教育活動全体を 通じて行う道徳教育 · 1次式の色々な計...

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平成 平成 平成 平成25 25 25 25年度 年度 年度 年度 平成 平成 平成 平成25 25 25 25年度 年度 年度 年度 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 徳島県中学校教育課程研究集会 教職員研修課教職研修担当 教職員研修課教職研修担当 教職員研修課教職研修担当 教職員研修課教職研修担当 阿部 阿部 阿部 阿部 利幸 利幸 利幸 利幸 学校の 教育活動全体を じて道徳教育 じて道徳教育 学校で行う道徳教育は 各教科 各教科 各教科 各教科 総合的 総合的 総合的 総合的な な学習 学習 学習 学習の の時間 時間 時間 時間 特別活動 特別活動 特別活動 特別活動で 週1時間の授業で 意図的計画的に 将来、様々な場面で 道徳 道徳 道徳 道徳の の時間 時間 時間 時間で 学校 学校 学校 学校の の教育活動全体 教育活動全体 教育活動全体 教育活動全体 通して して して して 日常 日常 日常 日常の の生徒指導 生徒指導 生徒指導 生徒指導 通して して して して 主体的に道徳的な行為 ができうに 道徳的実践 道徳的実践 道徳的実践 道徳的実践の の指導 指導 指導 指導 道徳的実践力 道徳的実践力 道徳的実践力 道徳的実践力の の育成 育成 育成 育成 道徳性 道徳性 道徳性 道徳性 養う う指導 指導 指導 指導 いじめを例に いじめは やめなさい! いじめを やめさせる指導 相手のことを考え て親切にしたこと はありますか? 鉄は熱いうちに打て! 親切 規律 誠実 寛容 節度 友情 公正 公正 公正 公正 公平 公平 公平 公平 いじめを しない資質を 育てる指導 急がば回れ!

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Page 1: 教育活動全体を 通じて行う道徳教育 · 1次式の色々な計 算を,相ㅝに銫連 ㆄけて考える。 「桦物のなかま分 け」 桦物のつくりの特

平成平成平成平成25252525年度年度年度年度平成平成平成平成25252525年度年度年度年度

徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会徳島県中学校教育課程研究集会

道 徳 部 会

教職員研修課教職研修担当教職員研修課教職研修担当教職員研修課教職研修担当教職員研修課教職研修担当 阿部阿部阿部阿部 利幸利幸利幸利幸

学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育通じて行う道徳教育

学校で行う道徳教育は

■■■■各教科各教科各教科各教科 ,,,, 総合的総合的総合的総合的なななな学習学習学習学習のののの時間時間時間時間 ,,,,

特別活動特別活動特別活動特別活動でででで ●週1時間の授業で

●意図的・計画的に

●将来、様々な場面で

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間でででで

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体をををを通通通通してしてしてして

■■■■日常日常日常日常のののの生徒指導生徒指導生徒指導生徒指導をををを通通通通してしてしてして

主体的に道徳的な行為ができるように

道徳的実践道徳的実践道徳的実践道徳的実践のののの指導指導指導指導 道徳的実践力道徳的実践力道徳的実践力道徳的実践力のののの育成育成育成育成

道徳性道徳性道徳性道徳性をををを養養養養うううう指導指導指導指導

いじめを例に いじめはやめなさい!

いじめをやめさせる指導

相手のことを考えて親切にしたことはありますか?

鉄は熱いうちに打て!

親切規律

誠実寛容

節度友情

公正公正公正公正公平公平公平公平

いじめをしない資質を育てる指導

急がば回れ!

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「「「「第第第第2222章各教科章各教科章各教科章各教科」」」」のののの第第第第1111節節節節からからからから第第第第9999節節節節,「,「,「,「第第第第4444章章章章 総合的総合的総合的総合的なななな学習学習学習学習のののの時間時間時間時間」,」,」,」,「「「「第第第第5555章章章章 特別活動特別活動特別活動特別活動」」」」のののの 「「「「第第第第3333 指導計画指導計画指導計画指導計画のののの作成作成作成作成とととと内容内容内容内容のののの取取取取扱扱扱扱いいいい」」」」

道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育のののの考考考考ええええ方方方方

第1章総則の第1の2及び第3章道徳の第1に示す道徳教育の目標に基づき,道徳の時間などとの関連を考慮しながら,第3章道徳の第2に示す内容について,○○の特質に応じて適切な指導をすること。

各教科等の指導は,生徒の豊かな人格の形成につながる。各教科等の目標に基づいてそれぞれに固有の指導を充実させる過程で,道徳性がはぐくまれる。そのことを考え,見通しをもって指導するそのことを考え,見通しをもって指導することが重要である。

各教科等の指導を通じて生徒の道徳性を養うための視点として,次の3点が挙げられます!

