神威岬散策マップ、地図上の説明 -...

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・積丹岬 積丹半島のメイン観光地のように、その名からは思えますが、実際はこの場所に辿りつくことは、 陸からは出来ません。道路に沿って、標識にそって、辿り着くとそこは、無線方位信号所敷地の立 ち入り禁止地域。無理矢理ここを突破しても草むらに道は消えます。積丹岬に来ても、積丹岬を目 指してはいけません !( 最近、この電波塔だけ見てきたというお客さんが頻発しています ) ・島武意海岸 ( 積丹摩周海 ) こちらこそ、積丹岬の正当派観光地 ! 透明度約 30 メート ルの美しい海は、海中公園第 2 指定になっており。日本 の渚百選にも選定されています。海岸に直接降りられる のですが、そこは海水浴キャンプ客のゴミだらけ。当然 降りたからには、登って帰らなければならない。疲れま す。 ・出岬 元々は、こちらが積丹岬と呼ばれていたそうです。 現在はここに積丹岬の灯台があり、北側に突き出した岬 は別名「駆け落ちの坂」とも呼ばれているとか ....・笠泊海岸 ほとんど人の居ない海岸。降りる道はとても発見が難しい。 遊歩道の分岐の目安として覚えておくとよいでしょう。 ・女郎子岩 訪れる観光客は多くありません。 なぜなら、駐車場から往復 2 時間のハイキングコースだからです。そ れでも、積丹へ訪れたなら絶対に見て欲しい、実に神秘的な岩です。 この女郎子岩には、義経伝説が語り継がれ、別名「シララの岩」とも呼 ばれています。 ・長浜水産 おみやげ物を買うなら、この店の薫製がぜひお奨めです。 長浜愛子さんという女性が自家製の薫製を製造販売しています。 おすすめは量り売りの「タコくん」( 真空パックではない物 ) 味は絶品。 酒のつまみにはぴったりです。ただし、防腐剤等を使用していないので 保存には注意が必要です。ほかにもほっけの薫製や、鮭のとばなどもあ ります。 ・余別 積丹ユースホステルのある場所です。元々は世と別れると書いたらしく、 それは。つまりあの世という意味らしいのです‥。 ということは、余別川は三途の川 !? 確かに過去、自殺者は多かったそうですが‥ (現在は神威岬の下に出来た祠のおかげか自殺はほとんど聞きません) ・ワリシリ岬 神威岬の夕陽は、ここから眺めます。 神威岩に突き刺さる夕陽は、毎年 4 月前半と 9 月前半に見ることが出 来ます。 ・旧神威岬自然探勝路 (立入禁止海岸コース) 食堂うしおより先には、 トイレも自販機もありません。 入り口にある小さな祠に手を合わせ てから、あくまでも自分の意志で立入り禁止の柵を越えて下さい。 尚、この周辺は海中公園第 3 指定となっており、海水の透明度は約 20 メートルと言われています。 ・念仏トンネル 元々は神威岬の灯台守が高波で遭難したために、この小さな岬を安 全に通行する目的で作られた手彫りのトンネル。 中は約 10m・10m・10m のクランク状、そのため中は真っ暗です。 まして、この付近は自殺の名所。「はっきり言って出ます !」 ここを通る時には 3 つの注意点があります。 ・決して後ろを振り返らないこと ・左側の壁を伝って歩くこと ( 岬に向かう時 ) ・写真を撮らないこと ・水無しの立岩 ( 女の一生岩 ) 絵はがきにも撮られる美しい岩、しかしその姿は海岸からしか見られ ません。名前の由来は、岬のこの先をいくら掘っても真水が出ない為、 水無しの立岩と呼ばれたそうです。 岬へ向かう時に振り返りつつ岩を見ると、少しずつ岩が太って見えま す。岬の上からはこの太った姿しか見ることが出来ません。 ・神威岩 ( チャレンカ姫 ) 義経伝説が語り継がれる岩であり また、この地域の御神体でもありま す。 波の静かな、晴れた夏の午前中に来れば、神威岩を境に右と左で海 の色をはっきりと区別して見ることが出来ます。 明治時代頃までは、この付近を女性を乗せた船が通りかかると 義経を慕うチャレンカの嫉妬により沈没させられると言われ、 女人禁制でした。 現在でも潮の流れが速く複雑で、岩礁も多いため、海難事故の多い場所として知られています。 ・タコ岩 まったく、見たまんま、タコの形をした岩です。 また、この岩は、層雲峡などと同じ柱状節理により形成された六角 形のもの。 ・西の河原 神威岬から鬼が島のように見えるの がこの場所です。 この巨大な岩も六角柱状で出来てい ます。 1996 年 11 月に開通したトンネルのおかげで気楽に訪ねることが出来 るようになった西の河原も、以前は、ユースの船で行くか、沼前から 往復 2 日かけて歩い行くしかありませんでした。 西の河原には、この付近で海難事故により亡くなった方を供養する為 の小さな御堂があり、辺りの海岸は石が積み上げられていたり・・沈没船が朽ち果てていたり、まさに この世のものではないといった雰囲気です。 神威岬散策マップ、地図上の説明 1) 積丹ユースのウニ小屋 (6/10~8/25 波の無い日、ウニが無料で食える !?) 2) 白方商店 ( 地酒「神威鶴」の店、ヘルパー御愛用のお店 ) 3) 浜寿司 ( ここの看板がユースへ来るときの目印 ) 4) 金杉商店 ( 食べ物を買うときはこちらへ ) ( この 2.4.5. の商店が集まる交差点が「余別銀座」1997 年 5 月に初めて信号が出来た ) 6) コスモ石油 ( ガソリンスタンド ! 人が居ないときは漁協へ ) 7) レストハウス「ペニンシュラ」( 最近出来た観光施設 ) 8) なぎさ食堂 ( ライダーで有名なウニ丼のお店 ) 9) シーサイド余別 ( 大浴場有り ! コテージまである ) 10) サクラマス サンクチュアリセンター この地図の使用に関する御注意 ! この散策マップで紹介する場所には、非常に危険な場所が含まれております。 あなたが、もしその場所に行かれて、事故に遭った場合、積丹ユースホステルも、 この地図の作成者もいっさい責任は負いませんのでご注意ください。 メノコ岩 冬場はトドが 群れる岩 来岸町 沼前 沼前岬 西ノ河原 ジュウボウ岬 草内トンネル タコ岩 積丹YH 至 神恵内 至  国道229号線 !? !? 調 !  余別漁港 遊歩道 駐車場より徒歩30分 0 500 500 1000 2000 余別町拡大図 郵便局 〒 交番 × 文 余別 小中学校 積丹YH 余別バイパス 平岩 余別 バス停 BS BS BS BS P 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 0 500 500 1000 2000 島武意海岸 笠泊海岸 入舸町 幌武意町 無線方位信号所 道道913号線 至 野塚・神威岬 至 美国・小樽

