天然乳化剤...天然乳化剤...

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天然乳化剤 水添レシチンとステロールとを独自製法にて複合化した天然乳化剤です。 細胞膜(レシチン)と細胞間脂質(ステロール)とから構成されています。 PEG系乳化剤やポリグリセリン系乳化剤と比較して、肌なじみが圧倒的に 優れていて、優れた感触の乳液、保湿クリーム、粉体のキシミを緩和する UV吸収剤の調製が可能です。 難溶性物質であるセラミドとの複合体も用意しており、セラミドを安定配合 することができます。 液晶乳化法により、面倒なHLBの計算もなく、あらゆる油剤をO/W乳する ことが可能です。 製品名 全成分表示名称 QD CN*1 備考 PP 水添レシチン、フィトステロールズ コレステロールタイプの Composite-PCもあります。 C 水添レシチン、フィトステロールズ、 セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセ ラミド3)、セラミドAP(又はセラミド6II) コレステロールタイプの Composite–C3もあります。 C5 水添レシチン、フィトステロールズ、 セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセ ラミド3)、セラミドAG(又はセラミド5)、セラミド AP(又はセラミド6II) *2 コレステロールタイプの Composite–C4もあります。 SP 水添レシチン、フィトステロールズ、 グリセリン、BG Phytomcompo–PPをポリオー ルに分散させたタイプです。 SC 水添レシチン、フィトステロールズ、グリセリン、BGセラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセ ラミド3)、セラミドAP(又はセラミド6II) Phytomcompo–Cをポリオー ルに分散させたタイプです。 OR 水添レシチン、オリザノール γ-オリザノールとの複合体 です。 Phytocompo 製品ラインナップ 植物由来の水添レシチンとフィトステロールの天然保湿成分のみで構成されている乳化剤 (*1)ECIC2014に収載の有無

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  • 天然乳化剤

    ✔水添レシチンとステロールとを独自製法にて複合化した天然乳化剤です。

    ✔細胞膜(レシチン)と細胞間脂質(ステロール)とから構成されています。

    ✔ PEG系乳化剤やポリグリセリン系乳化剤と比較して、肌なじみが圧倒的に

    優れていて、優れた感触の乳液、保湿クリーム、粉体のキシミを緩和する

    UV吸収剤の調製が可能です。

    ✔難溶性物質であるセラミドとの複合体も用意しており、セラミドを安定配合

    することができます。

    ✔液晶乳化法により、面倒なHLBの計算もなく、あらゆる油剤をO/W乳化する

    ことが可能です。

    製品名 全成分表示名称 QD CN*1 備考

    PP 水添レシチン、フィトステロールズ ○ ○コレステロールタイプのComposite-PCもあります。

    C水添レシチン、フィトステロールズ、セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセラミド3)、セラミドAP(又はセラミド6II)

    ○ ○コレステロールタイプのComposite–C3もあります。

    C5

    水添レシチン、フィトステロールズ、セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセラミド3)、セラミドAG(又はセラミド5)、セラミドAP(又はセラミド6II)

    - *2コレステロールタイプのComposite–C4もあります。

    SP水添レシチン、フィトステロールズ、グリセリン、BG

    ○ ○Phytomcompo–PPをポリオールに分散させたタイプです。

    SC水添レシチン、フィトステロールズ、グリセリン、BG、セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセラミド3)、セラミドAP(又はセラミド6II)

    ○ ○Phytomcompo–Cをポリオールに分散させたタイプです。

    OR 水添レシチン、オリザノール ◯ ◯γ-オリザノールとの複合体です。

    Phytocompo 製品ラインナップ

    植物由来の水添レシチンとフィトステロールの天然保湿成分のみで構成されている乳化剤

    (*1)ECIC2014に収載の有無

  • 消費者へのベネフィット

    処方開発へのベネフィット

    11 12 13 14 15

    相溶しない油剤の乳化

    油剤を選ばず乳化

    天然保湿成分で乳化

    HLB調整不要

    難溶性成分を安定配合

    11 12 13 14 15

    肌への浸透感UP

    高保湿・バリア機能UP

    粉体のきしみ緩和

    小じわ改善

    製剤の耐水性UP

    製品名 全成分表示名称 QD CN*1 備考

    PC 水添レシチン、コレステロール ○ ○天然由来の保湿成分のみの複合体。

    C3

    水添レシチン、コレステロール、セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセラミド3)、セラミドAP(又はセラミド6II)

