山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰)...

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【取り組む際に生じた課題】 鮮度維持と円滑な流通経路の確保。 各国の防除基準に沿った出荷体制の確立。 【対応の結果】 輸送、検疫等のスムーズ化と、適正な温度管理による保管が重要。 各国の防除基準に沿った出荷体制を確保。 マレーシアの百貨店での試食 販売(トップセールス) 日本を強くイメージさせる梱 包資材の開発と活用 平成25年から台湾へ、平成27年からマレーシアへの試験輸出に取り組む。 佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。 米国産さくらんぼとの差別化を図り、富裕層をターゲットとした販売戦略を実施。 輸出額(万円) 輸出量() 出荷時期 平成28年度 174 0.58 6~7月 平成27年度 108 0.36 平成26年度 30 0.10 平成25年度 6 0.02 山形県 寒河江市海外輸出推進協議会 『 さくらんぼ(紅秀峰) を台湾、マレーシアへ』 さくらんぼ 【主な品目】 台湾、マレーシア 【主な輸出先国・地域】 【輸出取組の概要】 【輸出実績】 【今後の課題・展望】 輸出相手国到達までの輸送時間の短縮と検疫への対応。 知名度アップとブランド確立に向けた現地プロモーションへの対応。 供給力アップと輸出国拡大による輸出量増加に向けた取り組み。 【生じた課題への対応】 空運・海運等による鮮度保持状況を確認し、より適した輸送方法を実証実験。 生産者と関係団体による「寒河江市海外輸出推進協議会」を設立。 一般社団法人山形県国際経済振興機構の活用。 【連絡先】 担当部署:寒河江市農林課 TEL:0237-86-2111 青果物 (平成25年より開始) 「フード台北2013」にてPR ブース設置 【活用した施策・支援】 台北国際食品見本市(Food Taipei2013JETRO出展支援)への参加

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Page 1: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 鮮度維持と円滑な流通経路の確保。• 各国の防除基準に沿った出荷体制の確立。

【対応の結果】• 輸送、検疫等のスムーズ化と、適正な温度管理による保管が重要。

• 各国の防除基準に沿った出荷体制を確保。

マレーシアの百貨店での試食販売(トップセールス)

日本を強くイメージさせる梱包資材の開発と活用

平成25年から台湾へ、平成27年からマレーシアへの試験輸出に取り組む。 佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。 米国産さくらんぼとの差別化を図り、富裕層をターゲットとした販売戦略を実施。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成28年度 174 0.58

6~7月平成27年度 108 0.36

平成26年度 30 0.10

平成25年度 6 0.02

山形県 寒河江市海外輸出推進協議会『 さくらんぼ(紅秀峰) を台湾、マレーシアへ』

さくらんぼ

【主な品目】

台湾、マレーシア

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 輸出相手国到達までの輸送時間の短縮と検疫への対応。

• 知名度アップとブランド確立に向けた現地プロモーションへの対応。

• 供給力アップと輸出国拡大による輸出量増加に向けた取り組み。

【生じた課題への対応】• 空運・海運等による鮮度保持状況を確認し、より適した輸送方法を実証実験。

• 生産者と関係団体による「寒河江市海外輸出推進協議会」を設立。

• 一般社団法人山形県国際経済振興機構の活用。

【連絡先】 担当部署:寒河江市農林課 TEL:0237-86-2111

青果物

(平成25年より開始)

「フード台北2013」にてPRブース設置

【活用した施策・支援】 台北国際食品見本市(Food Taipei2013・JETRO出展支援)への参加

Page 2: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 船便輸送や検疫を含め、店頭に並ぶまで10日以上かかることから、輸送日数の

短縮と品質の確保。

• すいかは輸出先ではジュースで消費され珍しくなく、市場価格も安価なため、輸出向けと国内向けの価格差の縮小。

【ウェブサイト】 http://www.mitinoku.or.jp/

【対応の結果】• 平成26年は国内市場価格が低迷したため輸出向けを確保できたが、平成27年

は国内市場価格が好調であったため輸出量が減少。• 輸出先での食味や品質の評判は上々であった。

H26 出発式

H26 香港に向け出発

尾花沢市、村山市、大石田町の2市1町で生産されたすいかを「尾花沢すいか」としてPRするため、平成26年から輸出を再開。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成27年 約60 約4.08月上旬

