実習要項 - 東海大学 · 2...

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2017年度 実習要項 実習および実習事前オリエンテーション時には、必ず持参すること。

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Page 1: 実習要項 - 東海大学 · 2 各実習における遅刻・早退及び欠課は,7時間をもって1日の欠席とみなす。 3 実習を欠席・遅刻・早退・欠課する場合は,原則として事前にその理由を当該担当教員に届け

2017年度

実習要項

◎ 実習および実習事前オリエンテーション時には、必ず持参すること。

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2017年度

総 説

◎ 実習および実習事前オリエンテーション時には、必ず持参すること。

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総説 1

目 次

1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

2.実習とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.実習の目的・目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

4.実習科目および単位数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

5.各科目の共通事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-5

6.東海大学医療技術短期大学看護学実習に関する細則・・・・・・・5-6

7.実習に関する注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-9

8.地震災害発生時の対応について・・・・・・・・・・・・・・・・9

9.感染症発症時の報告(連絡・相談)について・・・・・・・・・・・9

10.実習中の「ヒヤリ・ハット報告」について・・・・・・・・・・・10-12

11.手術見学について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

12.「実習記録」について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14-25

13.臨地実習における看護技術水準の手引き・・・・・・・・・・・・26-27

14.実習カンファレンスの手引き・・・・・・・・・・・・・・・・・28-30

15.実習施設一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31

16.東海大学医学部付属病院5号館断面構成図・・・・・・・・・・・32

17.東海大学医学部付属大磯病院フロアガイド・・・・・・・・・・・33

18.東海大学医学部付属八王子病院フロアガイド・・・・・・・・・・34

<報告用紙> ヒヤリ・ハット報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35

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総説 2

1.はじめに

総説は、実習の基盤となる事項と各実習に共通する重要な事項が網羅されています。実習中も携帯

し、活用しましょう。 各実習の実習要項は、実習の目的や目標、学習内容等が網羅されています。実習前に熟読し、理解

してから実習に臨みましょう。また、実習中も実習要項に戻り自己の成長や課題を確認しましょう。

2.実習とは

「教室学習で得た知識・技術・態度を生きた環境において実践し、それをより深めるための学習活動

をいう。」 実習は、講義・演習で学習した知識・技術・態度を、つねに変化している生きた環境で実践するも

のである。生きた環境とは、病院だけではなく、対象が生活しながらケアを受けているさまざまな施

設や地域も含まれる。 実践とは、実際に人間が何かの行動を実行することである。何らかの実践を行うためには、目の前

の現象が何を意味しているのかを、しっかりと自分の考えをもち、判断し、行動することが求められ

る。つまり、「How to:やり方」だけを学習するのではなく、その時、なぜそうするのかという「Why:根拠」を追求する姿勢が大切である。 また、実習にあたっては、どういう自分になりたいのか、そのために何をどのように学んでいくべ

きかという自己の学習課題を明確にしながら、主体性をもち、人間的に成長していくことが期待され

ている。

3.実習の目的・目標

実習目的・・・・・看護の対象に接して、すでに学んだ理論・技術・態度を統合的に適応させ看護の

本質を考える姿勢が持てる。 実習目標・・・・・1.看護の対象を理解できる。 2.看護の対象に応じた看護過程(情報の収集および査定・計画・実施・評価)

を展開できる。 3.看護過程をとおして看護技術・態度を学び実践できる。 4.保健・医療・福祉チームの一員としての役割と責任を理解できる。 5.看護の本質を考えることができる。

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総説 3

4.実習科目および単位数

看護学科

科目名 単位数 基礎看護学実習Ⅰ 1

基礎看護学実習Ⅱ 2

成人看護学実習 6

老年看護学実習 4

小児看護学実習 2

母性看護学実習 2

精神看護学実習 2

在宅看護実習 2

統合実習 2

計 23

5.各科目の共通事項

1)実習期日および時間

(1) 実習は月曜日から金曜日の5日間とし、土曜日を自己学習日とする。

(2) 実習時間は、原則として実習施設の時間帯に合わせる。

2)実習方法

(1) 実習の進め方 ① 実習要項に基づいて行う。 ② 実習の目的・目標が達成できるよう、各自実習計画をし、教員・臨床指導者の指導を得て

実践する。 ③ 原則として患者を受け持ち、実習を行う。 ④ 受け持ち患者以外にも目を向け、事例発表やカンファレンス等による共有学習により、幅

広い学習ができるようにする。 ⑤ 原則として各実習開始日には、オリエンテーションが行われる。

イ) 事前オリエンテーション ロ) 実習場におけるオリエンテーション

(2) カンファレンス(カンファレンスの手引き参照)

① 実習時間内に行う。 ② 実習成果の確認や、学習上の疑問や問題の解決など有効な共有学習となるような企画運営

とする。

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総説 4

3)実習評価 (1) 評価の目的

① 実習目標の達成状況を評価する。 ② 実習の目的・目標を理解し、自己の能力を高める指針とする。 ③ 実習のプロセスの各節目において自己の到達レベルを確認し、その後の学習の方向性を明確

にするために活用する。 (2) 評価の方法

① 学生・臨床指導者・教員の三者により、評価する。 ② 評価は、以下のものから総合的に行う。

・実習計画 ・実習中の行動・態度 ・実習記録 ・事例報告会 ・カンファレンス

・面接 ・課題レポートなど

(3) 評価の実際

① 各看護学実習における評価表の行動目標にそって、学生・臨床指導者・教員が、達成レベル

を評価する。なお、達成レベルの基準は以下の通りである。 ・よい (80%以上達成している場合)

・ふつう(60~79%達成している場合) ・努力を要する(達成度が 59%以下)

② 最終評価は成績評価の基準(学則第 25条2項)に準ずる。 S・A・B・C・D・E のうち、D・E を不合格とする。

合 格 不 合 格

S 評価: 90 点以上 100 点 D 評 価: 60 点未満 A 評価: 80 点以上 90 点未満 E(否)評価: 履修登録はしている

が評価できないもの

(再履修すべきもの) B 評価: 70 点以上 80 点未満

C 評価: 60 点以上 70 点未満

合評価: 60 点以上

認評価: 学則第 26・27・28 条に

より認定したもの

*1 病気その他やむを得ぬ事由により通常実習ができなかった際、その学生に対し特に必要と認

められた場合に追実習を行うことができる。

*2 通常実習または追実習において不合格となり、その学生に対し特に必要と認められた場合

に特別実習を行うことができる。 なお、特別実習の成績評価は 60 点以上を合格とし、C 評価をもって最高とする。

(詳細は、「東海大学医療技術短期大学看護学実習に関する細則」による。)

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総説 5

4)出欠席等 (1) 実習単位の取得において、出席率は非常に重要視される。

(2) やむなく欠席・遅刻・早退・欠課する時には、事前に臨床指導者および教員に連絡する。尚、

欠課とは実習時間内に実習場所を離れることをいう。

5)患者を受け持つにあたっての留意事項 患者を受け持つにあたっては、臨床指導者および教員が対象の患者又は家族に以下の内容を

説明し、承諾を得ていることを充分理解し、実習に臨む。 【説明事項の要点】

(1) 学生は患者の治療と回復を最優先して実習する。

(2) 患者には実習の受け持ちを断る、あるいは同意後の学生の看護行為や受け持ちを断る権利が

あり、それによる不利益は生じない。

(3) 学生は、看護の提供にあたっては、説明を行い、患者の理解を得た上で実施する。

(4) 学生が看護を行う場合は、事前に教員・臨床指導者の助言・指導のもとに知識・技術を確認

した上で患者の安全を最優先して実行する。

(5) 学生は法律に基づいて患者および家族のプライバシーを守る。

6.東海大学医療技術短期大学看護学実習に関する細則

(制定 昭和 60 年4月1日)

改訂 1990年4月1日 1993 年4月1日

1995年4月1日 2001年4月1日

2002年4月1日 2005年4月1日

2010年4月1日 2017年4月1日

第1条 本細則は,「東海大学医療技術短期大学学修に関する規則」第3条2項に定める看護学実習

に関する細則を規定するものである。

第2条 各看護学実習を履修することのできる者は,当該学年に在籍し,各看護学実習に関連する

授業科目を履修している者とする。

第3条 実習は通常実習,追実習,特別実習に分けられる。

(1) 「通常実習」とはカリキュラムに定められている当該学生全員を対象に,当該年度の実習

計画に定められた期間に実施される実習をいう。

(2) 「追実習」とは履修資格を有する者が,病気その他やむを得ぬ事由によって「通常実習」

ができなかった場合,その者に対し特に必要と認めた場合に行う実習をいう。

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総説 6

(3) 「特別実習」とは,通常実習又は追実習において不合格となった場合,その者に対し特に

必要と認めた場合に行う実習をいう。

第4条 看護学実習の評価は,各々の授業科目の目標達成度によって,学則第 25条2項に従って評

価する。

第5条 看護学実習の出席が,それぞれの授業科目に定められた実習期間の3分の2に満たない者

は単位を認定されない。

2 各実習における遅刻・早退及び欠課は,7時間をもって1日の欠席とみなす。

3 実習を欠席・遅刻・早退・欠課する場合は,原則として事前にその理由を当該担当教員に届け

出なければならない。

第6条 追実習・特別実習を実施する授業科目及び実習資格者は,教授会の議を経て決定し発表す

る。

2 追実習・特別実習の実施時期は,1年次及び2年次にあっては,当該授業科目責任者が当該実

習施設の看護部門責任者又は受け入れ施設責任者と協議の上,履修年度内に実施する。ただし,

最終学年の実習期限は別に定める。

第7条 追実習を受けようとする者は,実習できなかった正当な理由を裏付ける第三者の証明を添

え,大学が指定した期間内に追実習願を提出し,追実習の許可を受けなければならない。

2 追実習の手続きをした者が事情によりその実習を受けられなかった場合,再度の追実習は行わ

ない。納付済みの追実習料は返還しない。

3 追実習料は,別に定める。ただし,学校保健安全法適用による場合はこれを徴収しない。

第8条 特別実習が認められた学生は,大学が指定した期間内に特別実習願を提出し,許可を受け

なければならない。

第9条 特別実習料は,別に定める。

第10条 特別実習の手続きをした者が,事情によりその実習を受けなかった場合,再度の実習は

行わない。納付済みの特別実習料は返還しない。

第11条 特別実習の成績評価は,60点以上を合格とし,C評価をもって最高とする。

第12条 特別実習において不合格となった授業科目は,次年度再履修しなければならない。

2 再履修は,次年度の実習計画に従い再履修授業科目の全期間を行わなければならない。

付 則

1 本細則の改廃は,教授会の議を経て行う。

2 この細則は,昭和 60年4月1日から施行する。

付 則(2010年4月1日)