道徳の内容は,生徒が自ら道徳性をはぐくむためのものであり,道徳の時間はもとより,各教科等においてもそれぞれの特質に応じた適切な指導を行うものとする。その際,生徒自らが成長を実感でき,これからの課題や目標が見付けられるよう工夫する必要がある。

各教科等で行う道徳教育

るよう工夫する必要がある。

道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育とととと各教科各教科各教科各教科のののの目標目標目標目標,,,,内容及内容及内容及内容及びびびび教材教材教材教材ととととのかかわりのかかわりのかかわりのかかわり

教師教師教師教師のののの態度態度態度態度やややや行動行動行動行動によるによるによるによる感化感化感化感化

学習活動学習活動学習活動学習活動やややや学習態度学習態度学習態度学習態度へへへへの配慮配慮配慮配慮

(「(「(「(「第第第第3333章道徳章道徳章道徳章道徳」」」」のののの「「「「第第第第3333 指導計画指導計画指導計画指導計画のののの作成作成作成作成とととと内容内容内容内容のののの取扱取扱取扱取扱いいいい」)」)」)」)

学校における道徳教育の基本的な方針や学校の教育活動全体を通して,道徳教育の目標を達成するための方策を総合的に示した教育計画

各学校において,

○ 全体計画とは……

全体計画

各学校において,校長の方針の下に,道徳教育推進教師が中心となって,全教師の参加と協力により,創意と英知を結集して作成されるもの

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道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育のののの全体計画全体計画全体計画全体計画((((例例例例))))

教職員教職員教職員教職員のののの願願願願いいいい

学校教育学校教育学校教育学校教育のののの教育目標教育目標教育目標教育目標

地域地域地域地域・・・・保護者保護者保護者保護者、、、、子子子子どものどものどものどもの願願願願い・い・い・い・実態実態実態実態

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの指導指導指導指導のののの方針方針方針方針

各教科各教科各教科各教科、、、、外国語活外国語活外国語活外国語活動動動動、、、、総合的総合的総合的総合的なななな学習学習学習学習のののの時間時間時間時間、、、、特別活動特別活動特別活動特別活動におけるにおけるにおけるにおける指導指導指導指導のののの方針方針方針方針

指導の内容・時期

別葉別葉別葉別葉でででで

道徳教育の全体計画 別葉(例)

内容項目

各教科等

単元等

国語[140] 社会[105] 数学[140] 理科[105] 音楽[45.5] 美術[45.5] 保健体育[91] 技術・家庭[50] 外国語[105] 学級活動[35] 生徒会活動 学校行事

尾道市立久保中学校平成21年度道徳教育全体計画②(第1学年)

「球技」

「食品に含まれる栄養素」自分の食生活に興味を持ち,栄養的特長を理解する。

「尾道町探検」フィールドワークをする。(神社仏閣,食文化,福祉,観光等)

「日本の音楽に親しもう」日本の楽器の響きや郷土の音楽のよさを味わう。

「作品鑑賞会」自分が作品で表現したかった思いを表現できるとともに,仲間の作品の良さに気づく。

「ちょっと立ち止まって」「クジラたちの声」説明的な文章を読み,自分のものの見方や考え方を広

「日本のすがた」日本の現状を位置と領域の面から大観する。

「文字式」1次式の色々な計算を,相互に関連付けて考える。

「植物のなかま分け」植物のつくりの特徴に基づいて分類し,植物の種類を知る方法を身につ

オープンスクール,職場体験学習(2年)

2-(1)礼儀の意義・時と場に応じた適切な言動

4-(4)集団生活の向上,4-(7)よりよい校風の樹立

「生徒総会」「イメージをふくらませて聴こう」

「絵文字」「漢字」の持つ意味やイメージを強調して,自分のアイディアで絵文字をデザインする。

「スポーツフェスティバル」入場行進,ラジオ体操,ええじゃんSANSA・がり,リレー

「製品の設計」木材,金属などの特徴を調べる。

「発見したことを伝えよう」自分の考えを相手にわかりやすいようにスピーチする。

「世界のすがた」世界の州・大陸,国や地域について理解する。

「栄養分をつくるしくみ」「水や栄養分を運ぶしくみ」植物のつくりの特徴を知り,働きと関連づける。

4-(8)郷土愛

1-(1)基本的な生活習慣,1-(2)目標に向かう強い意志,4-(1)法やきまりの意義,4-(7)愛校心

4-(8)社会に尽くした先人への尊敬と感謝の念

4-(9)国を愛する心

Program1音読や活動をペアで行うことで,ペア学習に慣れる。

「尾道町探検」電話での対応,インタビューの仕方,マナーについて学ぶ。

就任式,始業式,入学式,家庭訪問,みなと祭り(25・26)

1-(3)よりよい自己の追求,1-(5)個性の尊重

4-(10)世界の中の日本

4-(1)きまりの理解 3-(2)自然愛護 2-(3)友情1-(5)自己を見つめる

1-(1)心身の健康の増進・調和のある生活

Let's start日本語と英語の違いを学びながら,英語学習の準備をする。

「尾道町探検」自分たちが住む「尾道」について考える。

「1年生になって」個人目標・学級目標づくり,学級組織づくり

「明るい声」仲間とともに歌う喜びを体感する。

「誘発されるイメージ」これまでの美術的な経験を振り返り,中学校での美術の課題を見つける。

「体つくり運動」

「技術とわたしたちの生活」技術の進歩の歴史を学ぶ。

「野原はうたう」「声を届ける」好きな詩を選び,その内容や表現の特徴を生かしながら朗読する。

「地球のすがた」地球儀や地図により,大陸や海洋,その分布等について理解する。

「正の数・負の数」正,負の加法・減法の仕組みを理解する。

「植物のくらしとなかま」「なかまをふやすしくみ」周辺の生物の観察を行い,生活していることを見いだす。

[5]1-(1)日々の心構え「出船の位置に」

[6]1-(5)自分をきたえる「ぼくの性格をつくった友人」

[7]3-(3)人間として生きる喜び「花のき村と盗人たち」

[8]1-(3)自主的な判断

[1]1-(3)よりよい自己の追求「美しく自分を染めあげて下さい」

[2]2-(2)優しい心「おばあちゃんの指定席」

[3]3-(1)いまを生きる大切さ「自分の番 いのちのバトン」

[4]4-(6)家族のきずな「三百六十五回分のありがとう」

4

5

各教科総合的な学習の時間[66.5]

