入学特集 通信 - 日本工業大学 ·...

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1 8 2 http://www.nit.ac.jp 平成25年(2013年)4月1日発行 編集・発行 広報課 〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1 1 (0480)34-4111(代) 入学特集 10 20 新入生の皆さんへ 理事長からのメッセージ 46 S L S L 姿君と出会えてよかった 技術を通じ何ができるのか 探究を続けていこう 新入生の皆さんへ 学長からのメッセージ 学 長 波多野 純 理事長 大川 陽康 25 21 25 平成24年8月に着工した「生活環境デザ イン学科棟新築工事」(鉄骨造2階延床 1,303.31平方㍍)は、旧W2棟とは全く趣 の違う外壁や開口の広い窓が設置され、全 体像が見えて来た。建物 の照明はLED100%で省 エネ化、空調は効率UPを 配慮し、床置式を採用。竣 工は平成25年4月の予定 である。 他に、体育館(W21棟) の耐震補強・リノベーション工事も進行 中である。アリーナの耐震ブレースや非構 造部材(天井・照明器具等)の落下防止、ま た、増築部であるトレーニング棟(214平 方㍍)の鉄骨建方工事を 行っている。さらに健 康管理センターの増床 (146平方㍍)とバリア フリー化も行い、学生 の緊急時に配慮。完工 は平成25年7月予定。 キャンパス整備 生活環境デザイン学科棟 まもなく竣工 完成が近い新学科棟

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通 信第 号1 8 2

http://www.nit.ac.jp

平成25年(2013年)4月1日発行

編集・発行

広報課〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1

1(0480)34-4111(代)

