逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉 ... ·...

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1 平成27年度第1回 逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画懇話会会議録 日時 2015年(平成27年)6月25日(木) 午前10時から正午まで 場所 市庁舎5階 第5会議室 1.開 会 2.議題 (1)逗子市福祉プラン(逗子市地域福祉計画)後期実施計画の平成26年度における進捗状況・ 実績について (2)逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画の推進について (3)その他 3.出席者(敬称略) 新明武メンバー 北川祐子メンバー 中野由美子メンバー 野地郁年メンバー 重松美智子メンバー 金子春夫メンバー 小野敏雄メンバー 須藤典久メンバー 欠席者 岩橋誠メンバー 若菜敏孝メンバー 井上摩尼子メンバー 西方佳子メンバー 増田勝頼メンバー 山口稔アドバイザー 豊田宗裕アドバイザー 4.事務局 逗子市:浅羽福祉部次長社会福祉課長事務取扱 山田福祉部次長(子育て担当) 西平社会福祉課副主幹 坂本主任 太田主事 逗子市社会福祉協議会:谷田事務局長 三冨係長 青木主事 龍村地域福祉コーディネーター 5.その他 傍聴者 なし 6.会議概要 別紙のとおり

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Page 1: 逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉 ... · 2015-12-01 · 2 【事務局】 皆様、おはようございます。定刻よりはちょっといんですけれども、皆様おそろ

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平成27年度第1回

逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画懇話会会議録

日時 2015年(平成27年)6月25日(木)

午前10時から正午まで

場所 市庁舎5階 第5会議室

1.開 会

2.議題

(1)逗子市福祉プラン(逗子市地域福祉計画)後期実施計画の平成26年度における進捗状況・

実績について

(2)逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画の推進について

(3)その他

3.出席者(敬称略)

新明武メンバー 北川祐子メンバー 中野由美子メンバー 野地郁年メンバー

重松美智子メンバー 金子春夫メンバー 小野敏雄メンバー 須藤典久メンバー

欠席者

岩橋誠メンバー 若菜敏孝メンバー 井上摩尼子メンバー 西方佳子メンバー

増田勝頼メンバー 山口稔アドバイザー 豊田宗裕アドバイザー

4.事務局

逗子市:浅羽福祉部次長社会福祉課長事務取扱 山田福祉部次長(子育て担当)

西平社会福祉課副主幹 坂本主任 太田主事

逗子市社会福祉協議会:谷田事務局長 三冨係長 青木主事

龍村地域福祉コーディネーター

5.その他 傍聴者 なし

6.会議概要 別紙のとおり

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【事務局】 皆様、おはようございます。定刻よりはちょっと早いんですけれども、皆様おそろ

いになりましたので、始めさせていただきたいと思います。

それでは、これより平成27年度第1回逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域

福祉活動計画懇話会を開会いたします。

本日は御多忙のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございます。

4月に人事異動がございまして赴任してまいりました福祉部次長で社会福祉課長の事務を取り

扱っております浅羽と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、本日の会議の公開につきまして…。

【小野メンバー】 ちょっと待ってください。こちらの方の紹介がないと、我々わかりませんよ。

【事務局】 はい、これから順次進めてまいりますので。

【小野メンバー】 一番最初、肝心なんじゃないですか。

【事務局】 申しわけございません。会議次第の順番で進めさせていただきますので。自己紹介

につきましては、この後、会議の公開のほうを先に進めさせていただきます。

それでは、本日の会議の公開につきまして御説明いたします。逗子市情報公開条例第20条の規

定によりまして、市長が設置する審議会等、法令や条例に特定の定めがある場合や、個人情報な

どを審議する場合、また公開することにより公正かつ円滑な議事運営が著しく阻害されるという

ことで、その審議会を公開しないことを決定した場合におきましては原則非公開という形になり

ますけれども、それ以外の場合は公開するという形になっております。本日の審議の内容といた

しまして、個人情報にかかわる検討というのがございませんので、本日の会議は公開という形で

進めさせていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声多数 )

なお、現在のところ傍聴の方はいらっしゃいませんので、傍聴の方いらっしゃいましたら順次

お入りいただくという形で進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

それでは、新年度第1回の懇話会に当たりまして、本年度より新たにメンバーとなられた方々

を先に御紹介させていただきます。平成27年1月31日付で退任されました逗子市社会福祉協議会、

小川常務理事にかわりまして、新明常務理事でございます。

【新明メンバー】 おはようございます。私、4月1日から前小川常務理事の後任として社会福

祉協議会の常務理事を務めさせていただいております新明と申します。「新しい、明るい」と書

きます。どうぞよろしくお願いいたします。

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【事務局】 続きまして、山の根自治会でございます。龍村様にかわりまして、金子春夫様でご

ざいます。

【金子メンバー】 山の根自治会の金子です。よろしくお願いいたします。

【事務局】 続きまして、小坪区会、松井様にかわりまして、小野敏雄様でございます。

【小野メンバー】 皆さん、おはようございます。小坪区会から第35代ということで、私のほう

に役員の指名がきましたので、きょうもいろいろ業務の中の一番忙しい中でここに参加すること

になって、いろいろ忙しいんですよ。我々は区会としても、活動の中で。あなた方はまあこれを

一つのことに専念しているんですけど、私たちは管理業務、この中の市役所のいろんな課と折衝

しなくちゃいけないんで、なるべく手短に、能率あるような会議をしていきたいと思ってますの

で、よろしくお願いします。

【事務局】 続きまして、昨年度まで座長をしておりました福祉部長の和田でございますが、4

月の人事異動で経営企画部に異動いたしております。今度新任といたしまして前福祉部次長、社

会福祉課長を兼務しておりました須藤でございます。

【須藤メンバー】 おはようございます。この4月1日に福祉部長として拝命いたしました須藤

でございます。よろしくお願いします。昨年この福祉プランの作成に当たりまして、皆様には御

尽力いただいたこと、大変感謝してございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

【事務局】 それでは、昨年度から引き続きメンバーでいらっしゃる皆様方にも、恐縮でござい

ますが、順番に御挨拶、自己紹介のほうをしていただければと思います。できましたら重松様か

ら、よろしくお願いします。

【重松メンバー】 おはようございます。神奈川県鎌倉保健福祉事務所保健福祉課長の重松と申

します。昨年に引き続き、よろしくお願いいたします。

【野地メンバー】 県の社会福祉協議会の野地と申します。よろしくお願いします。

【北川メンバー】 逗子災害ボランティアネットワークの北川と申します。よろしくお願いいた

します。

【中野メンバー】 逗子市手をつなぐ育成会の中野と申します。よろしくお願いします。

【事務局】 ありがとうございました。それでは、事務局でございます。龍村ですが、本年度4

月1日より、逗子市社会福祉協議会のメンバーとしてご参加いただくことになりましたので、よ

ろしくお願いいたします。

【社協・龍村】 龍村と申します。3月まではそちらの委員のほうの席におりました。3年ぶり

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に社会福祉協議会に出戻ってまいりました。地域福祉、地域コーディネーターという肩書の仕事

をさせていただいております。山の根自治会はこのまま自治会の会員でございますので、地域と

社協を結ぶパイプのような感じでもあるかと思います。どうぞ使ってください。よろしくお願い

いたします。

【事務局】 それでは、事務局ですけれども、社会福祉課、私、浅羽と申します。

【事務局】 子育て担当の福祉部次長の山田と申します。よろしくお願いいたします。

【事務局】 社会福祉係、係長をしております西平と申します。よろしくお願いいたします。

【事務局】 社会福祉課の太田と申します。去年から引き続き事務を担当しております。どうぞ

よろしくお願いします。

【事務局】 社会福祉課の坂本と申します。よろしくお願いいたします。

【事務局】 続きまして、社会福祉協議会です。

【事務局】 逗子市社会福祉協議会の事務局長をしております谷田と申します。よろしくお願い

します。

【事務局】 地域福祉推進係、係長の三冨と申します。よろしくお願いいたします。

【事務局】 社協の青木です。よろしくお願いします。

【事務局】 この体制で進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、本日、公募市民の岩橋様、民生委員児童委員協議会の若菜様、ボランティア連絡協議会

の井上様、育児サークル連絡協議会の西方様、池子区会の増田様、当懇話会のアドバイザーでい

らっしゃいます山口先生、豊田先生が、本日都合により欠席ということでございます。よろしく

お願いいたします。

それでは、続きましてお手元に配付しております資料でございます。事前に会議次第、委員名

簿、概要版を配付させていただいたんですけれども、申しわけございません、本日資料の差しか

えがございます。自席のほうに配付させていただきました。会議次第、それから「福祉プランの

平成26年度の実績表」、A3のものでございます。それから概要版として差しかえというふうに

なっている。同じく、参考として「福祉分野の各個別計画が掲げる重要事業」、ちょっと色がつ

いたものになります。その下に、「小学校区地域福祉活動計画課題一覧」という、色がついてい

るもの。その後ろに「お互いさまサポーターチーム進捗状況一覧」、「地域福祉活動計画を踏ま

えた福祉教育実践一覧」、「平成27年度逗子市社会福祉協議会地域福祉推進係年間講座・講義ス

ケジュール」というものが、クリップでとまっていると思います。

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また、A3の横の大きさのものでございます。逗子市健康増進計画。それと、逗子市高齢者保

健福祉計画というA3のものですね。続きまして、逗子市障がい者福祉計画概要版、逗子市子ど

も子育て支援事業計画概要版というもの、以上でございます。お手元の資料の配付漏れ等はござ

いませんでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、引き続き会を進めさせていただきます。すみません、失礼して座らせていただきま

す。引き続きまして、座長・副座長を選出させていただきたいと思います。座長・副座長につき

ましては、逗子市福祉プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画懇話会の運営要

綱がございまして、第3条にメンバーの互選により決定することとなっております。同じく、座

長は懇話会の進行、調整等を行うということになっておりまして、副座長は座長を補佐し、座長

に事故あるとき、または座長が欠けたときはその職務を代理するということになっております。

こういった職務でございます。座長、副座長、どなたか御推薦等ございますでしょうか。

【中野メンバー】 昨年まで福祉部長が座長、社協の常務理事が副座長ということでしたので、

今年も引き続き須藤部長に座長、新明常務理事に副座長をお願いしたらいかがかと思いますが。

【事務局】 ありがとうございます。今、御推薦の御意見がございました。座長に須藤福祉部長、

副座長に新明常務理事ということでございますが、皆様いかがでございましょうか。

( 全員異議なし )

