総合交通政策を推進していくための 一つのアプロ...

34
総合交通政策を推進していくための つのアプロ つのアプロNPO法人 持続可能なまちと交通をめざす再生塾の取り○村尾俊道(京都府) 中川 大(京都大学) 神戸国際システム科学研究所回日本モビリテ ネジメント会議 正司健一(神戸大学) 本田 豊(兵庫県) 大藤武彦(交通システム研究所) 回日本モビリティ・マネジメント会議 2009731日~81日,大分 1

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総合交通政策を推進していくためのつのアプロ チ一つのアプローチ

~NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾~

組の取り組み

○村尾俊道(京都府) 中川 大(京都大学)土井 勉(神戸国際大学) 東 徹(システム科学研究所)

第4回日本モビリテ ネジメント会議

井 勉(神戸国際 学) 東 徹( 科学研究所)正司健一(神戸大学) 本田 豊(兵庫県)大藤武彦(交通システム研究所)

第4回日本モビリティ・マネジメント会議

2009年7月31日~8月1日,大分

1

自治体職員の視点で語る“再生塾”自治体職員の視点で語る 再生塾

What is 再生塾?再

再生塾の沿革

行政の立場で考えたこと行政の立場で考えたこと

なぜ 再生塾

再生塾の実際

再生塾の成果再生塾の成果

再生塾のこれから

2

What is 再生塾?1What is 再生塾?1

「再生塾」は、まちづくりや交通の問題の解決に取り組む行政 地域 企業等 実務者を対象とし 理組む行政・地域・企業等の実務者を対象として、理論・実践に関する情報を提供し、参加者相互の対話・交流を通して“ビジョン”と“夢“を共有し 持続可能な交流を通して ビジョン と 夢 を共有し、持続可能なまちと交通の推進に寄与することを目的として、故北村隆一先生が提唱され 平成19年度から活動故北村隆 先生が提唱され、平成19年度から活動を開始

ビジョンと夢を共有し、人的ネットワークを構築

まちづくりの理論・技術を学ぶ場まちづくりの理論 技術を学ぶ場

まちづくりの支援・提言

3

What is 再生塾?2What is 再生塾?2北村先生のお話からなぜ “まち”と“交通”の問題は解決しないのかなぜ まち と 交通 の問題は解決しないのか・共有されない「自動車主体の交通体系は都市と相容れない」という認識

・抗しがたい“クルマに浸る幸せ”

<公共領域の衰退+私的領域の拡大>が根底に・<公共領域の衰退+私的領域の拡大>が根底に

・“お金で買えないものこそが人々の幸せを左右する”

ク 社会化クルマ社会化Motorization郊外化

Suburbanization商品化

Commondification

ソーシャル・キャピタルの重要性の認識われわれが持

Commondification

・・われわれが持っている人間のネットワーク

・・「資本」であるからには「投資」が必要 (想像力・エネルギー・時間・お金)

・・“クルマ”から“公共交通”への移行はライフスタイルの転換を意味する

キ ピタ は私的財を補完 人 幸 寄与する

4

・・ソーシャル・キャピタルは私的財を補完し、人々の幸せに寄与する

再生塾の沿革再生塾の沿革

2006年12月 「市民のための公共交通を考える」 国際シンポジウム(神戸国際大学) ソウル市の劇的な変化 方 日本ではジウム(神戸国際大学)・・ソウル市の劇的な変化・・一方、日本では

