資産運用報告 -...

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資産運用報告 2018年1月1日 至 2018年12月31日 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿四丁目1番18号 恵比寿ネオナート http://www.jhrth.co.jp/

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資産運用報告 自 2018年1月1日 至 2018年12月31日

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿四丁目1番18号 恵比寿ネオナート http://www.jhrth.co.jp/

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■保 有 物 件

九州の玄関口、福岡。

古くは大陸との交流拠点として発展。空港から街への好アクセスとグルメが魅力のエリア。

FUKUOKA博多中洲ワシントンホテルプラザ福岡県福岡市

東横イン博多口駅前本館・シングル館福岡県福岡市

オリエンタルホテル福岡 博多ステーション(2019年4月9日リブランドオープン予定)福岡県福岡市

ホテルアセント福岡福岡県福岡市

ザ・ビー 博多福岡県福岡市

福岡空港の就航状況

福岡

台北

武漢

ハノイ

バンコクホーチミン

大邱ソウル釡山

大連北京ヘルシンキ(夏期のみ運航)

青島

上海

香港マカオ 高雄

マニラ

シンガポール

グアム

ホノルル

(出所)福岡国際空港株式会社ホームページ

外観イメージ

A R E A F O C U S

1A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 1

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OSAKA大阪万博開催決定で盛り上がる、大阪。

インバウンドに人気の高い日本を代表する観光エリア。

■保 有 物 件

なんばオリエンタルホテル大阪府大阪市

ホテル京阪ユニバーサル・シティ大阪府大阪市

ホリデイ・イン大阪難波大阪府大阪市

ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋大阪府大阪市

(2019年2月取得)

関西国際空港の就航状況

関西国際空港(KIX)青島

天津

成都

蘭州

西安

重慶

台北高雄香港

長春

ソウル

上海武

鄭州

大邱

釡山

(出所)新関西国際空港株式会社ホームページ

A R E A F O C U S

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T2 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 3

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■保 有 物 件

インターナショナルガーデンホテル成田千葉県成田市

ヒルトン成田千葉県成田市

成田空港の就航状況

成田空港

香港

北京 ソウル

シンガポール

ドバイ

ニューヨークパリ ミュンヘン

フランクフルトロンドン

上海東京

成田空港国内就航都市数

22都市(2019年2月19日時点)

(出所)成田国際空港株式会社ホームページ

NARITA日本の玄関口、成田。

世界のゲートウェイシティと日本を結ぶ最大の玄関口。

A R E A F O C U S

5A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T4 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T

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 投資主の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 平素は、ジャパン・ホテル・リート投資法人及びその資産運用会社であるジャパン・ホテル・リート・アド

バイザーズ株式会社に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本投資法人は、この度、第19期(2018年1月1日~2018年12月31日)が終了いたしましたので、当期の

運用状況と決算の内容につきましてご報告申し上げます。

 当期は、台風、地震等の自然災害が例年になく多く、大阪や札幌等一部の地域で自然災害による宿泊

需要への影響が見られましたが、安定した日本人のレジャー需要と訪日外国人(インバウンド)の増加ト

レンドは底堅く継続しています。本投資法人のポートフォリオにおきましては、一部のホテルにおいて自

然災害や新規供給の影響により業績の鈍化が見られましたが、多くのホテルは宿泊部門を中心に業績

が堅調であり、費用削減等の効果もあり、本投資法人の受領する変動賃料等は増加しました。

 当期は、東京の宿泊特化型ホテル3軒(R&Bホテル東日本橋、ザ・ビー 赤坂見附及びザ・ビー お茶の

水)の売却を行い、資産の入替えによるポートフォリオの質の向上を図りました。また、当期決算後の

2019年1月に公募増資による資金調達を実施し、「ヒルトン東京お台場」と「ホテルオリエンタルエクスプ

レス大阪心斎橋」の取得を決定しています。両ホテル(取得予定金額合計65,138百万円)の取得が完了

しますと、本投資法人の資産規模は3,745億円(取得価格合計)となる見込みです。

 当期の業績は、賃料増加や費用削減等に加え、物件売却益を計上したことにより、営業収益28,253

百万円、経常利益16,211百万円、当期純利益16,210百万円となりました。また、1口当たりの分配金は

3,890円(前期比+5.6%)とさせていただきました。

 本投資法人は、サステナビリティの観点から、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取組みにも力を

入れています。当 期は、ホテル特 化 型J-REITとして初めてGRESBによる評 価を受け、最 高 位の

「Green Star」の評価を取得しました。

 日本の観光産業の成長とホテル市場の拡大が続く中、本投資法人とその資産運用会社であるジャ

パン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社は、本投資法人の更なる成長と魅力の向上に全力で取り

組んでまいります。

 投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

投 資 主 の 皆 様 へ

00 AREA FOCUS/FUKUOKA

02 AREA FOCUS/OSAKA

04 AREA FOCUS/NARITA

06 投資主の皆様へ

08 2019年新規取得(予定)物件

10 特別企画

16 今期のTOPICS

⒈ 分配金

⒉ 外部成長戦略

⒊ 内部成長戦略

⒋ 財務戦略

⒌ サステナビリティ

24 ポートフォリオマップ

26 Financial Section

Ⅰ .資産運用報告

Ⅱ .貸借対照表

Ⅲ .損益計算書

Ⅳ .投資主資本等変動計算書

Ⅴ .注記表

Ⅵ .金銭の分配に係る計算書

Ⅶ .監査報告書

Ⅷ .キャッシュ・フロー計算書(参考情報)

82 投資法人の仕組み

83 資産運用会社(JHRA)の概要

84 投資主インフォメーションジャパン・ホテル・リート投資法人

執行役員 増田 要

ジャパン・ホテル・リート・ アドバイザーズ株式会社

代表取締役社長 古川 尚志

19th

INTRODUCTIONTABLE OF

CONTENTS

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T6 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 7

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物件特長■ 東京のウォーターフロントに位置し、美しいパノラマ・オーシャンビューを一望できる希少性の高い4つ星のフルサービスホテル

■ 各種レストラン、宴会場、結婚式場、フィットネスセンター等、レジャー・ビジネス両面での需要の取込みが可能な付帯設備を有する

■ 宿泊者のインバウンド比率が半数を超えており、特に米国や英国といった欧米系の比率が相対的に高い

所在地 東京都港区台場1-9-1

取得予定日 2019年4月8日

取得予定価格 62,400百万円

鑑定評価額 65,800百万円

業態/グレード フルサービスホテル/アッパーミドル

総客室数 453室

所在地 大阪府大阪市中央区南船場3-2-13

取得日 2019年2月1日

取得価格 2,738百万円

鑑定評価額 3,050百万円

業態/グレード リミテッドサービスホテル/ミッドプライス

総客室数 124室

357357

首都高速湾岸線

首都高速11号線

首都高速10号線

首都

高速

1号羽

田線

りんかい線

ゆりかもめ

東雲駅

青海駅台場駅

有明駅

国際展示場駅

国際展示場正門駅

船の科学館駅

芝浦ふ頭駅

東京テレポート駅

テレコムセンター駅

有明テニスの森駅

お台場海浜公園駅

ヒルトン東京お台場ヒルトン東京お台場

水上バス発着所

水上バス発着所

水上バス発着所

レインボーブリッジ

アクアシティお台場

フジテレビ本社ビル

東京都水の科学館

TFTビル

東京港フェリーターミナル

ダイバーシティ東京ヴィーナスフォート

パレットタウンMEGA WEB

夢の大橋

有明コロシアム

豊洲市場

船の科学館日本科学未来館

テレコムセンタービル

東京国際クルーズターミナル

お台場海浜公園

台場公園

有明アリーナ(バレーボール)

有明体操競技場(体操)

有明テニスの森(テニス)

東京ビッグサイト

(国際放送センター、メインプレスセンター)

お台場海浜公園

(水泳、トライアスロン)

潮風公園(ビーチバレーボール) 青海

アーバンスポーツ会場(バスケットボール、スポーツクライミング)

ヒ ルトン 東 京 お 台 場

2 0 1 9 年 新 規 取 得( 予 定 )物 件 ホ テ ル オリ エ ン タ ルエ ク ス プ レ ス 大 阪 心 斎 橋

物件特長■2018年4月に開業した全室2名以上での宿泊が可能なスタイ

リッシュなデザインの宿泊特化型ホテル

■関西有数の観光地である大阪ミナミエリアに立地し、関西の主要な観光施設やターミナル駅へのアクセスが良好

■無料Wi-Fi、コインランドリー、宿泊者限定のカフェスペース等、宿泊者の多様なニーズに対応できる設備を有する

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 9A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 9A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T8

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大里 まずは福岡のホテルマーケットの状況について教えていただけますか。

松浦 これまでビジネス需要が強い地域だったのですが、近年は九州

の玄関口ということもあり、福岡を拠点に近隣の観光地を巡るレジャー需要が旺盛となっています。当ホテルをご利用いただくお客様の中には大きなキャリーバッグを抱えた旅行者の方が多くいらっしゃり、特に外国の方が増えていると実感しています。統計

を見ても、福岡県はインバウンドといわれる訪日外国人の宿泊者数が2014年から2018年にかけて2.4倍ほどとなっています。また、福岡の繁華街といえば、まず天神や中洲が挙げられると思いますが、博多駅周辺エリアは交通が便利なことからホテルの宿泊需要が大きく盛り上がっています。福岡はレジャー、インバウンド需要に牽引された日本有数の成長マーケットであるといえます。

大里 博多に行くと活気があって、すごいなという感じがありますね。海外のお客様は何を楽しみにいらっしゃるのですか。

特 別 企 画

松浦 啓(まつうら さとる) 西脇 康博(にしわき やすひろ) 大里 希世(おおさと きよ)

オリエンタルホテル福岡 博多ステーション総支配人

ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社運用本部公募リート部 副部長

今回、経済キャスターとして多方面でご活躍中の大里希世さんをお招きして、本投資法人の資産運用会社の西脇康博公募リート部副部長と本投資法人が保有し、2019年春リブランドオープン予定のオリエンタルホテル福岡博多ステーションの総支配人を務める松浦啓氏のお二人に、「福岡、博多」のホテルマーケットの最新動向、リブランド後のホテルの魅力について語ってもらいました。

経済キャスター

松浦 博多というのは食の魅力に長けた街ですが、魅力的な伝統文化もあります。お客様の消費が

「モノ」から「コト」の体験型に移っており、「食べる」ことも体験の一つなのですが、ショッピングだけではなく、伝統的な祭りに参加したり、陶芸体験などをするお客様が増えているように思います。当ホテルでもお客様にお泊まりいただくだけでなく、ホテル内で様々な体験をしていただけるようなアクティビティをご用意する予定です。例えば、福岡県には八女という有名なお茶の産地があるのですが、八女のお茶を使った抹茶体験を提供し、飲むだけでなく作

