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「ソーシャルワークの概念と範囲」を担当します、明星智美です。
この講では、ソーシャルワークとは何かについて、ソーシャルワークの定義をもとに整理し、ソーシャ
ルワーク専門職に求められるものは何かを学びます。
社会福祉援助技術論1 第3講
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ソーシャルワークは、社会福祉援助の専門職が行う活動であり、歴史的に見ても、その捉え方や対
象の範囲、具体的な技術なども幅広くさまざまな議論が行われてきました。
いくつかの定義をたどってみましょう。まず、1958年の全米ソーシャルワーカー協会による、ソーシャ
ルワーク実践の基礎的定義です。
1958年段階の定義では、ソーシャルワーク実践が、価値(value)、目的(purpose)、承認(sanction)、
知識(knowledge)および方法(method)の要素から構成されているものとみなされるとしています。
そして、その1つの要素だけではソーシャルワーク実践の特性が示されないし、それぞれの要素は
ソーシャルワークだけに固有のものでもない。これらの諸要素の特有な内容、全体としての配列に
よって、ソーシャルワーク実践が形成され、他の専門職の実践との相違が示される、としています。
また、1973年には、「ソーシャルワークは、個人・グループ・コミュニティが、社会的機能を強化し、回
復するように、これらの目標に対し、好ましい諸条件を創造するように援助する専門職の活動であ
る」と定義しました。
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次に、国際ソーシャルワーカー連盟による定義です。
国際ソーシャルワーカー連盟は(IFSW)は、1956年に設立されたソーシャルワーカーの国際組織で
す。世界の70万人を超えるソーシャルワーカーを代表して、90を超える国々のソーシャルワーカー組
織が加盟しています。
この国際ソーシャルワーカー連盟は、2000年7月のモントリオールでの総会で、「ソーシャルワークの
定義」を採択しました。これは、1982年に採択された定義に代わるものです。全文は、あまり長くあり
ませんので紹介します。
「ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進
め、人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャル
ワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し
あう接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である」。
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この定義の前半で、ソーシャルワーク専門職が何をなす者なのかが書かれています。
最初の1文で、4つのことを言っています。まず、「人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指す」
です。ウェルビーイングは、定訳では「福利」とされていますが、「満足のいく状態」、「福祉」、「幸福」、
「安寧」などを意味します。
漠然とした「しあわせ」にとどまらず、個々人の人権が尊重され、自己実現が促進されるような、積極
的な意味を含む言葉として理解されています。クライエントが、自分らしくあるがままに生活し、さら
には生活の質を向上させ、よりしあわせに、意義のある人生を歩む、つまり自己実現ができるといっ
た目標に向かって援助や活動をするということです。
2つ目に、「社会の変革を進める」です。ソーシャルワーク専門職がクライエントとして出会う人びとは、
社会の中で不利な、あるいは不安定な状態に置かれている人が少なくありません。
一人ひとりのクライエントに対して、個別に援助を展開しても、同じような人や問題が続けて生まれ
続けるような場合には、社会そのものを変えていく必要があります。具体的には、政策や社会の人
びとの意識を変え、社会全体が変わっていく働きかけをすることが求められています。
また、制度の狭間に置かれているクライエントの存在に対しては、制度の改善、制度の利用の基準
やサービスの運営の仕方の改善など、社会の適用方法への働きかけも視野に入れる必要がありま
す。
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3つ目に、「人間関係における問題解決を図る」です。人は社会において、さまざまな人や環境との
関係の中で生きています。その関わりの中で問題を抱えたり、あるいは問題の解決のためにうまく
関係を活用することができなかったりします。
ソーシャルワーカーは、クライエントとクライエントを取り巻く環境をシステムとして理解し、家族にお
ける人間関係、利用している機関における人間関係、地域における人間関係、それぞれの問題解
決を図るための働きかけをします。
4つ目が、「人びとのエンパワーメントと解放を促す」です。エンパワーメントとは、貧困や偏見、教育
が十分でなかったり、ストレスなどによって社会参加や社会的な選択をあきらめざるを得ないような
