県議がつくった石川の財政県内外国人宿者急増などにより、金沢を中心とした観光産業は好景気に...
TRANSCRIPT
本 年 ― 改元、ラグビーワールドカップ日本開催 来 年 ― 東京オリンピック・パラリンピック
2021年 ― ワールドマスターズゲームス関西
(関西との結びつきが強い加賀温泉郷への追い風)
2023年 ― 北陸新幹線敦賀延伸
2025年 ― 大阪万博 etc.
石川県議会議員
む ろ や
室谷ひろゆき
新時代の到来へ向けて―ビッグイベントを活かした市民生活向上を
県議がつくった石川の財政<第16号>
◎ 県内外国人宿泊者急増などにより、金沢を中心とした観光産業は好景気に
➡ 人口減少時代の中、石川県においては、観光客の増加が県内での観光消費額の増加を生み、県内の産業と石川県財政にうるおいをもたらしている。
773億2600万円
385億2800万円 455億1900万円
宿泊費 736億5300万円 966億5000万円 945億4700万円
732億7100万円
開業前 開業後 2年目
430億5400万円
飲食費
土産代
交通費
714億 600万円 845億2700万円 829億4100万円
653億5800万円
29万3956人36万3399人
52万9473人
60万6419人
2014 2015 2016 2017
外国人県内宿泊者数
(北陸新幹線金沢開業)
2
⇒ とはいえ、開業4年目を迎えた現在
国際化の意義
石川県として
石川県ならではの魅力づくり
・ 情報発信 ユーチューブetcを活用した歴史と伝統文化・食などのPR動画配信
・ 満足度向上
・ 石川ファンの拡大を図るおもてなしの向上 観光客のお声を活かしていく
・ 海外誘客の推進 外国人受入環境の充実
・ 広域連携による周遊観光の促進~ 目白押しの国際的イベント開催を見据え
他都府県と協力して県内へ呼び込む。
・ 人材の育成
・ 交流基盤の整備と活用ー県内の鉄道、道路、空港、港の充実
人口減少時代を迎えた石川県において、世界の多様な文化・技術を持つ地域と交流・協力し、共に生きる社会をつくることで、県内の活性化や魅力ある地域づくりを推し進める。
現状3年連続8割の方が「満足」と回答(県観光連盟満足度調査結果)
加賀、能登と金沢での効果の差はあり、県内のバランスある発展を目指し、県民全てが暮らしやすい県となるために、特にこれから6年間、目白押しのビックイベント・プロジェクトを活用しながら県内の国際化を推し進めていく事が大切となってきています。
3
⑴ 海外に向けた積極的な観光PR
・ 各国・地域の主な旅行博覧会への出展
・ 海外メディア招へい
・ 観光PRレップの設置 (フランス)・ インターネット動画サイトの活用 など
⑵ 石川のネットワークを生かしたPR
・ 石川県観光親善大使を活用した情報発信・ 留学生等を活用した観光魅力の発信
⑶ 多言語情報発信ツールの充実
・ SNSを活用した情報発信
・ ホームページ、パンフレットの多言語化 など
東京オリンピック・パラリンピックとその後を見据えた本県の認知度向上
(台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、フランス、スペイン、米国、オーストラリア)
(台湾、中国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、フランス、米国、)
石 川 県 の 海 外 誘 客 の と り く み に つ い て !
