一般社団法人 島田建設業協会広報誌 1604 広報誌創るvol.160...

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一般社団法人 島田建設業協会広報誌 令和2年7月1日発行 160 ごあいさつ…………………………… 1 定時総会……………………………… 2 KADODE OOIGAWA インタビュー … 5 現場紹介……………………………… 7 茶園景観保全活動………………… 11 美食めぐり………………………… 12 トピックス………………………… 13 災防日誌…………………………… 14 協会だより………………………… 15

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Page 1: 一般社団法人 島田建設業協会広報誌 1604 広報誌創るvol.160 広報誌創るvol.1603 一般社団法人 島田建設業協会 新役員紹介 役員の任期満了に伴い、令和2年5月14日の定時総会において、(一社)島田建設業協会、建災防島田分会及び

一 般 社 団 法 人 島 田 建 設 業 協 会 広 報 誌

令和2年7月1日発行

160ごあいさつ…………………………… 1定時総会……………………………… 2KADODE OOIGAWA インタビュー … 5現場紹介……………………………… 7茶園景観保全活動………………… 11美食めぐり………………………… 12トピックス………………………… 13災防日誌…………………………… 14協会だより………………………… 15

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2 広報誌創る vol.160 1広報誌創る vol.160

島田土木事務所長

 佐藤

勝彦 氏

[前職]企業局

参事

 

新型コロナウイルスがこのように人々の

生活を様変わりさせるとは、誰が想像した

でしょうか。しかしなにがあろうとも、確

実な社会インフラの整備や維持管理は土木

事務所の使命だと職員一丸となって取り組

んでまいります。

○今年度の重要な取り組み

 “誰もがいきいきとすごせる魅力ある地

域づくり”の実現のために、県が策定した

「美しいふじのくにインフラビジョン」で

は、社会インフラを整備活用するうえで重

要な3つの取り組みを掲げています。

『安全・安心』どこに住んでも安心して

暮らせる日本一の安全な県土づくり

『活力・交流』活発な経済活動と快適な

交流を支える交通ネットワークづくり 

『環境・景観』自然や歴史・文化と調和

する人々の憧れを呼ぶ美しい景観づくり

 『安全・安心』の分野では、相良須々木

海岸の防潮堤や坂口谷川の水門整備による

津波対策、管内河川の浚渫や護岸整備によ

る水害対策を進めています。

 

また、『活力・交流』の分野では、「陸・海・

空のネットワーク」となる国道473号バ

イパス(金谷相良道路)や、活力あるまち

づくりを推進する都市計画道路焼津広幡線

等の整備を進めます。

 

そして、『環境・景観』の分野では、静

岡空港線における電線地中化などの整備を

進めます。

○建設業界に期待すること

 

昨年10月の台風19号では、当事務所管内

でも沿岸部を中心に浸水被害が多数発生し

ました。当日の応急対応あるいはその後の

復旧工事においては、地元建設業界の皆様

にご尽力いただき大変感謝しております。

 

社会インフラの整備や維持管理は勿論

のこと、災害等における

迅速な対応には地元建設

業界の“力”が不可欠で

す。このため、地域から

の大きな期待を背負って

いることを誇りに持ちつ

つ、持続的な発展が重要

であると思います。

 

一方で、働き方改革関

連法の成立以降、建設業

界を取り巻く環境は大き

く変わりつつあります。県では、その対応

の一環として、施工時期の平準化、適正な

工期設定や週休2日工事の推進による労働

環境改善などに取り組んでいます。また、

ICT活用工事の積極的導入による生産性

の向上、工事書類の迅速処理のための情報

共有システム導入、現場立会時間の削減の

ための遠隔臨場の試行など、情報通信技術

の活用による効率化も進めてまいります。

 

今後、新型コロナウイルス対策の影響を

受け、社会全般の仕組みが更に変化するこ

とも予想されます。建設産業として着実な

改革を進め、変化に順応し持続可能な体質

に変えていくことが重要と考えています。

社会インフラを支える建設産業が、新4K

(給料、休暇、希望、きれい)の環境づく

りを実現させ、夢や誇りのもてる魅力ある

産業に発展するよう協力し、共に魅力ある

地域づくりを目指していきましょう。

ご あ い さ つ今年4月に管内の県の出先機関に新しく着任された所属長様から今年度の重点施策や

取組みなどについて寄稿していただきました。

令和2年度定時総会を開催 新会長に朝倉純夫氏

朝倉純夫会長 就任挨拶

 (一社)島田建設業協会及び建災防島田分会並びに島田地区建設事業協同組合は、5月14日(木)に島田建設業会館会議室において、令和2年度定時総会を開催しました。 冒頭、橋本会長は、「新型コロナウイルス感染症により先行きが不確実・不透明な中、地域の建設業が継続的に発展できるよう、今後も引き続き、公共事業予算の安定的・継続的な確保に向けた取り組みを期待する。」と挨拶しました。

