升天祭聖体礼儀 単音聖歌譜升天祭聖体礼儀 単音聖歌譜 注意...

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升天祭聖体礼儀 単音聖歌譜 注意 譜面中、五線譜上に とある部分は、その音程を保ちながら、その部分の歌詞(祈祷文)が 持つ言葉の自然なリズムに則って歌うことを意味しています。ただ早く歌ってしまったり、棒読み になってしまったりしないよう、氣をつけてください。この聖歌譜はそのために、歌詞の意味をと ることが容易になるよう漢字を多く用いて作成しています。 2020 年 5 月 28 日 釧路ハリストス正教会 管轄司祭ステファン内田圭一

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  • 升天祭聖体礼儀

    単音聖歌譜

    注意 譜面中、五線譜上に とある部分は、その音程を保ちながら、その部分の歌詞(祈祷文)が

    持つ言葉の自然なリズムに則って歌うことを意味しています。ただ早く歌ってしまったり、棒読み

    になってしまったりしないよう、氣をつけてください。この聖歌譜はそのために、歌詞の意味をと

    ることが容易になるよう漢字を多く用いて作成しています。

    2020年5月28日

    釧路ハリストス正教会

    管轄司祭ステファン内田圭一

  • 升天祭聖體禮儀2

    司祭)( 黙誦:ハリストス我われ

    等ら

    の神かみ

    よ、 爾なんぢ

    は光こう

    榮えい

    の中うち

    に天てん

    に升のぼ

    り、聖せい

    神しん

    を 遣つかわ

    すを約やく

    て、門もん

    徒と

    を 喜よろこ

    ばしめ給たま

    えり、彼かれ

    等ら

    爾なんぢ

    の 祝しゅく

    福ふく

    に依よ

    りて、 爾なんぢ

    が神かみ

    の子こ

    、世せ

    界かい

    の 贖しょく

    罪ざい

    主しゅ

    たるを 確たしか

    められしに因よ

    る、

    至い

    と高たか

    きには光 榮こうえい

    神かみ

    に歸き

    し、地ち

    には平 安へいあん

    降くだ

    り、人ひと

    に 惠めぐみ

    は臨のぞ

    めり、至い

    と高たか

    には光 榮こうえい

    神かみ

    に歸き

    し、地ち

    には平 安へいあん

    降くだ

    り、人ひと

    に 惠めぐみ

    は臨のぞ

    めり、

    主しゅ

    よ、我わ

    が 唇くちびる

    を啓ひら

    けよ、然しか

    せば我わ

    が口くち

    は 爾なんぢ

    の讃美さんび

    を揚あ

    げんとす、 )

