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Page 1: 熊本県高度情報通信機構 · Web view熊本県次世代情報通信推進機構 (NEXT熊本) ITプロジェクト提案説明会 平成13年3月24日(土) 15時~17時

熊本県次世代情報通信推進機構(NEXT熊本)

ITプロジェクト提案説明会

平成13年3月24日(土)

15時~17時

熊本大学工学部211講義室

Page 2: 熊本県高度情報通信機構 · Web view熊本県次世代情報通信推進機構 (NEXT熊本) ITプロジェクト提案説明会 平成13年3月24日(土) 15時~17時

プログラム  平成13年3月24日(土)熊本大学工学部211講義室

1. チャレンジド・テレワークプロジェクト  提案者:松浦 久雄,松本 克実(熊本ソフトウェア株式会社 身体障害者ソフトウェア開発訓練センター)

2. 公共交通情報IT適用部会  提案者:本田博久(株式会社富士通南九州システムエンジニアリング)

3. 電子署名・電子認証実験プロジェクト  提案者: 富松篤典(株式会社 電盛社)

4. 高齢者向けポータルサイトの構築  湊 健(エイムシステム株)         <休憩>

5. 各業界のメーリングリスト/趣味のメーリングリスト  提案者: 上薗正行(個人会員)

6. テレオペレーション調査・研究プロジェクト  提案者: 汐月哲夫(熊本大学工学部)

7. 医療・福祉の現場における情報ネットワークプロジェクト  提案者:藤本克己(医療法人 博光会).....今回は資料のみ

8. ギガビットネットを利用した遠隔協調設計支援システムの実用化に関する研究」について (熊本大学 両角光男 本間里見)

9. 工業技術センターより報告        (河北隆生)10.第1回ギガビット研究促進部会情報交換会 活動報告(汐月)11.研究開発用ギガビットネットワーク共同研究進捗報告書(汐月)12.通信・放送機構 北九州情報通信研究開発支援センター(お知らせ)

参加者名簿会場案内図

ITプロジェクト提案説明  15:00~

ギガビット研究促進プロジェクト状況説明  16:00~

資料

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ITプロジェクト提案説明資料

氏名 テーマ 所属  資料

松浦久雄 チャレンジド・テレワークプロジェクト 熊本ソフトウェア株式会社 A

山城裕慈 県内関連サービスを対象としたポータルサイトの実験 株)エヌ・アイ・ケイ 延期

岩本保弘 県内町村ウェブサイト開設支援 熊本流通センター 延期

福井 宏 入院児童・生徒に対する遠隔学習支援の実証実験 株)NTT データ九州支社 延期

吉田誠司 公共交通情報 IT適用部会 株)富士通南九州システムエンジニ

アリング

B

畑中 寛 コラボレーションシステムの研究 財)熊本開発研究センター 延期

飯星元博 ITを活用した地域医療の研究 熊本県医師会

橋柿正與 非営利法人 災害通信ネットワーク

湊 健 高齢者向けポータルサイトの構築 エイムシステム株 (C)

富松篤典 電子署名・電子認証実験プロジェクト 株)電盛社 D

藤本克己 医療・福祉の現場における

情報ネットワークプロジェクト

医療法人 博光会 延期

G

木本宏明 有)ロイヤルコーポレーション 延期

上園正行 各業界のメーリングリストほか アイ・オー E

汐月哲夫 テレオペレーションの調査・研究 熊本大学工学部 F

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チャレンジド・テレワークプロジェクト

提案者:松浦 久雄(熊本ソフトウェア株式会社 身体障害者ソフトウェア開発訓練センター)E-mail [email protected]

松本 克実(     〃         )E-mail [email protected]    〒861-2202 上益城郡益城町田原 2081-28,Tel:096-289-2100,Fax:096-287-2019,   http://www.kmt-ics.co.jp目 的:テレワークとは「情報通信技術(IT)を利用した場所・時間にとらわれない働

き方」のことで、これによる特長は、移動の手段がないとか環境が整わないということで働きたくても出来なかった身体障害者を、強力に支援することも可能とするものである。

     しかし、テレワークを実施するためにはコンピュータをある程度扱える知識や実務をこなしていく方法を身に付けなくてならず、障害を持っている未経験者はその第一歩を踏み出すのが容易ではない。さらには、テレワークを知らなくては踏み出すもなにもなされない。このようなことから、啓蒙から始まり、環境づくり、初歩トレーニング、応用トレーニング、実務を遂行するための実践指導、テレワーク実施と段階的にフォローし身体障害者の社会参加または就労の拡大を実現していくことが本プロジェクトの目標である。

