人が直面する四つの具体的問題を通して、人間を取り巻く多様な問題を自ら考える力を身に着ける。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   イントロダクション  第 2 回   人間の全体像(1)古代から近代への人間観の変化  第 3 回   人間の全体像(2)生物界における人間の位置付け―連続性と非連続性―  第 4 回   人間の全体像(3)動物のコミュニケーションと人間の言語  第 5 回   心とは何か(1)心脳問題における機能主義の登場  第 6 回   心とは何か(2)機械は考えることができるのか  第 7 回   心とは何か(3)機械と身体―トータルチューニングテストと意味論―  第 8 回   ビデオ教材  第 9 回   時間論(1)時間の形―時間イメージの変遷  第10回   時間論(2)直線的時間をめぐる三つのアポリア  第11回   時間論(3)線的時間イメージを越えて  第12回   現代における倫理(1)倫理の法則を求めて  第13回   現代における倫理(2)貧困問題から倫理学へ  第14回   現代における倫理(3)正義としての倫理  第15回   まとめと期末試験

    5 .成績評価方法:    期末試験(筆記試験)による。

    6 .教科書および参考書:    人間探求―現代人のための 4 章― 佐藤透編著 金港堂 2017年 テキスト

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    テキストによる予習。    テキスト各節末尾の問題を自分で解いてみる。

    9 .その他:

  • ─ 9 ─

    文学の世界木 2 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:勝山 稔 所属部局等:国際文化研究科.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WLI801J.使用言語: 2カ国語以上.

    1.授業題目:    History of Chinese literature

    2 .授業の目的と概要:    This course covers the history of Chinese literature to help students understand the characteristics of studies of Chinese culture 

    from a historical perspective.

    3 .学習の到達目標:    The purpose of this course is to help students see the Chinese literature from a historical point of view.

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    Sendai and Chinese literature    The feature of the Chinese literature    Time before Qin and Han dynasty literature(Shi-jing and Zi-fu)    Six Dynasties legitimate(Tao Yuanming and Xie Lingyun)    Tang dynasty literature(jintishi)

    5 .成績評価方法:    Evaluation is performed comprehensively based on the final report and attendance.

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    The session time is limited and therefore self-directed learning is important. Students are required to prepare and review for 

    each class.

    9 .その他:    References are handed out at  the first class session.If  there are more applicants  than places, participants will be selected by 

    lottery.

    文学の世界

  • ─ 10 ─

    文学の世界月 4 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:鈴木 岩弓 所属部局等:教養教育院.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WLI801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    【展開ゼミ】文学者の見た「死」ー日本人の死生観ー

    2 .授業の目的と概要:    〔目的〕    ①人が亡くなる状況に対し、その周りの人々は「死」の経験をどのように受け止めるのであろうか?    この授業では、文学者と言われる人々の身近に生じた「死」の経験を、文学者ならではの記述の中から検討し、日本人の死生観の

    一端を把握することを目指す。    ②受講生全員で同じ文献を読んで意見を交わす「輪読」の方法を身につける。    〔概要〕    ①授業開始から 3 , 4 回目までは、講師の方で用意した具体的作品を教材として取りあげるが、それ以降は受講生で話し合って決

    めた作品を教材とする予定である。    ②その後は、可能なら二人一組で版を作り、一時間毎に班が責任を持って文献の選定・資料の作成・解説・問題点の抽出をして輪

    読の運営を行う。

    3 .学習の到達目標:    ① 日本人の死生観を説明できる。    ② 本授業で使用する教材を見つける作業を通じて、資料収集の方法を理解する。    ③ 他人の意見を理解し、自分の意見をわかりやすく伝えるスキルを身につける。    ④「輪読」のノウハウを身につけ、自分自身で輪読会を企画できるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    [授業内容]  第 1 回   オリエンテーション  第 2 回   夏目漱石「雨の降る日」『彼岸過迄』  第 3 回   芥川龍之介『葬儀記』  第 4 回   以後、受講生の選択した文学者の記述を扱う    ・・・・・・・・  第15回   まとめ    [授業の進め方]    ▶第 3 回目まで  ・  毎回の授業では、担当を決められた受講生がチューターを務め、その日の作品の理解を助けるよう解説を行う。チューターは全

    員が一回以上担当するよう配分します。  ・  他の受講生もその日の作品は読んでおき、意見や感想を言えるよう準備して授業に臨み、自由な意見交換を行う。堅苦しく考え

    ることなく、毎回一回以上の発言を期待します。    ▶第 4 回目〜第14回目  ・  受講生が自発的に使用する作品を探す。  ・  上記第 5 回目までの記述と同じ  ・  受講整数に応じて、こちらで用意した作品は全て使わず、早い時期から受講生が選択した作品を用いることもある。    ▶第15回  ・  授業で取りあげた作品全体を振り返り、日本人の死生観のあり方について、受講生全員で自由に意見交換を行う(予定)。

    5 .成績評価方法:    チューター業務(50%)+授業参加態度(50%)

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    ◦授業で使用する作品を前もって読んで予習し、疑問点・問題点などを把握する。

    9 .その他:    ◦使用する作品については、原則的に、印刷したものを配布する予定である。

  • ─ 11 ─

    文学の世界水 2 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:勝山 稔 所属部局等:国際文化研究科.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WLI801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    中国文学史    History of Chinese literature

    2 .授業の目的と概要:    本講義では、中国文学がどのような歴史を歩んできたのかを学ぶことによって、中国文化の特徴や個性を歴史的に理解することを

    目的とする。    This course covers the history of Chinese literature to help students understand the characteristics of studies of Chinese culture 

    from a historical perspective.

    3 .学習の到達目標:    中国文学の特徴を歴史的な観点から考えることができる。    The purpose of this course is to help students see the Chinese literature from a historical point of view.