1
4
東京オリンピック・パラリンピック競技大会を活かした誘客の促進
⑴ 交通インフラを活用した周遊観光の促進・ 新ゴールデンルートの定着(北陸新幹線沿線の自治体・JRとの連携)・ 小松便を活用した旅行商品造成支援 など
⑵ 各国のニーズに応じた戦略的な取り組み・ スポーツ、レジャー誘致(台湾、韓国)、教育旅行誘致(台湾、中国)・ 信州等からのアフタースキー誘致(オーストラリア) など
⑶ MICE誘致の推進/富裕層誘客の推進・ 東京都との連携によるMICE誘致、ミーティング、プランナー招へい、見本市出展(バルセロナ)・ 富裕層誘客の促進(京都市等ラグジュアリートラベルアライアンスや
豪州富裕層向け旅行会社との連携)⑷ 新規市場の開拓・ ベトナム(メディア招へい(北陸新幹線沿線連携)、
現地セミナー・商談会参加(北陸三県連携))
外国人受入環境の充実
⑴ 観光事業者への普及啓発セミナー開催等を通じて、受入環境の向上を働きかけ
⑵ おもてなしの向上インバウンド研究会の開催、通訳ガイド研修の開催 など
2
3
5
・ 通訳ガイド育成・ 外国人旅行者コミュニケーションシート (指差し会話集)☆飲食店、商業施設用・ 多言語による絵文字
外国人にとって分かりやすい表示や案内版を作成するための絵文字提供・ 外国語食事メニュー作成支援システム (石川県の美味を楽しむ)・ 公共無線LANの整備
〇 小松空港国際線の旅客数の状況と国際化への取り組み☆ 2015年3月14日 北陸新幹線金沢開業2014年度と2017年度で国際線3路線全旅客数の差は+511人(2018年1月~台北便は既存のエバー航空の週5便に加え
タイガーエア台湾の週2便運航となり、週7便体制)
2014年度の各路線の旅客数を「100」とした場合の増減
小松~香港定期便(週2)
路線 ソウル 上海 台北
2014年度
2017年度
100 100 100
109 119 93
小松空港本年 4月 第 4の国際線定期路線!
外 国 人 旅 行 者 の 受 入 環 境 の 充 実
6
〇
〇 来年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた県内での事前合宿誘致の推進(本年1月時点予定)
・ 競技団体、市町と連携した誘致 (延べ10ケ国4競技)フランス ⇒ カヌー、水泳、ウエイトリフティング
アゼルバイジャン・ジョージア ⇒ レスリング
〇 金沢ホテル乱立問題
2018年11月末 ・・・・ 10089室(ホテル 9407室 旅館 682室) に急増
新幹線金沢開業後 今後も増続ける予定!2018年11月までに649室も増加! (建設ラッシュ)
又、本年中も金沢市内に、現在建設中のホテル・旅館11施設1900室くらいが開業予定となっています。
急激なホテルの増加はー供給過剰や観光公害を生み出す恐れ。
イギリス、カナダ、ニュージーランド、ブラジル、モザンビーク ⇒ カヌー
県内に急増している外国人観光客の多くは、羽田や成田、関空、中部国際空港などから日本入りし、北陸新幹線や特急に乗って石川県観光に来ています。
北陸新幹線加賀延伸は、ダイレクトに多くのお客様を加賀温泉郷へ連れてきてくれます。
に
7
これまで、本会議質問などを通じ、
県の回答としては
やみくもなる拡大から「質」の向上が重要 と考えます。
〇 人材確保 ―
若者の職場定着率ー大きな課題(高卒58.3%、大卒51.9%)
又、加賀、特に温泉地につきましては、本県のゲートウェイである金沢に訪れました観光客を加賀へ足を運んでいただくよう前向きにとらえ、加賀の魅力ある観光資源を、旅行会社に市とともに提案し、旅行商品化を働きかけ、さらに造成支援などに取り組んでいく。
県観光のおもてなしの最前線に立つ旅館やホテルで働く方々の絶対的不足をまねいている。
金沢市内ホテル急増の影響が加賀及び能登に波及すること、又、金沢市内に増えすぎたホテルが、お客様の囲い込みをすれば、地域間競争の激化によって、客室稼働率の低下や採算ラインを切る施設などが現れ、地域によっては衰退を招く恐れもあり、対策などを訴えてまいりました。
現在建設されているホテルの多くが宴会場などを備えていない宿泊施設であることから、既存ホテル、旅館は差別化を図るなど工夫を凝らしていく。
8
⇒県のとりくみ・
・ 職場環境改善に関するセミナーの開催 など
〇 早期離職のデメリット