よろしいでしょうか。それでは座長は須藤福祉部長、副座長は新明常務理事ということでお願

いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【須藤座長】 では、僣越でございますが、進行させていただきます。どうぞよろしくお願いい

たします。

それでは、議題1に早速入らさせていただきます。この後の進行につきましては、通常ですと

アドバイザーの山口先生にお願いするところでございますが、本日御欠席ということでございま

すので、このまま私のほうで進めさせていただきます。それでは、議題1に入ります。逗子市福

祉プラン(逗子市地域福祉計画)後期実施計画の平成26年度における進捗状況と実績について、

事務局から説明をお願いいたします。

【事務局】 それでは、本日お配りをしましたA3のこちらの表をごらんください。所管別実績

表というA3のものです。こちらの表は、旧計画であります福祉プラン後期実施計画に掲げられ

ている取り組み方針に対しての平成25年度・26年度における実績をまとめたものでございます。

昨年度第1回の懇話会の際に、平成25年度の実績については御報告をしましたため、今回は新た

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に平成26年度の実績を御報告させていただきます。

この実績表は、それぞれ5つの柱に分かれております。1ページ、上のほうに①活動団体の活

性化の支援というのがございます。続いて3ページ、参加機会づくりの支援。③心の育成の支援。

1枚おめくりいただきまして、4ページ、④地域福祉活動計画との連携、5ページ、⑤災害時要

援護者の避難対策となっております。それぞれの項目について、表の右側に関係機関ということ

で、その事業に関連する所管を掲載しておりますが、掲載されていない所管につきましても、実

績があるものについては御報告をさせていただいております。

まず1ページから3ページをごらんください。①活動団体の活性化の支援、②参加機会づくり

の支援につきましては、重点事業であります地域安心生活サポート事業につきまして、平成26年

度は前年度から引き続き社会福祉協議会のほうに事業委託をさせていただきまして、全市域へと

取り組みを拡大することを目標としながら、地域によっては自立を促すような支援へと移行しな

がら実施してまいりました。地域ごとのこれまでの取り組み状況と今後の方針につきましては、

この後の議題(2)逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画の推進について というとこ

ろで御説明をさせていただきます。

ボランティア活動につきましては、ボランティアセンターにおいてボランティア活動に関する

相談、登録及び需給調整を実施しているほか、ボランティアの資質向上と活動領域を広げるため

の各種講座を開催し、市民活動の啓発を行ってまいりました。引き続き平成27年度以降も継続し

て取り組んでまいります。

続いて3ページの③心の育成の支援をごらんください。こちらにつきましては、これまでも社

会福祉協議会さんのほうで自主事業として、市内の小・中学校等においてサマースクールや福祉

教育セミナーなどを実施し、さまざまな啓発を行ってまいりましたが、平成27年度より地域福祉

推進事業として市が社会福祉協議会のほうに事業委託をさせていただき、学校や地域における福

祉教育を実施し、新たな担い手の育成に向けて、一体となって推進していくこととなりました。

引き続き平成27年度以降も重点的に実施をしてまいります。

続いて4ページをご覧ください。④地域福祉活動計画との連携でございますが、前述のとおり、

社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画と連携をし、地域安心生活サポート事業の取り組み

を全市域に拡大するということを目標に、継続をして事業を推進したほか、平成25年・26年度に

おいて逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画の策定作業を行いまして、皆様の御尽力の

もと、無事策定の時を迎えることができました。ありがとうございます。

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続きまして5ページ、災害時要援護者の避難対策につきましては、平成25年8月に策定されま

した国の「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組方針」を踏まえまして、本市における

避難支援を必要とする方の避難支援について、その基本的な考え方や進め方を検討し、平成26年

3月に「逗子市避難行動要支援者避難支援計画」を策定し、現在制度の周知等、体制を整える準

備を全庁的に行っております。本計画においても、平成27年度より地域福祉推進事業として市が

社会福祉協議会のほうに事業委託をしまして、これまで実施してまいりました地域安心生活サポ

ート事業によって醸成された地域のつながりを大切に、災害発生時にも対応できる地域づくりを

引き続き支援してまいります。

以上のように、5つの項目のうち事業が完了しました④地域福祉活動計画との連携以外の項目

につきましては、新しい地域福祉計画・地域福祉活動計画に基づき、引き続き事業を継続してま

いります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。以上です。

【須藤座長】 ありがとうございました。それでは、質疑、御質問等いかがでしょうか。

【事務局】 ちょっとよろしいでしょうか。今の説明と、これから説明するもの、関連している

内容が多々ありますので、あわせた形で御質問という形をさせていただければと思いますが。

【須藤座長】 よろしいでございますか。では、議題(2)の説明の後にまとめて質疑の時間を

設けさせていただきますので、よろしくお願いします。

以上で議題(1)、逗子市福祉プラン(逗子市地域福祉計画)後期実施計画の平成26年度にお

ける進捗状況について終了いたします。

それでは、議題(2)、逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画の推進について、事務

局から説明をお願いしたいと思います。まず、今回福祉分野の5つの個別計画が策定されてござ

いますので、簡単に内容説明をお願いしたいと思います。

【事務局】 それでは説明させていただきます。まず初めに、本市の計画体系というのは、総合

計画を最上位といたしまして各政策分野ごとに基幹計画、その施策ごとに個別計画が策定されて

いるという関係になっております。後ほど計画の詳しい内容について説明させていただくときに、

またちょっと触れさせていただきます。その総合計画の中で、総合福祉の観点から逗子の将来像

と理念、施策の目標、方向性というものが示されておりまして、「共に生き、心豊かに暮らせる

ふれあいのまち」を基本にしてございます。この基本のもとに5本の個別計画が策定されており

ます。その計画の1つが逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画となっております。今回、

市が策定する地域福祉計画と、社会福祉協議会で策定をいたします地域福祉活動計画を一体とし

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て策定をしております。両計画の目標といいますのは、地域福祉の推進ということで、一つの方

向に向かっているということもございます。地域づくり、人づくり、環境づくりという3本の柱

をテーマに掲げまして、個々の施策の方向性ですとか、具体的な取り組みを示しているものでご

ざいます。また、この地域福祉計画につきましては、これから説明する各個別計画を一体的に、

横断的にとらえた計画ということもございます。地域づくりの土台として一体的に推進していく

ということでございます。よろしくお願いいたします。本計画の概要版につきましては、後ほど

詳しく説明をさせていただきます。

続きましてお手元に健康増進計画、横向きの資料があると思います。健康増進計画につきまし

ては、鎌倉保健福祉事務所に御協力いただきまして、市民の皆様に多数参加していただいてつく

った計画でございます。こちらの計画につきましては、4つのグループ、乳幼児期、学童期・思

春期、青年期・壮年期、高齢期という4つのグループに分かれまして問題の分析や今後の取組み

について検討いたしました。こちらの目標といたしましては、生涯における各段階で市民一人ひ

とりがそれぞれの価値観に基づいて健康づくり、お互いにサポートし合い、より健やかで心豊か

に生活できることをテーマに掲げております。その中で、今お手元にございます資料をご覧くだ

さい。特に新規事業として、今年3つの事業に取り組むものということでございます。

1つ目が、楽しくできるラジオ体操、これが一つの目標・目的になっております。こちらは、

ラジオ体操を習慣化させまして、生活習慣病やロコモティブシンドロームの予防を目指すもので

す。

ページをおめくりいただきまして、2つ目が公園再整備時に新しい健康遊具の設置ということ

でございます。公園に健康遊具を設置することによりまして、身近で、曜日や時間帯等など問わ

ず、健康づくりのために運動ができる場所を確保するということで、市民の方の健康づくりの活

性化・活発化を目指していくというものでございます。

3つ目、最後のページをめくっていただきますと、特定健診の受診率を向上させるということ

で、生活習慣病の早期発見・早期治療につなげるということでございます。当初は一時的な医療

費、そういったものは増加するということはあろうかと思いますが、長期的に重症化することの

予防につながる、医療費の削減につながるということで、特定健診の受診率をアップさせる。既

存の事業に加え、この3つの柱を含め推進していくということで、この計画は策定されておりま

す。

続きまして、高齢者保健福祉計画、横向きの資料でございます。こちらにつきましては、基本

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理念ということで、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまち、こちらが目標となってお

ります。高齢者が住み慣れた地域で安心して住み続けることができ、人生を豊かに過ごすことが

できるような地域社会の構築を目指しております。そのための地域包括ケアシステムを構築して

いくというところが大きな目標になっております。こちらは年齢を重ねても、できる限り要支

援・要介護の状態とならないよう、予防の取り組みですとか介護サービスの基盤整備を進めてい

く。さらに皆様からの多様なニーズや地域課題の把握などにも努めなければいけない。また、介

護だけではなく、医療・行政・地域などと連携したネットワークを構築していかなければいけな

いというところで、下の図でございますが、地域包括ケアシステムの姿と書いてございます。こ

のシステムを構築していくために、それぞれの施策ということで、隣のページのほうに基本目標

ということで、地域包括ケア体制の推進、生きがい・介護予防施策等の推進、認知症施策の推進、

介護保険サービスの充実、高齢者の多様な住まい方の充実ということを目標にしております。

次のページを見ていただきますと、今のものが体系図として、5本の目標があります。その目

標に対する施策の方向性がございまして、主な取り組みはこういったものだということを明記し

ております。以上が高齢者保健福祉計画の概要でございます。

最後に、障がい者福祉計画、こちら、概要版ということで、障がいのある方々にも書いていた

だいた絵が表紙になっております。この計画につきましては、障がいのある・なしによって分け

隔てなく、相互に人権と個性を尊重し合える共生社会の実現に向けてということで、障害者基本

法の規定に基づく市町村障害者計画と位置付けられた逗子市障がい者福祉計画と、障害者総合支

援法の規定に基づく市町村障害福祉計画と位置付けられた逗子市障がい福祉計画を合わせて策定

した形になっております。基本理念といたしましては、ノーマライゼーションとリハビリテーシ

ョンということでございます。

そして、「障がい者が安心して自分らしく暮らし続けられるまち」を本計画の基本方針とし、

自己決定の尊重と意思決定の支援、障がい特性等に配慮した支援、当事者本位の総合的な支援、

アクセシビリティの向上の4つを基本的視点としています。その中で今回、特に総合計画のリー

ディング事業にもなっております重点施策としまして、1番目に書いてあります(仮称)療育・

教育の総合センターで実施する相談及び障害児通所支援を利用したことのある子どもの、市内の

18歳までの子どもに対する割合が9.5%になっている。これが目標になっておりますが、この目

標達成のためには、この(仮称)療育・教育の総合センターの整備ということが先になってまい

りますが、こちらについて本年度・来年度で整備を進めていくということになっております。

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また、市内にあるグループホームで生活している方が35人になっているということで、こちら