法も体験していただく企画を考えています。また、福岡で約350年の歴史を持つ「小石原焼」の陶芸体験も提供します。こうした体験を通じ、

「またこのホテルに泊まってみたい」と思っていただけるサービスを提供してまいります。

大里 ホテルも海外のお客様が増えたのでしょうか。松浦 2016年4月にホテルの運営を引き継いだ時には、

予約ルートが国内のオンライン旅行代理店に集中していたこともあり、日本人のビジネス客が大きなシェアを占めておりました。そこで、レジャー、海外からのお客様に予約していただきやすいように、主要な海外のオンライン旅行

特別企画

オリエンタルホテル福岡 博多ステーション のリブランドオープンに込めた想い

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T10 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 11

福岡のホテルマーケットの状況

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特 別 企 画

代理店とも契約を締結したことで多くの予約ルートから宿泊予約ができるようになり、 その効果として海外のお客様の割合は2割から6割に大きく増加しました。レジャー目的の旅行者の方は一部屋に複数人お泊まりいただけることが多いのでホテルの宿泊売上の増加につながりました。

大里 今回、「ホテルセントラーザ博多」を改装されたということですが、改装に至った経緯を教えてください。

西脇 お客様の属性が「レジャー、インバウン

ド」にシフトしてきており、そうしたお客様のニーズに合わせた客室構成に変更し、フィット

ネスジムや宿泊者向けのガーデンエリア、ランドリーを設置することで、より快適なホテルになると考えました。築年数が30年を超えていることから、様々な設備機器を更新する必要もあって大規模なリニューアル工事を決断しました。全館閉館し6か月にわたる工事期間となるため、いつもご利用いただいているお客様にはご不便をお掛けしてしまうことになりますが、ワンランク上のより魅力的なホテルにできる自信がありました。

大里 改装に併せてホテルの名称を変更されたのですね。

西脇 ホテルが生まれ変わったことをお客様に知っていただくため、今回の改装を機に「オリエンタルホテル福岡 博多ステーション」と名称を変更します。当ホテルの立地や利便性をより明確にするため、ホテル名に「ステーション」をつけました。

大里 博多駅と福岡空港は距離も近く、他の地方都市と比べても利便性が良いですね。

松浦 利便性の高い博多駅エリアにおいても当ホテルは抜群の利便性を誇っています。地下鉄博多駅の改札からダイレクトに当ホテルの地下階へアクセスすることができます。また、新幹線や在来線とのアクセスも非常に良く、福岡空港駅までの所要時間は5分ですし、JR博多駅からも徒歩1分の立地となっています。

大里 リニューアル工事のために6か月間全館閉館されるというお話でしたが、ホテルを閉館することは大きな決断だったと思いますが。

西脇 JHRがリニューアル工事で実施していることは、工事は入札を行うことで工事金額を抑制するだけでなく、工期を最短にしてホテルの機会損失が最少となるよう、エンジニアチームと協働

して工事発注を行っています。今回、工期を2期に分けて、ホテルの営業を継続しながら改装する方法も検討しましたが、6か月間全館閉館してリニューアル工事を行う方法がベストと判断いたしました。ホテル運営面では運営会社のホテルマネージメントジャパン(以下HMJ) グループ全体でスタッフの人材交流を行いました。

松浦 当ホテルが所属するHMJグループのホテルは全国にあります。約6か月の工事期間中、スタッフの中には、グループの他ホテルにサポートで参加し、働いている者もいます。このような人材交流ができることがHMJの大きな強みでありますが、マリオットやヒルトンなど様々なブランドを運営するHMJグループのホテルで業務にあたることにより、新たな気付きや学びがあり、とても良い刺激を受けているようです。リニューアルオープン後、当ホテルで成長したスタッフの姿を見ることがとても楽しみです。

大里 オリエンタルホテル福岡 博多ステーションのセールスポイントはどういうところになるのですか。

松浦 抜群のアクセスの良さに加えて、レジャー

のお客様にとって複数名でご利用いただける客室構成にしたことや充実した滞在を楽しんでいただけるよう24時間利用可能なフィットネスジムや宿泊者向けのガーデンエリア等を備えたホテルであるところです。

大里 ホテルのホームページを見せていただいたのですが、すごくスタイリッシュで機能性も高そうですね。今回

の改装でお客様にどのような付加価値が提供されるようになるのでしょうか。工夫された点も併せて教えてください。

西脇 ホテル業界では、「3B」(Bath、Bed、Breakfast)がキーワードとして重視されます。JHRは、今回このホテルの改装においても、この「3B」の付加価値を大切にしています。まず「Bath」は、全室を対象に洗面をユニットバスの外に配置することにより、洗面台を明るく広いものにして使い勝手の良い快適な洗面環境を実現しています。また、ユニットバス内はシャワーカーテンではなくガラスパネルを採用していることも快適な浴室環境につながっています。2点目の

「Bed」は、多くの外資系ホテルが取り入れている質の高いベッドを採用し、快適な睡眠環境を

セールスポイントリニューアル

の経緯と狙い

客室イメージ

フロントロビーイメージ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T12 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 13

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特 別 企 画

1999年森トラスト入社。営業部門を経て、発注部門でオフィス、ホテルをはじめとした様々な施設の新築、改修工事やビルメンテナンス契約等コストの削減につながる発注業務に携わる。仙台の外資系ホテルの開業準備室でホテルオープンに携わった後、グループホテルのアセットマネジメント業務を行うとともに、複数の外資系ホテルの新規開業、リブランドに携わる。2015年5月ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ 運用本部アセットマネジメント部(現公募リート部)にシニアアセットマネージャーとして入社。複数のホテルの運用、取得に携わる。現運用本部公募リート部副部長。

南海サウスタワーホテル大阪よりホテルでのキャリアをスタートさせ、ロイヤルパークホテルで営業経験を積んだ後、2006年より約10年にわたり神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて要職を歴任、同ホテルの宿泊部門ではブランド戦略とポジショニング戦略に携わる。なんばオリエンタルホテル副総支配人を経て同ホテル総支配人就任後、ホテルビスタグランデ大阪総支配人を兼務。同ホテルのホリデイ・インへのリブランドプロジェクトを担い、ホリデイ・イン大阪難波(前ホテルビスタグランデ大阪)総支配人となる。2018年10月にオリエンタルホテル福岡 博多ステーション(2019年4月リブランドオープン予定)総支配人に就任。

計者、施工者の間で定期的にミーティングを行い、改装仕様を決めてまいりました。そうした意味でJHRとホテルのノウハウを結集した改装であると考えます。

大里 ノウハウを大切にされているのですね。西脇 日々オペレーションをしているホテルスタッフ

の意見を尊重していますし、それが合理的で良いものであれば積極的に取り入れています。

大里 JHRはサステナビリティへの向上にも取り組まれていますが、今回の改装において特に配慮されたポイントはありますか。

西脇 築30年以上のホテルですので、空調設備をはじめとして主要設備を更新していますが、この設備更新にあたっては、省エネや環境への配慮を特に意識しました。例えば、空調システムは、セントラル空調から個別空調に変更しました。これにより、必要なエリアの空調機器のみを運転させることができ、省エネを図ることができます。一方でお客様はそれぞれ体感温度も異なり、お泊まりいただくお客様が自由に温度設定できる空調システムはホテルの快適性向上にもつながります。また、照明器具は全てLEDに変更しました。この他にも当ホテルの改装においては、様々な省エネ施策を施しており、水道光熱費の削減がホテルの収益の向上にもつながります。こうした取組みは、ホテルの収益性を向上させるJHRのアクティブ・アセットマネジメント施策の一つです。

大里 今回の博多だけではなく、これからも御社のノウハウを活かして ホ テ ル の 改 装 を行っていくことになるのでしょうか。

西脇 これだけの規模の改装というのはJHRにとっては初めての試みでありますが、これまでのノウハウを活かした改装ができたと考えています。これを成功事例として他のホテルの改装にも展開していきたいと考えています。収益性を高めつつ、時代に即し、お客様の多様なニーズを取り込んでいけるような運用を行ってまいりますのでご期待ください。

西脇 JHRでは、ホテル収益の向上を目指して「戦略的投資」を継続的に行っており、改装においては常に収益の向上を意識した投資を行っています。今回もサービスに利用できる有効面積を増やしたり、一つのエリアを多様な使い方ができるような効率性を重視した改装を行っています。例えば、複数のフロアにあったホテルスタッフの事務所を一箇所に集約させることで、事務所の総面積を10%以上削減し、削減できた事務所エリアと一部の会議室を客室に変更することで、客室を27室増加させています。また、先ほどもお話しましたが、お客様の属性が「レジャー、インバウンド」にシフトしてきていることに伴い、滞在日数も長期化しています。そうしたお客様に快適にお過ごしいただけるようランドリーやフィットネスジム、宿泊者向けのガーデンラウンジといった付帯施設をご用意しています。

大里 様々な工夫が見られる改装ですが、こうしたアイデアはどのように生まれたのでしょうか。

西脇 JHRのアセットマネージャーは、日々担当するホテルスタッフと議論を交わし、ホテルオペレーションの効率化や収益の向上へ向けた努力をともにしています。また、多くのホテルを運用しているため各ホテルでの成功事例を共有できるのも強みです。今回もJHR、ホテル、設

今後の抱負

松浦 啓 まつうら さとる

整えています。最後の「Breakfast」については、当ホテルならではのクオリティーの高い朝食を提供します。地元糸島の農園と提携している事業者に地元の養鶏場や牧場、パン屋、珈琲店等とつながりのある企画会社を紹介し、連携してもらうことで、このホテル独自の地産地消のメニューのラインナップを提供します。今回の改装によって、当ホテルはアクセスの良さに加えて、より快適で付加価値の高い滞在環境をお客様に提供することができるようになります。お客様に当ホテルのファンになっていただき、繰り返しご利用いただけるホテルとなることを期待しています。

大里 お客様が客室だけでなくホテル内を快適に過ごせるように工夫がされているということですね。その他、JHRのノウハウが活かされた部分はあるのでしょうか。

西脇 康博 にしわき やすひろ

JHRのアクティブ・アセットマネジメント

大里 総支配人からもメッセージをお願いします。松浦 4月9日のリニューアルオープンに向けて、工事

も開業準備も佳境を迎えています。関係者一同、皆様のご期待に応えられるよう開業に向けて取り組んでおりますので、博多にお立ち寄りの際には、是非ご利用いただければと思います。お越しいただけるのを楽しみにしています。