概 要:NPO組織のe-アンザイレンとKSK内に設置されるKSKテレワークセンターとが協力して活動を行う。

    (概要図参照)当面の目標:    ・未経験者(身体障害者)に対し 啓蒙~トレーニング実施~難易度の比較的低い

テレワーク実施まで・経験者(身体障害者)による小規模な物件のプロジェクト3~4件をテレ-ワークで実施。ひとつのプロジェクトが終わった段階で問題点やそれに対する改善策をまとめていく

期待される効果:     より重度な障害者の社会参加または就労プロジェクトに必要な人材の調達は: 人材:e-アンザイレン(当初は訓練センター修了生を中心とした会員) 資金:e-アンザイレン(会費、寄付金) 情報:会員(当初は修了生が中心)の知人等からから広げていき、情報収集を行っていく。スケジュール:(2001年度)    会員募集、情報提供、HP立ち上げ、教材作成、トレーニング開始、テレワーク開始目標達成の見込み:    資金がどの程度確保できるかが大きな課題であるが、小規模でスタートすれば十

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分達成可能。NEXT熊本に対する熱き思い

   テレビ会議システムやアプリケーションの共有などを有効に活用していきたいと考えているが、広帯域の回線を利用できればできる事の範囲が広がると考えている。

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チャレンジド・テレワーク概要図

KSKテレワークセンター ・CAD業務(製図・3DCG・デジタルデータ化等) ・HP業務(2DCG・サーバー管理) ・PG業務

身体障害者 ・コンピュータ技術習得 ・技術支援 ・テレワーク(在宅就労)

e-アンザイレン ・正会員・訓練センター修了生

行政または企業 ・熊本県、熊本市等 ・建築、機械関連企業等 

施設・再春荘

 ・クピドフェア 

人材紹介情報提供依発注納品

発注発注納品

発注

納品 納品 発注

納品

啓蒙訓練

技術支援

PR・発注依頼

OJT 技術支援依

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公共交通情報IT適用部会

提案者: 本田博久(株式会社富士通南九州システムエンジニアリング)

〒 861-2202 上益城郡 益城町田原 2081-27,TEL:096-287-2134 FAX 096-287-2169,Email [email protected]

目 的: 近年、熊本市の交通事情は、その人口の増加と共に悪化の一途をたどっている。

その原因としては、東部/北部地区に偏った都市の膨張や、交通量に追いつかな

い道路整備等が考えられるが、多くは通勤時に於けるマイカーの増加が大きな原

因と考えられる。しかし通勤者側から見た場合、地方都市としては他に例の無い、

1都市に4社のバス事業社が存在する事からくる複雑なバス路線、同一停留所で

の複数バス時刻表、交通渋滞からくるバス遅延等、積極的な活用を阻害する要因

も存在する。そこでIT技術を活用して、一般利用者へのバス利便性を高め、公

共交通機関の利用拡大を促進し、ひいては交通事情の改善を図る事を本部会の目

的とするものである。

当面の目標: 部会員により、利用者の多様なニーズに対応したシステムの検討/現時点

で一般的に普及しているインフラを活用したシステム化の検討を行う。

期待される効果: バス停以外のどんな場所からでもバス時刻を確認でき、乗り遅れや長

い待ち時間の発生が削減される。普段使用しないバスの経路確認や乗り継ぎ情報

等が手軽に検索できる等これらの効果により、バス利用者数増加が期待できる。

プロジェクトに必要な人材等の調達は: 

  人材: 各部会員/企画元から適時必要なスキルを持ったメンバーを派遣してもらい、

自主的な活動として行う

  資金: 

  情報: 

スケジュール:(2001年度)

    

目標達成の見込み:

NEXT熊本に対する熱き思い

熊本の交通事情、特に路線バスは、利用者から見ると非常に特異なものだと感じ

ています。人口70万人足らずの都市に4社のバス会社が競合している事は、他

の都市ではなかなか例の無い事です。更に皆さんご承知の事ですが、熊本市が城

下町であった事からくる道路事情の悪さや複雑さは、バス利用をさらに困難なも

のにしています。バス等の公共交通機関を使いたくても、諸般の事情によりマイ

カー通勤している者としましては、今我々の持てる力を活用させバス利用者の利

便性を高めていく事が、少しでも熊本市近郊の交通事情の改善につながれば幸い

かと考えています。

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医療・福祉の現場における情報ネットワークプロジェクト

提案者:医療法人 博光会(事務担当 御幸病院企画部長 藤本克己)