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    仙台と中国文学 Sendai and Chinese literature    中国における文学の特徴 The feature of the Chinese literature    先秦・漢代文学(詩経と辞賦文学)Time before Qin and Han dynasty literature(Shi-jing and Zi-fu)    六朝文学(陶淵明と謝霊運)Six Dynasties legitimate(Tao Yuanming and Xie Lingyun)    唐代の文学(近体詩)Tang dynasty literature(jintishi)

    5 .成績評価方法:    学期末試験(ノート持ち込み不可)と,ランダムに行う出席確認とを合わせて総合的に評価する。    Evaluation is performed comprehensively based on the final report and attendance.

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業時間は限られているので、自主学習が重要になる。予習・復習を必ず行うようにすること。    The session time is limited and therefore self-directed learning is important. Students are required to prepare and review for 

    each class.

    9 .その他:    教科書は指定せず、板書とオリジナルの教材プリントを中心に使用する。そのため授業初日に配布プリントのファイリング作業を

    行う予定である。また、講義の円滑な運営の必要から人数制限を予定している。    References are handed out at  the first class session.If  there are more applicants  than places, participants will be selected by 

    lottery.

  • ─ 12 ─

    言語表現の世界木 2 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:沼崎 一郎 所属部局等:文学研究科.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    社会科学レポート作成法-「知的生産」の基礎技術-2 .授業の目的と概要:    この授業の目的は、文化人類学、心理学、社会学、組織学、開発学、地域研究、ジェンダー論などの社会科学を学びたいと考えて

    いる新入生に、 4 年間の大学生活で必要な「研究」のスキルを体得してもらうことです。そのために、自分で自分に問題を出して「研究」を行い、A 4 用紙10枚(400字詰原稿用紙25枚)以上の研究レポート作りにチャレンジしてもらいます。

        この授業では、図書館の使い方、インターネットの使い方、教師との付き合い方、問題の見つけ方、資料の集め方、レポートの書き方の基本的なスキルとマナーを、実際に自分で研究に取り組みながら、学んでいきます。これらのスキルとマナーは、授業のレポートだけでなく、卒業研究・卒業論文にも役立つものです。一年生のうちに、しっかり身につけましょう。

    3 .学習の到達目標:  1 .  研究に値する問題は何かを、自分で見つけられるようになる。  2 .  考える材料となる確かな事実を、自分で探して集められるようになる。  3 .  集めた事実に基づいて、論理的に問題への解答を導き出せるようになる。  4 .  自分の研究の成果を、文章で表現できるようになる。  5 .  レポートが怖くなくなる!4 .授業の内容・方法と進度予定:    授業予定は以下の通りです。  第 1 回   導入―研究をはじめる前に―  第 2 回   研究トピックの探し方  第 3 回   研究テーマの探し方  第 4 回   目標規定文の書き方  第 5 回   教員訪問の仕方  第 6 回   プレゼンテーションの仕方  第 7 回   資料の探し方  第 8 回   データの集め方  第 9 回   質的データの扱い方  第10回   量的データの扱い方  第11回   文章の書き方  第12回   序論の書き方  第13回   本論の書き方  第14回   結論の書き方  第15回   形式の整え方    各回の授業のテーマを詳しく説明したプリント資料を、初回の授業の際に配布します。毎回、課題を出し、様々な作業をしてもら

    ますが、それらの課題を順番にこなしていくうちに、自然とレポートの材料が集まっていく仕組みになっていますから、安心して取り組んでください。

        LINE グループと G メール使って日常的に教員やクラスメートとコミュニケーションを取り、互いにアドバイスしあいながら、一緒に研究を進めていきます。また、Google ドライブを使って、下書から完成稿まで、教員が手取り足取り添削指導します。

        2 度ほど土曜日半日を使って、レポートの構想発表会と中間発表会を行います。これによって、クラスメート同士が互いに研究テーマを知り、助け合って資料集めができるようになりますし、友だちもできます。

    5 .成績評価方法:    授業課題(25%)と最終レポート(75%)で評価します。詳しくは初回の授業で説明します。6 .教科書および参考書:    はじめての研究レポート作成術 沼崎一郎 岩波ジュニア新書 2018 教科書    文章力の基本 阿部紘久 日本実業出版社 2009 教科書7 .関連 URL:8 .授業時間外学習:    毎回の授業で出される課題と、レポート作成のための資料収集、そしてレポートの執筆にそれなりの時間がかかります。しかし、

    これらの作業も、LINE グループと G メール、Google ドライブを使って、教員とクラスメートのアドバイスを受けながら、ゆっくり確実に進めていきますので、心配しないでください。

        図書館が行う「情報探索のススメ入門編」と書庫ガイダンスを受けます。    なお、早めに図書館オリエンテーションを受けておいてください。9 .その他:    わかりやすく、やさしくていねいに指導しますので、安心して受講してください。大丈夫、やればできる! 卒業生によると、一

    番「記憶に残る授業」です。    教科書の『はじめての研究レポート作成術』は、この授業から生まれた、この授業のための本です。この本を読めば、この授業で

    何をするか全てわかります。初回の授業に来る前に、第 1 章「研究をはじめる前に」を読んでおいてください。

    言語表現の世界

  • ─ 13 ─

    言語表現の世界月 1・木 2 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:邑本 俊亮 所属部局等:災害科学国際研究所.開講セメスター: 1年次第 1クォーター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    コミュニケーション&プレゼンテーション

    2 .授業の目的と概要:    この授業では、心理学をベースにコミュニケーションとプレゼンテーションの基礎と応用を学びます。私たちはふだん、あたりま

    えのように相手が発した情報を理解し、あたりまえのように自分の考えを表現して相手とコミュニケーションを行っています。しかし、そこには私たち人間のきわめて高度な心理メカニズムが働いています。また、コミュニケーションはどんな場面でもうまくゆくとは限りません。その成否はさまざまな要因に左右されます。その要因の 1 つが、情報の送り手のプレゼンテーション能力です。自分の考えを正確に、そして効果的に他者に伝える能力。それはみなさんの今後の人生において、ますます重要なものとなっていくでしょう。この授業を通して、そのような能力を向上させるためのヒントを獲得してもらえれば幸いです。