大里 西脇副部長と松浦総支配人にお話を伺いました。どうもありがとうございました。

大里 希世 おおさと きよ

総合商社、外資系証券会社勤務を経て、経済レポーター・キャスターに。テレビ東京、日経CNBCのマーケット番組で東証からの市況レポーターやキャスターを担当。リーマンショック時、東証からのレポートを行う。マーケットにおける大きな節目を目の当たりにしたことでさらに経済・市場に対する興味が強まる。現在は、ビジネス・ブレーク・スルー「大前研一ライブ」(キャスター)、「みずほマンスリーVIEW」

(みずほ証券動画ナビゲーター)、ラジオ日経「ザ・マネー」(水曜・金曜アシスタント)に出演中。企業トップIRインタビューの他、個人投資家向けセミナー等の進行も担当。早稲田大学大学院公共経営研究科卒業。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T14 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 15

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第19期確定分配金3,890円

0

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

第19期(2018年12月期)

第18期(2017年12月期)

第17期(2016年12月期)

第16期(2015年12月期)

(円)

+38.1%

+15.0%

+7.7%

第20期(予想)(2019年12月期)

+5.6%

第15期(2014年12月期)

2,975

3,420

3,683

3,890

2,155

3,686

-5.2%

各戦略の実行により、分配金の着実な成長を実現しています。

更 な る 分 配 金 の 上 昇 を 志 向

1 分 配 金 Dividend

HMJのプラットフォームを活用した物件取得を行うとともに、戦略的な資産入替えによりポートフォリオの質を向上外部成長戦略

アクティブ・アセットマネジメント戦略の実行によるホテル収益向上とコストコントロールの両面で内部成長を促進内部成長戦略

当面総資産LTVの上限を50%以下とする保守的な財務方針を維持財務戦略

分配金 第19期の1口当たり分配金は物件売却益もあり、3,890円と前期比5.6%増加

サステナビリティ ホテル特化型J-REITとして初めてGRESBリアルエステイト評価において最高位の「Green Star」を取得

今 期 の T O P I C S

1

2

3

4

5

本 冊 子 に お け る 対 象 グ ル ー プ ホ テ ル の ご 説 明

■「HMJ」とは、株式会社ホテルマネージメントジャパンの略称です。(以下同じです。)■「HMJ5ホテル」とは、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル 東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリ

エンタルホテル広島をいいます。■「HMJ12ホテル」とは、HMJ5ホテルにオキナワ マリオット リゾート & スパ、アクティブインターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホ

テル広島、ホテルセントラーザ博多、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田、ホテル日航奈良を加えた12ホテルをいいます。

■「アコー6ホテル」とは、イビス東京新宿、イビス スタイルズ 京都ステーション、イビス スタイルズ 札幌、メルキュールホテル札幌、メルキュールホテル沖縄那覇、メルキュールホテル横須賀の6ホテルをいいます。

■「主要変動賃料等導入21ホテル」とは、HMJ5ホテルにオキナワ マリオット リゾート & スパ、アクティブインターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田、ホテル日航奈良、アコー6ホテル、ザ・ビー 池袋、ザ・ビー 八王子、ザ・ビー 博多、ザ・ビー 水道橋を加えた21ホテルをいいます。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 17A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 17A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T16

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0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

第18期(2017年12月期)

第17期(2016年12月期)

第16期(2015年12月期)

第15期(2014年12月期)

第14期(2013年12月期)

第13期(2012年12月期)

合併効力発生時(2012年4月期)

3630282828 4441

+7.0%+21.4%

+30.2%

+9.1%

+27.1%

+11.4%

(百万円)

保 有物 件 数

第20期(予想)(2019年12月期)

第19期(2018年12月期)

4341

122,285 130,883

158,902173,429

225,723

286,801

319,474

374,508

309,370

-3.2%

+21.1%

基 本 方 針

■ 戦 略 的 な 資 産 入 替 え に よ る ポ ー ト フ ォ リ オ の 質 の 向 上

■ 資 産 規 模 の 推 移

■ ポ ー ト フ ォ リ オ の 質 の 向 上

合併以来7年弱の間に、合計24物件、総額2,100億円(取得価格ベース)となる新規物件を取得し、ポートフォリオの質を向上させつつ資産規模を拡大しています。当期決算後の2019年1月に、「ヒルトン東京お台場」と「ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋」の取得を決定し、両物件

(取得予定金額合計651億円)の取得完了後には、本投資法人の資産規模は3,745億円(取得価格合計)となる見込みです。

エリア別投資比率(賃料ベース)(注2)

取得予定日:2019年4月8日取得予定価格:62,400百万円

取得日:2019年2月1日取得価格:2,738百万円

ブランド別投資比率(取得価格ベース)

グレード別投資比率(取得価格ベース) タイプ別投資比率(取得価格ベース)

インターナショナル・ブランド比率: 55%

■ オリエンタルホテル 14%■ ホテル日航 8%

■ ホリデイ・イン(IHG) 7%■ シェラトン 5%■ マリオット 4%■ ヒルトン 31%■ メルキュール/イビス(アコー) 8%

■ ザ・ビー 3%■ドーミーイン等(共立メンテナンス) 4%■ その他 15%

インターナショナル・ブランド

■ 東京 20.3%■ 関東(東京を除く) 20.6%■ 大阪 12.3%■ 関西(大阪を除く) 8.8%■ 沖縄 14.6%■ 九州(沖縄を除く) 6.4%■ 中国 6.8%■ 中部 4.8%■ 北海道 5.3%

■ ラグジュアリー 21%■ アッパーミドル 31%■ミッドプライス 44%■ エコノミー 5%

■リミテッドサービス 33%■ フルサービス 47%■リゾート 21%

ヒルトン東京お台場ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋

(注1)各グラフの数値はホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋(2019年2月取得)、ヒルトン東京お台場(2019年4月取得予定)を含んでいます。(注2)2019年12月期の収益予想上の年換算賃料を用いています。

資産入替え

● R&Bホテル東日本橋

● ザ・ビー 赤坂見附

● ザ・ビー お茶の水

外 部 成 長 戦 略 External Growth Strategy22018年8月譲渡

■「国内レジャー客」及び「訪日外国人レジャー客」の需要の取込みが中長期的に期待できる地域において高い競争力を 持つホテル用不動産等の取得

■ポートフォリオ全体の収益力、安定性、質の向上

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T18 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 19

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固定賃料 固定賃料+売上歩合 固定賃料+変動賃料 変動賃料 運営委託

ザ・ビーチタワー沖縄他10物件

ヒルトン東京ベイ他5物件

神戸メリケンパークオリエンタルホテル他17物件

ヒルトン名古屋他2物件

メルキュールホテル沖縄那覇他4物件

■アクティブ・アセットマネジメント戦略の着実な実行による「安定性」と「アップサイド・ポテンシャル」の両立

基 本 方 針

安定した日本人のレジャー需要とインバウンドの増加トレンドが底堅く継続する中、物件の収益力と資産価値の向上を能動的に図るアクティブ・アセットマネジメント戦略の実行により、ホテル収益が増加し、本投資法人が受領する変動賃料等も増加しています。2018年8月に東京の宿泊特化型ホテル3軒の売却を行い、資産入替えによりポートフォリオの質の向上を図っています。安定性 アップサイド

■ 主要変動賃料等導入21ホテル合計の業績推移 ■ 主要変動賃料等導入21ホテル合計のGOP(注1)推移

(注1)GOPとは、売上高営業粗利益をいいます。(注2)ADRとは、平均客室販売単価をいいます。(注3)RevPARとは、販売可能客室数当たり宿泊部門売上をいいます。

ホテル及び本投資法人の両サイドにおいて収益拡大及びコストコントロールの両面での様々な取組みを行っています。アクティブ・アセットマネジメント戦略を実践し、ホテルの業績向上による賃料収入の増加に努めています。

アクティブ・アセットマネジメント戦略

アクティブ・アセットマネジメントの事例

NOI(注1)の向上

ホテル

●戦略的な資本的支出(RevPAR向上のための客室改装等)●ホテルの特性に応じたリブランド●近隣の同グループホテルとの相互送客等によるシナジー●ホテル予約システムの刷新

ホテル収益の向上

●近隣のグループホテルとのバックオフィス部門統合●スタッフィングの最適化 ●共同購買によるコスト削減 ●光熱費の削減ホテル運営費用の減少

固定賃料59.9%

変動賃料等(※)

40.1%

固定賃料のみ11物件

変動賃料等(※)

32物件

賃料収入割合(2019年12月期予想の年換算)

賃料形態割合(2019年4月末見込)

(※)変動賃料、売上歩合賃料、運営委託収入

(上記各物件数は2019年4月末見込)

(※)固定賃料+変動賃料、固定賃料+売上歩合 変動賃料、運営委託

内 部 成 長 戦 略 Internal Growth Strategy3

改装事例

■ オ リ エ ン タ ル ホ テ ル 東 京 ベ イ

0

100(%)

0

5,000

10,000

15,000

50

(円)

12,92012,840 13,456

15,12114,81414,627

89.0%87.2%87.8%

第20期(予想)(2019年12月期)

第19期(2018年12月期)

第18期(2017年12月期)

+0.6% +4.2%

+1.3% +2.1%

■ 稼働率(右軸) ■ ADR(左軸)(注2) ■ RevPAR(左軸)(注3) ● 2018年10月9日~2018年12月1日の期間で客室とロビーの改装工事を実施

● 宿泊者付帯施設(特別フロア専用フロントカウンター等)の客室化及びスイートルームの分割により8室を増室

⇒ 客室数の増加

●専用フロントカウンターを2階ロビーに移設 ⇒ ロビー業務のマルチタスクによる運営効率化を図る

●機械式駐車場を平面駐車場に改修 ⇒ 維持管理コストの削減

本投資法人

●賃料スキーム改定等による賃料の増加⇒HMJ5ホテル、カンデオホテルズ上野公園、チサンイン蒲田、 コンフォートホテル東京東日本橋、ホテルアセント福岡やホテル以外のテナント賃料等

不動産運用収入の向上

●PM費用、信託費用、運営委託報酬の削減、支払地代の減額等不動産運用費用の減少

DPU(注2)の最大化(注1)NOI=不動産運用収益−不動産運用費用+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用(注2)DPUとは、1口当たり分配金をいいます。

改装前 改装後

2階ロビーフロア

フロントカウンター

客室

GOPの向上

8,000

12,000

16,000

20,000(百万円)

17,678 17,911 18,324

+1.3% +2.3%

第20期(予想)(2019年12月期)