平成26年 約175 約9.1

すいか

【主な品目】

香港、台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題】• すいかは重量野菜のため輸送費がかかり、トータルで赤字。• 天候により国内市場価格が大きく違うため、輸出に影響が出る。

• 単独での輸出は一定期間のスポット的な対応しかできないことから、オールジャパンによるリレー方式の取り組み。

【生じた課題への対応】• 国内市場との価格差を縮小しつつ、生産者の収入を確保するため、輸出先市場

価格に見合った規格品を選定し、事前に値決め販売。

【連絡先】 担当部署:営農経済部販売特販課 TEL:0237-55-6317

【活用した施策・支援】 山形県農産物等輸出販路拡大・販売促進支援事業費補助金

(平成26年より輸出再開)

山形県 JAみちのく村山『尾花沢すいかを香港や台湾へ』

青果物

H27 台湾輸出の積込作業

出荷前の尾花沢すいか

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【取り組む際に生じた課題】• 輸出食肉取扱施設が山形県にないため、他県でと畜・食肉処理が必要。• 部分肉パーツ販売のため、部位によっては売れ残りなどのリスクがある。

【ウェブサイト】 http://www.ysyokuniku.jp/

【対応の結果】• 海外で評価されたことにより、生産者の意欲が向上するとともに、山形県産の

安心・安全とおいしさに向けた取組に貢献。• 現地スタッフとの交流により販売が強固になった。

香港シティスーパーでの販売状況

平成24年から「山形牛・山形県産牛」を日本料理の高級食材として輸出開始。

現在は、タイの日本レストランが主な出荷先となっている。平成25年度からは香港の高級スーパーへ輸出を新たに開始。

輸出量(t) 出荷時期

平成27年度 12.1

通年平成26年度 9.8

平成25年度 7.3

牛肉

【主な品目】

香港、タイ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 香港での「山形牛」の美味しさを認知してもらい、取り扱い店舗を拡大していく。

【生じた課題への対応】• 平成24年に山形県経済国際化推進協議会より、タイ現地商談会の案内があり

出展。• 試食会等を通じ、山形牛の美味しさを全面的に出してPR。• 現地スタッフとのカットトレーニングを実施。

【連絡先】 担当者名:五十嵐、TEL:023-684-5656

【活用した施策・支援】 タイ国際食品見本市「Thaifex」に毎年出展

(平成24年度より輸出開始)

山形県 (株)山形県食肉公社『山形牛をタイ、香港へ』

畜産物

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【取り組む際に生じた課題】• 原発事故の風評被害への対策。• 現地までの輸送体制及び現地での代金決済を含む取り扱い体制の構築。

【ウェブサイト】 http://www.inawashiro.com/

【対応の結果】• 現地スーパーなどへ食品を卸している食品会社からの受注。• 輸出品の知名度確保や、ブランド品としての付加価値の向上。• 出展後の商談時等の信用度向上。• 国内向け販売価格の下落抑制及び販売の安定化。• 生産者の士気の向上。地域の一体的取り組みへの組織力の向上。

国際食品見本市「Gulfood2016」出展の様子(アラブ首長国連邦・ドバイ)

平成25年度に、独自ブランド米『いなわしろ天のつぶ』を推進する取組を始動。 国際食品見本市 「Gulfood2016」のジャパンパビリオンに出展し、食品会社からの受

注に至った。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成27年度 15 0.42 3月

【主な品目】

カタール、アラブ首長国連邦

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• カタール、アラブ首長国連邦等の中東地域への継続的な出荷、出荷量の拡大。• 中東地域以外への販路の拡大。

【生じた課題への対応】• 放射能検査証明書等、客観的・科学的な資料を提示し丁寧に説明することで、

風評を払拭。

• ジェトロのサービス等を活用し、輸入取引先候補の紹介や現地の情報提供を受け、売り込みを図るべく、取引先候補とのコンタクトの実施。

• 現地、国際食品見本市「Gulfood2016」へ出展。

【連絡先】 担当者名:小板橋 敏弘、TEL:0242-62-2116 (猪苗代町農業活性化協議会(猪苗代町農林課))