特別活動道徳の時間[35]

中間テスト,参観日,春季総体,スポーツフェスティバル(13)

2-(1)時と場に応じた適切な言動,2-(2)思いやり,2-(5)いろいろなものの見方や考え方

4-(10)世界の中の日本

3-(2)公徳心2-(5)いろいろなものの見方や考え方

2-(5)いろいろなものの見方や考え方

2-(1)礼儀の意義・時と場に応じた適切な言動

2-(5)いろいろなものの見方や考え方

2-(2)他を思いやる心,2-(5)他に学ぶ姿勢,4-(1)よりよい集団づくり

Program2This is~. He is~. She is~.を使って,家族について話せるようにする。

道徳の時間

各教科

総合的な学習

特別活動

1-(1)基本的な生活習慣,4-(1)きまりの遵守

1-(2)より高い目標,4-(4)集団生活の向上,4-(7)学級や学校の一員としての自覚・よりよい校風の樹立

「体育大会」規律ある行動,入場行進,マスゲーム,組立体操,ええじゃんSANSA・がり

「製品の製作」工具を用いて適切に組立ができる。

1-(1)望ましい生活習慣,2-(1)礼儀,2-(3)友情,4-(1)法やきまりの意義と遵守,4-(7)よりよい校風の樹立

4-(1)きまりの遵守

3-(1)生命の尊さ,4-(6)家族愛,4-(10)世界の平和と人類の幸福

4-(8)郷土愛,4-(9)日本人としての自覚

「麦わら帽子」「大人になれなかった弟たちに」文章の展開を捉え,情景や心情の変化を読み取る。

「身近な地域の調査」土地利用,地形や事象などについて理解する。

4-(5)奉仕の精神・公共の福祉,4-(8)地域社会の一員としての自覚・高齢者への尊敬と感謝の念

「個人目標の設定」「学級組織づくり」「体育大会」

「体操服を持ってこようキャンペーン」

始業式,体育大会,市子ども科学展(5~7)

Program3自分のことを紹介できるようにする。

1-(2)目標に向かう意志,1-(5)向上心

4-(8)郷土愛1-(5)自己を見つめる

「バランスのとれた食生活を考える」栄養を考え,献立を作る。

1-(1)望ましい生活習慣

2-(2)思いやり,2-(5)いろいろなものの見方や考え方

4-(8)郷土愛,4-(9)日本人としての自覚

「灯籠づくり」一人一人が座右の銘を生かした灯籠を作り,尾道市「灯りまつり」で展示する。

「本の世界を広げよう さつき」読書に親しみ,ものの見方や考え方を広げ,情景や心情を読み味わう。

「歴史の流れ」日本の歴史の移り変わりについて理解する。

「身近で起こる不思議な現象」「光による不思議な現象」光の反射や屈折の実験を行い,規則性を見いだす。

3-(2)人間の力を超えたものに対する畏敬の念

「尾道町探検」壁新聞の作成,自己評価

「1学期のまとめ」1学期を振り返り,今とこれからの自分について考える。

「星の里ボランティア」高齢者のお世話,喫茶店のお手伝いをする。

期末テスト,夏季総体,サマーブラスコンサート(30)

4-(8)郷土愛

特長を理解する。

4-(4)集団の意義についての理解・役割と責任の自覚

1-(1)望ましい生活習慣

祉,観光等)

2-(5)いろいろなものの見方や考え方,3-(2)自然愛護

4-(8)郷土愛,4-(9)日本人としての自覚

さを味わう。良さに気づく。

見方や考え方を広くする。

知る方法を身につける。

[13]4-(2)好ましい世の中「バスと赤ちゃん」

[14]2-(1)礼の精神「半分おとな 半分こども」

[15]4-(3)いじめを許さぬ強さ「私もいじめた一人なのに…」

[16]3-(2)自然を愛する心「あっ,トトロの森だ!」

[9]1-(2)目標に向かう意志「目標は小刻みに」

[10]2-(4)正しい異性理解「アイツ」

[11]3-(3)弱さの克服「いつわりのバイオリン」

[12]4-(4)よりよい集団づくり「小さな一歩」

判断「アキラの選択」

7

9

6

2-(5)いろいろなものの見方や考え方

3-(2)自然愛護4-(8)郷土を愛する心,4-(9)日本人としての自覚

2-(2)思いやり,3-(2)美しいものに感動する豊かな心

する。

4-(6)家族愛

4-(8)郷土愛

道徳の時間を要とした「指導の内容及び時期」の明示

時間(要)

各教科

学習の時間

特別活動

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改訂版「心のノート」を生かした道徳教育の展開

ー「心のノート」活用事例集ーの概要中学校部分

改訂項目 14項目第2章 「心のノート」の効果的な活用の実際例 12項目1 学校や家庭での日常生活での活用 3項目2 各教科での活用 2項目3 道徳の時間での活用 2項目5 総合的な学習の時間での活用 1項目5 総合的な学習の時間での活用 1項目6 特別活動での活用 2項目7 家庭や地域社会との連携等での活用 2項目