第19期(2018年12月期)

第18期(2017年12月期)

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T20 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 21

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有 利 子 負 債 コ ス ト(注1)及 び 平 均 残 存 年 数(注2)の 推 移

(注1) 各期末時点における有利子負債コスト(アップフロントフィー等を含む)の加重平均です。なお、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。(注2) 各期末時点における平均残存年数です。

0.0

2.0

1.0

3.0

4.0

5.0

6.0

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8(年)(%)

第17期(2016年12月期)

第16期(2015年12月期)

第15期(2014年12月期)

第18期(2017年12月期)

平均残存年数(右軸)  有利子負債コスト(左軸) 

1.1%

1.5%

1.2%

3.3年

1.1%

第19期(2018年12月期)

1.7%4.7年

3.7年

5.0年 4.8年

■財務の健全性及び安定性確保

■レンダーフォーメーション及び金融機関との関係強化

■資産調達手法の多様化

基 本 方 針

公 募 増 資 の 実 施本投資法人は、2019年1月に合併後9度目となる公募増資を実施しました。

格   付   け

財 務 ハ イ ラ イ ト

有 利 子 負 債 残 高

1,366億円2018年12月期末

固 定 化 比 率

97.7%2018年12月期末

日本格付研究所(JCR)

A+(安定的) (安定的)

格付投資情報センター(R&I)

A有 利 子 負 債 比 率

39.0%2018年12月期末

(総資産ベースLTV)

社会・環境と共生・共存する中長期的な成長を目指し、ESG(環境・社会・ガバナンス)課題への適切な対応を通じたサステナビリティの向上に取り組んでいます。

財 務 戦 略 Financial Strategy4 サ ス テ ナ ビ リティ Sustainability5

サ ス テ ナ ビ リ テ ィ に 関 す る 方 針

●ポートフォリオの環境パフォーマンスの把握と向上 ●バリューチェーンにおけるESGの推進  ●役職員への取組み●透明性の向上とステークホルダーエンゲージメント ●快適で健康的、安心・安全なホテルの推進●地域コミュニティへの配慮と貢献 ●企業市民としてのコンプライアンス

環 境 配 慮 の 評 価 に 基 づ く 資 金 調 達 の 実 施SMBC環境配慮評価融資(注)において「A」評価を取得し、当該評価に基づいた借入れを実施

省 エ ネ ル ギ ー 化 の 推 進消費エネルギー分析に基づく設備管理のオペレーションの最適化及び照明機器のLED化等の取組みにより消費エネルギーを削減

アクティブインターシティ広島 アトリウムのLED化(2018年1月) オリエンタルホテル広島 宴会場のLED化(2017年12月、 2018年5月)

ホテル日航アリビラ メルキュールホテル沖縄那覇B E L S 取 得2018年2月、ホテル日航アリビラ及びメルキュールホテル沖縄那覇の2物件において、J-REIT保有のホテル物件として初めて(注1)、BELS(注2)認証を取得

(注1) 本資産運用会社による、公開情報に基づいた調査によります。(注2) BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、国土交通省が定める建築物の省エネルギー性能評価表示制度です。

(注)SMBC環境配慮評価融資とは、融資の実行、条件の設定に当たって株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が作成した独自の環境配慮評価基準に基づき企業の環境配慮状況を評価するものです。

G R E S B リ ア ル エ ス テ イ ト 評 価2018年9月、環境への配慮やサステナビリティに関する取組みについて、ホテル特化型J-REITとして初めて(注1)、GRESBリアルエステイト評価(注2)において最高位の「Green Star」評価及びGRESBレーティングにおいて「4-star」の評価を取得

●サステナビリティに関する各種ポリシー策定及び情報開示への取組み●ガバナンス・ポリシーを有効に実行していくための運営及び執行体制●各物件における環境・社会へのリスク評価及び省エネルギー、節水等への各種施策●環境パフォーマンスのモニタリング・向上のためのステークホルダーとの協働体制の構築

高く評価された点

(注1) 本資産運用会社による、公開情報に基づいた調査によります。(注2) GRESBとは、不動産会社・ファンドのESG配慮を測る年次のベンチマークであり、個々の不動産を対象としたものではなく、不動産会社・REIT・不動産ファンドを

対象としてサステナビリティへの取組みを評価しています。なお、GRESBレーティングは総合スコアに基づく相対評価で、最上位は「5-star」です。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T22 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 23

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戦略的投資対象地域

番号 物件名称 客室数(室)

1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 3192 オリエンタルホテル 東京ベイ 5113 なんばオリエンタルホテル 2584 ホテル日航アリビラ 3975 オリエンタルホテル広島 2276 イビス東京新宿 2067 ザ・ビーチタワー沖縄 2808 箱根強羅温泉 季の湯 雪月花 1589 ドーミーイン熊本 291⓾ ザ・ビー 水道橋 99� ドーミーインEXPRESS浅草 77� 博多中洲ワシントンホテルプラザ 247� 奈良ワシントンホテルプラザ 204� R&Bホテル上野広小路 187⓯ コンフォートホテル東京東日本橋 259⓰ スマイルホテル日本橋三越前 164⓱ 東横イン博多口駅前本館・シングル館 257⓲ ホテルビスタ蒲田東京 105⓳ チサンイン蒲田 70� ホテル京阪ユニバーサル・シティ 330㉑ ホテルサンルート新橋(注1) 220㉒ ヒルトン東京ベイ 828㉓ イビス スタイルズ 京都ステーション 215㉔ イビス スタイルズ 札幌 278㉕ メルキュールホテル札幌 285㉖ メルキュールホテル沖縄那覇 260㉗ ザ・ビー 池袋 175㉘ ザ・ビー 八王子 196㉙ ザ・ビー 博多 175㉚ ホテル フランクス 222㉛ メルキュールホテル横須賀 160㉜ オキナワ マリオット リゾート & スパ 361㉝ アクティブインターシティ広島(シェラトングランドホテル広島)(注2) 238㉞ カンデオホテルズ上野公園 268㉟ ホテルセントラーザ博多(注3) 194㊱ ホリデイ・イン大阪難波 314㊲ ホテルアセント福岡 263㊳ ヒルトン名古屋 460㊴ ヒルトン成田 548㊵ インターナショナルガーデンホテル成田 463� ホテル日航奈良 330㊷ ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋 124㊸ ヒルトン東京お台場(注4) 453

合計 11,6762019年4月末見込

東京23区

1

2 ㉒

8

㉔ ㉕

3 � ㊱ ㊷

5 ㉝ ㊳

� �4

7

9

� ⓱ ㉙ ㉟ ㊲

� ㉞

⓰6

■ リゾートホテル

■ フルサービスホテル

■ リミテッドサービスホテル

(注1)ホテルサンルート新橋は、2019年4月23日付で相鉄フレッサイン新橋烏森口へ名称を変更する予定です。(注2)ホテルタイプ、客室数についてはアクティブインターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島について記載しています。(注3)ホテルセントラーザ博多は、2019年4月9日付でオリエンタルホテル福岡 博多ステーションへ名称を変更する予定です。(注4)ヒルトン東京お台場は、2019年4月8日付で取得する予定です。

㊴ ㊵

ポートフォリオマップ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T24 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 25

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資産運用報告Ⅰ

資産運用の概況1.投資法人の運用状況等の推移

期 第15期 第16期 第17期 第18期 第19期決算年月 2014年12月 2015年12月 2016年12月 2017年12月 2018年12月

営業収益(注1) 百万円 12,760 17,343 22,107 25,475 28,253(うち不動産運用収益) 百万円 (12,760) (17,033) (22,107) (25,475) (26,318)営業費用 百万円 5,214 6,354 8,221 9,717 10,260(うち不動産運用費用) 百万円 (4,163) (5,002) (6,589) (7,911) (8,344)営業利益 百万円 7,545 10,988 13,885 15,757 17,993経常利益 百万円 5,776 9,295 12,220 14,006 16,211当期純利益(注2) 百万円 5,774 9,294 12,123 14,005 16,210総資産額 百万円 188,091 240,356 317,878 352,183 350,556(対前期比) (%) (10.2) (27.8) (32.3) (10.8) (△0.5)純資産額 百万円 100,342 129,914 181,989 201,963 203,372(対前期比) (%) (11.8) (29.5) (40.1) (11.0) (0.7)出資総額 百万円 59,024 85,470 134,829 153,516 153,516発行済投資口の総口数 口 2,791,281 3,144,227 3,761,907 4,010,847 4,010,8471口当たり純資産額 円 35,948 41,318 48,376 50,354 50,7051口当たり当期純利益(注3) 円 2,159 3,036 3,462 3,606 4,041分配金総額 百万円 6,015 9,354 12,865 14,771 15,6021口当たり分配金額 円 2,155 2,975 3,420 3,683 3,890(うち1口当たり利益分配金) 円 2,155 2,975 3,420 3,683 3,890(うち1口当たり利益超過分配金) 円 ― ― ― ― ―総資産経常利益率(注4) % 3.2 4.3 4.4 4.2 4.6自己資本利益率(注5) % 6.1 8.1 7.8 7.3 8.0自己資本比率(注6) % 53.3 54.1 57.3 57.3 58.0(対前期増減) (%) (0.8) (0.7) (3.2) (0.1) (0.7)配当性向(注7) % 104.2 100.6 106.1 105.5 96.2[その他参考情報]NOI(注8) 百万円 11,002 14,829 18,829 21,424 22,1041口当たりFFO(注9)(注10) 円 2,930 3,748 4,103 4,454 4,588FFO倍率(注10)(注11) 倍 26.3 23.9 19.2 17.0 17.1デット・サービス・カバレッジ・レシオ(注10)(注12) 倍 5.1 9.1 14.2 15.6 18.0有利子負債額 百万円 81,089 102,772 126,179 140,399 136,671総資産有利子負債比率(注13) % 43.1 42.8 39.7 39.9 39.0投資物件数 件 30 36 41 44 41総賃貸可能面積 ㎡ 386,826.71 493,758.78 587,481.02 687,124.54 678,714.48期末テナント数(注14) 件 57 113 128 131 126期末稼働率(注15) % 99.9 99.9 99.9 99.9 99.9当期減価償却費 百万円 2,400 2,772 3,294 3,725 4,091当期資本的支出額 百万円 1,306 1,811 2,619 2,898 3,056当期運用日数 日 365 365 366 365 365

