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特集「新会員自己紹介」 20101120日発行 42健生だより 20101120日発行 421

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Page 1: 特集「新会員自己紹介」 - tama-kensei.jp · 最近のソニーはどうもあまり、いただけないのですが、当時は、飛ぶ取り落とす勢いで、世界に飛躍し

特集「新会員自己紹介」

2010年11月20日発行 第42号

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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「多摩健生たより」復刊おめでとうございます。

今年の1月に、長い間、担当いただいていた倉本武昭さんがご他界され、その後休刊状態にあった「多摩健生たより」が、大島健一さんのご努力で復刊されることになりました。大島さん、大変ですがHPともどもどうぞよろしくお願いいたします。今年は総会で多摩健生世代交替の年と標榜されましたが、

会の軸足は70歳代中心から60歳代中心へと着実に進んでいるように思います。今年も八王子市から「セカンドライフ講座」の企画・運営を

受託いたしました。委員に倉本さんの後任として杉原義得さんに参画願いましたが、市からも心からの歓迎をいただいております。今年の「セカンドライフ講座」の第一回は10月2日に東京都八王子労政会館で、また第二回は10月23日に八王子市南大沢市民センターで、開催され成功の裡に終了いたしました。また、生きがい財団の「高齢者の生きがい就労の機会創出

に関する調査研究事業の試行事業」には吉江勉さん、田中和吉さん、溝口正子さんに健生の先輩格として細江純子さんが加わって立派な計画を立てていただき、9月下旬に実施要望書を提出しました。残念ながら、財団から不採用との連絡がありました。多摩健生の事業ほど、足が確りと地についた企画はないと自負していただけに、「どうしてだ」という思いで一杯です。少子高齢化の進展と低迷する社会経済の中で、地域コミューニティの再生はすべての市民活動団体の究極の目標です。これからもアンテナを高く掲げて、私たちの活動に合った助成金事業や補助金事業を探してみたいと思います。本年度も異常な猛暑に悩まされながら、あっという間に上

半期が終わってしまいました。新旧メンバー一丸となって多摩健生の一層の発展に取り組んでいこうではありませんか。皆さまのご支援、ご協力を心からお願い申し上げます

INDEX

1 表紙

2 会長からの巻頭言

3 特集

新会員自己紹介

4 八王子市セカンドライフ講座の

1コマ

5 お知らせ等

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健生だより 2010年11月20日発行 第42号

会長 大 山 孝

2.会長からの巻頭言

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これまで、あまり、人生を振り返ることがなかった。いつも明日に夢見て、思い切っていろいろできる環境に運よく恵まれて、世界70カ国あまり、仕事で訪問し、万里の長城、エジプトピラミッド、ペルセポリス(イラン)、カナディアンロッキー、ヒマラヤ(ネパール)、モンブラン(スイス)、カスピ海、黒海、エーゲ海、などを仕事しながら、ちょっと、観光も楽しんだ。ソニーというとても面白い会社に縁があって入社しで、創業者である、井深、盛田という天才に直接、触れる機会に恵まれた。最近のソニーはどうもあまり、いただけないのですが、当時は、飛ぶ取り落とす勢いで、世界に飛躍していました。みんながやっていることは、世界で初めてと言うものが多く、20歳台の技術者の研究がすぐ、新聞に発表されるような時代でした。幸いか運悪くか、私は出世はしませんでした。いろいろありましたが。全体として、すばらしい職業人人生であったと思います。会社の定年はあっても。人生に定年は無いのだ、「生涯現役」が定年時のスローガンで、今後も絶対成功すると自信にあふれて個人事務所を新宿で始めました。しかし、大会社の名前をはずしてお金を稼ぐのは初めてで、2年間がんばりましたが、事業としては成功しませんでした。そんな時、突然、心筋梗塞に襲われて、2回の手術と入院が、人生をどう生きるかじっくり考える機会に成りました。「生きがいとは何か」いろいろ調べている中で、健康生きがい財団に出会い、アドバイザー資格があることを知り、やってみることにしました。今私は、セカンドライフというよりセカンドステージと言う考えを持っています。人生、終わりよければ全てよしで後半の充実はとても大切なことと思います。「元気でハッピー」と言うのがセカンドステージの生き方です。ブログ:http://genkidehappy.blog.so-net.ne.jp/で、いろいろな知恵をまとめて公開していますので、ぜひご覧ください。私は、今後、年金制度も壊れ、相当厳しい時代になるだろうと読んでいます。限りない物欲と競争でみんなくたくたになっています。でも、いろいろの知恵をつかって、みんな「元気でハッピー」になりましょう。それは「尐欲知足」ということで、お釈迦様が悟ったと言う、すべての生き物は「縁」でつながっており、質素でも助け合いながら自然とともに生きると言うことで、伝統的な日本の文化を生かした生き方をしていけば、みんながハッピーになるのではないでしょうか。ソニーの創業者井深大は21世紀の豊かさは、お金ではなく「優しさである」といっています。セカンドステージには新しいライフスタイルと価値観がいるのではないでしょうか。「質素でも心豊かに」世界一豊かな国での暮らし方の変革が必要です。