【活用した施策・支援】 平成27年度福島県輸出回復緊急対策事業、海外見本市出展(Gulfood 2016) 、

(平成27年度末より輸出開始)

福島県 猪苗代町農業活性化協議会・JA会津よつば『オリジナルブランド米「いなわしろ天のつぶ」を中東地域へ』

スーパー店頭での販売開始セレモニーの様子(カタール国・ドーハ)

ジェトロ貿易実務講座参加

Page 5: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 輸出に関する情報及び必要な検疫行程などの知識不足。• 新鮮さ・鮮度を確保しての運送方法。• 現地での正確な情勢把握及び販売先との商談の実施。

【対応の結果】• 国内向け販売価格の下落を抑止し、販売の安定化に寄与。• 輸出品の知名度やブランドとしての価値向上や国内での評価向上。• 現地で価格を抑えた店頭販売が出来た事による取扱い数量の拡大。

タイへの桃輸出第一便の出発式の様子

箱詰めされたモモがトラックに積み込まれる様子

安全性とおいしさを広くアピール。 農産物の鮮度を保つ空気調整(CA)コンテナを初めて本格採用。 バンコクの百貨店等数十店舗で販売、消費宣伝を実施。

モモ

【主な品目】

タイ(バンコク)

【輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【今後の課題・展望】• 産地の旬に合わせた出荷計画の作成による輸出量の拡大。• 検疫への対応など国内出荷体制の確立。• CA輸送における品質低下割合の更なる低減を目指す。

【生じた課題への対応】• 輸出国の情報収集。検疫などへの対応。• 市場を利用した物流によるスムーズな対応。• 空気調整(CA)コンテナの採用により鮮度を確保。• アライドコーポレーション(株)及び現地法人との交渉による販路拡大。

【連絡先】 担当者名:JA全農福島 園芸部 園芸課 三浦恒、TEL:024-554-3293

【活用した施策】 平成28年度福島県輸出回復緊急対策事業

【輸出状況】• タイへ向けた福島県産モモの輸出が平成28年7月20日、JAふくしま

未来管内で始まり、第一便として福島市、伊達市産のモモ・「暁星(ぎょうせい)」1.4トンを出荷。

• 第二便、第三便と輸出を拡大し、タイ向けに約21t(前年比15倍)の実績となった。

タイに向けて出発する様子

青果物

福島県 福島県、JA全農福島、JAふくしま未来『美味しい福島のモモをタイへ輸出』

Page 6: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 輸出に関するノウハウの取得。• 現地ニーズ等の把握。• 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う風評被害。

【ウェブサイト】 http://www.facebook.com.kitakata.ichibanboshi

【対応の結果】• 商品のプロモーションを実施したことにより商品の知名度向上。• 喜多方ラーメンとしてのブランド価値向上。

一番星麺(喜多方しじみ醤油ラーメン)

タイ プロモーション活動

◆平成26年、喜多方市内の異業種5社により設立、商品開発、販路開拓を実施。◆海外の商談会に積極的に参加し、バイヤーとの信頼関係構築、同時に市場調査実施。◆喜多方市、ジェトロ事業により輸入業者等を招聘し情報交換を実施。

輸出額(万円) 輸出量(t) 出荷時期

平成27年度 67 0.5 4~3月

一番星麺(喜多方しじみ醤油ラーメン)

【主な品目】

タイ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 輸出量を増加するため、プロモーション活動を引き続き実施。• 現地ニーズにあった商品の開発・改良。• 他国への輸出拡大を図り、世界90カ国へ一番星麺を輸出。

【生じた課題への対応】• 県、ジェトロ等の輸出セミナーへの参加。• 現地での商談会や百貨店でのプロモーション等、積極的に展開。• 商談会、百貨店等で安全・安心を説明し風評払拭に努めた。