2007年正月 北村先生の自宅に集結!“ビジ ン”と“夢”を共有すること・・・ ビジョン と 夢 を共有すること

・・・“総合”交通政策を推進できる人を増やさなければ

2007年8月 08年2月 第1期再生塾 スタ ト2007年8月~08年2月 第1期再生塾 スタート

2008年1月28日 「まちづくりと交通政策の実践的アプローチ」・・・近畿運輸局主催シンポジウムを支援・・・近畿運輸局主催シンポジウムを支援

2008年8月 基礎編(ワンデイセミナー)+近運セミナー

2008年10月~09年1月 アドバンストコース2008年10月~09年1月 アドバンストコース

2009年1月28日 「地域公共交通活性化・再生セミナー」

・・・近畿運輸局主催シンポジウムを支援

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・・・近畿運輸局主催シンポジウムを支援

行政の立場で考えたこと行政の立場で考えたこと

京のアジェンダフォーラム 「京都の公共交通の未来を創る市民フォーラム」2002年7月~2003年1月(休日:6回)2002年7月~2003年1月(休日:6回)

「京都の公共交通の未来を創る市民行動宣言」

・・京都府、大阪府、兵庫県の3人がそれぞれ参加京都府、大阪府、兵庫県の3人がそれぞれ参加

「関西交通政策実務者懇話会」(アフターファイブ)

2006年5月~2008年5月 11回開催

・・人事異動に危機感! 広範な連携、横断的な人的ネットワークが必要

・・それぞれの集まりはあるが

関 究会 担 者会議 近運等 交通 学講習会(昼)関西MM研究会、担当者会議・セミナー(近運等)、交通工学講習会、

中核市における新・交通システム研究会、都市計画学会関西支部、

土木学会FCCフォーラム(昼&夜)土木学会FCCフォーラム(昼&夜)

(夜)関西都市鉄道問題研究会、沿線まちづくり研究会、

交通まちづくり学研究会

6

交通まちづくり学研究会

なぜ 再生塾 1なぜ 再生塾 1

「大学院と実社会、理論と実践の間をつなぐもの」

京都精華大学・福岡正蔵氏講演資料より

学術知(一面性・三人称性・状況遊離性)・・大学院

実践知(全体性・相互主観性・状況依存性)・・実社会

・・理論知を状況にうまくあうように翻訳し直す必要理論知を状況 うまくあうよう 翻訳し直す必要

求められる能力(社会人基礎力)

・・前に踏踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力前に踏踏み出す力 考え抜く力 チ ムで働く力