入学特集

 ともに工学を学ぶ仲間として、君たちを

心から歓迎します。「君と出会えてよかっ

た」、その思いを大切に、一生のつきあい

を始めましょう。

 今日は、君の人生にとって、とても大切

な節目の日です。何を目的に、大学へ進学

したのか。日本工業大学で、何を学びたい

のか。真剣に考えてみてください。さらに、

10年後、20代後半の自分を想像してみてく

ださい。年齢にふさわしい、質のよい仕事

をしているだろうか。もちろん、転職をし

ているかも知れない。それでも、君が培っ

てきた技術力や人間性は、周囲の人を幸せ

にし、頼りにされているだろうか。

 日本工業大学に入学された諸君、おめで

とうございます。一世紀を超える歴史を有

し、近代日本の産業黎明期から優れた技術

者を輩出してきた本学園の仲間となられ

たことを、衷心より歓迎いたします。

 本学園は、工学理論と実践とを相互に行

き来しながら高度な技術を修得する学び

を根幹に据えています。

 諸君がこれから学ぶ機械、ものづくりと

環境、システム、電気電子、情報、建築、

生活環境のデザインは、多様なアプローチ

の仕方があるでしょう。教科書に記述され

た普遍的な理論とともに、例えば金属を削

り、木材を切るときの手に伝わる感触、聴

 本年度、日本工業大学専

門職大学院(MOT)に学

ばれる皆さん、ようこそ神

田キャンパスへ。

 今年も多様な事業分野、

専門領域、経験をお持ちの

方々をお迎えしています。

部門のリーダー、後継経営

者、キャリアアップなど思

いはそれぞれでありましょ

うが、共通するのは、どな

たも高い意欲をお持ちであ

ることです。事業の発展・

成長に向けて、目指すは技

術の市場における価値の最

大化であり、それには様々

なイノベーションが求めら

れます。そのような変革の

担い手が集うのが日本工業

大学専門職大学院です。

 市場環境は、国内はこの

ところ停滞感から抜け出す

兆しが見え始め、海外はつ

ねに変動の中にあるといえ

ます。数々の変動要因に適

切に対応しうる技術経営を

展開されることを願ってい

ます。

 本学MOTは、理論と実

践の両面に優れた教授陣を

揃えているのが特徴です。

一方向の講義にとどまるこ

となく、みなさんの豊かな

事業経験が授業の中に十分

に反映されるよう、発表や

意見交換を積極的にとり入

れていきます。それによっ

て、一人ひとりの方の課題

が結び付けられ、教員も刺

激を受けながら授業内容は

より充実したものに進化し

ていくのです。

 さらに、様々なゲスト・

スピーカーを招いて授業、

講演会、シンポジウム、公

開講座などを行います。こ

こでしか聞くことのできな

い起業の苦闘、そのプロセ

スを経て獲得したノウハウ

など、価値ある学びの機会

となることでしょう。

ともに技術経営を学ぶ皆さんへ

研究科長・教授 柳澤

 章

専門職大学院だより

新入生の皆さんへ 理事長からのメッセージ

 また、グループ討議など

の場面では、ファシリテー

ションといった、参加者の

意見を引き出し、議論を活

発にし、言いっぱなしに終

わらせないための進行の仕

方も学びとることができ

るでしょう。

 みなさんご自身の知識の

修得に加え、社内のみなさ

んで技術をマネジメントし、

その価値を広げ、最大化す

るという考え方を共有され

て、やがて新たな社風とし

て根づいてこそ、技術経営

は結実するでしょう。

 1年間というスピード感

ある学びの時間を楽しみに

していただき、その果実を

持ち帰り、事業がますます

発展されることを祈念いた

します。

 大学は、職業人として、生き甲斐を感じ、

一生継続できる仕事に巡り会うための学

びの場です。将来就きたい仕事は何か。活

躍のフィールドは世界か、地元か。

 私たちは、君たちの未来のために、一人

ひとりを大切に、真剣に教育に取り組みま

す。それが受け継がれて来たのが、学園1

06年、大学46年の歴史です。君たちがこ

れから学ぶ「実工学教育」プログラムは、

その歴史が築きあげてきたものです。

 高校までの学びの履歴を大切にする、普

通高校生のための「工学集中コース」と工

業高校生のための「工学発展コース」。数

学・物理・英語を、専門の工学と結びつけ

て学ぶ「融合科目」。「何かを作ってみた

い」、工学への夢を抱いて入学した君にふ

さわしいカリキュラムが充実しています。

 大学で獲得すべきものは、工学の知と技

だけではありません。卒業後、仕事に就き、

海外プロジェクトの一員となったとしま

す。そこで必要になるのは、コミュニケー

ションの力です。英語力は欠かせません。

卒業生の多くが、「大学時代にもっと英語

を勉強しておけばよかった」と話してくれ

ます。英語嫌いからの脱皮を目指し、さま

ざまな教育プログラムを用意しています。

また、すべての学びの基本は、日本語によ

る理解力であり、構築力です。それを学ぶ

プログラムも用意しています。積極的に

チャレンジしてください。

 大学院入学の皆さん。皆さんは、新たに

スタートするPBL(プロジェクト・ベー

スト・ラーニング)型大学院の第1期生で

す。皆さんのがんばりが、本学の未来を切

り拓きます。

 留学生別科入学の皆さん。これだけ多く

の問題を抱えた国際関係の時代に、皆さん

への期待ははかり知れません。あなたの国

や地域と日本の架け橋となってください。

 輝ける未来に向けて、一緒に前へ進もう。

覚がとらえる音、嗅覚が感じ取る匂いなど

の実体験は切り離して扱われるべきでは

なく、表裏一体のものと理解すべきでしょ

う。普遍的な理論は個々の製品開発、課題

解決へと反映され、体験学習や生産現場で

その人自身が獲得した知見は工学理論へ

と抽象化されることによって人類共有の

財産となり得るのです。

 日本工業大学のキャンパスは、これらの

学びが教室の中だけでなく、実習施設・実

験設備はもとより、動態保存された歴史的

工作機械が並ぶ工業技術博物館、そして実

物のSLとミニSL等々、随所で獲得で

きます。キャンパスを存分に活用し、楽し

んでいただくことを望みます。

 さて、技術、工学とは、何のためにある

のか、社会の中でどのように機能している

か、ということに思索を巡らせたことはあ

るでしょうか。

 人類が未来を創造するための手段。その

一つが技術であり、工学であるといえるで

しょう。そうであるからこそ、東日本大震

災を機に技術者は、技術のあり方を問い直

しながら自らの職責を果たそうという意

識が、より強まってきているのではないで

しょうか。

 言い換えれば、諸君が修めんとする工学

とは、社会に、そして日本および地球社会

に大きな影響を及ぼし得るものなのです。

そのような思いを胸に、自分が技術を通じ

て何ができるのか、探究を続けていただき

たい。そうした姿勢が、自らの人生を実り

多いものとすることでしょう。

 これからの4年間、キャンパスの中で、

そしてキャンパスの外にも出て産業界の

現場や地域の人々と触れあっていくこと

をお勧めします。多彩な学びの機会をつか

み、エンジニアとしての感性を豊かに育む

ことができることでありましょう。諸君の

健闘を祈念いたします。

君と出会えてよかった技術を通じ何ができるのか探究を続けていこう

新入生の皆さんへ 学長からのメッセージ

学 長波多野 純

理事長大川 陽康

 平成25年度から本学の大

学院工学研究科博士前期課

程を4専攻に改組した。

 平成21年度、ものづくり

環境学科及び生活環境デザ

イン学科を工学部に新設し、

学群という概念を導入して、

現在の3学群7学科となり、

平成25年3月に最初の卒業

生を輩出することになった。

 7学科体制からの大学院

進学にあたっては学部と大

学院の教育を連結する為、

学部の3学群をベースとし

た3専攻「機械システム工

学専攻・電子情報メディア

工学専攻・建築デザイン学

専攻」に加え、学科横断的

な環境指向の専攻として「環

境共生システム学専攻」を

設置した。

 工学研究科博士前期課程

は、広い視野に立って工学

における先進的且つ実践的

な学識および能力を授け、

高い専門性と研究能力を有

する創造的職業人を養成す

ることを目的としている。

その為、新しい大学院で

は、本学の理念である「実

工学」を深化させる教育と

して、プロジェクト・ベー

スト・ラーニング(PBL)

を積極的に取り入れる。た

とえば新設の環境共生シ

ステム学専攻では、生物応

用デザインプロジェクト、

社会環境デザインプロジ

ェクトをPBL科目とし

て設定する。

 なお、旧来の博士前期課

程5専攻は、当該専攻に在

籍学生が在学する期間は継

続する。また、今回の工学

研究科の改編では、博士前

期課程の学生が修了する2

年後に博士後期課程につい

ても改組を予定している。

大学院工学研究科

4専攻体制がスタート

平成24年8月に着工した「生活環境デザイン学科棟新築工事」(鉄骨造2階延床1,303.31平方㍍)は、旧W2棟とは全く趣の違う外壁や開口の広い窓が設置され、全体像が見えて来た。建物の照明はLED100%で省エネ化、空調は効率UPを配慮し、床置式を採用。竣工は平成25年4月の予定である。 他に、体育館(W21棟)

