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リモートビューアソフトウエアREMOTE VIEWER SOFTWARE

DMM Viewer

取扱説明書

DA00033506-002

リモートビューアソフトウエア

DMM Viewer

取扱説明書

ISO-9001 CERTIFIED MANUFACTURER

DMM Viewer リモートビューアソフトウエア

この取扱説明書は著作権によって保護された知的財産情報を含んでいます。当

社はすべての権利を保持します。当社の文書による事前承諾なしに，この取扱

説明書を複写，転載，翻訳することはできません。

この取扱説明書に記載された情報は印刷時点のものです。製品の仕様，機器，

および保守手順は，いつでも予告なしで変更することがありますので予めご了

承ください。

目次

3

目次

概説 .....................................................................................................................4

セットアップ ........................................................................................................5

接続 ....................................................................................5

インストール .......................................................................8

アンインストール ................................................................9

設定 .................................................................................. 11

測定 ................................................................................................................... 13

グラフ表示／保存 ................................................................................................ 16

スキャナ機能 ...................................................................................................... 21

バージョン .......................................................................................................... 25


4

概説この取扱説明書では，DM2561(A)用 DMM Viewer の使い方について説

明します。DMM Viewer は Windows コンピュータ（Windows XP,

Windows 7）上で動作するリモートビューアソフトウエアです。

この取扱説明書は以下の章で構成されています。

セットアップ：接続，インストール，アンインストール，設定

測定：測定手順，設定

グラフ表示／保存：データの保存，グラフ表示

スキャナ機能：設定，スキャン測定

バージョン：バージョン確認

ソフトウエア概要

このソフトウエアは次の機能を含んでいます。

リアルタイムでの測定実行

リアルタイムでの測定結果の表示

測定データの保存

測定データのグラフ表示

スキャン測定

以下の機能はサポートしていません。

STORE，RECALL，MATH，dBm，dB，RTD(SENSOR)，REL#，MENU

セットアップ

5

セットアップ

接続

DMM Viewer を DM2561(A)と接続して使用する場合は，以下の手順に従って，DMM の I/O 設定

を RS232 または USB に設定してください。

I/O設定はDMM ViewerによってDMMの5番メモリに保存され，電源投入時に呼び出されます。

Note：DMM Viewer を DM2561(A)と非接続で使う場合は，接続と設定の手順を省略し，DMM

Viewer をインストールしてください（8ページ参照）。

Note

以下の手順は，USB 接続について説明しています。RS232 接続の場

合は，このステップを省略してください。

1. DMM を USB 接続

に設定

1. SHIFT キーを押し，2ND（MENU）キー

を押します。

キーを I/O メニューが表示されるま

で押します。

2. ▼キーを押し，キーをUSBメニュー

が表示されるまで押します。

3. ▼キーを押します。USB の ON/OFF 設

定が表示されます。

4. ▲/▼キーを押してUSB設定をONにし

ます。


6

5. ENTER キーを押して USB 設定を確定

させます。

6. EXIT キーを押して設定モードから抜

けます。

Note

以下の手順は，RS232 接続について説明しています。USB 接続の場

合は，このステップを省略してください。

2. DMM を RS232 接続

に設定

1. SHIFT キーを押し，2ND（MENU）キー

を押します。

キーを I/O メニューが表示されるま

で押します。

2. ▼キーを押し，キーを RS232 メ

ニューが表示されるまで押します。

3. ▼キーを押します。RS232 のボーレー

ト設定が表示されます。

4. ▲/▼キーを押してボーレートを選択

します。

ボーレート：9600, 19200, 38400, 57600, 115200

（230400 は DMM Viewer が対応していません）

5. ENTER キーを押して RS232 のボー

レート設定を確定させます。

6. EXIT キーを押して設定モードから抜

けます。

3. USB/RS232 ケーブル

の接続

1. USB または RS232 ケーブルをリアパネルの USB コネクタまた

は RS232 コネクタに接続します。USB は上側のコネクタを使用

します。

セットアップ

7