第3章「心のノート」の効果的な活用を促す計画例 2項目

新規項目 8項目第2章 「心のノート」の効果的な活用の実際例 7項目2 各教科での活用 4項目3 道徳の時間での活用 2項目6 特別活動での活用 1項目第3章「心のノート」の効果的な活用を促す計画例 1項目

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道徳教育の充実を図る観点から、

児童生徒が身に付ける学習指導要領に定

める道徳の内容をわかりやすく表し、

学校・家庭・地域において、

「心のノート」

学校・家庭・地域において、

道徳的価値について、

自ら考えるきっかけとし、

理解を深めていくことができるような

児童生徒用の道徳教材

4つの趣旨(基本的な考え)子子子子どもがどもがどもがどもが道徳性道徳性道徳性道徳性をををを発展発展発展発展させるさせるさせるさせる窓口窓口窓口窓口

日常生活日常生活日常生活日常生活やややや全教育全教育全教育全教育活動活動活動活動をををを通通通通じてじてじてじて活用活用活用活用するものするものするものするもの

教科書教科書教科書教科書やややや副読本副読本副読本副読本にににに代代代代わるものではなわるものではなわるものではなわるものではないものいものいものいもの

学校学校学校学校でのでのでのでの多様多様多様多様なななな教教教教材開発材開発材開発材開発をををを促促促促すものすものすものすもの

4444つのつのつのつの趣旨趣旨趣旨趣旨とととと3333つのつのつのつの特徴特徴特徴特徴

心心心心のノートののノートののノートののノートの活用活用活用活用

3つの特徴(性格)

<<<<自学自習自学自習自学自習自学自習ノートノートノートノート>>>>

◎子ども一人一人が道徳的価値について興味をもったとき、自ら学ぶための冊子

<<<<生活生活生活生活ノートノートノートノート>>>>

◎子どもが自己の生活や体験を振り返り、記録することのできる心の成長記録となる冊子

<<<<心心心心のののの架架架架けけけけ橋橋橋橋>>>>

◎学校と家庭(及び地域)が心の教育を話題にし、共に子どもの心を育むための冊子

「心のノート」の生かし方⑴ 子どもが道徳的に成長していくための課題を見つけられるように

⑵ 子ども自身の「心の成長の記録」となるように

⑶ 要となる「道徳の時間」の指導において活用が促されるようにれるように

⑷ 各教科,外国語活動,総合的な学習の時間,特別活動の指導において活用が促されるように

⑸ 学校や家庭の日常生活での活用が促されるように

⑹ 学校。家庭。地域社会の連携を進める資料として生かすことができるように

⑴ 学校や家庭の日常生活の中で子どもが活用する

多様な場面での子どもの活用とそれを促す工夫

⑵ 各教科の学習内容との関連で活用する

⑶ 道徳の時間で活用する

⑷ 総合的な学習の時間の動機付けなどで活用する

⑸ 特別活動の各内容と関連させて活用する

⑹ 学校,家庭,地域社会の連携を図るために教師や保護者,地域の人々が用いる

⑺ その他,各学校間交流の際などに子どもや大人が活用する

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⑴ 学校としての用い方の方針を決め全教職員で共通理解を図る

活用を広げるための課題とその取組

⑵ 道徳教育の計画への位置付けをする

⑶ 道徳教育推進教師の役割として位置付ける⑶ 道徳教育推進教師の役割として位置付ける

⑷ 子どもの思いや子ども一人一人の事情等への配慮をする

⑸ 一人一人が違う個'性的なノートになるように援助

⑹ 校内研修などの資料として生かす

道徳の時間の特質を理解する

道徳教育の内容項目(24項目)

道徳性を4つの4つの4つの4つの視点視点視点視点からからからから分類分類分類分類・・・・整理整理整理整理

1 主として自分自身自分自身自分自身自分自身に関すること(5項目)2 主として他他他他のののの人人人人とのかかわりとのかかわりとのかかわりとのかかわりに関すること2 主として他他他他のののの人人人人とのかかわりとのかかわりとのかかわりとのかかわりに関すること

(6項目)3 主として自然自然自然自然やややや崇高崇高崇高崇高なものとのかかわりなものとのかかわりなものとのかかわりなものとのかかわりに

関すること (3項目)4 主として集団集団集団集団やややや社会社会社会社会とのかかわりとのかかわりとのかかわりとのかかわりに関する

こと (10項目)(『中学校学習指導要領解説 道徳編』より)

道徳の時間の特質は,次のようにまとめることができます。

■ 計画的,発展的に指導する。

道徳の時間の特質

■ 計画的,発展的に指導する。

■ 道徳的実践力を育成する。

■ 補充,深化,統合する。

■ 道徳的価値の自覚を深める。

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学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