    〒861-4172 熊本市御幸笛田6-7-40

    TEL 096(378)1166 FAX 096(378)1762    [email protected]  共同提案者:㈱富士通ビジネスシステム熊本支店

    TEL 096(355)3166 FAX 096(322)6543目 的:21世紀の高齢化社会においては、医療と福祉が複合したキメ細かな対応が必要

    となっています。

     その為には、地域の医療機関と福祉施設が連携を蜜にした体制づくりを行い、

    高齢者並びにそのご家族のニーズに答えていく必要があります。

    病院で退院できる状態になっているにも拘らず、家庭での受入が困難なケース、

    あるいは福祉施設に空室が無いケースなどによる社会的入院と呼ばれる状況の方

    が増加して、医療保険制度の面でも問題となっております。

     医療機関と福祉施設が互いに連携して、病院患者や施設入所者のニーズや情報

    並びに施設の内容や空室状況などをネットワークを通じて、各機関・施設が情報

    を共有化することにより問題解決の一方策になるのではと考えます。

当面の目標:病院、老人保健施設、老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、軽費老人ホーム

    ケアハウスが1ヶ所に集積された゛みゆきの里″内において、(1)必要とする

    情報の検討(2)利用し易い情報の表示・検索方法の検討(3)個人情報のセキユ    リテ ―の検討などについて、現場従事者の意見を最大限に活用して進めて行きイ    ます。

期待される効果:ネットワークへ地域の医療機関、福祉施設等やホームヘルパー派遣事業

    所などを含め多くの参加を得ることにより、情報量の増加、連絡方法の多様化に

    により、施設サービス、在宅サービスの両面において、事業者・利用者双方に寄

    与するものと考えます。

プロジェクトに必要な人材等の調達は:

  人材:みゆきの里内の職員によるプロジェクトチームを組成して行うと共に、ソフト

     の開発においては、富士通ビジネスと共同して行う。

  資金:実用化できるプランができた段階で、ネットワーク参加者を公募する予定で、

     応募者に対する資金補助をお願いしたい。

  情報:プロジェクトメンバー及び富士通ビジネスが個別に収集・提供を行う。

スケジュール:2,001年3月までに、みゆきの里の施設間のネットワークを構築

       2,001年4月よりプロジェクトチーム活動を開始(月1回)

目標達成の見込み:

     現場ニーズを最大限に活用し、実用化しうるソフトを2,001年12月を

     目途に行い、2,002年1月より参加者の公募を行って改良を図る予定で

     すが、多数の参加者によるスケールメリットの確保の面で問題点が残る。

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各業界のメーリングリスト

提案者: 上薗正行TEL:096-237-0110,Email [email protected] 目 的: 同じ業界では利害もありますが、お互いを知ることで利益もあるはずです。とに

かくインターネットのお陰でいままで知ることが出来なかったのが、知りあえま

す。

当面の目標: まず自分の仕事のコンピューター業界の熊本版のメーリングリストを作り

ます。特にこのNext熊本にご参加の方の参加を希望します。すこしずつ、特定の

業界のメーリングリストを作り、その中に管理していただく方(会社)で利益が

出るような話が出来ればいいとおもいます。始めは私の知り合いの方たちに頼む

予定です。

期待される効果: インターネットの普及

プロジェクトに必要な人材等の調達は: 

  人材: この主旨に賛同できる方

  資金: 不要

  情報: 出来るだけ多くの方の参加を期待します。

スケジュール:(2001年度)

    なし。

目標達成の見込み:

    出来るだけ多くの業界のメーリングリストが出来ればいいですね。

NEXT熊本に対する熱き思い

非営利で熊本の為にインターネットを通じてのボランティアですね。

すばらしいと思います。今まで自分のしてきたキャリアが皆さんの役に立てば

いいと思っています。

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趣味のメーリングリスト

提案者: 上薗正行TEL:096-237-0110,Email [email protected] 目 的: 同じ趣味を持つ人で知り合う事

当面の目標: 趣味はいっぱいあります。同じ趣味を持つ人が知り合うと楽しいのでそう

いうメーリングリストが1つでも多く出来れば楽しいでしょう。

期待される効果: 人と人が知り合う事

プロジェクトに必要な人材等の調達は: 

  人材: この主旨に賛同できる方

  資金: 不要

  情報: 出来るだけ多くの方の参加を期待します。

スケジュール:(2001年度)

    なし。

目標達成の見込み:

    出来るだけ多くの趣味のメーリングリストが出来ればいいですね。

NEXT熊本に対する熱き思い

非営利で熊本の為にインターネットを通じてのボランティアですね。

すばらしいと思います。今まで自分のしてきたキャリアが皆さんの役に立てば

いいと思っています。

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電子署名・電子認証実験プロジェクト提案者: 富松 篤典(株式会社 電盛社 ネットワークシステム部 部長)

