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SSDファームウェアアップデートのユーティリティガイド Crucial® M550 SSDファームウェアリビジョンMU02ファームウェアアップデートガイド(リビジョンMU01からリビジョンMU02へのアップデート)
はじめにこのドキュメントでは、Crucial M550 SSDのファームウェアを、起動可能なUSBドライブまたはCDと起動可能なISOイメージを使用してアップデートするプロセスについて説明しま
す。ISOイメージにはMU02ファームウェアアップデートと DOSブートコードが含まれています。
このプログラムは、ファームウェアをリビジョンMU01からリビジョン MU02にアップデートするために使用してください。
注:このファームウェアアップデートは、個別に購入した、
またはコンピューターシステムに元から搭載されている Micron SSDには適用できません。そのようなドライブのファームウェアアップデートは、必要に応じてコンピューター
製造元またはwww.micron.comから入手できるようになります。このファームウェアアップデートは、その他のMicronまたはCrucial SSDに適用可能です。
警告:すべてのファームウェアアップデートと同様、この
アップデートを実行する前に、すべての重要なファイルのバ
ックアップまたはコピーの作成を行うことが強く推奨されま
す。このファームウェアアップデートのプロセスは、すべて
ユーザーの責任で行ってください。正しく実行した場合、シ
ステムまたはドライブのユーザーデータが損失することはあ
りません。ただし、ファームウェアのプロセスが何らかの理
由で中断された場合、ソリッドステートドライブが適切に動
作しなくなる可能性があります。このアップデートをノート
ブックコンピューターで実行する場合、電力供給にAC電源アダプタを使用することが強く推奨されます。
一般的な手順ファームウェアのアップデートプロセスを開始する前
に、次の手順を実行してください。
1.ソリッドステートドライブのバックアップを行う このファームウェアのアップグレード手順を開始する前
に、システム全体のバックアップを実行することが強く
推奨されます。(パワーロスまたは何らかのハードウェ
ア障害により)アップグレードが中断された場合、ソリ
ッドステートドライブが適切に動作しなくなる可能性が
あります。
2.AC電源を使用する アップデートプロセスの間、モバイルPCまたはデスクトップPCをAC電源に接続するようにします。アップグレー
ド中にバッテリー電源のみを使用することは推奨されま
せん。ファームウェアのアップデートプロセスの間はい
かなるときも、電源を取り外さないでください。取り外
した場合、プロセスが不完全になり、ソリッドステート
ドライブが使用できない状態になる可能性があります。
3.BIOS設定を編集する 以下の手順に従って、コンピューターのBIOS設定の編集が必要になる場合があります。コンピューターのユーザ
ーマニュアルで、これらの設定の編集に関する詳細を確
認してください。
a)ドライブのパスワードを無効化/削除する BIOSの設定画面を表示して(通常「Delete」、「F2」、または「F12」キーを起動画面の最中に押します)、SSDに設定したすべてのパスワードを無効にします。パスワ
ードでの保護によってファームウェアアップデートがブ
ロックされる場合があります。
b)起動順序を確認する システムがCDまたはUSBドライブから起動しない場合、 BIOS設定の編集が必要になります。BIOSエディタでドライブの起動順序を確認してください。デフォルトでは、
ほとんどのシステムは、システムドライブよりも先にCDドライブから起動します。BIOSベンダーによって異なりますが、「Boot Device Priority」、「Boot Load Order」、または「Advanced BIOS Features」などのオプションを見つけてください。システムが、OSが含まれているドライブより先に、起動可能なCDまたはUSBドライブから起動することを確認してください。
ファームウェアアップデートをダウンロードする1.ファームウェアのダウンロードプロセスを開始する前に、インターネットブラウザ以外のすべてのプログラムを閉
じます。
2. 次のURLで、目的のCrucial SSDに対応するM550リビジョンMU02ファームウェアアップデートユーティリティを見つけます。http://www.crucial.com/usa/en/support-‐ssd-‐firmware
3. M550リビジョンMU02ファームウェアのハイパーテキストリンクをクリックすると、[開く]、[保存]、[キャンセル]を選択できるダイアログが表示されます。[保存]を選
http://www.crucial.com/usa/en/support-‐ssd-‐www.micron.comから入手できるようになりま
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択してISOイメージをシステムにダウンロードします。
4. 後で簡単にアクセスできるように、このファイルをデスクトップまたは別のフォルダに保存し、ダウンロードが
完了したらダウンロードウィンドウを閉じます。
ISOを含む起動可能なメディアを作成するオプション1:起動可能なCDを作成する
注:光学ドライブ書き込みソフトウェアは、ほとんどのオ
ペレーティングシステムに組み込まれています。
1. お好みのCD書き込みソフトウェアを使用して、ファームウェアISOイメージをCDメディアに書き込みます。
オプション2:起動可能なUSBドライブを作成する
注:このオプションを使用するには、システムがUSBからの起動をサポートしている必要があります。
1. 新規フォーマットのUSBドライブ(256MB以上)を用意します。
2. USBインストーラープログラムを開きます。USBインストーラープログラムがない場合は、Universal USBInstaller(www.pendrivelinux.com/universal-‐usb-‐installer-‐easy-‐as-‐1-‐2-‐3/で入手可能)などの無料のUSBインストーラープログラムをダウンロードできます。
3. セキュリティに関するダイアログまたはライセンス契約でクリック操作が必要になる場合があります。
4. Universal USB Installerを使用している場合は、以下を実行します。
• [Step 1]のドロップダウンボックスで、一番下までスクロールして最後のオプション[Try Unlisted Linux ISO]を選択します。
• [Step 2]で、前の手順でダウンロードしたファームウェアISOを参照します。
• [Step 3]で、ISOをインストールするフラッシュドライブを選択します。