パワーレスの人びとが、自分のパワーに気づき、必要な社会資源を活用して、人としての尊厳ある
生活を実現していくプロセスです。
民族や生まれた社会階層によって、教育や就職の機会が不当に少ないなどの状況は、日本におい
てイメージしにくいかもしれませんが、例えば、今日の日本でも、子どもの貧困や貧困の連鎖などが
社会問題となっていることを想像してみましょう。
ソーシャルワーク専門職は、不利益を被っている人びとと連帯して貧困を軽減することに努めたり、
人びとのエンパワーメントを支援するなどの活動を通して、こうした抑圧されている人びとが不利益
な状態から解放されることを促します。
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定義の後半では、これら4つのことを実現するための理論と実践を述べています。
まず、ソーシャルワークは、「人間の行動と社会システムに関する理論を利用」します。ソーシャル
ワーカーの用いる方法や技術は、実践の積み重ねと評価、調査研究によって導き出された科学的
根拠や知見を基礎としています。
そうした理論を、現実社会において応用するというものです。特に、人間の行動に関する理論は、人
の発達と行動の理解であり、例えば、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験科目に「人体の構
造と機能及び疾病」や「心理学理論と心理的支援」が置かれているゆえんです。また、社会システム
に関する理論についても、科目「社会理論と社会システム」が思い浮かぶところです。
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さらに、実践としては、「人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する」としています。
2000年の定義の大きなポイントは、「人と環境との交互作用」の視点を重視していることです。
そして、その不調によって生じる生活上の困難をクライエント自身が克服していけるよう、交互作用
の接点に介入するのがソーシャルワークだとしています。
個人としての人は、心身の健康や機能、対人関係の力、知識や経験、意欲や動機づけなど、社会で
生きていくためのパワー、つまり対処能力を持っています。それが何らかの理由で失われていたり、
低下していたりする場合があります。その場合には、生活上の問題が生じます。社会で生きている
以上、個人は周りの環境と無縁でいることはできません。個に対する環境は、人的環境、自然環境
を含む物理的環境、制度的環境などがあります。
個人は、環境の影響を受けながら生活することになります。こうした環境が、個々人に対して望ましく
ないものであれば、個々の生活に何らかの問題が生じます。
こうした個と環境が影響し合って生じるさまざまな生活上の問題に対して、ソーシャルワークは、そ
の接点に焦点を当てて、個の力を高めること、環境の側の力を補うことにあわせて、個人と環境の
関係性を調整するなどの介入、援助を行うのです。
社会の中で人々を捉え、社会との関係において人びとを援助するという意味合いから、「ソーシャル
ワーク」と呼ばれている、つまりソーシャルワークの「ソーシャル」の意味がここにある、ととらえてお
きましょう。
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これまでお話ししてきたソーシャルワークの定義は、2000年に採択されたものですが、国際ソーシャ
ルワーカー連盟は、2014年7月に新たな定義を採択しました。
2000年の定義が「ソーシャルワークの定義( Definition of the social work )」というタイトルであった
のに対し、2014年のものは「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義( Global definition of the
social work profession )」となっています。
では、定義の部分を見てみましょう。「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、およ
び人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、
人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャル
ワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、
生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける」。
そして、「この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい」とされ、このグローバル定義をも
とに、それに反しない範囲で、独自の定義をつくることができるようになりました。
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グローバル定義では、ソーシャルワーク専門職の中核となる任務として、「社会変革」「社会開発」