〒860-0812,熊本市南熊本5-1-1 TEL:096-212-7724 FAX 096-212-7751,Email:[email protected] http://www.densei.co.jp/

目 的:  現在、ユーザ名とパスワードによる本人認証のシステムが多く利用されているが、盗難や推測、プログラムによる体系的なアタックなどの危険がある。また、通信路を流れるデータは、暗号化されていないため、データをのぞき見することも可能である。 近年公開鍵暗号方式を利用したPKI(Public Key Infrastracture)関連技術の標準化が進んできており、認証やデータ暗号化などに利用されつつある。PKIは公開鍵と秘密鍵と呼ばれる鍵ペアを持っており、データの暗号化 /複合化に利用される。一般に公開される公開鍵は、信頼される認証局によって電子署名した公開鍵証明書を使用することで信頼が与えられる。 PKIによる電子署名(認証)や暗号化は、企業・組織内のシステム(イントラネット)、エクストラネット、イントラネットをインターネットなどから利用時の本人認証、一般消費者を対象とした商取引、医師やその他権限を持った人物の署名の代用、企業間の電子的な契約時、官公庁などへの届けや証明の発行の際に当事者であることの証明、コンピュータ上で行われる決済や承認など非常に数多いケースで利用されることが予想される。 また、平成13年4月からは、電子署名法が施行され、法的にも電子署名は印鑑と同等な効力を持つ物となる。 しかしながら、一般にはPKIによる電子署名(本人認証)や暗号化への認識が薄く、また企業等が簡易に利用しようとするとまだまだ高価であり、運用方法のノウハウ不足や利用方法によっては課題も存在する。 本プロジェクトは、これからのネットワーク利用システムで基盤となる技術であるPKIによる電子署名とそれに基づく電子認証あるいは暗号化の運用実験を通して運用・利用ノウハウを収集・公開することを軸として、安価なPKIシステムの構築方法の 紹介、 電子認証技術の啓発、研究活動などを行うものであり、これらを通して認証局運用・利用ノウハウの蓄積、電子認証技術への正しい認識、電子認証関連技術の課題と応用上の可能性の把握を行うことを目的とする。

当面の目標: 本プロジェクトへの参加は、興味さえあれば複数の参加方法が選択できるようにしたいと思います。これは、興味があり覗いて見る方(ネットワークのみを通しての参加も含む)、プロジェクトの実験・研究などに参加する方、プロジェクトの運営に参加する方などです。これらを母体とし

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(1)認証技術を用いたプロジェクトのホームページとメーリングリストの構築し、情報交換や情報の公開を行っていく(2)運用実験のモデルをデザインし、参加組織を公募、実験運用を行い、その成果を元に運用のガイドラインを作成する.(3)電子署名・電子認証に関する講演会・勉強会の開催(4)電子署名・電子認証に関する研究課題を抽出、研究活動を行いその成果を発表する、など

期待される効果: 認証技術のシステム構築・運用・利用・応用力を持った人材・組織が育つことで熊本における情報技術利用による産業等の活性化、情報関連産業の活性化、認証技術の普及による県内市場の活性化などへ多少なりとも貢献すること

プロジェクトに必要な人材等の調達は:   人材: 電子認証に興味を持って集まったメンバーの自主的な活動として行う  資金: 参加組織の人的貢献を中心として運営する。プロジェクトの最低限の

初期設備等については参加メンバー有志の設備の流用等からスタートする。運用実験については実験参加者の自主的負担を中心とし、技術的には参加メンバーが可能な範囲で支援する。

  情報: 熊本県工業技術センターと熊本大学、提案者による共同研究の途中成果、公開情報、参加メンバーのノウハウを中心とし、県外の認証プロジェクトや認証システムメーカ等への協力要請も検討する。そのほか利用する側の要望事項なども貴重な情報です。

スケジュール:(2001年度)    電子認証を用いたプロジェクトホームページ、メーリングリストの運用、

講演会(1回以上)、勉強会(4回以上)の開催、システムの運用実験、運用ノウハウのガイドライン化

目標達成の見込み:基本的な利用法についてのノウハウはあるので、複数の実験プロジェクトの参加による運用事例の収集が目標達成のレベルを高める上で重要である。また、多数の方が積極的に参加してくれれば、期待される効果へ近づくことが出来る。

NEXT熊本に対する熱き思い新しい時代のインフラの上での新しいライフスタイルの基盤が整うことが熊本のこれからの発展には不可欠であると考えます。この為には、NEXT熊本のような組織から地場の人々自身によるダイナミックな提案と行動が生まれてくることが必要であり、また、関連する組織などが連鎖的な成果を生む基盤を素早く繰り出していくことが必要だと考えます。NEXT熊本を通して、まず、行動して行きましょう。

