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Page 1: GALNERYUS - 激ロック · 2012. 1. 31. · -トータル的にgalneryusの他のアルバムと比較すると比較的聴きやすい曲 が並んでいるように感じました。

Syu (Gt)  インタビュアー:ムラオカ

-『絆』リリースおめでとうございます。周囲の反響はいかがですか?

良い出だしいう話を聞きまして、ありがたいなと思います。相変わらず応援してくれている方がゲットしてくれているんだなと思うとすごく幸せですね。

-まず Track.1 の漫画家原哲夫先生の人気漫画「蒼天の拳」の「ぱちんこ蒼天の拳」のタイアップ楽曲「絆」ですが、GALNERYUS の曲の中でも聴きやすく且つバンドのカラーをしっかり伝えている曲ですね?

エイト・ビートで男気があり、テクニカルであるという GALNERYUS らしい要素が詰まった日本語詞の男臭い感じの良い曲に仕上がったと思います。

-PV 拝見いたしました。「蒼天の拳」をイメージした今までにないドラマ仕立てですね。

そうですよね。見てる僕が“オォー”となりましたね。あの臭さがね(笑)……完全に狙っている臭さですからね。

-作曲、作詞は「蒼天の拳」をイメージしたものですか?

そうです。「蒼天の拳」のために書かれた曲ですね。歌詞は小野さんが「蒼天の拳」を全て読んでそれから歌詞を書いて、作者の原さんに送って OK を貰って、という感じですね。

-まさか武蔵さんと弟の TOMO さんが PV に出演するとは思っていなかったのですが、どういった経緯で出演することになったのでしょうか?

実は撮影の当日まで知らなかったんですよ(笑)。

-え?そうなんですか!?撮影はバンドと武蔵さんたちは同日にされたのですか?

そうですね。結構いろいろな場所で撮ってお金も掛かっているように見えるんですが、実は同じ場所で撮ってるんです。夜中の 10 時半位に入って、1 時ぐらいから撮影をスタートしたんです。僕らバンドは直ぐに終わって先に帰ってしまったのですが、その後の格闘シーンのビデオ撮影は朝の 9 時まで掛かったみたいです。少しだけ撮影しているところを見させて頂いたのですが、すごい気迫でしたね。演技をすることは僕には出来ないのですごいなと思いましたね。曲が流れている間にドラマが進行していくので、セリフで表現するわけにはいかないですよね。それを身体で表現するというのはすごく難しいこと思うのですけど、それをすんなりこなしていたので流石だなと思いました。

-「絆」とは漢字 1 文字で非常にインパクトがあり且つ深いタイトルですね?このタイトルにした理由を教えてください。

この曲は震災が起こる前に書かれていて、レコーディングも済んでいたんですよ。タイトルの「絆」も震災前に決まっていました。その後大震災が起こってしまって“絆”は新語・流行語大賞 2011 にノミネートされたり、2011 年の漢字 1 文字に選ばれましたが、それに乗じて出したかのように思われるかもしれませんが、それはたまたまで全く関係ないです。関係があっても構わないのですが、違った意味合いではあるということです。

-Track.2 の「終わりなき、この詩」を再録に選んだ理由を教えてください。また厚みのある男性的なコーラスが無くなったり、イントロ後のヘヴィなリフがなくなったりとガラリと変わり洗練された感じになりましたね?

後々もっとこうすれば良かったという思いは出てくるんですよね。以前レコーディングした曲を否定するわけではないのですが。小野さんが加入してからのツアーで「終わりなき、この詩」をいろいろなところで演奏していて、前任ヴォーカルより小野さんの方が合うという確信を持っていたので、いつかレコーディングするべきだとずっと考えていまして、この機会に再びレコーディングすることになりました。アレンジ的には柔らかいアレンジというか一貫性のあるアレンジに変わっていると思います。それからスラッシーなリフや速いパートがなくなったので、“え!?”と感じるところはあると思いますが、これが僕の理想系でしたね。オリジナルをリリースした当時はリフが大好きだったんですね。なのでどんどん前面に出していってたのですが、その流れに乗ってあの歌メロに対してあのリフをはめた感じだったんです。ですが後々聴いてみたらメロとリフが離れ過ぎていたというか、このメロに対してこのリフではないと感じたんです。ですのでこういうさらっとしたアレンジに変えましたね。あと、原曲はコーラスがすごい重なっていたと思うんですけど、久々に聴いてみると、あまりの分厚さに、そこまで重ねなくてもと思うほどに重なっていてビックリしましたね。