• [Create]ボタンをクリックして、[Format E:\Drive (ErasesContent)]をクリックします。USBドライブの上書きに関する警告で[Yes]を選択します。
• 一連の画面表示が終了すると、USBドライブへのロードは完了です。
ファームウェアアップデートを実行する
1. ISOイメージが含まれる起動可能なCDまたはUSBをシステムに挿入します。
2. 起動可能なメディアからシステムを起動します。これでファームウェアアップデートが自動的に開始されます。
3. アップデートツールが完全にロードされると、次の画面が表示されます。
5. ほとんどのシステムで、このプロセスには30秒から60秒かかります。一部のシステムではプロセスが完了するま
でに、さらに時間がかかることがあります。
6. 完了すると、次のメッセージが表示されます。
7. 起動可能なメディアを取り外し、電源ボタンを押したままにしてシステムをシャットダウンします。
8. 電源をオンにします。このプロセスの初めに変更した BIOS設定を元の設定に戻してもかまいません。
9. プロセスは完了です。
トラブルシューティングのヒント
• このソフトウェアと各種のシステムおよびチップセットの構成との互換性テストに取り組んでいますが、使用可
能なすべてのシステムのテストを行うことはできません。
したがって、一部のシステム(古いシステムなど)では
互換性の問題が生じる可能性があります。
• 上記の「ファームウェアアップデートを実行する」セクションの手順3でM550ドライブが認識されない場合、一部の古いシステムではAHCIモードではなくIDEモードでこのアップデートの実行が必要になることがあります。
その場合は、次の手順を実行します。
• デスクトップシステムでは、SATAバスにある最初の4つのポートのいずれかにドライブが接続されていることを
確認します。通常、これらのポートには0–3のラベルが付けられています。一部のマザーボードでは、SATAデバイスのホットプラグインがサポートされていません。
ポートを変更する前にシステムの電源を切ることを推奨
します。
• BIOSの設定で、SATAモードを[IDE]または[Legacy]モードまたは [Compatibility]モードに変更します。 [SATAConfiguration]または[Integrated Peripherals]というパラメーターを見つけます。
• 設定を保存してBIOSを終了します。
• 上記の「ファームウェアアップデートを実行する」セクションの手順1から手順を進めます。
• ほとんどのシステムでは、RAIDモードの場合にファームウェアアップデートを行うことができません。その場合、 AHCIまたはIDEモードに変更することでアップデートプ
4. アップデートプロセスは自動で続行します。プロセスの ロセスを実行できることがあります。アップデート後に
状況を示すように画面が更新されます。 システムをRAIDモードに戻すと、すべてのRAID構成は保持されていますが、手順を進める前にシステムのユーザ
ーマニュアルを確認してください。
• 補助RAIDカードは、ファームウェアアップデートの実行に必要なコマンドを渡しません。これのコマンドをサポ
www.pendrivelinux.com/universal-‐usb-‐installer-‐
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ートするマザーボード上のSATAホストバスアダプタまたはSATAコネクタに、対象ドライブを移動することが必要になる場合があります。
• このファームウェアアップデートツールは、UEFIベースのBIOSが搭載されたPC、ノートブック、またはタブレットでは適切に動作しない可能性があります。アップデー
トツールは個別に提供される予定です。このツールは UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に従ってファームウェアアップデートをサポートします。
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現在のファームウェアリビジョンを確認
するWindows 7のユーザーは、次の手順を実行することで、ドライブの現在のファームウェアリビジョンを確認できます。
1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックして、[コンピューター]を選択します。
2. 目的のドライブを表すディスクアイコンを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
3. 表示されるウィンドウで[ハードウェア]タブを選択します。
4. [全ディスクドライブ]の一覧で、目的のM550ドライブをハイライト表示させ、[プロパティ]ボタンをクリックします。
5. 次に表示されるウィンドウで[詳細]ページを選択します。6. [プロパティ]プルダウンメニューで[ハードウェアID]を選択します。次のような画面表示になります。
ファームウェアのリリースノートM550(すべてのフォームファクタ)のファームウェアがバージョンMU01からMU02にアップデートされました。M550は、Micronが提供するツールを使用して、以前のバージョンからこの新しいファームウェアにアップデートできます。
Micronの工場で新たに製造される製品にはこのアップデートが必須で組み込まれますが、現在使用されているドライ
ブについては、このアップデートの適用は任意です。エン
ドユーザーが以下の項目に関する問題に直面しているか、
問題の防止を希望する場合は、アップデートが推奨されま
す。
バージョンMU02での変更内容は、次のとおりです。
• パワーステート移行時における安定性、効率、パフォーマンスを改善
• 不安定な電源環境における処理を改善• SATA インターフェースの信号の整合性問題のある環境における処理を改善
• SMART読み取りコマンドの応答時間を改善• NCQ Trimコマンドのエラー処理を修正• SMART属性 5のレポートを修正
改訂履歴Rev. A………………………………………………………… 2015年1月6日
•初回リリース
©2015 Micron Technology, Inc. All rights reserved.情報は予告なく変更されることがあります。Micronおよび Micronのロゴは Micron Technology, Inc.の登録商標です。Crucial、Crucialのロゴ、Thememory & storage expertsは Micron Technology, Inc.の商標または登録商標です。その他の商標およびサービスマークはすべて、その所有者に帰属します。製品および仕様は予告なく変更される場合があります。Crucialおよび Micron Technologyはいずれも印刷または写真における不備またはエラーについて一切の責任を負いません。15/1/6改訂MU02