 この後議案審議に入り、(一社)島田建設業協会、建災防島田分会及び島田地区建設事業協同組合の事業報告と収支決算報告並びに協会と事業協同組合の役員の任期満了に伴う理事及び監事の選任案などが上程され、審議の結果、すベての議案が全会一致で承認されました。 また、新たな正副会長として、新会長に朝倉純夫氏(新任)、副会長に山田壽久氏(再任)、鈴木徹氏(再任)、梶山基氏(新任)がそれぞれ選任されました。

 このたび、一般社団法人島田建設業協会の会長に就任いたしました朝倉純夫です。 山田壽久副会長、鈴木徹副会長、新たに副会長に就任されました梶山基理事の3人の副会長並びに役員の

皆様、さらに会員のご協力のもと、協会のより一層の発展に努めていきたいと存じます。 昨年を振り返りますと、大雨や台風により、河川の氾濫による浸水被害が発生するなど、全国各地で自然の猛威による災害が頻発した1年であり、防災やインフラ整備等の必要性や重要性を改めて認識したところであります。 しかしながら、建設業界は、長年にわたる建設投資の減少や価格競争の激化、さらには技能者等の高齢化や若年労働者の減少など、経営を取り巻

く環境は、より厳しさを増している状況にあります。 さらに、新型コロナウイルス感染症の影響により、先行きは極めて不確実・不透明なものになっています。 このような中にあって、地域を支える建設業が着実に発展し、将来に亘ってその社会的役割を果たしていくためには、会員企業や行政・関係団体の皆様と緊密な連携を図りつつ、事業量の確保、生産性の向上、働き方改革を推進し、何よりも、良質な建設サービスの提供に努めることにより「魅力ある地域建設業」の持続的発展に向けて、精一杯努力してまいりたいと思います。 結びに、当協会が、公益的な活動を通じて、地域に貢献するとともに、会員の皆様にとって、有益となる活動をさらに推進してまいりますので、今後とも、より一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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4 広報誌創る vol.160 3広報誌創る vol.160

一般社団法人 島田建設業協会 新役員紹介 役員の任期満了に伴い、令和2年5月14日の定時総会において、(一社)島田建設業協会、建災防島田分会及び島田地区建設事業協同組合の役員が選任されたので紹介いたします。

