知ってる?⽇本の⾷料事情 - maff.go.jp2.国際的な 料事情について(2)...

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平成27年10月 知ってる?⽇本の⾷料事情 〜⽇本の⾷料⾃給率・⾷料⾃給⼒と⾷料安全保障〜

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平 成 2 7 年 1 0 月

知ってる?⽇本の⾷料事情〜⽇本の⾷料⾃給率・⾷料⾃給⼒と⾷料安全保障〜

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⽬ 次■第Ⅰ部 ⾷料をめぐる事情・国際的な⾷料事情について ・・・1・我が国の⾷料事情について ・・・5

■第Ⅱ部 ⾷料⾃給率・⾷料⾃給⼒・私達の⾷卓における⾃給率 ・・・9・⾷料⾃給率の推移 ・・・10

コラム1 ⾷料⾃給率の計算⽅法 ・・・11コラム2 我が国と諸外国の⾷料⾃給率の⽐較 ・・・12

・⾷料⾃給率の向上に向けて ・・・13コラム3 ⾷料⾃給率向上のための5つのアクション ・・・15コラム4 料理の⾃給率を計算できるソフト「けいさん!こくさん」の御紹介 15

・⾷料⾃給⼒の維持向上に向けて ・・・16コラム5 ⾷料⾃給⼒は「いざという時にどれだけ作れるか」を⽰したもの? 18コラム6 ⾷料⾃給⼒指標の各パターンにおける⾷事メニュー例 ・・・19コラム7 ⾷料安全保障、⾷料⾃給率及び⾷料⾃給⼒の関係 ・・・20

■第Ⅲ部 ⾷料安全保障・⾷料供給に係るリスクの分析・評価 ・・・21

コラム8 農産物は⾃国内への供給が優先 ・・・21・リスクへの対応 ・・・24・「緊急事態⾷料安全保障指針」について ・・・25・「緊急事態⾷料安全保障指針(局地的・短期的事態編)」 ・・・27

コラム9 東⽇本⼤震災における対応事例 ・・・28・不測の事態が発⽣した場合の対応 ・・・29

コラム10 種⼦・種苗が不⾜した場合 ・・・29コラム11 肥料が不⾜した場合 ・・・30コラム12 ⽯油が不⾜した場合 ・・・31

・不測の事態が発⽣した場合にそれぞれの⽴場で必要となる取組 ・・・32・家庭備蓄の推進 ・・・33

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1.国際的な⾷料事情について(1)○ 世界の将来人口及び食料需要

第Ⅰ部 ⾷料をめぐる事情

世界の⼈⼝は、2000年に約61億⼈でしたが、2050年には約96億⼈まで増加する⾒通しとなっています。また、世界の⾷料需要は、2000年に約45億トンでしたが、2050年には約69億トンまで増加する⾒通しとなっています。

■世界人口の将来推計

61.3億人

95.5億人

0

20

40

60

80

100

120

2000年 2050年

1.6倍

(億人)

資料:国連「World Population Prospects:The 2012 Revision」

○ 世界の穀物の生産量、収穫面積、単収の推移

世界全体の穀物⽣産量は、これまで単収(単位⾯積当たり収穫量)の向上に⽀えられ、増加してきましたが、単収の伸び率は近年鈍化している状況です。

■世界全体の穀物の収穫面積、単収等の推移

11.6 14.8

22.833.2

10.3

21.3

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

2000年 2050年

先進国 中間国 開発途上国

69.3億トン

44.7億トン

1.6倍

(億トン)

■世界全体の食料需要量の変化(所得階層別)

資料:農林水産省「2050年における世界の食料需給見通し」ベースライン予測結果

300.8

270.5

111.2

332.7

305.3

109.0

9.7 8.7

5

10

15

20

25

80

100

120

140

160

180

200

220

240

260

280

300

320

340

1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020

1人当たりの収穫面積(右目盛)

収穫面積

生産量

単収

(1960年=100) a/人

2024

(予測値)

天候が平年並みに推移した場合の予測

(実績値)

2.78%

1.42t/ha 1.82t/ha単収の年平均伸び率(幾何平均)