    司祭)父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    の國くに

    は崇あが

    め讃ほ

    めらる、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、

    【 大聯禱 】

    司祭)我等安和われらあんわ

    にして主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)上うえ

    より降くだ

    る安和あんわ

    と我等われら

    が 靈たましい

    の 救すくい

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)全世界ぜんせかい

    の安和あんわ

    、神かみ

    の聖せい

    なる諸 敎 會しょきょうかい

    の堅 立けんりつ

    、及およ

    び 衆 人しゅうじん

    の合 一ごういつ

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)此こ

    の聖 堂せいどう

    、及およ

    び信しん

    と 愼つつしみ

    と神かみ

    を畏おそ

    るる 心こころ

    とを以もつ

    て此ここ

    に來きた

    る者もの

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)敎 會きょうかい

    を 司つかさど

    る尊貴そんき

    なる我等われら

    の全 日 本ぜんにつぽん

    の府 主 敎ふしゅきょう

    ダニイル、尊貴そんき

    なる我等われら

    の仙 台せんだい

    の大だい

  • 升天祭聖體禮儀3

    主 敎しゅきょう

    セラフィム、司祭しさい

    の尊 品そんぴん

    、ハリストスに因よ

    る輔 祭 職ほさいしょく

    、 悉ことごと

    くの 敎 衆きょうしゅう

    、及およ

    衆 人しゅうじん

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)我 國わがくに

    の天 皇てんのう

    、及およ

    び國くに

    を 司つかさど

    る者もの

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)此こ

    の都邑ま ち

    と 凡およそ

    の都邑ま ち

    と地方ちほう

    の爲ため

    、及およ

    び信しん

    を以もつ

    て此こ

    の中うち

    に居お

    る者もの

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)氣候順和きこうじゅんわ

    、五穀ごこく

    豐 穣ほうじょう

    、天下てんか

    泰 平たいへい

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)航 海こうかい

    する者もの

    、旅 行りょこう

    する者もの

    、 病やまい

    を患うれ

    うる者もの

    、艱 難かんなん

    に遭あ

    う者もの

    、 擄とりこ

    となりし者もの

    、及およ

    彼等かれら

    の 救すくい

    の爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)我等われら

    諸もろもろ

    の憂愁うれい

    と忿怒いかり

    と危 難あやうき

    とを 免まぬが

    るるが爲ため

    に主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)神かみ

    よ、 爾なんぢ

    の 恩 寵おんちょう

    を以もつ

    て、我等われら

    を佑たす

    け救すく

    い 憐あわれ

    み護まも

    れよ、

  • 升天祭聖體禮儀4

    司祭)至聖しせい

    至潔しけつ

    にして至いた

    りて讃美さんび

    たる我等われら

    の光 栄こうえい

    の女 宰ぢょさい

    、生 神 女しょうしんぢょ

    、永 貞えいてい

    童 女どうぢょ

    マリヤと、

    諸 聖 人しょせいじん

    を記憶きおく

    して、我等われら

    己おのれ

    の身み

    及およ

    び 互たがい

    に 各おのおの

    の身み

    を以もつ

    て、 並ならび

    に 悉ことごと

    くの我等われら

    生命いのち

    を以もつ

    て、ハリストス神かみ

    に委託いたく

    せん、

    司祭)( 黙誦:主しゅ

    我わ

    が神かみ

    よ、 爾なんぢ

    の權 柄けんぺい

    は 像かたど

    り難がた

    く、光 榮こうえい

    は測はか

    り難がた

    し、 爾なんぢ

    の仁慈じんじ

    は限かぎ

    無な

    く、仁 愛じんあい

    は言い

    い難がた

    し、求もと

    む主 宰しゅさい

    よ、 爾なんぢ

    の慈憐じれん

    に因よ

    りて、 親みずか

    ら我われ

    等ら

    と此こ

    聖 堂せいどう

    とを 眷かえり

    み、我等われら

    及およ

    び我われ

    等ら

    と偕とも

    に禱いの

    る者もの

    に 爾なんぢ

    の 豐ゆたか

    なる恩 澤おんたく

    と 爾なんぢ

    愛 憐あいれん

    とを 施ほどこ

    し給たま

    え、 )

    司祭) 蓋けだし

    、凡およ

    そ光 榮こうえい

    尊貴そんき

    伏 拝ふくはい

    は 爾なんぢ

    父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    に歸き

    す、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、

    【 第一アンティフォン 】

  • 升天祭聖體禮儀5

  • 升天祭聖體禮儀6

    【 小聯禱 】

    司祭)我われ

    等ら

    復また

    又また

    安和あんわ

    にして主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)神かみ

    よ、 爾なんぢ

    の 恩 寵おんちょう

    を以もつ

    て、我等われら

    を佑たす

    け救すく

    い 憐あわれ

    み護まも

    れよ、

    司祭)至聖しせい

    至潔しけつ

    にして至いた

    りて讃美さんび

    たる我等われら

    の光 栄こうえい

    の女 宰ぢょさい

    、生 神 女しょうしんぢょ

    、永 貞えいてい

    童 女どうぢょ

    マリヤと、

    諸 聖 人しょせいじん

    を記憶きおく

    して、我等われら

    己おのれ

    の身み

    及およ

    び 互たがい

    に 各おのおの

    の身み

    を以もつ

    て、 並ならび

    に 悉ことごと

    くの我等われら

    生命いのち

    を以もつ

    て、ハリストス神かみ

    に委託いたく

    せん、

    司祭)( 黙誦:主しゅ

    我わ

    が神かみ

    よ、 爾なんぢ

    の民たみ

    を救すく

    い、及およ

    び 爾なんぢ

    の嗣 業しぎょう

    に福ふく

    を降くだ

    し、 爾なんぢ

    が 敎 會きょうかい

    充 滿じゅうまん

    を守まも

    り、 爾なんぢ

    が堂どう

    の美び

    なるを愛あい

    する者もの

    を聖せい

    にせよ、 爾なんぢ

    が神 聖しんせい

    の 力ちから

    以もつ

    て彼かれ

    等ら

    を光 榮こうえい

    し、我われ

    等ら

    爾なんぢ

    を恃たの

    む者もの

    を遺のこ

    す勿なか

    れ、 )