会 長 朝倉純夫大河原建設㈱

副会長 山田壽久㈱山田組

副会長 梶山 基㈱梶山組

副会長 鈴木 徹㈱鈴木土建

理事 橋本勝策㈱橋本組

理事 岡村延昌岡村建設工業㈱

理事 古川賢吾フルカワクリエイト㈱

理事 山本利彦㈱グロージオ

理事 紅林眞之㈱丸 紅

理事 山岸 豊山岸建設㈱

理事 原 廣太郎㈱原小組

理事 菊池松巳㈱柳澤組

理事 木村紘一㈱木村組

理事 増田雄也相良建設㈱

理事 大石真也大石建設㈱

専務理事 川本幸男事務局長

監事 村松章典㈱丸川組

監事 落合直人㈱金谷工務店

監事 植田 進㈱加藤組

委員会名 総務委員会 広報委員会 労務委員会 土木・建築委員会

環境・災害対策委員会 安全委員会

建設業労働災害防止協会災防委員会

県協会役員

鈴木  徹㈱鈴木土建

紅林 眞之㈱丸紅

梶山  基㈱梶山組

常任幹事山本 利彦

㈱グロージオ

担当会長・副会長

山田 壽久㈱山田組

鈴木  徹㈱鈴木土建

鈴木  徹㈱鈴木土建

朝倉 純夫大河原建設㈱

梶山  基㈱梶山組

山田 壽久㈱山田組

委員長 原  廣太郎㈱原小組

古川 賢吾フルカワクリエイト㈱

紅林 眞之㈱丸紅

朝倉 純夫大河原建設㈱

梶山  基㈱梶山組

山本 利彦㈱グロージオ

山本 利彦㈱グロージオ

副委員長 山岸  豊山岸建設㈱

足立 藤夫㈱山田組

本橋 孝洋本橋建設㈱

村松 章典㈱丸川組

増田 雄也相良建設㈱

落合 直人㈱金谷工務店

落合 直人㈱金谷工務店

委 員 橋本 勝策㈱橋本組

八木 利寛佐藤建設㈱

塩澤 敏夫㈱橋本組

橋本 勝策㈱橋本組

岡村 一輝岡村建設工業㈱

清水 祐輔㈱橋本組

清水 祐輔㈱橋本組

〃 岡村 延昌岡村建設工業㈱

山本 利彦㈱グロージオ

大石  徹㈱山田組

山田 壽久㈱山田組

園田 晴義㈱園田工務店

植田  優木下建設工業㈱

植田  優木下建設工業㈱

〃 山田 壽久㈱山田組

大場 祐一郎㈱エコワーク

西川  稔角丸建設㈱

山本 利彦㈱グロージオ

箸  正直㈱グロージオ

富永 英之㈱原川土木

富永 英之㈱原川土木

〃 村松 章典㈱丸川組

中林 功徳㈱中林建設

伊藤 干城㈱鈴竹

市川 哲男㈱小沢組

天王沢 雄之池村建設㈱

大石  徹㈱山田組

大石  徹㈱山田組

〃 朝倉 純夫大河原建設㈱

原  王彦㈱原小組

大石 真也大石建設㈱

池田  豊大井建設㈱

下田 晴久㈱特種東海フォレスト

小林 徹也㈱杉山工務店

小林 徹也㈱杉山工務店

〃 植田  進㈱加藤組

三村 秀雄三村建設㈱

鈴木 淳二徳山建設㈱

茂川 雅裕マルキ建設㈱

高橋 浩司高橋建設㈱

北村 泰士㈱丸川組

北村 泰士㈱丸川組

〃 木村 紘一㈱木村組

大石 健仁大石建設㈱

神田 優一㈱神田組

増田 雄也相良建設㈱

落合 由弥大石建設㈱

青島 利浩大河原建設㈱

青島 利浩大河原建設㈱

〃 鈴木  徹㈱鈴木土建

辻川 喜弘㈱木村組

小塚 辰巳小塚建設㈱

北川 雅規㈱エコワーク

北川 雅規㈱エコワーク

〃 菊池 松巳㈱柳澤組

植田  進㈱加藤組

田﨑 弘幸㈱田崎組

田﨑 弘幸㈱田崎組

〃 紅林 昌生㈱加藤組

紅林 昌生㈱加藤組

〃 増田  幹相良建設㈱

増田  幹相良建設㈱

〃 八木 保之共和建設㈱

八木 保之共和建設㈱

〃 鈴木 丈昌徳山建設㈱

鈴木 丈昌徳山建設㈱

〃 菊池  寛㈱柳澤組

菊池  寛㈱柳澤組

令和2・3年度 (一社)島田建設業協会委員会 委員名簿 任期:令和2年5月14日~令和4年5月総会

※災防委員任期令和2年4月1日~令和4年3月31日

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6 広報誌創る vol.160 5広報誌創る vol.160

現 場 紹 介

 

大井川流域の特色である緑茶をはじめ

とする「農業」にスポットを当て、「飲む・

食べる・買う・体験する」体験型フード

パーク「KADODE 

OOIGAWA」が、

2020年秋に、新東名島田金谷IC周

辺に開業します。

 

農業と観光を活用した地域交流により、

新たなランドマーク施設を目指す「KAD

ODE 

OOIGAWA(株)」代表取締

役の小林正二氏に、施設建設の経緯や概

要、今後の展望についてお聞きしました。(

和2年2月25日)

(聞き手 

静岡県建設業協会総務・広報

委員会 

佐野茂樹委員長、三尾祐一副委

員長、梶山基委員、島田建設業協会広

報委員会 

古川賢吾副委員長、山本利

彦委員、川本幸男事務局長)

