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沖縄科学技術大学院大学 第１研究棟 IT 電気室 160kUPS 更新工事
特記仕様書
１． 一般事項
（１） 総 則
本仕様書は、学校法人沖縄科学技術大学院大学学園（以下、「学園」という）の第１研究棟IT電
気室に設置された UPS１の更新工事の仕様について定めるものである。
（２） 既設機器の構成および概要
別紙を参照のこと
別紙１： 機器構成表
別紙２： 設計仕様データ表
別紙３： UPS 国内準拠規格表
別紙４： UPS 配置図、盤配置図、電気配線図
（３） 更新仕様及び性能
別紙 1〜4の仕様および性能を満足すること
（４） 施工場所
沖縄県国頭郡恩納村字谷茶 1919 番地１
学校法人沖縄科学技術大学院大学学園 第１研究棟
（５） 工期
令和２年１１月３０日まで
２． 試験及び検査
工事完了後、学園担当者立会いのもとに試験を行い、本仕様書に定められた性能を満足しなけ
ればならない。 請負者は試験に先立ち予めその日程、項目及び試験方法等についての試験計画
を提出し、学園担当者の承認を得るものとする。
３． 取扱説明
試験合格後、学園担当者からの要望のもと、本装置の使用者に対し取扱方法に関する説明を
日本語及び英語で実施すること。
４． 提出書類
１） 完成図： 機器リスト、機器配置図、機器詳細図、電気配線図 各 1 部
CAD データ（AUTOCAD 対応） 1 部
２） 試験結果報告書 1 部
３） 取扱説明書（図書）： 日本語及び英語表記 各 2 部
４） 取扱説明書（電子データ）：日本語及び英語によるもの 1 部 （更新可能であること）
５． 保証
・ 請負者は工事完了・UPS 装置の納入後１年以内に請負者の責任による欠陥、故障が生じた
場合には請負者の負担において学園の指定する日時までに修理または代品を納入しなければ
ならない。
・ 工事完了・装置納入後、1 年以内（保証期間内）に瑕疵の検査を行い、学園担当者の確認を
得ることとする。日時等については学園担当者と調整して行うこと。
６． その他
・ 本仕様に定められた以外の事項で疑義を生じた場合には、学園の指示に従うこととする。
・ 施工時の資機材搬入にあたっては養生を行うなど、既存の設備に十分配慮すること。
・ 輸送搬入に係る諸費用は請負者の負担とする。また、搬入・開梱後の梱包材廃材は請負者が
引き取ること。
・ 本工事は稼働中のサーバ室内及び IT 電気室での UPS 設置、電源の接続切り替えを含む。稼
働中のシステムに影響与えることなく工事を行うこと。
別紙１︓機器構成表
No 機器名称 数量
UPS電源容量 定格最⼤160kW以上とすること。（設定により電源モジュールの数量によって内部モジュール冗⻑構成が可能であること。）
運転方式 オンライン（常時インバータ）・ダブルコンバージョン PWM制御方式
バックアップ時間 定格負荷時 5分以上とすること。
主要パーツ構成がモジュール式となっており、障害時の故障交換をホットスワップ（活線挿抜）にて容易に⾏えること。
また、モジュールの単⼀故障においてもシステム運転に影響が無いように、モジュールの冗⻑構成を確⽴できること。
※主要パーツ（電源モジュール、バッテリーモジュール、制御モジュール、無瞬断切替スイッチモジュール、制御電源ユニット）
⽕災予防条例適合キュービクル構造（⼀般社団法⼈電池⼯業会 ⾃主認定）であること。
⼊⼒
1) 相数・線数 ︓三相4線 ＋ 接地
2) ⼊⼒定格電圧 ︓380V / 400V / 415V
3) ⼊⼒電圧変動許容範囲 ︓340 ~ 477 V
4) ⼊⼒周波数許容変動範囲 ︓40 ~ 70 Hz ※逸脱の場合はバッテリー運転へ移⾏
5) ⼊⼒⼒率 ︓0.99（定格⼊出⼒時︓UPS ⼊⼒端⼦にて）
6) 総合電流⾼調波歪率 ︓< 5%（100% 負荷時）
7) ⼊⼒電流 ︓※1 別紙２ 設計仕様データをご参照ください
8) ウォークイン・タイマー ︓20 sec（設定時間内で⼊⼒電流を 0 ~ 100 % までリニアに増加させ、突⼊電流を発⽣させない機能を有すること。）
出⼒
1) 出⼒定格容量 ︓160kW
2) 相数・線数 ︓三相4線 ＋ 接地 / 三相3線 + 接地
3) 出⼒定格電圧 ︓380V / 400V / 415V
4) 出⼒電圧精度 ︓± 1%（整定、対称負荷）