    司祭) 蓋けだし

    權 柄けんぺい

    及およ

    び國くに

    と權 能けんのう

    と光 榮こうえい

    は 爾なんぢ

    父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    に歸き

    す、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、

  • 升天祭聖體禮儀7

    【 第二アンティフォン 】

  • 升天祭聖體禮儀8

    【 神の獨生の子 】

  • 升天祭聖體禮儀9

    【 小聯禱 】

    司祭)我われ

    等ら

    復また

    又また

    安和あんわ

    にして主しゅ

    に禱いの

    らん、

    司祭)神かみ

    よ、 爾なんぢ

    の 恩 寵おんちょう

    を以もつ

    て、我等われら

    を佑たす

    け救すく

    い 憐あわれ

    み護まも

    れよ、

  • 升天祭聖體禮儀10

    至聖しせい

    至潔しけつ

    にして至いた

    りて讃美さんび

    たる我等われら

    の光 栄こうえい

    の女 宰ぢょさい

    、生 神 女しょうしんぢょ

    、永 貞えいてい

    童 女どうぢょ

    マリヤと、

    諸 聖 人しょせいじん

    を記憶きおく

    して、我等われら

    己おのれ

    の身み

    及およ

    び 互たがい

    に 各おのおの

    の身み

    を以もつ

    て、 並ならび

    に 悉ことごと

    くの我等われら

    生命いのち

    を以もつ

    て、ハリストス神かみ

    に委託いたく

    せん、

    司祭)( 黙誦:我われ

    等ら

    に此こ

    の公同和合こうどうわごう

    の祈禱きとう

    を賜たま

    い、曾かつ

    て二に

    三 人さんにん

    爾なんぢ

    の名な

    に依よ

    りて集あつ

    まる者もの

    も其その

    求もと

    むる 所ところ

    を賜たま

    うを約やく

    せし主しゅ

    よ、 爾なんぢ

    親みづか

    ら今いま

    も 爾なんぢ

    が諸 僕しょぼく

    の 願ねがい

    を其その

    利益りえき

    の爲ため

    に應かな

    わしめて、我われ

    等ら

    に今世こんせ

    には 爾なんぢ

    の眞しん

    理り

    を識し

    り、來世らいせ

    には永 遠えいえん

    の生命いのち

    を得え

    るを給たま

    え、 )

    司祭) 蓋けだし

    爾なんぢ

    は善ぜん

    にして人ひと

    を愛あい

    する神かみ

    なり、我等われら

    光 榮こうえい

    を 爾なんぢ

    父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    に献けん

    ず、今いま

    何時い つ

    も世世よ よ

    に、

    【 第三アンティフォン 】

  • 升天祭聖體禮儀11

  • 升天祭聖體禮儀12

  • 升天祭聖體禮儀13

    司祭)( 黙誦:主 宰しゅさい

    ・主しゅ

    ・我われ

    等ら

    の神かみ

    、諸 天しょてん

    に天てん

    使し

    及およ

    び、天てん

    使し

    首しゅ

    の 品 級ひんきゅう

    と軍 隊ぐんたい

    とを立た

    て 爾なんぢ

    が光 榮こうえい

    の奉事者ほうじしゃ

    となしし者もの

    よ、求もと

    む我われ

    等ら

    の入い

    るに 伴ともな

    いて、彼か

    の我われ

    等ら

    偕とも

    に務つと

    め、共とも

    に 爾なんぢ

    の至善しぜん

    を讃 榮さんえい

    する聖せい

    天てん

    使し

    等ら

    の入い

    るを致いた

    させ給たま

    え、蓋けだし

    、凡およ

    そ光 榮こうえい

    尊貴そんき

    伏 拝ふくはい

    は 爾なんぢ

    父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    に歸き

    す、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、 )