委員 施設建設の経緯を教えてください。

小林 当初は、国道473号の拡幅事業

と島田市の賑わい拠点整備事業が計画さ

れる中で、JAの施設の移転を絡めた事業

の検討会などを経て、18年6月、JA大

井川、島田市や大井川鐵道株式会社、中

日本高速道路株式会社の4者が、地域の

これからの在り方について考え、基礎とな

る契約を結びました。大井川流域の農業

振興や地域の活性化に向け、かつ、観光の

ハブ施設として、観光客を受け入れる玄

関先となる役目を果たすことを期待してい

ます。

委員 行政や民間との連携について。

小林 JAが、行政や民間と一緒になって

は絶対の自信もありますし、「お金を払っ

てでも飲んでみたい」と思ってもらえるよ

うな仕掛けを考えていきます。

委員 観光客、地域住民に対してそれぞ

れ意図することは。

小林 観光客の方々には、「農業を体験し

ていただく」「農業する場を見ていただく」

「農産物を食べていただく」「農家の方と

コミュニケーションをとっていただく」ことで、

地域を知っていただこうと思っています。地

域の方々には、「ここに帰ってきたくなるよ

うな、ふるさとの良さ」に気付いてもらえ

る施設にしたいです。農家・地域住民・観

会社を立ち上げることは、全国的に見て

も珍しいケースです。JAが進める自己改

革の中の新しいスタイルとして、またはモデ

ルケースとして、JAの進む一つの方針とし

て示されればと思っています。

委員 施設の整備スケジュールは。

小林 20年秋の開業を予定し、19年10月

に着工しました。順調に進めば、20年9

月の完成引き渡し、11月のオープンを目指

しています。敷地面積は約1万4825平

方メートル、サッカーコート2面程の広さで、

施設全体の延べ面積は約5130平方メー

トルです。「マルシェ」と呼ばれるファーマー

ズマーケットを中心に、レストラン、カフェか

ら観光案内所を含めた複合施設として整

備を進めています。駐車場は現段階で約

550台分を用意する予定です。

光客の3者が主役となり、毎日行きたいと

思ってもらえる、新しい情報が得られる要

素を取り入れたいです。

委員 来場者数の目標は。

小林 近隣では、焼津さかなセンターが約

150万人、道の駅掛川が約83万人が年

間訪れています。これらを考慮し、リサー

チを重ねた結果、年間来場者数の目標は

100万人に設定しています。富士山静

岡空港では、訪日中国人の増加もあって、

利用者は約71万人まで増えています。見

学者数も約109万人いると聞いています。

その人たちが次に立ち寄りたい施設として、

PR活動をしていきたいです。

委員 新東名高速道路からの一時退出・再

進入について、道の駅「もっくる新城」の

ようなETC2・0導入の検討はしましたか。

委員 施設のコンセプトは何ですか。

小林 農業振興、地域振興です。静岡県

の中間部で、交通の結節点である立地を

踏まえ、農業と地域交流の新たなランドマー

クにしていきたいです。上質な地域の魅力

を発信、体験する出会いの場であるとと

もに、「緑茶と農業と観光の体験型フード

パーク」をテーマに、訪れる方々や農産物

の新たな「門出」となる施設を目指しま

す。ハブ施設として運営していくためには、

地域の皆さんとの繋がりが生命線になって

くると思います。

委員 お茶はどのように提供する予定で

すか。

小林 試飲は一切せず、飲みたい人に購入

して飲んでもらおうと思っています。味に

小林 ETC2・0を導入するためには、

現在は明確な方向はありませんが、導入

するとなれば、近隣住民と協議をしていか

なければならない部分があります。当然、

サービスエリア・パーキングエリア化という形

になるので、閉店後でも24時間利用できる

トイレを設置する必要があります。近隣

住民の方々にとっては最適な場所であるよ

うに仕立てて行くように、現在は検討段

階で、すぐにできるような状態ではありま

せん。今後進展するようならば、住民の

方々に向けて再度説明会を開き、承諾し

ていただく、という段階を踏む必要があり

ます。

委員 農業の振興という面で、施設をど

のように活用していきたいですか。

小林 持続可能な農業の未来を次世代に

繋ぐための施設にしていきたいです。農業

は高齢化、担い手不足が問題で、「農業は

儲からない」といった話を耳にします。農

業の魅力を若い人たちにどのように伝えて

いくかを考えています。KADODE 

OIGAWAでは、農家の方が消費者の顔

が見える場面を増やし、消費者のニーズを

リサーチできる、レスポンスの良さなど、生

産者と消費者のつながりを、販売面で生か

していきたいです。

JA大井川組合員の期待に応えられるよ

うな施設を作ります。

(一社)静岡県建設業協会 広報誌ズームアップインタビュー

KADODE OOIGAWA(株) 代表取締役 小林 正二氏

~このインタビューは(一社)静岡県建設業協会とのタイアップ企画により、同協会広報誌「けんせつ静岡」NO.279でもご覧になれます。~

大井川流域に住む人、訪れるひとたちの「門出」となる施設に

マルシェ(農産物エリア)