    3 .学習の到達目標:  (1)  人と人とのコミュニケーションに関する心理学的知識を獲得し、日常生活の中で思い出したり活かしたりできるようになる。  (2)  実社会で役立つプレゼンテーション能力(とくに言語表現力)を向上させるためのきっかけをつかむ。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   オリエンテーション  第 2 回   言葉で伝えることのむずかしさ  第 3 回   非言語コミュニケーション(1)  第 4 回   非言語コミュニケーション(2)  第 5 回   人間関係とコミュニケーション  第 6 回   誤解を語ろう(グループワークとプレゼン大会)  第 7 回   言語理解の心理メカニズム  第 8 回   良い文章を書くために  第 9 回   悪文から学ぶ(個人ワークとグループワーク)  第10回   悪文から学ぶ(解説と補足講義)  第11回   相手があってのコミュニケーション  第12回   ビジネスコミュニケーション  第13回   ビジュアルコミュニケーション  第14回   コミュニケーションクイズ大会  第15回   まとめ:言葉と心とコミュニケーション

    5 .成績評価方法:    毎回の授業内提出物(50%)、 3 〜 4 回の授業外提出課題(40%)、個人ワークやグループワークの遂行状況(10%)によって評価

    します。

    6 .教科書および参考書:    言語心理学入門 言語力を育てる 福田由紀 培風館 2012 参考書    コミュニケーション論をつかむ 辻大介・是永論・関谷直也 有斐閣 2014 参考書    非言語行動の心理学 対人関係とコミュニケーション理解のために V・P・リッチモンド・J・C・マクロスキー 北大路書房 

    2006 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業外提出課題は十分に時間をかけて準備・提出してください。

    9 .その他:    初回のオリエンテーションでは、履修上の注意点と成績評価の詳細について説明します。オリエンテーションを欠席すると、第 2

    回以降の授業内での学習方法や活動が理解できず、その結果、成績評価において不利になることがありますので注意してください。    ISTU(東北大学インターネットスクール)のシステムを活用し、随時、各自の学習状況や成績をフィードバック(開示)する予

    定です。

  • ─ 14 ─

    言語表現の世界火 1・木 1 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:串本 剛 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 1年次第 1クォーター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    【展開ゼミ】読んで書く作法の理解と実践

    2 .授業の目的と概要:    大学での学修に必要な読み書きの力は,高校生までに培ってきたそれとは異なります.また,大学の授業で課されるレポートには

    様々な種類があり,その類型を知っていることが質の高いレポートを書くことにもつながります.週 2 回 8 週間の短期集中で行う本授業では,継続的な文献講読と複数のレポート執筆を課し,文理を問わず大学での学修で求められる読み書き能力の育成を目指します.履修生には,批判的に読む力,わかりやすく書く力,そして質疑を通して互いの能力を高め合う力を身につけてほしいと考えています.

    3 .学習の到達目標:  (1)  知識:自分が選んだテーマについて,レポートを書くだけの知識がある  (2)  技能:事実論・因果論・当為論のレポートを書き分けられる  (3)  態度:他者のレポートに対し建設的な助言ができる

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    前半は各受講生が選んだレポートのテーマの候補(複数)を念頭に,文献調査を行います.    後半は文献調査を参考に決定したテーマについて, 3 つの異なる類型のレポートを作成します.    各レポートは最大 A 4 用紙 2 枚程度で,採点基準表を使いながら学生同士の相互評価も行います.  第 1 回   オリエンテーション  第 2 回   テーマを知る  第 3 回   文献共有①:新書  第 4 回   テーマを絞る  第 5 回   文献共有②:専門書  第 6 回   テーマを決める  第 7 回   文献共有③:論文  第 8 回   ここまでの振り返り,テーマ決定  第 9 回   事実論解説  第10回   事実論共有  第11回   因果論解説  第12回   因果論共有  第13回   当為論解説  第14回   当為論共有  第15回   全体の振り返り

    5 .成績評価方法:    論証型レポート30%(事実論10点,因果論10点,当為論10点)    文献講読記録40%,ピア・レビュー30%    論証型レポートの採点にはルーブリック(採点基準表)を用います.

    6 .教科書および参考書:    東北大学レポート指南書 [ 第 2 版 ] 東北大学 学務審議会/高度教養教育・学生支援機構  2018 教科書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    単位制に基づき,60時間程度の授業時間外学修を必要とする授業設計になっています.

    9 .その他:    この授業は第 1 クォーターの,週 2 クォーター科目です.    授業は15回で完結し,授業終了後に提出する課題や期末試験はありません.    卒業研究(論文)等で路頭に迷っている上級生の履修も歓迎します.

  • ─ 15 ─

    言語表現の世界火 1・木 1 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:邑本 俊亮 所属部局等:災害科学国際研究所.開講セメスター: 1年次第 2クォーター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    コミュニケーション&プレゼンテーション

    2 .授業の目的と概要:    この授業では、心理学をベースにコミュニケーションとプレゼンテーションの基礎と応用を学びます。私たちはふだん、あたりま

    えのように相手が発した情報を理解し、あたりまえのように自分の考えを表現して相手とコミュニケーションを行っています。しかし、そこには私たち人間のきわめて高度な心理メカニズムが働いています。また、コミュニケーションはどんな場面でもうまくゆくとは限りません。その成否はさまざまな要因に左右されます。その要因の 1 つが、情報の送り手のプレゼンテーション能力です。自分の考えを正確に、そして効果的に他者に伝える能力。それはみなさんの今後の人生において、ますます重要なものとなっていくでしょう。この授業を通して、そのような能力を向上させるためのヒントを獲得してもらえれば幸いです。

    3 .学習の到達目標:  (1)  人と人とのコミュニケーションに関する心理学的知識を獲得し、日常生活の中で思い出したり活かしたりできるようになる。  (2)  実社会で役立つプレゼンテーション能力(とくに言語表現力)を向上させるためのきっかけをつかむ。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   オリエンテーション  第 2 回   言葉で伝えることのむずかしさ  第 3 回   非言語コミュニケーション(1)  第 4 回   非言語コミュニケーション(2)  第 5 回   人間関係とコミュニケーション  第 6 回   誤解を語ろう(グループワークとプレゼン大会)  第 7 回   言語理解の心理メカニズム  第 8 回   良い文章を書くために  第 9 回   悪文から学ぶ(個人ワークとグループワーク)  第10回   悪文から学ぶ(解説と補足講義)  第11回   相手があってのコミュニケーション  第12回   ビジネスコミュニケーション  第13回   ビジュアルコミュニケーション  第14回   コミュニケーションクイズ大会  第15回   まとめ:言葉と心とコミュニケーション