(注1)営業収益には、消費税等は含まれていません。

(注2)第16期の当期純利益には不動産等売却益(305百万円)が、第19期の当期純利益には不動産等売却益(1,934百万円)が含まれています。(注3)1口当たり当期純利益は、当期純利益を期中平均投資口数で除することにより算出しています。(注4)総資産経常利益率=経常利益/((期首総資産額+期末総資産額)÷2)×100(注5)自己資本利益率=当期純利益/((期首純資産額+期末純資産額)÷2)×100(注6)自己資本比率=期末純資産額/期末総資産額×100(注7)配当性向=分配金総額(利益超過分配金総額は含まない)/当期純利益×100(注8)NOI=不動産運用収益-不動産運用費用+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用(注9)1口当たりFFO=(当期純利益+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用±不動産等売却損益±特別損益(災害による損失を除く))/発

行済投資口の総口数(注10)第16期の1口当たりFFO、FFO倍率及びデット・サービス・カバレッジ・レシオは不動産等売却益(305百万円)を除いて算出しています。また、第

19期の1口当たりFFO、FFO倍率及びデット・サービス・カバレッジ・レシオは不動産等売却益(1,934百万円)を除いて算出しています。(注11)FFO倍率=期末投資口価格/年換算後1口当たりFFO(注12)デット・サービス・カバレッジ・レシオ=(税引前当期純利益+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用±不動産等売却損益±特別損益

(災害による損失を除く)+投資法人債発行費償却+投資口交付費償却±金融派生商品損益+支払利息+投資法人債利息)/(支払利息+投資法人債利息+約定元金支払額総額(但し、元本一括返済額を除く。))

(注13)総資産有利子負債比率=期末有利子負債額/期末総資産額×100(注14)期末テナント数には、各期末日現在における各信託不動産物件に係る賃貸借契約書に基づくテナント数(駐車場等は含みません。)の合計を記載し

ています。但し、エンドテナントからの賃料等を原則としてそのまま受け取るパススルー型マスターリース契約が締結されている場合には、エンドテナントの総数(駐車場等は含みません。)を合計しています。

(注15)期末稼働率には、各期末日現在における各信託不動産物件の賃貸可能面積に占める賃貸面積の割合を記載しています。

2.当期の資産の運用の経過(1)投資法人の主な推移

 本投資法人は、「投資信託及び投資法人に関する法律」(昭和26年法律第198号、その後の改正を含みます。以下「投信法」といいます。)に基づき、2005年11月10日に設立され、2006年6月14日に東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場(銘柄コード8985)いたしました。 本投資法人は、ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社(以下「本資産運用会社」といいます。)に資産運用業務を委託しており、ホテルの持つ社会インフラとしての重要性と投資用不動産としての収益性に着目し、全部又は一部がホテルの用に供される不動産又は当該不動産に係る不動産同等物が本体又は裏付けとなっている不動産関連資産(以下「ホテル用不動産等」といいます。)を主たる投資対象として投資を行ってきました。 また、本投資法人は、2012年4月1日を効力発生日としてジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人(以下「旧JHR」といいます。)と合併(以下「本合併」といいます。)するとともに、本投資法人の名称につきましても日本ホテルファンド投資法人からジャパン・ホテル・リート投資法人に変更し、本合併以降当期末までに、8度にわたる公募増資を実施するとともに、国内外のレジャー需要が中長期的に期待できる「戦略的投資対象地域」を中心に、「高い競争力を持つホテル」を継続的に取得してきました。 こうした成長戦略の実行により、本合併以降当期末までの約7年弱の間に、合計24物件で総額210,022百万円(取得価格ベース)となる新規物件を取得し、ポートフォリオの質を向上させつつ資産規模を拡大しました。また、資産の入替えによるポートフォリオの質の向上を図る成長戦略の一環として、当期は、R&Bホテル東日本橋、ザ・ビー赤坂見附及びザ・ビーお茶の水の3物件を譲渡(以下「本譲渡」といいます。)しています。この結果、当期末時点の保有物件は41物件で取得価格の合計は309,370百万円、当期末時点の発行済投資口の総口数は4,010,847口となっています。

(2)当期の運用実績 2018年は、関西国際空港の機能停止をもたらした台風21号や北海道胆振東部地震など例年になく自然災害が発生した年でしたが、同年の国内宿泊施設の延べ宿泊者数は速報値で510百万人泊と過去最高を記録した2017年から微増を記録するなど宿泊マーケットは底堅く推移しました。また、2018年の訪日外国人(以下「インバウンド」といいます。)数は、政府が観光先進国に向け取り組んでいく強いコミットメントを示す中、推計で3,119万人(対前年比+8.7%)となり、インバウンド数の堅調な増加は継続しています。 ホテルの売買市場については、日本の観光産業、ホテル産業への注目が続く中、引き続き活発な状況にありました。本投資法人は、一部ホテルの売買マーケットに過熱感が見られる中、ポートフォリオにおける位置付け、中長期の競争力、アップサイド及び安定性の見込み等を総合的に勘案した上で本譲渡を行いました。

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 本投資法人が保有するホテルの業績については、上記自然災害の影響が一定程度見られたものの、当期の主要変動賃料等導入21ホテル(注)のGOP(売上高営業粗利益)は前年を上回りました。特に宿泊部門では、物件収益力と資産価値の向上を能動的に図るアクティブ・アセットマネジメント戦略を実行し、収益増加を図りました。主要変動賃料等導入21ホテルの売上及びGOP等の経営指標については、「7. 参考情報〈参考資料2〉ホテル運営指標、売上及びGOP」をご参照ください。 本投資法人は、アクティブ・アセットマネジメント戦略を通じた固定賃料及び変動賃料の増加を目指す取組みに加え、不動産運用費用、一般管理費、借入費用等の各費用項目についても、関係者との協議等を通じ費用削減を図ることにより、分配金の向上に努めてきました。(注)株式会社ホテルマネージメントジャパン(以下「HMJ」といいます。)を賃借人とする神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホ

テル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島(以下「HMJ5ホテル」といいます。)に、HMJの子会社を賃借人とするオキナワマリオットリゾート&スパ、アクティブインターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島、ホテルセントラーザ博多、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田、ホテル日航奈良を加えたホテルグループを既存HMJグループといいます。主要変動賃料等導入21ホテルは既存HMJグループからホテルセントラーザ博多を除き、イビス東京新宿、イビススタイルズ京都ステーション、イビススタイルズ札幌、メルキュールホテル札幌、メルキュールホテル沖縄那覇、メルキュールホテル横須賀、ザ・ビー水道橋、ザ・ビー池袋、ザ・ビー八王子及びザ・ビー博多を加えた21ホテルをいいます。以下本書において同じです。

(3)資金調達の状況 本投資法人は、2018年2月に既存借入金の期限前弁済を主たる目的として個人向け投資法人債10,000百万円の起債を行いました。また、同年3月には既存借入金の借換えのため1,700百万円を、同年4月にも既存借入金の借換え及び一部期限前弁済のため、8,350百万円を借入れました。一方、同年8月にはR&Bホテル東日本橋、ザ・ビー赤坂見附及びザ・ビーお茶の水の売却代金の一部により、同年4月に借入れた短期借入金5,000百万円の期限前弁済を行いました。同年9月に行った4,400百万円の借換えでは株式会社静岡銀行を新たに取引銀行に加え、借入先の更なる多様化を図りました。さらに同年11月にはホテルセントラーザ博多の改装(注1)を主な目的とする合計3,100百万円の分割借入れのうち、初回となる700百万円の借入れを実行しました。 これらにより、当期末時点における有利子負債残高は136,671百万円、うち長期借入金103,071百万円、投資法人債33,600百万円となっており、当期末総資産有利子負債比率(注2)は39.0%となりました。 本投資法人は、一連の資金調達を通じて、資金調達コストの低減及び返済期限の長期化を図りました。併せて、将来の金利上昇リスクを回避するため、固定金利借入及び金利スワップ契約の締結を行いました。これにより、当期末時点における有利子負債総額に対する金利の固定化比率は97%程度となりました。 本投資法人の当期末時点における発行体格付の状況は以下のとおりです。

信用格付業者 格 付株式会社日本格付研究所 A+ (安定的)株式会社格付投資情報センター A (安定的)

(注1)ホテルセントラーザ博多は、2018年10月1日から2019年3月末(予定)の期間で、閉館を伴う大規模改装(以下「本改装」といいます。)を行っています。

(注2)期末総資産有利子負債比率=期末有利子負債額/期末総資産額×100

(4)業績の概要 上記の運用の結果、当期(2018年1月1日から2018年12月31日までの12ヶ月間)の実績として、営業収益は28,253百万円、営業利益は17,993百万円、経常利益は16,211百万円を計上し、当期純利益は16,210百万円となりました。なお、物件売却に伴う売却益のうち1,174百万円については、圧縮特別勘定積立金として積立てを行い、内部留保することとしています。 分配金については、当期未処分利益16,213百万円から上記の圧縮特別勘定積立金積立額1,174百万円を控除し、一時差異等調整積立金取崩額(分配金充当額)563百万円を加算した15,602百万円を分配することとし、この結果、投資口1口当たりの分配金は3,890円となりました。 なお、当期における分配金充当額の詳細については、「7. 参考情報〈参考資料3〉1口当たり分配金及び分配金充当額について」をご参照ください。

3.増資等の状況 当期までの過去5年間における発行済投資口の総口数及び出資総額の増減の状況は、以下のとおりです。

年 月 日 摘 要発行済投資口の総口数(口) 出資総額(百万円)

備考増 減 残 高 増 減 残 高

2014年 9 月 9 日 公募増資 170,000 2,791,281 10,179 59,024 (注1)

2015年 1 月27日 公募増資 200,000 2,991,281 14,974 73,999 (注2)

2015年 2 月18日 第三者割当増資 9,041 3,000,322 676 74,676 (注3)

2015年 6 月22日 公募増資 140,000 3,140,322 10,500 85,177 (注4)

2015年 7 月23日 第三者割当増資 3,905 3,144,227 292 85,470 (注5)

2016年 1 月20日 公募増資 170,000 3,314,227 13,986 99,456 (注6)

2016年 2 月17日 第三者割当増資 7,680 3,321,907 631 100,088 (注7)

2016年 7 月27日 公募増資 428,260 3,750,167 33,813 133,902 (注8)

2016年 8 月23日 第三者割当増資 11,740 3,761,907 926 134,829 (注9)

2017年 7 月 5 日 公募増資 236,000 3,997,907 17,715 152,544 (注10)

2017年 8 月 2 日 第三者割当増資 12,940 4,010,847 971 153,516 (注11)

(注1)1口当たり発行価格61,912円(発行価額59,880円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注2)1口当たり発行価格77,415円(発行価額74,874円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注3)1口当たり発行価額74,874円にて、将来の特定資産の取得資金の一部、その他の借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のため