    ○ ○Composite–PCに3種のセラミドを複合化。

    C4

    水添レシチン、コレステロール、セラミドNG(又はセラミド2)、セラミドNP(又はセラミド3)、セラミドAG(又はセラミド5)、セラミドAP(又はセラミド6II)

    - *2Composite–PCに4種のセラミドを複合化。

    Composite 製品ラインナップ

    (*1)ECIC2014に収載の有無(*2)お問い合わせください。

    植物由来の水添レシチンとコレステロールの天然保湿成分のみで構成されている乳化剤

  • 油相

    乳化油相

    油相

    乳化のイメージ

    水添レシチンフィトステロール

    セラミド等難溶性成分

    炭化水素油

    エステル油

    UV吸収剤

    シリコーン油

    フッ素油

    ワセリン 等

    乳化可能な油剤

    油剤を選ばず乳化可能

    液晶乳化法

    Phytocompo/Compositeをグリセリンにしっかりと分散しダマがなくなるまで室温にて撹拌します。

    その後、室温のBGを添加し液晶(LC)を形成させます。

    その後、約70℃に加温して、油剤をゆっくり添加して、O/LCエマルジョンを形成します。

    最後に、水で希釈してO/Wエマルジョンを得ます。

    *日本精化WEBサイトに動画がございます

    グリセリン(室温)

    PhytocompoComposite

    BG(室温)

    油相(約70℃)

    約70℃に加温

    室温まで冷却

    水相(約70℃)

    O/Wエマルション

    液晶乳化法によってどんな油剤でもO/W乳化が可能です。

    Phytocompoをポリオールにしっかり分散させます。

    油相を先に添加して、O/LCエマルジョンを形成させた後、水(塩は含まない)で希釈します。

    水溶性ポリマーで増粘させ安定化させます。また、塩類は最後に添加します。

    Point 1

    Point 2

    Point 3

  • 小じわ改善効果

    初期 2週間後

    Phytocompoで乳化したクリームを塗布することで、角層水分量とTEWLの抑制効果が有意に向上しました。乾燥による小じわを目立たなくする効果も期待できます。

    一般的なノニオン性活性剤で乳化したクリームに比べて、

    Phytocompo-PPで乳化したクリームの方がバリア機能が向上します。

    さらに、セラミドとノニオン性界面活性剤を単独で配合したクリームにくらべて、

    予め複合化したPhytocompo-Cで乳化したクリームの方がバリア機能が向上します。

    バリア機能

  • O/W処方での耐水性効果

    <試験方法>スライドグラスの周りにマスキングテープを貼り、0.2gの試料をスライドグラスに塗布。マスキングテープの高さに合せ、スパーテルを用いて塗布膜を均一にした。15分乾燥後、マスキングテープを除去。25℃の水に浸漬させ1時間静置後、写真撮影を行った。

    耐水性あり 耐水性なし

    O/Wサンスクリーン処方(Phytocompo配合) 市販O/Wサンスクリーン処方

    日本精化HP

    *本書記載事項を弊社に無断で複写、転用することを禁じます。記載事項につき、ご使用をお考えの際には、予め弊社にお問い合わせをお願い致します。また、本書記載の内容は、予告なしに変更させて頂く場合があります。

    *記載しております処方はあくまで参考処方です。安定性、安全性、特許等の制約につきましては充分に調査の上ご検討下さい。

    *本資料に記載した事項は、信頼できる実験事実に基づいて作成していますが、実際の実験結果を確実に保証するものではありません。

    *Phytocompoは、日本精化株式会社の登録商標です。

    本社:〒541-0051 大阪府大阪市中央区備後町2丁目4番9号 東京支店:〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町4番9号TEL (06)-6231-4781 TEL (03)-3664-7781