マルシェ(お茶エリア)

カフェ棟

大井川鐵道 新駅(予定)

完成イメージ

建設が進められています

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8 広報誌創る vol.160 7広報誌創る vol.160

令和元年度森林環境保全整備本城下泉線1工区工事

◦ 工事概要 ◦◦ 工事概要 ◦

完成完成

工 事 名 令和元年度森林環境保全整備本城下泉線1工区工事

工事箇所 榛原郡川根本町田野口地内工  期 令和元年8月29日~令和2年3月16日施 工 者 株式会社 梶山組発 注 者 静岡県志太榛原農林事務所現 場 代 理 人 松下 待男工事概要 施工延長 268m 幅員 4m 植生工 1,249㎡ コンクリート路面工 1,130㎡

工 事 名 令和元年度二級河川萩間川広域河川改修事業(防災・安全交付金)工事(河道掘削工)

工事箇所 牧之原市西萩間地先工  期 令和元年7月12日~令和2年2月28日施 工 者 相良建設株式会社発 注 者 静岡県島田土木事務所現 場 代 理 人 田邉 柊太工事概要 施工延長 1,920m 掘削工(ICT100%) 9,900㎥

工事のポイント工事のポイント

 無人航空機での起工測量を用いて堆積

土量を算出し、施工はマシンコントロー

ルを使用しバックホウにより正確に作業

を行い、出来形測定は、施工履歴を基に

算出。

令和元年度二級河川萩間川広域河川改修事業(防災・安全交付金)工事(河道掘削工)

現 場 紹 介

法面工

コンクリート舗装工ドローンによる測量 掘削工

着手前着手前

工事施工箇所工事施工箇所

 この林道は、川根本町青部地区から田野口地区につながる、林業専用道です。本年度の箇所は標高625m、気象条件が厳しく、コンクリート管理に注意を払いました。

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10 広報誌創る vol.160 9広報誌創る vol.160

工事のポイント

◦ 工事概要 ◦

完成

工 事 名 令和元年度(一)新金谷停車場線防災・安全交付金(橋梁耐震対策)工事(大代橋橋脚補強工)

工事箇所 島田市金谷泉町地内工  期 令和元年10月1日~令和2年3月24日施 工 者 株式会社 グロージオ発 注 者 静岡県島田土木事務所現場代理人 田丸 司工事概要 橋脚補強工(P1橋脚)ポリマーセメントモルタル巻立て

コンクリートはつり(t=15mm) 47.6㎡ 下塗り(t=1mm) 47.6㎡ 鉄 筋 2.87t 増厚工1・2(吹付施工t=54mm+22mm) 3.7㎥ 表面保護工 47.6㎡ 底版拡幅工(コンクリート工) 10㎥ 土留・仮締切工、工事用道路盛土 220㎥

令和元年度(一)新金谷停車場線防災・安全交付金(橋梁耐震対策)工事(大代橋橋脚補強工)

現 場 紹 介

着手前

工事施工箇所

工事施工箇所

 本工事は大代橋(P1橋脚)の耐震補強工事である。 フーチング部の拡幅後、ポリマーセメントモルタル巻立て補強工法(PP工法)により柱部を施工しました。 吹付施工時は、材料品質及び、1層毎の厚さ管理に細心の注意を払いました。 ポリマーセメントモルタル吹付け

底版拡幅工・型枠組立マシンガイダンス

令和元年度二級河川朝比奈川総合流域防災事業(広域一般)(防災・安全交付金)工事(河床掘削工・内谷工区)(ICT導入型)

◦ 工事概要 ◦

完成

工 事 名 令和元年度二級河川朝比奈川総合流域防災事業(広域一般)(防災・安全交付金)工事(河床掘削工・内谷工区)(ICT導入型)

工事箇所 藤枝市岡部町内谷地先工  期 令和元年10月2日~令和2年3月25日施 工 者 フルカワクリエイト株式会社発 注 者 静岡県島田土木事務所現 場 代 理 人 上田 幸太郎工事概要 河床掘削工 7,500㎥