「社会的結束」「人々のエンパワメントと解放」をあげました。
そして、注釈のなかでは、ソーシャルワークが、「相互に結び付いた歴史的・社会経済的・文化的・政
治的・空間的・個人的要素が人々のウェルビーイングの発展にとってチャンスにも障壁にもなること
を認識している」と述べています。
つまり、生活上の問題や生きづらさは、個人だけに起因するものではなくて、社会的なさまざまな要
素が絡み合っていること、そしてその解決の手がかりもそうした社会的要素に求められることを示し
ているのです。
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定義の中身を少し詳しく見ていきましょう。
中核となる任務は4つありますが、1つ目は「社会変革」です。
ソーシャルワークは、社会的排除や抑圧の原因となる構造的な条件に挑戦し、変革しようとしていま
す。それは、個人・家族・小集団・共同体・社会のどのレベルであれ、現状が変革と開発を必要とす
るとみなされるときに、ソーシャルワークが介入することを前提にしています。
そのプロセスで、不利な状況にある人々と連帯して、何が構造的な原因なのかを探求し、行動戦略
を立てることが、人々のエンパワメントと解放をめざす実践の中核をなすと考えています。社会変革
には人々の主体性が役割を果たすことを認識しているということでもあります。
2つ目は、「社会開発」です。
社会開発は、介入のための戦略、最終的にめざす状態、政策的枠組みを意味します。この開発は、
社会構造的かつ経済的な開発に優先権を与えるものとされ、従来から強い考え方としてあった「経
済成長こそが社会開発の前提条件」という考え方には賛同しないという、強い姿勢が示されていま
す。
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3つ目は、「社会的結束」です。
社会的な生活を送る上での障壁である「不平等・差別・搾取・抑圧」などの問題に取り組み、社会的
包摂と社会的結束を促進すべく努力する」ことが、ソーシャルワークの中核となる任務の1つです。
社会正義を実現するための取り組みを通して、あらゆる人が排除されることのない包摂の社会をつ
くること、結束を固めていくことをめざしています。
4つ目は、2000年の定義にもありましたが、「人々のエンパワメントと解放」です。
個人的な問題、構造的な障壁に取り組むことを通して、人々が力を身につけて、社会的な抑圧から
解放されていくことができるように支援するということです。ソーシャルワーク専門職が人々に力を与
えて何かができるようにさせるのではなく、人々が本来持っているはずの力が引き出され、自分たち
の本来の力でもって状況を変え、抑圧から解放されていくことを描いています。
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また、2000年の定義に引き続き、グローバル定義でも、社会正義、人権を擁護することがソーシャル
ワークの中核をなす原理であるとしています。これらは、ソーシャルワークを動機づけ、正当化する
ものです。
そこに新たに、「集団的責任」「多様性の尊重」という原理が加えられました。注釈のなかでは、「ソー
シャルワークの大原則は、人間の内在的価値と尊厳の尊重、危害を加えないこと、多様性の尊重、
人権と社会正義の支持である」とはっきりと示しています。
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新たに加わった「集団的責任」と「多様性尊重」について説明します。
「集団的責任」とは、聞きなれない言葉ですが、「人々がお互い同士、そして環境に対して責任をも
つ限りにおいて、はじめて個人の権利が日常生活レベルで実現される」というものです。
つまり、私たちはそれぞれが独立して幸せを実現できるのではなく、共同体の中で互恵的な関係(お
たがいさまの関係)を確立することが重要だということです。
2000年のソーシャルワークの国際定義が個人の権利を強調していたことに対して、西洋的な価値観
としての「個人主義」に対するアジアやアフリカなどのソーシャルワーカーから批判的な議論が提起
され、人々が互いのウェルビーイングに責任を持ち、人と人の間、人々と環境の間の相互依存を認
識し尊重するように促す、という新しい考え方が示されました。
「多様性の尊重」は、一人ひとりの違いを認め、その違いを尊重するというものです。これは、一人ひ
とりがかけがえのない固有の存在であるという個別性をみとめるものであり、その一人ひとりの権利
を認める「人権」の考え方を明らかにしたものです。
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グローバル定義では、ソーシャルワークの「知の基盤」をソーシャルワークの理論、社会科学、人文
学及び「地域・民族固有の知」としました。
学問としてのソーシャルワークは、複数の学問分野をまたぎ、境界を超えていくとされます。
2000年のソーシャルワークの定義の段階では、科学性が追及され、人間の行動との社会システム
の理論を知的基盤とすることが示されていました。
これに対して、グローバル定義は、特定の実践環境や西洋の諸理論だけでなく、先住民を含めた地
域・民族固有の知にも拠っていることを認識するとしています。