の耐震補強・リノベーション工事も進行中である。アリーナの耐震ブレースや非構造部材(天井・照明器具等)の落下防止、また、増築部であるトレーニング棟(214平

方㍍)の鉄骨建方工事を行っている。さらに健康管理センターの増床(146平方㍍)とバリアフリー化も行い、学生の緊急時に配慮。完工は平成25年7月予定。

キャンパス整備 生活環境デザイン学科棟 まもなく竣工

完成が近い新学科棟

182号1面_4面.indd 1 13.3.21 5:04:34 PM

日 本 工 業 大 学 通 信(2) 平成25年4月1日発行 第182号

教務部長からのメッセージ

 ご入学おめでとうござい

ます。少子高齢化社会を迎

え、ものづくり業界では、

技術者の卵である皆

さんへの期待が高ま

っています。そこで、

皆さんに大学生活で

ぜひ学んで欲しいこ

とについてお話しし

ます。まず、コミュニ

ケーション力を養っ

て下さい。これは、

対話能力だけに留ま

らず、文章作成能力、

外国語能力、作図能

力など広範囲にわたります。

フレッシュマンゼミでの発

表や、実験レポート作成、

製図、英語などの教養科目

でこれらを磨いて下さい。

また、自ら考えて積極的に

行動できることは、

優れた技術者となる

ための重要な条件で

す。周囲の人に頼る

受け身の姿勢ではい

けません。常に競争

心とスピード感を持

って機械工作や実験、

設計、さらに、卒業

研究などにおける課

題に取り組んで下さ

い。最後に、教員や

友達、先輩・後輩と

親交を深めて下さい。

ここで築いた人間関

係は、将来、大きな

財産となるでしょう。

機械工学科教員一同

情熱を込めて君たち

を指導します。自己研鑽に

励み、大学生活を実りある

ものにして下さい。

大学生活で学ぶこと機械工学科主任・教授 村田 泰彦

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学科主任からのメッセージ

新入生へ贈る言葉 新入生の皆さん、これか

らの4年間、皆さんと時間

を共にできることを心から

嬉しく思います。

 教務部というところは、

主に皆さんの成績管理など

を行い、大学での「学び」

をサポートする部署です。

大学での「学び」について、

まず皆さんに伝えたいこと

は、これまでの高校までの

学習のイメージから一日も

早く脱却し、大学の学習ス

タイルを身に着けてほしい

ということです。

 皆さんは「勉強」

という言葉から何

を連想しますか。試

験前に必死に暗記

した悪夢が甦りま

すか。試験の前に「覚

えた」ことは、試験

が終わるとすぐに

「忘れて」しまいま

す。でも、自分で「理

解した」ことは努力

しなくても決して

忘れることはあり

ません。「勉強は暗

記ではない」そのこ

とに早く気づいてもらいた

い、それが私からのメッセ

ージです。

 皆さんが大学を卒業して

社会に出たときに求められ

る資質、それは「自ら学ぶ

ことができる」ということ

です。どのような仕事に就

くにせよ、現場では次から

次へと新しい課題に直面し

ます。そのほとんどは、ど

こにも答えが用意されてい

ないものです。暗記の勉強

では到底太刀打ちできませ

んね。「答えのない」もの

を学ぶ、それが高校までの

勉強との大きな違いです。

 次に、皆さんが就職活動

をする上で問われる大きな

ポイントは、コミュニケー

ション力です。自分の考え

を正確にわかりやすく伝え

る「説得力」と、相手の話

を分かりやすい形に整理し

直す「理解力」が求められ

ます。昨年のこの欄で、私

はコミュニケーション力を

磨くために「読書のすすめ」

を強調しました。し

かし、この一年、学

生の皆さんと向き

合ってきて少し考

えが変わりました。

それは、どうやら、

基本的な文章能力

のトレーニングを

ほとんどの人が経

験してきていない、

学習言語としての

日本語を系統的に

教える必要がある、

との気づきです。中

学・高校の「国語」

にように文章の「味

わい方」を学ぶ授業

ではなく、正確に伝

えるための「論理的

思考力」を身に付け

る授業です。まだ十

分とは言えません

が、皆さんがこのよ

うなスキルを磨く

ための科目を今年から充実

させました。

 「何を伝えるか」という

知識の向上には読書が一番

ですが、「どう伝えるか」と

いう技能も同じくらい重要

です。アカデミック・ライ

ティングと呼ばれる、この

ような文章能力のスキルを

身に付けることは、専門科

目の理解度を深めることに

もつながります。是非とも

積極的に取り組んでくださ

るようお願いします。

論理的思考力を身に付けよう教務部長・教授 成田 健一

 ご入学おめでとうござい

ます。入学にあたり新しい

気持ちで、当学科のポリシ

ーを考えてみてくだ

さい。

 人は自然から資源

やエネルギーを取り

出して物を作りだし

利用してきました。

これは有史以前と少

しも変わらない作業

です。変わったとし

たら、人が自然のサ

イクルを乗り越えて

資源やエネルギーを

使い果たそうとしているこ

とでしょうか?いや、まだ

資源やエネルギーは豊富に

あり大丈夫だという人がい

るかもしれません。

 そこで、四年間かけて「環

境」と「人」と「もの

づくり」との関係を一

緒に考えていきまし

ょう!

 そのためには、日

本工業大学の建学の

理念ともなっている

実工学による高度な

技術を身につけて、

解決の糸口を探し、

環境にやさしい、人

にやさしいとは何か

を考え、「ものづく

り」だけでなく、そ

れを使うときの生活

のスタイルそのもの

のあり方をも考え直

してみてはいかがで

しょうか?

 最後に、大学生活では

時間も大切な資源です。

忘れずに!

