【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】...

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【建築デザイン専攻】 <設計・デザイン モデル > 建築デザイン専攻の修了後の進路として、設計・デザイン系を第1に想 定し、履修モデルを作成している。具体的には 建築・建設関連企業にお ける建築設計・デザイン職である「建築家・空間デザイナー」である。こ れは、建築デザインを教育研究対象の中心に据える本専攻が育成する人材 が、その能力を最も発揮できる進路である。社会状況としては、建築設計 界では団塊世代の引退が本格化し、人材不足が深刻化しており、技術レベ ルが高く即戦力として期待できる大学院修了者への需要が根強い。この履 修モデルでは、建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、大 学等を指定科目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、「イン ターンシップ1」を履修することによって、実務経験年数1年に該当する。 また、「インターンシップ1」「インターンシップ2」「インターンシップ 3」の他、選択科目より24単位、合計42単位履修することにより、実 務経験年数2年に該当し、大学院修了時点で「一級建築士」の受験が可能 となる。 設計・デザインモデル(建築家、空間デザイナー、一級建築士)に必要 な能力は以下と考え、教育課程を構築している。 ①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ る能力 ②建築学における計画系(設計・計画・意匠・歴史)の高度な知識・技 能を活用し、課題解決案を提示できる能力 ③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力 <エンジニアリング・地域計画モデル> 第2の進路は、エンジニアリング・地域計画を想定している。具体的に は、まず環境分野の専門性が求められる「建築設備エンジニア」、構造分野 の専門性が求められる「建築構造エンジニア」である。これらの建築系エ ンジニアは希少性が高く、建築設計から派生する、より専門的な職として 期待できる。また、震災国の喫緊の課題である防災の専門性を身に付け、 「地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント」として地域再生に 貢献する人材を加えることで、進路の広がりを確保している。 エンジニアリング・地域計画モデルに必要な能力は以下と考え、教育課 程を構築している。 ①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ る能力 5

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【建築デザイン専攻】

<設計・デザイン モデル>

建築デザイン専攻の修了後の進路として、設計・デザイン系を第1に想

定し、履修モデルを作成している。具体的には 建築・建設関連企業にお

ける建築設計・デザイン職である「建築家・空間デザイナー」である。こ

れは、建築デザインを教育研究対象の中心に据える本専攻が育成する人材

が、その能力を最も発揮できる進路である。社会状況としては、建築設計

界では団塊世代の引退が本格化し、人材不足が深刻化しており、技術レベ

ルが高く即戦力として期待できる大学院修了者への需要が根強い。この履

修モデルでは、建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、大

学等を指定科目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、「イン

ターンシップ1」を履修することによって、実務経験年数1年に該当する。

また、「インターンシップ1」「インターンシップ2」「インターンシップ

3」の他、選択科目より24単位、合計42単位履修することにより、実

務経験年数2年に該当し、大学院修了時点で「一級建築士」の受験が可能

となる。

設計・デザインモデル(建築家、空間デザイナー、一級建築士)に必要

な能力は以下と考え、教育課程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

②建築学における計画系(設計・計画・意匠・歴史)の高度な知識・技

能を活用し、課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

<エンジニアリング・地域計画モデル>

第2の進路は、エンジニアリング・地域計画を想定している。具体的に

は、まず環境分野の専門性が求められる「建築設備エンジニア」、構造分野

の専門性が求められる「建築構造エンジニア」である。これらの建築系エ

ンジニアは希少性が高く、建築設計から派生する、より専門的な職として

期待できる。また、震災国の喫緊の課題である防災の専門性を身に付け、

「地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント」として地域再生に

貢献する人材を加えることで、進路の広がりを確保している。

エンジニアリング・地域計画モデルに必要な能力は以下と考え、教育課

程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

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②建築学における 計画系(防災)、環境系、構造系のいずれか の高度

な知識・技能を活用し、課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

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【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻】

<設計・デザイン系>

建築デザイン専攻の修了後の進路として、設計・デザイン系を第1に想

定し、履修モデルを作成している。具体的には 建築・建設関連企業にお

ける建築設計・デザイン職である「建築家・空間デザイナー」である。こ

れは、建築デザインを教育研究対象の中心に据える本専攻が育成する人材

が、その能力を最も発揮できる進路である。社会状況としては、建築設計

界では団塊世代の引退が本格化し、人材不足が深刻化しており、技術レベ

ルが高く即戦力として期待できる大学院修了者への需要が根強い。この履

修モデルでは、大学院修了時点で建築士試験の実務経験年数1年に該当す

るが、更にインターンシップ等の用件を全て満たすことで、建築士試験の

実務経験年数2年に該当し、大学院修了時点で「一級建築士」の受験が可

能となる。

設計・デザイン系(建築家、空間デザイナー、一級建築士)に必要な能

力は以下と考え、教育課程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

②建築学における設計・計画・意匠・歴史の高度な知識・技能を活用し、

課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

<エンジニアリング・地域計画系>

第2の進路は、エンジニアリング・地域計画系を想定している。具体的

には、まず環境分野の専門性が求められる「建築設備エンジニア・研究者」、

構造分野の専門性が求められる「建築構造エンジニア・研究者」である。

これらの建築系エンジニアは希少性が高く、建築設計から派生する、より

専門的な職として期待できる。また、震災国の喫緊の課題である防災の専

門性を身に付け、「地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント」と

して地域再生に貢献する人材を加えることで、進路の広がりを確保してい

る。

エンジニアリング・地域計画系に必要な能力は以下と考え、教育課程を

構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

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②建築学における 環境・構造・防災 の高度な知識・技能を活用し、課

題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

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【建築デザイン専攻】

社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実

践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

のために企業等で応用的な調査・研究を担う人材等の高度専門職業人を育

成することを目的とするため、修士課程までの構想である。

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【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻】

社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実

践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア等の高度専

門職業人、課題解決のために企業等で応用的な調査・研究を担う人材を育

成することを目的とするため、修士課程までの構想である。

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【建築デザイン専攻】

建築デザイン専攻は昼間開講とし、専門的職業人の育成に力を入れ、次

代を担う人材の養成を行なう。

本専攻では建築デザインを研究対象とし、専門的な知識を身に付ける講

義科目のほか、学びを有機的に研究と実践力に繋げるための「建築デザイ

ンスタジオ」「建築設計演習」やインターンシップ科目は、演習授業又は実

験・実習の授業形式とし、授業内容の目的に応じた方法をとる。

学生数は、教員の数や授業方法の教育効果を考慮し、教員の負担になら

ず、かつ学生同士のコミュニケーションや共同の学修により向学心をもっ

て高めあうことができる入学定員数として15人としている。

また、配当年次は「建築デザイン特別研究2」を2年次とし、「インター

ンシップ1~3」は1~2年次、他は全て1年次の科目としている。これ

は高度な演習授業と研究指導において必要となる専門性や研究力の基礎

を磐石なものとすることを狙いとして設定した配当年次である。

卒業要件は必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位と

している。必修科目に関しては、科目区分『基盤科目』において高度な研

究力と実践力を培う基盤づくりをし、『研究指導』において研究の集大成

を作り上げる力を養成するのに必要な単位数である。選択科目に関しては、

学生自らが研究の中心とする分野のほか、関連・隣接する分野の科目を専

門的に学ぶに必要な単位数である。

建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、大学等を指定科

目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、実務経験年数1年に

該当するには、「インターンシップ1」を履修することが必要である。ま

た、実務経験年数2年に該当するためには、「インターンシップ1」「イン

ターンシップ2」「インターンシップ3」の他、選択科目より24単位、合

計42単位履修することが必要である。

学生は研究課題を明確にし、十分な研究教育業績をもつ教員が担当する

体系的に組まれた科目を履修することで、教育研究の質を担保できると考

える。このことを想定し、目的別に以下の履修モデルを設定した(資料2)。

モデル1:設計・デザインモデル〈建築家、空間デザイナー、一級建築

士〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築計画特論」

「建築史特論」又は「空間デザイン特論」「建築設計演習」

を含む4~5科目計12単位を履修し(※)、研究指導科目

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である「建築デザイン特別研究1、2」で専門領域の教員の

指導を受ける。

モデル2:エンジニアリング・地域計画モデル

〈タイプ1:建築設備エンジニア〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築環境特論」

「空間デザイン特論」を含む4~5科目計12単位を履修し

(※)、研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」

で専門領域の教員の指導を受ける。

〈タイプ2:建築構造エンジニア〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築構造特論」

「空間デザイン特論」を含む4~5科目計12単位を履修し

(※)、研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」

で専門領域の教員の指導を受ける。

〈タイプ3:地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント〉 1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「地域防災特論」