2.22t/ha 2.63t/ha 2.99t/ha 3.61t/ha

1.89% 2.18% 1.30% 1.49%

資料:USDA「PS&D(2015.7)」、国連「World Population Prospects:The 2012 Revision」、農林水産政策研究所「2024年における世界の食料需給見通し」により農林水産省で作成。

注:グラフの数値は、2014年までは実績値、2015年は見通し、2016年から2024年までは予測値。単収の年平均伸び率の( )は2024年を除き、3年平均単収である。

平均単収

1.34%(1.29) (2.48) (2.82) (3.27) (3.94t/ha)(1.66) (2.00)

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2.国際的な⾷料事情について(2)

経済が成⻑し、国⺠1⼈当たり所得が向上するにつれて、1⼈・1年当たりの⾁類消費量は増加する傾向にあります。

3.3 8.4

13.6

23.7

44.0

56.6

7.6

17.6

30.2

38.3

45.348.8

23.1

27.0

30.6

33.4

37.3

42.2

0

10

20

30

40

50

60

1961 1970 1980 1990 2000 2011

畜産物1kgの⽣産には、その何倍もの飼料穀物を家畜に与える必要があることから、畜産物消費量が増加すると、急激に穀物需要が増加します。

■1人・1年当たり肉類消費量の推移

○ 経済成長と穀物需要の関係

(kg/人・年)

世界平均

中国

日本

資料:FAOSTAT

注:日本における飼養方法を基にしたとうもろこし換算による試算。農林水産省作成

■畜産物1kgの生産に必要な穀物量

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3.国際的な⾷料事情について(3)

⼲ばつ等の⼤規模⾃然災害や異常気象等により穀物等の⽣産量が⼤きく減少する可能性があります。

○ 食料生産の不安定性

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

450,000

500,000

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

■小麦の主要輸入相手国(米国、カナダ、豪州)の小麦生産量と、とうもろこしの主要輸入相手国(米国、ブラジル、アルゼンチン)のとうもろこし生産量の推移

資料:USDA「PS&D」

とうもろこし(千トン)

小麦(千トン)

豪州干ばつ米国高温・乾燥豪州干ばつ米国干ばつ

米国低温・多湿

ブラジル干ばつ米国低温・多湿

資料:左 UNESCO(国際連合教育科学文化機構)「World Water Resources at the Beginning of the 21th Century」

右 IWMI(国際水管理研究所)「Water for Food Water for Life 」

3,788

(km3/年)

339 713 752 1,170 118

219 344

607 1,481

2,112 2,504

3,189

30

131

188

269

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

1960年 1980年 1995年 2025年(予測)

その他用水 農業用水 工業用水 生活用水

1,968

3,175

5,235

■用途別の世界の水使用量の推移 ■世界の水資源の制約状況

農業⽣産には多くの⽔を利⽤し、1995年において世界の⽔使⽤量の約7割を占めています。我が国の主要輸⼊相⼿国(⽶国、豪州等)においても⼀部地域で⽔不⾜が発⽣しています。

○ 水資源の制約による農業生産への影響

とうもろこし

小麦

実⽤的⽔不⾜:財政的理由等により⽔利⽤に制約がある地域実質的⽔不⾜:⽔資源開発が安定限界状態、⼜は、河川流量の75%以上を取⽔している地域準実質的⽔不⾜:河川流量の60%以上を取⽔しており実質的⽔不⾜の状態に近づいている地域⽔制約(ほとんど)なし:利⽤可能な⽔資源に余裕がある地域データなし

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0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

ドル/トン

4.国際的な⾷料事情について(4)

穀物等の国際価格は、天候や需給動向等に左右されて変動します。2015年7⽉現在、2012年の⾼値から⼤きく値を下げたものの、2006年秋頃と⽐べ依然として1.2〜1.9倍の⽔準にあります。

○ 穀物等の国際価格の動向

大豆384.1ドル(1.9倍)

過去最高650.7ドル(2012.9.4)

とうもろこし165.2ドル(1.9倍)

過去最高327.2ドル(2012.8.21)

小麦215.2ドル(1.5倍)

過去最高470.3ドル (2008.2.27)

米390ドル(1.2倍)

過去最高

1,038ドル(2008.5.21)

資料:シカゴ商品取引所、タイ国家貿易取引委員会(2015年7月現在)注1:原則として、小麦、とうもろこし、大豆は、シカゴ商品取引所における2015年7月までの毎月第1金曜日の期近価格(セツ

