ガスの安全な取扱いと登録...password:test00~test10 •産研ogcs...
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ガスの安全な取扱いと登録
技術室 計測班
分析・データ処理係 松崎 剛
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都市ガス
生成ガス 窒素、水素
ボンベガス 窒素、水素、ヘリウム、アルゴン、酸素など
液化ガス 液化窒素、液化ヘリウムなど
高圧ガス
ガス
高圧ガス保安法が適用
第2条:高圧ガスの定義圧縮ガス 圧力が1MPa以上(常温の温度において)液化ガス 圧力が0.2MPa以上(常温の温度において)
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第1条:法の目的□高圧ガスによる災害防止(製造、貯蔵、消費など広範に規制)□保安に関する自主的な活動を促進
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可燃性ガス 酸素や空気などと反応して燃焼するガス水素、アセチレン、メタン、アンモニア、一酸化炭素等
支燃性ガス みずから燃焼しないが燃焼を支えるガス酸素、空気、塩素、フッ素等
不活性ガス 燃焼反応には関与しないガス窒素、アルゴン、二酸化炭素、ヘリウム等
毒性ガス 人体に機能障害(中毒)を起こさせるガスアンモニア、一酸化炭素、塩素、フッ素等
ガスの性状による高圧ガスの分類
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アセチレン
酸
素二
酸
化
炭
素
アンモニア
窒素・その他
水
素
塩
素
毒燃
ボンベの色とガス名表示
ボンベの色やレギュレーターの取り付けナットの形状は日本独自のもので各国により異なっています。
毒燃
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ボンベの刻印
貸与期間1年空気の混入を防ぐため(純度保持のため)完全に使い切らず大気圧より高い(空にしない)状態で返却する
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ボンベは壁または床にしっかりと固定する
転倒防止措置
日陰で風通しの良いところに専用の鎖で頑丈な架台にゆるみがない
ように2点固定する
温度上昇により圧力上昇 安全弁破損
移動時、保管時にはバルブ保護のキャップを
必ず付ける
直射日光× ストーブ×
小型ボンベスタンド
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アセチレン、液化ガスは横にしてはいけない!
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ボンベ運搬方法
移動式架台(ボンベスタンドではない)
ボンベを転がす
のは危険
必ず鎖をつける
必ず二人で運搬 7
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安全弁レギュレーター
装着部
注意!
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モンキーレンチ×
専用スパナ○
レギュレーターの取り付け
モンキーレンチ× 専用スパナ○
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右ねじ
左ねじヘリウム、水素、メタン等
ゲージの前に立って操作をしない!
取り付け後の漏れチェック!
レギュレーター取り付け時の注意
酸素、窒素、アルゴン等
(酸素は禁油の物)
圧力調整バルブが戻っている(ゆるゆる)
ストップバルブが閉まっていること
ボンベレンチボンベ開閉ハンドル
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操作方法ハンドルを開けるときはゆっくり1回から1回半左へ回すだけでよい。
急激にハンドルを開けるとガス出口に接続してある圧力調整器内のガスが瞬間的に断熱圧縮されて発熱し非常に危険である。
圧力調整バルブはゲージの針がゆるやかに上がる程度に静かに開ける。
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液化窒素について
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液化窒素供給場所の配置図
液体窒素タンク
液体窒素室(BF)
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液化窒素ガスはOGCSの登録は不要
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液化ガスエレベーターの同乗は厳禁!!
厚手の革手袋を使用する!軍手などは使用しない
・ 不安定な形状の容器転倒に注意!
646倍(0℃)~729倍(35℃)に体積が膨張(液化窒素)
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酸素欠乏
警報が鳴っている場合
酸素濃度が下がっているときは入室禁止
担当者に連絡
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6% 1呼吸で死亡そのまま助けに入らない
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事故例1991年 実験室内における
ガス爆発事故
大学院生、学部生
死亡
シランガスを用いたCVD(化学気相成長法)装置を使用して半導体を作る実験中、漏れたガスが爆発し大学院生及び学部生の2名が死亡した。
1992年 実験室内における
酸素欠乏事故
助手、大学院生
死亡
通気性のよくない実験室で大量に液体窒素を使用しているうちに、空気中の酸素濃度がしだいに減り、限界値を越して2名の死者を出す事故が発生。
2010年 窒素ボンベにおける
破裂事故
実験室が甚大な被害
実験台の流し台下に長期間置いてあった窒素ボンベが破裂し、実験室が甚大な被害を受ける事故が発生。徐々に錆、内圧に耐えれなくなって破損したと考えられる。
2008年 酸素ボンベにおける
発火事故
作業者
やけど
酸素ボンベを操作中、減圧弁が吹き飛ぶ事故があり、作業者1名がやけどを負った。バルブを急激に開けたため温度が上昇し、中に付着していた金属片等の油分を含むごみが発火し爆発した可能性が高い
2013年 ボンベ運搬時における転倒事故
女子学生
負傷
女子学生が一人でボンベ運搬中にボンベ庫ドアとボンベキャリアが接触したはずみで右足の指の上にボンベが転倒し負傷。使用していたキャリアに鎖・ベルトはついておらず老朽化して外れたものをそのまま使用していたと見られる。
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事故が起きてしまったら(高圧ガス)
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□1人で対処しない 人を呼ぶ●身の危険を感じたら退避する
□可能ならば被害拡大の防止、二次災害の防止●可能ならば元バルブを閉める●可能ならば窓等を開放する●あくまでも、自分の身の安全を最優先する
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事故が起きてしまったら(液化ガス)
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□応急措置●凍傷のおそれがあれば、温湯(39~40℃)に浸ける(凍傷の程度を下げることができる)
●衣類も凍ってしまった場合、衣類を剥がそうとしない(衣類とともに温湯につけ浸して一気に凍結を解く)
●温湯が準備できる間も温める(ドライヤーで温風を当てる)(呼気で膨らませた袋に患部を入れる)
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OGCSについて(高圧ガス管理システム)
ガスの登録
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OGCS
• 阪大にあるガスボンベを1本ずつ管理
• 混合ガスを含む約400種類の参照ガスデータベースを搭載
• 産研内でのボンベ上限3000m3を超えないために管理(高圧ガス保安法)
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OGCSの流れ1. 研究室またはボンベ貯蔵庫に納品 新規ボンベ登録
2. 装置につながった時 使用開始
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3. ボンベを返却する時 ボンベ返却
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高圧ガスボンベ貯蔵室の配置図
高圧ガスボンベ貯蔵室
未使用ガス、使用中ガス、種類により配置場所が決まっている。
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貯蔵庫にガスを保管する場合
• 必要事項を記入して、ガスボンベにプレートをかける。
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OGCS【ログイン】• Group ID• パスワード
http://www.ltc.osaka-u.ac.jp/occs-ogcs/
研究室のスタッフに確認してください。
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その他 Others
• テストアカウント Group ID: AAAPassword: test00~test10
• 産研OGCS
スーパーバイザー
滝沢先生(笹井研)
相原さん(技術室 )
メール
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お願い• 必ずOGCSで返却手続をすること
▫ ガスボンベは再利用されるため、OGCSで返却手続
をしなければ、次回の新規登録の際にエラーが出て
しまいます。他の研究室に迷惑がかかります。
• 期限の切れたガスボンベは速やかに返却
• 余分なガスボンベを買わない
産研は3000㎥以上貯蔵できません。
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安全のための手引き(安全衛生管理部発行)
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