●●●● 子どもは,学校の諸活動の中ですべての道徳的価値について感じたり考えての道徳的価値について感じたり考えたりする機会があるとは限らない。

●●●● 道徳の時間は,学校の諸活動で考える機会を得られにくい道徳的価値について補充する役割がある。

● 子どもは,体験の中で道徳的価値の意味などについて必ずしもじっくりと考え,深めることができている

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

りと考え,深めることができているとは限らない。

● 道徳の時間は,このように道徳的価値の意味やそれと自己とのかかわりについて一層考えを深化させる役割がある。

理科(第2分野)の学習で

生命がかけがえのないものであること

いろいろな植物の葉,茎,根のつくりの観察を行い,その観察記録に基づいて,花の特徴を見いだす…。

社会科(歴史的分野)の学習で

仏教の伝来とその影響,仮名文字の成立などを通じて,国際的な要素をもった文化が栄え,後に文化の国風化が進んだことを理解させる。

我が国の伝統と文化を大切にする

● 子どもが,多様な道徳的体験をしていたとしても,それぞれがもつ道徳的価値相互の関連や,自己とのか

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

徳的価値相互の関連や,自己とのかかわりの全体的なつながりなどを考えないままに過ごしてしまうことがある。

● 道徳の時間は,それらを統合し,子どもに新たな感じ方や考え方を生み出すというような役割もある。

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多様な働くことにかかわる体験

●それぞれがもつ勤労相互の関連

●自己とのかかわりの全体的なつながり

次に,道徳的価値の自覚を深めるということはどういうことなのでしょうか?

■ 一つは,道徳的価値についての理解である。道徳的価

「中学校学習指導要領解説道徳編」には,次のように示されています。

値が人間らしさを表すものであるため,同時に人間理解や他者理解を深めていくようにする。■ 二つは,自分とのかかわりで道徳的価値がとらえられることである。そのことにあわせて自己理解を深めていくようにする。■ 三つは,道徳的価値を自分なりに発展させていくことへの思いや課題が培われることである。その中で自己や社会の未来に夢や希望がもてるようにする。

■■■■ 道徳的価値道徳的価値道徳的価値道徳的価値についてについてについてについて理解理解理解理解するするするする。。。。

道徳的価値の自覚を深める

価値理解…道徳的価値は大切であること

人間理解…大切ではあるが実現は難し人間理解…大切ではあるが実現は難しいこと

他者理解…実現に向けては多様な感じ方・考え方があること

2 自分とのかかわりで道徳的価値をとらえられる。

■ 道徳的価値についての理解(価値理解、人間理解、他者理解)を

道徳的価値の自覚を深める

■ 自分とのかかわりで道徳的価値を理解することで、あわせて自己理解が深まる。

(価値理解、人間理解、他者理解)を自分とのかかわりで行う。

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1 道徳的価値の理解価値理解 ・・・よさ,大切さ,素晴らしさ な

ど人間理解 ・・・人間の弱さ,もろさ など他者理解 ・・・自分と異なる多様な感じ方,

考え方

道徳的価値の自覚を深めるために

考え方2 自分とのかかわりでとらえる道徳的価値を他人事ではなく自分の問題としてとらえる

3 道徳的価値にかかわる課題を培い,人間としての生き方についての自覚を深める確かな課題把握のために,自分自身を振り返り理解する

発達の段階ごとの特徴を踏まえた道徳教育道徳教育

学年段階の特質を生かす学年段階の特質を生かす学年段階の特質を生かす学年段階の特質を生かす 中学校段階における道徳性の育成中学生の心の内には,人間の生き方への関心が大きくなり,自分の人生をよりよく生きたいという内からの願いが強くなる。

生徒たちは,多様な事に関心を抱き,ものごとの受け止め方や考え方も多様である。

○中学生の心 の発達 の を し,生徒一人一人の実態を踏まえて,生徒と教師が共に考え共に追求する

ごとの受け止め方や考え方も多様である。

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中学校段階における道徳性い として る ってきた どもたち

も,自分を つめ,自分の生き方を するようになる。

自己 の の

○生徒一人一人が,自分の や をしっかりと つめ,その実 に けるように ますことが大 です。

中学校段階における道徳性仲間集団の中で,自己を失うことなく,調和的な関係を保つことは,中学生の大きな課題である。学校という集団の中での生活=その後に属するであろう様々な集団の縮図

○教師との関係も含め学校における生徒の人間関係は,道徳教育の重要な基盤

中学校段階における道徳性

社会の一員としての自覚がめばえる。知的発達の著しい中学生にとって,社会的な視点をもち,社会の一員としての生き方を考えることは, しも ではない。

○ 社会の様々な 題も,た それを知として教えるのではなく,生徒たちの生き方にどうかかわるかという視点からとりあげる。

えることは, しも ではない。

中学校段階における道徳性人間としての生き方の根底にかかわる,

の心や ,あるいは人間の をえたものへの の をは く こと

が,道徳教育の重要な課題。○一つ一つの生命が,それ以前の無数の生命の懸命な継承の結果であること。○自分の生命がいかに多くの存在に支えられているか。○大自然がいかに美しく,偉大で,その前で,人間の がいかに いものであるか。

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本時のねらい(道徳的実践力の育成)の達成に向けて,

1時間の授業で生徒がどのような学習を行うことが必要か,どのような姿

を見せればよいか。

1111時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの中中中中でででで期待期待期待期待するするするする生徒生徒生徒生徒のののの姿姿姿姿

道徳的価値道徳的価値道徳的価値道徳的価値についてのについてのについてのについての理解理解理解理解価値理解価値理解価値理解価値理解・・・・他者理解他者理解他者理解他者理解・・・・

自分自分自分自分とのかかわりでとのかかわりでとのかかわりでとのかかわりでとらえるとらえるとらえるとらえる追体験追体験追体験追体験・・・・自我関与自我関与自我関与自我関与

自分自身自分自身自分自身自分自身なりになりになりになりに発展発展発展発展ささささせていくことへのせていくことへのせていくことへのせていくことへの思思思思いいいいやややや課題課題課題課題がががが培培培培われるわれるわれるわれる