の資本的支出への充当を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。(注4)1口当たり発行価格77,512円(発行価額75,007円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注5)1口当たり発行価額75,007円にて、将来の特定資産の取得資金の一部、その他の借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のため

の資本的支出への充当を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。(注6)1口当たり発行価格85,020円(発行価額82,273円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注7)1口当たり発行価額82,273円にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。(注8)1口当たり発行価格81,536円(発行価額78,956円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注9)1口当たり発行価額78,956円にて、将来の特定資産の取得資金の一部、その他の借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のため

の資本的支出への充当を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。(注10)1口当たり発行価格77,518円(発行価額75,065円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的として公募により新投資口を発行しました。(注11)1口当たり発行価額75,065円にて、将来の特定資産の取得資金の一部、借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のための修繕費

及び資本的支出への充当を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。

[投資証券の取引所価格の推移] 本投資法人の投資証券が上場する東京証券取引所不動産投資信託証券市場における当期最高・最低価格(終値)は以下のとおりです。

期 第15期 第16期 第17期 第18期 第19期決算年月 2014年12月 2015年12月 2016年12月 2017年12月 2018年12月

最高価格 82,400円 93,800円 103,400円 81,200円 85,000円

最低価格 45,350円 70,600円 70,900円 71,100円 75,000円

期末価格 77,000円 89,500円 78,600円 75,600円 78,400円

資 産 運 用 報 告Ⅰ

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4.分配金等の実績 本投資法人の規約第34条第1項に定める金銭の分配方針に基づき、当期未処分利益16,213,482,816円から圧縮特別勘定積立金積立額1,174,860,958円を控除した金額に、一時差異等調整積立金取崩額563,572,972円を加算した金額15,602,194,830円に対して、全額を利益分配金として分配することとし、この結果、1口当たり分配金は3,890円となりました。

区 分第15期 第16期 第17期 第18期 第19期

自2014年 1 月 1 日至2014年12月31日

自2015年 1 月 1 日至2015年12月31日

自2016年 1 月 1 日至2016年12月31日

自2017年 1 月 1 日至2017年12月31日

自2018年 1 月 1 日至2018年12月31日

当期未処分利益総額 5,776,116,820円 9,296,121,922円 12,126,057,948円 14,005,489,588円 16,213,482,816円利益留保額 1,444,427円 2,894,304円 411,048円 3,048,696円 ―円金銭の分配金総額 6,015,210,555円 9,354,075,325円 12,865,721,940円 14,771,949,501円 15,602,194,830円(1口当たり分配金) (2,155円) (2,975円) (3,420円) (3,683円) (3,890円)うち利益分配金総額 6,015,210,555円 9,354,075,325円 12,865,721,940円 14,771,949,501円 15,602,194,830円(1口当たり利益分配金) (2,155円) (2,975円) (3,420円) (3,683円) (3,890円)うち出資払戻総額 ― ― ― ― ―(1口当たり出資払戻額) (―) (―) (―) (―) (―)出資払戻総額のうち一時差異等調整引当額からの分配金総額 ― ― ― ― ―(1口当たり出資払戻額のうち1口当たり一時差異等調整引当額分配金)

(―) (―) (―) (―) (―)

出資払戻総額のうち税法上の出資等減少分配からの分配金総額 ― ― ― ― ―(1口当たり出資払戻額のうち税法上の1口当たり出資等減少分配からの分配金)

(―) (―) (―) (―) (―)

5.今後の運用方針及び対処すべき課題運用全般に関する見通し 観光産業を取り巻く環境は、2019年度観光庁予算が前年度比2.7倍の665億円(復興枠を除きます。)とされるなど、引き続き政府の観光政策の拡充が期待され、良好であると認識しています。また、インバウンド旅行者の堅調な増加や底堅い国内レジャー需要が継続する中、「日本」の魅力が海外に向けて大きく発信される2019年のラグビーワールドカップ日本大会、2020年の東京オリンピック・パラリンピック等のビッグイベントは観光産業にとって更なる追い風となることが期待されています。一方で、インバウンドの増加トレンドを受けたホテルの新規開発による供給増加や2018年6月に施行された住宅宿泊事業法(民泊新法)による民泊への影響等、今後の需給バランスの動きに注視していく必要があります。ホテルマーケットは、概して堅調ではあるものの、一部のエリア、クラスでは需給の緩みが見られる中、需要に対して供給が限定的なグレードの高いホテルは引き続き高い成長が見込まれるなど、個別ホテルの立地や競争力、また、オペレーターの能力により、他のホテルと差別化できるか、コストの管理も含めた収益力の向上を図れるかにより、ホテルの業績により一層の差が出てくるものと本投資法人は考えています。このような環境認識のもと、本投資法人は、本資産運用会社とともに、ホテル特化型J-REITとしてこれまで培った経験を活かした差別化戦略を実行し、以下の方針で運用を行っていきます。

内部成長 本投資法人は、主に固定賃料により「安定性」を確保するとともに、インターナショナル・ブランドの拡充やHMJとの連携等の多様な手段により、物件収益力と資産価値の向上を能動的に図るアクティブ・アセットマネジメント戦略の実行を通じて、「アップサイド・ポテンシャル」を追求します。 固定賃料物件においては、各ホテルが立地するマーケットの賃料水準あるいは賃料負担力を踏まえた適正な賃料の設定・維持・増加に注力していくとともに、宿泊マーケットの状況に応じた賃料引上げ(売上歩合賃料の導入を含みます。)についても

目指していく方針です。 変動賃料物件や運営委託方式の物件においては、アクティブ・アセットマネジメント戦略の実践による変動賃料等の増加や運用委託報酬の削減を図っています。A.変動賃料物件 本投資法人は、アクティブ・アセットマネジメント戦略により変動賃料物件の収益力の向上を図っています。ヒルトン、マリオット、シェラトン、メルキュール並びにホリデイ・イン等の世界有数のインターナショナル・ブランド又は日本各地で展開されるオリエンタルホテル並びにホテル日航等の国内有数のブランドを採用し、優良なオペレーターとともに、ホテルの業績向上を通じた変動賃料等の増加を目指します。本投資法人は、国内の堅調なレジャー需要とインバウンドのレジャー需要の増加を考慮した広範な需要を取り込むための営業施策や、販売単価の維持・向上のための施策、複数物件を保有することによるコスト削減等のシナジー効果の実現をオペレーターに対して要請し、オペレーターと協働してホテルの業績向上に努めています。また、成長期待の高いホテルを中心に競争力向上を目的とした客室改装等の戦略的CAPEXを実施し、RevPARの成長に牽引されるホテル収益の一層の向上を図っています。B.固定賃料物件 本投資法人は、適切に運営状況をモニタリングするとともに、賃借人の賃料負担力を注視し、業績が向上し賃料負担力が増加したホテルについては、賃料増額や売上歩合賃料の導入等ホテル収益の向上を本投資法人の収益増加につなげられるよう交渉を行っていきます。また、本投資法人では、各ホテルの差別化及び資産価値の維持・向上のため、継続的な施設・設備の維持・更新を目的とした投資を実施していきます。

外部成長 外部成長戦略については、これまでと同様に「国内外のレジャー需要」が中長期的に期待できる地域における高い競争力を持つホテル用不動産等(ホテル・アセット)の取得を目指します。また、安定的な収益を確保するとともに、アップサイドの実現を図るため将来の成長性を意識したポートフォリオを構築します。 本投資法人は、物件の取得に際し、当該ホテル・アセットの建物及び設備といったハード面、ホテル賃借人及びホテル運営受託者の信用力(ホテル賃借人の賃料負担力を含む。)、運営及び管理能力といったソフト面並びに需要の安定性及び成長性の基盤となるロケーションの面での優位性を重視します。 具体的には、ホテルの運営を行うにあたって求められる運営及び管理のノウハウ、投下資本及び立地の制約等から新規開業に係る参入障壁が高い「フルサービスホテル」及び「リゾートホテル」を投資対象とする他、「リミテッドサービスホテル」は、ホテル賃借人及びホテル運営受託者の信用力及び運営能力並びに物件の築年、ロケーション、客室構成及び収益性を重視しています。また、競争力の源泉が価格にのみ依存するようなシングルルームを主体とするバジェットタイプ(低価格帯)の宿泊特化型ホテルについては、特に選別的な対応を行います。 ホテル売買市場においては、ホテルを投資対象とするJ-REITの増加や私募リートの組成等により取得競争の厳しい状況が継続していますが、本投資法人はその強みと優位性を生かし、また、物件によってはHMJのプラットフォームを活用しながら、競争力の高い物件を取得し、ポートフォリオの質の向上を伴う資産規模の拡大を目指します。

財務戦略 本投資法人は、財務の安定性・健全性の確保を重視した保守的な財務戦略を基本方針とし、資金調達手段の多様化に努めつつ、既存の取引金融機関との信頼関係の維持・向上を図ります。総資産有利子負債比率については、これまでどおり当面50%を上限とする運用を行っていく予定です。また、物件取得のための新規借入れや借換えの際には、返済期限の分散、資金調達コストとのバランスを勘案したレンダーフォーメーションの更なる強化、投資法人債の発行を含む資金調達手段の一層の多様化を図っていきます。 また、金利水準に急激な変化が起きる環境ではないと認識していますが、環境変化に対応すべく返済期限の長期化や金利の固定化等の金利リスクマネジメントを行い、財務基盤の更なる向上を図っていきます。

負ののれんの活用方針 本投資法人は、「投資法人の計算に関する規則」(平成18年内閣府令第47号、その後の改正を含みます。以下「投資法人の計算に関する規則」といいます。)及び一般社団法人投資信託協会の「不動産投資信託及び不動産投資法人に関する規則」の一部改

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T30 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 31

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正に伴う、一時差異等調整積立金の取崩しによる分配を、2017年12月期(第18期)より開始しました。毎期、2017年12月期の一時差異等調整積立金の残高の50分の1の金額に相当する262百万円(以下「負ののれん50年償却額」といいます。)を一時差異等調整積立金の残高を上限に、分配金とするために取り崩す方針(注)です。 また、物件売却に伴う譲渡損失、資産の減損による損失、公募増資等に伴い発生する1口当たり分配金の希薄化、固定資産除却損及び収益への影響が大きい大規模改修工事による売り止め等が発生した場合、負ののれん50年償却額(262百万円)に上乗せして負ののれんの取崩しを行う方針(注)です。 2019年12月期(第20期)における負ののれんの取崩しによる分配金上乗せ額につきましては、負ののれん50年償却額(262百万円)、希薄化等への対応(310百万円)、固定資産除却損(247百万円)、ホテルセントラーザ博多の大規模改修工事対応(357百万円)を合算した1,177百万円を見込んでいます。(注)本方針は、今後の本投資法人役員会の決議等により変更される可能性があり、将来の一時差異等調整積立金の取崩しの方法、金額等を保証するもの

