【報告関係】 一、第2期募金活動報告第18回協議会 資料-2 1 【報告関係】...

16
第18回協議会 資料-1 【報告関係】 一、第2期募金活動報告 (1) 2013 年4月 1 日~2014 2 28 日の期間で 158 約794万円が寄せられました。 (第 2 期は 2016 3 月末まで目標 1 億円です。) 1 期からの累計では 78,016,106 円です。 (2)募金活動の様子 別紙 - 2-A p1-2 1)「広く・うすく・継続的に」をテーマに掲げて募金キャンペーンに取り組んできました。 従来同様の募金 企業・団体へ協賛募金の要請:1 1 万円以上 寄付付き協賛型募金の利用推進と拡充 「阿蘇草原再生一口オーナー」制度を新設 など 銀行口座新設(福銀、西日本シティー)、チラシやポスターのリニューアルと専用ハッ 50 着制作などを行ない推進力を高めています。 2)街頭募金活動 昨年 8 3 日(土)大観峰での取り組みを蹴りだしとして、主に以下に取り組みました。 13 会場 のべ約 120 51 万円 チラシ配布と同時に、下村朱杏さん協賛絵はがきや湯浅陸雄さん提供のおみなえしの種をお 礼に。 「阿蘇草原とくまモン」 Quo カードや写真集「阿蘇 根子岳憧憬」の販売も実施しました。 8/3 大観峰/ 阿蘇市 24 70,002 8/17 「大観峰カルデラ祭」(大観峰/ 阿蘇市) 1 6,411 9/28 「南阿蘇マルシェ」(あそ望の郷/南阿蘇村) 10 57,015 10/6 Peace Ride2013」(あそ望の郷/南阿蘇村) 9 39,796 10/12 「萌の里コスモス祭」(俵山交流館萌の里/西原村) 10 76,867 10/20 「あそのみなみのあきまつり」(あそ望の郷/南阿蘇村)3.5 6,948 11/2 「高森町あそ千年まつり」(月廻り公園/ 高森町) 4 106,130 ※あか牛肉協賛有 11/10 「阿蘇中央高校文化祭」(清峰校舎/阿蘇市) 高校生数名 17,597 「和ゴコロ塾:熊本商工会議所女性会主催」(熊日びぷれす広場/熊本市) 4 4,779 11/2023 「阿蘇の草原風物展 in 福岡」(JR 博多駅ビルマイング広場) のべ約 20 40,205 12/3 「阿蘇草原再生シンポジウム in 福岡」(アクロス広場) 15,785 1/2526 「新春熊本市内街頭募金」 のべ約 20 64,803 2/2223 「阿蘇草原再生福岡イベント第 2 弾」 のべ 12 3,574 3)企業・団体 ・「エイブルネットワーク」 100 万円 + 社用車に “応援しています「阿蘇草原再生」“ロゴマーク貼付して協力 ・「ソラシドエア」 1,769,500 ・「伊藤園」 55 万円

Upload: others

Post on 30-Jan-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

第18回協議会 資料-2

1

【報告関係】

一、第2期募金活動報告

(1) 2013年4月1日~2014年2月28日の期間で 158件 約794万円が寄せられました。

(第2期は2016年 3月末まで目標 1億円です。)

第1期からの累計では 78,016,106円です。

(2)募金活動の様子 別紙- 2-A p1-2

1)「広く・うすく・継続的に」をテーマに掲げて募金キャンペーンに取り組んできました。

① 従来同様の募金

② 企業・団体へ協賛募金の要請:1口1万円以上

③ 寄付付き協賛型募金の利用推進と拡充

④ 「阿蘇草原再生一口オーナー」制度を新設 など

⑤ 銀行口座新設(福銀、西日本シティー)、チラシやポスターのリニューアルと専用ハッ

ピ50着制作などを行ない推進力を高めています。

2)街頭募金活動

昨年8月3日(土)大観峰での取り組みを蹴りだしとして、主に以下に取り組みました。

13会場 のべ約120名 約51万円

チラシ配布と同時に、下村朱杏さん協賛絵はがきや湯浅陸雄さん提供のおみなえしの種をお

礼に。

「阿蘇草原とくまモン」Quoカードや写真集「阿蘇 根子岳憧憬」の販売も実施しました。

・8/3 大観峰/阿蘇市 24名 70,002円

・8/17 「大観峰カルデラ祭」(大観峰/阿蘇市) 1名 6,411円

・9/28 「南阿蘇マルシェ」(あそ望の郷/南阿蘇村) 10名 57,015円

・10/6 「Peace Ride2013」(あそ望の郷/南阿蘇村) 9名 39,796円

・10/12 「萌の里コスモス祭」(俵山交流館萌の里/西原村) 10名 76,867円

・10/20 「あそのみなみのあきまつり」(あそ望の郷/南阿蘇村)3.5名 6,948円

・11/2 「高森町あそ千年まつり」(月廻り公園/高森町) 4名 106,130円

※あか牛肉協賛有

・11/10 「阿蘇中央高校文化祭」(清峰校舎/阿蘇市) 高校生数名 17,597円

「和ゴコロ塾:熊本商工会議所女性会主催」(熊日びぷれす広場/熊本市)