    5 .成績評価方法:    毎回の授業内提出物(50%)、 3 〜 4 回の授業外提出課題(40%)、個人ワークやグループワークの遂行状況(10%)によって評価

    します。

    6 .教科書および参考書:    言語心理学入門 言語力を育てる 福田由紀 培風館 2012 参考書    コミュニケーション論をつかむ 辻大介・是永論・関谷直也 有斐閣 2014 参考書    非言語行動の心理学 対人関係とコミュニケーション理解のために V・P・リッチモンド・J・C・マクロスキー 北大路書房 

    2006 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業外提出課題は十分に時間をかけて準備・提出してください。

    9 .その他:    初回のオリエンテーションでは、履修上の注意点と成績評価の詳細について説明します。オリエンテーションを欠席すると、第 2

    回以降の授業内での学習方法や活動が理解できず、その結果、成績評価において不利になることがありますので注意してください。    ISTU(東北大学インターネットスクール)のシステムを活用し、随時、各自の学習状況や成績をフィードバック(開示)する予

    定です。

  • ─ 16 ─

    言語表現の世界月 4・水 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:串本 剛 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 1年次第 4クォーター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    【展開ゼミ】読んで書く作法の理解と実践

    2 .授業の目的と概要:    大学での学修に必要な読み書きの力は,高校生までに培ってきたそれとは異なります.また,大学の授業で課されるレポートには

    様々な種類があり,その類型を知っていることが質の高いレポートを書くことにもつながります.週 2 回 8 週間の短期集中で行う本授業では,継続的な文献講読と複数のレポート執筆を課し,文理を問わず大学での学修で求められる読み書き能力の育成を目指します.履修生には,批判的に読む力,わかりやすく書く力,そして質疑を通して互いの能力を高め合う力を身につけてほしいと考えています.

    3 .学習の到達目標:  (1)  知識:自分が選んだテーマについて,レポートを書くだけの知識がある  (2)  技能:事実論・因果論・当為論のレポートを書き分けられる  (3)  態度:他者のレポートに対し建設的な助言ができる

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    前半は各受講生が選んだレポートのテーマの候補(複数)を念頭に,文献調査を行います.    後半は文献調査を参考に決定したテーマについて, 3 つの異なる類型のレポートを作成します.    各レポートは最大 A 4 用紙 2 枚程度で,採点基準表を使いながら学生同士の相互評価も行います.  第 1 回   オリエンテーション  第 2 回   テーマを知る  第 3 回   文献共有①:新書  第 4 回   テーマを絞る  第 5 回   文献共有②:専門書  第 6 回   テーマを決める  第 7 回   文献共有③:論文  第 8 回   ここまでの振り返り,テーマ決定  第 9 回   事実論解説  第10回   事実論共有  第11回   因果論解説  第12回   因果論共有  第13回   当為論解説  第14回   当為論共有  第15回   全体の振り返り

    5 .成績評価方法:    論証型レポート30%(事実論10点,因果論10点,当為論10点)    文献講読記録40%,ピア・レビュー30%    論証型レポートの採点にはルーブリック(採点基準表)を用います.

    6 .教科書および参考書:    東北大学レポート指南書 [ 第 2 版 ] 東北大学 学務審議会/高度教養教育・学生支援機構  2018 教科書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    単位制に基づき,60時間程度の授業時間外学修を必要とする授業設計になっています.

    9 .その他:    この授業は第 4 クォーターの,週 2 クォーター科目です.    授業は15回で完結し,授業終了後に提出する課題や期末試験はありません.    卒業研究(論文)等で路頭に迷っている上級生の履修も歓迎します.

  • ─ 17 ─

    芸術の世界木 1 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:太田 峰夫 所属部局等:宮城学院女子大学.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    西洋音楽史(19世紀の音楽文化)

    2 .授業の目的と概要:    いわゆる「長い19世紀」(1780年頃から1920年頃)の西洋音楽史を学びます。フランス革命から第一次世界大戦までの時代、作曲

    家で言えばだいたいハイドンからドビュッシーまでの時代です。それぞれの時代の楽曲を聴くことはもちろん、その時代の音楽観、音楽と社会のかかわり、人々の暮らしぶりを学びながら、西洋近代の音楽文化が今のわれわれの文化にどのような影響を与えているかを考えます。

    3 .学習の到達目標:    1 .この時代の音楽様式の理解に必須な諸概念(「絶対音楽」など)を自分の言葉で的確に説明できるように学びます。 2 .西洋

    近代史の大まかな流れの中で、音楽にかかわる個々の文化現象がどのように生じてきたのかを学びます。3 .西洋の文化を「他者」の文化としてあらためて捉え返すことを通じて、自分達の文化の歴史性や地域性について考える糸口をつかみます。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   導入  第 2 回   ハイドンとモーツァルトの音楽(1)(古典派の交響曲と弦楽四重奏曲)  第 3 回   ハイドンとモーツァルトの音楽(2)(オペラ)  第 4 回 ベートーヴェンの音楽と市民革命の時代(1)  第 5 回   ベートーヴェンの音楽と市民革命の時代(2)  第 6 回   19世紀前半の音楽(オペラ文化とヴィルトゥオーソ文化)  第 7 回   19世紀前半の音楽(ショパンとリスト)  第 8 回   19世紀前半の音楽(シューベルトとメンデルスゾーン)  第 9 回   19世紀前半の音楽(シューマンの音楽)  第10回   19世紀後半のドイツ音楽(「新ドイツ派」)  第11回   19世紀後半のドイツ音楽(ブラームスを中心に)  第12回   国民楽派(ロシア音楽を中心に)  第13回   リヒャルト・ヴァーグナーの音楽  第14回   ドビュッシーと近代フランス音楽  第15回   まとめ