【連絡先】 担当者名:松崎会長、TEL:0241-25-7915

【活用した施策・支援】 喜多方産品販路開拓輸出商談会、ジェトロ事業(海外展開

ワークショップ、ジェトロ福島貿易実務講座、ジェトロ海外商

談会 in バンコク)、県輸出回復緊急対策事業

(平成27年度より輸出開始)

福島県 会津喜多方グローバル倶楽部

『喜多方ラーメンをタイへ』 ~喜多方を愛する5人の挑戦!!~

加工食品

喜多方を愛するメンバー

※平成27年度は11月から出荷。

Page 7: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 「福島県の農産物」という原発事故からのマイナスイメージの払拭。• 輸出に関する知識不足、販路開拓。• 現地での交渉、語学力の長けた人材の不足。• 国際郵便で送った荷物が2週間経っても届かず、不安定な流通。

【対応の結果】• 風評払拭に寄与。国内での評価も向上。• 製造上のアルコール燻蒸はHALAL(ハラール)の観点でも採択する企業がある

ことを発見。

海外では珍しい果物である柿をドライ加工して、ドバイにある小売店や国際展示会「Gulfood 2016」にて海外のバイヤーへ営業。

ドバイでの出品の前段階として現地でドライフルーツ専門店を経営する企業の日本店舗での採用が決定。

ドライ柿

【主な品目】

アラブ首長国連邦(ドバイ)

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 2020年(平成32年)のドバイ万博に向けて輸出事業の強化と商品開発を進める。• 新たな海外販路を開拓する。• 平成30年までに輸出額を30倍に増やす。

【生じた課題への対応】• 皇族に贈答する献上柿であること、「無添加・砂糖不使用」をセールスポイントに

PRを行った。• 安心の裏付けデータなどの提示をとおして、正しい情報を説明した。• 無添加食品・ドライフルーツを専門とする6次産業プランナーと提携した。

【連絡先】 山内清則 TEL:090-8619-4000

【活用した施策・支援】 平成27年度福島県輸出回復緊急対策事業

福島県 北御山生柿生産出荷組合『日本が誇る献上柿をドライ加工して、ドバイへ』

加工食品

アラビア語の営業POPを作成して営業に臨んだ

Gulfood2016の海外企業

ブース (右:山内、左:井上プランナー)

(平成28年度より輸出開始見込み)

Page 8: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 当時は食文化の近いアジア中心に取り組んでいたが、震災を機に輸入規制の影

響を受ける。

【ウェブサイト】 http://www.e-horaiya.com

【対応の結果】• 国内外での商品の知名度の向上に併せ、社員の意欲も向上。• 平成27年度は、例年は注文があった大口の取引がなく輸出額が減少。

米国での販売風景

商品パッケージ

平成17年から、味噌を始めとする糀製品をアジア向けに輸出。

原発事故の影響により各国が輸入規制措置を講じる中、平成23年1月に参加した米国の展示会の反響を踏まえ、平成24年から同国への輸出を開始。平成25年以降は、「冷やしあま酒」に特化してPRしたことにより輸出が伸長。

輸出額(万円) 出荷時期

平成27年度 約24

通年平成26年度 約426

平成25年度 約261

糀製品(あま酒、味噌等)

【主な品目】

米国、香港等

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 米国での確固たる販路の構築と輸出量の増大に向けた取組を継続。

• 平成28年5月、ユダヤ教徒向けの食品認証「コーシャ」の取得により、新たな販路開拓を目指す。

• 米国・イスラエル向けの輸出販路開拓を本格的に目指すべく、英語能力がある人材を現在募集中。

【生じた課題への対応】• 以前より関心のあったアメリカの展示会に思い切って参加し好評を博した。

• 展示会出展後は、実際に輸出した小売業者の店頭で試飲販売を行い、ファンを獲得する取り組みも実施。

• 現地では、地元の料理教室で糀の使い方を教えるなど、裾野を広げる活動も積極的に展開。

【連絡先】 担当者名:柳沼 広呂人 TEL:024-943-2380

【活用した施策・支援】 EQUIPOTEL2012(サンパウロ・ブラジル),Winter Fancy Food Show 2013(サンフランシスコ・米国),IFE2013(ロンドン・米国)等への出展