4名 4,779円

・11/20~23「阿蘇の草原風物展 in福岡」(JR博多駅ビルマイング広場)

のべ約20名 40,205円

・12/3 「阿蘇草原再生シンポジウム in福岡」(アクロス広場) 15,785円

・1/25~26 「新春熊本市内街頭募金」 のべ約20名 64,803円

・2/22~23 「阿蘇草原再生福岡イベント第 2弾」 のべ12名 3,574円

3)企業・団体

・「エイブルネットワーク」 100万円 + 社用車に

“応援しています「阿蘇草原再生」“ロゴマーク貼付して協力

・「ソラシドエア」 1,769,500円

・「伊藤園」 55万円

第18回協議会 資料-2

2

・「クオカード」(「阿蘇草原とくまモン」Quoカード) 508,140円

・「RKK熊本放送」、「KKT熊本県民テレビ」、「九州すし市場グループ」、「富士ゼロックス熊本

端数倶楽部」 ・・・以上 30万円~10万円

・協賛自販機「サントリー、コカ・コーラ」の設置 ・・・昨年7月スタート

4)個人

・「阿蘇 根子岳憧憬」写真集(兼城鎮雄氏(故人)の遺志で売上金を募金へ)

ご遺族自身で関係方面に働きかけておられます。

二、阿蘇草原再生募金による第四弾助成支援事業の実施について

(1) 設定にあたって

1)募金収支の今年度末見通しを 1250万円程度と想定しました。(昨年12月末現在)

2)来年度の活動費用予算を以下で概算設定しました。

① 活動費用 ・・・360万円(広報費、会議費、交通費、印刷費など)

② 募金事務局費用とその負担について

・700万円~800万円

・費用の支援について、熊本県および阿蘇市に要請を行なっています。

3)以上を基に「総額 1250万円程度」の第四弾助成支援事業を決定しました。

(2)第四弾助成対象と実施方法

<募集案内から抜粋>

募集する助成支援区分 助成額 受付期間 審査決定

1 指定枠

繁殖あか牛の導入 480万円 平成26年 2月5日(水)~ 3月31日(月)

平成26年

4月末予定

2 野焼き支援ボランティアの運営管理 350万円 程度

平成26年 2月5日(水)~ 2月25日(火)

第18回協議会

(平成26年3

月13日予定)で

決定 3

自由枠

① 草原維持管理の継続

② 様々な動植物が生息・生育する草原

環境の再生

③草原を守る担い手作り(草原環境学

習の推進)

420万円 程度

計 計1250万円程

※ 繁殖あか牛導入助成 について、助成対象の運用を工夫

①助成は1個人に原則1頭とし、6万円を助成します。総枠80頭です。

②但し、総枠(80頭)に満たない場合、あか牛増頭に強い意欲のある畜産農家の中で複数頭数を認

める場合があります。

2頭以上の助成希望者は、下記を申請書(または必要に応じて別紙)に記入して提出ください。書

類記載内容に応じて審査します。

・助成を希望する頭数

・2014年1月末現在の繁殖あか牛保有頭数

・1年後、3年後の繁殖あか牛保有計画

・将来の繁殖あか牛経営に関する目標(希望)とそのための課題

第18回協議会 資料-2

3

※ 尚、今後の募金状況の推移により、必要があれば夏季協議会において追加支援募集事業を設ける

場合があります。

(3)「繁殖あか牛の導入」以外の指定枠と自由枠の支援事業決定について ⇒協議事項にて

三、「ASO草原ファンクラブ」の取り組みについて 別紙- 2-A p3-7

(1) 熊本県の「H25年度地域づくり夢チャレンジ事業(交流拡大)」の補助金を活用して、

新たな支え手拡大に取り組みました。

① 阿蘇7市町村内から 161の施設・事業所が特典・サービスを提供いただく協力店に登録。

昨年12月20日発足。有効期間は本年 11月30日まで。

② 登録会員は 3000名を越しました。県外が約 35%、福岡県民が約 22%以上です。

③ 会員の協力店利用は今後の観光シーズン以降を期待しています。

(2)福岡市内で阿蘇草原の魅力発信と理解拡大に取り組みました。

① 「阿蘇の草原風物展 in福岡」

② 「阿蘇草原再生シンポジウム in福岡」

③ 「阿蘇草原再生イベント in福岡第2弾」

(3)阿蘇草原の意義と魅力を共感いただくために「野焼き見学バスツアー」企画に協力します。

3/30(日)夜峰山(地元牧野組合のご協力をいただきます)