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テレオペレーション調査・研究プロジェクト提案者: 汐月哲夫(熊本大学工学部 数理情報システム工学科 助教授)

〒860-8555 本市黒髪2-39-1,TEL:096-342-3633 FAX 096-342-3633,Email [email protected] http://pochi.cs.kumamoto-u.ac.jp/shiolab/

目 的: テレオペレーション(遠隔操作)システムとはネットワークを 介 して力学的な動作や力覚・触覚情報を交換しあうシステムであり,現在ロボティクス,制御工学,機械工学,医療工学などの分野で精力的に研究が行われている近未来技術のひとつである.この技術の応用分野は組立て・生産の産業界のみならず,医療・福祉・教育・農業・土木・建築・安全・防災・娯楽など多岐に渡ることが予想されるため,その実用化に向けては,制御/ネットワーク/機構/応用/人間...などさまざまな工学的あるいは社会的観点からの調査・研究が必要である.本部会では,この分野に関する最近の研究動向について調査・検討を行なうとともに,県内における遠隔操作システムの実用化に向けて試作機の開発・製作・実用化実験等を行うことにより開発・運用・実用化技術を確立し,ベンチャービジネス創出の一助となることを目的とする.

当面の目標: まずは興味のある者で集まり今後の活動方針を決定する.提案者としては(1)技術的課題を洗い出し,メンバー各自の立場からその解決策の提案をする.(2)社会的波及効果・意義などについて大いに夢を語り合い具体的なイメージをまとめる.など

期待される効果: 電話で話すような気軽さで遠隔握手や遠隔肩もみができる.臨場感溢れる通信が可能になる.音+画像+文字+力触覚 で楽しいインターネット生活が実現する.などなど...

プロジェクトに必要な人材等の調達は:   人材: 興味の持って集まったメンバーの自主的な活動として行う  資金: まずは勉強会から始める.具体的な試作機等のプランができれば公募

型の補助金を申請する.  情報: メンバーが個別に持ち寄ることから始める.大学等の図書館,インタ

ーネットでの情報収集,および外部講師による講習会を積極的に行う.スケジュール:(2001年度)    メンバーの話題提供による勉強会(月1回)    外部講師による講習会・講演会(年4回)目標達成の見込み:

予算的には厳しいが,講習会,勉強会等は主催として数回行うほか,他団体との協賛・共催等の形式をとれば上記の回数は実施可能である.試作機の製作や実験については,ギガビットプロジェクトとの連携を図り

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ながら基礎的研究をじっくり行い,公募型の予算獲得に尽力する.NEXT熊本に対する熱き思い

このプロジェクトからベンチャービジネスが生まれるか否かはまったく未知数です.しかし,現時点では夢を持って取り組むことが重要であり,活発な活動を継続すれば予想外の波及効果も期待できます.多くのプロジェクトは正当な評価を得るまでには10年を要しています.まずは始めること,そして継続することが肝要だと考えます.

action

reaction

action

reaction

これはゴムマリ?それともボーリングの玉

触ってみなけりゃわからないぞ

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ギガビット研究促進プロジェクト状況説明資料

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第1回ギガビット研究促進部会情報交換会 活動報告参加者(敬称略):佐藤南紀(アボック),加藤博史(個人会員),水村宗行,小野秀一(熊本

計算センタ),中島泰彦(テクノポリス財団),広岡淳二,松浦芳充(北九州ギガビットラボ),

田中康仁(石川島播磨重工業),梶明夫(代理)(NTT西日本),中嶋,汐月(熊本大学)下田

明(熊本県:懇親会のみ)

日時: 平成13年3月6日(火)

          16時00分~18時00分  情報交換会

          18時20分~21時30分  懇親会

場所: 熊本大学工学部1号館3階演習室(汐月教官室前)  世話役:  汐月

内容: 実験の状況報告(資料1,2:汐月,研究室学生3名補助)

○「ネットワークの通信遅延特性と力覚情報通信のための制御手法に関する研究」について

資料およびスライドに基づき実験の趣旨,経過報告,体験デモンストレーションが行われた

○熊本テクノポリス財団におけるギガビットへの取り組み状況(資料4:中島氏)

 標記の内容についてスライドを用いて説明があった

 オープンラボの充実をはかっているので,積極的に参加をお願いしたい旨の要望があった

○熊本県におけるギガビットネットワークの状況(資料6:下田氏,汐月代読) 標記の内容について現状の簡単な説明を行った

 現在市内に4箇所のアクセスポイントが設置されていることが説明された

○工業技術センター関連の実験計画(資料3:河北氏,汐月代読) 工業技術センタと佐賀大学で計画している JGN を用いた「NCマシンにおける遠隔地からの

加工支援システムの実用化」の共同実験計画について説明があった

○TAO北九州ギガビットラボからのお知らせ(資料4:広岡)