は現状において、市外のグループホーム等で生活する人が、市内で居住できることをめざし、24

人分の増加を目指すものです。こういったものを網羅したものが障がい者福祉計画となっており

ます。以上でございます。

【事務局】 続きまして、子育て支援課のほうから説明させていただきます。子ども・子育て支

援事業計画概要版をごらんください。

1ページ、策定の背景・趣旨ということでございますが、これは我が国の少子化が急速に進行

し、平成2年、合計特殊出生率が1.57%となって以来、少子化対策が社会全体の大きな課題とし

て取り上げられ、エンザルプラン・新エンゼルプラン等を策定して少子化対策に取り組んでまい

りました。その後も次世代育成支援対策推進法に基づきまして、次世代育成支援行動計画を策定

してまいりました。この計画が平成26年度末をもちまして終了いたしますことに伴いまして、平

成24年8月、子ども・子育て支援法を含む子ども・子育て支援制度が本格施行し、幼児期の質の

高い教育・保育の提供や待機児童の解消、地域の子育て支援の充実を図ることといたしました。

本市では平成22年、次世代育成支援行動計画(後期計画)を策定し、子育てを地域全体で行う体

制づくりに取り組み、平成26年度に本計画の最終年度を迎えておりました。今までの次世代育成

支援行動計画の後期計画を継承しつつ、子ども・子育て関連三法に基づく誰もが住み慣れた地域

で安心して子どもを産み育てることができる総合的な支援体制の充実等を目指すため、逗子市子

ども・子育て支援事業計画を策定したものでございます。

次に計画の位置づけになります。本計画は、子ども・子育て支援法第61条に基づき、教育・保

育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保と、その他この法律に基づく業務の円滑な

実施に関する計画を定めるものでございます。また、次世代育成支援対策推進法第8条に基づく

次世代育成支援行動計画を継承し、包含する計画として位置づけ、「健やか親子21」に基づく母

子保健計画も含めて計画しております。さらにさまざまな分野の取り組みを総合的・一体的に進

めるため、逗子市総合計画、逗子市福祉プラン等の上位計画との整合を図っております。

続きまして2ページ、逗子市の子育て支援施策の課題として、3つほど挙げております。1つ

目に教育・保育の量をバランスよく確保する。2つ目に人と人とのつながりが生まれる場、人と

人とのふれあいの場の充実、3つ目に子育てに関する情報提供方法等の検討、4つ目に相談体制

の充実、5番目にワークライフバランスの促進、6つ目にハード面での子育て支援ということで、

課題を抽出し、その考え方に基づきまして計画を構成しております。この基本理念、スローガン

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としては、「誰もが心豊かに子育てできるまち 逗子」、これをスローガンに、ア、イ、ウとい

う3つの基本理念に基づきまして計画を構成しております。

4ページ、この基本的な考え方が4つの視点に整理されております。1つ目は、子どもの最善

の利益のための視点。2つ目に、子育てを親が主体的に行える視点。3つ目に、すべての子育て

家庭を支援する視点。4つ目に、切れ目のない体系的で継続性のある長期的視点。この4つの視

点に基づきまして、計画の目標を5つ掲げております。

基本目標1、教育・保育の量の確保と質の向上をめざします。基本目標2、子育て情報の発信

と、地域とのつながりをめざします。基本目標3、安心して子どもを産み育てられるまちをめざ

します。基本目標4、支援が必要な子どもとその家庭へのサポートを充実します。基本目標5、

仕事と子育ての両立しやすい環境の充実をめざします。この目標につきまして、それぞれの基本

目標の達成のための内容等を5ページから9ページまで、それぞれ取り組みの内容をこちらに記

載させていただいております。また、10ページ以降、一つ一つこの計画を目指すための量の見込

みと確保策をこちらのほうで検討しております。これはアンケート調査等ニーズ調査を行いまし

て、どのニーズがどのくらいあるのかをはかり、その目標に向かって達成するための具体的な方

策を明記することとしております。

12ページにいきますと、地域子ども・子育て支援事業ということで、具体的に11の事業を国の

国庫補助事業とともに達成するため事業を行うということでございます。特に保育園の待機児童

対策を初めとして、見込み量をきちっと明記して対策を行います。

この取り組むポイントといたしまして、先ほど御説明しましたが、平成25年度実施しましたニ

ーズ調査結果を踏まえ、潜在的なニーズを含めた小学校就学前の教育と保育の量の充実による待

機児童の解消や、質の向上を目指す、地域の実情に応じた子ども・子育て支援の充実を目指す、

教育と保育の両方の機能を果たす認定こども園の普及支援を行う、ということが取り組みのポイ

ントとなっております。

以上が概要となっております。よろしくお願いします。

【須藤座長】 ありがとうございました。それでは引き続き新しい計画の推進方法について、こ

ちらのほう、よろしいですか。

【事務局】 すみません、5本の柱のもう一つ、地域福祉計画、こちらの御説明をさせていただ

きます。

【事務局】 今回事前に資料をお送りさせていただきましたが、若干内容に変更がございますの

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で、本日お配りした差しかえのほうをごらんいただきますようお願いいたします。

本日、A3縦のカラー刷りのこちらの資料になりますが、「福祉分野の各個別計画が掲げる重

要事業」ということで、今御説明いたしました5つの計画のリーディング事業について、取り組

み方針を掲載しておりますので、ご参照ください。

まず、概要版の1ページをごらんください。ここでは本計画の位置づけを説明しております。

市の全体計画である総合計画のもとに、福祉分野の総合計画である福祉プランが位置づけられ、

さらに福祉プランの下に今御説明をいたしました福祉の各個別計画が位置づけられており、本計

画はそれらのうちの一つとなっております。また、地域福祉の観点から、高齢、障がい、子育て

等の計画と密接に関連をするものであり、一体的に推進されます。

2ページをごらんください。ここでは本計画の体系を説明しております。この中で、地域の皆

さんとの連携が必要不可欠な施策、地域安心生活サポート事業(お互いさま活動)の推進、防

災・防犯活動の推進、真ん中にいきまして、担い手の育成の項目をピックアップし、次のページ

以降説明をしております。なお、本体の計画と同様に、目標を推進するための取り組みの一例と

いうことで、地域の方々に取り組んでいただきたいことを「私たちにできること」と表示し、社

協・市の取り組みとあわせて表にしてまとめております。

3ページ、4ページをごらんください。重点的な取り組み1、地域安心生活サポート事業(お

互いさま活動)の推進として、①見守り体制の整備、②サロン(集いの場)の拡充を掲げており

ます。平成21年度から地域の特性に合わせて、地域の中のつながりや支援体制を構築していく地

域安心生活サポート事業を実施してまいりましたが、今後もそれぞれの地域の実情に合わせた、

無理のない範囲での自立を目指しまして、引き続き支援を継続していきます。一例として、お互

いさま活動を立ち上げ、平成23年度からは支援が必要な人の把握を進めるため、支援マップを作

成し、見守り、声かけ活動等を行っている小坪区会地区を挙げております。

4ページに移ります。市内ではさまざまなサロンが開催されておりますが、集いの場としての

位置づけにとどまらず、健康づくりや介護予防としての機能も充実をさせていく必要があること

から、引き続きサロンの拡充に向けた支援を行っていきます。一例として、地域のボランティア

の方々を中心に、趣向を凝らした内容で、積極的にサロン活動を実施している池子地区を挙げさ

せていただきました。

5ページをごらんください。重点的な取り組み2、防災・防犯活動の推進を掲げております。

住民の方々の安全を脅かす犯罪は複雑化しており、また災害時においては一人ひとりが助け合い

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の意識を持って行動することが重要であるということが、誰もが認識するところとなっておりま