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-「ACROSS THE RAINBOW」は 2nd アルバム『ADVANCE TO THE FALL』収録の「WHISPER IN THE RED SKY」が原曲ですが、歌詞やタイトルも変えて、1 分ほどのイントロも新たに付け加えられたりと、ガラリと変わったニュー・ヴァージョンになっていますね。

実はこの曲はライヴにおいてすごく人気のある曲で、お客さんもこの曲をやると喜んでくれる鉄板ソングなんです。ですので「WHISPER IN THE RED SKY」を変えるのかと賛否両論を呼ぶのではないかとは思いますね。この曲をなぜ変えたのかというと、小野さんのヴォーカルをもっと際立たせたかったんですね。メロが単調であったりと、気に入ってないところがたくさんあったんです。それで自分で新たに練り直してみて、小野さんに歌詞を書いてみてくださいと頼んだんです。小野さんの声で、当時から今までたくさん経験を積んで、音質的にもプレイ的にも向上したし、今弾くとこういう感じになるということも体現したかったんですね。ライヴで何回も弾いていると慣れるじゃないですか。そうするとインプロヴァイズもすごく増えるんですよ。そういった感じも入れときたかったですね。2012年版の新しい「WHISPER IN THE RED SKY」ですね。これからは「WHISPER IN THE RED SKY」とは呼ばず、「ACROSS THE RAINBOW」と呼びます。

「WHISPER IN THE RED SKY」って言ったほうが慣れた感じではありますが、これからは「ACROSS THE RAINBOW」として慣れていきたいと思いますね。

-「TIME AFTER TIME 」「WINNING THE HONOR」の 2 曲 は新曲ですね。いつ頃作った曲ですか?

「TIME AFTER TIME」は前のアルバム『PHOENIX RISING』時にはほぼ完成していました。温めていた曲だったのですが、今回ミニ・アルバムのタイミングで歌詞も書きつつ歌も乗せてアルバムに入れることになりました。だから音質的には

『PHOENIX RISING』の時と似通っている部分があるのでその辺りも聴いて頂けると面白いと思います。「WINNING THE HONOR」は完全に書き下ろしの新曲です。そうそう、この「TIME AFTER TIME」と「WINNING THE HONOR」はキーボードの YUHKI さんが書いた曲です。ですので YUHKI 節が炸裂していますので、ファンの方が聴いていただければ、これは YUHKI さんが書いたんだなというのが一聴してすぐに分かるような曲になっていますね。特に「WINNING THE HONOR」は YUHKI さん全部乗せみたいな YUHKI さんの魅力が全部詰まってます。ギターを弾いていてすごくしんどいですけど、挑戦しがいのある楽しい曲になりましたね。

-トータル的に GALNERYUS の他のアルバムと比較すると比較的聴きやすい曲が並んでいるように感じました。

それはミックスの仕方かもしれないですね。ブライトな音作りになっていると思うんです。最終的なマスタリングではかなり“ジャリンッ”という要素が出てると思うんですけど、小野さんの声も相まって全体のトーンになっているんじゃないかなと思いますね。パンチが効き過ぎてると……例えばギターが“ジョワーッ”と出てきたりすると嫌いな人は嫌いだと思うんです。前々からなのですが、最近はさらに歌をメインに打ち出していこうという気持ちが強くなっているので、それがすごく分かりやすくミックスされてるんじゃないかなと思います。そこら辺が聴きやすさに繋がっているのかもしれないですね。

-「departure! (English Version)は元々小野正利さんのソロとしてリリースされた曲ですが、この曲を英語ヴァージョンで収録することになった経緯を教えてください。

「Hunter×Hunter」のオープニングで使われた曲なんですが、キャッチーでポップで良い曲なのでミニ・アルバムを出すなら「departure!」をやりたいと思っていたんです。ただそのままやっても面白くないので英語歌詞にして凄まじいアレンジにしてやろうということで始まった曲です。1 からアレンジし直してレコーディングしました。

「ぱちんこ CR 蒼天の拳」のタイアップ曲「絆」をはじめ、現ラインナップによる過去にリリースされている「終わりなき、この詩」、

「ACROSS THE RAINBOW」のニュー・ヴァージョンを収録(※「ACROSS ~」は原曲「WHISPER IN THE RED SKY」と歌詞、タイトルも変更)と計 6 曲、約 40 分の大ヴォリュームのミニ・アルバム。タイトル・トラック「絆」はキャッチーなメロディ、各パートのテクニックなど、GALNERYUS の魅力のすべてが凝縮されている名曲。「蒼天の拳」の舞台設定である 1930 年代の上海をイメージした PV が Youtube 上ですでにアップされており、格闘家の武蔵氏が演じている格闘シーンありの絶!必見モノ!!ムラオカ

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