    5 .成績評価方法:    授業内課題(30パーセント)と期末筆記試験(70パーセント)で評価します。

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業内容をまとめたプリントを配布するので、よく復習してください。授業で指定されたいくつかの曲を図書館で借りるなどして

    自分でも積極的に聴き、その特徴をつかんでおくようにしてください。

    9 .その他:

    芸術の世界

  • ─ 18 ─

    芸術の世界木 2 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:森 雅彦 所属部局等:宮城学院女子大学.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    芸術学(美術史)入門

    2 .授業の目的と概要:    さまざまな芸術作品を鑑賞しつつ、美や芸術の世界について考えてみます。できるだけ、芸術を楽しむのに知っていて損のない題

    材を取り上げるつもりです。

    3 .学習の到達目標:    自分の好きな絵画その他を見つけられるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  1    オリエンテーション:美と芸術を考える  2    絵画鑑賞入門:芸術を理解するとは?  3    神話画を楽しむ  4    宗教画の見方(1)  5    宗教画の見方(2)  6    様々な絵画表現(1)静物画と風俗画  7    様々な絵画表現(2)風景画  8    様々な絵画表現(3)肖像画と自画像  9    近代の芸術(1):古典派・ロマン派・写実派 10   近代の芸術(2):マネとモダニスム芸術の生成 11   近代の芸術(3):印象派とは 12   近代の芸術(4):映画の誕生と映像言語の探究 13   現代の芸術(1):20世紀の芸術 14   現代の芸術(2):現代アートの冒険 15   まとめ:芸術の世界を再考する

    5 .成績評価方法:    授業中の課題(ミニット・ペーパーその他)(50%)、期末筆記試験50%。また積極的な自主レポートの提出を認めます(課題は授

    業中に指示します)。

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    講義後、自分なりにノートを整理し、疑問点は調べてみること。それでも分からない場合は、次回の講義の際に質問して解消して

    おくこと。また美術館での展覧会や、画集を積極的に見るように努めること。なお自主レポート(義務ではない)は、すすんで試みるよう勧めます。

    9 .その他:    講義の際に関連資料を配布します。また参考書はそのつど指示します。

  • ─ 19 ─

    芸術の世界月 4 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:松﨑 俊之 所属部局等:石巻専修大学.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    芸術哲学入門

    2 .授業の目的と概要:    芸術に関しては、歴史学的アプローチ、社会学的アプローチ、(認知)心理学的アプローチ等、それぞれ方法論を異にする種々様々

    な学問的アプローチが存在するが、本講義は、芸術に関して哲学的なアプローチを試みるいわゆる芸術哲学への入門としてある。    芸術哲学とは、芸術に関する哲学的な考察であると同時に、芸術を思索の糧とする哲学を意味するが、本講義においては、今日の

    視点から芸術哲学上とくに重要と見なされるいくつかの論点を取り上げ、それらを歴史的かつ体系的に考察する。

    3 .学習の到達目標:  ・  芸術の問題圏を形作っている基本的枠組みを理解する。  ・  芸術哲学上の重要概念と、それを構成している問題設定を把握する。  ・  芸術に関して、また芸術をもとに哲学する態度を身につける。  ・  芸術全般に対して広く関心をもち、さまざまな芸術に親しく接するための素地を養う。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  1 .  序論:芸術哲学とは何か⑴芸術哲学の対象  2 .  序論:芸術哲学とは何か⑵芸術哲学の方法  3 .  序論:芸術哲学とは何か⑶芸術哲学と美学  4 .  芸術と「美的なもの(the aesthetic)」との関係⑴「美的なもの」とは何か  5 .  芸術と「美的なもの(the aesthetic)」との関係⑵芸術における「美的なもの」と「非美的なもの」  6 .  美的特性(aesthetic properties)と芸術的特性(artistic properties)  7 .  分類概念としての「芸術」と価値概念としての「芸術」  8 .  芸術現象の最小単位⑴芸術現象の最小単位のモデルの呈示  9 .  芸術現象の最小単位⑵関係概念としての「芸術家」、「芸術(作品)」、「鑑賞者」 10.  「鑑賞」という術語について 11.  創造的作用としての芸術鑑賞 12.  近代芸術概念の成立と美学の成立 13.  近代芸術概念の確立と芸術の制度化 14.  近代以前の芸術をいかに考えるか 15.  残された問題と今後の展望    講義はマルチメディア方式のパワーポイントファイルをもとに実施するが、事前・事後学習での利用を考えてにあわせて単元ごと

    に講義の要点をまとめたハンドアウトも用意し、東北大学インターネットスクールにアップする。

    5 .成績評価方法:    講義中に課す小テスト(20%)と講義の最終回に課すレポート(80%)によって総合的に評価する。

    6 .教科書および参考書:    別途指示    

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    ハンドアウトをもとに予習・復習をおこなうこと。またハンドアウトに掲載された参考文献には一通り目をとおしておくこと。

    9 .その他:    教科書はとくに指定しないが、教科書に準ずるものとして単元ごとに講義の要点をまとめたハンドアウトを使用する。各種参考文

    献は別途教室で指示する。    講義に関する質問、意見、要望等は、電子メールでも随時受け付ける。

  • ─ 20 ─

    芸術の世界水 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:下館 和巳,廣瀬 純 所属部局等:東北学院大学.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    演劇の魅力

    2 .授業の目的と概要:    シェイクスピアの研究者であって演出家でもある講師に導かれながら、演劇の本質と魅力に触れる。授業は、講義と対話とワーク

    ショップからなる。演劇論は、講師の語りによって行われ、脚本の意味を考えたりせりふの話し方を探ったりする時は、学生と講師の対話によってすすめられる。

        ワークショップでは、初めはとまどいながらも魅了されていく学生は少なくない。映像を見る時以外は体育館で実施される。この講義を通して表現に目覚めて俳優の道を歩み始めた者もいるので、演劇の世界への密かな登竜門でもある。<感性を磨きたい>と思っている学生には極上の時間である。授業の一環として舞台鑑賞もすることがある。