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業づくりをどのようにづくりをどのようにづくりをどのようにづくりをどのように行行行行うのかうのかうのかうのか

価値理解価値理解価値理解価値理解・・・・他者理解他者理解他者理解他者理解・・・・人間理解人間理解人間理解人間理解

追体験追体験追体験追体験・・・・自我関与自我関与自我関与自我関与・・・・自己理解自己理解自己理解自己理解

直接経験直接経験直接経験直接経験・・・・間接経験間接経験間接経験間接経験・・・・自己理解自己理解自己理解自己理解

授業

そのためにはどのようなそのためにはどのようなそのためにはどのようなそのためにはどのような指導指導指導指導をををを行行行行うことがうことがうことがうことが有効有効有効有効かかかか

指導法の工夫

指導過程 資料活用 発問構成劇的な表現 資料提示 話合い座席配置 人材活用 補助資料ワークシートの活用 など

中学校中学校中学校中学校 3333年年年年 道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの指導例指導例指導例指導例主題名主題名主題名主題名 規則規則規則規則とととと義務義務義務義務 4444-(-(-(-(1111))))資料名資料名資料名資料名 二通二通二通二通のののの手紙手紙手紙手紙 ((((文部省文部省文部省文部省 中学校中学校中学校中学校 社会社会社会社会のルールをのルールをのルールをのルールを大切大切大切大切にするにするにするにする心心心心をををを

育育育育てるてるてるてる ))))

指導観指導観指導観指導観((((概略概略概略概略))))

■■■■ 秩序秩序秩序秩序とととと規律規律規律規律あるあるあるある社会社会社会社会をををを維持維持維持維持するためのするためのするためのするための信頼関係信頼関係信頼関係信頼関係はははは,,,,自自自自

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの実際実際実際実際((((例例例例):):):):中学校中学校中学校中学校

■■■■ 秩序秩序秩序秩序とととと規律規律規律規律あるあるあるある社会社会社会社会をををを維持維持維持維持するためのするためのするためのするための信頼関係信頼関係信頼関係信頼関係はははは,,,,自自自自他他他他のののの権利権利権利権利をををを尊重尊重尊重尊重しししし義務義務義務義務をををを遂行遂行遂行遂行しなければしなければしなければしなければ成成成成りりりり立立立立たないことたないことたないことたないことをををを考考考考えさせたいえさせたいえさせたいえさせたい。。。。

■■■■ 元元元元さんのさんのさんのさんの立場立場立場立場にににに立立立立ってってってって,,,,自自自自らのらのらのらの生生生生きききき方方方方とととと二通二通二通二通のののの手紙手紙手紙手紙のものものものもつつつつ意味意味意味意味についてについてについてについて考考考考えさせることによってえさせることによってえさせることによってえさせることによって,,,,規則規則規則規則におけるにおけるにおけるにおける公公公公私私私私のかかわりやのかかわりやのかかわりやのかかわりや義務義務義務義務についてのについてのについてのについての理解理解理解理解をををを深深深深めさせたいめさせたいめさせたいめさせたい。。。。

ついついついつい規則規則規則規則のののの意義意義意義意義をををを見失見失見失見失いがちないがちないがちないがちな,,,,あるいはあるいはあるいはあるいは軽視軽視軽視軽視ししししがちながちながちながちな弱弱弱弱さについてさについてさについてさについて考考考考えさせたいえさせたいえさせたいえさせたい。。。。

元元元元さんはさんはさんはさんは,,,,どんなどんなどんなどんな思思思思いから2いから2いから2いから2人人人人のののの子子子子どもをどもをどもをどもを入園入園入園入園させたのださせたのださせたのださせたのだ

発問発問発問発問のののの意図意図意図意図

人間理解人間理解人間理解人間理解 他者理解他者理解他者理解他者理解

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの実際実際実際実際((((例例例例):):):):中学校中学校中学校中学校

ろうかろうかろうかろうか????

自己理解自己理解自己理解自己理解

ついきまりをついきまりをついきまりをついきまりを軽視軽視軽視軽視してしまうときのしてしまうときのしてしまうときのしてしまうときの思思思思いはいはいはいはどうだろうどうだろうどうだろうどうだろう????自分自分自分自分がちょっときまりのがちょっときまりのがちょっときまりのがちょっときまりの意義意義意義意義をををを見失見失見失見失ってしってしってしってしまうときは・・・・・・まうときは・・・・・・まうときは・・・・・・まうときは・・・・・・。。。。

規則規則規則規則のののの意義意義意義意義をををを考考考考えずにえずにえずにえずに失敗失敗失敗失敗したときのしたときのしたときのしたときの思思思思いをいをいをいを考考考考えさせたいえさせたいえさせたいえさせたい。。。。

事務所事務所事務所事務所のののの中中中中でででで連絡連絡連絡連絡をををを待待待待つつつつ元元元元さんはさんはさんはさんは,,,,どんなことをどんなことをどんなことをどんなことを考考考考

発問発問発問発問のののの意図意図意図意図

人間理解人間理解人間理解人間理解 他者理解他者理解他者理解他者理解

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの実際実際実際実際((((例例例例):):):):中学校中学校中学校中学校

事務所事務所事務所事務所のののの中中中中でででで連絡連絡連絡連絡をををを待待待待つつつつ元元元元さんはさんはさんはさんは,,,,どんなことをどんなことをどんなことをどんなことを考考考考えていたかえていたかえていたかえていたか????