「建築計画特論」を含む4~5科目計12単位を履修し(※)、

研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」で専門

領域の教員の指導を受ける。

※建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、大学等を指

定科目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、実務経験年

数1年に該当するには、「インターンシップ1」を履修することが必

要である。また、実務経験年数2年に該当するためには、「インターン

シップ1」「インターンシップ2」「インターンシップ3」の他、選択

科目より24単位、合計42単位履修することが必要である。

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【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻】

建築デザイン専攻は昼間開講とし、専門的職業人の育成に力を入れ、次

代を担う人材の養成を行なう。

本専攻では建築デザインを研究対象とし、専門的な知識を身に付ける講

義科目のほか、学びを有機的に研究と実践力に繋げるための「建築デザイ

ンスタジオ」「建築設計演習」やインターンシップ科目は、演習授業又は実

験・実習の授業形式とし、授業内容の目的に応じた方法をとる。

学生数は、教員の数や授業方法の教育効果を考慮し、教員の負担になら

ず、かつ学生同士のコミュニケーションや共同の学修により向学心をもっ

て高めあうことができる入学定員数として15人としている。

また、配当年次は「建築デザイン特別研究2」を2年次とし、「インター

ンシップ1~3」は1~2年次、他は全て1年次の科目としている。これ

は高度な演習授業と研究指導において必要となる専門性や研究力の基礎

を磐石なものとすることを狙いとして設定した配当年次である。

卒業要件は必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位と

している。必修科目に関しては、科目区分『基盤科目』において高度な研

究力と実践力を培う基盤づくりをし、『研究指導』において研究の集大成

を作り上げる力を養成するのに必要な単位数である。選択科目に関しては、

学生自らが研究の中心とする分野のほか、関連・隣接する分野の科目を専

門的に学ぶに必要な単位数である。

ただし、建築士試験の大学院における実務経験年数が2年に該当するた

めには、選択科目より24単位、合計42単位を修得することが必要にな

る。

学生は研究課題を明確にし、十分な研究教育業績をもつ教員が担当する

体系的に組まれた科目を履修することで、教育研究の質を担保できると考

える。このことを想定し、目的別に以下の履修モデルを設定した(資料2)。

モデル1:設計・デザイン系〈建築家、空間デザイナー、一級建築士〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築計画特論」

「建築史特論」又は「空間デザイン特論」「建築設計演習」

を含む4~5科目計12単位を履修し(※)、研究指導科目

である「建築デザイン特別研究1、2」で専門領域の教員の

指導を受ける。

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モデル2:エンジニアリング・地域計画系

〈タイプ1:建築設備エンジニア、研究者〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築環境特論」

「空間デザイン特論」を含む4~5科目計12単位を履修し

(※)、研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」

で専門領域の教員の指導を受ける。

〈タイプ2:建築構造エンジニア、研究者〉

1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「建築構造特論」

「空間デザイン特論」を含む4~5科目計12単位を履修し

(※)、研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」

で専門領域の教員の指導を受ける。

〈タイプ3:地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント〉 1年次の必修科目「建築デザインスタジオ」「建築デザイン

特論」を履修するほか、1年次の選択科目「地域防災特論」

「建築計画特論」を含む4~5科目計12単位を履修し(※)、

研究指導科目である「建築デザイン特別研究1、2」で専門

領域の教員の指導を受ける。

※建築士試験の大学院における実務経験年数が1年に該当

するためには「インターンシップ1」の、2年に該当する

ためには「インターンシップ1」「インターンシップ2」「イ

ンターンシップ3」の履修が必要である。

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加えて、株式会社日刊建設通信新聞社が発行する『建設通信新聞』(平成3

0年6月6日号)に「建築士事務所に所属している1級建築士は約14万人だ

が、その6割以上が50歳以上で高齢化が進んでいる。さらに、1級建築士の

学科試験の受験者数は2007年から16年までの10年間で約4割減少し

ており、若い受験者の確保は喫緊の課題となっている。」とあるとおり、建築

設計を行なう人材を有する建築士業界は高齢化が進み、団塊の世代の引退が本

格化し、人材不足が深刻化している(資料19)。若い受験者の減少には様々

な要因が考えられるが、ひとつには同紙にあるとおり、学科試験受験条件とし

て実務経験が必要となることから、就業後は業務多忙により受験が困難なるこ

とが考えられる。このままであれば近い将来日本が建築士不足に陥ることは明

らかであるが、一方で、環境問題やスマートコミュニティ、多様な生活の在り

方など、現代社会が有する建築業界の課題や取り組みは一層大きいものとなっ

てきている。

また、公益社団法人日本建築士会連合会が認定・登録する専攻建築士制度

は、高度化し、かつ多様化する社会ニーズに応えるため、専門分化した建築士

の専攻領域及び専門分野を表示することで、建築士の責任の明確化を図ること

を目的とした制度である。この制度では住宅や施設の設計を行なう「統括設計」

や、耐震診断・補強の「構造設計」、各設備や省エネルギーの「設備設計」な

ど8分野の専攻領域が設定されている(資料20)。このことは、これら分野

が建築設計業界において重要な役割を果たすものであり、設計者が従来よりも

高度な役割や専門性を求められる時代になってきていることを示すものであ

る。

本専攻では、こうした建築業界の危機とニーズに応えるべく、学部と大学院

の6年一貫教育による人材養成を行なう。本専攻のインターンシップ科目は、

1 級建築士の学科試験の受験条件である実務経験として認められるものであ

り、学部を卒業し就業後に限られた時間内で試験勉強を行なうよりも、専門的

な教育を受けながら実務経験も積むことができる本専攻への進学メリットは

大きい。こうした学習環境の整備は若者が建築設計業界を進路に選択する可能

性を広げるため、業界の高齢化問題にも対応できると考える。

加えて、本専攻が専門として扱う分野はまさに上記の専攻建築士制度の専

攻領域の中の「統括設計」「構造設計」「設備設計」に対応するものであり、同

制度に求められるような高度な専門性を有する人材の必要性に応えるもので

ある。こうした社会情勢から、設計者の需要は将来的な展望を含め高いことが

分かる。学部教育では実現できない領域に踏み込んだ教育研究を行ない、上記

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にあるような業界における課題や人材ニーズに応えるべく、本学に工学研究科

建築デザイン専攻を設置することは本学の責務であると考える。また、これら

は修士課程に限ったことではなく、基礎学部となる建築デザイン学科への需要

でもある。学部・研究科ともにこの分野への社会ニーズは高まるものと考えて

いるが、職種や内容によっては学部では対応が不十分であり、修士レベルの幅

広い知識技術や専門性が求められるはずである。本学に修士課程を設置し、6

年一貫教育を整備することは、学生や社会に対し多くの可能性を拓くと共にニ

ーズに応えることにもなるため、建築デザイン専攻の設置のニーズは十分にあ

ると考える。

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【学生確保の見通しを記載した書類】

記載なし

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設計議連 議員⽴法で建築⼠法改正/実務なしで受験可能/設計3会が共同提案

【建築⼠の減少に⻭⽌め】 ⾃⺠党の建築設計議員連盟(額賀福志郎会⻑)は5⽇、同党本⽇本建築⼠会連合会、⽇本建築家協会の設計3会による建築⼠資改正に乗り出すことを明らかにした。建築⼠試験の受験者数の減ないなど試験の要件や内容の合理化が柱となる。今後ワーキングによる改正作業を進める。 建築⼠事務所に所属している1級建で⾼齢化が進んでいる。さらに、1級建築⼠の学科試験の受験者減少しており、若い受験者の確保は喫緊の課題となっている。

 現状では1級建築⼠の学科試験を受験するためには最低でも2年以上の実務経験が必要だ。学校卒業後験勉強の時間が⼗分に確保できないことから受験を諦めるケースがあった。 そこで、学科試験の受験要件に実務経験を課さないことを提案。最終的な建築⼠名簿への登録時点で⼀しながら、現状の課題に対応する。実務経験の範囲についても、設計前段階の建築の基本計画の作成など 試験の内容も改善する。実際の設計業務ではCADが主流となっている⼀⽅で、試験は製図板とT定規に即した試験となるようにCADによる試験の導⼊を提案した。また、学科試験合格後に製図試験が3回ならないという規則を改め、学科試験と製図試験を切り離すことも検討する。 佐野吉彦⽇本建築⼠事務所協会連合会会⻑は「資格者が⾼齢化しており、将来が不安である。そのため考えから建築3会で意思を統⼀した」と提⾔の意図を説明。「優れた建築を⽣み出すことは国の⼒でありえざる向上を⾏っている者のみが携わっていることの重みを⼗分に感じている」と述べた。

