2017年3月期 決算説明

１．経営環境

国内経済

企業業績や雇用環境は改善したものの、個人消費は停滞傾向

が続く

世界経済

堅調な個人消費により 景気は緩やかに拡大

英国のEU離脱決定により不透明感はあるものの 景気は緩やか

な回復基調

成長率の鈍化に歯止めがかかり 景気は持ち直し傾向

米国

欧州

中国

２．売上高および損益要因

売上高 22,071 百万円 前期比 3.8%

営業利益 2,394 百万円 前期比 43.9%

売上高営業利益率 10.8 % 前期実績 7.8%

ROE 9.7 % 前期実績 6.7%

配当 60円 （予定） 前期実績 55円

• 空調用センサ および 自動車用素子が 好調に推移

• 車載メーカー、省エネ・環境エコ関連メーカーをターゲットに、

積極的な営業活動を継続

３．損益計算書［要約］

2016年3月期 2017年3月期

金額 構成比 金額 構成比 前年比

売上高 21,261 100.0 22,071 100.0 3.8

売上原価 16,773 78.9 16,722 75.8 △0.3

売上総利益 4,487 21.1 5,349 24.2 19.2

販売管理費 2,823 13.3 2,955 13.4 4.6

営業利益 1,663 7.8 2,394 10.8 43.9

営業外収益 69 0.3 84 0.4 22.2

営業外費用 22 0.1 15 0.1 △31.5

経常利益 1,710 8.0 2,463 11.2 44.0

特別利益 113 0.5 0 0.0 －

特別損失 119 0.6 17 0.1 △85.6

法人税等 479 2.3 617 2.8 28.7

親会社株主に帰属する当期純利益

1,213 5.7 1,818 8.2 49.8

（単位：百万円・%）

16,490

14,546 13,099

16,548 17,086 16,143

18,757 20,113

21,261 22,071

2,457

1,214 869

2,055

1,778

849

1,366

1,889 1,663

2,394

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0

5,000

10,000

15,000

20,000

売上高 営業利益

（百万円） （百万円）

24,500

2,650

４．業績の推移

５．貸借対照表［要約］

資産の部 負債・資本の部

2016年 3月末

2017年 3月末

増減額

流動負債 5,897 6,581 683

買入債務 3,134 3,296 161

短期借入金 923 709 △213

その他 1,839 2,569 737

固定負債 1,649 1,189 △460

長期借入金 1,241 772 △469

その他 408 417 9

負債合計 7,546 7,770 223

純資産合計 18,441 19,343 902

負債・純資産合計 25,987 27,113 1,125

（単位：百万円）

2016年 3月末

2017年 3月末

増減額

流動資産 17,930 18,901 970

現預金 6,381 6,348 △32

売上債権 5,860 6,472 612

棚卸資産 4,799 5,091 291

その他 889 989 100

固定資産 8,057 8,212 154

有形固定資産 7,217 7,300 82

無形固定資産 143 138 △5

投資その他 695 773 77

資産合計 25,987 27,113 1,125

13,441 14,334 15,971 18,126 18,441

19,343

61.4 68.2 68.8 68.1 70.6 70.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