ではありません。

サステナビリティへの取組み 近年、長期的な持続可能性(サステナビリティ)の観点から、投資運用業界においてもESG(環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance))に関する配慮が一層重要視されるようになっています。本投資法人は、ESGへの配慮を踏まえた不動産投資運用を実践していくことが、投資主価値を最大化し本投資法人の魅力をさらに高める上で重要であると認識しています。また、本投資法人は、投資主、ホテル利用者(ゲスト)、賃借人、オペレーター、PM会社等をはじめとする取引先、地域コミュニティ、本資産運用会社の役職員等のステークホルダーの皆様と良好な関係を構築し、それぞれから期待される社会的責任を果たしていくことが重要だと考えています。 本投資法人は本資産運用会社とともに、こうした考えを実践するため、ESGへの取組みの指針となる「サステナビリティに関する方針」を策定しています。保有する物件においてはこの方針に基づき、環境負荷の軽減に関する取組みを進めており、2018年2月にはJ-REITのホテル物件として初めて(注1)BELS(建築物省エネルギー性能表示制度:「Building-HousingEnergy-efficiencyLabelingSystem」)評価を、ホテル日航アリビラ及びメルキュール沖縄那覇の2物件について取得しました。また、同年9月には、環境への配慮やサステナビリティに関する取組みについて、ホテル特化型J-REITとして初めて(注1)GRESBによる評価を受け、GRESBリアルエステイト評価(注2)において最高位の「GreenStar」評価を取得し、また、「GRESBレーティング」において「4-star」の評価を取得しました。 本投資法人は、ホテル特化型J-REITとして地域に対する社会的責任を認識し、ホテルの特性を生かした積極的な社会貢献活動を行っていきます。(注1)本資産運用会社による、公開情報に基づいた調査によります。(注2)GRESBとは、不動産会社・ファンドのESG配慮を測る年次のベンチマークであり、個々の不動産を対象としたものではなく、不動産会社・REIT・不動

産ファンドを対象としてサステナビリティへの取組みを評価しています。なお、GRESBレーティングは総合スコアに基づく相対評価で、最上位は「5-star」です。

6.決算後に生じた重要な事実1.資産の取得について 本投資法人は、2019年2月1日付でホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋を取得しました。取得資産の名称 ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋特定資産の種類 不動産信託受益権及びホテルに付随する動産用途別区分 ホテル所在地(住居表示) 大阪府大阪市中央区南船場三丁目2-13取得日 2019年2月1日取得先 非開示(注1)

取得価格(注2) 2,738百万円

(注1)売主より開示することにつき同意を得られていないため、非開示としています。(注2)取得価格には、取得費用、固定資産税・都市計画税等の精算額、消費税及び地方消費税は含まれていません。

2.資産の取得の契約締結について 本投資法人は、2019年1月8日付で下記のとおり資産の取得に係る売買契約(注1)を締結しています。取得予定資産の名称 ヒルトン東京お台場特定資産の種類 不動産信託受益権及びホテルに付随する動産用途別区分 ホテル所在地(住居表示) 東京都港区台場1-9-1取得予定日 2019年4月8日取得予定先 ヒューリック株式会社取得予定価格(注2) 62,400百万円

(注1)当該売買契約は、金融庁の定める「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」に規定されるフォワード・コミットメント等に該当します。ここでいうフォワード・コミットメント等とは、「先日付での売買契約であって、契約締結から1月以上経過した後に決済・物件引渡しを行うこととしているものその他これに類する契約」と定義されています。本売買契約においては、同契約上の義務の違反を理由として、同契約を解除することができ、その場合には、違反した当事者は、相手方当事者に対して、売買代金の一定割合を支払うものとされています。ただし、本売買契約には、下記「3.資金の借入れの決議について」に記載した資金の借入れその他の資金調達がなされることを売買代金支払の前提条件とする特約が付されています。従って、本投資法人による売買代金支払のための資金の借入れその他の資金調達がなされない場合には、本売買契約は違約金等の支払なしに終了することとなります。

(注2)取得予定価格には、取得費用、固定資産税・都市計画税等の精算額、消費税及び地方消費税は含まれていません。

3.資金の借入れの決議について 本投資法人は、2019年1月8日に開催した役員会において、上記「2.資産の取得の契約締結について」に記載した不動産信託受益権及びホテルに付随する動産の取得資金の一部に充当するため、下記のとおり資金の借入れを行うことを決議しました。

(1)タームローン53

借入予定先 株式会社福岡銀行、株式会社千葉銀行、株式会社西日本シティ銀行、損害保険ジャパン日本興亜株式会社

借入予定金額 2,500百万円利率 未定(固定金利)借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2024年3月29日担保 無担保・無保証

(2)タームローン54

借入予定先 株式会社三井住友銀行、株式会社新生銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社日本政策投資銀行

借入予定金額 7,500百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.55%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2027年3月31日担保 無担保・無保証

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T32 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 33

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(3)タームローン55

借入予定先株式会社三井住友銀行、株式会社新生銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社りそな銀行、野村信託銀行株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社福岡銀行、株式会社あおぞら銀行、株式会社西日本シティ銀行

借入予定金額 18,000百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.60%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2028年3月31日担保 無担保・無保証

(4)タームローン56借入予定先 株式会社三井住友銀行借入予定金額 2,000百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.275%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2020年3月31日担保 無担保・無保証

4.新投資口の発行について 本投資法人は、2019年1月8日及び2019年1月16日に開催した役員会において、新投資口の追加発行に関する決議を行い、2019年1月23日及び2019年2月20日に払込が完了し、下記条件にて発行しました。この結果、出資総額は186,894,169,809円、発行済投資口の総口数は4,462,347口となっています。

(1)新投資口発行(国内一般募集及び海外募集)発行新投資口数 :447,800口 内、国内一般募集 :206,247口 内、海外募集 :241,553口発行価格 :1口当たり76,342円発行価格の総額 :34,185,947,600円払込金額(発行価額) :1口当たり73,927円払込金額(発行価額)の総額:33,104,510,600円払込期日 :2019年1月23日

(2)新投資口発行(第三者割当)発行新投資口数 :3,700口払込金額(発行価額) :1口当たり73,927円払込金額(発行価額)の総額:273,529,900円払込期日 :2019年2月20日割当先 :SMBC日興証券株式会社

(3)資金使途 今回の国内一般募集及び海外募集における新投資口発行の手取金33,104,510,600円については、上記「1.資産の取得について」及び「2.資産の取得の契約締結について」に記載したホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋及びヒルトン東京お台場の取得資金の一部に充当します。また、本第三者割当による新投資口発行の手取金273,529,900円については、ヒルトン東京お台場の取得資金の一部に充当します。なお、残余が生じた場合には、手元資金とし、将来の特定資産の取得資金の一部、借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のための修繕及び資本的支出に充当します。

7.参考情報〈参考資料1〉 2018年12月期のホテル事業の主要指標 既存HMJグループについて、2018年1月1日から2018年12月31日までを運営期間とするホテル事業関連数値を、ホテル賃借人から提供を受けた数値に基づいて記載しています。なお、ホテルの指標は、ホテルの宿泊部門の営業状況を示す指標の一つではありますが、各販売客室の単価及び収益率等が一様ではないこと等から、必ずしも各ホテルの営業収益及び賃料負担力等そのものを示すものではなく、参考数値にすぎません。

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

オリエンタルホテル東京ベイ

なんばオリエンタルホテル

ホテル日航アリビラ

オリエンタルホテル広島

HMJ5ホテル合計/平均

オキナワマリオットリゾート&スパ

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

客室稼働率 84.8% ― 96.7% ― 92.8% ― 84.9% ― 87.2% ― 89.9% ― 83.0% ―ADR(注1) 17,166 ― 20,464 ― 19,469 ― 28,738 ― 9,409 ― 20,112 ― 21,291 ―RevPAR(注2) 14,564 ― 19,797 ― 18,073 ― 24,392 ― 8,208 ― 18,080 ― 17,669 ―総売上高(百万円) 5,442 100.0 6,839 100.0 2,891 100.0 6,433 100.0 1,904 100.0 23,509 100.0 4,027 100.0宿泊部門 1,872 34.4 4,019 58.8 1,878 65.0 3,894 60.5 748 39.3 12,411 52.8 2,573 63.9料飲部門 3,277 60.2 2,392 35.0 130 4.5 1,888 29.4 1,095 57.5 8,782 37.4 1,009 25.1テナント部門 70 1.3 230 3.4 834 28.8 2 0.0 23 1.2 1,159 4.9 62 1.5その他部門(注3) 223 4.1 198 2.9 50 1.7 648 10.1 38 2.0 1,157 4.9 383 9.5GOP(百万円) 1,263 23.2 2,172 31.8 1,810 62.6 2,460 38.2 328 17.2 8,033 34.2 1,389 34.5

シェラトングランドホテル広島(注4)

ホテルセントラーザ博多(注5)

ホリデイ・イン大阪難波 ヒルトン成田

インターナショナル

ガーデンホテル成田ホテル日航奈良

既存HMJグループ

合計/平均(注6)売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

売上比率(%)

客室稼働率 91.2% ― 70.7% ― 93.8% ― 86.0% ― 85.5% ― 76.4% ― 86.7% ―ADR(注1) 18,381 ― 12,074 ― 18,063 ― 10,710 ― 7,526 ― 12,480 ― 16,481 ―RevPAR(注2) 16,757 ― 8,534 ― 16,947 ― 9,216 ― 6,438 ― 9,535 ― 14,289 ―総売上高(百万円) 3,372 100.0 1,836 100.0 1,991 100.0 3,271 100.0 1,521 100.0 2,893 100.0 42,421 100.0宿泊部門 1,601 47.5 667 36.4 1,944 97.7 2,063 63.1 1,197 78.7 1,264 43.7 23,720 55.9料飲部門 1,673 49.6 951 51.8 ― ― 1,112 34.0 311 20.5 1,579 54.6 15,416 36.3テナント部門 ― ― 206 11.2 36 1.8 50 1.5 6 0.4 31 1.1 1,551 3.7その他部門(注3) 98 2.9 11 0.6 10 0.5 46 1.4 7 0.5 20 0.7 1,734 4.1GOP(百万円) 1,016 30.1 635 34.6 1,232 61.9 944 28.9 639 42.0 699 24.2 14,586 34.4