        SCS ミュージカル研究所プロデユーサーの廣瀬純氏も加わって行われる多彩豊饒な学生との対話は多くの学生から好評を得てきている。講師の主宰する劇団シェイクスピア・カンパニーについては http://www.shakespeare-company.net を参照。

    3 .学習の到達目標:  1    感じたり考えたりしたことを、ためらいながらも勇気をもってみんなの前で、言えるようになる。  2    ワークショップを通して、学部を越えた人間関係を、つくることができる。  3    芸術や文学に関する興味を深めたり、広めたりすることができる。  4    演劇に対するイメージが、ひっくりかえる。  5    人生は、案外、おもしろもんだということがわかるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    第 1 回教室にて劇団シェイクスピア・カンパニーのドキュメンタリー映像『太平洋に捧げるシェイクスピア』鑑賞    第 2 回(体育館に移動して)ワークショップ(1)<ひとりと集団>    第 3 回ワークショップ(2)<演技は模倣から始まる>    第 4 回ワークショップ(3)<伝統と個人>    第 5 回シェイクスピアの『ハムレット』を通して<演出とは何か?>を考える    第 6 回ワークショップ(4)<声と身体>    第 7 回ワークショップ(5)<観客反応>    第 8 回声のワークショップ(1)<自分の声が他人にどんな印象を与えているか>    第 9 回声のワークショップ(2)<発声の金科玉条を学ぶ>    第10回声のワークショップ(3)<声を遠くに届かせる方法>    第11回脚本の読み方<チェーホフの『桜の園』をもとに>    第12回チェーホフの『桜の園』を通して脚本と演出の関係を考える    第13回チェーホフの『桜の園』を演じる(1)    第14回チェーホフの『桜の園』を演じる(2)    第15回上演と総括

    5 .成績評価方法:    評価の対象となるのは、11月末にテキストとなる『ハムレット、東北に立つ』のレポート、毎回講義の後に提出が義務づけられて

    いるコメント票(講義の感想や質問)が、80%の比重をもってる。    更に20%を上乗せできるかどうかは、 1 月に課題として受講生全員がとりくむ『桜の園』冒頭シーン上演の成果にかかってる。

    6 .教科書および参考書:    ハムレット、東北に立つ 下館和巳 国書刊行会 2017 テキスト

    7 .関連 URL:    シェイクスピア・カンパニー ホームページ    https://www.shakespeare-company.net/

    8 .授業時間外学習:    講義中に言及された本を、その週のうちに図書館で調べて読んでみる。    講義で感じたり考えたりしたことを、仲間と語り合ってみる。

    9 .その他:    教室について:初回授業は『A200』で行うが、第 2 回目以降は『アリーナ』を使用する。授業内での周知に注意すること。

  • ─ 21 ─

    芸術の世界水 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:太田 峰夫 所属部局等:宮城学院女子大学.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    西洋音楽史(中世・ルネサンスの音楽)

    2 .授業の目的と概要:    中世から16世紀前半までの時代の西洋音楽史を学びます。それぞれの時代の楽曲を聴くことはもちろん、音楽観、音楽と社会との

    かかわり、人々の暮らしぶりを見ながら、ヨーロッパの音楽文化がどのように作られてきたか、どんなところが今のわれわれの音楽文化と似ているのか、あるいはどんなところが異なっているのかを考えます。

    3 .学習の到達目標:    第一に、この時代の音楽様式の理解に必須な諸概念(教会旋法、ネウマ譜など)を的確に説明できるように学びます。第二に、西

    洋文化史の大きな流れの中で、教会音楽・世俗音楽がそれぞれどのような位置を占めてきたのかを大づかみに理解します。第三に、西洋の音楽文化を他者の文化として捉え返すことを通じて、自分たちの文化の歴史性や地域性について考える糸口をつかみます。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   導入  第 2 回   グレゴリオ聖歌の起源と伝播(1)  第 3 回   グレゴリオ聖歌の起源と伝播(2)  第 4 回   多声音楽のはじまり  第 5 回   多声音楽の展開(1)  第 6 回   多声音楽の展開(2)  第 7 回   マショーと中世の世俗音楽 (1)  第 8 回   マショーと中世の世俗音楽 (2)  第 9 回   ギョーム・デュファイの音楽(1)  第10回   ギョーム・デュファイの音楽(2)、15世紀〜16世紀の教会音楽(1)  第11回   15世紀〜16世紀の教会音楽(2)  第12回   15〜16世紀の世俗音楽(1)  第13回   15〜16世紀の世俗音楽(2)  第14回   宗教改革と教会音楽のあらたな展開  第15回   まとめ

    5 .成績評価方法:    授業内課題(30パーセント)と期末筆記試験(70パーセント)で評価します。

    6 .教科書および参考書:    中世・ルネサンスの音楽 皆川達夫 講談社 2009 参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業内容をまとめたプリントを配布するので、よく復習してください。授業で指定されたいくつかの曲を図書館で借りるなどして

    自分でも積極的に聴き、その特徴をつかんでおくようにしてください。

    9 .その他:

  • ─ 22 ─

    芸術の世界水 2 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:下館 和巳,廣瀬 純 所属部局等:東北学院大学.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    演劇の魅力

    2 .授業の目的と概要:    シェイクスピアの研究者であって演出家でもある講師に導かれながら、演劇の本質と魅力に触れる。授業は、講義と対話とワーク

    ショップからなる。演劇論は、講師の語りによって行われ、脚本の意味を考えたりせりふの話し方を探ったりする時は、学生と講師の対話によってすすめられる。

        ワークショップでは、初めはとまどいながらも魅了されていく学生は少なくない。映像を見る時以外は体育館で実施される。この講義を通して表現に目覚めて俳優の道を歩み始めた者もいるので、演劇の世界への密かな登竜門でもある。<感性を磨きたい>と思っている学生には極上の時間である。授業の一環として舞台鑑賞もすることがある。