自己理解自己理解自己理解自己理解

自分自分自分自分がきまりをがきまりをがきまりをがきまりを軽視軽視軽視軽視したばかりにしたばかりにしたばかりにしたばかりに,,,,状況状況状況状況がががが悪悪悪悪くなったときはどんなくなったときはどんなくなったときはどんなくなったときはどんな思思思思いいいいだったかなだったかなだったかなだったかな????

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規則規則規則規則はははは人間人間人間人間にににに対対対対してしてしてして冷冷冷冷たくたくたくたく感感感感じられることがあるがじられることがあるがじられることがあるがじられることがあるが,,,,規則規則規則規則のののの意義意義意義意義をををを再確認再確認再確認再確認できたときのできたときのできたときのできたときの思思思思いをいをいをいを考考考考えさせたえさせたえさせたえさせたいいいい。。。。

元元元元さんがさんがさんがさんが,,,,規則規則規則規則についてについてについてについて,,,,このこのこのこの年年年年になってになってになってになって考考考考えさせられえさせられえさせられえさせられたこととはどのようなことかたこととはどのようなことかたこととはどのようなことかたこととはどのようなことか????

発問発問発問発問のののの意図意図意図意図

人間理解人間理解人間理解人間理解 他者理解他者理解他者理解他者理解

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの実際実際実際実際((((例例例例):):):):中学校中学校中学校中学校

たこととはどのようなことかたこととはどのようなことかたこととはどのようなことかたこととはどのようなことか????

自己理解自己理解自己理解自己理解

規則規則規則規則はははは安全安全安全安全やややや安心安心安心安心のためにのためにのためにのために大切大切大切大切だだだだ。。。。自分自分自分自分がががが規則規則規則規則がががが大切大切大切大切だとだとだとだと思思思思ったことったことったことったことは・・・・・は・・・・・は・・・・・は・・・・・。。。。

ねらいとするねらいとするねらいとするねらいとする道徳的価値道徳的価値道徳的価値道徳的価値にかかわるにかかわるにかかわるにかかわる思思思思いやいやいやいや課題課題課題課題をををを培培培培うたうたうたうためにめにめにめに,,,,現在現在現在現在のののの自分自身自分自身自分自身自分自身のののの有有有有りりりり様様様様をををを考考考考えさせるえさせるえさせるえさせる。。。。

発問発問発問発問のののの意図意図意図意図

ついついついつい守守守守れなかったがれなかったがれなかったがれなかったが,,,,後後後後でででで考考考考えるとえるとえるとえると大切大切大切大切なきまりだったとなきまりだったとなきまりだったとなきまりだったと思思思思ったことはあるかったことはあるかったことはあるかったことはあるか????

自己理解自己理解自己理解自己理解 他者理解他者理解他者理解他者理解

道徳道徳道徳道徳のののの時間時間時間時間のののの授業授業授業授業のののの実際実際実際実際((((例例例例):):):):中学校中学校中学校中学校

自己理解自己理解自己理解自己理解 他者理解他者理解他者理解他者理解

あのときはあのときはあのときはあのときは,,,,簡単簡単簡単簡単にににに考考考考えてしまっえてしまっえてしまっえてしまったけれどたけれどたけれどたけれど,,,,あのきまりにはこんなあのきまりにはこんなあのきまりにはこんなあのきまりにはこんな意義意義意義意義があったんだがあったんだがあったんだがあったんだ!!!!

道徳教育の現状と課題

文部科学事務次官通知文部科学事務次官通知文部科学事務次官通知文部科学事務次官通知

小小小小・・・・中学校中学校中学校中学校におけるにおけるにおけるにおける主主主主なななな改善事項改善事項改善事項改善事項

④④④④ 道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育のののの充実充実充実充実・道徳教育は、道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであることを明確化したこと。

・発達の段階に応じて指導内容を重点化し、体験活動を充実し

19191919文科初第文科初第文科初第文科初第1357135713571357号号号号平成平成平成平成20202020年年年年3333月月月月28282828日日日日

・発達の段階に応じて指導内容を重点化し、体験活動を充実したこと。

・道徳教育推進教師(道徳教育の推進を主に担当する教師)を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開することを明確化したこと。

・先人の伝記、自然、伝統と文化、スポーツなど、児童生徒が感動を覚える教材を活用することとしたこと。

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いじめ問題等への対応について

(第一次提言)

平成25年2月26日 教育再生実行会議

1111 心心心心とととと体体体体のののの調和調和調和調和のののの取取取取れたれたれたれた人間人間人間人間のののの育成育成育成育成にににに社会全体社会全体社会全体社会全体でででで取取取取りりりり組組組組むむむむ。。。。道徳道徳道徳道徳をををを新新新新たなたなたなたな枠組枠組枠組枠組みによってみによってみによってみによって教科化教科化教科化教科化しししし、、、、人間性人間性人間性人間性にににに深深深深くくくく迫迫迫迫るるるる教教教教育育育育をををを行行行行うううう。。。。

2222 社会総社会総社会総社会総がかりでいじめにがかりでいじめにがかりでいじめにがかりでいじめに対峙対峙対峙対峙していくためのしていくためのしていくためのしていくための法律法律法律法律のののの制定制定制定制定