1 / 2 2018/06/13 15:36

資料19本文13ページ参照

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【学生確保の見通しを記載した書類】

記載なし

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すべての建築⼠のための制度になりました

はじめに専攻建築⼠制度は、消費者保護の視点に⽴ち、⾼度化し、かつ多様化する社会ニーズに応えるため、専⾨分化した建築⼠の専攻領域及び専⾨分野を表⽰することで、建築⼠の責任の明確化を図る⽬的の⾃主的な制度です。

1 8つの専攻領域2 専⾨分野表⽰3 申請対象者と専攻種別4 専攻建築⼠の審査基準5 申請から登録までの流れ6 登録7 費⽤8 ホームページでの専攻建築⼠検索9 専攻建築⼠の社会的メリット

専攻建築⼠制度の概要

1 8つの専攻領域

専攻建築⼠の名称・区分は右の8領域とし、実務実績により複数 (3領域まで)表⽰することができます。あわせて、専⾨分野 (得意分野) を表⽰することができます。

①都市デザイン、都市計画に係わる業務開発事業、区画整理・再開発等の具体的プロジェクト、または、都市・まちづくりの企画、調査等のコンサルタントに関わる業務②地域の住⺠やNPO団体等による景観保存・ まちおこ し運動・ 地域貢献活動等に対する専⾨家としての⼱広い⽀援活動

建築⼠免許を必要とする建築の設計及び⼯事監理等に係わる業務。⼀般に、建築設計事務所、建設会社の設計部⾨等で「建築設計者」「技術スタッフ」等として従事している者。その他、官庁・地⽅⾃治体・公共団体や⺠間企業で、設計・⼯事監理等に従事している者も含む。「APECアーキテクト」は申請に基づき認定される。

建築⼠免許を必要とする建築の構造設計及びその⼯事監理等に係わる業務。「1級建築⼠」を対象とする。「構造計算適合性判定員」・「構造設計⼀級建築⼠」・「JSCA建築構造⼠」・「APECエンジニア (構造)」は、 申請に基づき認定される。

建築⼠免許を必要とする建築の設備設計及びその⼯事監理等に係わる業務。「1級建築⼠」⼜は「建築設備⼠」資格を持つ「2級・⽊造建築⼠」を対象とする。(実務経歴年数5年は、いずれか早い資格取得から算定する)

講習会・技術情報

定期講習

監理技術者講習

既存住宅状況調査技術者講習

建築⼠会技術研修/講習会のご案内

建築⼠会インスペクター

総合図作成ガイドライン

基礎ぐい関連情報

⼀級建築⼠の登録案内

⼀級建築⼠登録案内ほか

⼀級建築⼠登録証明書の発⾏

本籍・住所・勤務先などの変更

建築⼠免許の提⽰義務

ニセ建築⼠をなくそう

CPD制度

CPD制度の概要

CPD認定プログラム⼀覧

プログラムの認定⽅針

システム運⽤マニュアル

単位の取得⽅法

講習会事業者の⽅へ

⾏政機関におけるCPD活⽤状況⼀覧

専攻建築⼠制度

専攻建築⼠について

専攻建築⼠管理システム(参加者⽤ログイン)

刊⾏物案内と各種保険

会誌「建築⼠」

書籍・契約約款購⼊

各種保険のご案内

ダウンロードと⼿続き・各種ログイン

⼀級建築⼠登録関連

契約関連

CPDシステム参加者⽤ログイン

CPDシステムプロバイダー⽤ログイン

監理技術者講習マイページログイン

既存住宅状況調査技術者マイページログイン

委員会の活動

各委員会構成

⻘年委員会

⼥性委員会

まちづくり委員会

専攻建築⼠制度の概要 | 公益社団法⼈ ⽇本建築⼠会連合会

TOP > 「専攻建築⼠制度へのアクセス」 > 専攻建築⼠制度の概要

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資料20本文13ページ参照

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建築⼠免許を持つ「JABMEEシニア」・「設備設計⼀級建築⼠」は、申請に基づき認定される。

建築施⼯関連分野(現場の施⼯管理、積算・CM、建築リニューアル・維持管理等)に係わる業務。1級の 「施⼯管理技⼠」資格を持つ建築⼠の実務経歴年数は、いずれか早い資格取得から算定する。建築⼠免許を持つ「建築積算⼠」「建築コスト管理⼠」で、⽇本建築積算協会の会員は、申請

に基づき「積算」に認定される。ストック関連団体の資格を持つ建築±は、申請に基づき「診断・改修」に認定される。

①⽇本の伝統⽊造技術を継承し、その技術のもとに伝統建築(社寺建築、数奇屋等)の建築⽣産全体を統括しつつ、設計・⼯事監理及び施⼯(⽊⼯技能)を⾏なう業務②⽇本の伝統⽊造技術の基礎となる規矩術や⽊組みの架構技術を修得し、その技術を現代建築に活かし、 ⽊造住宅をはじめ、学校や福祉施設等の設計・⼯事監理、及び施⼯ (⽊⼯技能) を⾏なう業務

以上①⼜は②の業務を⾏い、且つ後進の指導にあたる⽴場の者。次の実績を持つ1級建築⼠。法令の策定、建築確認、住宅性能評価等に係わる業務。裁判所、⾏政機関、建築⼠会等に対する技術的・法的⽴場からの⽀援業務⼜は活動 (裁判所⽀援:⺠事調停委員、⺠事鑑定委員、 ⺠事鑑定⼈、⾏政⽀援健築⼯事紛争委員会委員、建築⼠審査会、建築審査会、建築⼠会の建物相談(法令に関する) 等の実績。)。「建築基準適合判定資格者」「建築主事資格試験合格者」は申請に基づき

認定される。 教育機関 (⼯業⾼校、⾼等専⾨学校、専⾨学校、⼤学等)において、建築に関する教育、訓練等の業務⼜は、研究・調査・開発機関 (⼤学を含む) 及び企業の研究開発部⾨等で、特定の専⾨分野の研究開発等の業務。 「建築⼠」免許資格者を対象とする。

2 専⾨分野表⽰

専⾨分野表⽰は、消費者から⾒て「表⽰があった⽅が分かりやすい」という視点から設けることを原則としています。専⾨分野表⽰は、業務内容を狭める側⾯もあるので、全ての者が専⾨分野表⽰をする必要はありません。専⾨分野表⽰は、「得意分野」を表⽰するもので、審査は1分野3件以上の実績で審査します。専⾨分野表⽰の数は、1専攻領域当たり3件までとしています。

専⾨分野

専攻領域 専⾨分野

まちづくり都⽽デザイ ン、景観計画、都市計画、再開発、区画整理、ユニバーサルデザイン、防災まちづくり、まちづくりコーディネーター、まちづくりアドバイザー、街並み保存・修景。まちづくり

統括設計

⼾建住宅、集合住宅、医療施設、福祉施設、教育施設、⽣産施設、商業施設、業務施設、⽂化施設、宗教施設、交通施設、宿泊施設、物流施設、スポーツ施設、漁業関連施設、社寺建築、数奇屋造、伝統建築保護修復、ランドスケープ、ファシリティマネージメント、プロジェクトマネージメント、コンストラクションマネージメント、積算、リフォーム、診断・改修、農業関連施設

構造設計 耐震診断・補強

設備設計 空調設備、給排⽔衛⽣設備、電気設備省エネルギー、情報システム

建築⽣産

建築施⼯管理、設備施⼯管理、積算馴*1、診断・改修*2、⼯事監理⼾建住宅、集合住宅、維持管理、リフォーム、アスベスト診断・改修、プレカットコンストラクションマネージメント、鉄⾻⼯作図、確認甲請代⾏、鑑定書等作成