 以下の項目について資料に従って説明があった

  「Asian Internet Wave」への参加協力について

   平成12年度 JGN新規導入設備について

   平成13年度 北九州ギガビットラボ活動計画について

   また,4月に研究の公募がある旨の通知があった

○その他

   北九州ギガビットラボの施設見学を計画したい旨の提案があった

   懇親会

   18時20分ころより熊本市内において懇親会を行った

  自己 紹 介 のあと,懇親会での会話はオフレコということで自由に本音の情報交換が行われ

た.

----------------------------------------------              --  文責: 汐月 -----

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 通信・放送機構 北九州情報通信研究開発支援センター 第7回利用公募開始について (お知らせ)

 北九州情報通信研究開発支援センターでは、幅広く利用者を

募る観点から、原則として4ヶ月ごとに利用者を公募しております。

なお、数日単位の短期的な利用申込みは随時受け付けております

が、公募期間中に申請をなされた方については日程調整を優先し

て行っておりますので、具体的な利用日時が確定していない方でも

是非、公募期間中での申請をお願いいたします。

 なお、センターでは、センターを直接のアクセスポイントとしてギガ

ビットネットワークを利用する研究者を支援するため、センター内の

空きスペースを提供する「オープンラボ」のサービスも開始しており

ます。詳細については、別途センターまでお尋ねください。

1.第7期利用期間

  平成13年4月1日~7月31日

2.公募受付期間

  平成13年2月13日~3月12日

3.申請方法

  上記受付期間内に必要書類をセンターまでご郵送ください。

  *申請書についてはセンターHPよりダウンロードできます。

  http://www.kitaq.tao.go.jp/top02.htm4.提出先

  通信・放送機構 北九州情報通信研究開発支援センター

  〒802-0001

  北九州市小倉北区浅野三丁目8-1 AIMビル7F

  TEL 093-512-3151

  FAX 093-512-3153   

  (担当) 広岡

*なお、センター事業などについてはHPをご参照ください。

  http://www.kitaq.tao.go.jp

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ギガビットネットワーク利活用研究開発制度(平成 12年度補正予算)に係る研究開発課題

「ギガビットネットを利用した遠隔協調設計支援システムの実用化に関する研究」につい

熊本大学工学部 両角光男 本間里見

株式会社構造計画研究所研究開発本部 半明照三

1.研究の背景

両角、本間は、建築分野における遠隔協調設計の生産性や創造性の高度化を図る目的で、同

期 非同期の設計情報交換支援システム(、 GW-Notebookと GW-CAD)及び、その運用技術の

開発に取り組んできた。大学における設計教育の現場を借りて試験運用を繰り返しており、特

に、非同期的な設計情報の交換機能については、既に光LAN環境下(数メガBPS)におけ

る実用の見通しを得ている。しかしながら、建築設計の過程では 10メガバイトを超えるCA

Dファイルやビデオ画像を交換する局面も多く、SINETを利用する場合でも遠隔地間の協調設

計では、情報交換速度がシステム利用のネックになっている。 さらに同期的情報交換の段階

では、ビデオ会議やアプリケーション・シェアリングなどの各種支援ツールを併用することに

伴う通信負荷増大の問題もあり、扱えるモデルが小さいものに限定されるなど、実用化に向け

た研究課題は多数残されている。

2.研究の目的

ギガビットネット上で、開発済みのシステムを運用実験しながらシステムの改良拡充を重ね、

次に想定するサービスを提供するシステムとしての実用性や、ギガビットネットの性能を活

かした協調設計手法や設計教育手法を検討するのが本研究の目的である。

1)地理的に分散立地している国内の設計組織が協調して設計業務を遂行できるよう、

ネットワークを 介 して同期非同期に設計情報を交換し、討論する過程を支援する。

2)協調設計を教育手法に取り入れたいと考えている複数の大学に対し、ネットワーク

を介 して作業環境や実行技術を提供する。

3.研究計画

[4月~6月 研究環境整備および基礎技術の検討、開発済みシステムの改良、機能拡張] 熊本大学工学部、北九州情報通信研究開発支援センターの間ではギガビットネットの利用

環境を容易に整備できる。そこで 先ずそれら2地点間で、開発済みのシステムを用いた同期、/非同期の運用実験を繰り返し、開発済みのシステムの動作性能を確認する。またこのシステ