5) 出⼒過渡電圧変動 ︓± 5% ･･･ 負荷急変︓0% ~ 100% または 100% to 0%. 整定時間︓< ５0 ms 以下
6) 出⼒総合電圧⾼調波歪率 ︓< 2%（線形負荷 100% 時）, < 5%（EN50091-3/IEC 62040-3の定義によるコンピュータ負荷）
7) 出⼒周波数 ︓商⽤同期運転︔同期範囲 50 / 60 Hz ± 3 Hz
︓蓄電池運転 ; 50 / 60Hz ± 0.1%
︓スルーレート ; 1 Hz（設定値 ･･･ 0.25, 0.5, 1, 2, 4, 6 Hz/秒）
8) 出⼒電流 ︓※1 別紙２ 設計仕様データをご参照ください
9) 過負荷耐量 ︓通常運転時 ; 150％ ･･･ 60 秒, 125% ･･･ 10 分
︓バッテリー運転時 ; 150% ･･･ 60 秒
︓スタティックバイパス運転 ; 125% ･･･ 連続、1000% ･･･ 100 ms
10) クレストファクター ︓無制限
11) 負荷⼒率 ︓1.0（0.5 遅れ ~ 0.5 進み、低減なし）
効率 AC - AC︓> 95.0%（35 - 100%負荷）, DC - AC︓> 94.0%（35 - 100%負荷）
バッテリー
1) 型式 ︓⼩型制御弁式鉛蓄電池
2) 容量 ︓9 Ah（20 時間率）単位バッテリーモジュール容量
3) 公称電圧 ︓DC ± 192 V
4) 浮動充電電圧 ︓DC ± 218 V
5) 放電終⽌電圧 ︓DC ± 153.6 - 168 V（負荷率により⾃動調整）
6) セル数 ︓96 ×2 セル
7) 標準的充電時間 ︓約 3.5 時間（標準5分放電後 90%再充電までの場合）
8) バッテリー交換周期 ︓5 年
環境条件
1) 運転温度 ︓0 ~＋40℃（定格運転 25℃）
2) 保管温度 ︓ｰ15 ~＋45℃（バッテリー内蔵の場合、平均 25℃、夏季最⼤ 45℃）
3) 相対湿度 ︓0 ~ 95% 結露なし（運転時、保管時）
4) ⾼度 ︓1000 m以下（100% 負荷運転時）、0 〜 15000m（保管時）
5) 騒⾳ ︓< 63 dBA（100% 負荷時）、< 57 dBA（70% 負荷時）･･･ 25℃において表⾯より 1m 隔離時
6) 換気 ︓冗⻑ファンによる強制換気（パワーモジュール、スタティックバイパス・スイッチモジュール）
7) 発熱量 ︓8.42 kW（160kW システム）･･･ 100% 運転, バッテリー浮動充電時
塗装⾊ ︓メーカー標準⾊（⿊）
保守⽤スペース ︓1) 前⾯（操作⾯）︓1000mm
︓2) 背⾯ ︓700mm
︓3) 上⾯ ︓210mm
︓4) 側⾯ ︓不要
適法規格
安全性 UPS︓EN/IEC62040-1-1, EN/IEC/UL60950
EMC 1) EMC ︓EN/IEC62040-2 Class A, EN50091-2, FCC part 15 Class A
2) 静電放電 ︓EN/IEC 61000-4-2 Level 3
3) 連続電磁妨害感受性 ︓EN/IEC 61000-4-3 Level 2
4) 電気的⾼速過渡現象両⽴性︓EN/IEC 61000-4-4 Level 2
5) AC サージ妨害感受性 ︓EN/IEC 61000-4-5 Level 3
性能 EN/IEC62040-3, JEC2431
準拠国内規格 ※2︓別紙３ 国内準拠規格をご参照ください。
寸法 幅 = 600 [㎜]、奥⾏き = 1,070 [㎜]、⾼さ = 1,956 [㎜]
※UPSフレーム、バッテリー内蔵⼊出⼒盤（PDU-XR）、バッテリー盤（XR）各盤同寸法、3⾯構成
質量 総質量 2,896 [㎏]（UPSフレーム＋バッテリー内蔵⼊出⼒盤(PDU-XR)＋バッテリー盤(XR)）
EPO（非常停⽌） 有事の際に遠隔よりUPS本体をシャットダウンさせることが可能なEPO機能を有すること。 ※EPO︓Emergency Power Off（非常停⽌）
LCDディスプレイ操作パネルを有し、UPSの状態・使⽤状況の確認、データログやイベントログの参照が可能であること。
また、ネットワーク監視機能を有し、遠隔よりWebブラウザ経由でUPSの状態監視、設定変更等の操作、SNMPで状態監視ができること。
既設統合監視アプライアンスサーバ（Schneider Electric製 StruxureWare Data Center Expert）への取込みができること。