棟梁 社寺仏閣建築、数奇屋造、伝統型⽊造住宅、古⺠家診断・改修・再⽣等、茅葺合掌造改修

法令 建築確認・検査、性能評価、保証検査、建築紛争調停、特定⾏政庁等業務、建築相談、鑑定書作成

教育研究 設計、構造、環境設備、材料・施⼯、福祉⼯学、建築計画、都市計画、建築史

*1必要資格:〔積算〕「建築積算⼠」「建築コスト管理⼠」(⽇本建築積算協会)を持つ建築⼠*2必要資格:〔診断・改修〕特殊建築物等調査資格者(⽇本建築防災協会}、建築設餉検査資格者(⽇本建築設備・昇降機センター)、建築仕上診断技術者(建築設箭維昔寺保全推進協会:BELCA)、建築設備診断技術者(BELCA)、建築・設備総合管理後術者(BELCA)を持つ建築⼠

⽇本建築⼠会連合会表彰

連合会賞⼊賞作品

まちづくり賞

災害に対する活動

熊本地震関連情報

東⽇本⼤震災関連情報

建築⼠会の災害対応

建築⼠会全国⼤会

「さいたま⼤会」のご案内

過去の全国⼤会

地位貢献活動センター

地域貢献活動センター

地域貢献活動センターの概要

建築相談窓⼝

建築⼠会の「建築相談窓⼝」

既存住宅状況調査技術者に関する「相談窓⼝」

⼀級建築⼠名簿の閲覧

⼀級建築⼠名簿の閲覧

⼀級建築⼠登録状況

建築⼠を探そう

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建築甲⼦園 実施・応募要項

専攻建築士制度の概要 | 公益社団法人 日本建築士会連合会 http://www.kenchikushikai.or.jp/senko-new/summary.html

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Page 18: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【学生確保の見通しを記載した書類】

記載なし

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本専攻の入学定員は15人としているが、既設の環境学研究科は入学定員

を10人としている。当該研究科は平成27年に募集停止した環境学部を基

礎課程として設置した。その後、環境学部を工学部に改組したため、学部と

研究科の連続性が不明確であった。この連続性の整備とともに、基礎学部の

工学部が完成年度を迎えること、そして6年一貫教育の更なる推進により進

学率の向上を想定し、入学定員を環境学研究科よりも5人多い15人とした。

本学は学科の入学定員が70人、研究科で15人のため、基礎課程の約21%

の人数で研究科の入学定員を設定しているが、「学生確保の見通し」資料4に

示す近隣競合校では、基礎課程の入学定員に対しそれぞれ約46%、68%、

27%で研究科の入学定員を設定している。よって本学は他大学より低い比

率での定員設定をしているため、充分に入学定員を充足できると考える。

加えて本専攻の主な入学希望者は、本専攻の基礎課程である建築デザイン学

科の学生であり、建築設計職への就職希望が高い。実際、口頭ではあるが基礎

学部である建築デザイン学科の学生に対し授業の中で建築設計職への就職希

望者の数を確認したところ、8割以上の学生が希望すると回答した。加えて、

この建築設計職への就職には、大学院進学が有利である。従って、基礎課程と

の連続性が明確であり、建築設計職を中心的な進路先とする本専攻への進学率

は、環境学研究科と比べて大きく向上するものと考えられる。

別紙ケ

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別紙
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【学生確保の見通しを記載した書類】

記載なし

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別記様式第2号(その2の1)

実験・実習

准教授

1前 4 ○ 2 1 1 兼1オムニバス・共同(一部)

1前 2 ○ 1

- 6 0 0 3 1 1 0 0 兼1 ―

1前 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

- 0 12 0 4 1 1 0 0 兼0 ―

1後 4 ○ 1 1 1 兼1オムニバス・共同(一部)

1~2通 4 ○ 5 1 1 集中

1~2通 4 ○ 5 1 1 集中

1~2通 6 ○ 5 1 1 集中

- 0 8 10 5 1 1 0 0 兼1 ―

1通 4 ○ 5 1 1

建築デザイン特別研究2 2通 8 ○ 5 1 1

- 12 0 0 5 1 1 0 0 兼0 ―

- 18 20 10 5 1 1 0 0 兼2 ―

(用紙 日本工業規格A4縦型)

教 育 課 程 等 の 概 要

(工学研究科建築デザイン専攻(修士課程))

科目区分

授業科目の名称配当年次

単位数 授業形態 専任教員等の配置

備考

基盤科目

建築デザインスタジオ

建築デザイン特論

小計(2科目) -

空間デザイン特論

地域防災特論

小計(6科目) -

専門実践科目

建築設計演習

インターンシップ1

インターンシップ2

インターンシップ3

小計(4科目)

専門講義科目

建築史特論

建築計画特論

建築環境特論

建築構造特論

研究指

建築デザイン特別研究1

小計(2科目) -

合計(14科目) -

学位又は称号 修士(工学) 学位又は学科の分野 工学関係

卒 業 要 件 及 び 履 修 方 法 授業期間等

必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位を修得するとともに、修士論文または特定課題研究(修士制作)について本研究科が行う審査及び試験に合格することを修了要件とする。なお、「インターンシップ2」「インターンシップ3」は修了要件単位数に含めない。

1学年の学期区分 2学期

1学期の授業期間 15週

1時限の授業時間 90分

別紙コ

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別紙
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別記様式第2号(その2の1)

実験・実習

准教授

1前 4 ○ 2 1 1 兼1オムニバス・共同(一部)

1前 2 ○ 1

- 6 0 0 3 1 1 0 0 兼1 ―

1前 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

- 0 12 0 4 1 1 0 0 兼0 ―

1後 4 ○ 1 1 1 兼1オムニバス・共同(一部)

1~2通 4 ○ 5 1 1 集中

1~2通 4 ○ 5 1 1 集中

1~2通 6 ○ 5 1 1 集中

- 0 18 0 5 1 1 0 0 兼1 ―

1通 4 ○ 5 1 1

建築デザイン特別研究2 2通 8 ○ 5 1 1

- 12 0 0 5 1 1 0 0 兼0 ―

- 18 30 0 5 1 1 0 0 兼2 ―

(用紙 日本工業規格A4縦型)

教 育 課 程 等 の 概 要

(工学研究科建築デザイン専攻(修士課程))

科目区分

授業科目の名称配当年次

単位数 授業形態 専任教員等の配置

備考

基盤科目

建築デザインスタジオ

建築デザイン特論

小計(2科目) -

空間デザイン特論

地域防災特論

小計(6科目) -

専門実践科目

建築設計演習

インターンシップ1

インターンシップ2

インターンシップ3

小計(4科目)

専門講義科目

建築史特論

建築計画特論

建築環境特論

建築構造特論

研究指

建築デザイン特別研究1

小計(2科目) -

合計(14科目) -

学位又は称号 修士(工学) 学位又は学科の分野 工学関係

卒 業 要 件 及 び 履 修 方 法 授業期間等

必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位を修得するとともに、修士論文または特定課題研究(修士制作)について本研究科が行う審査及び試験に合格することを修了要件とする。

1学年の学期区分 2学期

1学期の授業期間 15週

1時限の授業時間 90分

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科目名

教員名

達成目標

授業の概要

・課題提出: 研修報告書 …( 60 )%・課題発表: 面接 …( 40 )%・小テスト: …( )%・定期試験: …( )%・レポート: …( )%・その他: 成績評価は、S(100点~90点)、A(89点~80点)、B(79点~7

0点)、C(69点~60点)、D(59点~0点)とし、S、A、B及びCを合格、Dを不合格とする。

…( )%

テキスト

参考文献授業関連Webページ留意事項および備考

インターンシップ2

河津優司、伊村則子、風袋宏幸、伊藤泰彦、水谷俊博、金政秀、田中正史

関心・態度・人格の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、先端的な都市や建築に対する職業意識、倫理観を学ぶ。実践的スキル・表現の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、先端的な都市や建築に対する取り組み方、設計技術を学ぶ。

建築設計事務所など実務に関わる建築設計の現場において、事前指導・事後指導を除く計120時間(15日間相当)以上のインターンシップ経験を4単位として認定する。インターンシップ期間内に参加したプロジェクトの内容の報告書を提出し、教員による面接を経て、評価を行う。

成績評価の方法

特になし

一級建築士の実務認定2年を受けるためには、インターンシップ科目を計14単位(1年の場合は4単位)以上取得した上で、実務要件に該当する授業を計30単位(1年の場合は計15単位)以上取得すること。但し実務要件に該当する単位数の算定では、インターンシップ関連の演習科目は8単位以下、同講義科目は8単位以下とすること。なお、インターンシップには、「インターンシップ1」、「インターンシップ2」、「インターンシップ3」の3 科目があり、この順序でステップアップしてゆくため、このことを踏まえた履修計画を立てることが大切である。また、指導を受ける一級建築士と打合せを行い、必要な準備を行うこと。

