tama river 2016場所比較
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⁃ トレイルカメラ設置場所、1→3箇所へ
⁃ トレイルカメラ設置場所の概要⁃ 設置を決めたわけ:「雑⽊林」⁃ 設置を決めたわけ:「大⽊の水場」⁃ トレイルカメラ設置場所の比較一覧⁃ トレイルカメラの配置予定⁃ 気をつけていること
設置場所比較-2016
トレイルカメラ設置場所、1→3箇所へ
トレイルカメラの設置場所が2箇所増えました!1. 「水場」:今まで設置場所、今後も継続2. 「雑⽊林」:尾根の雑⽊林3. 「大⽊の水場」:スギの大⽊の前にある水場2016年8月から3箇所の比較ができることを目指し
ています。作業が安定するまでしばらくは設置場所やカメラの
ローテーションなどのテスト期間になります。
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設置場所比較-2016
トレイルカメラ設置場所の概要
1. 「水場」:⼭の中腹にある⼈⼯林にある水溜り。通年水が溜まり、野⽣動物がやってくる。
2. 「雑⽊林」:⼭の尾根にある雑⽊林。地元の⼈に「池」と呼ばれる窪みがあるが、2-3月は水はない。ぬた場や動物の痕跡は多い。
3. 「大⽊の水場」:スギの大⽊(幹周約200cm)の前にある水場。
• それぞれ尾根は違うが水源林の中にある。• 動植物も同じ種類が⽣息していると推測する。
設置場所比較-2016
設置を決めたわけ:「雑⽊林」
⼈⼯林と雑⽊林で動物の⾏動の違いを撮りたいと思い、⼈⼯林同様に水場またはぬた場のある雑⽊林を探していた。そして「水場」と平⾏して作業ができ、⼈通りが少ない(登⼭道から離れた)場所などを考えていた。地元の⼈からの情報で「池」と呼ばれる場所に⾏っ
てみるとそこには広い窪みがいくつかあった。水は溜まっていないがいくつかぬた場のような場所はあり動物の痕跡も⾒つかった。探していた条件に近いことと「池」という地名にかけて
みることにした。
設置場所比較-2016
設置を決めたわけ:「大⽊の水場」
「水場」と似た場所があると知⼈に教わり⾏ってみると、⼈⼯林の中で緩い⾕の一郭、太いスギの⽊の前に水溜りができていた。これまで観察していた「水場」と非常に似た環境だった。ただ、 「水場」の前にそびえるスギの大⽊が美しかった。巨樹と呼ばれるには幹周300cmが必要だが、スギの大⽊を測ってみると約200cmあった。 因みに「水場」のスギは約155cm。大⽊までの道は危険箇所が少なく、登⼭道からも
外れていて条件が良い。似ている環境の比較としてまずは1年間データを取っ
てみることにした。
設置場所比較-2016
トレイルカメラ設置場所の比較一覧
項目 水場 雑木林 大木の水場
カメラ設置開始 2013/8~ 2016/3~ 2016/4~
環境 山の中腹にある人工林の中 尾根の雑木林 山の中腹にある人工林の中
標高 約1044m 約1191m 約905m
尾根まで最短の直線距離
東約187m
0m 北東約274m
川まで最短の直線距離
南西約363m
南西約768m
南約488m
各地点との直線距離
約1950m 約5600m
約7300m
写真
設置場所比較-2016
- トレイルカメラの配置予定
【水場】水場-2台けもの道-1台タイムラプス-1台
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
【雑⽊林】雑⽊林-2台タイムラプス-1台
【大⽊の水場】水場-1台
*設置場所は全て地主さんの許可を頂いています。
設置場所比較-2016
気をつけていること
トレイルカメラを設置するだけで動植物には迷惑を掛けているのですが、インパクトを最⼩限に留めるように設置する際に気をつけていることを記します。
– 地主さんに許可を頂く– 動植物を傷つけない、捕獲や持ち去りをしない(落ちていた葉や⽻根
などは少量を持ち帰ることはある)– 1ヶ月以上の設置になるため登⼭道から離れた場所を選ぶ– 事故(⼭⽕事、滑落、ツキノワグマとの遭遇など)を起こさない
設置場所は地主さんの⼟地を利⽤させて頂いており、そこを利⽤している⼈も動物も沢⼭いらっしゃいます。その環境が保てなければカメラを設置する意味がなくなります。また、事故を起こせば多くの⼈と動植物にも迷惑をお掛けし、継続も難しくなります。