ルメント)。米は、タイ国家貿易取引委員会公表による各月第1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOB価格。注2:過去最高価格については、米はタイ国家貿易取引委員会の公表する価格の最高価格、米以外のシカゴ商品取引所の全ての

取引日における期近価格(セツルメント)の最高価格。注3:図中の倍率は2006年秋頃と比較した直近の価格水準。4

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

2006 2008 2010 2012 2014

大豆

小麦

とうもろこし

1972

世界同時不作

1973

米国大豆禁輸措置

1980

米国熱波

1981

中国・イラン等の米の

不作によりタイ米需要急増

1982

世界的な米の豊作

1988

米国大干ばつ

1989

中国・インドネシア等の米の輸入需要増大

2002

米国・カナダ・豪州同時不作

1999

世界の米生産量が史上

2003

米国高温・乾燥

・中国輸入急増

2004

世界の米在庫量が約20年ぶりの低水準

1995

米国天候不順

中国が米の輸出禁止措置

フィリピン・インドネシア・タイで洪水

日本の冷害による米の緊急輸入

米国大洪水

1993

小麦

2008

世界的な小麦等の豊作

大豆

とうもろこし

2010

ロシアで干ばつ

2011

米国で高温・乾燥

2012

米国で高温・乾燥

2006

豪州大干ばつ

2007

欧州天候不順・豪州干ばつ

タイで担保融資制度導入

2014

世界的なとうもろこし等

2013

の豊作

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5.我が国の⾷料事情について(1)○ 我が国は世界第9位の農林水産業GDP、世界第1位の輸入国

世界全体で⾒ると、我が国の農林⽔産業GDPは世界第9位となっています。⼀⽅、我が国は輸⼊額に⽐べ輸出額が少なく、世界第1位の農産物の純輸⼊国となっています。

696 

389 

254 

180 

167 

‐114 

‐198 

‐240 

‐315 

‐632 

‐669 

‐700 ‐600 ‐500 ‐400 ‐300 ‐200 ‐100 0 100 200 300 400 500 600 700

■農産物の輸出額-輸入額の比較(2012年)

輸入の方が多い 輸出の方が多い

日本

中国

イギリス

ロシア

韓国

ドイツタイ

オランダ

アメリカ

アルゼンチン

ブラジル

資料:FAOSTAT‐Tradeを基に農林水産省で作成注:中国は香港、マカオ等を除く値。

(億ドル)

3,253 

2,266 

1,253 1,088  1,069 

713  608  577  539 

0

1,000

2,000

3,000

4,000■農林水産業GDPの上位10国(2013年)

資料:国連統計(○内の数値は順位を表す。)注:農林水産業GDPは、農林水産業及び関連産業の総産出額から中間投入(消費)を控除した粗付加価値を表す。

9,193(単位:億ドル)

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○ 我が国の主要農水産物の輸入は特定の国に依存

■我が国の主要農水産物の国別輸入割合(2014年)

主要農⽔産物の国別輸⼊額を⾒ると、とうもろこし、⼩⻨、⼤⾖、⽜⾁については上位3か国で9割以上を占めています。また、豚⾁については上位3か国で約7割、⽔産物については上位5か国で約5割を占めています。

6.我が国の⾷料事情について(2)

とうもろこし4,085億円

アメリカ84%

ブラジル8%

ウクライナ5%

小麦2,085億円

アメリカ51%

その他2%

カナダ32%

オーストラリア

16%

その他1%

大豆1,939億円

アメリカ63%

ブラジル19%

カナダ16%

その他2%

牛肉3,065億円

オーストラリア

51%アメリカ40%

ニュージーランド5%その他4%

豚肉4,564億円

アメリカ34%

カナダ18%

その他32%

デンマーク

16%

水産物1兆6,569億円

中国17%

チリ9%

その他28%

アメリカ8%

ロシア7%

タイ7%ベトナム6%

ノルウェー6%

インドネシア6%

韓国5%

資料:農林水産省「農林水産物輸出入概況」

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農地⾯積は、主に宅地等への転⽤や荒廃農地の発⽣等により、農地⾯積が最⼤であった昭和36年に⽐べて、約157万ha減少(▲26%)しました。