1 この細則は,2010年4月1日から施行する。

2 この細則は,2009年度以降の入学生から適用する。

付 則(2017年4月1日)

この細則は,2017年4月1日から施行する。

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総説 7

7.実習に関する注意事項

実習の場は学生にとっては学習の場であるが、同時に様々な健康レベルにある方々が、いのちと向

き合い懸命に生きている現場でもある。そのような場において実習することを十分に自覚し、専門職

業人をめざす看護学生としてふさわしい行動や振る舞いができるよう努める。 また、実習における看護実践は教員・臨床指導者の指導のもとに行うが、事前学習および振り返り

を十分に行い、積極的に学習に取り組むことが重要である。

1)守秘義務について 保健師助産師看護師法 42条の 2 (2001 年の改正で新たに追加された)

保健師、看護師又は准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人 の秘密を漏らしてはならない。保健師、看護師又は准看護師でなくなった後に おいても、同様とする。

(1) カルテの閲覧について

① カルテの閲覧に際しては、患者の個人情報管理の責任を十分認識し、慎重に対応をする。 ② 電子カルテ閲覧用の ID およびパスワード等が配付される場合には、その施設におけるシ

ステムや管理方法を十分理解し、その指示に従う。ID やパスワードの管理・取り扱いには

十分注意する(他人に口外しない)。 ③ 電子カルテにて確認した患者の情報は、プリントアウトしない。

(2) 個人情報の保護について

① 実習中の出来事や各施設に関連する情報をソーシャルメディア(Facebook、Twitter、mixi、Blog、Goole+、Line、You Tube 等)に書き込みやアップロードをしない。

② 公共の場所(病院エレベーター・通路、交通機関、食堂、レストラン、道路など)では、

実習に関わるすべての内容について話さない。 ③ 患者・家族等から自分や他の学生の自宅住所や連絡先を聞かれた場合、自宅住所および電

話番号、E-mail アドレスやアカウント等の個人情報は教えない。 2)報告・連絡・相談について

① 実習場から離れる場合または戻った時は、教員・臨床指導者に報告する。 ヒヤリとしたこと、ハットしたことが生じた場合は、直ちに教員・臨床指導者に報告する。

② 患者・家族から医療に関する質問を受けた場合は、安易な受け答えはせず、教員・臨床指

導者に報告し相談する。 ③ 実習場でお金や品物などを一切受けとらない。相手の方の御好意に配慮し、丁寧にお断り

する。そのようなことが生じた場合は、速やかに教員・臨床指導者に報告する。

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3)服装・身だしなみ等について (1) 原則として所定のユニホームを正しく清潔に着用する。

① ユニホームは頻回に洗濯しいつも清潔に心がける。 ② 髪は肩に着かないように後ろでまとめる。まとめた髪は毛先が広がらないようにネットなど

をつける。前髪も目にかからないように、ピンでとめるなどしてまとめる(下のイラスト参

照)。 ③ ネット、髪留めの色は黒・茶・紺など派手でないものとする。 ④ ワンピース着用時のストッキングは肌色、パンタロン着用時は白い靴下(縁の色やデザイン

が派手すぎないもの)または肌色のストッキングとする。 ⑤ 下着は、透けにくい色(ベージュ・白など)の無地のものとし、袖は半袖までの長さとする。 ⑥ 防寒対策としてのカーディガンなどの着用については、各実習施設の指示に従う。

(2) ピアス、ネックレス、指輪、アンクレットなどの装飾品はつけない。

(3) 爪は短く切り、マニュキュア・ペディキュアはしない。

(4) ユニホーム着用のまま施設外に出る場合や敷地内を移動する場合の身だしなみや行動に留意す

る。

(5) その他実習毎に指示がある場合はそれに従う。

4) 実習施設での注意事項 (1) 自己の言動には責任を持ち、真剣な心構えで行動する。学生同士の私語、大声で話す、高笑い、

ニックネームで呼び合うなどの行為や、患者に対して必要以上に馴れ馴れしい態度で接すること

や不作法な言葉使いをする等のふるまいは慎む。

(2) 看護の対象・周囲の人々および自己の安全を守るために感染予防に注意する。実習中は、各自

自分の免疫に関する状況を把握しておくか、証明するものを携帯しておく。また、必要に応じて

各種予防接種などを受けておく。

(3) 更衣室、討議室、食堂、エレベーターなどは定められた場所を利用し、各施設の規則を正しく

守る。貴重品はできるだけ持参しない。持参した場合には必ず自分の身につけておく。また、ロ

ッカーの施錠を確実に行う。万が一、鍵を紛失した場合には、所定の場所に申し出て、適切に対

処する。(東海大学医学部付属病院(伊勢原)での実習において、ロッカーの鍵を忘れた場合には、

家に取りに戻るか湘南校舎事務室で鍵を借りるかどちらかとする。)

(4) 所持品には名前を付け、指定された場所に置く。共有の空間(学生控え室など)に私物を置いた

ままにせず、その都度かたづける。

(5) 実習中、病棟内での飲水が必要な場合には、教員・臨床指導者に申し出、指示を受ける。

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(6) 実習中および実習施設での喫煙は禁止する。

(7) 実習中は、緊急時以外、私用の電話は取りつがない。

(8) 実習時間中は、携帯電話などはロッカーに入れておき、使用を禁止する。

(9) 通学時は、公共交通機関を利用する。

8.地震災害発生時の対応について

【各実習施設の場合】 ① 実習責任者と実習担当教員が学生の安否を確認し、避難場所へ誘導を行うため、指示に従う。 ② 実習施設に教員が不在の場合は、実習施設の臨床指導者の指示に従う。

CAMPUS NAVI 「危機管理」 地震災害発生時の対応より

9.感染症発症時の報告(連絡・相談)について

感染が疑われる症状がある時には、速やかに受診し医師の診断を受ける。診断後の登校および実

習の可否については、主治医の指示に従う。 また、その旨について、以下の報告経路に基づき、速やかに報告する。

学生の感染症発症時についての報告経路 (実習時)

健康推進室長

学 長

実習担当教員

学科主任

大学事務室

実習科目責任者 領域責任者

発症学生

学 生

全教員

臨床指導者 病棟責任者

病院長

看護部長

メールにて一斉配信 *発症の概略

(期日 学年 感染症名 など)

<矢印について>

学生の報告経路

教職員が行う連絡経路

必要時に教職員が行う連絡

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総説 10

10.実習中の「ヒヤリ・ハット」報告について

1)「ヒヤリ・ハット」報告の意義 人々の安全を守ることは、医療に関わるすべての人の責任である。しかし、医療の現場は、常に様々

な事故の危険をはらんでいる。また「人はエラーをする存在」であり、思いがけないことが起こるも

のである。重大な事故が1件おこる背景には、29 件の軽い事故があると言われ、さらにその軽い事

故がおこる背景には 300 件ものヒヤリとした体験があると言われている。 (「ハインリッヒの法則」)