す。日ごろから見守りやサロン活動を通じて防災・防犯活動を高めるとともに、地域の皆さんが

互いに話し合い、活動する機会を充実させることにより、災害発生時にも対応できる地域づくり

をすすめます。一例として、地震や風水害など災害時において組織的に対応できるよう、さまざ

まな取り組みが行われている山の根自治会を挙げさせていただきました。

続いて6ページをごらんください。重点的な取り組み3、担い手の育成を掲げております。地

域福祉を推進していくためには、福祉に関心を持つ人を増やし、支え合い・助け合いの気持ちを

醸成することが大切であることから、教育機関や福祉施設との連携により福祉教育の充実を図り、

地域の皆さんの福祉に対する関心や理解を深め、福祉活動の担い手の育成を推進してまいります。

続いて7ページをごらんください。7ページ以降は本体計画の第2部の第Ⅱ章の内容になりま

すが、「みなさんのお住まいの地域をクローズアップ!」と題しまして、市内5小学校区別に考

察をしております。今回、新たな計画の策定にあたりまして、平成25年度に無作為に抽出をさせ

ていただきました市内の1,500世帯の方に対してアンケート調査を実施し、また市内19の各種団

体にヒアリング調査を実施してまいりました。その後、小学校区ごとにタウンミーティングを開

催いたしました。その結果をもとに、小学校区ごとの地域の現状と課題、地域資源などを洗い出

し、それぞれの地域がより住みやすい地域となるための具体的な施策をお示ししております。今

後実際に各小学校区のほうへご説明に上がる際には、それぞれの小学校区の内容に差しかえをい

たしますが、本日は一例として逗子小学校区を挙げさせていただきました。

この内容をもとに、今後各地域で御検討いただく際の材料としていただければと考えておりま

す。こちらの内容につきましては、この後、さらに別の資料をもとに御説明をさせていただきま

す。以上でございます。

【事務局】 それではクリップどめになっております小学校区地域福祉活動計画課題一覧という

資料をごらんいただければと思います。

今回の計画に関しましては、非常に範囲が広く、そして行政、社協とともに取り組んでいかな

ければいけない部分、非常に多岐にわたる中、今一度この計画を整理させていただいて、やるべ

き部分を抽出し、年間計画として打ち出しましたので、皆様に説明をさせていただければと思い

ます。

まず、小学校区の地域福祉活動計画課題一覧、今回、各小学校区の課題を表にさせていただき

ました。左手のほうは、まず全市共通問題として課題が挙げられているもの、そしてその下、各

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小学校区別の課題になっております。まず、全市共通問題をごらんいただきます。まず1つに、

「高齢者・子ども・障がいのある人などが安心して暮らし続けるためには、近隣による見守りが

必要です。」もう一つには、「ボランティア活動に参加してみませんか。」その中でやるべき部

分として、まず見守りの必要性という部分に関しましては、今回のこの福祉プランのPRの活動、

それと担い手づくり、この2つに絞らせていただきました。そしてもう一つ、ボランティア活動

への参加に関しては、大きなとらえで、福祉教育、学校教育もありますし、そして地域に対する

勉強会等も含まれます。そしてもう一つには、活動の場づくり。この4つを全市的に展開する必

要があるのではないかと考えました。

そしてこの下、逗子小学校区では、「誰もが気軽に、みずから進んで参加できる場が必要で

す。」その隣、黄色でサロンの場づくりとなっております。もう一つ、「団塊世代の皆さんの力

が宝です。地域活動に生かしませんか。」その隣、福祉教育、そして活動の場づくりとさせてい

ただいております。こちらの逗子小学校区のほうは、なぜこのサロンの場づくりだけ黄色になっ

ているかといいますと、上にあります全市共通問題、こちらと共通しているものは色が塗られて

おりません。ですから、共通問題以外、特に行わなければいけない部分、逗子小学校については

サロンの場づくりと設定させていただいております。そして沼間小学校区については、「買い物

が不便だと感じている人が多くなっています。」こちらについては買い物支援、そしてもうひと

つ、「サロンに参加しませんか。」サロンは、特に男性の参加が非常に少ないということで課題

を挙げさせていただいております。つづいて久木小学校区については、「お互いさまサポーター

として一緒に地域を支えませんか。」こちらについては担い手づくり。そして「サロンに参加し

ませんか。」こちらは参加者の増員。つづいて小坪小学校区については、「買い物、移動が不便

だと感じている人が多くなっています。」こちらは買い物支援。もう一つ、「近隣とのコミュニ

ケーションを広めるお手伝いをしてください。」こちらについては担い手づくり。最後に池子小

学校区については、買い物支援、そしてもう一つには担い手づくり。以上のように、全市共通問

題として福祉プランのPR活動、担い手づくり、福祉教育、活動の場づくり、そして特に逗子小

学校区ではサロンの場づくり、沼間小学校区では買い物支援とサロンの参加者(特に男性)の増

員、久木小学校区ではサロンの参加者の増員、小坪小学校区・池子小学校区では買い物支援を個

別の課題として挙げさせていただいております。基本的には今回の計画ではこのような課題につ

いて、地域の中でまず協議を進めていこうというのが前提になっております。このような形で一

度整理させていただきました。

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そして次のページ、A3の資料をごらんいただけますでしょうか。お互いさまサポーターチー

ム進捗状況一覧となっております。これまで平成21年度から地域安心生活サポート事業を進めて

まいりまして、今年度から社会福祉協議会の自主事業として、これから動いていきます。そこで

いま一度、各サポーターチームの状況を確認するという主旨でまとめさせていただきました。

まず、一番左、各小学校区ごとに地区割りを入れさせていただいておりまして、その横にそれ

ぞれの小学校区の中での小地域、そして活動母体を掲載しております。これ、39番まで番号が振

ってありますが、このうちサポーターとして活動しているチームは、26団体となっております。

昨年度末の全体サポーター集会におきましてサポーターの皆さんとお話しさせていただきました

が、これまで社協職員が一から十まで毎回、大体月に1回程度、定例会や、あるいはサロンに参

加しておりましたが、今後なかなか社協のほうもずっとついているわけにはいかないという事情

もございます。できれば皆さん、自分たちで自主的に動いてもらいたいということで、投げかけ

のほうをさせていただいておりますが、この○×△という表示につきまして、説明いたします。

一番左側、事務局の有無というのがあります。○が入っているところは、ある程度自分たちで会

の運営、チラシづくり、あるいは議事録作成等をお任せできるところになっております。この表

示につきましてはあくまでも担当者の私見なので、ちょっと微妙な部分もありますが、おおよそ

○のところはお願いできるのかなというところとなっています。

そして見守りの項目については、月に1回、ぐるっと一回回っているという所や、あるいは、

時々週に1回お伺いするという所も○になっております。それぞれ濃淡があるのですが、一応見

守りをしているというところですね。

そしてサロンの項目について、これも月に1回やっているところ、あるいは年間3回、4回や

っているところというのも○になっております。△の地区については、小地域としてはやってお

りますが、サポーターチームとしてやっているわけではないというところになっております。

そして地域マップの項目について、現在社協では、できるだけまず地域の現状を知ろうという

ことで、地域マップの作成を進めております。地図には高齢者世帯、あるいは空き家、あるいは

障がいある方の世帯等、サポーターの方がわかる範囲でマップをつくって、それに基づいて色塗

りをしておりますが、この地図の作成の有無ということで○×を入れております。△の地区につ

いては、団地の棟の地図があるというところで、そこだけ行っているところで△というところに

なります。

そして民生委員の項目については、サポーターチームが動いているところに関しましては、ほ

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とんどの民生委員さんが非常に前向き、協力的で、大概のところは皆さん積極的にかかわってい

ただいております。

そして「いちまいいわ」。「いちまいいわ」というのは、社協で作成しております情報紙のこ

とです。この情報紙には社協の情報、そして逗子警察、消防署、地域包括支援センター等、今、

旬な話題を紙面に入れさせていただいて、月に1回作成しております。この「いちまいいわ」を

サポーターの方々に見守りの際の一つのツールとして利用していただいております。なかなか手

ぶらでは、お伺いしにくいということで、一つの見守り活動のツールとして使っていただいてお

ります。そしてニーズ対応、これは例えば、非常に多いのが電球の取りかえ、あるいは電気をつ

けるときに引っ張るひもが切れたりなど、簡単なことですが、なかなか高齢者の方が、自分では

できないという、そういった事柄を地域の中でやってもらえるかどうかというのを記載しており

ます。社協には、ボランティアセンターがありますが、ボランティアセンターのほうに依頼が来

ることもあります。そういうときには地域で受けてもらえる方がいらっしゃるかなということで

探しますが、それに対して対応可能な地区というのが○になっております。多くの地域では大体

対応していただいています。

今回このようにサポーターチームの今の現状をまとめさせていただきました。今日ご参加いた

だいております山の根自治会さん、そして小坪区会さんに関しましては、すべての項目が○にな

っております。こういった地域をこれからも進め、見守り、今回の活動計画に入っております小

地域でのサロン活動を全市的に展開したい。まだまだ×の項目がありますので、ここをできるだ

け○にしていく必要性があると感じました。

それでは、次のページをごらんください。これらを踏まえまして、社協そして行政としてこれ

からどういった形で動いていったらいいのかというのを一度表にしております。タイトルは「地

域福祉活動計画を踏まえた福祉教育実践一覧」となっております。今回の計画は、概要版のほう

にも入っておりますが、特に安心生活サポート事業の部分、防犯・防災の部分がキーになってお

ります。そういった部分で、左側にキーワードとして、担い手づくり、サロンの場づくり、そし

て避難行動要支援者支援計画、この3本でまず大きな枠としてとらえさせていただきました。

一概に担い手づくりといっても、色別になっておりますが、新規のサポーターの発掘なのか、

現在のサポーターの資質向上を目的とするのか、あるいは新たなチームをつくっていくのか。あ

とは担い手といってもサポーターだけではなく、地域のボランティアさんの発掘、あるいは活動

の場づくり、そして現状のボランティアさんの資質向上、あるいは組織化、そのような項目立て

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をさせていただいております。そしてサロンの場づくりに関しましても、サロン増設、そして介