CAL KEY

USB RS232

2. USB/RS232 ケーブルの反対側を PC に接続します。


8

インストール

USBドライバとDMM Viewerの二つのソフトウエアをPCにインストールする必要があります。

USB を使用する場合は，必ず最初に USB ドライバを PC にインストールしてください。

1. USB ドライバの

インストールUSB ではなく RS232 接続を使用する場合は，USB ドライバの

インストールは省略しても構いません。

1. DM2561(A)の I/O 構成を USB=ON に設定しま

す。

（5ページ）

2. DM2561(A)のリアパネルの USBコネクタと PCを USB ケーブル

で接続します。

3. DM2561(A)が新しいハードウエアとして認識されます。

Windows のウイザードに従い，USB ドライバ

（DM2561_USB_Driver.inf）を CD からインストールします。

Note

ドライバのインストール後，PC の再起動が必要な場合があります。

2. DMM Viewer の

インストール

1. DMM Viewer の setup.exe を実行します。

2. インストールウイザードが立ち上がるので，その指示に従って

ください。インストール先の選択はデフォルト設定を推奨しま

す。

デフォルトのインストール先は以下の通りです。C:¥Program Files¥DMM Viewer

プログラムアイコンが[スタートメニュー]から利用できます。

Note

プログラムバージョンの確認方法は，25ページを参照してください。

セットアップ

9

アンインストール

DMM Viewer または USB ドライバのアップデートや削除が必要な場合は，このセクションの手

順に従ってください。

1. USB ドライバの


USB ドライバのアンインストールは，Windows の[デバイスマネー

ジャ]から行ないます。

1. [スタートメニュー]から[デバイスマネージャ]を開きます。

[スタート] ＞ [コントロールパネル] ＞（[システム]）＞ [デ

バイスマネージャ] （XP, Windows 7）

2. [ポート(COM と LPT)]をダブルクリックし，[DM2561 CDC

(COMX)]を右クリックし，[削除]を選択します。

3. [OK]ボタンを押すと，ドライバは自動的にアンインストールさ

れます。

2. DMM Viewer の


1. Windows の[スタートメニュー]から[DMM Viewer]の[Uninstall]

を選択します。


10

2. [はい(Y)]を選択すると，アンインストールされます。

3. アンインストールは自動的に終了します。

セットアップ

11

設定

1. PC の設定 1. DMM が PC に認識されていることを確認するため，[デバイス

マネージャ]（[スタート] ＞ [コントロールパネル] ＞（[シス

テム]）＞ [デバイスマネージャ]）を開きます。USB を使用

している場合は，[ポート]に USB ドライバ[DM2561 CDC]が表

示されます。

2. どの COM ポートに USB ドライバ／RS232 が割り付けられてい

るか確認します。

3. 接続時に必要ですので，COM ポート番号を控えておいてくださ

い。

2. DMM Viewer の設定 1. DMM Viewer を起動します。

2. [Setting(O)]をクリックして，[Setting]ダ

イアログを開きます。以下のデフォル

ト設定を入力します。

COM PORT：[デバイスマネージャ]の割り当てに合わせます。

Baud Rate：115200 （または DM2561(A)に設定した値）

3. [Connect]ボタンをクリックします。DMM Viewer は DM2561(A)

との接続を試み，成功または失敗を表示します。接続に成功し

た場合は，DMM の型名，シリアル番号，ファームウエアバー

ジョンを表示します。


12

成功失敗

4. [OK]をクリックすると，[Setting]ダイア

ログの設定を保存し，ダイアログが閉

じます。

5. 次章の測定に進んでください（13ページ）。

測定

13

測定

1. リモート接続の確立 5ページと11ページの接続，設定手順に従ってください。

2. 測定項目の選択 DM2561(A)と DMM Viewer のフロントパネルキーは同じです。

DM2561(A)のフロントパネルと同じように操作してください。

DMM Viewer の設定変更は DM2561(A)に反映されます。

測定方法の詳細については，DM2561(A)の取扱説明書をご覧くださ

い。

3. 測定の開始測定項目を選択したら，START ボタンをクリックします。測定が始

まります。測定結果は，表示パネルとデータフィールド内で更新さ

れます。

STARTボタン

表示パネル

データフィールド

4. 測定の停止 START ボタンを再度クリックすると測定が停止します。ボタンの文

字は赤から黒に変わります。

STARTボタン


14

5. 設定 1. 試験速度（Test Speed）と試験時間（Test Time）の選択は，DMM

Viewer のメインウィンドウの中央部分で行ないます。下図に赤

枠で示した部分です。

試験速度 2. [Test Speed]のリストからサンプルレートを ms 単位で選択しま

す。16.667ms から 600000ms の間で選択できます。

試験時間 3. [Test Time]のリストから試験時間を分単位で選択します。連続

（Continuous）または 0.5 分から 1440 分の間で選択できます。

START ボタンを押してから指定の時間が経過すると測定は停

止します。

[Continuous]を選択した場合は，START ボタンが再度押される

まで測定を続行します。

Note

試験時間が 16.667ms または 33.333ms に設定されている場合，測

定結果はログファイルに直接書き込まれ，データフィールドには表

示されません。

測定を停止させるには，ダイアログ内の[Stop]をクリックします。

6. コマンドエリアコマンドエリアには，試験速度，試験時間，保存パス，ログファイ

ル名が表示されます。

測定

15

7. コマンドエリアの

クリア

[Clear Text]をクリックすると，コマンドエリ

ア内の表示がクリアされます。

8. 測定モードの表示 DMM の測定モードを確認するときは，[Show Mode]をクリックしま

す。モードが表示されます。.