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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3.特集新会員自己紹介

杉原義得さん

セカンドステージ

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最近、高齢者の行方不明、孤独死、子を虐待死させる親、白昼交差点での無差別殺人など、尐し前の日本では考えられないような事件報道に目まいがするような思いに捕われるのはわたしだけでしょうか?これらの事件に共通しているのは、人と人との関係が希薄になっていること(無縁社会化)が挙げられると思います。価値観が多様化して人々は自分がどのような人生選択をすればよいのかに途惑い、人間としての基本的な倫理観を見失い、隣人との対話さへできなくなってきています。自分の人生の幸福を探しあぐねている人々が増えてきているのではないかと思われます。こうした中で、わたしたちは「健康生きがいづくりアドバイザー」を標榜しているわけです。「生きがいづくり」は「幸福づくり」でもあるわけですが、改めて今「生きがいづくり」の面が重要になっていると思わずにはおれません。わたしはこの稿を書くために「多摩健生だより」のバックナンバーを読んでみました。たまたま2009年

10月発行の№41に載っている大山会長の「もう一つの終戦記念日~9月24日~」が目に留まりました。同郷の偉人である西郷隆盛に対する熱い敬愛の情が伝わってきて、つい引き込まれるように読んでしまいました。この中で大山会長は、西郷を敵として戦った人々が後に上野のお山にその像を建立せずにはおれなかったほどの西郷隆盛の人間的魅力の源泉を、西郷の座右の銘「敬天愛人」に見ておられます。「敬天愛人」とは、つまり「天を敬い、人を愛する」ということでしょう。それではさらに「天」とはなにかと問うと答えはいろいろあるでしょう、が、要はわたしたち人間を越えた存在で、わたしたちをこの世に生み出してくれているあるものということでしょう。そうしたわたしたちを越えたものを大切に思い謙虚であることが「敬天」ということでしょう。また、「愛人」は、人は一人では生きて行けなくて社会を構成して生きるようになっているわけですが、身近な「人」を「愛する」、「人」と共感する、「人」を扶けるその行為が実はその人自身をも癒し、その人の「生きがい」、そして「幸福」につながるという構造(内側前頭前野=共感脳)に、わたしたちは進化の過程で生まれついているということを示す言葉だと思います。人は「幸福」を感じていれば「健康」にもつながる訳ですから、「健康生きがいづくりアドバイザー」を標榜するわたしたちにとって、この「生きがい=幸福づくり」は原点であり、今こそもっともっと掘り下げてよい領域だと痛感させられたのです。ところで、わたしは長い間、納税者の皆さんに代わって、国の税金の使われ方、国の行財政をウォッチし、チェックするという財政民主主義に奉仕する仕事をしてきました。その経験で振返ってみますと、これはわたしの全く個人的な感想ですが、日本の行財政(そして社会)が大きく規律を失うようになったのは、中曽根政権時代、米国の強硬な要求(貿易黒字減らし)に屈したころ(1986年 前川レポート)からだと思います。行財政の規律が全般的に弛緩し出し、巨大リゾート開発(社会保険庁年金問題の一端)や、国や地方の行政が民間事業的なものに先を争って乗り出すようになりました。この行財政に対する規律の緩みがそのまま尾を引いて、その後の平成不況化で、戦争をしているわけでもないのに膨大な財政赤字(㍻22年度末約637兆円の見込み、22年度予算公債依存度48%、公債償還費等の割合22%)を積み上げることに繋がってきたように思えてなりません。