        SCS ミュージカル研究所プロデユーサーの廣瀬純氏も加わって行われる多彩豊饒な学生との対話は多くの学生から好評を得てきている。講師の主宰する劇団シェイクスピア・カンパニーについては http://www.shakespeare-company.net を参照。

    3 .学習の到達目標:  1    感じたり考えたりしたことを、ためらいながらも勇気をもってみんなの前で、言えるようになる。  2    ワークショップを通して、学部を越えた人間関係を、つくることができる。  3    芸術や文学に関する興味を深めたり、広めたりすることができる。  4    演劇に対するイメージが、ひっくりかえる。  5    人生は、案外、おもしろもんだということがわかるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    第 1 回教室にて劇団シェイクスピア・カンパニーのドキュメンタリー映像『太平洋に捧げるシェイクスピア』鑑賞    第 2 回(体育館に移動して)ワークショップ(1)<ひとりと集団>    第 3 回ワークショップ(2)<演技は模倣から始まる>    第 4 回ワークショップ(3)<伝統と個人>    第 5 回シェイクスピアの『ハムレット』を通して<演出とは何か?>を考える    第 6 回ワークショップ(4)<声と身体>    第 7 回ワークショップ(5)<観客反応>    第 8 回声のワークショップ(1)<自分の声が他人にどんな印象を与えているか>    第 9 回声のワークショップ(2)<発声の金科玉条を学ぶ>    第10回声のワークショップ(3)<声を遠くに届かせる方法>    第11回脚本の読み方<チェーホフの『桜の園』をもとに>    第12回チェーホフの『桜の園』を通して脚本と演出の関係を考える    第13回チェーホフの『桜の園』を演じる(1)    第14回チェーホフの『桜の園』を演じる(2)    第15回上演と総括

    5 .成績評価方法:    評価の対象となるのは、11月末にテキストとなる『ハムレット、東北に立つ』のレポート、毎回講義の後に提出が義務づけられて

    いるコメント票(講義の感想や質問)が、80%の比重をもってる。    更に20%を上乗せできるかどうかは、 1 月に課題として受講生全員がとりくむ『桜の園』冒頭シーン上演の成果にかかってる。

    6 .教科書および参考書:    ハムレット、東北に立つ 下館和巳 国書刊行会 2017 テキスト

    7 .関連 URL:    シェイクスピア・カンパニー ホームページ    https://www.shakespeare-company.net/

    8 .授業時間外学習:    講義中に言及された本を、その週のうちに図書館で調べて読んでみる。    講義で感じたり考えたりしたことを、仲間と語り合ってみる。

    9 .その他:    教室について:初回授業は『A200』で行うが、第 2 回目以降は『アリーナ』を使用する。授業内での周知に注意すること。

  • ─ 23 ─

    芸術の世界水 2 ( 2単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:森 雅彦 所属部局等:宮城学院女子大学.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    近・現代美術入門

    2 .授業の目的と概要:    フランスを中心とする近・現代美術を題材に、美術作品の理解の仕方を平易に学びます。また適宜、映像を使用して、さまざまな

    芸術に触れることをめざします。適宜、日本の近・現代美術に触れることもあります。

    3 .学習の到達目標:    日本でもっとも広く親しまれている多様な近・現代美術に触れ、芸術に自然に親しめるようになる。また自分の好きな絵画その他

    を見つけられるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   オリエンテーション:美と芸術を考える  第 2 回   市民社会の中の絵画:近代美術の世界  第 3 回   新古典主義美術とは  第 4 回   ロマン主義のもたらしたもの  第 5 回   モダニスムに向かって:レアリスムの絵画  第 6 回   現代生活の画家:マネ論  第 7 回   印象派の諸相  第 8 回   印象派を超えて:印象派以後の美術  第 9 回   映像言語の誕生と生成:  第10回   マティスとピカソ  第11回   パリ派の美術  第12回   シュルレアリスムと抽象芸術  第13回   現代の芸術(1)  第14回   現代の芸術(2)  第15回   まとめ

    5 .成績評価方法:    授業中の課題(ミニット・ペーパーその他)50%、期末筆記試験50%。なお、自主的なレポートの提出を認めます(詳細は授業に

    て指示)。

    6 .教科書および参考書:

    7.関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    講義後、自分なりに疑問点は調べてみること。それでも分からない場合は、次回の講義の際に質問して解消しておくこと。また美

    術館での展覧会や、画集を積極的に見るように努めること。なお自主レポート(義務ではない)は、すすんで試みるよう勧めます。

    9 .その他:    講義の際に関連資料を配布します。また参考書はそのつど指示します。

  • ─ 24 ─

    芸術の世界木 2 ( 2単位).対象学部:国際学士コース(*).担当教員:芳賀 満 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 2セメスター.科目ナンバリング:ZBH-WFA801E.使用言語:英語.

    1.授業題目:    Japanese Art History

    2 .授業の目的と概要:    Art shows(and encompasses)the way we comprehend and understand this Universe. Therefore Art should be regarded as a 

    visual philosophy; not as a mere illustration of history based on written documents. Thereupon, the importance of learning its history, in this case, Japanese Art History, can never be exaggerated.

    3 .学習の到達目標:    The  objective  of  this  course  is  to  provide  an  outline  and  basic  knowledge  about  Japanese Art History  ranging  from  the 

    beginnings of human habitation in the Japanese archipelago to the present, including the art of the Jomon, Yayoi, Kofun, Asuka and Nara, Heian, Kamakura, Muromachi, Azuchi-Momoyama, Edo, Meiji, Taisho, Showa and Heisei Periods.

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  1 .  Course Orientation. What is Art ?  2 .  Art of Jomon Period  3 .  Art of Yayoi and Kofun Periods  4 .  Asuka Hakuou Art~ the Reception of Buddhism  5 .  Art of Nara Period  6 .  Ar of Heian Period  1  7 .  Art of Heian Perido  2  8 .  Art of Kamakura Period  9 .  Art of Nanbokucho/Muromachi Period 10.  Art of Momoyama Period 11.  Art of Edo Period  1 12.  Art of Edo Period  2 13.  Art of Meiji Period 14.  Art of Taisho, Showa and Heisei Periods(1) 15.  Art of Taisho, Showa and Heisei Periods(2)

    5 .成績評価方法:    Evaluation will be based on final report(70%), performance in the class room(30%).