MODE1 は第 1 ディスプレイの測定項目です。

MODE1 RANGE は第 1 ディスプレイのレンジ設定です。

MODE2 は第 2 ディスプレイの情報です

9. エラーのクリア [Clear Error]をクリックすると，コマンドエ

リア内のエラー表示がクリアされます。

10. プログラムの終了 [Quit]をクリックすると，プログラムが終了

します。


16

グラフ表示／保存グラフ表示のためには，先にデータの保存が必要です。保存された測定データを読み出すと，グ

ラフモードで表示したり，表形式で利用したりすることができます。この章では，データの保存

方法とグラフ機能を使ってそのデータを表示（オフライン）させる方法を説明します。

1. データの保存

Note

データを保存するため，[START]ボタンをクリックした後，ログファ

イル名を入力してください。

データが保存されていないと，グラフ表示はできません。データの

保存は次の手順で行ないます。

1. [START]ボタンをクリックすると，測定

データは指定されたファイル名で，

DMM Viewer プログラムのディレクト

リに記録されます。

2. ポップアップウインドウにファイル名

（拡張子は不要）を入力し，[OK]をク

リックします。

ファイルは DMM Viewer がインストールされたディレクトリ内

（C:¥Program Files¥DMM Viewer¥SAVE DATA）に保存されます。

3. 指定の試験時間が終了するのを待つ

か，[START]ボタンを再度クリックして

測定を終了させます。

Note

[OK]をクリックすると，直ちにログファイルの記録が開始されます。

2. データの読み込み 1. 画面右下の[Load]ボタンをクリックし

ます。

グラフ表示／保存

17

2. グラフモード画面が表示されます。

3. [Open File]ボタンをクリックします。

4. データ保存先のファイルダイアログが開きます。ファイルを選

択して[開く]ボタンをクリックします。

5. 測定データが画面左下のデータエリアに表示されます。

Note

Ver.1.04までのDMM Viewerで記録されたログファイルは，Ver.1.05

以降の DMM Viewer では読み込むことができません。

3. データのプロット 1. まずデータの読み込みが正しく行われたことを確認します。

2. [Plot Graph]ボタンをクリックします。

データはグラフ形式に変換され画面に

表示されます。表示モード 1（Display1）

で表示されます。


18

4. 異なる表示形式で見る [View Graph]パネルのオプションをクリッ

クすると，表示モードを切り換えられます。

5. プロット範囲の変更 1. プロット開始位置と終了位置は，[Set

Range]パネルの設定で変更できます。

グラフ表示／保存

19

2. [Start Point]テキストボックスをクリッ

クし，開始位置を入力します（最初に

削除が必要かも知れません）。

3. [End Point]テキストボックスをクリッ

クし，終了位置を入力します（最初に

削除が必要かも知れません）。

4. 新しい範囲でプロットするために，

[Plot Range]をクリックします。

新しい範囲のグラフが表示されます。

6. プロット範囲の

リセット

[Plot Graph]をクリックすると，デフォルト

のプロット範囲のグラフが表示されます。

7. 拡大表示 1. グラフの任意の部分を拡大したいとき

は，マウスで範囲を選択します。

2. 拡大したい範囲の左上端を左クリック

＆ホールドします。

3. マウスを右下端までドラッグし，左ボ

タンを離します。

拡大操作は，拡大されたウインドウの中で繰り返し行なうことがで

きます。

Note

この操作は表示上の拡大であって，プロット範囲の設定を変更する

ものではありません。


20

8. 拡大の取り消し [Plot Graph]または[Plot Range]をクリックす

ると，デフォルトの表示範囲に戻ります。

9. メイン表示画面に戻る [Return to Main]をクリックするとメイン表

示画面に戻ります。

スキャナ機能

21

スキャナ機能

1. リモート接続の確立 5ページと11ページの接続，設定手順に従ってください。

Note

スキャナ機能は，DM2561(A)にオプションのスキャナが内蔵されて

いるときのみ利用できます。

2. スキャナモードの選択 SHIFT キーに続けて ACV/SCAN

キーをクリックします。

3. スキャンボックス設定

画面の表示

スキャンボックス設定画面が表示されます。この画面ではスキャナ

のチャネルやモードの設定を行なうことができます。

スキャンボックス

4. チャネルの選択 1. 使用するチャネルの上にあ

る[ON:]チェックボックスに

チェックを入れると，その

チャネルが有効になります。

または，[On All Open]ボタン

をクリックして総てのチャ

ネルにチェックを入れます。

クリックで