授 業 計 画履修希望者は、教員の面談による事前指導を受けた後、履修申告を行います。また、履修者自身で、受け入れ先の内諾を得るようにしてください。「インターンシップ2」では、「インターンシップ1」を履修していることを前提にして、職業倫理、及び建築設計に対する基幹的な方法・技術を習得することを目的にしています。研修内容や勤務時間などは、この目標に到達できるように、各インターンシップの受け入れ先と十分に調整し、取り組んでください。インターンシップの終了後に教員による事後指導を受け、そのすべてを終了することで評価が行われます。なお、本科目は修了要件単位数に含めないものとします。

事前指導方法:教員の面談内容:インターンシップ先の概要(名称、所在地、所属建築士、事業内容、受け入れの内諾状況)

単位認定の対象となる実務内容は、以下の通り。1:建築実施設計における建築計画・設計補助業務2:建築工事監理における工事監理補助業務3:建築確認審査および中間・完了検査における建築確認・検査補助業務

事後指導 方法:報告書の提出および教員による面接 内容:日報(日時・作業時間・作業内容)、参加プロジェクトの概要

○上記の内容を本学授業開講数に合わせて実施する。

特になし

別紙サ

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別紙
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科目名

教員名

達成目標

授業の概要

・課題提出: 研修報告書 …( 60 )%・課題発表: 面接 …( 40 )%・小テスト: …( )%・定期試験: …( )%・レポート: …( )%・その他: …( )%

テキスト

参考文献授業関連Webページ留意事項および備考

インターンシップ2

河津優司、伊村則子、風袋宏幸、伊藤泰彦、水谷俊博、金政秀、田中正史

関心・態度・人格の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、先端的な都市や建築に対する職業意識、倫理観を学ぶ。実践的スキル・表現の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、先端的な都市や建築に対する取り組み方、設計技術を学ぶ。

建築設計事務所など実務に関わる建築設計の現場において、事前指導・事後指導を除く計120時間(15日間相当)以上のインターンシップ経験を4単位として認定する。インターンシップ期間内に参加したプロジェクトの内容の報告書を提出し、教員による面接を経て、評価を行う。

成績評価の方法

特になし

一級建築士の実務認定2年を受けるためには、インターンシップ科目を計14単位(1年の場合は4単位)以上取得した上で、実務要件に該当する授業を計30単位(1年の場合は計15単位)以上取得すること。但し実務要件に該当する単位数の算定では、インターンシップ関連の演習科目は8単位以下、同講義科目は8単位以下とすること。なお、インターンシップには、「インターンシップ1」、「インターンシップ2」、「インターンシップ3」の3 科目があり、この順序でステップアップしてゆくため、このことを踏まえた履修計画を立てることが大切である。また、指導を受ける一級建築士と打合せを行い、必要な準備を行うこと。

授 業 計 画履修希望者は、教員の面談による事前指導を受けた後、履修申告を行います。また、履修者自身で、受け入れ先の内諾を得るようにしてください。「インターンシップ2」では、「インターンシップ1」を履修していることを前提にして、職業倫理、及び建築設計に対する基幹的な方法・技術を習得することを目的にしています。研修内容や勤務時間などは、この目標に到達できるように、各インターンシップの受け入れ先と十分に調整し、取り組んでください。インターンシップの終了後に教員による事後指導を受け、そのすべてを終了することで評価が行われます。

事前指導方法:教員の面談内容:インターンシップ先の概要(名称、所在地、所属建築士、事業内容、受け入れの内諾状況)

単位認定の対象となる実務内容は、以下の通り。1:建築実施設計における建築計画・設計補助業務2:建築工事監理における工事監理補助業務3:建築確認審査および中間・完了検査における建築確認・検査補助業務

事後指導 方法:報告書の提出および教員による面接 内容:日報(日時・作業時間・作業内容)、参加プロジェクトの概要

○上記の内容を本学授業開講数に合わせて実施する。

特になし

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科目名

教員名

達成目標

授業の概要

・課題提出: 研修報告書 …( 60 )%・課題発表: 面接 …( 40 )%・小テスト: …( )%・定期試験: …( )%・レポート: …( )%・その他: 成績評価は、S(100点~90点)、A(89点~80点)、B(79点~7

0点)、C(69点~60点)、D(59点~0点)とし、S、A、B及びCを合格、Dを不合格とする。

…( )%

テキスト

参考文献授業関連Webページ留意事項および備考

インターンシップ3

河津優司、伊村則子、風袋宏幸、伊藤泰彦、水谷俊博、金政秀、田中正史

関心・態度・人格の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識、倫理観を深く理解する。実践的スキル・表現の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、都市や建築に対する多様な取り組み方、発展的な設計技術に触れ、実践的な建築設計能力を身に付ける。

建築設計事務所など実務に関わる建築設計の現場において、事前指導・事後指導を除く計180時間(23日間相当)以上のインターンシップ経験を6単位として認定する。インターンシップ期間内に参加したプロジェクトの内容の報告書を提出し、教員による面接を経て、評価を行う。

成績評価の方法

特になし

一級建築士の実務認定2年を受けるためには、インターンシップ科目を計14単位(1年の場合は4単位)以上取得した上で、実務要件に該当する授業を計30単位(1年の場合は計15単位)以上取得すること。但し実務要件に該当する単位数の算定では、インターンシップ関連の演習科目は8単位以下、同講義科目は8単位以下とすること。なお、インターンシップには、「インターンシップ1」、「インターンシップ2」、「インターンシップ3」の3 科目があり、この順序でステップアップしてゆくため、このことを踏まえた履修計画を立てることが大切である。また、指導を受ける一級建築士と打合せを行い、必要な準備を行うこと。

授 業 計 画履修希望者は、教員の面談による事前指導を受けた後、履修申告を行います。また、履修者自身で、受け入れ先の内諾を得るようにしてください。「インターンシップ3」では「インターンシップ2」を履修していることを前提にして、より発展的な設計技術に触れ、実践的な建築設計能力を身に付けることを目標にしています。研修内容や勤務時間などは、この目標に到達できるように、各インターンシップの受け入れ先と十分に調整し、取り組んでください。インターンシップの終了後に教員による事後指導を受け、そのすべてを終了することで評価が行われます。なお、本科目は修了要件単位数に含めないものとします。

事前指導方法:教員の面談内容:インターンシップ先の概要(名称、所在地、所属建築士、事業内容、受け入れの内諾状況)

単位認定の対象となる実務内容は、以下の通り。1:建築実施設計における建築計画・設計補助業務2:建築工事監理における工事監理補助業務3:建築確認審査および中間・完了検査における建築確認・検査補助業務

事後指導 方法:報告書の提出および教員による面接 内容:日報(日時・作業時間・作業内容)、参加プロジェクトの概要

○上記の内容を本学授業開講数に合わせて実施する。

特になし

別紙シ

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科目名

教員名

達成目標

授業の概要

・課題提出: 研修報告書 …( 60 )%・課題発表: 面接 …( 40 )%・小テスト: …( )%・定期試験: …( )%・レポート: …( )%・その他: …( )%

テキスト

参考文献授業関連Webページ留意事項および備考

インターンシップ3

河津優司、伊村則子、風袋宏幸、伊藤泰彦、水谷俊博、金政秀、田中正史

関心・態度・人格の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識、倫理観を深く理解する。実践的スキル・表現の到達目標建築設計事務所などでの実務研修により、都市や建築に対する多様な取り組み方、発展的な設計技術に触れ、実践的な建築設計能力を身に付ける。

建築設計事務所など実務に関わる建築設計の現場において、事前指導・事後指導を除く計180時間(23日間相当)以上のインターンシップ経験を6単位として認定する。インターンシップ期間内に参加したプロジェクトの内容の報告書を提出し、教員による面接を経て、評価を行う。

成績評価の方法

特になし

一級建築士の実務認定2年を受けるためには、インターンシップ科目を計14単位(1年の場合は4単位)以上取得した上で、実務要件に該当する授業を計30単位(1年の場合は計15単位)以上取得すること。但し実務要件に該当する単位数の算定では、インターンシップ関連の演習科目は8単位以下、同講義科目は8単位以下とすること。なお、インターンシップには、「インターンシップ1」、「インターンシップ2」、「インターンシップ3」の3 科目があり、この順序でステップアップしてゆくため、このことを踏まえた履修計画を立てることが大切である。また、指導を受ける一級建築士と打合せを行い、必要な準備を行うこと。