通知機能 アラーム発⽣時に E-mail、SNMPトラップ、警報接点で外部へ警報を移報できること。
設置スペースは保守スペースも考慮して、平⾯図に機器配置を示すこと。
また、導⼊に際して他の機器移設が必要な場合には、本学を通じて移設の可否を確認すること。
上部換気ファン 上部換気ファン ×2式（廣澤精機製作所製︓S200-04-5 AC100V 38VA 同等品）
エアフィルタ 盤⾯エアフィルタ ×2枚（メーカ推奨品）
2
既設
UPS出⼒盤
(サーバー室設置)
予防交換部材
1
仕様
1UPSシステム
本体1
構造
システム仕様
監視・管理
設置場所
別紙2︓設計仕様データ表
5 6 7 8 9 10
80 96 112 128 144 160
117 141 164 187 212 234
140 169 196 225 254 281
175 200 250 300 350 350
111 134 156 178 200 223
139 168 195 223 250 279
150 175 200 225 250 300
221 265 309 353 397 441
275 330 385 440 495 550
112 134 156 178 200 223
(*1) メイン⼊⼒定格電流 ︓浮動充電時
(*2) メイン⼊⼒最⼤電流 ︓最⼤回復充電時、ただし、⼊⼒電流リミッタにより上限は 295 A
(*3) バイパス⼊⼒最⼤電流 ︓定格電圧、125 % 過負荷連続時
(*4) 最⼤放電電流 ︓最⼩放電終⽌電圧（+/- 154 V）における放電電流
(*5) 出⼒過負荷電流 ︓通常運転 および バッテリー運転時
定格電流 [A] (*1)
UPS 定
格
UPS フレーム
※パワーモジュール×4個以下のデータは割愛しております。
340 - 477
パワーモジュール（16 kW）数量
定格出⼒電⼒ [kW]
⼒率
定格電圧 [V]
⼊⼒電圧変動範囲
415
バッ
テリ
ー
1
過負荷電流 [A]
125 % ･･･ 10 分 (*5)
過負荷電流 [A]
150 % ･･･ 60 秒 (*5)
定格放電電流 [A]
最⼤放電電流 [A] (*4)
定格電流 [A]
メイ
ン⼊
⼒バ
イパ
ス⼊
⼒出
⼒
最⼤電流 [A] (*2)
推奨 上位保護ブレーカ [AT]
定格電流 [A]
最⼤電流 [A] (*3)
推奨 上位保護ブレーカ [AT]
定格電圧 [V dc]
335
+/- 192
278251223139 167 195
168 201 234 267 300
別紙3︓UPS国内準拠規格表
準拠国内規格
IEC等の各国際規格に対し、国内の各規格JIS、JEC等は対応規格が存在し、
規定内容はいずれも国際規格から修正、引用、あるいは調和をとったものであり、
下表のとおり国内規格と国際規格は互いに主要な要求内容を満たしています。
したがって、Symmetra PX 160kW システムは、下表のとおり国内の各規格に準拠しています。
また耐震性能は下表のとおり国内での震度7に相当する振動試験に合格しており、国内の耐震要求を満たしています。
耐震性規格
⽔平応答加速度（Ｇ）︓2.26
垂直応答加速度（Ｇ）︓1.50
準拠基準︓IBC:International Building Codes
該当なし ⽕災予防条例 対策済み -
UPSシステムの設置・接続は、
電気設備技術基準を含む国内
関連法規に従って⾏っています。
該当なし 電気設備技術基準 -
JIS C4411-2, VCCI Class A
JIS C 61000-4-2
-
JIS C4411-3 :2004
JEC2431
JIS C 61000-4-5
JIS C 61000-4-4
JIS C 61000-4-3
-
電磁両⽴性(EMC)
規格
性能及び試験要求規格
適合国際規格(IEC/EN/UL)
EN/IEC62040-1-1
IEC62040-2 (class A), FCC part 15
EN/IEC 61000-4-2
EN/IEC 61000-4-3
EN/IEC 61000-4-4
EN/IEC 61000-4-5
EN/IEC62040-3
TS C 0043-1（廃止）
（IEC62040-1-1翻訳版
JIS標準仕様書）
今後は JIS 化の予定はあり
（参照規格︓IEC60950-1) 安全規格
UPS 適合規格 対応国内規格 備考