特に主体性・実行力 不足なのは課題発見力・創造力

教育スタイルの変化教育スタイルの変化

「知識伝授」型→「学習支援」型→「互学互修」「半学半教」

7

なぜ 再生塾 2なぜ 再生塾 2ラーニング・ピラミッドとは、学習した際の記憶の定着率の概略を示すもの

19年度19年度

アドバンスドアト ハ ンストコース

8

再生塾の実際 1再生塾の実際 1

2007年度行政・交通事業・コンサルタント・大学の実務者を対象

土曜日の朝から半日、毎月1回のペースで半年間

回3000円(有料) 事前の課題提出と事後レポ ト1回3000円(有料)、事前の課題提出と事後レポート

専門家・実務者による情報提供と議論

第1回(8/11) 「まち」と「交通」の問題をどう考えるか第1回(8/11) 「まち」と「交通」の問題をどう考えるか

第2回(9/15) まちづくりと公共交通政策

第3回(10/13) やる気とビジョンが公共交通を変える

第4回(11/17) まちづくりと公共交通政策に係る経営論

第5回(12/8) 事業をどう進めていけばいいか

思い切 て行政マンの枠をはみでてみませんか思い切って行政マンの枠をはみでてみませんか

第6回(2/23) 交通政策を進めるための技術と戦略

セミナー(1/28)9

再生塾の実際 2再生塾の実際 2

参加者の声・立場の異なる専門家の意見交換は有意義。

・本音での議論や、実際の現場での悩みや奮闘が分かったことも良かった。

・小グループのワークショップ的な進め方をしてもよかったのではないか。小グル プのワ クショップ的な進め方をしてもよかったのではないか。

・基礎知識のないメンバーへのフォローや、クラス別の進め方をするとあり

がたい。

実際のフ ルドを対象としてシミ レ シ ンをしたり 具体的に取り・実際のフィールドを対象としてシミュレーションをしたり、具体的に取り

組みに参加して進めていくといった実践的な塾があればうれしい。

・塾の費用負担は、本気で取り組もうという参加者を募るという意図であろ

うが、気軽に同僚や関係者に声をかけていくにはハードルが高い。

・テーマが広範囲であったと思う。小グループでもよいので、具体的な処方

箋や取り組みを実践的に討議するようなものがあればよいと思った箋や取り組みを実践的に討議するようなものがあればよいと思った。

・首長に意見したり、実際に行政団体や地域に提言したり協力したりすると

いった取り組みができるのではないか。

10

・テーマによっては、対立意見がある立場の方々との議論があればよい。

再生塾の実際 3 2008年度再生塾の実際 3 2008年度

入 門 コ ー ス ア ド バ ン ス コ ー ス

交通政策や交通技術に関する基礎的な知識の習得を目指す行政担当者、交通事業者、コンサルタントを対象として、持続可能なまちと交通を進めていくための基礎知識と考え方をレクチャーす

概要

交通政策や交通技術に関する知識と経験をもっている方を対象として、より実践的にフィールド研修を通した実践的研修とレクチャーを行う。

めて くための基礎知識と考え方をレクチャ する。

内 容

2回のセミナーを開催&協力

参加方法

・参加対象:主に自治体交通政策担当者、交通事業者、コンサルタント、ただし「実践的な研修に参加を希望する方」

・参加申込みに際してレポート提出、希望フィールド選択参加費:3000円/回( 括前納の場合は割引)

①第1回(基礎編)

日時:平成20年8月9日(土) 10時~16時

会場:エルおおさか(大阪府立労働センター)

法 ・参加費:3000円/回(一括前納の場合は割引)

定員:約50名

参加費:2000円

②第2回(ケーススタディ編)・近畿運輸局主催 内

①スケジュール9月~2月の月1回の研修(計5回を予定)

②研修対象フィールド(案)・大阪市コミュニティバス(赤バス)再編:どこかの区でケーススタディ・北近畿タンゴ鉄道再生シ トプログラム:バスマ プ作成ワ クシ プなど の参加

( )

日時:平成21年1月28日(水)

会場:クレオ大阪

定員:約200名

容 ・ショートプログラム:バスマップ作成ワークショップなどへの参加③コラム・レクチャー(案)需要分析手法・計画手法・参加のデザイン・アンケート調査の方法と留意点・意識と行動分析・公共交通事業の経営のポイント などいろんなレクチャーを予定

アドコース参加者の発表の場

11

再生塾の実際 4再生塾の実際 4

アドバンスドコースの概要表 修 ジ と内容表-4 研修のスケジュールと内容

研修会 日時 内容

第1回平成20年10月4日

オリエンテーション、グルーピング 研修計画 各コ スの政

表-5 アドバンスドコースのフィールド設定

対象 フィールド

大都市内 バ 編計 大阪市交通局 第1回(土), 10:00~17:00

ング、研修計画、各コースの政策課題の共有等

第2回平成20年10月~11月(各コース別)

現地調査、関係機関ヒアリング等

大都市内のコミュニティ・バス再編計画大阪市交通局

近郊自治体における総合的な交通政策京都府京田辺市

中小鉄道の活性化計画 京福電気鉄道嵐山線 月(各コ ス別) 等

第3回平成20年11月29日(土),10:00~17:00

各コース別現状と問題意識、課題の共有と政策の方向性に係る議論等

中小鉄道の活性化計画 京福電気鉄道嵐山線

第4回平成20年12月20日(土),10:00~17:00

中間報告と意見交換、提言に向けた取り組みに係る議論等

第5回平成21年1月24日(土), 10:00~17:00

とりまとめ、提言と意見交換

その他平成21年1月28日(水)

近畿運輸局主催セミナーで報告

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その他(水) 告

再生塾の実際 5 アドバンスドコースでは再生塾の実際 5 アドバンスドコースでは

ビジョンの共有

絵空事してのビジョン→実現へのシナリオs→複数シナリオの比較

チーム学習(人はグループで何かをすることでより効果的に学ぶ)行政・コンサルタント・交通事業者の混成チーム(4~5名)