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Page 1: 神威岬散策マップ、地図上の説明 - neこちらこそ、積丹岬の正当派観光地!透明度約30メート ルの美しい海は、海中公園第2指定になっており。日本

・積丹岬 積丹半島のメイン観光地のように、その名からは思えますが、実際はこの場所に辿りつくことは、陸からは出来ません。道路に沿って、標識にそって、辿り着くとそこは、無線方位信号所敷地の立ち入り禁止地域。無理矢理ここを突破しても草むらに道は消えます。積丹岬に来ても、積丹岬を目指してはいけません !( 最近、この電波塔だけ見てきたというお客さんが頻発しています )

・島武意海岸 ( 積丹摩周海 ) こちらこそ、積丹岬の正当派観光地 ! 透明度約 30メートルの美しい海は、海中公園第 2指定になっており。日本の渚百選にも選定されています。海岸に直接降りられるのですが、そこは海水浴キャンプ客のゴミだらけ。当然降りたからには、登って帰らなければならない。疲れます。

・出岬 元々は、こちらが積丹岬と呼ばれていたそうです。 現在はここに積丹岬の灯台があり、北側に突き出した岬は別名「駆け落ちの坂」とも呼ばれているとか ....。

・笠泊海岸 ほとんど人の居ない海岸。降りる道はとても発見が難しい。 遊歩道の分岐の目安として覚えておくとよいでしょう。

・女郎子岩 訪れる観光客は多くありません。 なぜなら、駐車場から往復 2時間のハイキングコースだからです。それでも、積丹へ訪れたなら絶対に見て欲しい、実に神秘的な岩です。 この女郎子岩には、義経伝説が語り継がれ、別名「シララの岩」とも呼ばれています。

・長浜水産 おみやげ物を買うなら、この店の薫製がぜひお奨めです。 長浜愛子さんという女性が自家製の薫製を製造販売しています。 おすすめは量り売りの「タコくん」( 真空パックではない物 ) 味は絶品。酒のつまみにはぴったりです。ただし、防腐剤等を使用していないので保存には注意が必要です。ほかにもほっけの薫製や、鮭のとばなどもあります。

・余別 積丹ユースホステルのある場所です。元々は世と別れると書いたらしく、 それは。つまりあの世という意味らしいのです‥。 ということは、余別川は三途の川 !? 確かに過去、自殺者は多かったそうですが‥ (現在は神威岬の下に出来た祠のおかげか自殺はほとんど聞きません)

・ワリシリ岬神威岬の夕陽は、ここから眺めます。 神威岩に突き刺さる夕陽は、毎年 4月前半と9月前半に見ることが出来ます。

・旧神威岬自然探勝路(立入禁止海岸コース) 食堂うしおより先には、 トイレも自販機もありません。 入り口にある小さな祠に手を合わせ

てから、あくまでも自分の意志で立入り禁止の柵を越えて下さい。 尚、この周辺は海中公園第 3 指定となっており、海水の透明度は約20メートルと言われています。

・念仏トンネル元々は神威岬の灯台守が高波で遭難したために、この小さな岬を安全に通行する目的で作られた手彫りのトンネル。 中は約10m・10m・10mのクランク状、そのため中は真っ暗です。 まして、この付近は自殺の名所。「はっきり言って出ます !」 ここを通る時には 3つの注意点があります。   ・決して後ろを振り返らないこと   ・左側の壁を伝って歩くこと( 岬に向かう時 )   ・写真を撮らないこと