授 業 計 画履修希望者は、教員の面談による事前指導を受けた後、履修申告を行います。また、履修者自身で、受け入れ先の内諾を得るようにしてください。「インターンシップ3」では「インターンシップ2」を履修していることを前提にして、より発展的な設計技術に触れ、実践的な建築設計能力を身に付けることを目標にしています。研修内容や勤務時間などは、この目標に到達できるように、各インターンシップの受け入れ先と十分に調整し、取り組んでください。インターンシップの終了後に教員による事後指導を受け、そのすべてを終了することで評価が行われます。

事前指導方法:教員の面談内容:インターンシップ先の概要(名称、所在地、所属建築士、事業内容、受け入れの内諾状況)

単位認定の対象となる実務内容は、以下の通り。1:建築実施設計における建築計画・設計補助業務2:建築工事監理における工事監理補助業務3:建築確認審査および中間・完了検査における建築確認・検査補助業務

事後指導 方法:報告書の提出および教員による面接 内容:日報(日時・作業時間・作業内容)、参加プロジェクトの概要

○上記の内容を本学授業開講数に合わせて実施する。

特になし

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Page 27: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【建築デザイン専攻(修士課程)】

本専攻では、建築学の体系的な知を基盤に、建築デザインの創発的な

実践力を身に付け、人間が構築する環境の諸課題に取組み、人間社会の

発展を支え未来を切り拓く、構想力と実行力を備えた高度専門職業人を

育成することを目的とする。この目的を実現するために、以下の要件を

満たすとともに、所定の単位を修得し、かつ、修士論文又は修士制作に

ついての審査及び試験に合格した者に、修士(工学)の学位を授与する。

①論理的な思考、文化的な想像力、創造的な発想から、多面的に現実

空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる建築学の体系

的な知を身につけていること。

②建築学における計画系、環境系、構造系のいずれかの高度な知識・

技能を活用し、課題解決案を建築デザインによって具体的に提示でき

ること。

③構想実現のために、高度な専門性を活かし、最後まで粘り強く課題

に取り組むことができる、研究・プロジェクトの総合的な遂行能力を

身につけていること。

別紙ス

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別紙
Page 28: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻(修士課程)】

本専攻では、建築学の体系的な知を基盤に、建築デザインの創発的な

実践力を身に付け、人間が構築する環境の諸課題に取組み、人間社会の

発展を支え未来を切り拓く、構想力と実行力を備えた高度専門職業人及

び研究者を育成することを目的とする。この目的を実現するために、以

下の要件を満たすとともに、所定の単位を修得し、かつ、修士論文又は

修士制作についての審査及び試験に合格した者に、修士(工学)の学位

を授与する。

①論理的な思考、文化的な想像力、創造的な発想から、多面的に現実

空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる建築学の体系

的な知を身につけていること。

②建築学における高度な知識・技能を活用し、課題解決案を建築デザ

インによって具体的に提示できること。

③構想実現のために、高度な専門性を活かし、最後まで粘り強く課題

に取り組むことができる、研究・プロジェクトの総合的な遂行能力を

身につけていること。

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Page 29: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【建築デザイン専攻】

<設計・デザイン モデル>

建築デザイン専攻の修了後の進路として、設計・デザイン系を第1に想

定し、履修モデルを作成している。具体的には 建築・建設関連企業にお

ける建築設計・デザイン職である「建築家・空間デザイナー」である。こ

れは、建築デザインを教育研究対象の中心に据える本専攻が育成する人材

が、その能力を最も発揮できる進路である。社会状況としては、建築設計

界では団塊世代の引退が本格化し、人材不足が深刻化しており、技術レベ

ルが高く即戦力として期待できる大学院修了者への需要が根強い。この履

修モデルでは、建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、大

学等を指定科目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、「イン

ターンシップ1」を履修することによって、実務経験年数1年に該当する。

また、「インターンシップ1」「インターンシップ2」「インターンシップ

3」の他、選択科目より24単位、合計42単位履修することにより、実

務経験年数2年に該当し、大学院修了時点で「一級建築士」の受験が可能

となる。

設計・デザインモデル(建築家、空間デザイナー、一級建築士)に必要

な能力は以下と考え、教育課程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

②建築学における計画系(設計・計画・意匠・歴史)の高度な知識・技

能を活用し、課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

<エンジニアリング・地域計画モデル>

第2の進路は、エンジニアリング・地域計画を想定している。具体的に

は、まず環境分野の専門性が求められる「建築設備エンジニア」、構造分野

の専門性が求められる「建築構造エンジニア」である。これらの建築系エ

ンジニアは希少性が高く、建築設計から派生する、より専門的な職として

期待できる。また、震災国の喫緊の課題である防災の専門性を身に付け、

「地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント」として地域再生に

貢献する人材を加えることで、進路の広がりを確保している。

エンジニアリング・地域計画モデルに必要な能力は以下と考え、教育課

程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

別紙セ

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別紙
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②建築学における 計画系(防災)、環境系、構造系のいずれか の高度

な知識・技能を活用し、課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

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【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻】

<設計・デザイン系>

建築デザイン専攻の修了後の進路として、設計・デザイン系を第1に想

定し、履修モデルを作成している。具体的には 建築・建設関連企業にお

ける建築設計・デザイン職である「建築家・空間デザイナー」である。こ

れは、建築デザインを教育研究対象の中心に据える本専攻が育成する人材

が、その能力を最も発揮できる進路である。社会状況としては、建築設計

界では団塊世代の引退が本格化し、人材不足が深刻化しており、技術レベ

ルが高く即戦力として期待できる大学院修了者への需要が根強い。この履

修モデルでは、大学院修了時点で建築士試験の実務経験年数1年に該当す

るが、更にインターンシップ等の用件を全て満たすことで、建築士試験の

実務経験年数2年に該当し、大学院修了時点で「一級建築士」の受験が可

能となる。

設計・デザイン系(建築家、空間デザイナー、一級建築士)に必要な能

力は以下と考え、教育課程を構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

②建築学における設計・計画・意匠・歴史の高度な知識・技能を活用し、

課題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

<エンジニアリング・地域計画系>

第2の進路は、エンジニアリング・地域計画系を想定している。具体的

には、まず環境分野の専門性が求められる「建築設備エンジニア・研究者」、

構造分野の専門性が求められる「建築構造エンジニア・研究者」である。

これらの建築系エンジニアは希少性が高く、建築設計から派生する、より

専門的な職として期待できる。また、震災国の喫緊の課題である防災の専

門性を身に付け、「地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント」と

して地域再生に貢献する人材を加えることで、進路の広がりを確保してい

る。

エンジニアリング・地域計画系に必要な能力は以下と考え、教育課程を

構築している。

①多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができ

る能力

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Page 32: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

②建築学における 環境・構造・防災 の高度な知識・技能を活用し、課

題解決案を提示できる能力

③高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

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Page 33: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

<カリキュラムポリシー>

建築デザイン専攻では、学位授与の方針(ディプロマポリシー)に沿っ

た成果を上げるために、カリキュラムを『基盤科目』『専門講義科目』『専

門実践科目』『研究指導』から構成する。

『基盤科目』と『研究指導』を必修としたうえで、『専門講義科目』で

は計画系、構造系、環境系のいずれかの高度な知識・技能を、『専門実践

科目』では課題解決案を具体的に提示できる柔軟なデザイン能力と実務

能力を、それぞれの学生の進路に合わせて学修できるように科目を配置

している。

これらによって、理論と実践の両面から学修できるカリキュラムとし

ている。

単位は、必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位を修

得する。ただし、建築士試験の大学院における実務経験年数に関しては、

大学等を指定科目60単位以上を修めて卒業していることを前提に、実

務経験年数1年に該当するには、「インターンシップ1」を履修すること

が必要である。また、実務経験年数2年に該当するには、「インターンシ

ップ1」「インターンシップ2」「インターンシップ3」の他、選択科目よ

り24単位、合計42単位履修することが必要である。

別紙ソ

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別紙
Page 34: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【設置の趣旨等を記載した書類】

<カリキュラムポリシー>

建築デザイン専攻では、学位授与の方針(ディプロマポリシー)に沿っ

た成果を上げるために、カリキュラムを『基盤科目』『専門講義科目』『専

門実践科目』『研究指導』から構成する。

『基盤科目』と『研究指導』を必修としたうえで、『専門講義科目』で

は計画系、構造系、環境系の高度な知識・技能を、『専門実践科目』では

課題解決案を具体的に提示できる柔軟なデザイン能力と実務能力を、そ

れぞれの学生の進路に合わせて学修できるように科目を配置している。

これらによって、理論と実践の両面から学修できるカリキュラムとし

ている。

単位は、必修科目18単位、選択科目より12単位、合計30単位を修

得する。ただし、建築士試験の大学院における実務経験年数が2年に該当

するためには、選択科目より24単位、合計42単位を修得することが必

要となる。

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Page 35: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