    司祭)睿智えいち

    、 粛つつし

    みて立た

    て、

    【 升天祭のアポリティキオン 第4調 】

  • 升天祭聖體禮儀14

    【 升天祭のコンダック 第6調 】

  • 升天祭聖體禮儀15

    司祭)( 黙誦:聖せい

    なる神かみ

    、聖 者せいじゃ

    の中うち

    に息いこ

    い、セラフィムより聖 三せいさん

    の聲こえ

    を以もつ

    て歌 頌かしょう

    せられ、

    ヘルヴィムより讃 榮さんえい

    せられ、 悉ことごと

    くの天 軍てんぐん

    より伏 拝ふくはい

    せられ、萬 物ばんぶつ

    を無む

    より有ゆう

    なし、人ひと

    を 爾なんぢ

    の像ぞう

    と 肖しょう

    とに依よ

    りて造つく

    り、爾なんぢ

    が 諸もろもろ

    の 賜たまもの

    を以もつ

    て之これ

    を飾かざ

    り、

    願ねが

    う者もの

    に智慧ち え

    と明悟めいご

    とを與あた

    え、罪つみ

    を 行おこな

    う者もの

    を棄す

    てずして、其その

    救すくい

    の爲ため

    に痛つう

    悔かい

    を立た

    て、我われ

    等ら

    卑いや

    しくして不當ふとう

    なる 爾なんぢ

    の諸 僕しょぼく

    を、此こ

    の時とき

    に於おい

    ても、 爾なんぢ

    が聖せい

    る祭 壇さいだん

    の光 榮こうえい

    の前まえ

    に立た

    ちて、爾なんぢ

    に當 然とうぜん

    の伏 拝ふくはい

    讃 榮さんえい

    を 奉たてまつ

    るに堪た

    うる者もの

    なしし主 宰しゅさい

    よ、爾なんぢ

    親みづか

    ら我われ

    等ら

    罪 人ざいにん

    の口くち

    よりも聖 三せいさん

    の歌うた

    を受う

    け、爾なんぢ

    の仁慈じんじ

    以もつ

    て我われ

    等ら

    に臨のぞ

    み、我われ

    等ら

    に凡およ

    そ自由じゆう

    と自由じゆう

    ならざる罪つみ

    を赦ゆる

    し、我わ

    が 靈たましい

    と 體からだ

    を聖せい

    にし、我われ

    等ら

    に 生 涯しょうがい

    善 功ぜんこう

    を以もつ

    て 爾なんぢ

    に務つと

    むるを得え

    せしめ給たま

    え、聖せい

    なる

    生 神 女しょうしんぢょ

    と古世こせい

    より 爾なんぢ

    の 喜よろこび

    を爲な

    しし諸しょ

    聖 人せいじん

    との祈禱きとう

    に依よ

    りてなり、 )

    司祭) 蓋けだし

    我わ

    が神かみ

    よ、 爾なんぢ

    は聖せい

    なり、我われ

    等ら

    光 榮こうえい

    を 爾なんぢ

    父ちち

    と子こ

    と聖 神せいしん

    に献けん

    ず、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、

    【 聖三祝文 】

  • 升天祭聖體禮儀16

    司祭)( 黙誦:主しゅ

    の名な

    に依よ

    りて來き

    たる者もの

    は崇あが

    め讃ほ

    めらる、ヘルヴィムに座ざ

    する者もの

    よ、 爾なんぢ

    は其その

    國くに

  • 升天祭聖體禮儀17

    の光 榮こうえい

    の寶座ほうざ

    に在あ

    りて恒つね

    に崇あが

    め讃ほ

    めらる、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、 )