環境と人と「ものづくり」ものづくり環境学科主任・教授 小野 雄策

 新入生の皆さん、入学お

めでとうございます。

 建築に対して大きな夢を

抱いて入学した人、

自分の進む道に不安

を抱えている人、様々

な人がいると思いま

す。最初から上手く

いくとは限りません。

焦らず、じっくりと

建築の勉強に取り組

んで下さい。

 いま、建築を取り

巻く状況は必ずしも

安泰ではありません。

新たにつくられる建物も減

ってきています。そうした中

で、「なぜその建物がつくら

れる必要があるのか?」が

厳しく問われる時代になり

ました。その場所や地域に、

そこで暮らす人々に

本当に必要とされて

いるか、使い続ける

ことは出来るのか…

つまり、「建築に何が

出来るか?」という

問いに対する答えが、

建築に関わるすべて

の人に求められる時

代になったのです。

 難しい問いではあ

りますが、見方を変

えれば、社会が真剣

に建築に期待し始め

たといえるかもしれ

ません。

 みなさんは、4年

後にこうした問い掛

けにどのように答え

てくれるでしょうか?楽し

みにしつつ、一緒に勉強して

いきたいと思います。

建築に何が出来るか?建築学科主任・教授 小川 次郎

 入学おめでとう。高校時

代に勉強をがんばった人、

スポーツ、生徒会活動等を

がんばった人、それ

ぞれ様々な思いを胸

に、強い決意を持っ

て入学式を迎えてい

ることと思います。

大学は、勉強にとど

まらず、広く色々な

ことにチャレンジす

ることで、人間とし

ての幅を広げる場で

す。正に総合的な人

間力を育成する場な

のです。長い人生を強く生

き抜くための人間力を身に

つけるよう、今日のこの日

の思いを忘れずに、貴重な

4年間を過ごして下さい。

 電気電子工学は応用分野

が広く、卒業後活躍

できる場はたくさん

あります。当学科で

は、どんな分野に進

んでも対応できるよ

うに、基礎はもちろ

ん、エレクトロニクス、

エネルギー、情報通

信等の最新技術まで

身につけることがで

きるようにカリキュ

ラムを構成し、教育

を進めています。ま

た、若くフレッシュ

な教員が多く、君た

ちと同じ目線で親切

な教育を心がけます。

電気電子工学科の教

員一同、全力で君たち

の学びをサポートします。

安心して大学生活を満喫し

て下さい。

人間力を身につけよう電気電子工学科主任・教授 石川 豊

 新入生の皆さん、ご入学

おめでとうございます。情

報工学科は、皆さんの入学を

心より歓迎致します。

 情報工学科では、

今年度から新しいカ

リキュラムがスタート

します。皆さんに問

題解決のプロセスを

学んでもらうととも

に問題解決の面白さ

を体験してもらう授

業を用意しています。

 皆さんが、世の中

に出たときには自分

の頭で考えて問題解決に当

たらないといけません。そ

のためには、問題解決の手

法を学ぶことも大切ですが、

問題解決のプロセスを学び

取ることも大切だと考えて

います。

 皆さんが、社会に

羽ばたくときまでに

は、良き友、良き師

を是非とも見つけて

ください。課外活動

(自分の頭で考える能

力は、課外活動によっ

ても培われます)を

通じて見つけるも良

し、実験実習などの

授業で見つけるも良

し、様々なチャンスを

通して見つけてくだ

さい。そうすれば、

日本工業大学に入学

したことが、皆さん

の人生の中で、とて

も大きな意味を持ち

ます。

 これから始まる大学生活

を大いに楽しんでください。

悔いの無いカレッジライフを!情報工学科主任・教授 正道寺 勉

 新入生諸君、入学おめで

とう。やる気満々で、胸を

ふくらませていることと思

います。生き生きと

した学生生活を送ら

れることを期待して

おります。学生時代

の四年間は人生のう

ちで一番自由に、また

好奇心を持って毎日

わくわくしながら過

ごすことのできる時

期でもあります。充

実した学生生活を送

るためにもあらゆる

ことにチャレンジして、今

まで気づかなかった、自分

を発見してください。人間

は自分のことが一番わから

ないと言われています。学

業に勤しむことは、もちろ

んですが、友人と人

生や将来について徹

夜で議論したり何ら

かのサークルに属し、

いろいろな立場を体

験して自分自身の新

たな一面を発見して

ください。

 時間に追われ忙し

い時もあるかと思い

ますが、自分からし

ようと思ってやるこ

とは面白いようには

かどるし、第一ストレ

スもたまらないもの

です。日々の活動に

それぞれの目的意識

を持って真摯な姿勢

で取り組めば、結果

はどうあれ満足できます。

「前進あるのみ」の心構えで

突き進んでください。

前進あるのみ共通教育系主任・教授 城戸 卓男

 新入生の皆さん、入学お

めでとうございます。

 あなたはこの学科で何を

学ぼうとして入学し

ましたか。インテリ

アデザインについて

もっと深く考えたい、

介護や福祉について

勉強したい・・・。様々

な思いがあるでしょ

う。

 この学科には住空

間と福祉空間の二つ

のデザインコースが

あり、身の回りの空

間を豊かに快適にするため

にはどうしたら良いかを学

びます。そのための授業科

目や体験的実習科目を豊富

に用意しています。

 しかしながら、授業で学

んだ知識や技術があ

れば他人を満足させ

るデザインができる

かといえば、決して

そうではありません。

身の回りの空間を自

分の目で見つめ、納

得したり、なぜ、ど

うしての疑問を持ち、

こうしたらもっと心

地良いのに、安全な

のに・・・。家の中で、

街なかのコーヒーシ

ョップで、雑誌で、多

くの場面で考えてく

ださい。そのことが

デザインをもっと楽

しくさせるはずです。

 デザインに正解は

ありません。四年後に君の

答えが見つかることを期待

して!

身近な空間を見つめよう生活環境デザイン学科主任・教授 川村 清志

 本学科は誕生から5年目

を迎えて、今年度から新し

いカリキュラムを用意しま

した。ロボット創造

コースとマイクロ・ナ

ノ創造コースの2つ

からなる基本構成は

従来どおりですが、

内容面で次の大きな

改定を行いました。

①必修科目の充実

②実験科目の充実

③専門科目の充実

 ①では、1年次の

基礎数理・演習を必

修化して工学の要である数

学基礎力の確立を図ります。

2年次以降にも両コースそ

れぞれに必修科目を設け、

専門力の充実を図ります。

②では1年次に通年で創造

システム基礎実験を

新設しました。2年

次では両コースそれ

ぞれに通年の実験を

新設し、新しい実験

設備を用いた、より

専門性の高い実験内

容を目指しました。

③ではロボット設計

製図やロボットシミ

ュレーション、化学の

基本、ナノテクのた

めの物理・化学など

を新設し、多くの内

容を見直しました。

 この様に新カリキ

ュラムと新設備、そし

て万全の体制で皆様

をお迎えします。新

たな創造システム工学科を

皆様と創造しましょう。実

りある4年間を期待します。

創造システム工学科にようこそ創造システム工学科主任・教授 吉澤 信幸

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日 本 工 業 大 学 通 信(3) 平成25年4月1日発行 第182号