②『専門講義科目』

進路に応じて専門性を深めることを狙いとして、建築学の計画系・環境

系・構造系の各専門講義科目をバランスよく配置する。更に、高度化する

構造系・環境系の知見を、空間の中で統合してデザインを行うために、建

築のデザインテクノロジーに力点を置く分野横断的な講義科目を設置す

る。

別紙タ

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別紙
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【設置の趣旨等を記載した書類】

②『専門講義科目』

進路に応じて専門性を深めることを狙いとして、建築学の計画系・構造

系・環境系の各専門講義科目をバランスよく配置する。更に、高度化する

構造系・環境系の知見を、空間の中で統合してデザインを行うために、建

築のデザインテクノロジーに力点を置く分野横断的な講義科目を設置す

る。

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Page 37: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

【建築デザイン専攻】

① 設計・デザインモデル

〈建築家、空間デザイナー、一級建築士〉

ア)多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる

能力

この能力は以下の講義科目を通じて修得する。なお「建築デザイン

特論」「建築計画特論」の2科目に加えて、「建築史特論」「空間デザイ

ン特論」の2科目から進路に適した1科目又は2科目を履修する。

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築計画特論」

(建築計画の実践事例を、都市的・地域的・文化的文脈から分析し、解

決すべき課題の本質を総合的に思考するための知識と方法を学ぶ。)

「建築史特論」

(前近代の建築物を対象に、造形現象とその背後にある豊かな造形原理

の考察を通じて、歴史的文脈から建築デザインを批評的に思考するため

の知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

の知識と方法を学ぶ。)

イ)建築学における高度な計画系(設計・計画・意匠・歴史)の知識・技能

を活用し、課題解決案を提示できる能力

この能力は以下の演習科目を通じて修得する。なお、建築士試験の大

学院における実務経験年数に関しては、大学等を指定科目60単位以

上を修めて卒業していることを前提に、実務経験年数1年に該当する

には、「インターンシップ1」を履修することが必要である。また、実

務経験年数2年に該当するためには、「インターンシップ1」「インター

ンシップ2」「インターンシップ3」の他、選択科目より24単位、合

別紙チ

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別紙
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計42単位履修することが必要である。

「建築デザインスタジオ」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的に提

示する演習を行い、建築学の専門知識を活用する高度な実践的方法と技

術を学ぶ。)

「建築設計演習」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的かつ

詳細に提示する演習を行い、講義で身につけた建築学の専門知識を統合

的に活用する高度な実践的方法と技術を学ぶ。)

「インターンシップ1」

(建築設計事務所などでの実務研修により、基礎的な職業意識・倫理観・

表現技法に触れる。)

「インターンシップ2」

(建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識・倫理観・表現技

法を理解する。)

「インターンシップ3」

(建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識・倫理観・表現技

法の理解から、建築設計補佐のスキルを身につける。)

ウ)高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

この能力は以下の演習科目を通じて修得する。

「建築デザイン特別研究1」

(建築計画、建築史、空間デザイン、建築設計の各専門領域における指

導教員のもとで、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組む。) 「建築デザイン特別研究2」

(建築計画、建築史、空間デザイン、建築設計の各専門領域における指

導教員のもとで、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組み、

その成果を修士論文又は特定課題研究(修士制作)にまとめる。)

42

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② エンジニアリング・地域計画モデル

ア)多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる

能力

この能力は以下の講義科目を通じて修得する。なお学生の進路に合わせ

て、3つの履修タイプがある。

〈タイプ1:建築設備エンジニア〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築環境特論」

(建築環境工学を体系的に理解し、具体的な業務ビル等の環境性能向上

に必要な方策について考案するための高度な知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

の知識と方法を学ぶ。)

〈タイプ2:建築構造エンジニア〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築構造特論」

(建築構造・構造力学系を体系的に理解し、応力や変形の挙動を可視化

した情報をもとにして、必要に応じて建築形態の修正方法を考案するた

めの高度な知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

43

Page 40: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

の知識と方法を学ぶ。)

〈タイプ3:地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「地域防災特論」

(建築の立場から地域を総合的にとらえ、地域が対峙する災害事象を対

象に、安全・安心・快適な地域のあり方を構想するための知識と方法を

学ぶ。)

「建築計画特論」

(建築計画の実践事例を、都市的・地域的・文化的文脈から分析し、解

決すべき課題の本質を総合的に思考するための知識と方法を学ぶ。)

イ)建築学における高度な計画系(防災)、環境系、構造系のいずれかの知

識・技能を活用し、課題解決案を提示できる能力

この能力は以下の演習科目を通じ、タイプ1~3が全て共通して修得す

る。

「建築デザインスタジオ」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的に提

示する演習を行い、建築学の専門知識を活用する高度な実践的方法と技

術を学ぶ。)

タイプ1、2については、さらに以下の演習科目を通じて、実務能力を

高める。

「インターンシップ1」

(建築設計事務所などでの実務研修により、基礎的な職業意識・倫理観・

表現技法に触れる。)

ウ)高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

この能力は以下の演習科目を通じ、タイプ1~3が全て共通して修得

する。

44

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「建築デザイン特別研究1」

(建築環境、建築構造、地域防災の各専門領域における指導教員のもと

で、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組む。)

「建築デザイン特別研究2」

(建築環境、建築構造、地域防災の各専門領域における指導教員のもと

で、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組み、その成果を

修士論文又は特定課題研究(修士制作)にまとめる。)

45

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【設置の趣旨等を記載した書類】

【建築デザイン専攻】

① 設計・デザイン系

〈建築家、空間デザイナー、一級建築士〉

ア)多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる

能力

この能力は以下の講義科目を通じて修得する。なお「建築デザイン

特論」「建築計画特論」の2科目に加えて、「建築史特論」「空間デザイ

ン特論」の2科目から進路に適した1科目又は2科目を履修する。

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築計画特論」

(建築計画の実践事例を、都市的・地域的・文化的文脈から分析し、解

決すべき課題の本質を総合的に思考するための知識と方法を学ぶ。)

「建築史特論」

(前近代の建築物を対象に、造形現象とその背後にある豊かな造形原理

の考察を通じて、歴史的文脈から建築デザインを批評的に思考するため

の知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

の知識と方法を学ぶ。)

イ)建築学における高度な設計・計画・意匠・歴史の知識・技能を活用し、

課題解決案を提示できる能力

この能力は以下の演習科目を通じて修得する。なお、「建築デザイン

スタジオ」「建築設計演習」に加えて、建築士試験の大学院における実

務経験年数が1年に該当するためには「インターンシップ1」の、2年

に該当するためには「インターンシップ1」「インターンシップ2」「イ

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ンターンシップ3」の履修が必要である。

「建築デザインスタジオ」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的に提

示する演習を行い、建築学の専門知識を活用する高度な実践的方法と技

術を学ぶ。)

「建築設計演習」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的かつ

詳細に提示する演習を行い、講義で身につけた建築学の専門知識を統合

的に活用する高度な実践的方法と技術を学ぶ。)

「インターンシップ1」

(建築設計事務所などでの実務研修により、基礎的な職業意識・倫理観・

表現技法に触れる。)

「インターンシップ2」

(建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識・倫理観・表現技

法を理解する。)

「インターンシップ3」

(建築設計事務所などでの実務研修により、職業意識・倫理観・表現技

法の理解から、建築設計補佐のスキルを身につける。)

ウ)高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

この能力は以下の演習科目を通じて修得する。

「建築デザイン特別研究1」

(建築計画、建築史、空間デザイン、建築設計の各専門領域における指

導教員のもとで、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組む。) 「建築デザイン特別研究2」

(建築計画、建築史、空間デザイン、建築設計の各専門領域における指

導教員のもとで、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組み、

その成果を修士論文又は特定課題研究(修士制作)にまとめる。)

② エンジニアリング・地域計画系

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ア)多面的に現実空間の分析を進め、問題の本質を把握することができる