0

10,000

20,000

2012年3月末 2013年3月末 2014年3月末 2015年3月末 2016年3月末 2017年3月末

６．貸借対照表 主要項目推移

総資産

棚卸資産

純資産・自己資本比率

21,688 20,828 22,998 26,462 25,987

27,113

0

10,000

20,000

2012年3月末 2013年3月末 2014年3月末 2015年3月末 2016年3月末 2017年3月末

（百万円）

3,672 3,878 3,786 4,340 4,799 5,091

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000

2012年3月末 2013年3月末 2014年3月末 2015年3月末 2016年3月末 2017年3月末

（百万円）

（百万円）

７．キャッシュ・フローの推移

投資・営業・フリー キャッシュフロー

財務キャッシュフロー

-2,506

-1,127 -1,169 -1,544 -1,224

2,151 2,006 2,042 2,108 2,514

-354 879 873 564 1,290

-3,000

-2,000

-1,000

0

1,000

2,000

3,000 （百万円）

-753 -314

308

-1,068 -1,235 -1,250

0

1,250 （百万円）

2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期

2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期

958 995 1,076 1,217 1,392

1,235

0

500

1,000

1,500

2,000

2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期

８．設備投資等の推移

設備投資

減価償却費

研究開発費

1,305 2,625 1,409 1,769 1,562

1,214

0

1,000

2,000

3,000

2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期

（百万円）

（百万円）

（百万円）

219 326 331 445 435 0

100

200

300

400

500

2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期

予想

予想

予想

2,600

1,500

500 438

９．用途別売上比較 | 売上実績および予想

4,715

5,736

6,167

6,800

1,805

1,917

2,036

2,300 3,429

3,810

4,363

4,900

3,823

3,349

3,316

3,500

2,193

2,219

1,971

2,250

1,153

1,269

1,361

1,500 2,204

2,253

2,283

2,550

791 708 575

700

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

15年

3月期

16年

3月期

17年

3月期

18年

3月期予想

素子 住設機器 空調機器 家電 OA 産業機器 自動車 計測器 他 素子 OA 自動車 その他

（百万円）

住設 空調 家電 産業

自動車,

30.0%

空調, 20.3% 家電, 17.3%

住設

OA

産機 その他

１０．用途別売上比較 | 用途別 構成比

１１． 2018年3月期 業績予想 | 概要

売上高 245 億円 前年比 11.0% 増

営業利益 26.5 億円 前年比 10.7% 増

今期の重点施策

１．技術・営業一体の営業活動の推進

２．受注増加に備えた積極的な設備投資

３．自動化投資を含む 原価低減への取り組みの継続

４．研究・開発体制のさらなる強化

１２．2018年3月期 業績予想 | 上期/下期

2018年3月期 上期予想

2018年3月期 下期予想

2018年3月期 通期予想

売上高 12,000 12,500 24,500

(8.6) (13.4) (11.0)

営業利益 1,250 1,400 2,650

(16.1) (6.2) (10.7)

経常利益 1,250 1,400 2,650

(23.9) (△3.7) (7.6)

親会社株主に 帰属する純利益

920 1,040 1,960 (33.6) (△7.9) (7.8)