実務で起こっている問題を、チームで共有化・検討し、メンバーの多様な視点や思考によ て真の原因を発見し 解決策を立案し 実際に実施視点や思考によって真の原因を発見し、解決策を立案し、実際に実施(行動)することで確実に問題を解決していくプロセス

1)問題を感じ取る 2)問題の所在をつきとめる 3)注意深く調べる4)問題解決のための計画を立てる 5)実務者に提言する

ラーニング・ファシリテーター(10名:昨年度)

ファシリテ-ターはチームが効果的に機能しているかをチェックし、うまく機能していなければ介入を行い、より効果的にチームが機能するための質問をする役回り

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質問をする役回り

「気」で育てるこれからの赤バス・チーム気」で育てるこれから 赤 チ ム

『赤バス』とは ?

・一般の大型バス路線ではカバーしきれない、各区内の住宅地と病院・商店街・鉄道駅・区役所などの公共施設をきめ細かく結ぶ地域密着型公共交通サービスとして、平成12年に試験的に運行を開始。<ウィキペディアより>、平成 年 試験 運行を開始。

・運賃は100円均一乗車実績 0 7万人/日(推定)・乗車実績: 0.7万人/日(推定)・定員22~27人

・路線数28路線路線数28路線

・平成20年、中央・西ループの2路線が廃止

・年間11.5億円の営業赤字(平成19年度)

(参考)地下鉄 230万人

市バス(通常路線) 20万人

・現在「市営バスのあり方に関する検討会」にて 廃止を前提に見直し・現在「市営バスのあり方に関する検討会」にて、廃止を前提に見直し

「メインターゲット」の多い居住地と地域特性「メインターゲット」の多い居住地と地域特性」」

老朽住宅等が密集し、狭隘な道路が多い地区高齢者の居住地区 (黄色<青)

旭区・城東区

生野区・東成区

西成区・阿倍野区

・環状線の外側東部と南部に多く居住 ・環状線の外側、特に東部と南部に集中

損益分岐としての1時間当りの収入損益分岐としての1時間当りの収入

【人件費】

転1台を3人の運転手で運行

年収 500万円×3人=1,500万円

【管理費】【管理費】

本社経費、維持管理費、減価償却費等

人件費の80%として仮定

1500万円×0.8=1,200万円

【1日当りのコスト】

(1 500万円+1 200万円)÷365日=74 000円/日(1,500万円+1,200万円)÷365日=74,000円/日

【1時間当りのコスト】

74,000円÷14H=5,280円/H

【必要乗車人数】

100円の場合 : 5,280円÷100円=52.8人

1時間当り約5,300円の売り上げが必要

旭区におけるフィジビリティスタディ旭区におけるフィジビリティスタディ

0.5km×2kmあたり元気高齢者 推定3,900人(60~74歳)

外出機会 約50%

1日当たり必要な乗客数 52.8人x14hr=延べ740人

=370人が1往復=370人が1往復

バス選択の必要選択率 370/(3,900*0.5)=0.19

現在5%のバス選択率を19%まで引き上げることが必要

どうすれば 「赤バどうすれば 「赤バどうすればいいの?「赤バス」どうすればいいの?「赤バス」

ユニット方式による事業採算性からは,赤バス維持は

潜在需要である「元気高齢者」多く居住する地域は,道

困難が狭くコンパクトな赤バスが最適

赤バスにとって

『+』

赤バスにとって

『-』

事業採算性がとれなくても

『+』 『 』

必要なところには「ホントに必要な赤バス」を育てる!(全市一律から選択と集中)

ばだから地域が主体となって考えなければ!!

赤バスを救え!チーム赤 を救え!チ

誰も乗らない? 赤字だから?

赤バス不要論バ が市バスがある?

自転車で十分?