護予防の取り組み。概要版の第1節の中にも入っておりましたが、サロンを開いてお茶飲みをす

るだけではなく、介護予防の視点も踏まえてもらいたい。そしてもう一つには、参加者の増員。

男性の参加者が少ないという課題がありましたが、サロンの場づくりの中でもこのような項目が

必要になっています。

避難行動要支援者支援計画、こちらにつきましても、まず皆さんの制度理解をすすめる。

そして地域マップの作成。こちらは後ほど詳しく説明させていただきます。そしてサポート体

制の構築。最終的には小地域においてサポート体制の構築というのが必要になってまいります。

そのような区分で今回整理をさせていただきました。こちら続いて説明をさせていただきます。

まず担い手づくりの新規サポーターの発掘。こちらは対象の欄に市民と入っておりますが、こ

れまで過去5年ほど、生活・介護サポーター養成講座というのを開いてきました。内容的には諸

制度の理解、あるいは認知症、自殺対策、その他諸々、いろんな勉強会を開いてまいりました。

中には受講後にヘルパー活動や、ボランティア活動をされたり、サポーターとして登録していた

だいた方がいるほか、ここから発生してできたサポーターチームもいくつかございます。そうい

った中で、今後もこの生活・介護サポーター養成講座を開く予定にしております。

この右手の他事業とのかかわり、事業の目標ですが、今回の生活・介護サポーター養成講座を

行うことによって、新規サポーターの発掘はもちろんですが、ここから新規のボランティアを発

掘できたり、あるいは新規のサポーターの組織化ができたり、そういった効果が期待されるため、

入れさせていただいております。

続いてサポーターの資質向上。こちらは対象がお互いさまサポーター、現在470名ほどが登録

されております。昨年も全体サポーター集会を行っておりますが、人数的に一斉にやることとい

うのは、もう難しい。そういった中で、東部、中部、西部、この3地区に分けまして、今回全体

サポーター集会を開催する予定にしております。内容といたしましては、認知症を理解する講座

として、皆さんに認知症についてご理解いただきたいと考えております。包括支援センター協力

のもと、今、講師の調整をさせていただいております。事業の目標としましては、サポーターの

資質向上、参加者増員、そして予防導入と入っておりますが、ぜひこの講座を通じて得たものを

訪問の際の一つの切り口としていただければと思います。

そして、続いて新規サポーターチームの組織化。対象の欄に11カ所の自治会が入っております。

これまでも未着手の地域に対して、アプローチをしてきましたが、やはりどこの自治会の役員さ

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んももうこれ以上、忙しいからやめてくれという、あるいは役員さんが非常に高齢で、むしろ私

たちが見守りをしてもらいたいという地域もありますし、あるいはもうこの安心生活サポート事

業自体、必要ないのではないかという地域、あるいは自治会は組織しているが、自治会活動は具

体的には何もしていないというような地域もありました。今回を機に、計画のPR、あるいは安

心生活サポート事業、避難行動要支援者支援計画のPRを兼ねて、これまで未着手だった地域へ

のアプローチをこれから進めていきたいと考えております。1回、2回の説明でどうなるもので

はないのですが、できるだけ効率よく、できるだけ理解してもらえるように努力していきたいな

と考えております。

そしてその下ですね、新規ボランティアの発掘。対象の欄にまず市民(団塊世代)と入ってお

りますが、ボランティア講座を行いたいと考えております。内容としては、DIY講座(修繕教

室)とありますが、地域の中でのちょっとしたお手伝い、例えば蛇口の調子が悪い時のパッキン

の交換方法等、くらしに役立つ知識を学んでいただきます。過去にもこのような講座を開いて、

実際に共生95など、男性のボランティアグループができた経緯もありますが、地域の中でできる

ことはできるだけやっていただきたいという意を込めまして、今回このDIY講座というものを

開催したいと考えております。それによってサポーターさんの資質の向上、あるいは組織化とい

うのも期待できるのかなと考えております。

続いて、発達障がい研修。こちらは過去2年、支援センター「凪」のほうに御協力いただきま

して、発達障がいの研修会を行ってまいりました。当初は発達障がいを理解するというところに

とどめておりましたが、今回できればこれを組織化したいと考えております。こちらのほう、右

側にはボランティアの組織化、資質向上、そしてボランティア活動の場づくりと、入れさせてい

ただいておりますが、実際に障がいのある御家庭から、夏休みの間の余暇活動にできるだけサポ

ートしてもらいたいというお声をいただいたり、あるいは今、障がいある方の体操の場が隔月に

1回ありますが、そこで協力してもらいたいというお声もいただいておりますので、ボランティ

アの組織化を今後図っていきたいと考えております。そして地域ボランティアの発掘、認知症サ

ポーター養成講座についても、本年度開催する予定です。こちらは基本的には包括支援センター

が主導で動く予定であります。そしてその下、ボランティア活動の場づくり。中・高・大学生を

対象として、サマースクールを開催いたします。こちらはもう昭和のころから行っているもので、

市内の高齢者施設、保育園、あるいはデイサービスと、そういった施設に出向いて開催するもの

ですが、今年度は10施設で開催する予定です。オリエンテーションを経て、7月末から開催する

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予定でおります。

そして、次のページに移らせていただきます。続いてボランティアの組織化・資質向上とあり

ますが、対象者の上から2つ目、市民・サポーター・ボランティア、講座としては広報力・企画

力向上のための講座として、チラシづくり講座を考えております。サポーターの皆さんにはでき

るだけご自身で運営等を行っていただきたいということをお話ししましたが、なかなかチラシと

いうのは大変だと。なぜ大変か、まずパソコンを使えないから大変だという声が非常に御意見と

してありました。そういった中でも、今回パソコンを使わずに、手書きでも工夫すればできるん

だということを学ぶための講座を開きたいと考えております。チラシを工夫することによってサ

ロンの参加者もふえてくるのではないか、という期待を込めまして入れさせていただいておりま

す。

そして福祉教育セミナー。今年度12回目になります。当初は学校教育とボランティアとの連携

を踏まえて、みんなで共通認識を踏まえようというものでしたが、12年経ちまして、色々な経過

を踏まえて、今回は防災の活動、サポーターの活動、見守りの活動にかかわっている方、そして

学校支援コーディネーターの方々に御協力いただきまして、地域における福祉教育という部分で

セミナーを8月に開催する予定でおります。

続いて、サロンの場づくり。ピンク色で「サロンの増設」となっております。特に対象に逗子

小学校区と入っておりますが、まずは空き家・空きスペースの調査を考えております。一方で、

今後の介護予防、地域包括ケアシステムにかかわる部分になりますので、これから介護保険課と

共同で協議を進めながら取り組んでいきたいと考えております。そして介護予防の導入。対象、

サポーターになっておりますが、サポーター以外にも自治会でやられているサロン等もございま

すので、皆さん合同でサロンの実施団体の情報交換会を考えております。皆さんにお集まりいた

だいた際に、今回の計画にございます介護予防の導入、そのあたりの必要性というものを皆さん

にお伝えする。そして、皆さんに、情報交換していただき、できるだけ多くの方に集まっていた

だき、介護予防を導入したサロンを展開していただきたいというふうに考えております。

そしてその下、参加者の増員。こちらのほうは何も入っておりませんが、こちらに関しては、

特に沼間小学校区、そして久木小学校区につきまして、サポーターと協議しながら進めていきた

いと考えております。

その下、最後になりますが、特に防災・防犯ということでピックアップしましたのが、避難行

動要支援者支援計画。この中の、まず制度の理解というところで、オレンジ色で入っております。

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こちら、昨年10月末に南相馬、そして郡山のほうに、民生委員さん、手をつなぐ育成会さん、湘

南の凪、そしてボランティア連絡協議会の方々と、東日本大震災の災害発生時の障がいある方の

状況から、今までどのように復興してきたか、現状を知ろうということで、皆さんと視察に行っ

てまいりました。その際に目の当たりにした被災地の状況を、逗子市でも伝えてもらいたい。逗

子で伝えて、改めて障がいのある方が、どこまで地域に理解してもらえるか。あるいは地域とし

ても理解できるか。そのあたりを、協議を進めているのですが、本年度の10月22日に講演会を開

催する予定でおります。今現在、育成会さんも含めまして、どのような形で逗子市の皆さんに伝

えていこうかということを、まさに昨日検討したばかりなのですが、これからも協議を進めて、

実のある講座にしていきたいと考えております。

そして、その下になります。緊急時防災袋販売。まず、避難行動要支援者支援計画については、

防災課から自主防災組織等に説明はしておりますが、否定的なご意見もありますし、そこまでで

きないという声もあります。そういった中で、社協として今回、緊急時の防災袋の販売を進めた

いと考えております。まずは自助、自分たちが助かること。そのような中で、じゃあ自分で逃げ

れない人は、どうするかというところで、初めてサポーターとして協議が深まっていくのではな

いか。その延長が避難行動要支援者支援計画につながればと考えております。そういった中で、

今、緊急時の防災袋を、各サポーターや自治会とともに、内容の確認や、販売手法について、そ

れぞれ協議を進めております。年度内に動けるかわかりませんが、このような動きをこれから進

めていきたいと考えております。

そして、その下、地域マップの作成とあります。こちらは地域マップの作成と書いてはおりま

すが、ねらいとしては、地域の中で防災についてみんなで考えようという土壌づくり、それが目

的になっております。一例として、逗子小学校区に下桜山自治会と入っております。この下桜山

自治会は、自治会の役員さん、非常に前向きで、一生懸命に防災についても頑張ろうと、あるい

は自治会のイベントも年間多数ありまして、一生懸命動いていらっしゃいます。一方で、民生委

員さんもそれぞれ皆さん、頑張っていて、非常にいい活動をしていらっしゃいます。また、ここ

の地区というのは、ズシップ連合会、老人クラブの方々も、皆さん非常に元気で、何かイベント

があるとお手伝いに毎回来てくれます。この地域には交番もあります。そして支援センター

「凪」もありますね。ところが、自治会の役員さんが、民生委員が誰なのか、何を行っているの

かわからない。それぞれに皆さん頑張っているのですが、横の連携が全くない中で、昨年度の2

月に、役員さん、自治会役員の方、民生委員さん、サポーターさん、駐在さん、ズシップ連合会

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の方、地域包括支援センターの方、皆さん一堂に集まっていただきました。そして、まずお互い