ムの改良と機能拡充の課題を検討する。

設計の作業には多数のパソコンを使用する。現状ではそれら全てをギガビットネット専用

として使用するのは現実的でない。第三期の実用実験に備えて、インターネット環境にある

個人作業用のパソコンと、ギガビットネットに接続した協調作業用パソコンを結ぶゲートウ

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ェイの準備など、補助的作業環境の整備を進める。また構造計画研究所(東京)及び電子応

用機械技術研究所:電応研(熊本構造計画研究所)における実験環境整備を進める。

[7月~8月 本格運用実験の準備、改訂システムの改良拡張作業] 熊本大学工学部、北九州情報通信研究開発支援センター、構造計画研究所(東京)、電子応

用機械技術研究所(熊本構造計画研究所)の4点を結び、開発済みシステムやその後の改良

システムを用いた同期・非同期の運用実験を繰り返す。システムの改良や機能拡充を進める。

第三期の実務現場における実験参加者(構造計画研究所建築設計部門員)を交えて、協調設計

の作業手順、実験の課題、実験の評価項目および評価手法を検討する。

[9月~12月 設計実務および教育現場におけるシステムの実用化実験] 構造計画研究所の設計部門が取り組んでいる北九州市内の再開発プロジェクトを事例に、

改良システムを使用して、北九州情報通信研究開発支援センター、構造計画研究所(東京)、

電子応用機械技術研究所(熊本構造計画研究所)の3点間を結んだ、協調作業の実用化実験を

実施する。また、さらに熊本大学工学部を結んで、定期的に設計教育の教材を提供したり、

さらに Cは、システムを用いた設計教育に、学外の専門家として技術的アドバイスしたりす

るなど、開かれた教育の方法や、支援システムの運用方法を検討する。

[1月~3月 改良システムの評価とネットを活かした設計手法や教育手法の提案] 運用実験の成果を踏まえて、協調設計実務や協調設計教育の支援システムとしての性能や

システムの利用効果を評価する。またギガビットネットワークや協調設計支援システムの活

用で実現する創造的・生産的な設計手法、教育手法を提案し、報告書をまとめる。

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令和 5年 5月 19日

平成 13年度情報通信月間参加予定行事

「行事名:Asian Internet Wave」開催趣意書 (社)九州・山口経済連合会、(社)九州テレコム振興センター、西日本新聞社、通信・放送

機北九州構情報通信研究開発支援センター、総務省九州総合通信局では、郵政省と情報通信月間

推進協議会が昭和 60年から毎年行ってきた情報通信月間の平成 13年度の参加予定行事として、

Asian Internet Waveを行事名とする講演会及びパネルディスカッションの開催を企画してお

ります。(13年度は総務省と情報通信月間推進協議会で行う予定)

ご承知のとおりITシステムはインターネットを中心に世界的規模で発展・普及が進み つつ

あり、その利用形態から産業・経済・文化・教育など様々な面において改革や活性化の中心に

なると期待されています。

アジアにおいては人口集中度の高さや金融危機を脱しつつあることからインターネット が今

後爆発的に伸びると予測されておりますが、九州は地理的、経済的にアジア各国とのつながり

を歴史的にもったエリアであり、今後、インターネットを利用した商取引の活性化の動向など

をみた場合、九州とアジア諸国との間もインターネットを種々の分野で利用する関係へとシフ

トすることが十分考えられます。

係る環境のなかアジアのなかでインターネットの整備・普及が急速に進みつつある中国・韓

国・シンガポール・マレーシア及び日本からそれぞれの国のインターネットを中心とした情報

化動向に造詣の深い方々を講師、パネリストとして招聘し、各国のインターネットの現状と動

向、諸課題に関する講演会とパネルディスカッションを内容とする取り組みを企画していると

ころです。(別紙補足資料参照)

この取り組みを通じアジアと日本、とりわけ九州でのインターネットの整備・普及等に つい

て相互に理解を深めるとともにアジア全体としてのインターネットの発展・普及を考える機会

とするため開催するものです。

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c報告日: 2001年 1月 16 日報告者所属機関:熊本大学 工学部報告者氏名:   汐月 哲夫1.共同研究契約の特定

ギガビットネットワークによる力覚情報通信システムの運用実験  プロジェクト番号:JGN-G120141. 共同研究機関一覧

熊本大学2. 研究の概要

ネットワークを 介 した2端末間でのデータ転送に要した時間を計測することにより,アプリケーション層における伝達遅延の観点から見たネットワークの 品 質評価を行う.ネットワークに接続した力覚センサ付モータ駆動端末装置に,上記の実験により得られた通信遅延特性を考慮して設計された制御アルゴリズムを実装し,系の安定性と力覚情報の伝達特性に関する実験を行う.3. 研究の進捗状況(研究計画書のスケジュールとの対比)