長吉長原西~瓜破西(平野区) 東住吉南ループ(東住吉区)

①現地調査による情報収集(ヒアリング)

②課題解決に向けたコンセプトの設定

長吉長原西 瓜破西(平野区) 東住吉南ル プ(東住吉区)

②課題解決に向けたコンセプトの設定

③新たな需要としてのターゲット選定と

利用促進策利用促進策

④情報発信についての提案(MM)

⑤公共交通ネットワーク再編についての提案

19

⑤公共交通ネットワーク再編についての提案

ターゲットの選定タ ゲット 選定

◆新たに赤バスを利用していただきたい層

・高齢者(男性)層の日常的な移動

・子ども連れ主婦層の小児科への通院や、買い物の移動

・自転車利用者層の赤バス利用への転換・自転車利用者層の赤バス利用への転換

・放置自転車の取り締まり頻度が少なく、放置するリスクが小さい

自転車利用者が自転車を放置する理由自転車利用者が自転車を放置する理由

・駐輪場が遠い。手間がかかる

・放置した方が自由に移動できる(すぐに動ける)から

みんな放置しているから自分も(集団心理)

20

・みんな放置しているから自分も(集団心理)

◆再編案 (赤バス:長吉長原西~瓜破西)長 長

現 状

すべてコミュニティ路線すべてコミュニティ路線

地下鉄が平行して運行

長吉長原西~瓜破西

系統長 12.5km

停留所 箇所停留所 19箇所

停車停留所 34箇所

停留所間隔 368m

所要時間 60分所要時間 60分

運行回数 20回/日

表定速度 12.5km/H

2台運行 30分間隔

1ループが長く、複雑になっており、

21

1ル プが長く、複雑になっており、初めての利用には使いづらい。

◆再編案 (赤バス:長吉長原西~瓜破西)瓜破~喜連瓜破駅ループ

系統長 約4km

所要時間 20分

表定速度 12 5km/H 喜連瓜破 出戸間は地下鉄

長 長

再編案

表定速度 12.5km/H

1台運行 20分間隔

喜連瓜破~出戸間は地下鉄、幹線バスに切り替える(運行しない)

基幹線(地下鉄)

出戸~永吉長原往復

系統長 約4km

所要時間 20分

表定速度 12.5km/H

1台運行 20分間隔

現行区分のコミュニティ系ルートと組み合わせる

コミュニティ路線 コミュニティ路線

・運行本数を増やせるため、待ち時間が減少する

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⇒ 乗継もしやすくなる、ダイヤを工夫する余地も生まれる・利用者にとってシンプルで分かりやすいルートとなる・行き先ごとの乗換えも明確

京田辺チーム

駅東商店街の強みと弱みを探す(→SWOT分析)

京田辺チ ム

強み 弱み

1 急行停車駅

2 同志社・関西外大の学生がいる

3 住宅地が張り付いている

1 駅前広場がない

2 都市機能がない(核施設なし)

3 周辺が高齢化してきている3 住宅地が張り付いている

4 病院が多い

3 周辺が高齢化してきている

4 広い道がない、バス・車が入りにくい

5 外の人を呼び込めていない10年後

チャンス

10年後

ピンチ

10年後

1 高齢者が歩いていける

2 商店街有志が元気

3 鉄道は便利なまま

ピンチ1 同志社関係者が激減

2 人や町並みが老朽化

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3 鉄道は便利なまま3 松井山手が脅威になってきている

地元商店街へのヒアリング

○○具体的な取組案具体的な取組案

地元商店街へのヒアリング

(1)空きスペースの有効活用

○○具体的な取組案具体的な取組案

( )→朝市の開催、憩いの場の提供

(2)核となる施設の創出生涯学習 イベント 週替わりの○○市 ミ ケ シ ン ペ の提供「それくらいのことは 我々も考えてます 」→生涯学習、イベント・週替わりの○○市、コミュニケーションスペースの提供