 新入生の皆さんは、大学

生活を始めるにあたって、

期待と同時に不安も抱いて

いることでしょう。

 そこで、皆さんがスター

トから快適な大学生活を送

ることができるよう、心構

えや行動の仕方についてま

とめました。

■まずは、オリエンテー

ションをよく聞こう

 入学当初は、いろいろな

オリエンテーションが行わ

れ、皆さんが大学生活に速

やかに適応できるよう、各

担当部署から説明を行いま

す。例えば、教務部からは

履修方法や単位取得などに

関する説明、学修支援セン

ターからは施設の利用方法、

学生支援課からは学生生活

全般の心構えのほか、女子

学生や留学生といった対象

者別の説明も行います(下

表参照)。その内容はさまざ

まですが、全て皆さんに必

要な情報だと考えてくださ

い。

 また、疑問や不安に思う

ことがあっても、他人の前

では質問しにくいことがあ

るかもしれません。そのよ

うな場合には、学科によっ

て設置されている個別相

談の場を利用する、担当の

先生に直接相談するなど

して、一

つ解決してい

きましょう。

■学修支援センターを

活用しよう

 学科のオリエンテーショ

ンとは別に、学修支援セン

ターでも常時、相談を受け

つけています。相談コーナ

ーは月曜から金曜の午前11

時から午後6時までの時間

 私たちがマスコミ等でよ

く目にする会社社長、政治

家、作家のほとんどが学生

時代の思い出を語るとき「学

校の勉強以外で教師や友人

達と深く触れ合った学生生活

が人生の財産になっている。」

という意味のことを述べてい

ます。言い換えると、青春時

代の勉強と友人との触れ合

いの相乗効果によって、社会

人として生きていくための

人格形成がなされるという

ことなのです。皆さ

んにとっては日本工

業大学がその場です。

 本学では、学生諸

君がエンジニアとし

て社会で活躍する

ために必要な授業

は十分に用意して

あります。しかし、

授業で得た知識だ

けではどうにもな

りません。他人と協

調して仕事を進め

る能力が必要です。

もっと具体的に言え

ば、相手の要望を聞

き、それに応えられ

る製品やシステムを

提案し説得出来る

スキルが必要です。このよ

うな能力を発揮出来る人に

共通する素養があります。

「コミュニケーション能力」

「リーダーシップ」「学び続

ける姿勢」「明るく、元気」

といったキーワードで表さ

れます。大学生活では、こ

れらの資質を高めることが

必要とされているのです。

 直接的にこれらの資質を

高めるための授業はありま

せん。しかし、少人数のグ

ループで学生実験を行いレ

ポートをまとめるときに、

このような資質を持つ友人

がいたら心強いことは十分

に想像できると思います。

つまりこの資質は明確な目

的を有する少人数のグルー

プが、積極的により良い成

果を求めて行動することで

高めることができます。そ

して最も効率良く楽しみな

がらできるのが、趣味を同

じくする仲間が集まるクラ

ブ活動であることは

容易に想像できるこ

とと思います。

 クラブ活動では、

新入生として先輩に

教わり、進級するこ

とで後輩を指導し、

そして、クラブのリ

ーダーとして全体の

運営といった役割を

4年間で体験するこ

とができます。もう

おわかりでしょう。

熱心にクラブ活動を

行うことで、社会が

要求する能力を楽

しみながら身に付

けることができるの

です。大事なことは、

たわいのない会話を

やり取りできる気の

合う親しい友人を

作ることです。若い

学生諸君は決して

打算的になることは

ありません。純粋に

クラブ活動や友人との生活

を楽しんでください。冒頭

に「勉強と友人との触れ合

いの相乗効果」によって人

格が形成されると述べまし

たが、勉強の土台があって

こそです。「よく学び、よく

遊べ」大学生活を十分楽し

んでください。そして、数

十年後、「日本工業大学での

友人との触れ合いが私の財

産です」と言えることを願

っています。

大学生活を楽しみ自分を磨こう学生支援部長・教授 竹内 貞雄

学生支援部長からのメッセージ

帯に利用することができま

す。授業内容の質問から大

学生活の悩みまで、専門の

先生(チューター)が相談

に応じます。些細なことで

も結構ですので、気軽に利

用してください。

■授業のスタートはフレ

ッシュマンゼミから

 オリエンテーションが終

わると、いよいよ授業が始

まります。その第

歩が「フ

レッシュマンゼミ」です。こ

のゼミは各学科を20人前後

の少人数クラスに分けて行

われ、各クラスには担当の

教員が配置されます。1年

生の春学期は、全ての学科

で必修科目となっており、

単位取得が可能です。その

内容は、大きく2つに分け

られます。1つは大学での

学び方を身につけること。

もう1つは各学科の専門分

野について理解することで

す。

■履修申告の方法につ

いて

 大学では、自分で学び

たい科目を選択し、履修

申告を行ったうえで受講し

ます。しかし、科目名や

説明文だけで受講を判断

するのは難しいかもしれ

ません。そこで、授業開始

日から10日ほどの間は試

行期間となっており、各科

目の内容を体験すること

ができます。その内容に納

得すれば履修申告し、正

式に受講することになり

ます。申告までの過程で疑

問に思うことがあったら、

フレッシュマンゼミの担任

の先生に相談してみてく

ださい。皆さん一人ひとり

の興味や進路希望などに

合わせて、適切にアドバイ

スしてくれます。

■大学生活は人間関係

づくりの場

 大学生活という新しい

環境を楽しく過ごすために

は、人間関係づくりがとて

も大切です。新しい友達を

つくり、先輩とも親しくな

るために、クラブ活動や学

生自治会等に積極的に参加

してみてはいかがでしょう。

■研究室へも自ら進んで

訪問

 研究室に正式に所属する

のは3年次、学科によって

は4年次になってからです

が、オープンキャンパスに

参加した時に興味をもった

研究室があれば訪問して、

先輩から話を聞いてみては

いかがでしょう。1年次か

ら研究に取り組み、立派な

成果を残した先輩もいます。

学科と関連部署・施設

スチューデントラボ

主な実施内容4月 1 日 月 オリエンテーション(教務部、学修支援センター、女子学生対象など)、学生証交付、健康診断 2 日 火 オリエンテーション(学生自治会)、新入生に対する調査 3 日 水 入学式、オリエンテーション(留学生対象、編入生対象) 4 日 木 オリエンテーション(各専門学科、学生支援部) 5 日 金 授業開始

新入生対象の主なスケジュール(2013年度4月初旬)

日本工業大学での学び方

自ら考え、行動し、充実した大学生活を送ろう!

大学生活では、これまでと違い自由さが格段に増します。自由さには、自己決定・責任が伴います。それは「迷い」「悩み」を生むことにもなります。しかし、「迷い」「悩み」を乗り越えることが、時として成長につながります。相談室では心の専門家が相談に乗ります。気軽に来てみてください。

学生相談室畑屋 真由美

NITクリエイトは、学生の皆様のキャンパスライフが充実したものとなるよう、学生食堂、カフェテリア、売店(書籍・文具・飲料水の販売)の運営、さらには、アパート斡旋、資格取得支援、保険代理店、学内清掃・警備等の業務を行っております。是非ともご活用下さい。詳細はホームページをご覧下さい。

NITクリエイト原 隆之

大学時代には多くの出会いがあります。友達、先輩、先生等の人々、旅先での風景との出会いもあります。それに加えて欲しいのが、本との出会いです。本は新しい世界(奥深い専門、ものごとの考え方、見方等)を気付かせてくれます。LCセンターは、皆さんの新しい世界への冒険をサポートします。

LCセンター梅崎 栄作

私たちが、皆さんの大学生活をサポートします!