若 収入が減り→生活が困難に
者 転職を繰り返す→技量が身につかない
側 離職しても「若いから」と、思っている間に年数が過ぎていく
企業にとって、一人の人材を採用し、
企 一人前に育てるためのコストは莫大なもの
業 社員が1~2年で辞めてしまえば、企業経営戦略にも支障をきたす。
側 社員が離職することにより、残った社員のしわ寄せ(仕事量)の増加が
企業内の配置や新たな取り組みを大きく阻害していく。
県内外での合同企業説明会やインターンシップフェスティバルへの宿泊業の参加、ILACにおける随時UIターン希望者とのマッチング
9
67223人
66516人
65780人
65042人
2015 2016 2017 2018
加賀市の人口の推移(毎年9/1値)
10
20144012014186
67万9000人76万8000人
80万4000人75万8000人
48万人
53万3000人51万4000人 487000人
42万8000人
47万2000人
44万2000人43万8000人
2014 2015 2016 2017
加賀市三温泉宿泊者の推移
山代温泉
片山津温泉
山中温泉
(北陸新幹線金沢開業)
11
401億4000万円458億円
499億円
479億8000万円
550億円
2014 2015 2016 2017 2020
加賀市観光消費額の推移と目標
(目標)
12
186万5000人
207万3000人 206万7000人 198万2000人
220万人
2014 2015 2016 2017 2020
加賀市宿泊施設入込客数の推移と目標
(目標)
(北陸新幹線金沢開業)
13
◎ 人口減少、少子超高齢社会の中で、市民が末永く安心して暮らしていくために
交流人口の拡大と地域産業の育成は、なんとしても充実させなければならない課題。
行政はどんなにいいことを言っても、税収が入ってこなければ
市民サービスを充実させ続けることは出来ません。
⇒ 市民の減少、市民の高齢化→市税収入の減少、社会保障費の増大を招いています。
→ 「外部の力」を有効活用していく取り組みが大切となっています。
⇒ 観光地である加賀市にとって、外から(観光)のお客様が市内で使って下さるお金
そして、市内企業の発展による市民全体のうるおいから、生じる税収が
これからの加賀市をつくっていく源となります。
加賀市および石川県の財政の→将来を見据えた地道な取り組みが必要です。
◎ 加賀市の主なとりくみ
⇒「世界から選ばれる温泉共創地」
~ 「加賀ていねい」をテーマとした地域観光の磨き上げ ~
14
〇
・ 都市圏への観光戦略事業
・ 加賀温泉郷情報発信事業(情報発信、出向宣伝etc)
・ 温泉地誘客の促進事業 (三温泉の特色を生かした観光誘客事業助成)
・ インバウンド戦略推進事業 (アジア諸国などへの戦略的な情報発信により海外からの誘客促進)
・ 加賀温泉駅前広場及び駅舎関連施設整備事業
(2023年春の北陸新幹線加賀温泉駅開業へ向けて整備) など
◎ ものづくりと雇用創出で勢いのあるまちづくり
◎ IOTなどを活用した人材育成と新産業・研究への支援
◎ 新たな雇用の確保
A. 新しい産業団地の整備
市民の安定した雇用の場となる新たな産業の創出と企業集積を目指し
企業の要望に即応できる産業団地の整備を行う
観光と歴史・文化の振興による賑わいのあるまちづくり
(地域の観光資源を活用した新たな体験観光メニュー企画、旅行業者による加賀温泉郷の旅行商品化の実施)
15
予定地 ー 加賀市新保町弐1番2
全体事業面積 ― 約37000㎡(内、分譲予定面積 - 約32000㎡
事業完了予定 ― 2022年度
B. 加賀市への本社機能移転支援の拡充(地域再生法の改正に伴い)
県政に対するご意見をお聞かせください! (討議資料)
TEL 77-7839
FAX 76-9390
TEL 076-225-1027(代)県議会:
支援要件
加 賀 市 山 代 温 泉 14-67
金 沢 市 鞍 月 町 1-1
住 所:
拡充型(東京23区以外から移転)固定資産税、都市計画税3年間10分の1に減免。 新規雇用人数1人につき30万円助成(初年度限り)
区 分
移転型(東京23区から移転)
新規市民雇用2人以上
支援内容
固定資産税、都市計画税3年間課税免除
県議がつくった石川の財政 第16号 〔2019〕
む ろ や
16