全チャネルに

チェック

CH1

チェックボックス


22

2. チャネルの選択を解除する場合は，チェックボッ

クスのチェックを外します。または，[On All

Clear]ボタンをクリックして総てのチャネルの

チェックを外します。

5. チャネルモードの設定 1. 有効な各チャネルについて，

[MODE:]リストからモード

を選択します。

チャネル 1~16 モード ACV, DCV, 2W, 4W, DIODE,CONTINU, Hz, P, TC_C, TC_F

チャネル 17, 18 モード ACI_10A, DCI_10A

6. チャネルレンジの設定 1. 有効な各チャネルについて，

[Range:]リストからレンジを

選択します。

または，[Auto:]チェックボッ

クスにチェックを入れると，

そのチャネルをオートレン

ジにできます。

総てのチャネルをオートレ

ンジにするには，[Auto All

Open]ボタンをクリックしま

す。

2. オートレンジを解除する場合は，チェックボック

スのチェックを外します。または，[Auto All Clear]

ボタンをクリックして総てのチャネルのチェッ

クを外します。

7. スキャン設定

スキャン回数 [Scan box Setting]エリア内の回数

を設定します。

スキャン遅延スキャンループ間（スキャン動作

の場合）またはスキャンチャネル

間（ステップ動作の場合）の遅延

時間を ms 単位で設定します。

DM2561(A)のタイマ設定に該当し

ます。

クリックで

全チャネルに

チェック

オートレンジ

チェックボックスレンジ選択

スキャナ機能

23

システム遅延スキャンチャネル間（スキャン動

作の場合）の遅延時間を ms 単位

で設定します。DM2561(A)のトリ

ガ遅延設定に該当します。この遅

延時間はステップ動作では使われ

ません。

連続スキャン [Continuous]を選択すると連続に

なります。

8. スキャンの実行総ての設定が完了したら，スキャンを開始できます。

[Scan]をクリックすると，トリガ毎に有効なチャネル

を総てスキャンします。

[Step]をクリックすると，トリガ毎に有効なチャネルを

1 チャネルずつスキャンします。

各チャネル下側のデータフィールドには，スキャン毎にスキャン結

果が表示されます。

10. スキャンの停止スキャン中に[Stop]をクリックすると，スキャンが停止

します。

全チャネルの設定と回数設定，遅延設定を保存することができ，後

で使用できます。

1. 画面上部の[ScanBox Setting]

をクリックします。

2. [Save ScanBox Status(S)]を選

択します。

11. 設定の保存

3. ポップアップウインドウが現れるので，設定を保存するファイ

ル名を入力し，[OK]をクリックします。

スキャン結果


24

4. ファイルは，"*.ini"ファイルとして保存されます。

12. 設定の読み出し 1. 画面上部の[ScanBox Setting]


2. [Load ScanBox Status(L)]を選

択します。

3. ポップアップウインドウが現れるので，読み出す"*.ini"ファイ

ルを選択します。

13. スキャン結果の保存 1. 画面下部の[SAVE DATA]

チェックボックスをクリッ

クします。

2. ポップアップウインドウが現れるので，スキャン結果を保存す

るファイル名を入力し，[OK]をクリックします。

Note

[SAVE DATA]チェックボックスは，スキャンを実行する前にチェッ

クする必要があります。

14. スキャンデータ

フォルダの表示

1. 画面上部の[ScanBox Setting]


2. [Open Scan Data (D)]を選択

します。

バージョン

25

バージョン

ソフトウエアの

バージョン確認方法

自分が最新バージョンを持っているかどうか確認する必要があるか

も知れません。

1. DMM Viewer を起動します。

2. メインウインドウで[About(A)]メ

ニューをクリックすると，バージョン

番号が表示されます。

取扱説明書の一部又は全部を，無断で転載又は複写することは固くお断りします。

取扱説明書の内容は，将来予告なしに変更することがあります。

取扱説明書の作成に当たっては万全を期しておりますが，内容に関連して発生し

た損害などについては，その責任を負いかねますのでご了承ください。

もしご不審の点や誤り，記載漏れなどにお気付きのことがございましたら，お求

めになりました当社又は当社代理店にご連絡ください。

DMM Viewer 取扱説明書

株式会社エヌエフ回路設計ブロック

〒223-8508 横浜市港北区綱島東 6-3-20

TEL 045-545-8111(代)

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お願い

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