    【 提綱(プロキメン)第7調 】

    司祭) 愼つつし

    みて聽き

    くべし、 衆 人しゅうじん

    に平 安へいあん

    司祭)睿智えいち

    誦經)プロキメン、神かみ

    よ、願ねが

    わくは 爾なんぢ

    は諸しょ

    天てん

    の上うえ

    に擧あ

    げられ、 爾なんぢ

    の光こう

    榮えい

    は全ぜん

    地ち

    を蔽おお

    わん、

    誦經)我わ

    が 心こころ

    備そなわ

    れり、神かみ

    よ、我わ

    が 心こころ

    備そなわ

    れり、我われ

    歌うた

    いて讚さん

    榮えい

    せん、

    誦經)神かみ

    よ、願ねが

    わくは 爾なんぢ

    は諸しょ

    天てん

    の上うえ

    に擧あ

    げられ、

  • 升天祭聖體禮儀18

    【 使徒經(アポストロス) 聖使徒行實1章1~12節 】

    司祭)睿智えいち

    誦經)聖せい

    使徒し と

    行こう

    實じつ

    の讀よみ

    司祭) 謹つつし

    みて聽き

    くべし、

    誦經)フェオフィルよ、我われ

    第だい

    一いち

    の書しょ

    を作つく

    りて、凡およ

    そイイススの始はじ

    めて行いし 所ところ

    、誨おし

    えし 所ところ

    を録しる

    して、其その

    選えら

    びたる使し

    徒と

    に、聖せい

    神しん

    に因よ

    りて、命めい

    を降くだ

    して、天てん

    に升のぼ

    りし日ひ

    に迄いた

    れり。彼かれ

    は 苦くるしみ

    を受う

    けし後のち

    、多おお

    くの確かく

    證しょう

    を以もつ

    て、彼かれ

    等ら

    の前まえ

    に 己おのれ

    の活い

    くるを視しめ

    し、四し

    十じゅう

    日にち

    間あいだ

    彼かれ

    等ら

    に 現あらわ

    れて、神かみ

    の國くに

    の事こと

    を語かた

    れり。遂つい

    に彼かれ

    等ら

    を集あつ

    めて、之これ

    に命めい

    じて曰い

    えり、イ

    エルサりムを離はな

    れずして、 爾なんぢ

    等ら

    が我われ

    に聞き

    きし 所ところ

    の、父ちち

    の許きょ

    約やく

    せし者もの

    を待ま

    て。 蓋けだし

    イオア

    ンは水みづ

    を以もつ

    て洗せん

    を授さづ

    けたり、 爾なんぢ

    等ら

    は日ひ

    久ひさ

    しからずして、聖せい

    神しん

    に由よ

    りて洗せん

    を受う

    けん。是ここ

    於おい

    て彼かれ

    等ら

    集あつま

    りて、彼かれ

    に問と

    いて曰い

    えり、主しゅ

    よ、 爾なんぢ

    は此こ

    の時とき

    に於おい

    てイズライリの國くに

    を興おこ

    か。彼かれ

    は之これ

    に謂い

    えり、父ちち

    が 己おのれ

    の權けん

    内ない

    に置お

    きし時とき

    及およ

    び期き

    は 爾なんぢ

    等ら

    の知し

    るべき 所ところ

    に非あら

    ず。

    然しか

    れども聖せい

    神しん

    の 爾なんぢ

    等ら

    に臨のぞ

    まん時とき

    、 爾なんぢ

    等ら

    能力ちから

    を受う

    けて、イエルサリム、全ぜん

    イゥデヤ、サマ

    リヤ、及およ

    び地ち

    の極はて

    に至いた

    るまで、我わ

    が爲ため

    に 證しょう

    者しゃ

    と爲な

    らん。此これ

    を言い

    いて後のち

    、彼かれ

    等ら

    の目め

    の前まえ

    擧あが

    れり、雲くも

    彼かれ

    を接う

    けて、彼かれ

    等ら

    に見み

    えざらしめたり。其その

    升のぼ

    れる時とき

    、彼かれ

    等ら

    天てん

    を仰あお

    ぎたるに、視み

    よ、二に

    人にん

    白はく

    衣い

    にして彼かれ

    等ら

    の前まえ

    に立た

    ちて曰い

    えり、 ガリレヤの人ひと

    よ、何なん

    ぞ天てん

    を仰あお

    ぎて立た

    てる、

    爾なんぢ

    等ら

    より天てん

    に升のぼ

    りし此こ

    のイイススは、爾なんぢ

    等ら

    が其その

    天てん

    に升のぼ

    るを見み

    し如ごと

    く、是か

    くの如ごと

    く復また

    來きた

    らん。

    **********************************************

    (比較用 口語訳)