の顔の見える関係をつくろうということで、自己紹介から始めまして、お互いどんな活動をして

いるのかということを皆さんから発表していただきました。その中で、皆さん、それぞれに高齢

者の問題というのをやはり課題として感じられていらっしゃいました。そういった中で、皆さん

と一緒に見守りの体制づくりをしていこうというところで、合意をいただきました。

今現在、そのような中で、みんなで地域マップをつくっていこうとしておりますが、まずはズ

シップ連合会や老人クラブの皆さん、あるいは自治会の持っている情報をマップに入れ込んで、

その後、これから見守りの体制づくりをみんなで行っていこうと考えております。社協、行政と

しては、避難行動要支援者支援計画が、これから動こうとする中で、このような動きの延長が、

要支援者支援計画につながればと考えておりますので、こういった地域をこれから逗子市全体で

進めていきたいと考えております。もう既にマップづくりも2回行いましたが、マップづくりを

続けながらも、これからどういうふうに見守りしていこうかということを、地域の皆さんと協議

を進めていきたいと考えております。

本来であれば、今動いている住民自治協議会の動きと連動してすすめたいと考えておりますが、

まず各小学校区の中で、モデル地域をつくって、将来的に住民自治協議会が動いたときに、そこ

とうまく連動できればと考えておりまして、それぞれ入れさせていただきました。逗子小学校区

が下桜山自治会、沼間小学校区が沼間3丁目自治会、久木小学校区が久木連合会、小坪・池子小

学校区については小坪区会と池子区会。小坪区会さんと池子区会さんに関しましては、当初平成

21年度、安心生活創造事業の委託を受けた際に、モデル地区として御協力いただいたところです

が、その2地区にはぜひ一緒に御協力いただいて進めていければと考えております。そして、こ

の下のサポート体制の構築という部分、まだ白紙ですが、この部分に関しましては最終的に個別

プランの作成、そしてサポートする体制ができて初めて入れることができるのかなと考えており

ます。

次のページをごらんください。そのような部分を踏まえまして、私たち逗子市社会福祉協議会

地域福祉推進係の今年度の年間講座、講義のスケジュールを入れさせていただいております。一

番左の部分が事業名となります。一番上が地域福祉推進事業、括弧書きで一部委託と入っており

ますが、右手に概要が載っております。①福祉教育の実践の場、②避難行動要支援者支援計画を

踏まえた地域の土壌づくり、③福祉教育セミナーの開催、④サマースクールの開催。このうちの

①と②、福祉教育の実践、そして避難行動要支援者の避難支援体制づくりに係る地域の土壌づく

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りというのが今年度、逗子市からの委託になります。そのような中で地域福祉推進事業につきま

しては、7月から8月にかけてサポーター全体集会として、東部・中部・西部、それぞれで全体

会を設ける予定です。内容といたしましては、先ほどお話しいたしました認知症の講座を開催す

る予定でおります。8月につきましては、毎年行っております福祉教育セミナーを8月19日、サ

マースクールは7月18日のオリエンテーションを皮切りに、8月末まで開催する予定でおります。

そして10月、こちらもサポーターを対象に今年度はチラシづくり講座を行う予定です。そして翌

年1月が認知症サポーターの養成講座、2月がDIY講座を開催する予定でおります。

そして2つ目に、生活支援・介護予防サービス体制整備事業、こちらのほう、逗子市から委託

を受けております。今回この生活支援・介護予防サービス体制整備事業につきましては、生活支

援コーディネーター、いわゆる地域包括ケアシステムを踏まえた介護予防をどういうふうに進め

ていくか。これから具体的な内容については詰められていくと思いますが、地域福祉推進係の職

員4名が生活支援コーディネーターとして今年度から動いております。今の段階では、この生活

支援コーディネーター業務は、あくまでもこれまでの地区コーディネーター業務の延長となって

おりますが、これから行政と協議を進めて、場合によっては今後こちらの業務のほうがもしかし

たら増えてくるかと考えております。そういった中で、今年度はこの生活支援コーディネーター

の業務というのが非常に活発な動きをしていかなければいけないのかなと考えております。

続きまして、ボランティアセンター運営事業といたしまして、防災講演会を、10月22日に開催

する予定でおります。ボランティア活動育成支援事業といたしましては、発達障がいの研修を11

月、そして翌年2月にサロンの実施団体の情報交換会を行う予定です。

一応、現時点で、スケジュールとして記載できる部分は、このように入れさせていただきまし

た。ただし、先ほど前半にお話しいたしました未着手地区11団体のアプローチ、まずそれが1つ。

そして、この福祉プランのPRを自治会あるいは福祉関係団体に説明に伺う。あるいは先ほどの

避難行動要支援者支援計画に向けての地域の話し合い等、そのようなことをこれからスケジュー

リングしていきます。そういった中で、とても地域福祉推進係でやりきれるかなという量になっ

ておりますが、これから行政、包括、そして皆さんと連携しながら進めていきたいと考えており

ます。また、そういった中で、社会福祉課、そして介護保険課と月に1回、情報交換の場を設け

まして、これからの地域福祉を進めていきたいと考えております。

そういった中で、まず地域アセスメントのすすめというのを行っております。なかなか地域に

おいてゼロから発進というわけにはいきませんので、まずは行政と社協のほうで協力し合いなが

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ら、まずアセスメントシートを作成し、それを踏まえてこれから地域に出ていこうかと考えてお

ります。

説明が非常に長くなり、申しわけございません。以上でございます。

【須藤座長】 ありがとうございました。前段に福祉プランの5つの個別計画の説明をさせてい

ただきました。後段では、今、安心生活サポート事業の進捗状況について等、説明をさせていた

だきましたので、できれば安心生活サポート事業のこれまでの進捗状況について、何か御意見だ

とか御質問等ございましたら、お願いしたいと思います。

【小野メンバー】 何でもいいの。

【須藤座長】 この安心生活サポート事業の、今の後段の部分で。

【小野メンバー】 小坪区会の小野と申します。たくさんの事業計画をつくっていただいて、

我々市民にやれというふうに感じています。これはもういたし方ないのかなと。逗子市に予算が

ない。それで担い手は誰だというと、我々市民に当たると思うんですよ。事業をやるときにね、

やはりインセンティブを与えるには予算を立てる。少しの予算でもいいんですよ。ただ何も出さ

ないで、やれやれと言っても、インセンティブが働かないわけですよ。我々市民というのは、あ

なた方市役所の職員と違って、無償奉仕が多いんですよ、すべて。資料をつくるにしても、いろ

んなタイプを打つにしても、すべて自分の部屋でやっているし、自分の時間を割いてやっている

わけですよ。それ、理解していますか。わかりますか。そういう中でですよ、計画をすすめるに

は、やっぱり我々に対しても予算を分配しないと難しいんですよ。コピーの1枚でも全部自分で

お金を出してやってる状況なんですよ。私も逗子市の行政に立ち会う。我々のようにマンション

に住んでいる人はあまり行政と直接は触れ合わないんですけど、小坪の自治会にちょっと区長と

して任命されたので、現在活動しているんです。ただここで議論しているのは1つの計画ですけ

ど、その他行政のあらゆるところと接触していかなくちゃいけない状況なんですよ。そういう中

でね、ボランティアでやれ、やれじゃなくて、予算組みをしないとね、予算を分捕って回すよう

なね、システムにしないと人は動かないんじゃないですか。だから、結局働いても働いても、市

民のためになっているということはわかっているんですけど、すべて自分の持ち出しなんですよ

ね。活動に対しては。そういうところをあなた方は逗子市としてどういうふうに感じているんで

すか。

【須藤座長】 逗子市はここ数年前から市長のほうの方針もございまして、ご存じのように地域

でのボランティアさんなどのご協力をお願いしながら地域自治を進めていくという大きな柱がご

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ざいます。その中で今言われるようにですね、地域の方もボランティアといっても非常に難しい

ところもあると思います。また費用面も、充実した費用というものは確保できていないのが現状

でございます。そういった中で、できればそういう志をいただいている方たちがまずはやりとり

をしていただければと考えておりますが、行政ではなかなかやりきれない部分もどうしても出て

きてございまして。

【小野メンバー】 サービスが過剰なんじゃないの。

【須藤座長】 そういうのも、含めて。

【小野メンバー】 サービスが過剰なんですよ。もう少しセレクトしなくちゃいけないわけです

よ。市民に対してアンケートをとってると思うんですけど、必要でない人もたくさんいらっしゃ

るわけですよ。お金持ちは別に、あなた方に、世話にならなくたって、全部もう何も問題ないん

ですよ。その中で、やっぱり本当に必要がある方のニーズはとらえているのかなというのが私は

ちょっと不思議に思ってるんですよ。この資料をね、読ませていただいた中で、彼女にちょっと

質問したんですけど、やっぱりこれ、とらえ方がちょっと間違ってるところがないのかなとも考

えていますのでね。やっぱり本当に必要されている方にセレクトして、やっぱりやらなくちゃい

けないんじゃないですか。お金もないし、人材もないし、ボランティアをやってくれる人もいな

いのであれば、私も65歳なんですけど、まだ元気ですよね。ばりばりですよ。そういう方に対し

てね、別に補助する必要もないし、介護保険だって払える人は有料にすればいいんですよ。何か

そういう抜本的なことをやらないでね、我々に何でもかんでも全地域をね、人を相手にしてやれ

というのは、ちょっと考え方が甘いんじゃないですか。

【須藤座長】 確かに今言われるように、そういうところを含めて全体的に行革の中でも今、協

議をしています。

【小野メンバー】 どんな協議してるの。そんなことやってないでしょう、あなた。

【須藤座長】 いや、行革の中で、そういうようなことを、ここ数年、行っております。例えば

施設の利用料の減免をやるとか。

【小野メンバー】 それはいいですよ。

【須藤座長】 あと、やはり今言われたように、65歳以上の方たちにはまだまだ元気で、健康寿

命を伸ばしていただいて、そういう方たちにその地域を担っていただいて、ぜひ地域の活動をし

ていただくようなことで市全体が活性化していけば、すごくいい方向に進むなというふうにも思

っています。

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【小野メンバー】 まあ、いい、わかりました。あとね、防災に関して。我々小坪区会では津波

