de:code報告
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de:code – 久しぶりのマイクロソフトJapan
毎年、技術系のカンファレンスを行ってきたものの、2011年の東日本大震災で中断が続いていました。
今回、米国本社のBUILD 2014の日本版として、新たに「de:code」というブランドで技術系のカンファレンスを実施しました。
一般向けの「マイクロソフトカンファレンス」もあります(去年秋に実施)。マイクロソフトカンファレンスは無料ですが、de:codeは有料です。
de:codeって、どんなカンファレンスなの?
マイクロソフトカンファレンスとの違いは?
マイクロソフトカンファレンスは、より多くの方を対象に、幅広い視点でマイクロソフトの向かう所を紹介します。
de:codeはデベロッパー向けです。
de:codeは有料です。その対価は、
セッションの専門性
俗にいう「お土産」
飲食類
はじめての技術系カンファレンス
去年のマイクロソフトカンファレンスもはじめてで、とても感激。カンファレンスの場で、翌年に何か計画しているとの情報があり、是非行ってみたいと考えていました。
今年に入ってすぐに米国本社でBUILDなるカンファレンスが開催される事を知り、直後に国内でもカンファレンスが催されることが公表(まだこの時にはde:codeの名前は発表されていない)。
BUILDが始まり、Channel9でストリーミングが配信されたことで、これは擬似ライブが出来る!!と考え、スグに開催(大コケしましたがw)
de:codeの早期申し込み初日にエントリー!
10万円の価値に、悶々
以前のTechEd Japanと比べても、更に参加費用が増えているとの事。
当然、参加費用に見合う「何か」が得られるのかが気になるところ。
会社から費用を捻出することもあり、理由付けを考える。
分かりやすいのは、やっぱり「お土産」ですねぇ。
遠方(名古屋は遠方とは言わないのかもしれませんが)なので、コミュニティで活躍されている方々と、オフラインでお会いできるチャンス。全国から集まってきます。
マイクロソフトエバンジェリストの方から、直接話を聞ける。質問もできる。マサカリも投げられる?
お土産
当日、お土産の引換券が配られます。もちろん、一人一枚。
これを、いつぞやのタイミングで、実際のお土産に交換。それまでは、お土産が何なのかは明らかにされません。
初めてということもあり、いつ交換可能なのかわからないまま、初日最初のキーノートセッションに突入。周りの空気感で、どうやらキーノート中に明らかになるのではないかと予測。
CEOからダメ出し
キーノートでいきなりWindows Phoneの紹介ががが。BUILDでもWindows Phoneの新機能解説に多くの時間を割いていたこともあり、これはもしや、de:codeで端末新製品が発表されるのではないかというボルテージが高まる。
が、CEO自ら「Windows Phoneについて、現時点でお伝えできることはない」と明言され、タイムラインは暗黒の静寂へ…
東芝タブレット
で、東芝さんとインテルさんの協賛で、東芝製タブレット「dynabook tab」がお土産として配布されることに。
私的には、タブレットは未所有の事もあり、それなりに嬉しい。しかし…
TLは無茶苦茶な言われようだww
サプラーイズ!!
が、キーノートセッションの最後に、何故かWindows Phone(NOKIA Lumia)の箱を持ってエバンジェリストの高橋さんが現れ…
正規の製品ではないものの、Lumia 1520/1320/920/820のどれかが貰えることに!!
Cloud First時代
Cloud First時代:IT Architectは何を目指し、何を実現するのか (板倉 真由美さんのスライド)
ぶっちゃけ、もはやアプリケーションソフト作って販売できる状況ではなくなった
変化に柔軟に対応できる、あらゆる施策を
Visual Studioで、多方面のアプローチで多方面のデバイスに対応した、あらゆる開発を可能に!
Windowsデスクトップ・Windowsストアアプリ・Windows Phone・マイクロデバイスなどを、ワンストップの環境で開発出来る
デファクトスタンダードとなる、異なる環境(Apple / Google)を排斥せず、むしろ全方面でサービス提供可能に
Xamarin推し! Xamarinを使えば、iOS、Androidの開発も可能に!
変化に柔軟に対応できる、あらゆる施策を
高速開発を推進し、オープンスタンダードにコミットする
製品の重厚な開発プロセスから脱却し、高速リリースすることで、変化にどんどん追従していく→これからのMS製品は、更新サイクルが早くなる、いや、既にそれは始まっている
オープンスタンダードの移り変わりに追従、MS Open Technologies社から次々と公開されるフレームワークやライブラリ群
GitHub
変化に柔軟に対応できる、あらゆる施策を
そして、Microsoft Azureが、IT運用環境の整備を高速化する!!
オンプレミスに拘る理由が希薄に。サーバーハードウェア維持の負担、ソフトウェア維持の負担、スケールアウトの拡大縮小の不自由さ。
スタートアップ企業ほど、これらの負担から解放されたい。人間にしかできない事に集中するための道具。
新しい道具の使い方が分からない…
Azure Storageのテーブルって、インデックスがプライマリーキーしかないよね。一体どうすりゃいいの?
注:SQL Server [SQL Azure]の事ではありません
エンティティモデルには、プライマリキーが一つだけ
A8をオンプレミスサーバーとして組んだら?
InfinibandやRDMAという時点でかなり外れちゃってますがww
InfiniBand(インフィニバンド)とは、非常に高いRAS(信頼性・可用性・保守性)を持つ基幹系・HPC系のサーバ/クラスター用高速I/Oバスアーキテクチャ及びインターコネクトのこと。システム間インターコネクト機構としては、RAS機能の他、他機構に比較して、低レイテンシである点も特徴である。
Remote Direct Memory Accessとは、あるコンピュータの主記憶から、異なる(リモートの)コンピュータの主記憶への DMA 転送を行うことである。RDMAでは両コンピュータのオペレーティングシステムに入ることなく転送が行われる。 これにより高スループット、低レイテンシの通信を行うことができるため、特に大規模並列のコンピュータ・クラスターにおいて有用である。
Wikipedia
思ったほど安くない?
18.5万/月なら、150万として、約8か月でペイ出来る。
いやいやいや、オンプレミスだとして、ハードウェアのメンテナンスは誰がするのか?壊れたら? 保守契約したら更にコストがかさむねぇ
Azureクラウドサービス(WebRole・WorkerRoleなど)を使うなら、OSのメンテナンスはフリーだが、オンプレミスなら全部自分の組織でやらなければならない。
ストレージが不足したら?あるいは過剰だったら?
パワーありすぎた orz でも、もう導入しちゃったから今更ダウングレード出来ない…
ここからはじまる、組織の硬直化
・リソースの見積もりを行うことは重要ですが、その一方で、外的な要因で容易に変わってしまう
・これを教訓に、見積もりを正確にやろうと思えば思うほど、変化に対して硬直化してしまう
・その硬直化が、組織運営にまで波及し、最終的に会社の文化にまで影響を及ぼす
…かもしれない
見積もりの正確性は、経験知が物をいう世界です。これから新しい事業をやっていくのなら、変化に柔軟に対応できることが必須です