新入生のみなさんご入学おめでとうございます。教務課では、①履修申告②休学・退学に関すること③試験や成績に関すること④在学証明書等の発行に関するサポートを行っています。重要な手続きもありますので必ず掲示板を見るようにしましょう。わからないことがあったら気軽にお尋ね下さい。

教務課栗本 収

学生支援課は、学割証の発行の他に、クラブ活動、奨学金等をはじめ学生生活に関するあらゆることを扱っています。困ったことや分からないことがあれば、何でも気軽に学生支援課へ相談してください。新入生の皆さんが充実した大学生活を送るために、課外活動に参加することをお勧めします。

学生支援課吉見 健二

大学は高校までと違って広く自由なだけに戸惑ってしまうことがあるかもしれません。そのような時は、ぜひ学修支援センターをご利用下さい。学業や学生生活でのあらゆる困ったことに対して丁寧にサポートします。数学・物理・英語などのチューターが待機して、勉強を基礎から教えます。

学修支援センター川合 耕一郎

自分の人生を充実したものにできるかどうかは、今後の4年間をどのように過ごすかによって大きく違ってきます。様々なことに意欲的に取り組んで下さい。本学では「キャリア教育」と「就職支援」の両面から皆さん一人ひとりを支援してまいります。進路の相談については気軽に足を運んで下さい。

就職支援課初見 範子

財務課は、予算編成や決算業務、学費の収納、物品の調達・管理等を行っています。窓口では、追試等の料金収納や学費の延納手続き・相談を行っていますのでお気軽にお越しください。財務課一同は、教育活動が円滑に進むようサポートする「縁の下の力持ち」となる業務を行っています。

財務課磯 雄二

スチューデントラボは、全学科の皆さんが利用できる「ものづくり」のスペースです。機械加工・電子工作・木工などに必要な様々な道具を揃えています。個人、団体問わず専門スタッフによる指導も受けられますので、積極的に活用してください。夜8時まで利用できます。

スチューデントラボ上野 貴博

健康管理センターは、安心して学業・課外活動に専念できるよう運動指導や急病またはケガをした時の応急処置を行っています。毎週水曜日は、校医による健康相談も実施しています。体調がすぐれない時等は気軽においでください。定期健康診断を受診した学生には健康診断証明書を発行します。

健康管理センター城戸 卓男

学内留学してみませんか?皆さんの先輩で英語教育センターに通って2年でペラペラになった人がいます。君にもできます。英語が話せるようになりたい人、外国や異文化に興味がある人、英語の授業の復習をしたい人、英検・TOEICの勉強をしたい人、ぜひセンターの扉を開いてみてください。

英語教育センター廣田 純子

新入生の皆様、入学おめでとうございます。大学での4年間は、社会に羽ばたくための大変重要な時代であると思います。これからの学生生活が充実し、有意義なものとなるよう祈念いたします。総務課をはじめ大学教職員一同で皆様を歓迎いたしますとともにサポートをお約束いたします。