これは、植民地主義の結果としての西洋の理論・知識だけが評価されてきたこと、地域・民族固有
の知が過小評価あるいは軽視されてきたことを認め、西洋の支配の過程を止め、反転させ、西洋の
歴史的な科学的植民地主義を是正しようという思いを含むものであるといえます。
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さて、グローバル定義の本文中には、2000年の定義にあった「人びとがその環境と相互に影響しあ
う接点に介入する」という表現が見当たりません。しかし、注釈では、「ソーシャルワークの正当性と
任務は、人々がその環境と相互作用する接点への介入にある」と書かれています。
つまり、グローバル定義においても、「人と環境の相互作用の接点」が「ソーシャル」のゆえんである
ことには変わりありません。
さらにグローバル定義は、参加重視の方法論として、「生活課題に取り組みウェルビーイングを高め
るよう、人々やさまざまな構造に働きかける」としています。
これは、ソーシャルワークは、できる限り「人々のために」ではなく「人々とともに」働くという考え方を
示し、社会変革を含む実践にも当事者の知識や力が反映されるというものです。
こうした当事者の参加を含め、ソーシャルワークの戦略は、抑圧的な権力や不正義の構造的原因と
対決し、それに挑戦するため人々の希望・自尊心・創造的力の増大をめざすものです。
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グローバル定義の最後には、「この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい」と書かれ
ています。
ソーシャルワークの取り扱う問題は、各国レベルで解決できるものだけなく、国際的な努力や連携に
よって解決すべきものまで幅広いものです。ソーシャルワークとして世界のあちらこちらで地球規模
の実践が行われています。その実践内容があまりに違いすぎると国際的な団体としての活動が難し
く、他の国際団体との協力関係も難しくなります。そこで世界的な活動を包括する共通の定義が必
要です。
一方で、世界の地域や国ごとに、経済・政治的な状況、教育環境等が異なり、統一された定義だけ
では十分な表現ができないために、こうした重層的な定義となりました。
注釈の最後には、こう書かれています。「この定義に表現された価値や原則を守り、高め、実現する
ことは、世界中のソーシャルワーカーの責任である。ソーシャルワーカーたちがその価値やビジョン
に積極的に関与することによってのみ、ソーシャルワークの定義は意味をもつのである」。
ぜひとも、みなさんに、その実践の輪に加わっていただきたいと願っています。
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では、日本ではどのように定義づけられているのでしょうか。
2003年の日本学術会議、社会福祉・社会保障研究連絡委員会報告『ソーシャルワークが展開でき
る社会システムづくりへの提案』では、ソーシャルワークとは、「社会福祉援助のことであり、人々が
生活していく上での問題を解決なり緩和することで、質の高い生活(QOL)を支援し、個人のウェル
ビーイングの状態を高めることを目指していくことである。日本では、国家資格である社会福祉士及
び精神保健福祉士がソーシャルワーカーとして位置づけられている」としています。
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日本において、ソーシャルワークの専門職として公的に認められ、国家資格となっているのが社会
福祉士や精神保健福祉士です。ここでは、社会福祉士の法的な定義を見てみましょう。
「社会福祉士及び介護福祉士法」第2条です。「『社会福祉士』とは、(社会福祉士及び介護福祉士
法)第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若し
くは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に
関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービス
を提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調
整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者をいう」。
ここで「相談援助」が出てきますが、国際ソーシャルワーカー連盟の2000年の定義でもおわかりのよ
うに、困りごとに対する面接室での相談という狭い意味ではなく、人と環境の相互に作用する接点に
介入する広い意味合いで捉える必要があります。
2007(平成19)年の社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正によって、「福祉サービスを提供する
者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整」の一文
が加わって、援助のための関係調整の幅がますます広がってきたといえるでしょう。
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