工事のポイント

3Dデータ ICT測量

着手前

 本工事では、3次元データを活用するICT活用工事を実施

した。起工測量、3次元設計データ作成、ICT建設機械によ

る施工、ICT施工管理、3次元データ納品までの一連の技術

を自社で取り組んでいたため、すべて実施することが出来た。

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12 広報誌創る vol.160 11広報誌創る vol.160

~茶園の景観を保全する活動に取り組んでいます~

 静岡県は、温暖な気候がお茶の栽培に適しており、国内有数の茶処として知られています。特に、大井川流域や牧之原台地では、まとまった茶園を見ることができます。 一方で、茶園の周辺には色彩が派手な建物や屋外広告物等が設置されていたり、茶園の一部には荒廃農地が見られるなど、景観形成上の課題も多くなっています。 このようなことから、静岡県ではこの地域において、美しい景観を守り、育て、次代に引き継ぐために、広域的な景観形成の基本方針や具体的な景観施策等を示す「大井川流域・牧之原大茶園景観形成行動計画」を平成31年3月に策定しました。 この計画に基づき、令和2年3月5日に「川根本町久野脇」地区において、モデル事業として、地元住民の皆さん、地域のNPO 法人、行政が一緒になり、当協会の会員も含め20数名が参加し、農作業小屋を茶園景観に調和した色彩に塗り替える作業を行いました。 今回の取組を契機として、美しい茶園景観にさらに磨きをかけ、本地域をPRするとともに、この取組を地域の内外へ広げていきたいと考えています。

作業前の農作業小屋

当日の参加者

作業中の様子 作業後の農作業小屋

リーフレット

₂ ₃

魚時会館魚時会館

225

222

北口

静岡銀行

藤枝市文化センター

青島焼津街道

セブンイレブン

駅前神社

東横イン静岡藤枝駅北口

藤枝

藤枝駅北

めぐりNo.03 魚時会館

 

今回紹介するお店は「魚時会館」です!

「活きのイイ魚とウマイお酒のくつろぎ空間」

をモットーに

 

藤枝で創業から80年以上変わらぬ老舗日本

料理店。

 

老舗魚屋の目利きが選んだ鮮魚と長年培っ

た経験からつくり出す逸品、美味しいお酒で

もてなしてくれるお店です。

 

魚屋だからこその目利きを活かし、毎朝、

「焼津の小川港」や「静岡市中央卸売市場」

で厳選して仕入れる上質な魚のみを提供し、

中でもマグロに力を入れています。

 

お店は、藤枝駅から徒歩約3分とアクセス

良好。今回は、建物の2階の「魚時会館」で

新鮮で美味しい料理とお酒で新年会を開催し

ました。

 

1階は「おさか

な亭」として、昼

間はランチサービ

スとお惣菜・お弁

当などの販売、夜

はコース料理を提

供しており、1階

と2階で2度楽し

むこともできるの

では…

店 舗 名  1Fおさかな亭/ 2F魚時会館定 休 日 1Fおさかな亭:日曜日     2F魚時会館:不定休住  所 藤枝市駅前2-7-2アクセス JR東海道本線藤枝駅北口より徒歩約3分電話番号 1Fおさかな亭:054-647-0202      2F魚 時 会 館:054-641-2130駐 車 場 あり/ 4台※その他市営駐車場利用可     (昼:1時間まで、夜:2時間まで無料)(詳細は店舗にお問い合わせください)

MAP

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T O P I C S~ こ ん な 動 き が あ り ま し た ~

災害防止への取り組み

14 広報誌創る vol.160 13広報誌創る vol.160

令和2年

新年賀詞交歓会を

盛大に開催しました

国土交通省浜松河川国

道事務所と意見交換会

を開催しました

令和2年度の事業計画、

収支予算が

承認されました

交通事故死ゼロを

目指して

 

1月10日㈮に藤枝四川飯店にお

いて新年賀詞交歓会を開催しまし

た。

 

井林辰憲衆議院議員、牧野たか

お参議院議員を来賓に迎え盛大に

新年を祝いました。

 

冒頭、橋本会長からは、建設業

を取り巻く環境は依然として厳し

い状況が続いているが、地域住民

の安全・安心の確保に資するこ

とができるよう、知恵を出し合い、

難局を乗り切っていくことが必要

との挨拶がありました。

 

一年ぶりに一堂に会した会員は、

会員相互の親睦や情報を交換する

機会となり、有意義なひと時を過

ごしました。

 