2000年12月14日  北九州ギガビットラボに機材を搬入・設置し熊本大学・北九州ギガビットラボ間の接続設定を行うとともに、伝達遅延評価のためのデータ収集を開始。現在継続中(計画書のスケジュール通り) 2001年 2月にモータ駆動端末を用いた力覚情報通信実験の開始予定。北九州設置の装置をパケット反射用に用いて、熊本大学側から熊本―北九州間の往復伝達遅延に対する安定性および性能の評価を行う(スケジュール通り)4. 外部発表(学会発表、マスコミ発表、イベント利用その他準ずる発表)状況

「力覚情報通信とバイラテラル・テレオペレーティングシステム、-伝達遅延問題とその制御-」九州ギガビットネットワーク・シンポジウム in ながさき、平成12年10月30日(月)長崎大学(添付資料あり)5. 次年度以降の研究計画異なる制御手法による性能比較実験1. 北九州側に端末装置を搬入・設置して行う遠隔操作実験2. 他のアクセスポイントとの接続の可否に関する検討3. 端末装置の高機能化4. 動画像データ、音声データ通信との同時通信および同期問題の検討など

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Asian Internet Wave開催趣意書補足資料

今回の取り組みでは、中国、韓国等の海外4ケ国+日本を対象としています。

海外4ケ国の選定にあたっては、対象国のインターネットの現状と将来動向等を勘案し選定し

たものですが特徴的事項等を以下に記載しています。

いずれの国も政策や民間レベルで特徴的なものを有していると同時に日本(福岡県等)との協

力関係構築の動きも活性化しており、また世界レベルでアジアがその市場性も含め注目 を集め

ている状況をみればこれらの国々の講師によるインターネットに関する講演会等の開催は先行

事例の 紹 介 の場として、また、日本(九州)としての方向性を探る場として有意義なものがあ

ると考えます。

1 選定にあたっての国別特徴的事項

(1) 中国

①中国政府がインターネット開放政策に転換していること

②開放政策に伴い国内の情報通信関係機関の整備を進めたこと

③WTO加盟などインターネットによる EC展開の活性化を指向していること

④現段階では総人口に占めるインターネット利用の比率は小さいものの、数年後には世界第

1位のインターネット大国(巨大市場)になる可能性をもっていること

⑤携帯電話の普及速度も速くモバイルインターネット普及の可能性が大きいこと

⑥すでに欧州・アメリカ等の企業が乗り入れを図りつつあること

(2) 韓国

①高速ネット(ADSL)整備を急速に進めインターネット普及速度が著しいこと

②証券のネット取引が全体の 60%を超えるなどビジネス機会の拡大が図られていること

③通信ベンチャー企業の台頭と競争激化で磨かれた技術とアイデアを有していること

④日本市場を視野に入れ対日進出を図りつつあること

⑤オンラインゲームの大流行など日本と異なる普及の側面を有していること

(3)シンガポール

①IT関連への投資比率は世界で最も高いといわれていること

②eラーニングシステムで他国に先行していること

③アジアのインターネットハブを指向していること(香港との競争激化)

④携帯電話の普及率は人口比 45%だが WAP対応サービスの今後が期待できること

(4) マレーシア

①アジアのなかでもとりわけ国を挙げて IT産業の発展に取り組んでいること

②インターネット、携帯電話普及率からみれば今後の動向が注目され ること

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2 各国に共通する事項

①1997年の通貨危機から脱し、若しくは脱しつつある原動力の1つが IT であること

②政府主導または規制緩和を進め IT促進(インフラ整備含む)を図ったこと

③先進諸国の設備投資がこれらの国の生産拠点に流れていること

3 その他関連事項

①九州・韓国経済交流会議でサイバーネットワーク構築による貿易・投資・産業技術の基盤

整備などが具体的に進みつつあること

②福岡・釜山間 IT コリドー構想による交流・協力関係が進みつつあること

③アジア太平洋経済サミット(世界経済フォーラム主催)で ITを中心としたアジアの成長

戦略が論じられ、特に中国の政策転換が高く評価されたこと

④アジア太平洋情報社会サミットでアジア太平洋地域の情報格差解消の具体策などが打ち出

されたこと

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[NEXT熊本 事務局] 熊本県次世代情報通信推進機構(会員募集中)http://www2.kmt-ics.co.jp/nextkumamoto/(入会申込書ダウンロードできます)TEL 096-359-5810/FAX 096-353-0148E-mail [email protected] [IT提案説明会]汐月哲夫 (熊本大学工学部 数理情報システム工学科)〒860-8555 熊本市黒髪 2-39-1TEL 096-342-3633/FAX 096-342-3633Email [email protected]