「ヒヤリ・ハット」報告書を記載する意義は以下の2つである。 (1) 「ヒヤリ・ハット」の内容と経過を、臨床指導者・教員と共に振り返り、発生原因と今後の対

応策について考える。自らの行動と周囲の状況を振り返り、今後の実習や看護活動に役立てる

学習の機会とする。

(2) 集計・分析された「ヒヤリ・ハット」の傾向を全学生が共有することで、学生各自が行動を振

り返るとともに、危険を予測した行動を意識するなど、安全管理の学習の機会とする。

2)「ヒヤリ・ハット」とは いわゆる「アクシデント(事故)」というのは、看護行為を行う過程で患者に何らかの損害を与え

たものであり、「インシデント」というのは、思いがけない出来事で、これに対して適切な処理が行

われないと事故となる可能性のあることをいう。 しかし、この2つを厳密に区別するのは困難な点があり、本学では、アクシデントとインシデント

を含めて「ヒヤリ・ハット」としている。

3)「ヒヤリ・ハット」には、どういうものがあるのか (1) 日常生活の援助に関連するもの:ベッド柵のあげ忘れ、転倒、爪切りでの皮膚の損傷、

器物の破損や紛失など

(2) 診療の補助業務に関するもの:酸素投与ミス、カテーテルの誤抜去、報告ミス、針刺しなど

(3) その他:指導者に報告・相談なく患者に説明、鍵の紛失、記録類の紛失など

4)「ヒヤリ・ハット」の原因 (1) 確認(患者・指示など)が不十分であった。

(2) 観察が不十分であった。

(3) 判断が誤っていた。アセスメントが不十分だった。

(4) 知識が不足していた。知識が誤っていた。

(5) 技術(手技)が未熟だった。手技が誤っていた。

(6) ヒューマンエラーに関するもの

大丈夫だと思った(深く考えなかった)、慌てていた、他のことに気をとられていた、 気がつかなかった、忘れていた、思いこんでいた、イライラしていたなど

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総説 11

5)「ヒヤリ・ハット」をおこさないために (1) 正しい知識をもつようにする。

(2) 正確な観察技術や確認方法を身につける。

(3) おこりうる危険をあらかじめ予測し、どう行動すればよいか考えておく。

(4) 原理原則をふまえ、正確な看護技術を提供する。

(5) 睡眠や休息を十分とり、疲労をためない。

(6) 看護技術は、事前に計画をたて、必ず教員・臨床指導者への報告・連絡・相談をした上で行

う。勝手に実施しない。

6)「ヒヤリ・ハット」報告の流れ 実習中、「ヒヤリ・ハット」が発生した場合、学生は教員および臨床指導者に報告し、 「ヒヤリ・ハット報告」を作成し、提出する。

7)「ヒヤリ・ハット報告」の書式 実習中、「ヒヤリ・ハット」を体験した時は、教員や臨床指導者と相談の上、書式にそって記

載し、実習を担当している教員へ提出する。その場面について、どういう状況であったか、な

ぜそのことが起きたのか、どうすればそのことが防げたのかを所定の用紙を使用し、振り返る。

用紙は、「ヒヤリ・ハット報告」用紙をコピーして使用する。 (なお、書ききれない場合は、別の用紙に書式の項目を転記して記載してもよい。また、記載

にあたっては、黒のボールペンを使用する。)

実習委員会

「ヒヤリ・ハット報告」の集計・分析

学科主任

「ヒヤリ・ハット」報告の流れ

学科主任

教 員

健康推進室

科目責任者

学 生 臨床指導者 病棟責任者

看護部長

病 院 長 学 長

領域責任者 * 破線の矢印へは、必要時報告

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総説 12

「ヒヤリ・ハット報告」を提出することが、実習の評価に影響を与えることはない。また、集

計や分析の際に個人名が公になることもない。 記載された「ヒヤリ・ハット報告」は、コピーしない。

8)安全な医療を提供するための標語

以下は「患者安全のための標語検討委員会」が作成したものです。 わかりやすく覚えやすい標語なので、活用してください。

安全な医療を提供するための 10 の要点 ① 根づかせよう 安全文化 みんなの努力と活かすシステム (安全文化) ② 共有しよう 私の経験 活用しよう あなたの教訓 (問題解決型アプローチ) ③ 規則と手順 決めて 守って 見直して (規則と手順) ④ 安全高める患者の参加 対話が深める互いの理解 (対話と患者参加) ⑤ 部門の壁を乗り越えて 意見かわせる職場環境 (職員間のコミュニケーション)

⑥ 先の危険を考えて 要点おさえて しっかり確認 (危険の予測と合理的な判断) ⑦ 自分自身の健康管理 医療人の第一歩 (自己の健康管理) ⑧ 事故予防 技術と工夫も取り入れて (技術の活用と工夫) ⑨ 患者と薬を再確認 用法・用量 気をつけて (与薬) ⑩ 整えよう療養環境 つくりあげよう作業環境 (環境整備)

医療安全ハンドブック編集委員会編:医療安全ハンドブック① 医療安全管理の進め方,

メジカルフレンド社,p.ⅰ~ⅷ,2002.より

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総説 13

11.手術見学について

1)事前オリエンテーション (1) 目的

受け持ち患者が手術を受ける際に、スムーズに手術室に入室でき、手術見学時に学生としての責

任ある行動がとれるようにする。

(2) 目標

① 手術室の構造・特徴が理解できる。 ② 手術室の感染予防の対策・原則(ハード面・ソフト面)を理解できる。 ③ 手術室入室時に注意すべき事項が理解できる。 ④ 手術室での搬送システムが理解できる。

(3) 方法 ① 時期:3年次における看護学実習開始前(4月頃)

日時、担当教員等の詳細は4月に掲示する。 ② 場所:東海大学医学部付属病院 手術室

③ 当日の流れ: イ) ユニホームに着替え、伊勢原校舎2号館の3HD 教室に集合する。 ロ) グループリーダーが、メンバーの出席を確認し、担当の教員に報告する。 ハ) 指示された時間までに、手術室の入り口へ移動する。 ニ) 手術室担当者から手術室の説明を受ける。 ホ) 終了後、担当教員へ報告する。

*東海大学医学部付属大磯病院の手術室オリエンテーションは、実習時に実施される。

2)手術見学の申込について (1) 受け持ち患者とともに入室希望する場合には、手術見学

申込書に必要事項を記入し、指導者のサインをもらい、

前日の 16:30までに 手術室の窓口に提出する。

(2) 手術見学申込書は、伊勢原校舎においては 3HD 教室、

大磯病院においては実習室に保管されている。

手術見学申込書 学生証番号 氏名 入室目的 日 時 患者氏名 術 式 手術室番号 病棟名 指導者名

東海大学医療技術短期大学

Page 16: 実習要項 - 東海大学 · 2 各実習における遅刻・早退及び欠課は,7時間をもって1日の欠席とみなす。 3 実習を欠席・遅刻・早退・欠課する場合は,原則として事前にその理由を当該担当教員に届け

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12.「実習記録」について

1)実習記録とは 実習記録とは、実習生が受け持つ患者の看護過程を記録したものであると共に、実習生の実習

過程の成長を記録したものである。本学の実習記録には、以下のものがある。 ① 実習計画表 ② アセスメント用紙1 ③ アセスメント用紙2 ④ 問題リスト ⑤ 看護過程展開用紙 ⑥ プロセスレコード ⑦ 日々の体験記録 ⑧ カンファレンス及び事例報告会資料 ⑨ 課題レポート ⑩ 各領域のアセスメントのための記録用紙 ⑪ 実習評価表 2)実習記録の記載と取り扱い上の注意事項 (1) 守秘義務上の注意事項

① 記録は守秘義務上、カルテ同様の取り扱いが必要である(守秘義務違反:民事上)。

「看護記録および診療情報の取り扱いに関する指針」 (日本看護協会) 9 看護記録および診療情報の取り扱いに関する基礎教育のあり方

看護学生が作成した実習記録の管理責任は看護教育者および学生が負うが、実習の

対象者となる患者の個人情報が流出に関する責任は、担当の看護者や看護管理者およ

び施設責任者までにおよぶ場合がある。 9-3 臨地実習中の学生への指導 9-3-1 看護学生の臨地実習における情報の取り扱い 実習記録の保管やプライバシーにも看護記録と同等の配慮が必要となる。

② 実習で知り得た情報は、家族といえども第三者となることを認識し個人の情報を漏らさない。

(2) 記載上の注意事項

① 学生に返却されない実習記録は、自筆で作成する。

② 特定されないように記録する。固有名詞は記述しない。

例)氏 名:匿名(A氏)

生年月日:記さない、必要な場合は年齢のみとする。 住 所:市町村でとどめる。 電話番号:記さない。

職 業:職場名、職位は記さない、「看護師」のように一般的な区分で記載する。

③ 実習記録には、すべて自分の学生証番号と氏名を記入しておく。

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④ 実習記録に実習施設名称を記載する場合は、実習施設一覧表を参照し、正式名称で記載する。

⑤ 患者情報は、指定された記録用紙以外には記録しない。

⑥ 実習施設のカルテなどの個人記録には直接記録をしない。

⑦ 学校および自宅以外の場所で記録をしない。(例:電車内、レストラン内、公共の図書館等)

⑧ パソコン等の電子媒体を使用して、「日々の体験記録」や「課題レポート」を作成する場合

は、記載者本人のみが使用可能な状態(アクセス制限)とするようパスワードを設定する。

また、USBメモリー等の記憶媒体を使用する際は、記載者本人しか見ることができない

ようパスワードを設定し、厳重に管理する。

⑨ 実習記録はサーバーを通さない。(インターネット、携帯電話など)

⑩ パソコンはウイルス対策を万全にして使用する。また、ファイル交換ソフト等は使用しない。

⑪ 個人のパソコン以外を利用する場合には、ハードディスクへの保存をしないことを厳守し、

USBメモリーなどの記憶媒体の抜き忘れなどがないように十分注意する。

⑫ 作成したパンフレット類を患者・家族に渡す際は、責任の所在を明らかにするという観点か

ら、学校名と学生氏名を記載する。また、臨床指導者にも同様の理由から氏名を署名して

もらう。

(3) 取り扱い上の注意事項

① 実習記録は紛失しないように、必ずファイルに綴じて持ち運ぶようにする。

② 病棟内でプリントアウトされた患者情報は持ち帰らない。

③ 患者情報が書かれている記録類は、原則としてコピーしない。

④ カンファレンスや事例報告会で使用する資料は実習施設および学校以外ではコピーしない。

⑤ 実習中、使用するメモは紙がはずれないようノート形式のものを使用し、紛失しないよう携

帯には十分注意する。

⑥ メモ帳、下書きや書き損じた記録用紙は、返却されない記録類に綴じて提出するか、学生が

責任を持ってシュレッダーにかけ処分する。

3)実習記録の提出・返却 (1) 当該実習の実習記録一式を提出する。

※カンファレンスや事例報告会で配付された他学生の資料も提出する。

(2) 原則として、日々の体験記録・課題レポート・実習評価表以外の実習記録は、返却しない。

(3) 実習担当教員は実習記録の提出方法と提出期限を説明する。

(4) 学生は予め提出のために、各実習科目の実習要項の表紙に学生証番号・学生氏名・実習期間・

実習施設名・担当教員名・指導者名を記述しておく。

提出の際は、ホチキス・クリップ等の金具は外し、表紙1(返却される記録類)と表紙2(返

却されない記録類)に分け、各々所定の表紙、裏表紙をつけ金具がついていない綴じ紐でくく

り提出する。

(5) 実習担当教員は、提出された記録を学生と共に確認する。

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4)実習終了後の実習記録の保管・処理 (1) 実習記録は、原則として在学中に限り保管する。