総務課林 祐司

182号_3面.indd 3 13.3.21 5:37:11 PM

日 本 工 業 大 学 通 信(4) 平成25年4月1日発行 第182号

◆環境配慮の観点から再生紙を使用しております。

 新入生の皆さん、ご入学

おめでとうございます。学

生自治会を代表し、心より

お祝い申し上げます。

 皆さんは今、将来への希

望に胸を膨らませ、目標実

現のために、これからの大

学生活を送られると思いま

す。あるいは、かつての私

のように、入学時の今は将

来への明確な目標が定かで

はないものの、多くの人々

との出会いや様々な学問に

触れることを期待している

方もおられると思います。

 さて、これからの大学生

活は、自らの行動と選択に

より大きな可能性を切り開

くことができます。学問の

面では、自分が興味を持っ

たことを納得のいくまで研

究できる、教職員の皆様方

による力強いサポートがあ

ります。学生自治会(委員会・

部活動・サークル)活動に

おいては、それぞれ一人ひ

とりの個性や能力が必要と

され、個々の力を存分に発

揮することができます。そ

して、留学制度や資格取得、

就職活動支援やボランティ

ア活動など、社会で活躍で

きる場も用意されており、

例え現状用意されてなくと

も自ら取り組めば、教職員

の方々や我々学生自治会の

仲間が、必ずや相談に乗っ

▼新入生の皆さん

御入学おめでとう。

これからの学校生

活を充実した日々

にしていただきた

い。▼ところで皆

さんは、アップル

創業者のスティー

ブ・ジョブズ(故人)の名は

ご記憶だろうか?彼は生前

『ベストを尽くして失敗した

ら、ベストを尽くしたってこ

とさ』と口癖のように語って

いたそうだ。中途半端に努

力するのではなく、まさに死

力を尽くして事にあたるな

らば、たとえ、失敗しても悔

いはない、という意味だろう。

▼前を向いてもがきあがき

苦しむ体験は、必ず皆さん

の生きる力になるはずだ。す

ぐに結果が出なくても焦る

必要などない。大学生活は

それを実感する期間かも知

れない。だからこそ、何はと

もあれ、皆さんの前に存在す

る壁を乗り越える意志を持っ

て欲しい。▼サッカー日本女

子代表の監督・佐々木則夫

氏【ロンドン五輪銀メダル

獲得】も「成功の反対は失

敗ではなく、『やらないこと』

だ」と話している。▼実業

界そしてスポーツ界と活躍

した分野は違うが、どちら

も「失敗」をチャンスと捉

えている点が興味深い。【信】

編 集 後 記

 2月23日(土)、早稲田大

学にてエコ大学円卓会議

「学内での環境対策と環境

教育の今までとこれから」

を題材にミニ・シンポジウ

ムが行われた。これはNP

O法人エコリーグの主催

により行われたもので、本

学からは共通教育系(環境

教育検討部会長)の佐藤杉

弥准教授、施設環境管理課

の原渡課長が参加した。他

の参加校は、三重大学、岩

手大学、フェリス女学院大

学、早稲田大学、東京大学

と、エコ大学ランキングで

上位入賞の6校や千葉大

学の一般学生などである。

 シンポジウムでの発表内

容は、佐藤准教授により「節

電対策を振り返って」を題

材に、ISO14001認

証に向け準備段階からの取

てくれることでしょう。

 これからの全ては、まさ

に自分自身の選択次第です。

本学には皆さんが輝くため

の可能性が無数にあります。

そしてそれは、自ら望んだ

者にこそより多く与えられ

るものなのです。大学生活

で何か一つでも、心に残る

何かを見つけてください。

きっと自らの世界や可能性

を広げられるはずです。

 最後に、学生自治会を通

して、夢を語り合えるよう

な友人もたくさんできるこ

とでしょう。皆さんが本学

において様々なことを感じ、

多くのことを学び、有意義

な大学生活となることを切

に願い、歓迎の言葉といた

します。

エコ大学ランキング上位6大学が参加

エコ大学円卓会議で取組みを紹介

この道路は、中須用水に

沿って続く自転車歩行者

道です。やわらかな春の

風を感じながら、遠くに

動物公園客の歓声やウグ

イスのさえずりを聞き、

桜はもちろん、レンゲソ

ウやタンポポなどの野草

を楽しむことができます

よ。勉強や研究、バイト

など、忙しい学生生活の

合間に、ぜひ豊かな宮代

町の自然を直接肌で感じ

てみてくださいね。

 新入生の皆さん、入学

おめでとうございます。

皆さんの門出を祝うかの

ように、町内の4000

本の桜も見ごろを迎えて

います。この時期のおす

すめは、日本工業大学の

南西を通っている『水と

緑のふれあいロード』。

宮代町だより

182号

日本工業大学学業奨励奨学金受給者(新)2年生・3年生・4年生

 平成24年度の日本工業大学学業奨励奨学生が決定した。本奨学金は、平成17年度入学生から適用されているもので、エクセレント(ES)とリマーカブル(RS)に区分され、学科、学年ごとに年間を通じて学業成績・人

物ともに優秀な学生が選考される。ESには50万円、RSには20万円の奨学金が給付され、学費に充当される。7年目となる本年度は、新2・3・4年生、計111名が採用された。尚、採用者は以下の通りである。

各大学の担当者から環境への取組みが紹介された

町の自然を

 感じる場所

プラスチック成形加工学会

ベストポスター賞を受賞

組み・東日本大震災以降の

空調輪番停止・蛍光灯器具

電源解線による具体的な

節電活動や、省エネのコス

トダウン分で建物に網戸

を設置したことなどの紹

介を行った。また、下水道

法規制対策として、食堂の

シンクに油分除去装置(グ

リスECO)設置事例など

を紹介した。質疑では、学

生・教職員協働によるエネ

ルギー削減活動の苦労点な

どの意見が交わされた。他

大学からも独自の環境対

策・環境教育について様々

な取組みが発表された。

 機械工学専攻博士前期

課程2年(受賞時)の倉持

全宏君(村田研究室)が11

月30日(金)、プラスチック

成形加工学会のベストポ

スター賞を受賞した。ポス

ターのわかりやすさ、説明

態度、質問への対応といっ

たプレゼンテーション能

力が高く評価された。

 発表した論文テーマは

「遠赤外線ヒータを用いた

加熱・冷却金型による射出

成形品特性の向上Ⅱ」。製品

の外観品質向上のため、遠

赤外線ヒータを利用したプ

ラスチック成形用金型表面

の新しい加熱方法を提案し

た。受賞に際し倉持君は「社

会人を含む多くの研究者の

中から栄えある賞に選んで

いただき、感謝している。就

職先のプラスチック部品メ

ーカーでも、研究で得た知

識や経験を活かして頑張り

たい」と述べている。

推進責任者。

◆安原鋭幸准教授(ものづくり

環境学科)昭和44年5月14日生

まれ。平成7年3月東京工業大

学大学院理工学研究科機械工学

専攻修士課程修了。博士(工学)。

前東京工業大学大学院理工学研

究科助教。

◆武藤剛准教授(情報工学科)昭

和47年10月1日生まれ。平成16

年3月東京工業大学大学院総合

理工学研究科知能システム科学

専攻博士後期課程修了。博士(工

学)。前青山学院大学理工学部情

報テクノロジー学科助教。

◆中村一博准教授(情報工学科)

昭和49年5月5日生まれ。平成

13年3月奈良先端科学技術大学

院大学情報科学研究科博士後期

課程修了。博士(工学)。前名古屋

大学大学院情報科学研究科附属

組込みシステム研究センター助

教。

◆石川貴一朗助教(機械工学科)

昭和55年12月2日生まれ。平成

22年2月早稲田大学理工学術院

機械工学専攻博士後期課程修

了。博士(工学)。前早稲田大学理

工学術院基幹理工学部機械科学

航空学科助教。

◆秋元俊成助教(創造システム

工学科)昭和55年6月26日生ま

れ。平成20年3月東洋大学大学

院工学研究科機能システム専攻

博士後期課程修了。博士(工学)。

前東洋大学理工学部助教。

◆菊田貴恒助教(建築学科)昭和

57年10月8日生まれ。平成22年

3月東北大学大学院工学研究科

都市・建築学専攻博士後期課程

修了。博士(工学)。前東北大学大

学院工学研究科都市・建築学専

攻助教。

◆金野千恵助教(生活環境デザ

イン学科)昭和56年5月22日生

まれ。平成23年3月東京工業大

学大学院理工学研究科建築学専

攻博士課程修了。博士(工学)。前

神戸芸術工科大学大学院芸術工

学専攻助手。

◆齋藤弘雄講師(共通教育系)昭

和48年8月20日生まれ。平成14

年3月名古屋大学大学院理学研

究科博士課程(後期課程)素粒子

宇宙物理学専攻修了。博士(理

学)。前国立天文台特定契約職

員。

◆福地俊夫講師(共通教育系)昭

和41年9月29日生まれ。平成11

年3月一橋大学大学院言語社会

研究科修士課程修了。修士(学

術)。前日本工業大学学修支援セ

ンターチューター。

◆河住有希子講師(学修支援セ

ンター)昭和53年6月16日生

まれ。平成23年9月早稲田大学

大学院日本語教育研究科博士課

【任用】(4月1日付)

◆佐々木勉教授(専門職大学院)

昭和26年12月25日生まれ。昭和

53年3月東京大学文学部哲学専

修課程卒業。現㈱ヴィジョン開

発研究所取締役主任研究員。

◆浪江一公教授(専門職大学院)

昭和31年12月3日生まれ。昭和

54年3月北海道大学工学部機械

工学第二学科卒業。現ベクター・

コンサルティング㈱代表取締役

社長。

◆西尾好司教授(専門職大学院)

