瞳孔撮影を利用したビタミンA簡易測定による肥育牛の適切な管理

血中ビタミンAセンサの開発と地域戦略に基づく精密管理

京都大学 農学研究科 近藤 直，藤浦建史，竹ノ内勝哉

兵庫県農林水産技術総合センター北部農業技術センター 福島護之，小浜奈美子

株式会社 ワイピーテック 中野 衛

Naoshi Kondo

Division of Environmental Science & Technology,

Graduate School of Agriculture, Kyoto University

高品質牛肉の生産（精密畜産）

BMS 3 BMS 7 BMS 11(Kobe beef: 9-12)

欠

乏

症

血液検査

血液検査

2/9

経費，ストレス，結果の時間遅れ

低ビタミンA

ビタミンA推定装置（2009～2014年）

白色・近赤外LEDリング（PLフィルタ付き）

2CCDカメラ（カラー，近赤外）

円筒100 mm

PLフィルタ

カラー 近赤外

3/9

肉牛の瞳孔計測2014年～2017年

RFID gate

Machine

Vision

Machine

Vision

Water vessel Water vessel

Distance sensor

Temperature sensor

Camera

4/9

眼球表面・内部での光反射と瞳孔反射

②散乱光（眼球表面の反射）①散乱光（瞳孔色）

カメラ

5/9

④反射光（眼底色）

③瞳孔反射（収縮速度）④眼底色

リングLED

© Exploratorium | The museum of science, art and human perception

高ビタミン A の牛 低ビタミンAの牛

The Hokkaido Animal Research Center

輝板の色に影響される瞳孔色・眼底色

視神経乳頭浮腫(Papilledema)

輝板の退色

6/9

輝板

瞳孔

網膜

瞳孔の青色成分の経時的変化

0.36

0.38

0.4

0.42

0.44

0.46

0

10

20

30

40

50

60

70

80

DEC FEB MAY JUL SEP NOV

青色成分

ビタミン

A(I

U/d

L)

牛347Vit.A

right-b

0.34

0.36

0.38

0.4

0.42

0.44

0.46

0

10

20

30

40

50

60

70

DEC FEB MAY JUL SEP NOV

青色成分

ビタミン

A(I

U/d

L)

牛366

0.36

0.37

0.38

0.39

0.4

0.41

0.42

0

10

20

30

40

50

60

70

80

APR MAY JUN JUL AUG SEP OCT NOV DEC

青色成分

ビタミン

A(I

U/d

L)

牛427

0.36

0.38

0.4

0.42

0.44

0

10

20

30

40

50

60

70

80

APR MAY JUN JUL AUG SEP OCT NOV DEC

青色成分

ビタミン

A(I

U/d

L)

牛445

7/9

ビタミンA

青色成分

血中ビタミンA濃度の低下に伴い，瞳孔色の青色成分は低下

12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11（月）12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11（月）

4 5 6 7 8 9 10 11 12 （月） 4 5 6 7 8 9 10 11 12 （月）

枝肉重量歩留まり

データベース

粗飼料の量

給餌時刻，回数

濃厚飼料の量気温，湿度，風速

牛房内照度，日照時間

他の牛との関係

音，におい

健康因子 環境因子給餌因子

糞尿，活動量心拍数，鳴き声

血中ビタミンA濃度血中ビタミンC濃度体温，体重，体尺飲水量

種雄牛の飼料効率評価と選抜

品質

脂肪交雑基準値(BMS)ロース芯面積バラの厚さ皮下脂肪の厚さ

収量 基本情報

血統月齢性

種雄牛評価（兵庫県）

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ビタミンAのモニタリングによる精密肥育苦痛やストレスない，地域戦略に基づく適切な給餌

雌：ビタミンAコントロール雄：去勢

適切な飼養

OIE（国際獣疫事務局）の指針（コード）

情報

愛情

情報

嗜好に合わせた選択

OIE：1924年にパリで発足した政府間機関

健康観察，良質の飼料，水，畜舎の清掃・清潔，適切なスペース，快適な温度・換気，有害動物の駆除

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情報