(2) 実習担当教員は、当該実習記録をK館2階実習機材室(鍵管理)の指定場所に収納する。

(3) 領域責任者は、年度末の指定された期限までに完全溶解用の箱に実習記録を入れる。

(4) 溶解処分の手続きは、事務室が行う。

5)実習記録の閲覧 (1) 原則として、実習記録は貸し出さない。

(2) 学生からの閲覧希望があった場合、当該科目の実習担当教員が責任を持って閲覧させる。

(3) 閲覧場所は教員が指定する。

(4) 教員は、実習記録閲覧記録用紙に所定の事項を記入する。

6)各実習に共通して使用する記録 (1) 実習計画表(p.17資料参照)

週間実習目標・日々の実習目標・実習内容を具体的に記入する。全実習の週数における現在の

週数、また各実習における週数を記入し進度を確認し、自己の成長を振り返りつつ進む。

(2) 「看護過程」に関連した用紙(p.18~23資料参照)

① アセスメント用紙1

② アセスメント用紙2

③ 問題リスト ④ 看護過程展開用紙

(3) プロセスレコード(p.24~25資料参照:プロセスレコード活用の手引き)

印象に残る、或いは気がかりな看護場面を振り返ることにより、患者と自分のあり方、およ

び相互関係について明らかにし、学びとする目的で活用する。

(4) 日々の体験記録

① 毎日の実習をとおしての自己成長の記録となるように、日々、気づいたこと、感じたことの

事実と、それらの現象について調べたり、考えたりして意味づけたことを記載する。 ② A4版、用紙は縦、横書きとする。手書きの場合はレポート用紙使用、パソコン使用時は罫

線なしの白紙も可とする。 ③ 記録をとじて提出することを考え、左側に余白を2センチ以上設けること。 ④ 記述の形式は下記を参照すること。

ホチキス止め No. 日々の体験記録 実習場所 実習月日(曜日) 2cm 学生証番号・氏名

※ 2枚以上となる場合は右上に番号をつけ、とじて提出する。 ※ 科目により指定書式がある場合はそれに記載する。

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実 習 計 画 表 週間実習目標 月日 月 日 ( ) 月 日 ( )

・実習要項に提示されて

いる実習の目的・目標を

達成するための自己の目

標を立案する。 ・1 週間単位で立案し、具

体的な文章にして記述す

る。 (自己の学習課題および

目標を明らかにして実習

に取り組む。) 1週間が経過した時点

で、目標の達成状況と学

習の過程を評価して、翌

週の課題と目標を明らか

にする。

当該看護実習 の現在の週(単位)数

日 々 の 実 習 目 標

1.実習の目的・目標、さらにそれを具体化した自己の週間実習目標を

達成するために、日々の実習目標および学習目標を立案する。 2.実習計画やその日の受持患者様の状況をふまえて、具体的に文章化

し、記述する。 [例] ・患者が疲労感を感じることなく全身清拭を受けることができ

る。 ・患者は食欲不振の訴えがあることから、コミュニケーションを通して、ま

ず食欲に関連する情報の収集を行い、必要な援助を見出すこと

ができる。 (目標は複数設定してもかまわない。)

・患者の状態の変化や教員・臨床指導者からの助言、その他によって日々

の目標や計画を変更したり中止する場合は修正する箇所に を引き、修正した内容は赤字で加筆する。

時間 受持患者 行動計画 時間 受持患者 行動計画

・受け持ち患者のその

日の予定を記述する。 [例] 9:15 環境整備 10:00 検温 10:30 清拭 12:00 昼食 ╎

当該看護実習の 全実習週(単位)数

現在の実習週(単位)数

・日々の実習目標を達成するための1日の行動

計画を経時的に記述する。 ・その日の自分の実習における行動を明確にす

るためのものである。計画は具体的に立案し

記述する。 [例] 8:30 申し送りを聞く 9:00 本日の実習計画を発表し助言を受ける。 9:15 環境整備 10:00 バイタルサインの測定 朝食の摂取状況、嘔気・嘔吐の有無、・・・ 10:30

石鹸を用いた全身清拭の実施 11:00 12:30 休憩 13:30 カンファレンスルームにて記録の整理 情報の整理と「栄養、代謝」のアセスメント 15:30 カンファレンス テーマ:患者の全体像をどうとらえたか 16:00 翌日の実習計画についての打ち合わせ 16:30 実習終了

全実習の 合計実習週(単位)数

実習 現在の実習週/ 週 (全 週/ 週) 学生氏名: 受持患者:

全実習のうちの現在の実習週(単位)数

総説

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データベースの指針と看護診断類型(松木の生活行動様式に基づく:成人・高齢者用)

・最近の一般的健康状態はどうか ・体格 健康探求行動(特定の) 非効果的地域社会コーピング・今回の病気や入院について気がかりや苦痛はないか ・外観 成長発達の変調 非効果的治療計画管理:個人ノンコンプライアンス・病気の原因をどう思っているか ・身づくろい 発達変調のリスク状態 非効果的治療計画管理:家族・今回の入院で大切だと思っていることは ・衛生 成長変調のリスク状態 効果的治療計画管理:個人・看護師にどんなことをしてほしいか 非効果的個人コーピング 身体損傷のリスク状態・今まで健康を保つためにどのようなことをしてきたか 適応障害 感染のリスク状態・今まで医療従事者から受けた注意や指導は容易に守れたか 防御的 非効果的健康維持・この1、2年生活上に大きな変化があったか 非効果的否認 術後回復の遅延・いつも大きな問題があったときはどう処理しているか 非効果的家族コーピング:無力な

その方法は有効だったか 非効果的家族コーピング:中途半端な・いつも相談できるのは誰か 家族コーピング:潜在的成長力・家族は大きな問題があった時どう対応しているか 地域社会コーピング促進への準備状態

・喫煙の有無と量、喫煙に関する知識 ・体温、熱型 ガス交換障害 体液量不足のリスク状態・咳、痰、息切れなどの症状の有無、程度 ・呼吸(数、深さ、リズム、呼吸音など) 非効果的気道浄化 心拍出量の減少・血圧が高いといわれたことはないか ・脈拍(数、リズム、緊張度など) 非効果的呼吸パターン 体温変調のリスク状態・手足の冷感はないか ・血圧 自発呼吸維持不能 低体温・胸部痛の経験はないか ・出血量の有無 人工換気離脱困難反応 高体温・最近発熱の経験はないか ・呼吸困難の有無 組織還流の障害(特定の) 非効果的体温調節機能

体液量平衡維持のリスク状態

体液量の過剰

体液量の不足

・食欲の有無 ・身長/体重 栄養摂取消費バランス異常:必要量以上・嚥下可能か ・義歯、欠歯の有無・本数 栄養摂取消費バランス異常:必要量以下・水分/食物の摂取量 ・食事摂取内容 栄養摂取消費バランス異常リスク状態:過剰摂取・食事時間/回数 ・消化・吸収能力 嚥下困難・偏食の有無、嗜好品、常用薬 ・非経口的栄養(種類)・嘔気/嘔吐の有無 ・臨床検査所見:TP,Alb,Hb・最近の体重の変化

・排便障害はないか ・便の性状、量 便秘 切迫性尿失禁・排便習慣、回/日 ・尿の性状、量 知覚的便秘 機能性尿失禁・排尿障害はないか 便失禁 完全尿失禁・排尿習慣、回/日 便秘のリスク状態 切迫性尿失禁のリスク状態

排尿の変調 尿閉

腹圧性尿失禁 悪心

反射性尿失禁

栄養・代謝

呼吸・循環・体温調節

排   泄

診 断 類 型看護歴(主観的データS) 観察・測定(客観的データO)

健康認識・健康管理

総説

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・日常生活動作の自立度:食事、入浴、排泄、床上での動作、 ・姿勢、歩き方 身体可動性の障害 活動耐性低下のリスク状態

着衣、身づくろい、家事、買い物、その他 ・身体欠損、関節可動域、装具使用状況 末梢性神経血管機能障害のリスク状態 睡眠パターンの混乱・1日の過ごし方 ・日常生活動作:食事、入浴、用便 周手術期体位性身体損傷のリスク状態 睡眠奪取・運動の習慣や趣味 身づくろい、更衣 歩行の障害 気分転換活動の不足・睡眠パターン、睡眠障害の有無 レベル1セルフケア可 車椅子移動の障害 家事家政の障害・常用薬の有無、種類、量    2器具装具によりセルフケア可 移乗能力の障害 摂食セルフケアの不足

   3一部介助や監督が必要 床上移動の障害 入浴/清潔セルフケアの不足

   4全面的に介助が必要 活動耐性の低下 更衣/整容セルフケアの不足

消耗性疲労 排泄セルフケアの不足

・皮膚・粘膜の損傷と症状 ・皮膚の色、乾燥、損傷の部位 組織統合性の障害・清潔習慣:入浴、洗髪、口腔の清潔、衣服 ・皮膚の汚れ、分泌物 口腔粘膜の変調

・粘膜(口腔)の色、乾燥、 皮膚統合性の障害

損傷の部位・程度 皮膚統合性の障害のリスク状態

・衣服の材質、汚染 歯生障害

・月経の起始と型、閉経の時期 ・診療所見 性的機能障害・妊婦と出産の経験 非効果的セクシュアリティパターン・必要時:性的関係の満足度・必要時:避妊具(薬)の使用と問題状況