1月20日㈪に国土交通省浜松河

川国道事務所との意見交換会を開

催しました。

 

意見交換会では、同事務所から

今年度の事業の執行状況や、台風

19号への対応状況などについて情

報提供があり、その後、協会から

の要望・要望について意見を交わ

しました。

 (一社)島田建設業協会、建災

防島田分会は、3月13日㈮に令和

元年度第2回総会を開催しました。

 

冒頭、橋本会長は「これまで様々

な公益的な事業を行ってきたが、

会員の皆様のご協力により、計画

どおり進んでおり感謝したい。昨

年は台風19号などの大規模災害が

発生し、こうした災害に対応する

ための予算が計上された。しかし

ながら、地域の建設業界は、依然

として厳しい経営環境に置かれて

いる。当協会としては、県内の行

政機関に対し、引き続き事業に関

する改善などの要望活動に取り組

んでいく。」との挨拶がありました。

 

続いて、議事に入り、令和2年

度の事業計画案、収支予算案及び

補欠役員の選任が審議され、いず

れも全会一致で承認されました。

 「春の全国交通安全運動」が4

月6日㈪から4月15日㈬までの10

日間実施されました。

 「安全を 

つなげて広げて 

故ゼロへ」のスローガンのもと、

当協会も地域と連携してこの運動

に取り組んでおり、運動期間中は、

交通安全のぼり旗の掲示や、交通

安全の呼び掛けなどを行いました。

 

(一社)全国建設業協会長賞表彰

 

・2条4号

  

中林 

功徳 (㈱中林建設)

 

・4条3号

  

㈱鈴竹  

 

・5条

  

村松 

武志 (㈱山田組

  

薮田 

康弘 (㈱鈴木土建)

(一社)静岡県建設業協会長賞表彰

 

・2条3号

  

菊池 

松巳 (㈱柳澤組)

 

・2条4号

  

紅林 

眞之 (㈱丸 

紅)

 

・5条

  

西澤 

克浩 (㈱橋本組)

  

服部 

和則 (㈱橋本組)

  

土屋 

克己 (㈱橋本組)

  

永島 

正哉 (大河原建設㈱)

  

鈴木 

玲彦 (大河原建設㈱)

  

秋澤 

一成 (㈱グロージオ)

  

石川 

祥也 (大石建設㈱)

  

森田 

広幸 (釘ケ浦建設㈱)

  

大橋 

達佳 (㈱神田組)

第36回(一社)静岡県建設業協会

建設もの創り大賞表彰 

 

・土木部門 

優良賞

  

㈱橋本組

   

平成30年度﹇第30-

K2050-

01号]

   

二級河川黒石川愛知静岡交流圏域活

   

性化事業(

河川)工事(

矢板護岸工)

  

大河原建設㈱

   

平成29年度 

1号島田金谷新大井川

   

橋隔壁工事

 

・建築部門 

優良賞(B部門)

  

大河原建設㈱

   

富士山静岡空港2階コンセッション

   

他工事

(一社)全国中小建設業協会長表彰

 

・3条1号(建設業振興功労) 

  

山本 

利彦 (㈱グロージオ)

(一社)静岡県建設産業団体連合会長表彰

 

・表彰状2

  

園田 

晴義 (㈱園田工務店

 

永年にわたり建設業の発展に寄与した会社または個人を表彰する(一社)全国

建設業協会長表彰をはじめとする各種建設業団体の表彰受賞者が決定しました。

 

なお、例年開催される表彰式は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止

となりましたが当協会からも多数の会社及び個人が受賞しました。

全国建設業協会長表彰・静岡県建設業協会長

表彰等を多数の会員がめでたく受賞

 日頃より建災防委員会の活動については大変お世話になっております。新年度も始まりこれからという時に、全世界で“新型コロナウイルス”が広まり沈静化がみられず、静岡県でもじわりじわりと身近に感染者がが増えてきており、不安な日々を過ごしておられると思います。 建設業界でも、大手ゼネコンが現場を休止して閉鎖しておりますが、今後の情勢次第で、我々の地域も同様なことが起きることも考えられます。建設現場での対策としては、日々従事者の検温、健康状態を確認し、少しでも異常な症状がみられる方には、軽度と思われる方は帰宅させ、症状により掛かり付けの病院、地域の保健所に連絡して対応の指示を受け拡大防止に努めましょう。 私たちの仕事は、独りでは出来ない仕事なのでお互いが自分の健康状態を管理し、周りの者に十分配慮した上で協力して安全に現場を完成することが大事です。  全ての現場が近くに手洗い、うがい、消毒、が出来る設備が整えることの出きる訳ではないと思いますが、現場従事者全員で知恵を出し合い工夫をして見えない敵“新型コロナウイルス”の影響拡大を少しでも減らすように努力をしましょう。 これからは、季節も夏に向かい“熱中症”にかかりやすい時期にもなり、“新型コロナウイルス”とダブルで大変な時期でありますがみなさんの命が一番大事です、みんなで乗り越えましょう!