というのがとても密接に関係してるんです。地域上ね。逗子市も今後、3.11と同規模の地震が来

れば市内全部が海水につかるという状況の中で、小坪は特に漁港なんでね、それは直接影響があ

るのではないかということで、いろいろ作戦を立てて前区長とともにやってきましたけれども、

実際避難される方が助かりたいという意識が働かないと、これ、非常にね、助けにくいんですよ。

言ってる意味、わかりますか。我々がいくらサポートをするという、ない人材を使って、いろん

な面で計画を立て、練り上げて、前区長は構想までしていただいて、高台に避難をしたという経

緯もあるんですけど、それは我々は一生懸命やるんだけど、結局苦情なんですよ。最終的には、

連絡が聞こえなかったとか、何だこうだって。うちの前に来て、これじゃ逃げられないとかとい

うね、苦情が多いわけなんですよ。それは別に、それでいいんですよ。だから、いかにね、自分

たちが助かりたいかという、やっぱりインセンティブを与えないと。さっき言ったようにね、例

えば寝袋を有料にするか。これはとてもいいアイデアだと思ってるんですよ。やっぱり自分が買

えば、これは助かりたいんだという意思ですよね。そういう何かを新しい考えを持たないと、た

だ我々だけにね、やれやれと言ったって、それは無理なことなんですよ。

【須藤座長】 全てにおいてやれやれと言っている訳ではないのですが…。

【小野メンバー】 いや、だってこれだけの計画書、朝からずっと、もう1時間半も聞いてる。

【須藤座長】 これはですね、やはり市というのは目標を立ててもなかなかそこまで入り込めな

いところがあって、そういうところを社協さんが、その地域の担い手として顔の見える関係で実

働をしていただけるということで、一つのこの計画ができ上がっているんです。

【小野メンバー】 だからこそ、助かりたい、そういう方たちをもっとセレクトしなくちゃいけ

ないんじゃないですかということですよ。

【須藤座長】 そういうものも含めて、手挙げ方式で今回、そういうような名簿も作成させてい

ただいておりますけれども、最終的には、どういう方でもやっぱり助けて…。

【小野メンバー】 そんなの無理ですよ。

【須藤座長】 いや、最終的にはやっぱり助けようという気持ちが、もう皆さんお持ちになって

いらっしゃると思うので。

【小野メンバー】 助かりたいという意思表示をされない方の名簿がどこに入っているか、あな

た御存じなの。

【須藤座長】 例えば、今言われる初めから助かりたくないという、そういうような意思があっ

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たとしても、最終的には、生命に影響があるときには、やはり助けるというのが国民性だと思っ

てます。

【小野メンバー】 誰が助けるんですか。自分が逃げるのに精いっぱいなのに、そんなことでき

ますか。

【須藤座長】 そういうふうなところもあるんじゃないかなと思っているのですが。

【小野メンバー】 個人情報の出し方も、あまり規制されると、我々何もできないわけですよ。

見守り隊なんて言っても、家の中に入るんですよ。それはその人に危険な人物が入ってくると言

われれば、とても我々は行けないんですよ。

【須藤座長】 やはり個人情報の取り扱いは、非常に難しくて…。

【小野メンバー】 難しいからこそ、逗子市として、何か解決する方法をもっていったらいかが

ですか。県としてもそうだけど。

【須藤座長】 最終的には、危険があったときには、全部提供することになるわけです。その前

に、危険がないときに必要性があるかどうかという議論で、一応本人が同意したものについては

地域にお渡ししているというのが今の現状だと思っています。

【野地メンバー】 ちょっと座長さん、いいですか。すみません。今日は1回目ですので。

【小野メンバー】 私も1回目なんですよ。

【野地メンバー】 今回スタートの時点なので、長い説明があったんですけども、それぞれのお

立場で今まさに地域の方たちが主役になっていく計画なので、御意見としてはすごく大事だと、

防災の視点、それから活動するに当たっての財源、つまり活動費用の問題、それから埋もれてい

る潜在的な、埋もれている人たちのニーズを大事にしようと、本当に必要な人にサービスしてあ

げるというのは、私もこの要旨の中に入っているとは思ったんです。ただ、これからスタートな

ので、今は社協と行政の説明ですけども、これからはこの計画は地域で何ができるのかと、その

ためには地域の課題は何なのかというのを把握しましょうというのを今、社協サイドから三冨さ

んが言っておられる。地域はさまざま違うんだと。小坪地区も課題に対応して活動されていると。

山の根の自治会も活動されていると。したがって、地域の課題が行政からではもしかしたらわか

らないですよね。社協からでもわからないです。今おっしゃった部分がまさに課題なわけで、そ

れをつなげていくのが、この計画だと思っているんです。そういう面では、事務局の説明をこれ

からこうしようという部分と、これまでできなかった部分、あるいは今やろうと思っている事柄

以外に、実は地域の方たちはもっとやりたいこともあるし、こんな課題があるんだというのは、

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当然あると思います。それを出し合っていくのが最後に説明があった地域診断とかアセスメント

であって、まさに地域の課題を地域の人たちが発見して、それに対応したサービスにつなげまし

ょうよと、なければつくっていきましょうよというのが今回の計画だというふうに思っているの

で、それをより多くの人に知ってもらうのが重要じゃないかな。つまり、そういう意味ではスタ

ートラインだということで、私は要素は入っているんじゃないかなと思います。

ただ、最後になりますが、住民自治協議会との関係で、小地域を支援するのが市からの支援で

はなくて、小学校区の中で地域を、より小さい地域の活動を支援する関係、あるいは話し合う関

係、サービスを担う関係、市のサービスをつながる関係というのができたらいいのかなという面

では、これから4年間の間に、5地区全部できなくてもいいですけども、住民自治協議会との関

係での小学校区単位での拠点と、協議会機能、話し合う場ができればいいなというふうに思いま

した。

【須藤座長】 安心生活サポート事業について、何かご意見、いかがでしょう。

【小野メンバー】 先生方、意見聞いてくださいよ。ぜひ。

【新明メンバー】 今、まず野地さんがおっしゃったことがまさしくそういうことなんで、やは

りこれからつくっていくということが大事なんでね、今これ、プランをつくって、これからまさ

に実践部隊も動いていくし、また住民の方々もどういうふうに動いていこうかというのが課題で

すから、やはり今後このプランに基づいてですね、進めていくというのが、まず、まず立ち上げ

ていくというのが大事じゃないかなというふうに思いますね。

【野地メンバー】 周知といったときに、私、これだけの丁寧な計画をつくられていれば、誰に

ターゲットを当てるのかという基準を、設定していかないと、もったいないなというふうに思い

ました。地区ごとにサロンをやっていらっしゃる方、まさにサポーターもいらっしゃるし、民生

委員さんもいらっしゃるし、いろんな方がいらっしゃるので、その方たちへの理解と、スタート

ラインに立つための周知といいましょうかね、すごく大事だなというふうに伺っていて思いまし

た。

【重松メンバー】 ほかの地域でもこういった計画をつくられていて、計画で終わってしまって

はいけないということは、やはり昨年度どこも言われていることで、今年度実践部隊として、じ

ゃあ具体的にどうやるんだろうといったときに、本当にそういった意味では動き方が具体的に見

えるなと感じたのと、お話の中を伺っている中では、実際のところ、やることがすごいいっぱい

あるなということで、その中で、全部並行してやっていくのは、行う方も大変だし、受けるほう

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も大変だしというところでは、優先順位とか濃淡だとか、めりはりが見えくるためには、こうい

うふうに明確にしていただくことでわかるんだなというところでは、逗子市さんのこういった具

体的な取り組みはわかりやすいなと感じました。

お話しいただいたように、防災などについても、3.11のときに公助だけでは無理なんだという

ところは、ずっと計画の中で言われてきていて、自助と共助という部分をどういうふうにしてい

くか、お話しいただいた部分で、自助という部分、それぞれの意識とか、そういったところを中

心にしながら、でもそれができない人にどのように携えていくかというところの濃淡もあるのか

なというところはあって、本当にここでそういったいろんな組織の人たちと話し合うことが大事

なのかなというところでは、きょうお話を聞かせていただいたところです。

【須藤座長】 ありがとうございました。金子さん、何か御意見ございますか。

【金子メンバー】 いや、すごい盛りだくさんで、これ、子ども・子育て支援にしても、逗子っ

て最近どうなんだろうな、保育所が少ないんじゃないかとか、そういう問題もあるし、高齢者も

特にですね、今、高齢化してますよね。さっき小坪区会さんが言われた防災のほうもですね、や

はりみんな助かりたいと思うんですよ。だから、まずは助けるほうもですね、御自分も生命を冒

してですね、それでも人を助けなければいけないというんじゃない。でも、やはり地域でそれぞ

れ特性がありましてね、それでも私はいいよという人もいるかもしれないけど、でもそれはそれ

でね、その情報を把握して動いていかなきゃいけないと思います。だから、今日説明を聞いて、

すごいなと思ってるんですけど、これをじゃあいつまで、どこまでやっていくのと。それは大き

な目標を立てられても、じゃあいつできるんだという話もあると思いますので、段階を踏んでや

っていっていただきたいなと思います。

【須藤座長】 各個別計画で、その担当所管がございまして、確かに、先ほど言われるように絵

にかいた餅にならないように、行政のほうの意識もすごく強く、そこは持っているんですね。で

きれば地域に出たり、またいろんな団体の方とお話しして、実際にこの目標に向かってできるよ

うにしていくということを通常からの心がけをもって進めていきたいと思っておりますので、そ

の辺は各所管にも伝えていって、ぜひ計画だけではないようにしていきたいと思います。

【小野メンバー】 予算の件ね、いくらでもいいんですよ。1万円でもいいんですよ。予算とし

てつけていただく。それってすごく大事なことなんですよ。おたくは補助金をつけるのは得意じ

ゃないですか。つけられないから今困っているだけであって、別に多額な費用じゃなくてもいい

わけですよ。ぜひこれでね、コピーをしてくださいとか、これでぜひ頑張ってほしいというね、

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何かそういう気持ちが大事なんですよ。区長も、自分はやりたいと言ったわけじゃないんですけ