・印刷物は読めるか、眼鏡・コンタクトの使用の有無 ・視力、聴力 感覚・知覚の変調(特定のタイプ:視覚、聴覚、 言語的コミュニケーションの障害・会話は聞こえるか、補聴器使用の有無 ・発語状況、使用言語、語彙 運動覚、味覚、触覚、嗅覚) 知識不足(特定の)・疼痛や不快感の部位、程度、常用薬の有無 ・意識 片側無視 急性混乱・記憶の変化 ・理解力、記憶力 疼痛 慢性混乱・麻痺、しびれ、掻痒感の有無 慢性疼痛 思考過程混乱

・自分自身の感じ方に関する変化はないか ・声の調子、話し方 ボディイメージの混乱 記憶の障害・自分の身体や身体の変化をどう感じるか ・姿勢、視線、注意の範囲 自己尊重の混乱 心的外傷後反応・不安、恐怖、悩み、抑うつ、無力を感じるか、どんな援助を求めるか ・情緒状態 自己尊重の慢性低下 レイプ心的外傷シンドローム:複合反応・人生設計はほぼ達成できたか ・態度(積極的か受動的か、マイペースか 自己尊重の状況的低下 レイプ心的外傷シンドローム:沈黙反応・これからの計画はあるか 従順か) 自己同一性の混乱 心的外傷後シンドロームのリスク状態・入院してできないことはないか 絶望 不安・決定は容易にできるほうか、困難か 無力 死の不安・信仰している宗教はあるか 悲嘆機能の障害 恐怖

予期悲嘆 意思決定上の葛藤

慢性悲嘆 霊的苦悩

暴力のリスク状態:対他者 霊的苦悩のリスク状態

自己傷害のリスク状態 霊的安寧促進への準備状態

暴力のリスク状態:対自己

・住居とその環境 ・屋内気候、採光、騒音 社会的相互作用の障害 家族介護者役割緊張・家族構成と関係(連絡先と連絡人) ・病室の位置、広さ、同室者の有無 社会的孤立 家族介護者役割緊張リスク状態・その人のもつ役割は何か ・家族、医療従事者、同室者との人間関係 孤独感のリスク状態 家族機能障害:アルコール症・家族のことで病気や入院により心配になることはないか ・医療費支払い区分 非効果的役割遂行 親の役割葛藤・家族は通常問題が起きた時どのように処理しているか ペアレンティング障害・職場のことで気になることは、収入はどうなるか ペアレンティング障害のリスク状態・家族以外に支えになる人や交流している人はあるか 家族機能破綻

活動・休息

役割・関係

皮膚粘膜の保全

性・生殖

感覚知覚伝達

自己像・自己実現

松木光子編:看護診断・実践・評価の実際 -看護実践の系統的アプローチ-,南江堂,p.32-33,2004.          ※看護診断類型は、最新の診断分類や診断基準と照合し、決定する。

説 19

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アセスメント用紙1 受け持ち患者 学生証番号 学生氏名 生活行動 様式 情報とその意味(解釈・分析)

健康認識 健康管理 呼吸・循環 体温調節 栄養・代謝 排泄 活動・休息 皮膚粘膜の 保全 性・生殖 感覚知覚 伝達 自己像・ 自己実現 役割・関係 その他

松木のデータベースの指針を参考に、患者の情報を生活行動様式ごとに整理します。 個々の情報の意味を単独に考えるだけでなく、生活行動様式ごとにあるまとまりをもって考えていきます。

総説

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アセスメント用紙2(対象の全体像) 受け持ち患者 学生証番号 学生氏名

アセスメント用紙1で整理した情報や、学習したことをもとにして,受け持ち患者の

全体像を関連させながら図にします。 受け持ち患者の現在の病状や行われている治療・処置、入院や健康を損ねたことによ

って生じている生活の変化、それらに関与する様々な背景など、看護を必要とする問

題や、すでに行われている看護などを図や絵に盛り込んでいきます。 この図を見ることによって、目の前に実際の患者が浮んでくるように描いていきます。 図をわかりやすくするために、線や矢印の種類を変えたり、治療や処置、看護上の問

題や行われている看護などを区別できるように、印や囲みや色を変えるなど凡例を明

示し、工夫して下さい。(書き方の例を右下に示してあります。)

*関連図・図・絵などを用いて記載する

総説

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受け持ち患者 問題リスト

学 生 氏 名

確認日 問 題 リスト

優 先 順 位 看護上の問題 解決日

問題を確認した日を記入します。

看護上の問題を列挙し、それぞれに#をつけ、通し番号をつけます。 看護上の問題の番号は最後まで変わることはありません。

問題に優先順位をつけます。患者の変化に沿って、その時期の看護上の問題は 変わっていきます。問題の優先順位もそれに応じて変わっていきます。

看護上の問題は、以下のように記述します。

1.『○○(原因・誘因)に関連した~(問題)、証拠(症状・徴候):***』(3 部構成) 2.『○○(原因・誘因)に関連した~(問題)』(2 部構成)

問題が解決したとき、解決日を記入します。

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看護過程展開用紙 受け持ち患者 学生証番号 学生氏名 日 情報(初期データ・追加データ)実施の事実・結果・対象の反応) 日 アセスメント(実施の評価) 日 問題点 日 患者目標 日 具体策

<初期データ・追加データ>

問題を特定したS情報やO情報を記入し

ます。

S情報とO情報は、記入欄を分けて書く必

要はありません。

それぞれの情報が得られた日を記述しま

す。

<実施の事実・結果・対象の反応>

具体策を実施した場合は、実施した月日を

記入します。

どの具体策を実施したのかがわかるよう

に、具体策の表示に沿って0-P①②…、

T-P②、E-P①…というように記入し

ます。

実施の事実を簡潔に記載するとともに、実

施後は、実施して得られた結果・対象の反

応をS情報、O情報として記入していきま

す。

目標達成に至るまで、あるいは問題や目標

の変更に至るまでの日々の実施を継続して

記録していきます(用紙が、2枚目、3枚目

と続いていくことになります)。

問題の妥当性を検証するために、アセスメント

月日を明確にして以下の内容を文章で

記述します。

・どういう問題が発生しているか[問

題の種類と程度(正常からの逸脱)]

・問題の原因や誘因は何か、それら

をその問題の原因や誘因と考えた

根拠は何か[問題の原因・誘因]

病態関連因子・治療関連因

子・状況関連因子・発達関連

因子の4つの視点から述べる

・その問題が続いた場合どうなるか

(問題の成り行き)

・その問題に対する患者本人の問題

解決能力はどうか、また、その限

界はどこか、それらに対して看護

が必要とされるものは何か(対象

の問題解決能力とその限界及び看

護の必要性)

<実施の評価>

具体策を実施した場合は、情報欄に記

載した実施の結果・対象の反応に基づ

き目標に照らして評価を行い、具体策

の効果を検討して月日とともに記入し

ていきます。具体策の修正や変更の必

要性についても評価します。

情報欄と同様に、目標達成に至るまで、

あるいは問題や目標の変更に至るまで継

続して記録していきます。(用紙が、2

枚目、3枚目と続いていくことになりま

す)。

問題確認日を記入

します。

確定した看護問題

を 3 部構成または 2

部構成で記入しま

す。

1用紙に1問題を展

開しますので、問題

が複数ある場合は、

この用紙が問題点毎

に複数枚必要になり

ます。

目標立案日を月日で記入

します。

目標は長期目標と短期目

標を設定します。

問題点の解決や軽減がで

きたときの患者の姿、つま

り、患者がどのような状態

になることを目標にして

いるのかを患者を主語に

して文章化します。

表現は誰が見ても同じよ

うに評価できるように具

体的に記述します。

目標達成予定日を月日で

記入します。

(例 11/3迄)

目標達成するための具体策を記述します。

O-P(観察計画)、T-P(ケア計画)、E-P(教

育・指導計画)に分けて、6W1Hを意識して具体

的に記述します。

when, where,(who),(whom), what, why, how

それぞれの項目には、番号を付けます。

例 O-P①‥

②‥

③‥

T-P①‥

②‥ etc.

それぞれの項目の立案月日を記入します。

<修正・変更した具体策>

評価の結果、具体策の修正や変更の必要性が生じた場

合、その月日、どのように修正や変更をしたのかがわ

かるようにその内容を記述します。 目標の達成状況

目標達成状況を評価した

日を月日で記入します。

目標の達成日、あるいは達

成予定日、あるいは変更が

生じた場合などに、それま

での日々の実施・評価を総

合して、目標の達成度を評

価します。

達成度を判断した根拠とな

る事実と、その判断根拠を

記述します。

総説

23

No

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プロセスレコード活用の手引き

1.プロセスレコードの目的 印象に残る、或いは気がかりな看護場面を振り返ることにより、患者と自分のあり方、および相互関係

について明らかにし、学びとする。 2.プロセスレコードを用いた振り返りの意義 1)気がかりな看護場面の振り返りをすることにより、自己の成長に役立ち看護の質の向上につながる。 2)患者の援助へのニードを明確化し患者の必要とする援助を導き出し、その援助への自己活用を明ら

かにすることができる。 3)看護場面を客観的に吟味することにより、新しい知識や技能、価値観を構築することができる。

3.記録の書き方

日時: 月 日 学生氏名: 患者概要: プロセスレコードをとった理由: 場面状況: 私が知覚したこと 私が考えたり

感じたりしたこと 私が言ったり

行ったりしたこと 分析・考察

分析・考察を通してどのような気づきが得られたか

プロセスレコードを取った理由:分析・考察の中心となるものである。なぜ印象に残ったのか、どのよ うな『気がかり』を感じたのかを記述する。 患者概要:読み手が患者像をイメージできるような情報を簡潔に述べる。 場面状況:そのときその場の状況を簡潔に述べる。 私が知覚したこと:患者の言葉や表情・動作、及び、第三者の言動を記入する。 私が考えたり感じたりしたこと:その時その場の事実のみとし、後から思ったことは分析・考察の欄に