吉江勉さん①

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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生きがいづくり

3.特集 新会員自己紹介

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そして、小泉政権時代に日米構造協議に再度敗れました。今回は経済だけにとどまらず、企業や雇用のあり方、会計制度や裁判制度まで、すべてアメリカナイズして彼らが彼らの感覚で日本市場に進出しやすくする根本的な社会改革が意図されています。約60年前に原子爆弾まで投下して軍事的にこっぴどく叩いておいたのに、ジャパンアズナンバーワンとばかりにアメリカ国内で不動産を買い漁られたのでは堪らんとばかりに、彼らは日本の強さの源泉である社会構造を徹底的に変革しようとしたのです。60年前の軍事的敗戦に続く精神的な敗戦です。今日本は、ある政党が「たちあがれ日本」と党名にするくらい、立ち上がる気力がなかなか湧いてこないで困っているわけですが、今回は精神的な敗戦なんだとしっかり自覚していないこともその原因の一つだろうと思うのです。このようにして、日本社会は今大混乱を起こしています。「企業は誰のものか?株主のものだ!」という声が聞こえているうちに、一部の人の賃金が物件費(変動費)として支払われていると聞いて、本当にビックリしてしまいました。人に対する賃金を人件費ではなく物件費とするという考え方に対してです。これは生命をベースにして考えるわたしたち日本人の素朴な世界観とは反するように思うのです。このように今は日本人としての基本的な価値観がぼろぼろになってきているといえるのではないかと思います。それが「無縁社会」につながっているように思えるのです。社会の構造を変えようとするときには、それが、その社会の人々(国民)の歴史と伝統と文化という、表面の意識ではなく深い内面の神話や物語に現れているような集合的無意識を含む全体の「こころ」が形作っているということを良くわきまえて、それをできるだけ損なわず、そのエッセンスを継承しながら改革するという知恵がないといけないのだと思います。「敬天愛人」はそのひとつです。わたしたちが「生きがいづくり」のアドバイスをするに当っても、表面の意識だけではなく、集合的無意識を含む全体の「こころ」を考えることが大事なのでしょう。

済みません、自己紹介ということだったのですが、ついつい最近の問題意識のようなものを申し述べてしまいました。これで代えさせていただきたいと思います。

吉江勉さん②

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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3.特集 新会員自己紹介

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このたび、多摩健康生きがいづくりアドバイザー協議会に入会させていただきました田中和吉(第6 6回資格認定研修)でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。さて、私は、大学院で私法学を専攻してまいりましたが、臨床心理に興味を持ち、人間関係諸科学の専門職である家裁調査官となり、以後、和歌山、東京、田辺、豊橋、静岡、釧路、横浜、東京、高松、横浜、函館、静岡、札幌、名古屋と異動し、その問、北海道教育大学、静岡大学等で非常勤講師をしていたこともあり、定年退職を待たずに、吉備国際大学社会福祉学部教授(専門は司法福祉論、家族関係論、社会福祉援助技術論)に転身、岡山県高梁市に単身赴任していました。しかし、病気を患い、残された人生のんびり過ごそうと、これもまた定年を待たずに退職し、現在、妻と二入、旅行に明け暮れています。大学では、教育・研究・社会貢献の3つの柱がありますが、社会貢献では、学生を連れての災害ボランティア活動(地震、高潮、豪雪等)のほか、高梁市栄町商店街の空き店舗を活用し、ゼミの学生らとともに、地域の子どもたちを集めた「手づくり遊び教室」、地域住民から持ち寄せられた品物でのフリーマーケット「ラーデン広場」を開催し、シャッタ一通り化した商店街の活性化に取り組んでいました。