(平成17年度より輸出開始)

福島県 (株)宝来屋本店『糀製品(あま酒、味噌等)を米国、香港等へ』

加工食品

Page 9: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 輸出に関する現地の情報不足。• 震災後は風評被害等により輸出量が低迷。• 現地サプライヤーとのマッチング。

【ウェブサイト】 http://www.sake-suehiro.jp/

【対応の結果】• 国内向け販売価格の下落を抑止し、販売の安定化に寄与。• 通年供給体制の確立により、販路を拡大。• 輸出を通し付加価値を高め、国内での評価が向上。

IWC等の海外の鑑評会へ積極的に出展し、日本酒を通じて日本の文化を紹介している。

輸出額(万円) 輸出量(KL) 出荷時期

平成27年度 2,656 17.7

通年平成26年度 2,736 17.3

平成25年度 2,314 17.3

日本酒

【主な品目】

米国、カナダ、タイ、台湾、北欧

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 輸出拡大に向け、現地ニーズに応じた商品づくり。• 取引先等との連携を更に密にして、拡販に努める。• 展示会等への出展による新たな取引先の確保。

【生じた課題への対応】• ジェトロ主催の展示会や商談会に参加。• 放射能検査の実施。

【連絡先】 担当者:八木 TEL:0242-54-7788

【活用した施策・支援】 JFC LA,SFO,NY展示会、福島県試食・商談会(シンガポール)、県産品PRセミナー(タイ)

福島県 末廣酒造(株)『日本酒を北米、タイ、台湾等へ』

アルコール飲料

ロサンゼルスの日本食の展示会に出展し、日本酒をPR

バンコク百貨店の日本酒売り場では、末廣の商品を販売。

Page 10: 山形県寒河江市海外輸出推進協議会 『さくらんぼ(紅秀峰) …...佐藤錦より果肉が硬く、より日持ちする寒河江市生まれの「紅秀峰」を輸出。

【取り組む際に生じた課題】• 東アジア中心に日本酒を輸出していたが、東日本大震災と原発事故の影響で輸

入規制や風評により販路が断たれた。

• 全く新しい販路として、ジェトロ商談会に参加するも成約見込みとなったカナダは各州が輸入管理をしているため手続きが煩雑で1年目は途中で諦めてしまった。

【ウェブサイト】 http://www.sasanokawa.co.jp/index.html

【対応の結果】• ウイスキー50ケース(12本入り)の輸出が実現。

• 一方、これまで輸出は全て間接輸出だったが、カナダとは初めて米ドル決済とする直取引をしたため為替リスクを実感。

ブレンデッドウイスキー 山桜

酒類輸出商談会in福島風景

創業251年の清酒メーカーは、東北で唯一の地ウイスキーメーカーという顔も持つ。

東日本大震災と福島第一原子力発電所事故に伴う輸入規制や風評被害により、東アジアへの販路が断たれた。

一方で、世界的なウイスキーブームを受け、地ウイスキーが輸出の柱になりつつある。

輸出額(万円) 輸出量(ℓ) 出荷時期

平成27年度 884 6,092

通年平成26年度 313 3,192

平成25年度 382 3,268

地ウイスキー

【主な品目】

カナダ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 社内の語学対応力をつけるか、またはスムーズな社外対応の仕組みを構築。• 相手国の制度情報の収集。• 為替リスクへの対応について検討。

【生じた課題への対応】• ジェトロ日本酒等酒類輸出商談会にてカナダ企業と再会を果たし再チャレンジ。

• 今度は諦めずに輸出に結びつけようとジェトロ福島の貿易アドバイザーによる各種登録、英文対等などマンツーマンの指導を受けた。

【連絡先】 担当者名:笹の川酒造(株) 専務取締役 山口恭司氏 TEL:024-945-0261

【活用した支援・施策】 ジェトロ酒類輸出商談会in福島、貿易相談サービス

福島県 笹の川酒造(株)『メイド・イン・ジャパンのウイスキーをカナダへ』

アルコール飲料

バイヤーによる企業訪問