記す。 私が言ったり・行ったりしたこと:その時その場の事実のみを記述する。

4.留意事項 ・対象との相互作用をもった直後に記述する事が望まく、場面の事実をできるだけ詳細に正確にありのま

まに記述する。 ・場面の経時的な流れにそって①から順に通し番号をふり、順番に記述する。 ・ありのままの事実を記録することに意味があるので、後で記録しているうちに「ああいえば良かった」

「これはまずかった」などと考えても省略や修正はしない。 ・詳しく思い出せないことは空欄(番号はつけておく)にしたり、おおまかにこのような感じだった(例

えば、趣味の話しを5分ぐらい続けた)ということを書く。

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5.分析・考察の方法 1)分析・考察は、「私が知覚したこと」、「私が考えたり感じたりしたこと」、「私が言ったり行ったりした

こと」がそれぞれどのように関係し合っているかをみる。そして、そこに不一致がないか、あるとすれ

ば何故そうなったのか考えてみる。 2)さらに、現れた言動だけでなく、その背景にどのような思い(思考・感情・願い)や状況があったの

かを考えてみる。 3)2)に対し、どのような対応ができるかを考えてみる。 4)分析・考察を行ってみての総合的な気づきを『分析・考察を通してどのような気付きが得られたか』

に記述する。そのときその場での自己のあり方だけでなく、日頃のあり方についても考えて見ることで

より本質的な自分に気づくことができる。 5)一人で分析・考察するだけでなく、他者の意見を聞くことで考察の深まりが得られるため、アドバイ

スを受けたり、グループ検討を行うとよい。 <プロセスレコードのグループ検討を行う場合> (1) ロールプレイの活用 (2) 事例提示者のプロセスレコードを取った理由を中心に検討する。

・どのような状況が起きていたのか。 ・この場面から感じたこと(患者はどのような援助へのニード゙を持っていたのか、患者の個別性とそ

れに応じた援助方法は何か、この相互作用によって患者と看護者が得た成果は何か等)を述べ合う。 ・この場面において患者・看護者はどのような思い(思考・感情・願い)を体験していたか。 ・今後の関わりへの示唆が得られるようにする(次に同様の場面でどうするか、具体的な関わり、こ

の場面をもとに今後どのように関係を発展させたらよいか)。 (3) 留意点 ・検討時間は 30 分程度とする。 ・あくまでも事実を基に検討する(その場には戻れない、推測よりもこの場面であいまいなままのこ

とは何かを明らかにし、今後どのようにして明確にしていくのかを話すことのほうが発展性があ

る)。 ・検討の最後に事例提供者が感想を言う機会を設ける。

総説 25

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総説 26 13.臨地実習における看護技術水準の手引き 1.目 的

看護技術の実施にあたり、患者の権利の保障と安全性の確保を最優先に考え、看護技術

を修得するための指標とする。

2.活用方法

1)看護技術を実施する際には、看護技術水準を確認する。 2)看護技術水準とは、以下を示す。

水準1:教員や看護師の助言指導により学生が単独で実施できるもの 水準2:教員や看護師の指導・監督のもとで学生が実施できるもの 水準3:学生は原則として、看護師・医師の実施を見学する