(3)昭和のまち(復活)→デザインコードの統一、安心・安全に歩きやすい道路

「それくらいのことは、我々も考えてます。」

→デザインコ ドの統 、安心 安全に歩きやすい道路

(4)商店街までの移動手段の確保→商店街近郊部の対応、広域での対応

玉玉 砕!砕!(5)商店街の接客・販売能力のアップ→一店逸品運動による各店舗の魅力づくり、

ケ シ 能力 向上 店 場 提供

玉玉 砕!砕!24

コミュニケーション能力の向上、一店一場の提供

将来ビジョンを実現するための基本方針

【テーマ】【テーマ】地区全体の活性化

起爆剤として

逆転の発想!逆転の発想!

『駅前広場がないから有利!モ・ウ・ケ・ナ・イ・商店街♪』『駅前広場がないから有利!モ・ウ・ケ・ナ・イ・商店街♪』

起爆剤

商店街を活性化する

『駅前広場がないから有利!モ・ウ・ケ・ナ・イ・商店街♪』『駅前広場がないから有利!モ・ウ・ケ・ナ・イ・商店街♪』~人と人のコミュニケーションこそが商店街を変える~~人と人のコミュニケーションこそが商店街を変える~

【着目点】【着目点】

○○駅前広場を“駅前広場を“設けない設けない”商店街へ!”商店街へ!→駅前広場がないことを活かして、「まち」と「駅」を一体化することができる→ 駅前広場がないことを活かして、 まち」と 駅」を 体化することができる

○○ まずはたくさんの人に来てもらうことを最優先するまずはたくさんの人に来てもらうことを最優先する““儲けない儲けない”商店街へ!”商店街へ!→ まずは、より多くの人々に商店街のことを知ってもらい、足を運んでもらうことが重要

【“モ・ウ・ケ・ナ・イ・”商店街のモットー】【“モ・ウ・ケ・ナ・イ・”商店街のモットー】

モモ;;ももう一度行ってみたい商店街う一度行ってみたい商店街 ウウ;;ウウキウキ、ワクワクする商店街キウキ、ワクワクする商店街

ケケ けけっこう会話が盛り上がる商店街っこう会話が盛り上がる商店街 ナナ ななかなか味わい深い商店街かなか味わい深い商店街

25ケケ;;けけっこう会話が盛り上がる商店街っこう会話が盛り上がる商店街 ナナ;;ななかなか味わい深い商店街かなか味わい深い商店街

イイ;;いいつも元気をもらえる商店街つも元気をもらえる商店街

応募♪応募♪

26

中小鉄道の活性化計画「嵐電」(京福電気鉄道)~「嵐電」(京福電気鉄道)~

◆検討の経緯平成20年10月4日 第1回研修会平成20年10月4日 第1回研修会

研修会資料を用いて、グループワーク平成20年10月11日 第2回研修会(現地調査)

京福電鉄 鉄道部ヒアリング

嵐電に乗車して、現地調査研修会での発表 現地調査

平成20年11月15日 ミーティング

現地調査結果と現状データを用いた分析と提案平成20年11月29日 第3回研修会平成20年11月29日 第3回研修会

嵐電の活性化に向けた提案検討平成20年12月20日 第4回研修会

中間報告(嵐電再生戦略アクションプランの検討)平成21年1月24日 第5回研修会

報告会(嵐電再生戦略アクションプラン)研修会での討議

報告会(嵐電再生戦略アクションプラン)

27

持続可能な嵐電をめざして~活性化方策の体系化

②阪急電鉄との連携

1.公共交通相互の連携の強化

①JR嵯峨野線との連携 ④市バス・京都バスとの連携

⑤LRT化強化

2 拠点駅の

③地下鉄との連携⑤LRT化

(急行バス)