新型コロナウイルス

Page 9: 一般社団法人 島田建設業協会広報誌 1604 広報誌創るvol.160 広報誌創るvol.1603 一般社団法人 島田建設業協会 新役員紹介 役員の任期満了に伴い、令和2年5月14日の定時総会において、(一社)島田建設業協会、建災防島田分会及び

旧藤枝製茶貿易商館明治35年頃建てられた当時としては大変珍しい木造3階建の洋館。茶商社の製茶工場の一角の事務所として建てられた。製茶工場は取り壊され、今はこの事務所のみ現存しており、「とんがり屋根の茶商館」として地域のシンボルとなっている。

令和元年度(令和2年1月~ 3月)●総会  令和元年度第2回総会 3月13日㈮ 当協会  ・令和2年度事業計画(案)について ほか●新年賀詞交歓会 1月10日㈮ 藤枝四川飯店●理事会 第4回理事会 1月10日㈮ 藤枝四川飯店  ・退会届の受理について ほか 第5回理事会 3月2日㈪ 当協会  ・令和元年度第2回総会提出議案について ほか 第6回理事会 3月13日㈮ 当協会  ・正副会長候補の選出について ほか ●正副会長会議 第6回会議 1月10日㈮ 牧之原市内  ・第4回理事会提出議案について ほか 第7回会議 2月4日㈫ 当協会  ・優秀施工者表彰候補者の選定について ほか 第8回会議 3月2日㈪ 当協会   ・第5回理事会提出議案について 第9回会議 3月13日㈮ 当協会  ・令和元年度第2回総会提出議案について ほか●広報委員会 広報誌159号発行 1月1日㈬●土木・建築委員会 浜松河川国道事務所との意見交換会 1月20日㈪ 当協会●環境・災害対策委員会  ・大雪時のタイヤチェーン装着訓練 1月10日㈮ 関係会員   ・災害情報システムへの被災情報提供訓練     島田土木事務所 1月17日㈮ 全会員    御前崎港管理事務所 1月17日㈮ 関係会員    ・道路啓開情報伝達訓練     静岡国道事務所 1月21日㈫ 関係会員

●委員長会議 2月4日㈫ 当協会  ・令和2年度事業計画(案)について ほか●建災防島田分会 第2回災防委員会 1月30日㈭ 当協会  ・令和2年度事業計画(案)について ほか 安全パトロール  ・ 1月30日㈭ 5地区  ・3月6日㈮ 5地区

令和2年度●総会 令和2年度第1回総会 5月14日㈭ 当協会  ・令和元年度事業報告について ほか●理事会 第1回理事会 5月14日㈭ 当協会  ・総会議案の審議 ほか 第2回理事会 6月24日㈬ 当協会  ・中部地方整備局との意見交換の結果 ほか●監査 令和元年度監査 4月16日㈭ 当協会●正副会長会議 第1回会議 4月22日㈬ 当協会  ・新型コロナウイルス感染症への対応 ほか 第2回会議 5月14日㈭ 当協会  ・第1回役員会の議題について ほか●総務委員会 春の交通安全県民運動への参加 4月6日㈪~ 15日㈬●広報委員会 第1回委員会 6月4日㈭ 当協会  ・160号の校正●建災防島田分会 第1回災防委員会 5月19日㈫ 当協会  ・支部長安全表彰受賞候補者の推薦について ほか

印 刷:株式会社 共立アイコム  藤枝市高柳1-17-23 TEL 054-635-4651

協会だより 〜協会のうごき〜

建設業協会 広報誌 創る  第160号 令和2年7月1日発行元:一般社団法人島田建設業協会 広報委員会     島田市中央町12ー10 TEL 0547ー37ー7105 FAX 0547 ー35 ー5705    URL http://www.shimadakenkyo.jp/ E-mail [email protected]