○ 農地面積の減少

0

100

200

300

400

500

600

S31 35 40 45 51 55 60 H2 7 12 17 22 26

601.2(計)(単位:万ha)

332.0245.8

269.2

206.0

451.8 (計)

(年)

資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」

■農地面積の推移

約157万ha減少

7.我が国の⾷料事情について(3)

我が国の⾷料消費の状況を⾒ると、⽶の消費が減少し、飼料や原料の多くを輸⼊に頼っている畜産物や油脂類の消費が増加してきました。

○ 食料消費の変化

111.7

88.0

74.6

67.8

61.455.2

9.2

17.9 22.9

28.5 28.530.2

11.3

13.7 14.5

17.2 16.6

16.7

6.3

10.9

14.0 14.6 14.6 14.1

0

10

20

30

40

0

20

40

60

80

100

120

S40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 26

米(kg) 肉類、鶏卵、油脂類(kg)

肉類

鶏卵

油脂類

■米、畜産物、油脂類の1人・1年当たり消費量の変化

資料:農林水産省「食料需給表」 注:1人・1年当たり供給純食料を記載。

608.6(計)(S36 大値)

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耕種作物の単収及び畜産物の⽣産能⼒は、品種・家畜の改良、栽培・飼養管理技術等の向上等により増加してきましたが、近年は品種改良や栽培管理技術向上の⼀巡等により、その伸びが鈍化している状況です。

○ 農産物の単収と畜産物の生産能力の推移

8.我が国の⾷料事情について(4)

■主な作物の単収、畜産物の生産能力の推移

403

494530

253 

348 379 

133 

178  171 1,730 

3,008  3,048 

1,000

2,000

3,000

4,000

100

200

300

400

500

600

S40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 25(年)

ばれいしょ(kg/10a)

小麦

ばれいしょ

大豆

228 

410 

452 

60  74  77 

88 

152 178 

4,250 

6,383 

8,198 

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

S40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 25

乳用牛(kg/頭)

資料:農林水産省「作物統計」、「畜産物流通調査」等注1:米は平年単収、小麦、大豆、ばれいしょは平均単収を記載。注2:乳用牛は経産牛1頭当たり年間搾乳量、肉用牛・豚はと畜1頭当たり枝肉生産量、ブロイラーは処理1羽当たり骨付き肉生産量を記載。

肉用牛

乳用牛

ブロイラー

米:+7%小麦:+9%大豆:▲4%ばれいしょ:+1%

乳用牛:+28%肉用牛:+10%豚:+4%ブロイラー:+17%

米:+23%小麦:+37%大豆:+34%ばれいしょ:+74%

乳用牛:+50%肉用牛:+80%豚:+24%ブロイラー:+73%

伸び率

(年)

基幹的農業従事者数は、農村部から都市部への⼈⼝流出等により、この約50年間で約700万⼈減少(▲81%)しました。また、農業就業者は、65歳以上が約6割となるなど、年齢構成のアンバランスが顕著となっています。

○ 農業就業者の減少・高齢化

894 

705 

489 

413 370 

293 256  240 

224  205 168 

235  219 

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

S40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 26

■農業就業者数の推移 ■年齢階層別農業就業者数(平成22年)(万人)

資料:農林水産省「農林業センサス」、「農業構造動態調査」(組替集計)注1:基幹的農業従事者とは、自営農業に主として従事した世帯員のうち、普段仕事として主に自営農業に従事している者を指す。注2:基幹的農業従事者数は、平成元年までは全農家、平成2年以降は販売農家を集計対象とした数値。注2:雇用者(常雇い)とは主に農業経営のために7ヶ月以上の期間を定めて雇った人を指す。

基幹的農業従事者数

農業就業者数(基幹的農業従事者数+雇用者(常雇い)数)

(年)

約50年間で約700万人減少

0.1

36 12

3157

95

0.23

3 2

3

1

0.4

0

20

40

60

80

100

20~

29

30~

39

40~

49

50~

59

60~

69

70歳

以上

万人

40代以下

31万人(14%)

15~

19歳

基幹的農業従事者

雇用者

(常雇い)

農業就業者

(基幹的農業従事者と雇

用者(常雇い)の合計)

219万人