（単位 金額：百万円・％）

※（ ）内の数値は対前年同期増減率

65.05

151.22

212.07

156.10

235.05

5.3

7.3

9.4

7.8

10.8

0.0

5.0

10.0

15.0

0.00

50.00

100.00

150.00

200.00

250.00

13年3月期 14年3月期 15年3月期 16年3月期 17年3月期 18年3月期予想

ＥＰＳ（1株当たり当期純利益）

売上高営業利益率

（円） （％）

10.8

253.34

１３．主な経営指標

今後の事業展開

１４．今後の事業展開

シェア拡大に向けた攻めの事業展開

海外市場に積極展開

「環境」・「省エネ」・「安全」分野への注力

研究・開発体制のさらなる強化

１５．今後の事業展開 | シェア拡大に向けた攻めの事業展開 1/4

シェア拡大に向けた 攻めの事業展開

2012年 9月 三戸芝浦電子 第3号棟 建設

上海芝浦電子 増床のため移転

2014年 4月 一戸芝浦電子 を 岩手芝浦電子に統合

2013年12月 福島芝浦電子 松川工場建設

2015年 4月 タイ芝浦電子 第5号棟建設

2017年 4月予定

2017年 5月予定

2017年11月予定

福島芝浦電子 隣地購入工場の改築

東北芝浦電子 第3号棟建設着工

タイ芝浦電子 第6号棟建設着工

１６．今後の事業展開 | シェア拡大に向けた攻めの事業展開 2/4

2017年4月 福島芝浦電子 隣地購入工場の改築

１７．今後の事業展開 | シェア拡大に向けた攻めの事業展開 3/4

2017年5月 東北芝浦電子 第3号棟建設着工

１８．今後の事業展開 | シェア拡大に向けた攻めの事業展開 4/4

2017年11月 6号棟 建設着工予定

１９．今後の事業展開 | 海外市場での売上拡大

海外市場での売上拡大

ドイツ 現地法人設立 2013年12月 米国 現地法人設立 2015年 9月 販売体制の強化 代理店の活用

２０．今後の事業展開 |「環境」「省エネ」「安全」分野への注力

「環境」「省エネ」「安全」分野への注力

世界の潮流

「環境」「省エネ」「高機能化」「安全」

使用用途は

今後も拡大

成長分野での

シェア拡大

素子 高品質 大量供給 広い温度領域

住設機器 環境対応 省エネ 安全

家電 環境対応 省エネ オール電化 高機能化 新興国

OA機器 カラー化 高機能化（非接触）

産業機器 環境対応 省エネ 設備投資

自動車 環境対応 省エネ ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ 電気自動車 ｸﾘｰﾝﾃﾞｨｰｾﾞﾙ

空調 環境対応 省エネ ｲﾝﾊﾞｰﾀｰ化 欧州・新興国

２１．今後の事業展開 | 研究・開発体制のさらなる強化

研究・開発体制のさらなる強化

１．新製品の開発・新規品の開発

２．既存品の改善・改良

３．自動化等生産効率の向上

４．産学共同研究

ご清聴ありがとうございました。

本資料に記載されている業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因により変動する可能性があることをご承知置き下さい。

ご参考資料

［ご参考］芝浦電子をご理解いただくための用語

サーミスタ

温度変化に対して電気抵抗がきわめて大きく変化する半導体。

安価で安定的に温度をコントロールすることができるため、幅広い用途に

使用されている。

芝浦電子で製造しているのは、温度が上がると抵抗値が下がるタイプのNTCサーミスタのみ。温度検出用センサに使用される。 サーミスタの種類はほかに、PTCサーミスタ、CTRサーミスタがある。

PSBサーミスタ素子 芝浦電子が独自に開発したサーミスタチップをガラスで封止した素子。 ガラスで封止することで、耐熱性、機械的強度、安定性を備えた芝浦電子の主力製品。 過去には、世界主要8カ国（日、米、英、西独、仏、加、伊、スイス）で特許を取得した実績を持っていた。

［ご参考］製品別サーミスタ搭載本数 例 <１製品あたり>

住設機器 ソーラーシステム 温水洗浄便座 給湯機器 エコ給湯システム

１～３ ２～３ ２～５ １０～２０

空調機器 ファンヒーター ルームエアコン 業務用エアコン

２～３ ２～５ ５～１５

家電 電子レンジ 炊飯器 冷蔵庫 IH調理器

２～３ ２～３ ２～８ ５～１５

情報機器 プリンター 複写機 複合機

２～３ ２～３ ３～５

産業機器 防災機器 機械・ロボット 冷凍ショーケース 冷凍コンテナ

２ １～２ ２～５ ５～１０

自動車 カーエアコン 吸排気温・水温・燃温・油温 ハイブリッドシステム

４～５ ８～１０ ８～１０

車（ＤＰＦ温度制御）

住設機器（ガス炎制御）

オーブン

車（ＥＧＲ温度制御）

ファンヒーター

ＩＨクッキングヒータ

複写機

自動車（ＨＶ、ＥＶモータ）

電子レンジ

炊飯器

食器洗い乾燥機

自動車（水温）

給湯器

エコキュート

エアコン

冷蔵庫

低温倉庫（マグロ冷凍）

29

［ご参考］温度別用途

-50℃ 1,000℃ 当社のサーミスタは－50℃から1,000℃ までの温度領域をカバー

ガラスコートサーミスタ（従来品） 高温用ガラスコートサーミスタ

用 途