記念事業の実施 saka guchi kin -ichiro大村智先生 (写真提供 北里大学)...
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■記念事業の実施
次のとおり、さまざまな事業を実
施します。
◦記念フォーラム
坂口博士の誕生月(11月)にあわ
せて、博士とゆかりがあるノーベル
生理学・医学賞受賞の大村智先生を
招いて記念講演会を開催するほか、
坂口博士の人となりや博士が研究し
た微生物について、中学生、高校生
の発表を交えながら考えるフォーラ
ムです。
大村先生は、微生物が生産する有
用な化合物の研究を通した社会貢献
が認められ、ノーベル賞を受賞しま
した。微生物研究の道に進んだきっ
かけは、坂口博士の講義を聞いて、
微生物の面白さを知ったからでした。
記念フォーラムの申込方法などは、
詳細が決まり次第、広報上越や市ホー
ムページなどでお知らせします。
▼とき…11月2日㊍ ▼ところ…上
越文化会館
◦記念企画展
坂口博士の人となりや功績などを
分かりやすく紹介します。4月に実
施した第1弾「坂口謹一郎博士のあ
ゆみ展」に続く第2弾は、8月から
坂口記念館にて開催します。博士が
研究した微生物と発酵をテーマに、
その研究や功績を紹介する内容を予
定しています。
◦記念誌の発行
120年記念事業の取り組みを記
録し、平成30年3月に記念誌を発行
します。
◦専用ホームページの開設
ホームページ(http://sakakinsan120.
strikingly.com/
)では、博士の功績
や記念事業の詳細などの最新情報を
掲載しています。
◦グッズの作成
シール、のぼり旗などを作成し、
酒やみそ、しょうゆを扱う店舗など
に設置するほか、イベント時に来場
者へ配布します。
■協賛金の募集
各種記念事業を盛大なものとする
ため、皆さんからの協賛金を募集し
ています。
▼協賛金…◦個人、個人商店=一口
5千円 ◦企業、団体=一口3万円
▼特典…①坂口記念館入場無料券
②生誕120年記念誌 ③生誕12
0年記念誌に氏名・企業名などを掲
載 ④記念フォーラム優先入場券(2
00人限定、申込順) ⑤記念フォー
ラム配布物に氏名・企業名などを掲
載 ▼申込方法…申込用紙に必要事
項を記入し、郵送・メールまたはファ
クシミリでお送りください。申込用
紙は文化振興課、坂口記念館、各総
合事務所、南・北出張所にあるほか、
市ホームページからダウンロードで
きます
▼申込締切日…12月28日㊍(必着)、
特典④・⑤を希望する人は7月31日
㊊(必着) ▼申し込み・問合せ…
坂口謹一郎博士生誕120年記念事
業実行委員会事務局(文化振興課内、
〒943−
0832
本町3−
3−
2、☎025・
526・6903、FAX025・526・
6904、
jp
)へ
大村智先生(写真提供 北里大学)
■坂口記念館 坂口謹一郎博士を顕彰するとともに、教育、学術および文化の振興を図るための記念館です。▶住所…頸城区鵜ノ木148番地(☎025-530-3100) ▶開館時間…午前10時~午後4時 ▶休館日…毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始、冬期休館あり ▶入館料…300円
(中学生以下は無料)
2017 6・15 広報3
■坂口謹一郎博士とは
上越市出身の坂口謹一郎博士は「応
用微生物学」の世界的権威として知
られています。目では観察すること
のできない菌類や酵母、カビなどの
「微生物」の働きに着目し、発酵・
醸造学のみならず、日本のバイオテ
クノロジーの礎を築きました。その
功績や影響は国内だけでなく、世界
にも及んでいます。
また、博士は「日本ワインぶどう
の父」と称される岩の原葡萄園創業
者の川上善兵衛と親戚関係にあり、
両者が協力しながら日本の風土に適
したぶどう品種を作りあげ、今日の
国産ワインの基礎を築いたことでも
有名です。
このほか、博士の功績の詳細につ
いては市ホームページや坂口記念館
でも紹介しています。
■博士の略歴
1897年現上越市東本町5丁目に
生まれる
1910年高田中学校(現高田高等
学校)入学
1919年東京帝国大学農学部入学
1932年農学博士受位
1939年東京帝国大学農学部教授
1950年日本学士院賞受賞
1953年東京大学応用微生物研究
所初代所長
1958年東京大学名誉教授
1964年恩賜発明賞受賞
1966年第7回藤原賞受賞
1967年文化勲章受章
1974年勲一等瑞宝章受章
1994年逝去(享年97歳)
SakaguchiKin-ichiro坂口謹一郎博士生誕120年上越市出身の応用微生物学者
坂口謹一郎博士生誕120年記念事業実行委員会
今年は坂口謹一郎博士の生誕120年にあたります。市では、博士が
どのような人物で、どのような功績を残したのかを世代を超えて伝えて
いくため、さまざまなイベントや事業を実施します。
▼問合せ…坂口謹一郎博士生誕120年記念事業実行委員会事務局(文
化振興課内、☎025・526・6903)
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