昭和39年10月4日生まれ。平成

20年3月東北大学大学院工学研

究科技術社会システム専攻博士

後期課程修了。博士(工学)。現㈱

富士通総研経済研究所主任研究

員。

◆雨宮隆教授(ものづくり環境

学科)昭和28年9月10日生まれ。

平成22年9月東京大学大学院新

領域創成科学研究科博士後期課

程環境システム学専攻修了。博

士(環境学)。前㈱テルム技術企

画部長、技術統括責任者兼環境

人事異動

程満期退学。修士(日本語教育

学)。前日本工業大学学修支援セ

ンターチューター。

◆齋藤有美子事務職員(総務部

総務課)

◆永野由佳事務職員(総務部総

務課)

◆藤田悟事務職員(総務部施設

環境管理課)

◆大野憲一郎事務職員(総務部

付)

◆井上直事務職員(教務部教務

課)

◆駿河淑恵事務職員(学生支援

部学生支援課)

◆水谷耕平事務職員(学生支援

部就職支援課)

【昇任】(4月1日付)

◆吉田清准教授(電気電子工学

科)↓教授に昇任

◆山地秀美准教授(情報工学科)

↓教授に昇任

◆瀧ケ崎隆司准教授(共通教育

系)↓教授に昇任

◆江藤香助教(情報工学科)↓准

教授に昇任

◆松田洋助教(情報工学科)↓准

教授に昇任

◆梅谷篤史講師(共通教育系)↓

准教授に昇任

学年学科

2年生 3年生 4年生氏名(出身校) 氏名(出身校) 氏名(出身校)

機械システム学群

遠山史也(和光国際) 金田匡平(弘前工業) 小山寛人(足立学園)伊藤満(寒河江工業) 飯塚卓也(宇都宮短期大学付属) 井橋拓海(熊谷)荒井俊一(鷲宮) 渡邊健介(深谷第一) 日暮紘平(流山南)宮田和也(下館工業) 眞生田隼也(栃木翔南) 小暮裕太(熊谷工業)小林亮介(高松西) 寺内大樹(館林) 長尾巧(西武台千葉)

電子情報メディア学群

横山駿也(前橋南) 木之下道政(大宮) 並木俊一(春日部工業)中澤秀斗(上田千曲) 小林雄太(下館工業) SAUROV SOLFAY SALEHEEN(長岡工業高等専門)井田守昭(伊勢崎工業) 工藤貴大(越谷総合技術) 松浦翼(幸手)織田晃治(越谷西) 勅使川原地大(高崎商科大学付属)小林貴宏(熊谷工業)

建築デザイン学群中島将太(春日部工業) 山口太馨輝(つくば工科) 望月勝(駿台甲府)須部広輝(浜名) 田端由香(熊谷工業) 並木淳史(春日部工業)中川哲(科学技術) 及川典子(鹿島) 橋本温子(郡山)

エクセレント スチューデント

学年学科

2年生 3年生 4年生氏名(出身校) 氏名(出身校) 氏名(出身校)

機械システム学群

石田隼人(岩村田) 河口大介(佐野日大) 塚越恒平(久喜工業)金子竜也(東工大付属) 内海佑太(足利) 横山貴之(春日部東)滝原正貴(日立工業) 樋口輝和(田島) 内田俊輔(水戸桜ノ牧)稲毛基大(川越工業) 倉林佑輔(伊勢崎清明) 龍野貴稜(下館工業)原浩介(柏中央) 宍戸佑次(伊具) 原口卓也(埼玉平成)宮澤和貴(長野工業) 矢嶋上新(上海市民) 島田裕太(栃木工業)斉田利継(蔵前工業) 東翔平(作新学院) 林俊行(飯田工業)鶴見亮太(Sidney High School) 小堀恭介(作新学院) 小野寺龍(大船渡東)茂木亮佑(桐生工業) 小菅達也(太田東) 結城翼(高崎工業)小島広樹(桐生工業) 新藤敬人(拓殖大学第一) 門馬悠介(クラーク記念国際)

電子情報メディア学群

小池聖人(秩父農工科学) 船渡章吾(八戸工業) 下間秀(今市工業)櫻井貴夫(秩父農工科学) 渡邉恭弥(宇都宮白陽) 森野善明(修善寺工業)桑原裕人(前橋工業) 小野田翔(飯田工業) 冨田翔矢(秩父農工科学)佐藤佑輝(横手清陵学院) 門叶直樹(羽生第一) 鈴木健太(朝霞西)窪塚茂章(新座総合技術) 平井一輝(羽生第一) 佐竹裕斗(日本工大駒場)野澤仁(宇都宮南) 横澤和季(寒河江工業) 杉田圭佑(佐野松陽)清水翔太(熊谷西) 飯島隆文(三郷工業技術) 髙久宗亮(鹿沼)高橋匡平(浦和北) 海老澤怜己(勝田工業) 柿沼智志(久喜工業)森智昭(浦和学院) 三枝峻(羽生第一) 大塚雅広(作新学院)

建築デザイン学群

大野木友子(杉戸) 浅利幸史(盛岡工業) 石岡志保里(弘前工業)街道雄紀(伊奈学園総合) 狐塚桃希(宇都宮工業) 伊藤篤(下館第二)小出眞依(東工大付属科学技術) 添田晶大(熊谷工業) 折野大河(松伏)田口梓(大宮) 平田未来(新潟工業) 石井裕大(水戸工業)前薗麗奈(春日部女子) 森本清史(太田東) 田中玲次(四日市工業)永澤絢佳(大阪市立) 遲澤雄樹(新庄神室産業) 長山明日香(足利工業)

リマーカブル スチューデント

自らの選択と行動で可能性は広がる

中央執行委員会委員長・電気電子工学科4年

    髙麗 達也

(日本工業大学駒場高等学校出身)

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学生自治会中央執行委員長

 新入生歓迎の辞

 1月18日(金)、情報工学科実験研究棟5階会議室でEMS推進協議会が開催された。大学からは柳澤副理事長や波多野学長をはじめとする環境活動推進の中心となっている教職員20名、学生側は学生環境推進委員会の委員ら37名が出席した。 この協議会は、大学と学生双方の環境推進担当者が一体となって情報交換を図るために毎年実施されており、今回で9回目となる。双方からの年間環境活動報告発表後には活発な意見が交わされた。

EMS 環境推進協議会開催

活動報告を行う学生環境推進委員長

182号1面_4面.indd 4 13.3.21 5:04:47 PM