能力

この能力は以下の講義科目を通じて修得する。なお学生の進路に合わせ

て、3つの履修タイプがある。

〈タイプ1:建築設備エンジニア〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築環境特論」

(建築環境工学を体系的に理解し、具体的な業務ビル等の環境性能向上

に必要な方策について考案するための高度な知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

の知識と方法を学ぶ。)

〈タイプ2:建築構造エンジニア〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「建築構造特論」

(建築構造・構造力学系を体系的に理解し、応力や変形の挙動を可視化

した情報をもとにして、必要に応じて建築形態の修正方法を考案するた

めの高度な知識と方法を学ぶ。)

「空間デザイン特論」

(デザインテクノロジーを活用した現実空間の高度なシミュレーショ

ンを理解し、複雑な諸条件を前提に解決案を論理的に導く建築デザイン

の知識と方法を学ぶ。)

48

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〈タイプ3:地方自治体技術職、地域・都市開発コンサルタント〉

「建築デザイン特論」

(建築物のデザインに関する詳細かつ全般的な検証と考察を通じて、建

築設計手法の分析を行い、建築デザインを具体的に思考するための知識

と方法を学ぶ。)

「地域防災特論」

(建築の立場から地域を総合的にとらえ、地域が対峙する災害事象を対

象に、安全・安心・快適な地域のあり方を構想するための知識と方法を

学ぶ。)

「建築計画特論」

(建築計画の実践事例を、都市的・地域的・文化的文脈から分析し、解

決すべき課題の本質を総合的に思考するための知識と方法を学ぶ。)

イ)建築学における高度な環境・構造・防災の知識・技能を活用し、課題解

決案を提示できる能力

この能力は以下の演習科目を通じ、タイプ1~3が全て共通して修得す

る。

「建築デザインスタジオ」

(現実空間の諸課題に対して、建築デザインによる解決案を具体的に提

示する演習を行い、建築学の専門知識を活用する高度な実践的方法と技

術を学ぶ。)

ウ)高度な専門性を活かした研究・プロジェクトの総合的な遂行能力

この能力は以下の演習科目を通じ、タイプ1~3が全て共通して修得

する。

「建築デザイン特別研究1」

(建築環境、建築構造、地域防災の各専門領域における指導教員のもと

で、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組む。)

「建築デザイン特別研究2」

(建築環境、建築構造、地域防災の各専門領域における指導教員のもと

で、各専門領域に関連する研究・プロジェクトに取り組み、その成果を

修士論文又は特定課題研究(修士制作)にまとめる。)

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( 

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単位

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ーン

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修了

要件

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含め

ない

。(※

2)

区分

1年

前期

1年

後期

2年

前期

2年

後期

基盤

科目

(6単

位)

「建

築デ

ザイ

ンス

タジ

オ」(4

単位

「建

築デ

ザイ

ン特

論」(2

単位

「建

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論」(2

単位

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講義

科目

「建

築史

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」(2

単位

) 

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1)

「空

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論」(2

単位

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1)

(※

1) 2

科目

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ち何

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履修

専門

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科目

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習」(4

単位

(記

載5

科目

を含

む計

12

単位

)「イ

ンタ

ーン

シッ

プ1

」(4

単位

) 

 (※

2) 1

~2年

集中

:休

暇期

研究

指導

(12

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

別研

究1

」(4

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

別研

究2

」(8

単位

基盤

科目

(6単

位)

「建

築デ

ザイ

ンス

タジ

オ」(4

単位

「建

築デ

ザイ

ン特

論」(2

単位

「建

築史

特論

」(2

単位

)「建

築計

画特

論」(2

単位

「建

築設

計演

習」(4

単位

専門

講義

科目

「空

間デ

ザイ

ン特

論」(2

単位

専門

実践

科目

「イ

ンタ

ーン

シッ

プ1

」(4

単位

) 

  

(※

2) 1

~2年

集中

:休

暇期

(記

載5

科目

を含

む計

12

単位

)「イ

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ーン

シッ

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」(4

単位

) 

  

(※

2) 1

~2年

集中

:休

暇期

「イ

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ーン

シッ

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」(6

単位

) 

  

(※

2) 1

~2年

集中

:休

暇期

研究

指導

(12

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

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究1

」(4

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

別研

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」(8

単位

基盤

科目

(6単

位)

「建

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ザイ

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単位

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築デ

ザイ

ン特

論」(2

単位

専門

講義

科目

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域防

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単位

)「建

築計

画特

論」(2

単位

専門

実践

科目

(記

載2

科目

を含

む計

12

単位

研究

指導

(12

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

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究1

」(4

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)「建

築デ

ザイ

ン特

別研

究2

」(8

単位

基盤

科目

(6単

位)

「建

築デ

ザイ

ンス

タジ

オ」(4

単位

「建

築デ

ザイ

ン特

論」(2

単位

専門

講義

科目

「建

築環

境特

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単位

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ザイ

ン特

論」(2

単位

専門

実践

科目

(記

載3

科目

を含

む計

12

単位

研究

指導

(12

単位

)「建

築デ

ザイ

ン特

別研

究1

」(4

単位

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築デ

ザイ

ン特

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単位

基盤

科目

(6単

位)

「建

築デ

ザイ

ンス

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単位

「建

築デ

ザイ

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論」(2

単位

専門

講義

科目

「建

築構

造特

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ザイ

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専門

実践

科目

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科目

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技術

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資料2本文16ページ,33ページ参照

環境

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建築

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建築

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別紙ツ

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別紙
Page 47: 【建築デザイン専攻】 · 【建築デザイン専攻】 社会が直面する現実空間の課題に対して、具体的に解決できる高度な実 践能力を有する建築家・空間デザイナー・建築士・エンジニア・課題解決

『建

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(2

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)『

建築

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『建

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資料2本文16ページ,33ページ参照

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『建

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画特

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科目

12

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自治

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建築

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『建

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画特

論』

『建

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特論

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『空

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論』

『建

築設

計演

習』

『イ

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建築

家空

間デ

ザイ

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(建

築士

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実務

経験

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モデ

ル2

エン

ジニ

アリ

ング

・地

域計

画系

『建

築環

境特

論』

『空

間デ

ザイ

ン特

論』

を含

む4

~5

科目

12

単位

建築

設備

エン

ジニ

ア研

究者

履修モデル(建築デザイン専攻)

モデ

ル及

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指導

専門

講義

科目

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践科

目群

養成

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人材

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『建

築デ

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ンス

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(4

単位

)『

建築

デザ

イン

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2単

位)

6単

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実験・実習

准教授

1前 2 ○ 5 3 オムニバス

- 2 0 0 5 3 0 0 0 兼0 ―

1通 2 ○ 5 3 共同

2前 2 ○ 兼1

2通 2 ○ 5 3 共同

- 6 0 0 5 3 0 0 0 兼1 ―

1前 2 ○ 1

1前 2 ○ 兼1

1前 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

1前 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

応用自己組織化特論 1後 2 ○ 1

1後 2 ○ 兼1

1後 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

1後 2 ○ 1

2前 2 ○ 兼1 集中

- 0 24 0 5 3 0 0 0 兼3 ―

1前 3 ○ 5 3

1後 3 ○ 5 3

2前 3 ○ 5 3

2後 3 ○ 5 3

- 12 0 0 5 3 0 0 0 兼0 ―

- 20 24 0 5 3 0 0 0 兼4 ―

専門選択

卒 業 要 件 及 び 履 修 方 法 授業期間等

必修科目20単位、選択科目より10単位、合計30単位を修得するとともに、修士論文について本研究科が行う審査及び試験に合格することを修了要件とする。

1学年の学期区分 2学期

1学期の授業期間

数理工学特別研究3

数理工学特別研究4

ネットワーク科学特論

スーパーコンピューティング特論

小計(12科目)

15週

1時限の授業時間 90分

合計(20科目) -

学位又は称号 修士(工学) 学位又は学科の分野 工学関係

研究指導

数理工学特別研究1

数理工学特別研究2

基盤

科目

数理工学要論

小計(1科目)

専門必修

数理工学発展コミュニケーションB

小計(4科目)

小計(3科目) -

現象数理解析特論

現象数理モデリング特論

構造数理工学特論

数値解析特論

統計解析特論

離散数理工学特論

金融工学特論

複雑システム特論

数理デザイン特論

Advanced MathematicalEngineering

数理工学発展コミュニケーションA

別記様式第2号(その2の1)(用紙 日本工業規格A4縦型)

教 育 課 程 等 の 概 要

(工学研究科数理工学専攻(修士課程))

科目区分

授業科目の名称配当年次

単位数 授業形態 専任教員等の配置

備考

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