3)看護技術水準は、個々の学習状況・受け持ち患者の状態を合わせて実施する。 4)看護技術を実施する際には、十分な事前学習を行う。また実施中も自分の行動に集

中することなく、患者の安全安楽を最優先する。 5)複合的に看護技術を実施する場合(転倒転落の危険のある患者のバイタルサイン測

定等)は、それぞれの技術項目の水準を考えて実施する。 6)本手引きに記載されていない看護技術項目は原則として、見学とする。

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表:看護技術水準 総説 27

1 病床環境の調整 1 61 気道内加湿 1 121 簡易式尿検査 1

2 ベッドメーキング 1 62 スクイージング・軽打法・振動法 2 122 尿比重の測定 1

3 臥床患者のリネン交換 2 63 体位ドレナージ 2 123 尿量測定 2

4 食事介助(嚥下障害除く) 1 64 酸素吸入療法 1 124 尿検体の取り扱い 2

5 食事介助(嚥下障害時) 2 65 酸素ボンベの操作 2 125 診察の準備と介助 1

6 哺乳 1 66 吸引:鼻腔内 1 126 検査の準備 2

7 離乳食 1 67 吸引:口腔内 1 127 検査の介助 2

8 経鼻胃チューブ:挿入・確認 2 68 吸引:気管内 2 128 検査後の安静保持の援助 2

9 経鼻胃チューブ:流動食の注入 2 69 気管切開の準備・介助 3 129 検査前、中、後の観察 1

10 経管栄養法:胃瘻 2 70 人工呼吸器装着患者のケア 2 130 穿刺の準備・介助 2

11 排泄援助:尿器 1 71 人工呼吸器の操作 3 131 牽引療法の管理 2

12 排泄援助:便器 1 72 低圧胸腔内持続吸引中の患者のケア 2 132 ギプス療法の管理 2

13 排泄援助:おむつ交換 1 73 低圧胸腔内持続吸引器の操作 3 133 関節可動域の測定 2

14 排泄援助:ポータブルトイレ 2 74 温罨法 1 134 腸蠕動音の聴取 1

15 失禁ケア 1 75 冷罨法 1 135 酸素飽和度の測定 1

16 排尿困難時の援助 1 76 マッサージ 1 136 意識レベルの判定(神経学的) 2

17 グリセリン浣腸 2 77 創傷処置 2 137 術前オリエンテーション 2

18 摘便 2 78 褥創予防ケア 1 138 術後ベッド作成・必要物品準備 2

19 ストーマ造設者のケア 2 79 各種ドレナージの管理 2 139 剃毛 2

20 一時的導尿法(実施は女性のみ) 2 80 包帯法 2 140 臍処置(手術前) 2

21 膀胱内留置カテーテルの管理 1 81 経口与薬 2 141 出血量の測定 2

22 膀胱内留置カテーテルの挿入 2 82 口腔内(舌下)与薬 2 142 分娩時の呼吸法 2

23 膀胱内留置カテーテルの抜去 2 83 経皮薬投与(貼付・塗布) 2 143 アプガースコア測定 2

24 トイレットトレーニング 2 84 直腸内与薬方法 2 144 子宮底の測定 2

25 歩行・移動の介助 1 85 点眼与薬 2 145 レオポルト4段診察法 2

26 車椅子の移乗 2 86 皮内注射 2 146 保育器管理 2

27 車椅子での移送 1 87 皮下注射 2 147 臍処置(新生児) 2

28 ストレッチャーの移乗 2 88 筋肉内注射 2 148 死後の処置 2

29 ストレッチャーでの移送 2 89 静脈内注射 2 149 消毒薬の希釈法 1

30 松葉杖の調整・使用方法 1 90 点滴静脈内注射の管理 2 150 無菌操作 2

31 自助具の活用 1 91 輸液ポンプの操作 2 151 スタンタ ート フ リコーションに基づく手洗い

1

32 杖・歩行器による歩行介助 1 92 中心静脈栄養の管理 2 152 防護用具(手袋,ゴーグル,ガウン等)の装着 1

33 小児の遊び 1 93 輸血の管理 3 153 使用器具の取扱い(感染防止) 1

34 小児の学習支援 1 94 緊急時の応援要請 1 154 感染性廃棄物の取扱い 2

35 余暇活動の支援 1 95 意識レベル把握 1 155 針刺し事故防止対策 2

36 関節可動域訓練 2 96 気管確保 3 156 乳幼児の固定 2

37 体位変換 1 97 アンビューバックの使用 3 157 転倒・転落・外傷予防 2

38 廃用症候群予防(呼吸機能) 2 98 気管内挿管の準備・介助 3 158 患者誤認防止 1

39 廃用症候群予防(自動・他動運動) 2 99 止血 3 159 インシデント・アクシデント報告 1

40 入眠・睡眠の援助 1 100 除細動器の使用(体外式) 3 160 災害発生時の対応 2

41 安静保持 2 101 閉鎖式心マッサージ 3 161 放射線暴露防止 2

42 体動制限のによる苦痛の緩和 2 102 人工呼吸 3 162 誤薬防止 2

43 新生児・乳幼児の抱き方・寝かせ方

1 103 バイタルサイン測定(体温,呼吸,脈拍,血圧) 1 163 リラクセーション 1

44 リラクセーション 1 104 体温測定:直腸 1 164 温罨法 1

45 身だしなみを整えるための援助 1 105 呼吸音聴取 1 165 冷罨法 1

46 ひげ剃り 1 106 心拍測定 1 166 マッサージ 1

47 爪切り 1 107 心音聴取 1 教育指導 167 教育・指導 2

48 耳垢除去 1 108 胎児の心拍測定 2

49 口腔ケア(嚥下障害なし) 1 109 頭囲測定 1

50 口腔ケア(嚥下障害あり) 2 110 胸囲測定 1

51 義歯の取り扱い 1 111 腹囲測定 1

52 臥床患者の寝衣交換(輸液ライン等無) 1 112 座高測定 1

53 臥床患者の寝衣交換(輸液ライン等有) 2 113 身長測定 1

54 臥床患者の清拭 1 114 体重測定 1

55 洗髪 1 115 心電図モニターの管理(3点誘導) 2

56 手浴 1 116 心電図:十二誘導 2

57 足浴 1 117 静脈血採血 2

58 陰部洗浄 2 118 簡易血糖測定 2

59 入浴介助 1 119 心胸郭比の測定 2

60 沐浴 2 120 中心静脈圧の測定 2

水準環

調

呼吸循環を整える技術

症状・生体機能管理技術

食事の援助技術

排泄援助技術

創傷管理技術

与薬の技術

活動休息援助技術

感染予防技術

救命救急処置技術

安全管理の技術

症状・生体機能管理技術

分 類  技術項目 水準

安楽確保の技術

清潔・衣生活援助技術

水準 分 類  技術項目分 類  技術項目

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14.実習カンファレンスの手引き

この資料は、実習中のカンファレンスを円滑に運営することを目的として作成しました。

1)カンファレンスとは…

カンファレンスは、「会議」「協議」「相談」などと訳され、複数の人が気にかかることや関心

を持っていることを話し合い、相談してよりよい解決法を見つけることです。

看護の臨床では、看護の対象となる方にとって『適切な』看護を探っていく過程で用いられてい

ます。実習においても、学生同士や臨床指導者などと意見を交換しあいながら、より良い看護実践

を模索していくために行われています。

「体験を話しあったり、それに対する意見を聴きながら、自己の学習内容を深める」というカン

ファレンスの目的を達成するために、この資料を活用してください。

2)「5W1H」

カンファレンスにおける「5W1H」は、次の通りです。

When =いつ…カンファレンスの時間の設定です。始まりの時間と終わりの時間を明確にしてお

きましょう。

Where =どこで…カンファレンスの場所を決めましょう。参加者全員の顔が見えるような配慮も

工夫しましょう。

Who =だれが…カンファレンスに参加するのは誰かを決定します。学生同士だけで行うのか、

臨床指導者に参加してもらうかなどです。

Why =なぜ…何のために話し合うのか、なぜそのテーマなのかなどの理由を明らかにすること

です。実習では予めカンファレンスをするように計画されていますが、参加者が

なぜ話し合うのかの意味を明らかにしておく必要があります。「やらされる」カ

ンファレンスではなく、「やる」カンファレンスにしましょう。

What =なにを…テーマのことです。

How =どのように…この手引きを参考にしてください。

3)カンファレンスの流れ

テーマを決める

役割を決める

話し合う

記録をとる

評価する

4)テーマを決める

「テーマの決定」は、カンファレンスを効果的に行うためにとても重要なことです。

カンファレンスに参加している全員が、何について話し合っているかを十分に理解していないと、

意見を述べることができません。そのために、テーマを『ことば』で表現しておく必要があります。

その場合、例えば「病棟の構造」について話し合うより「病棟の構造と患者さんの1日の生活」

のように、より具体的に表現した方が、参加者は何を話し合うか明確になります。このように、「何

総説 28

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を」「どのように」話し合うことによって、「何が」明らかになるか、ということを盛り込むよう