これから、余裕があれば、退職後暇に任せて取得した食品衛生責任者とコーヒーコーディネーターの資格を活かして、コミュニティカフェを開き、地域高齢者のたまり場「ふれあいサロン」が開ければと思っています(夢)。カフェでは、一人で本を読むもよし(一人称関係)、友達と雑談・囲碁将棋をするもよし(二人称関係)、独居高齢者の見守りボランティア等の拠点とするもよし(三人称関係)・・・。こうしたカフェが地域高齢者の、「生きがいの対象」や「生きがい感」の発見の場(居場所)となればと考えています。

田中和吉さん

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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コミュニティカフェ

ラーデン広場

3.特集 新会員自己紹介

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ドラッグラグと医学ボランティア

私は長年食品メーカーに勤め、4年前にリタィアしたが、寝食をいとわずの営業(連夜の過飲食)で糖尿病予備軍となり、健康回復と定年後の生活を考え、役職定年の56才でゴルフから週末テニスと合唱に切り替え、リタィア後の現在は平日テニス・スポーツジム・医学ボランティアも加えてのそこそこ充実したセカンドライフの現在である。

医学ボランティア活動に触れたいと思うが、2年前に東京都のNPO法人の認証を得、健康診断の推奨や治験案内及び地域自治会との連動で孤独死防止等の活動中であるが、きっかけは糖尿病で通院中の医師から臨床試験(治験)の参加の意義を聞き、体験したことです。その後、時間的余裕があることから被験者の紹介を医療機関から依頼され、細々と案内をしているが、全ての医薬品は最終的には治験を得なければならず、今私たちが服用している医薬品は先達の奇特な行為によるものです。欧米に比し、新薬開発が著しく遅滞している(ドラッグラグと云われ7年遅いとの説)のは被験者不足も要因の1つであり、人体実験、売血等と混同され、また政府の指導不足もあり残念ながら社会的認識は薄く残念に思っている。この普及に努め創薬に至り後世に寄与することが残された人生で社会への恩返しと心得活動をしておるつもりです。「たくさんの患者さんが1日も早い開発を懇願しており、重篤者は死に繋がります。特に海外では使用認可されている医薬品を使用できず命を閉じなければならないことは国民として耐えられないことです」。この現実を微力ながらボランティア活動で緩和前進できたらと思います。治験参加は十分に説明を受け参加はあくまでも本人の意思によるものです(インフォームドコンセント)。従来、八王子の糖尿病治験が中心でしたが、地域も都内、埼玉、神奈川と範囲も広げ、治験薬も種々の症状に広げて多様化を図りました。また、比較対象のため健常者も必要としております(第1相治験)ので、友人知人等で関心のある方は、医学ボランティアでの社会貢献を勧めていただければ有り難く思います。この活動をするに、多摩健生からご推奨頂きました「健康生きがいアドバイザー」の資格が役立っていることは申すまでもありません。

佐藤稔さん7

3.特集 新会員自己紹介

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八王子市セカンドライフ講座は、平成22年10月2日・23日に開催されました。

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

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グループワーク

パネルディスカッション

4.八王子市セカンドライフ講座の1コマ

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編集後記

健生だより 2010年11月20日発行 第42号

今後予定されているイベントです。

サークル部会「里山でワインを楽しむ会」向井理事の企画提案により、町田の里山を歩き、昼食にワインを楽しむという趣向。

①11月27日(土)9:30~15:00

(小雨決行)中止の場合は前日連絡。

②京王相模原線「多摩境駅」改札9:30集合。解散は神奈中バス停「小山田」15:00頃。

③会費2,500円(昼食、ワイン、おつまみ込)。昼食は田中谷戸で野外料理。

ソムリエ指導によりワインを楽しむ。

④散策コースは多摩境駅より、鶴見川源流まで、約7km。

●申し込みは、大澤さんまで、FAX、メールで早急にお願いします。

12月役員会・全体会

12月6日(月)13:15~16:30

会場 クリエイトホール第4学習室

●勉強会 15:15~16:30

講師 橋本 登さん

原稿締め切りが9月だったのですが、遅くなりまして申し訳ありません。会報作成は初めての体験ですが、やってみて倉本さんの御苦労がわかった次第です。新会員自己紹介の記事は私にも大変参考になりました。新会員の皆様の今後のご活躍を祈念いたします。

これからは定期的に発行していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

ホームページ担当 大島 健一

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今後のイベント

5.お知らせ等