北九州・福岡から誘客中です。

(4)今後について

① 7市町村自治体や商工会・観光協会・温泉旅館組合等関係団体に、相互に連携しあって情

報発信できるよう働きかけています。

② 全国的なイベント企画と連携し情報発信に努めていきます。

・阿蘇カルデラマラソン

・全国草原サミット・シンポジウム

・国立公園 80周年記念事業 など

③ 夏ごろに利用状況を集約し、12月以降の展開について定める予定です。

四、「阿蘇草原再生ロゴマーク」使用承認申請について 別紙- 2-A p8

(1)「阿蘇草原再生 くまモン GO!」を企画・活用します。

1)ソラシドエア社からの提案を受けて同機を来年度就航させることとしました。

・今年度に続き、来年度以降も地域貢献活動の一環として「阿蘇草原再生事業」を支援する

・当該機は「羽田―九州」を主に年間 2200便 25万人利用見込み。

・機体へ2ヶ所 PRと機内での PR効果(パンフレット掲示やアナウンスなど)

・費用95万円

2)機体にステッカーPR広告(別紙案)と併せてロゴマークを使用します。

3)就航記念イベントの開催について

4月10日 くまもと空港にて

知事、協議会会長、千年委員会委員長などとソラシドエア社長の出席を得て行なう予定です。

(2)ミニほうき『阿蘇はわく』(仮称)と体験キットの製作販売について

第18回協議会 資料-2

4

1)実施主体

阿蘇市観光協会

2)企画意図

阿蘇草原のすすきを使ったミニほうきと体験キットの製作販売を通して、草原を目に見え

るカタチで草原を守る取り組みに貢献する。

地域づくり団体と連携。地域づくり団体が制作し、観光協会が販売。

修学旅行生や体験旅行者などへ機会提供できるような将来提案を想定

売上金の一部を草原募金に寄付する仕組みとする。

3) 商品包材にロゴマークをシール化して貼付する。

五、阿蘇草原再生千年委員会が新たな展開へ動き出しました。別紙- 2-A p-9

(1) 新たに≪ステージⅡ≫が昨年8月 21日スタート

① 坂本正前熊本学園大学学長を委員長に互選し、ステージⅠの全13名委員に加えて、新たに8

名が参加し合計 21名(プラス事務局)の委員構成で発足。

②「①恒久財源づくり」 「②世界文化遺産登録推進を応援」

「③危機的状況啓発と第 2期募金を九州ワイドで展開」をテーマに取り組む

③「阿蘇草原再生かばしまイニシアティブ・NEXT」を知事が発表

(2) 第2回が2月12日熊本市内で開催されました。

① 阿蘇草原の意義・魅力・危機的現状について共有

② 次回は5月に阿蘇市内での開催を申し合わせました。

・希少植物の現地見学と 7市町村首長さんとの意見交換会が予定されています。

・阿蘇地域内の取組み方向の一致と阿蘇地域外との連携強化を目指していく想定です。

六、来年度の阿蘇草原再生募金事務局体制について

阿蘇市の緊急雇用支援事業の適用により、現状 1名強の体制(出向者を含む)から、増員して 2

名体制で推進する予定です。

以上

第18回協議会 資料2

1

【協議事項】

一、「繁殖あか牛の導入」を除く第四弾助成支援事業の取扱いについて

(1)受付結果

募集する助成支援区分 助成額 受付件数

申請額

2 指定枠

野焼き支援ボランティアの 運営管理

350万円 程度 1件 450万円

3

自由枠

① 草原維持管理の継続

420万円 程度

6件 5,106,628円

② 様々な動植物が生息・生育

する草原環境の再生 4件 1,590,000円

③草原を守る担い手作り

(草原環境学習の推進) 14件 4,864,007円

計 24件 11,560,635円

計 計1250万円

程度 16,060,635円

(2)募金委員会を 3月6日午前 熊本市内で開催し、意見・助言をいただきました。

(3)これを受けて同日午後第 43回幹事会で以下を基本的な考え方に置きながら審査・選考されま

した。

1) 募金の使途の3原則 を重視

①実質的に草原保全につながる ・・・貢献度

②地元が元気になる ・・・活動の持続性、発展性