    6 .教科書および参考書:    A History of Japanese Art Noritake TSUDA Tuttle Publishing 2009 

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    The session time is limited and therefore self-directed learning is important. Students are required to prepare and review for 

    each class.

    9 .その他:

  • ─ 25 ─

    人間と文化月 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:高橋 禎雄 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-PCU801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    概説東北大学史

    2 .授業の目的と概要:    東北大学とは、どのような大学なのか。本講義では、東北大学がどのような歴史を歩んできたのかについて重要な資料を中心に取

    りあげ、本学の特徴や個性を歴史学的観点から理解することを目的とする。時系列的な制度史が中心となるが、大学を成り立たせる基本的理念について随時思想史的観点も織り込んで概述する。

    3 .学習の到達目標:  (1)  本学を構成する、学部、研究所などの特徴を歴史的な観点から考えることができる。  (2)  自らが学生生活を送る環境に対する興味を深め、大学における学習意欲を高める。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:  第 1 回   ガイダンス  第 2 回   明治時代(1)  第 3 回   明治時代(2)  第 4 回   大正時代(1)  第 5 回   大正時代(2)  第 6 回   大正時代(3)  第 7 回   昭和時代(1)  第 8 回   昭和時代(2)  第 9 回   昭和時代(3)  第10回   昭和時代(4)  第11回   昭和時代(5)  第12回   昭和時代(6)  第13回   平成時代(1)  第14回   平成時代(2)  第15回   まとめ  第16回   試験

    5 .成績評価方法:    授業の理解度(ミニットペーパー、50%)と期末筆記試験(50%)によって評価する。

    6 .教科書および参考書:    プリントを毎回配布する。参考文献については随時紹介する。    

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    指名して史料を読ませ、また授業で説明した事項等についても指名して答えさせるので、授業に臨むに当たりプリントの復習をし

    ておくこと。

    9 .その他:    新入生を対象とした講義である。再履修は認めない。単なる単位取得を目的とする学生にはおおよそ不向きな講義である。意欲的

    かつ真面目な学生の受講を期待する。

    人間と文化

  • ─ 26 ─

    人間と文化月 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:佐藤 智子 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-PCU801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    学習理論入門

    2 .授業の目的と概要:    「学習」をどう理解すべきかに決まった答えがあるわけではありません。この講義では、皆さんなりの「学習」の捉え方を振り返

    りながら、状況によって多様に構成されるコンテキストやコミュニケーションの観点から「学習」とは何かについての理解を深めることを目的とします。

        そのために、受講生には、①社会における学習をどう考えるのか、②そのような学習がなぜ必要なのか、③そのような学習をどのように促し、支援するのか、という 3 点を考えてもらいたいと思っています。これらを考えるために、まずは学習理論および関連理論の基本を確認し、その理論を受講生が経験と結び付けて理解できるように、様々なワークショップを取り入れますので、積極的な参加や発言・傾聴を期待します。

    3 .学習の到達目標:    ① 学習に関する理論の基本を正確に理解する。    ② 自分に身近な学習の現状・課題・今後の展開について、自分なりに分析し意見を述べることができる。    ③ 自らが学習支援者となって社会における学習を支援することができるよう、展望・目的意識を持つ。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    第 1 ・ 2 回 オリエンテーション  第 3 回   「学習」とは何かを考えてみよう!    第 4 〜 6 回 おとなの学び:アンドラゴジー    第 7 〜 9 回 経験と学習    第10・11回 学習理論の歴史:行動主義・構成主義・社会構成主義    第12〜14回 ことばと身体と学習  第15回   総まとめ

    5 .成績評価方法:    授業への参加度(出席および積極的参加)(30%)    論述課題(50%)    最終リフレクション・レポート(1,200字程度のもの)(20%)    試験は行いませんが、そのかわりに定期的な論述課題を出します。    論述課題では、どれだけの知識・情報を暗記しているかではなく、理論についての一定の理解の上で、自らの意見・考えを論理的

    に述べることができているかを評価します。     

    6 .教科書および参考書:    学習の本質 OECD 明石書店  参考書    生涯学習理論を学ぶ人のために 赤尾勝己[編] 世界思想社  参考書    生涯学習の理論 立田慶裕ほか 福村出版  参考書

    7 .関連 URL:

    8 .授業時間外学習:    授業時間外に取り組む課題を定期的に出します。

    9 .その他:    教科書は特に指定しませんが、参考書等を利用して積極的に予習・復習に取り組むことを期待します。    特に予備知識は必要ありませんので、文系・理系問わず、教育や学習に興味があれば受講を歓迎します。    この授業では、グループワークやグループ・ディスカッションを多く行います。

  • ─ 27 ─

    人間と文化月 1 ( 2単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:松河 秀哉 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 1セメスター.科目ナンバリング:ZBH-PCU801J.使用言語:日本語.

    1.授業題目:    情報社会と教育

    2 .授業の目的と概要:    近年のめざましい情報技術の進歩と社会の変化に伴い、教育の前提となる人間観や、教育に用いられる技術は大きく変容してきて

    おり、その結果として教育の在り方は大きく変容してきた。この授業では、教育に影響を与えてきた心理学のパラダイムの変遷や、教育に用いられる情報技術の変遷を概観することで、情報社会と教育の関係を考えることを目的とする。

    3 .学習の到達目標:    行動主義、認知主義・構成主義、社会的構成主義といった各パラダイムにおける学習・教育の意味を理解し自分の言葉で説明でき

    るようになる。    教育に対する様々な考え方や方法・技術を知ることにより、今まで自身で獲得してきた教育観を相対的に捉え、振り返ることがで

    きるようになる。    これからの時代に必要な教育について考えることができるようになる。

    4 .授業の内容・方法と進度予定:    この授業では、行動主義・認知主義・状況的