3333 学校学校学校学校、、、、家庭家庭家庭家庭、、、、地域地域地域地域、、、、全全全全てのてのてのての関係者関係者関係者関係者がががが一丸一丸一丸一丸となってとなってとなってとなって、、、、いじめにいじめにいじめにいじめに向向向向きききき合合合合うううう責任責任責任責任のあるのあるのあるのある体制体制体制体制をををを築築築築くくくく。。。。

○ 道徳を新たな枠組みによって教科化し、指導内容を充実。

きききき合合合合うううう責任責任責任責任のあるのあるのあるのある体制体制体制体制をををを築築築築くくくく。。。。

4444 いじめられているいじめられているいじめられているいじめられている子子子子をををを守守守守りりりり抜抜抜抜きききき、、、、いじめているいじめているいじめているいじめている子子子子にはにはにはには毅然毅然毅然毅然としとしとしとしてててて適切適切適切適切なななな指導指導指導指導をををを行行行行うううう。。。。

5555 体罰禁止体罰禁止体罰禁止体罰禁止のののの徹底徹底徹底徹底とととと、、、、子子子子どものどものどものどもの意欲意欲意欲意欲をををを引引引引きききき出出出出しししし、、、、成長成長成長成長をををを促促促促すすすす部部部部活動指導活動指導活動指導活動指導ガイドラインのガイドラインのガイドラインのガイドラインの策定策定策定策定

○ 効果的な指導方法を明確化し、全ての教員が習得できるよう普及。道徳の教材として具体的な人物や地域、我が国の伝統と文化に根ざす題材等を重視。

○ 家庭や地域で大人が率先垂範して一人の人間としての在るべき姿を示し、しつけるべきことをしつける。

「心のノート」全面改訂の基本的考え方

平成25年5月21日道徳教育の充実に関する懇談会決定

<改訂に当たっての前提>

① 教育基本法及び学校教育法に定められた教育の理念を踏まえ、学習指導要領に基づき、道徳の内容項目に沿って、児童生徒が道徳的価値や規範意識について自ら考え、実際に行動できるようになることに資する内容とする。

②「道徳の時間」の授業においてより活用しやすい内容・構成とする。併せて、これまでと同様、学校の教育活動全構成とする。併せて、これまでと同様、学校の教育活動全体を通じて、また、家庭での生活や学校と家庭との連携の強化、地域での活動等に際しても活用できるものとする。

③平成26年4月からの使用を前提に改訂を進める。また、改訂作業に当たっては、「心のノート」改訂作業部会における進捗状況を適時「道徳教育の充実に関する懇談会」に報告し、その意見もフィードバックしながら進めるものとする。

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<具体的な改善イメージ>

(1)冊子構成。名称について①学習指導要領の「内容項目」と対応させ、「小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」「中学校」の別に冊子を作成する。その際、書き込み欄を工夫するなど、冊子内での

段階的な指導がより容易となるよう配慮し、複数学年段階的な指導がより容易となるよう配慮し、複数学年にわたって使用する特性を活かす。

②各冊子の分量は現行の1.5~2倍程度を目安とする。

③改訂後の内容を踏まえ、名称についても変更を検討する。

①授業でより活用しやすいものとなるよう、学習指導要領に示された内容項目ごとに読み物部分と書き込み部分のセットで構成することを基本とする。

・先人等の残した名言、国内外の偉人や著名人、伝統・文化、生命尊重等に関する読み物など、児童生徒が道徳的価値について考えるきっかけとなる素材を盛り込む。

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

考えるきっかけとなる素材を盛り込む。その際、これまでに文部省・文部科学省で作成してきた読み物資料等の中から良質かつ改訂方針に沿ったものを積極的に活用する。

・従来の「心のノート」の良い面は継承し、児童生徒が自分の感じたことや考えたことを書き込めるようにする。

・その他、これまでの学校からの指摘等も踏まえ、必要な点を改善する。

②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・いじめの未然防止の観点から、悩みや葛藤等の思春期の心の揺れ、心理的な側面も含めた人間関係の理解等に関わる内容を充実する。

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

・児童生徒の多様性(例えば障害の有無や家庭の状況など)に配慮する。

・「礼」など我が国の伝統・文化に根ざす内容を充実する。その際、例えば「礼」の具体的な在り方についても国の内外を問わず多様なものがあることなど、広い視野に立った取扱いに留意する。

②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・道徳的実践を促すような具体的な振る舞い方などの「技法」(例えば他者とのコミュニケーションの出発点としての挨拶の仕方など)を身に付けることについて盛

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

り込む。

・「食育」、「市民性を育む教育」、「法教育」の視点を踏まえた指導に資する内容を充実する。

・「情報モラル」をはじめ、児童生徒を取り巻くリアルな環境の変化を踏まえた内容について充実する

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②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・「各教科」、「特別活動」、「総合的な学習の時間」などでの活用も念頭に、探究的、主体的な学びにつながり、職業を含めた将来設計についても具体的に考える

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

職業を含めた将来設計についても具体的に考えるきっかけとなるような内容を盛り込む。

・家庭教育との連携や家庭における活用をより重視した内容を盛り込む。

①書き込み欄については、本人はもちろん家族や教員が記入する欄を充実するなど改善を図るとともに、発達段階に応じ、その位置などについて児童生徒の使い勝手に配慮したものとする。

<具体的な改善イメージ> (3)体裁等について

する。

②イラストや写真、色調については、児童生徒の発達段階も考慮しつつ、より適切なものとなるよう配慮する。