・水無しの立岩 ( 女の一生岩 ) 絵はがきにも撮られる美しい岩、しかしその姿は海岸からしか見られません。名前の由来は、岬のこの先をいくら掘っても真水が出ない為、水無しの立岩と呼ばれたそうです。 岬へ向かう時に振り返りつつ岩を見ると、少しずつ岩が太って見えます。岬の上からはこの太った姿しか見ることが出来ません。

・神威岩 ( チャレンカ姫 )義経伝説が語り継がれる岩であり また、この地域の御神体でもあります。 波の静かな、晴れた夏の午前中に来れば、神威岩を境に右と左で海の色をはっきりと区別して見ることが出来ます。 明治時代頃までは、この付近を女性を乗せた船が通りかかると 義経を慕うチャレンカの嫉妬により沈没させられると言われ、 女人禁制でした。

現在でも潮の流れが速く複雑で、岩礁も多いため、海難事故の多い場所として知られています。・タコ岩

まったく、見たまんま、タコの形をした岩です。 また、この岩は、層雲峡などと同じ柱状節理により形成された六角形のもの。

・西の河原 神威岬から鬼が島のように見えるのがこの場所です。 この巨大な岩も六角柱状で出来ています。 1996 年 11月に開通したトンネルのおかげで気楽に訪ねることが出来るようになった西の河原も、以前は、ユースの船で行くか、沼前から往復 2日かけて歩い行くしかありませんでした。 西の河原には、この付近で海難事故により亡くなった方を供養する為

の小さな御堂があり、辺りの海岸は石が積み上げられていたり・・沈没船が朽ち果てていたり、まさにこの世のものではないといった雰囲気です。

神威岬散策マップ、地図上の説明1) 積丹ユースのウニ小屋 (6/10~8/25 波の無い日、ウニが無料で食える !?) 2) 白方商店 ( 地酒「神威鶴」の店、ヘルパー御愛用のお店 ) 3) 浜寿司 ( ここの看板がユースへ来るときの目印 ) 4) 金杉商店 ( 食べ物を買うときはこちらへ )

( この 2.4.5. の商店が集まる交差点が「余別銀座」 1997 年 5月に初めて信号が出来た ) 6) コスモ石油 ( ガソリンスタンド ! 人が居ないときは漁協へ ) 7) レストハウス「ペニンシュラ」( 最近出来た観光施設 ) 8) なぎさ食堂 ( ライダーで有名なウニ丼のお店 ) 9) シーサイド余別 ( 大浴場有り ! コテージまである ) 10) サクラマス サンクチュアリセンター

この地図の使用に関する御注意 !この散策マップで紹介する場所には、非常に危険な場所が含まれております。あなたが、もしその場所に行かれて、事故に遭った場合、積丹ユースホステルも、この地図の作成者もいっさい責任は負いませんのでご注意ください。

神威岬

神威岩

 高さ40メートル

メノコ岩 冬場はトドが 群れる岩

草内

余別町

来岸町

余別川

  魚影は濃い。しかし禁漁河川

  春には桜鱒、秋には鮭が遡上する

神岬町

沼前沼前岬

西ノ河原

ジュウボウ岬

念仏トンネル

余別トンネル

草内トンネル

水無しの立岩

きつねたぬき岩

食堂うしお

タコ岩

積丹YH

ワリシリ岬

▲余別展望台

 駐車場より徒歩30分

 神威岬から積丹岬・

 さらに積丹岳と余別岳が一望出来る

至 神恵内

至 余市・小樽

国道229号線

この先

幻の大滝が

あるらしい!?

 (所要時間

  ユースより

  徒歩1日‥‥)

この道、熊糞多し

出会い頭事故。注意!

余別林道

 この先迷路のように

 道は続いている

●幻の観音像!?

 下から見ると本当に観音像!

 未だ実体は調査中! 

積丹キャニオン

 美しい岩盤は、年に数センチずつ

 海へせりだして来ているらしい

余別漁港

遊歩道駐車場より徒歩30分

神威岬先端まで

ユースより徒歩2時間

余別川

0500 500 1000 2000

●神威神社

 (初詣はここ)

余別町拡大図

郵便局 〒

交番 ×

文 余別  小中学校

余別プール

余別川

積丹YH

積丹YH前

バス停余別バイパス

平岩

余別バス停 BS

BS

BSBS

P

1

2 34

5

6

78

910

0500 500 1000 2000

積丹出岬灯台

出岬

積丹岬

ルシ岬

女郎子岩

ピリカ岬

島武意海岸

笠泊海岸

入舸町

幌武意町

キャンプ場

無線方位信号所

長浜水産

道道913号線

至 野塚・神威岬 至 美国・小樽