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    司祭) 爾なんぢ

    に平 安へいあん

    誦經) 爾なんぢ

    の神しん

    にも、

    司祭)睿智えいち

  • 升天祭聖體禮儀19

    誦經)神かみ

    は呼よ

    ぶ聲こえ

    に 伴ともな

    われて升のぼ

    り、主しゅ

    は 角らっぱ

    の聲こえ

    に 伴ともな

    われて升のぼ

    れり、

    誦經)萬ばん

    民みん

    よ、手て

    を拍う

    ち、 歡よろこび

    の聲こえ

    を以もつ

    て神かみ

    に呼よ

    べ、

    司祭)( 黙誦: 人ひと

    を愛あい

    する主 宰しゅさい

    や、我わ

    が 心こころ

    に神かみ

    を知し

    る智慧ち え

    の 浄いさぎよ

    き 光ひかり

    を 輝かがや

    かし、我わ

    思念しねん

    の目め

    を啓ひら

    きて、爾なんぢ

    が福 音ふくいん

    の 教おしえ

    を悟さと

    らしめ給たま

    え、我わ

    が衷うち

    に 爾なんぢ

    の福ふく

    たる 誡いましめ

    を畏おそ

    るる 畏おそれ

    をも入い

    れて、我われ

    等ら

    が 悉ことごと

    くの肉 體にくたい

    の慾よく

    を踏ふ

    み、凡およ

    そ 爾なんぢ

    の 喜よろこ

    ぶ 所ところ

    を思おも

    い且か

    つ 行おこな

    いて、属 神ぞくしん

    の生 活せいかつ

    を過す

    ぐるを致いた

    させ給たま

    え、蓋けだし

    ハリストス神かみ

    や、爾なんぢ

    は我わ

    が 靈たましい

    と 體からだ

    との 光 照こうしょう

    なり、我等われら

    爾なんぢ

    と 爾なんぢ

    の無原むげん

    の父ちち

    と至聖しせい

    至善しぜん

    にして

    生命いのち

    を 施ほどこ

    す 爾なんぢ

    の神しん

    とに光 榮こうえい

    を獻けん

    ず、今いま

    も何時い つ

    も世世よ よ

    に、アミン。 )

    【 福音經(エヴァンゲリオン) ルカ福音書24章36~53節 】

    司祭)睿智えいち

    、 粛つつし

    みて立た

    て聖 福 音 經せいふくいんけい

    を聽き

    くべし、 衆 人しゅうじん

    に平 安へいあん

  • 升天祭聖體禮儀20

    司祭)ルカ傳でん

    の聖 福 音 經せいふくいんけい

    の讀よみ

    司祭) 謹つつし

    みて聽き

    くべし、

    司祭)彼か

    の時とき

    、イイスス死より復活して其門徒の中に立ちて曰へり、爾等に平安。彼等驚き且懼れて見

    る所は神 なりと意ヘり。イイスス彼等に謂へり、何ぞ懼れ惑ふ、胡為れぞ此の意は爾等の心に起れ

    る。我が手我 が足を視よ.是我自なり、我に捫りて視よ、蓋神には骨肉なし、其我に有るを見るが

    如し。此を言ひて、手足を彼等に示せり。彼等喜に因りて、猶未だ信せず、且異める時、彼曰へり、

    此に食ふ べき物あるか。彼等は炙りたる魚一片と蜜房とを彼に與へたれば、取リて、彼等の前に食

    へり。又彼等 に謂へり、我猶爾等と偕に在りし時、爾等に語りて、モイセイの律法、諸預言者及び

    聖詠に、我を指 して録されし事、皆應ふべしと云ひしは、乃是なり。 其時彼等の智識を啓きて、

    聖書を悟らしめたり。又彼等に謂へり、斯く録されたり、而して斯くハリス トスは苦を受け、第三

    日に死より復活すべかりき、且其名に因りて、悔改し諸罪の赦とは、イエルサリ ムより始めて、民

    に傳ヘらるべきなり。爾等は此等の事の證者なり。視よ、我は我が父の許約せし者を爾等に遣さん、

    爾等イエルサリムの城に 居りて、上より能力を衣するに迄れ。イイスス彼等を外に率ゐて、ワィフ

    ァニヤに至り、手を挙げて彼 等に祝福せり。祝福する時、彼等を離れ、挙げられて、天に升れり。

    彼等之を拝し、大に喜びて、イエルサリムに帰り、恒に殿に在りて、神を頌美祝讃せり、「アミン」。

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    (比較用 口語訳)

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