にしましょう。

5)役割を決める

カンファレンスでの役割は、司会、メンバー、書記、タイムキーパー(時計係)などです。この

他に、助言者という役割もあります。

役割を決める方法は、自薦・他薦・ジャンケン・くじ引き・順番など、いろいろな方法がありま

すが、できるだけさまざまな役割を経験できるようにしましょう。それも大切な学習になります。

(1) 司会とその役割

司会は、カンファレンスが円滑に運用されるための役割を担います。

① 時間配分を決める

テーマに従って、与えられた時間をあらかじめ幾つかに分けておきます。

「体験を話し合う」のは、1人□分として、全体で○分くらい、質疑応答や意見交換に△分、

まとめに◇分というようにしておくと、進行が滑らかになるでしょう。

時間の管理を司会がする場合もありますが、タイムキーパーの援助を受けるとより円滑に進

行することもあります。時間配分の時点から、タイムキーパーと相談するようにしましょう。

② 思考過程の援助

いま「何について」話し合うのかを、参加者に伝えましょう。

話し合いの途中で、話がテーマから外れたような場合は整理が必要です。

そのためには、司会者自身があまりたくさん話さない方がよい場合もあります。参加者が、

話し合いに十分参加できるように配慮しましょう。発言の内容がゴチャゴチャして分からない

ようなら、「今の話は、こういうことですか?」と問い返すことも必要になるでしょう。しか

し、繰り返す時間だけ時計は過ぎていきますから、話の内容を必ず繰り返すことは必要ないと

思います。

③ カンファレンスの雰囲気づくり

テーマについて、何を話しても大丈夫という雰囲気づくりをしましょう。そのためには、あ

なたの素敵な笑顔をメンバーに見てもらうことです。

すべての参加者が上手に話せるわけではありません。こんなことを言って変に思われないか

しら…、ちゃんと話せないのでは… 、などと心配している人もいるでしょう。参加者が自分

から話そうという気持ちになれるのを手伝ってください。発言したいのに手が上がらない、と

いうこともあります。その場合は、からだや目が話したがっています。それを捉えて発言を促

しましょう。

(2) タイムキーパーとその役割

司会を助けて、カンファレンスの進行が円滑にいくよう配慮しましょう。司会と相談しながら

時間配分を決めたり、決められた時間になったらそれを参加者に伝えるなどの役割を果たします。

(3) 書記とその役割

カンファレンスの状況を記録します。

開催日、開始時間と終了時間、テーマ、司会、書記、タイムキーパー、参加者、助言者などと

総説 29

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記録します。

発言者とその内容を記録する場合は、話の内容をそのまま記載するのが難しいようでしたら、

要旨をまとめて書きます。

司会が何について話し合っているのか分からなくなったら、書記に確かめる場合もあります。

そのときは、記録を見ながら答えられるように記載しましょう。

書記が発言する場合は、一番近くにいる人に一時的に代わってもらうようにします。書記も参

加者の1人として、積極的に発言したいものです。長時間のカンファレンスの場合には、書記を

2人準備して交代に記録することも考えておきましょう。

(4) メンバーとその役割

☆司会の求めに応じて、集中して考え、積極的に発言しましょう。

☆発言するときは、意見の要点をはじめに話すようにすると、話の内容が聞いている人に伝わり

やすくなります。「私は○○だと思います。それは~です」「○○なので△△と考えました」

のように、主語・述語をハッキリ話すように努めましょう。「でぇ~」「~だからぁ」で終わ

りにすると、何がいいたいのか相手に伝わりにくくなるのです。日本語は、最後に述語がくる

言葉なのです。

☆おしゃべりの傾向がある人は、要注意です。1人でたくさん時間をとらないようにしましょう。

1回の発言ではひとつのことを、そうすると多くの人が発言できます。

☆話すのが苦手な人は、聞き役に徹しないように注意しましょう。参加者が話したり聴いたりす

る、そのやりとりを通してカンファレンスが進行するのです。気持ちを楽にして、普段のよう

に自分の言葉で話しましょう。借り物の言葉より、自分の言葉の方が、自分の言いたいことが

伝わりやすいものです。伝わってないように感じたら、参加者に確かめてみましょう。うまく

伝わっていなければ、言い直せばよいのです。

☆話を聴くときは、全身で聴きましょう。うなづいたり、その人の方を向いたりする行動は、話

し手にもっと聴きたいという無言の意思表示です。うつむいていては、あなたの気持ちが伝わ

りにくいでしょう。

☆私語は、話している人の話を「聴きたくない」ということの表現として、相手に伝わります。

話している人に、意識を集中しましょう。

☆感情的になることや個人的な攻撃はやめましょう。互いに学び会う仲間として、相手の意見を

捉えたり、意見を述べたいものです。

総説 30

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総説 31

2017年度実習施設一覧

実習施設名 実習科目 郵便番号 住所 電話番号

1 東海大学医学部付属病院

基礎看護学実習Ⅰ基礎看護学実習Ⅱ成人看護学実習小児看護学実習母性看護学実習在宅看護実習統合実習

259-1193 伊勢原市下糟屋 143 0463-93-1121

2 東海大学医学部付属大磯病院

基礎看護学実習Ⅰ基礎看護学実習Ⅱ老年看護学実習統合実習

259-0198 中郡大磯町月京 21-1 0463-72-3211

3 東海大学医学部付属八王子病院 老年看護学実習 192-0032 八王子市石川町1838 042-639-1111

4 東海大学健康推進センター湘南健康推進室 在宅看護実習 259-1292平塚市北金目 4-1-1 東海大学湘南校舎15号館2階

0463-58-1211

5(医)藤和会介護老人保健施設こまち訪問看護ステーション

在宅看護実習 243-0125 厚木市小野 763-1 046-247-1310

6 (医)三喜会鶴巻訪問看護ステーション 在宅看護実習 257-0001 秦野市鶴巻北 2-14-2 ケアタウンあじさいの丘 0463-76-1515

7 (医)三喜会鶴巻訪問看護ステーションいせはら 在宅看護実習 259-1132 伊勢原市桜台 1-13-13 丸興ビル202 0463-90-3066

8 (医)三喜会鶴巻訪問看護ステーションしぶさわ 在宅看護実習 257-0035 秦野市本町 1-11-19 0463-75-8905

9 神奈川県厚生連JA訪問看護ステーションいせはら 在宅看護実習 259-1125伊勢原市下平間 700 介護老人保健施設ほほえみの丘内1階

0463-91-6192

10 特定医療法人仁厚会仁厚会訪問看護ステーション 在宅看護実習 243-0018 厚木市中町 3-11-20 本厚木ケイビル6階 046-221-3733

11 東芝健康保険組合林間訪問看護ステーション 在宅看護実習 252-0385 相模原市南区上鶴間 7-9-1 東芝林間病院1階 042-742-4132

12 (社)秦野伊勢原医師会秦野訪問看護ステーション 在宅看護実習 257-0031秦野市曽屋 11 秦野伊勢原医師会公衆衛生センター内

0463-81-5154

13(社)神奈川県看護協会おおいそ訪問看護ステーション

在宅看護実習 255-0003 中郡大磯町大磯 971 カタノビル3階 0463-60-3117

14 合同会社ハーモニーケアハーモニーケア訪問看護ステーション 在宅看護実習 257-0004 秦野市下大槻 56-14 0463-26-8045

15 (株)マザー湘南訪問看護そよかぜ 在宅看護実習 253-0064 茅ヶ崎市柳島 1-9-8 0467-53-9925

16特定医療法人社団三思会訪問看護ステーションさつき

在宅看護実習 243-0034 厚木市船子322-1 0462-28-6556

17 (医)三喜会鶴巻温泉病院 老年看護学実習 257-0001 秦野市鶴巻北 1-16-1 0463-78-1311

18 (社)伸生会平塚特別養護老人ホーム 老年看護学実習 254-0061 平塚市御殿 2-17-42 0463-35-3440

19 (社)泉心会泉心荘 老年看護学実習 259-1103 伊勢原市三ノ宮 511-1 0463-92-6722

20 (社)大六福祉会伊勢原ホーム 老年看護学実習 259-1102 伊勢原市子易 1254-4 0463-93-5521

21 (社)研水会高根台ホーム 老年看護学実習 254-0913 平塚市万田 888-1 0463-31-4972

22 (社)松友会らんの里 老年看護学実習 259-1126 伊勢原市沼目 6-1257 0463-97-2002

23 (医)秦和会秦野病院 精神看護学実習 259-1303 秦野市三屋 131 0463-75-0032

24 (医)正史会大和病院 精神看護学実習 242‐0018 大和市深見西 3‐2‐37 0462-61-0161

25 (医)厚仁会秦野厚生病院 精神看護学実習 257-0003 秦野市南矢名 2-12-1 0463-77-1108

26 NPO法人若菜会エアリアル就労継続支援B型事業所 精神看護学実習 243-0406 海老名市国分北 1-8-24 046-233-2320

27 (社)日本医療伝道会総合病院衣笠病院ホスピス 成人看護学実習 238-8588 横須賀市小矢部 2-23-1 046-852-1182

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総説 32

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東海大学医学部付属大磯病院 フロアガイド

病理解剖室

霊安室

整形外科 入退院支援センター

放射線科(一般、一般断層、CT、X-TV、骨密度、血管撮影、乳腺) 読影室

4C(HCU)病棟

図書室 医療安全対策室 感染対策室 実習教員室

3F

3A病棟 〔内科系病棟〕

3B病棟 〔整形外科病棟〕

3C病棟 〔内科系・小児病棟〕

5F5A病棟〔外科系〕 特別病室

青松ホール(職員食堂) 会議室(A・B・C)

4F

地域包括ケア病棟

2F

2A病棟 〔教育研修用病棟〕

回復期リハビリテーション病棟

人工腎室 歯科口腔外科 リハビリテーション科 リハビリ訓練室 特別浴室 鍼灸治療室

総合研究室 患者支援センター 外来治療室 健康推進室

皮膚科 小児科 精神科 栄養指導室 人間ドック控室

検査室(血液・尿、脳波、肺機能、心電図、超音波、内視鏡室) 病理検査室

2F

実習室

女性更衣室

学生室(研修医・医学生)

2F

1F

防災センター コンビニエンスストア

B1F

手術室 滅菌材料室 栄養科 薬剤科 リネン室 電気室 発電機室 ボイラー室 中央監視室

診療情報管理・カルテ室 SPDセンター(物品供給管理配送センター)  コインランドリー

MRI 麻酔科 女性更衣室 男性更衣室

初診・紹介受付 入退院受付 外来計算受付 医事会計

1F

中央処置室 救急外来 外科 形成外科 内科 婦人科 耳鼻咽喉科 眼科 泌尿器科 脳神経外科

情報システム管理室

事務課

事務棟

事務部長室

医事課

教育実習棟

たんぽぽ保育所1F

カンファレンスルーム3

総説

33

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総説34東海大学八王子病院 フロアガイド

<病院棟> 2017.3.31現在

10階

9階

8A病棟:

8B病棟:

7A病棟:

7B病棟:

6A病棟:

6B病棟:

5A病棟:

5B病棟:

4A病棟:

4B病棟:

外  来:

健康管理センター、薬剤科、臨床検査技術科(検体検査・生理検査)、医療連携室

<モール棟>

3階

2階

1階

<管理棟>

3階

1階

<研修棟1> <研修棟2>

3階 仮眠室 3階 教授室、委託会社事務室

2階 2階 図書室、教授室、カンファレンスルーム

1階 医師居室、院内保育室 1階

更衣室、院内保育室、委託会社事務室

カンファレンスルーム、教授室、委託会社更衣室

レストラン、バス停(JR八王子駅行・JR日野駅行・宇津木台行 ほか)

医局、情報システム課、更衣室

2階総病院長室、病院長室、副院長室、看護部長室、看護部、事務部長室、事務課

中会議室、小会議室、コピー室、自動販売機コーナー

霊安室、解剖室

TOKAIホール、患者支援センター(地域連携・入院調整)、渉外対策室、コンビニエンスストア、オープンカフェ、介護用品ショップ、花屋、クリーニング屋、コインロッカー、タクシー乗り場、ATM

3階

精神科・心療内科、皮膚科、泌尿器科、産科・婦人科、眼科、口腔外科

臨床検査技術科(病理検査)、治験事務、外来治療センター

手術室、ICU・CCU、HCU、血液浄化センター、リハビリテーション科

2階

外  来:総合内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、リウマチ科、腎代謝内科、内分泌内科小児センター(小児科、小児外科)、呼吸器外科、耳鼻咽喉科

総合案内、中央処置室、医事課、総合受付、入退院受付、会計受付患者支援センター(総合相談、退院調整)、MEセンター、医局

1階外  来:

循環器センター(循環器内科・心臓血管外科)、リハビリテーション科、消化器外科、脳卒中・神経センター(神経内科・脳神経外科) 、乳腺・内分泌外科、整形外科、形成外科、放射線治療科

救急センター、内視鏡室、放射線技術科、栄養科、防災センター物品管理センター、ベッドセンター、中央材料滅菌室、医療情報センター

リハビリテーション技術科

4階小児科、小児外科

屋上庭園産科、婦人科、乳腺・内分泌外科

ヘリポート

患者食堂、教職員食堂、ランドリー

8階総合内科、泌尿器科、歯科口腔外科、リウマチ内科

腎内分泌糖代謝内科、耳鼻咽喉科、救命救急科、皮膚科、形成外科、眼科

7階 整形外科、血液腫瘍内科、呼吸器内科、呼吸器外科

6階 消化器内科、消化器外科

5階循環器内科、心臓血管外科、神経内科、脳神経外科

神経内科、脳神経外科

Page 37: 実習要項 - 東海大学 · 2 各実習における遅刻・早退及び欠課は,7時間をもって1日の欠席とみなす。 3 実習を欠席・遅刻・早退・欠課する場合は,原則として事前にその理由を当該担当教員に届け

ヒヤリ・ハット報告 書式1

東海大学医療技術短期大学提出年月日:       年   月    日    学生証番号        氏名

実習科目名:             

施設・病棟名:                 

発生日時:           年    月     日       :      頃

この実習開始から      第     週     日目

ヒヤリ・ハットの内容と経過および対処について

(患者(年齢・病名・障害など)のどのような状況の時に、何が起き(かけ)たのか)

(その後の患者の状態に変化について。また起こった出来事に対しての対処について)

ヒヤリハットの原因について(この出来事についての準備や学習状況はどうだったか など)

この出来事からの学び及び今後の対策について

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総説 35

1 転倒・転落 患者確認が不十分だった

2 誤嚥・誤飲 指示の確認が不十分だった

3 熱傷・凍傷 点検確認が不十分だった

4 食事に関すること(誤嚥・誤飲を除く)・経管栄養 その他(                     )

5 抑制に関すること 観察が不十分だった

6 清潔に関すること その他(                     )

7 排泄に関すること 判断に誤りがあった

8 移動に関すること アセスメントが不足していた

9 与薬(注射・点滴を除く)に関すること その他(                     )

10 注射・点滴に関すること 知識が不足していた

11 機器類操作・モニターに関すること 知識に誤りがあった

12 チューブ類の管理に関すること その他(                     )

13 検査に関すること 技術(手技)が未熟であった

14 患者の観察に関すること 技術(手技)に誤りがあった

15 記録に関すること その他(                     )

16 看護チームへの連絡・報告に関すること 見にくかった/聞こえづらかった

17 患者・家族への対応に関すること 忘れていた/気がつかなかった/見落とした

18 備品・患者の私物の取り扱いに関すること 思いこんでいた/記憶違いをした

19 院内感染に関すること 大丈夫だと思った/深く考えなかった

20 その他(                        ) 無意識に手が動いた/あわてていた

面倒になった/イライラしていた

(指導の経過および今後の課題) 緊張していた/自信がなかった

体調不良だった/疲れていた/睡眠不足だった

他の作業と重なっていた/作業が中断された

他のことに気を取られていた

作業動線に問題があった

その他(                 )    

学生の準備状態の確認不足

スタッフおよび他職種との連携・調整不足

その他

氏名: (                          )

(指導の経過および今後の課題)

氏名:

判断

知識

担当教員

指導側の問題

                         書式2

ュー

マンエラー

ヒヤリ・ハットの内容について該当する主なもの(3つまで)に○をつけて下さい。

原因に該当すると思われるもの全てに○をつけて下さい。

技術

確認

臨床指導者

観察