ど、まあちょっと自分でやるという意思はしましたのでね、2年間はやりたいなと思ってはいる

んですけど、やっぱり行政のいろんな役職の方とお会いしても、そういうのはあまり感じないわ

けですよ。そういう中で、全体的な予算が100万円だか1,000万円だか知らないけど、取れたら、

やっぱり隅々までね、予算を通していく。それはあなた方が得意な分野じゃないですか。そうい

う原資があることで、やっぱり活動範囲が広がってくるんだと思うんですよ。そこに、今、小坪

区会の考え方だと、利益を上げる集団になっていきたいなと考えているわけですよ。行政からも

らっているわけじゃなくて、小坪区会でどうにかしてね、少ない予算で少しでも貯蓄ができるよ

うなシステムにしていこうかなというのは考えてはいるところです。

【須藤座長】 また今の御意見いただきながら、行政としても…。

【小野メンバー】 ちゃんとやらなきゃだめですよ。ちゃんと。心の中で言っただけじゃ、だめ

ですよ。上に上げなくちゃ。

【須藤座長】 小野さんの言われる今の補助金というのを、考えてないわけじゃなくて、構想の

中にはあります。それが今、打ち出せるかというと、正確に金額だとか、仕組みづくりというの

は決まってないので、公には話はできませんけれども、そういうところも考えながら進めている

というのはございます。

【小野メンバー】 ただね、もう一つ言わせてもらえば、防災予算費、あれもね、補助金を出す

のはいいんだけど、その後の始末は逗子市で何もノータッチなんですよ。必要なものは補助金が

おりるからって買うんですけど、それが積もり積もって、いらなくなってくるわけですよ。無駄

なんですよね。一度聞いたんですけど、逗子市で防災倉庫は、相当の数を持ってるんですよね。

百幾つか持っている中で、使えないものがたくさん出てくるわけですよ。やっぱり補助金を出す

ほうのシステムがあるなら、最後まで管理しなくちゃいけないと思ってるんですよ。

【須藤座長】 その辺も整理をするようにいたします。ありがとうございます。

【中野メンバー】 私は障がい児者の団体の者として、今までの活動はとにかくみんなの声を集

めて行政に持っていくためということで、市の中で福祉のことだけに目を向けてやってきたんで

すけれど、きのうも防災のことに関して社協の方と話し合いをしたりして、今考えているのは、

まとまった団体であることはとても大事だけれど、今回、各地区の住民自治協議会であるとか、

このお互いさまサポーターチームの中に、会員を送り出さなければいけないかな。そうして障が

いのある団体と地域とがつながっていくことを考えなければいけないかなと、きのうから感じた

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んですけれどもね。さて、そこまでできるだろうか、それするにはどうしたらいいか、皆さんの

お力を借りないと、なかなかできないと思いますけれども、頑張っていきたいと思いますので、

よろしくお願いいたします。

【北川メンバー】 防災に関してだけ言うと、かなり具体的な講座や講演会なども決まっていら

っしゃっているので、最大限参加させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

【須藤座長】 先ほどの議題の(1)を含めて、総合的に何か御質問、御意見ございますでしょ

うか。

【新明メンバー】 ちょっと1点。先ほどの説明の中で、一番気になっていることが1点あるん

ですね。例えば一例で言えば、新規サポーターチームの組織化の中で、例えば福祉プランだとか、

避難行動要支援者支援計画、これをまず説明に伺うだとか、いろいろ初期の段階があるわけです

よね。これがどうも前回、たまたまある地域のこういう活動づくりの会合を拝見させていただい

たんですが、市の顔が全然見えないんですね。この計画は地域福祉計画と地域福祉活動計画と言

っているにもかかわらず、何かそんな感じがするんです。ですから、住民の人たちからも、やは

りもう少し市が見えるようなかかわり方をしていただきたいなというのが前回出たときにはすご

く感じました。何か実践部隊が全部社協に任せてますよだけではなくて、何かそんな感じがしま

した。

【須藤座長】 昨年も全体サポーター集会の際には行政のほうも行って、防災課と社会福祉課か

ら色々なお話はさせていただきました。ただ、防災課のほうはわかりませんけれども、こちらの

福祉のほうとしては、今年度まだ地域のほうに行ったという実績がございませんので、その辺は

また社協さんとお話ししながらすすめていきたいと思います。

【新明メンバー】 だから行政内部でうまく連携をとってね、やっていただきたいなというふう

に感じました。

【須藤座長】 社協さんだけではなくて、やはり行政のほうも地域に出て、顔の見える関係にな

っていきたいと思いますので、その辺はまた社協さんと調整しながら実施していきたいと思いま

す。

ありがとうございました。それではすみません、先ほどの議題(1)、大分前の時間のことに

なって大変申しわけないんですけれども、総合的に何か御意見、御質問等ございますでしょうか。

【野地メンバー】 いいですか、すみません。今回も障がい、高齢、子どもという関係で、計画

の概要を教えていただいて、まさに地域が焦点だなというふうに私は本当に思いました。そうい

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う面では、まちづくりトークの際に最後に私、発言させていただいたんですけれども、行政の中、

庁内の連携というのが非常に大事じゃないかなと思います。小野さんのおっしゃっている財源の

部分で言えば、国がお金を使って地域の中に横わたりに使っていこうということですので、そう

いう面では庁内の連携というのが少し何かの形で見えるようにするというのは大事じゃないかな

と思います。それが見えるようにするためには、住民自治協議会という地域の中で主体的に住民

が担うべきところ、行政がやるべきところ、社協がやるべきところは何かということを整理する

必要があると思います。

ただ、先ほどどなたかおっしゃったように、すごく沢山やらなければいけないという印象を受

けるので、地域の中で自分たちの暮らしを見る目を大事にするということが原点なんだというこ

とを言っていかないと、住民が負担感だけ感じてしまうおそれがあると思いますし、やっぱりや

っていくには、楽しさだとかやりがいみたいなものが見えなければいけない部分もあると思いま

す。また、これ、社協側、行政側は自己評価できると思うんですけども、住民側の自己点検、評

価はできにくいですね。それがステップアップの中でできていくといいなと思います。地域の人

たちも自分たちの活動を評価し、足りないところというのを自己点検して、他者で見てもらう、

あるいは交流する中で高まってくる場がこの中に入っていく。つまり、この中に盛り込んだもの

以外にたくさん出るような仕掛けが、今後出てくるといいなと思います。

【小野メンバー】 いやいや、それは大事だと思いますよ。行政が考えただけじゃね、やっぱり

地域が違うんでね、特殊性が出るんですよ。それはだから、あなた方がどれだけ話し合いができ

るかにかかっていると思うんですよ。そういう面では、だから何ですかね、計画段階から市民の

声を常に入れなさいということで、住民自治協議会に7人の侍ですか、いらっしゃいますよね。

7人の侍というのはね、自決、最後は死ぬんですよ。それだけの覚悟でもってやっているかとい

うね、そういう言葉を、あまり市長にも使ってもらいたくないんですよ。それだけの覚悟をもっ

てやるのかということですよね。何か2回ぐらい聞いてるんだけど、ちょっとそれはね、行き過

ぎじゃないですか。

【須藤座長】 今、野地さん言われるように、横の連携と、今小野さんが言われた住民自治協議

会に出たときに、各部のセクションの職員が必ず地域でいるようにしています。そこで共通課題

だとかを受けて、また市のほうにフィードバックして、それらの情報をみんなで共有しようとし

ています。また部長会の中でも、情報共有を図ったりしているので、そういう面では今、出始め

ですけれども、またもっと濃い組織の連携というのも、当然必要かなというふうに思っています。

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【小野メンバー】 縦割り行政の中に横軸を入れるんですよ、あなた。そこはもう徹底してやら

なかったら、横軸なんか入れませんよ。どうもそのための、7人だということはよく理解するん

だけど、そこはやっぱり本腰を入れないと、横串なんか入らない。全部縦割り行政になってるん

だもの。そのほうがやりやすいですからね。あなたが今度部長になるの。

【須藤座長】 そうです。

【小野メンバー】 1年間。

【須藤座長】 1年間か、半年か。

【小野メンバー】 こんなね、ころころころころ変わられたらさ、我々は情熱をもってね、1年

間その方とお話し合いするんですよ。

【須藤座長】 ですから、地域自治の職員というのは、なるべく変わらないように…。

【小野メンバー】 言ってあげてくださいよ。

【須藤座長】 変わらないように、ということは考えながら進めております。

【小野メンバー】 担当が変われば、また意思も変わるし、職員のモチベーションも全部違うん

でね。

【須藤座長】 今言われたようにですね、各地域に出ているトップの職員も今年の4月の人事異

動で、それほど変わったようには見受けられなかったし、そういうような方向性で進んでいるか

と思います。ただ、もっとそれが見えるようにしていかなければいけないなというふうに思って

います。

大変申しわけありません。時間も限られたところでございまして、全体で何かございますでし

ょうか。

【小野メンバー】 これだけ資料をもらってね、何か言えといったって、すぐはね、とても言え

ませんよ。これ、持ち帰って、もう一回見直すんですけど、この次の会議って、いつやっていた

だけるんですか。

【須藤座長】 次回は11月を予定しています。

【小野メンバー】 そんな離れちゃうんですか。もったいないですよね。

【須藤座長】 昨年は、計画策定の年でしたので6回開催させていただきましたが、本年度は新

計画の進行管理が主な議題となりますので、3回ほどを予定してございます。全体的によろしい

でございますか。

【小野メンバー】 我々としてやれることって、その中で与えられることしかないんだよね。3

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回しか、直接会って意見を聞ける機会がないというのは、やっぱり。市役所って、一回決めると

それしかやらないんだけど、もう少し柔軟性をもって、こういう件に関してはね、いつでも引き

受けますよと。担当者を常に、前に出しておけば、話し合いだって通るんだけど、これ、全体会

議というのは全体会議であって、集められて、これだけの資料もらってさ、私、どうしようかな

って考えたんですけど、このはけ口を誰に言えばいいんだというね。

【須藤座長】 社会福祉課が今、総体的にこの福祉プラン、担ってございますので、また何かご

ざいましたら御意見いただきたいと思います。

よろしいでございますか。議題(3)、その他。報告、何かございますか。

【事務局】 先ほど部長のほうからお話しいただきましたが、次回の会議は、11月ごろを予定し

ているということで、また日程につきましては事前に皆様方のほうに連絡させていただいて、調

整をさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

【須藤座長】 ありがとうございました。では、以上をもちまして平成27年度第1回逗子市福祉

プラン及び逗子市地域福祉計画・逗子市地域福祉活動計画懇話会を閉会いたします。どうも長時

間にわたり、ありがとうございました。