③募金者にわかりやすい(目に見える) ・・・アピール度、募金者の理解

2)行政や自治体での対応が考えられる場合

どちらかと言えば、公共事業やハード整備的な行政施策での対応や補助が考えられる場合は、募

金助成の対象から除外

3)申請内容が繰り返し申請される場合、減額査定の対象

将来自立の方向をお願いする

新しい分野の事業の申請を促進する

4)団体内または団体間で同じような主旨と考えられる申請事業の場合

3原則の観点から、調整を相談する場合を想定する

5)募金を活用した事業者(団体)による結果発表を(合同で)行なうことを想定

3原則の効果を高め、活動の啓発と活性化につなげる

(4)詳細は、会長および事務局協議に一任いただきました。

(5)結果別紙「2-B」参照ください。

第18回協議会 資料2

2

平成26年4月 日

阿蘇草原再生協議会 会長 高橋 佳孝

阿蘇草原再生千年委員会恒久財源部会

部会長 坂本 正

野焼き支援ボランティア運営費への支援に関する要望書(案)

阿蘇地域にとって草原は、農畜産業や観光など地域経済の基盤であると同時に、水源涵養機能やCO2の土中固

定化、更には生物多様性の豊かさや千年以上も維持されてきた歴史・文化等、人々に様々な恵みをもたらすかけ

がえのないものです。

また、昨年5月には草原を中心とした阿蘇の農業・地域が世界農業遺産に認定され、草原の維持保全の重要性

は益々大きくなってきています。

公益財団法人阿蘇グリーンストックは、その発足以来阿蘇の草原を阿蘇の自然を代表する国民共有の緑の生命

資産と位置づけ、各市町村及び地元牧野組合の方々と協力し、その保全・維持に取り組んできています。

その最も代表的なものが、1999年春より始まった「野焼き・輪地切り支援ボランティア活動」です。この活動

は、草原の利用・維持管理の担い手である地元農畜産業者の高齢化・後継者不足もあり、年々地元からの支援要

請が増え、現在では別紙資料の通り阿蘇郡市全体で支援活動牧野が55ヶ所、ボランティア派遣人数が年間延べ

2,300名を超える迄になってきており、ボランティア派遣先の野焼き面積も約5,500haに達し、実に全

体の1/3以上を占めるまでになってきています。

これに伴い、このボランティア派遣運営に関わる費用も、別紙資料の通り年間で総額約1,350万円(間接

経費及び3~4年に1回の物品費は除く)にも達し、到底小さなグリーンストック財団の財政では賄えなくなっ

てきています。現在は阿蘇草原再生協議会や他団体からの助成金及び他の事業収入からのやりくり等で何とかか

ろうじて維持してきているのが実状のようです。

更に一昨年4月には、大変不幸な野焼き支援ボランティアさんの死亡事故が発生し、一時はボランティア活動

の全面中止を考えざるを得ない深刻な事態も議論されていました。しかし、熊本県及び阿蘇市からの緊急安全対

策を講じて頂いたこともあり、何とか同年9月よりボランティア支援活動の再開ができ、昨年の野焼き支援活動

(52ヶ所)を無事終了することができた様子です。

しかし、その野焼き死亡事故を受けた安全対策上の問題もあり、ボランティア支援活動の運営・維持費は一層

増加する傾向にあります。一部自治体からの補助もあってはいますが、現在はそうしたボランティア活動に関わ

る保険費用や通信費の一部を賄うためにボランティア会員自身に年間会費3,000円を負担して頂いています。

このままでは早晩グリーンストック財団の財政では賄えず、支援活動の自粛や縮小を検討せざるを得なくなる

事態を憂慮しています。以上により阿蘇郡市町村にはぜひ下記のことについてご検討頂きたくご要望いたします。

一、支援ボランティア派遣経費について、阿蘇地域内の全市町村で今後継続的に応分の負担の協力を行って頂

くこと。例えば派遣ボランティア1人につき、ボランティア年会費と同額の3,000円を負担頂く。

一、阿蘇の草原再生に向けた根本的な解決のために、国、県や市町村及び民間の力を合わせて、今後の恒久財

源確保に関する検討にご協力頂くこと。

例えば恒久的な入湯税の活用や基金の造成など 。

以上