①帷子ノ辻駅2.拠点駅の

リニューアル活性化方策 ②北野白梅町駅

③西院駅

④嵐山駅

3.地域の足

嵐電沿線の活性化に向けて

①駅勢圏の拡大

~駐輪場と地元利用の拡大~

②運賃等の改善“嵐電”の地元利用の拡大

③利用者の視点にたった案内・PRの充実

4.観光地対策と新規需要

①観光需要の創出

~世界文化遺産路線「嵐電」をアピール

28

②観光期の混雑解消への貢献の創出

嵐電再生戦略アクションプラン(提案)

今回提案した施策は、多岐にわたる。

方で 相互に関連する施策群とな ている一方で、相互に関連する施策群となっている。☆そこで・・・

A 北野線活用プロジェクトA.北野線活用プロジェクト

B.帷子ノ辻駅拠点化プロジェクト

C 西院駅拠点化プロジ クトC. 西院駅拠点化プロジェクト

D. 駐輪場設置プロジェクト

E 観光行動改善プロジ クトE. 観光行動改善プロジェクト

F. LRT化試行(京都バス活用)プロジェクト

G MMプロジ クトG. MMプロジェクト

重点施策プロジ クトとして以上7つを提案

29

重点施策プロジェクトとして以上7つを提案

帷子ノ辻駅 駐輪場の整備(実現)

従前:あふれかえる自転車 従前ここが駅の入り口(自転車が邪魔で入りにくい)

駐輪場を整備,案内看板を設置 すっきりした駅前

30 駅への動線

嵐電チームのまとめ

事業者 再生塾事業者・社内データ提供

・フィールド提供

再生塾・社内データ+統計データ

・現地及び利用者の視線フィールド

+幅広いメンバー

の知識経験事業者が得るもの・長所・短所の気付き

(価値の再発見)

・確信・トリガー

再生塾が・実務経験・確信・トリガー

(考えていたけれど…)

・自らの取組の評価

実務経験

(事業者事情、努力)

・まちづくり等含めた課題議論・実施

を認識

31

『持続可能なまちと交通をめざす再生塾』『持続可能なまちと交通をめざす再生塾』の研修を終えて・・・

「近郊自治体における総合的な交通政策」検討チ ムに参加した塾生の感想「近郊自治体における総合的な交通政策」検討チ ムに参加した塾生の感想「近郊自治体における総合的な交通政策」検討チームに参加した塾生の感想「近郊自治体における総合的な交通政策」検討チームに参加した塾生の感想

★ 同じ志を持つ、色々な人たちとの【出会い】【出会い】

★ 知識・考え方等の【習得】【習得】・【再確認】【再確認】

★ 議論・意見交換等による様々な【気づき】【気づき】

★ 熱い議論等による【モチベ シ ンの高揚】【モチベ シ ンの高揚】★ 熱い議論等による【モチベーションの高揚】【モチベーションの高揚】

★ 研修全般を通じて【考える力・意識の醸成】【考える力・意識の醸成】★ 研修全般を通じて【考える力 意識の醸成】【考える力 意識の醸成】

※ 良いこと・得られることはたくさん♪けど、それなりのしんどさも・・・

32

再生塾のこれから再生塾のこれから

交流(仲間を増やし ネットワークを拡げます)交流(仲間を増やし、ネットワ クを拡げます)

情報発信(ホームページ) http://www.saiseijuku.net/アドバイス事業(まちづくりを支援します)アドバイス事業(まちづくりを支援します)

関連プロジェクト

実務担 者が仕事と 参加する枠組(実務担当者が仕事として参加する枠組み)

地域再生人材養成ユニット(科学技術振興機構)

低炭素都市圏政策ユニット(京都大学/京都府)への協力

が始まります!

33

最後に 今年もやります!最後に 今年もやります!8月8日(土)基礎コース開催 50名 ドーンセンター

ドバ ド9月12日(土)~ アドバンスドコース開講

★くわしくは再生塾ホームページhttp://www.saiseijuku.net/

全国各地でも,こうした取り組みしませんか?そしてお互いに助け合いましょう

34 持続可能なまちと交通をめざす再生塾 2007年アドバンスドコースのみなさま