(注1)ADR:平均客室販売単価(AverageDailyRate)をいい、一定期間の宿泊部門売上高合計(サービス料を除きます。)を同期間の販売客室数合計で除した値をいいます。なお、ホリデイ・イン大阪難波はサービス料がありません。

(注2)RevPAR:販売可能客室数当たり宿泊部門売上(RevenuePerAvailableRoom)をいい、一定期間の宿泊部門売上高合計(サービス料を除きます。)を同期間の販売可能客室数合計で除したものをいい、ADRと客室稼働率の積にて計算される数値と同値となります。以下同じです。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T34 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 35

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(注3)その他部門は、物販部門の売上を含んでいます。(注4)アクティブインターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島について記載しています。(注5)ホテルセントラーザ博多は、2018年10月1日から2019年3月末(予定)の期間で、閉館を伴う大規模改装を行っていますが、客室稼働率は閉館期間

を含めて算出しています。(注6)既存HMJグループ合計/平均につきましては、ホテル賃借人から提供を受けた数値がありませんので、参考として本投資法人で算出した数値を表

示しています。(注7)客室稼働率については小数点以下第二位を、ADR、RevPARについては小数点以下第一位を四捨五入して表示しています。売上高及びGOPについ

ては、百万円未満を四捨五入して表示しています。また、売上比率については、各部門の売上高の総売上高に対する比率を小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。以下同じです。

〈参考資料2〉 ホテル運営指標、売上及びGOP 各数値については、ホテル賃借人等から提供を受けた数値に基づいて記載していますが、これらの数値につきましては監査等の手続きを経ているものではなく、個々の数値・内容の正確性・完全性について保証できるものではありませんのでご留意ください。 ADR及びRevPARは円未満を四捨五入、売上及びGOPは百万円未満を四捨五入して表示しています。また、客室稼働率及び百分比率は小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。なお、ADRとは、平均客室販売単価であり、一定期間の宿泊部門売上高合計を同期間の販売客室数合計で除した値をいい、RevPARとは、販売可能客室数当たり宿泊部門売上であり、一定期間の宿泊部門売上高合計を同期間の販売可能客室数合計で除した値をいいます。以下同じです。

〈1〉主要変動賃料導入21ホテル2017年12月期実績 2018年12月期実績

上期 前期比 下期 前期比 通期 前期比 上期 前期比 下期 前期比 通期 前期比客室稼働率 87.0% 1.6pt 88.6% △0.3pt 87.8% 0.6pt 87.3% 0.3pt 87.1% △1.4pt 87.2% △0.6ptADR 13,454 1.0% 15,761 2.3% 14,627 1.7% 13,744 2.2% 15,868 0.7% 14,814 1.3%RevPAR 11,702 2.9% 13,959 2.0% 12,840 2.4% 11,996 2.5% 13,828 △0.9% 12,920 0.6%売上(百万円) 22,777 1.4% 26,568 0.8% 49,345 1.1% 22,958 0.8% 26,257 △1.2% 49,215 △0.3%GOP(百万円) 7,517 5.4% 10,161 1.4% 17,678 3.1% 7,715 2.6% 10,196 0.3% 17,911 1.3%

(注)2017年12月期の取得資産であるヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田及びホテル日航奈良の2017年12月期の数値については、取得日以前からの通年の数値を合計して算出しています。以下同じです。

〈2〉HMJ11ホテル 本改装による売り止めの影響を排除するため、既存HMJグループからホテルセントラーザ博多を除く11ホテルについて記載しています。

2017年12月期実績 2018年12月期実績上期 前期比 下期 前期比 通期 前期比 上期 前期比 下期 前期比 通期 前期比

客室稼働率 87.4% 2.7pt 89.0% 0.0pt 88.2% 1.3pt 87.3% △0.1pt 87.7% △1.3pt 87.5% △0.7ptADR 14,912 △0.3% 18,013 1.9% 16,490 0.8% 15,246 2.2% 18,035 0.1% 16,656 1.0%RevPAR 13,027 2.8% 16,037 2.0% 14,544 2.4% 13,306 2.1% 15,816 △1.4% 14,572 0.2%売上(百万円) 18,715 1.3% 22,151 0.6% 40,865 0.9% 18,754 0.2% 21,831 △1.4% 40,585 △0.7%GOP(百万円) 5,683 6.3% 8,041 1.1% 13,724 3.2% 5,809 2.2% 8,141 1.2% 13,950 1.7%

〈参考資料3〉 1口当たり分配金及び分配金充当額について 2017年12月期及び2018年12月期における1口当たり分配金は、下記の前提で算出しています。

2017年12月期(百万円)

2018年12月期(百万円)

当期未処分利益 14,005 16,213圧縮特別勘定積立金積立額(注1) ― △1,174一時差異等調整積立金(注2)(負ののれん)利用の合計 769 563負ののれん50年償却額(注2) 262 262固定資産除却損(注3) 132 35大規模改修工事への対応(注4) ― 265希薄化対応(注5) 374 ―

分配金総額 14,771 15,602発行済投資口の総口数 4,010,847口 4,010,847口1口当たり分配金 3,683円 3,890円

(注1)本譲渡による不動産売却益のうち、1,174百万円については、「特定の資産の譲渡に伴い特別勘定を設けた場合の課税の特例」(租税特別措置法(昭和32年法律第26号。その後の改正を含みます。以下「租税特別措置法」といいます。以下同じです。)第65条の8)の制度を適用し、租税特別措置法第67条の15に定める導管性の要件に抵触しない範囲で圧縮特別勘定積立金として積み立てることを前提としています。

(注2)本投資法人は、「投資法人の計算に関する規則」及び一般社団法人投資信託協会の「不動産投資信託及び不動産投資法人に関する規則」の一部改正に伴う一時差異等調整積立金の取崩しを通じた分配を、2017年12月期(第18期)より開始しました。具体的には、2016年12月期(第17期)に係る金銭の分配に係る計算書において、負ののれん発生益による配当積立金の残額(13,127百万円)を「一時差異等調整積立金」に振り替えた上、2017年12月期(第18期)以降毎期、当該積立金の残高の50分の1の金額に相当する262百万円(「負ののれん50年償却額」といいます。)を一時差異等調整積立金の残高を上限に、分配金とするために取り崩します。

(注3)固定資産除却損として計上される金額は、一時差異等調整積立金(負ののれん)を充当することにより、1口当たり分配金に影響を与えない予定です。(注4)ホテルセントラーザ博多の本改装による閉館が分配金に及ぼす影響を考慮し、ホテルセントラーザ博多の2017年12月期(第18期)の償却後NOI

と2018年12月期(第19期)予想の償却後NOIとの差額に相当する265百万円につき、一時差異等調整積立金(負ののれん)を充当する予定です。(注5)新投資口の発行に伴い発生する1口当たり分配金への希薄化対応です。

〈参考資料4〉 一時差異等調整積立金の残高について 2018年12月期における分配金充当後の一時差異等調整積立金(負ののれん)の残高は下記のとおりです。

一時差異等調整積立金残高 12,357百万円 2018年12月期分配金充当額 △563百万円分配金充当後 一時差異等調整積立金残高 11,794百万円

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T36 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 37

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投資法人の概況1.出資の状況

決算期 第15期 第16期 第17期 第18期 第19期2014年12月31日現在 2015年12月31日現在 2016年12月31日現在 2017年12月31日現在 2018年12月31日現在

発行可能投資口総口数 20,000,000口 20,000,000口 20,000,000口 20,000,000口 20,000,000口発行済投資口の総口数 2,791,281口 3,144,227口 3,761,907口 4,010,847口 4,010,847口出資総額 59,024百万円 85,470百万円 134,829百万円 153,516百万円 153,516百万円投資主数 22,866人 25,182人 31,371人 35,046人 31,155人

2.投資口に関する事項 2018年12月31日現在の本投資法人の主要な投資主は以下のとおりです。

氏名又は名称 保有投資口数(口) 保有比率(注)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 629,007 15.68%日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 492,388 12.27%野村信託銀行株式会社(投信口) 190,271 4.74%ビーエヌワイエムアズエージーテイクライアンツ10パーセント 146,423 3.65%資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口) 122,691 3.05%ジェーピーモルガンチェースバンク385628 65,100 1.62%ステートストリートバンクウェストクライアントトリーティー505234 62,579 1.56%四国旅客鉄道株式会社 58,311 1.45%みずほ信託銀行株式会社 55,166 1.37%ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505223 52,313 1.30%

合 計 1,874,249 46.72%(注)保有比率は、発行済投資口の総口数に対する保有投資口数の割合を、小数点以下第二位未満を切り捨てて記載しています。

3.役員等に関する事項(1)2018年12月31日現在における役員等は以下のとおりです。

役職名 氏名又は名称 主な兼職等当該営業期間における役職毎の報酬の総額

(千円)執行役員 増田 要(注1) 増田パートナーズ法律事務所 代表パートナー 6,400監督役員 御宿 哲也(注1) 御宿・長町法律事務所 代表弁護士 3,500監督役員 香椎 裕人(注1) ― 3,500会計監査人 有限責任あずさ監査法人(注2) ― 26,950

(注1)執行役員及び監督役員は、いずれも本投資法人の投資口を自己又は他人の名義で所有していません。また、監督役員は、上記以外の他の法人の役員である場合がありますが、上記を含めていずれも本投資法人と利害関係はありません。

(注2)会計監査人の報酬には、2018年2月21日の投資法人債の発行に伴うコンフォートレター作成業務等、公認会計士法第2条第1項以外の業務に係る報酬(1,700千円)が含まれています。

(注3)執行役員が法令で定める員数を欠くことになる場合に備え、2017年11月22日開催の本投資法人第8回投資主総会決議に基づき、本資産運用会社代表取締役社長である古川尚志が本投資法人の補欠執行役員として再任されています。

(2)会計監査人の解任及び不再任の決定の方針 会計監査人の解任については、投信法の定めに従い、また不再任については、監査の品質、監査報酬額等その他諸般の事情を総合的に勘案して、投資主総会において決定する方針です。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

4.資産運用会社、資産保管会社及び一般事務受託者 2018年12月31日現在における資産運用会社等は以下のとおりです。

委託区分 名 称資産運用会社 ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社資産保管会社 三井住友信託銀行株式会社一般事務受託者(投資主名簿管理等、会計帳簿作成事務等、納税事務等、機関運営事務等、特別口座管理機関) 三井住友信託銀行株式会社

一般事務受託者(投資法人債に関する事務) 株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社みずほ銀行、株式会社りそな銀行、株式会社三菱UFJ銀行(注)

一般事務受託者(税務申告書作成業務等) PwC税理士法人

(注)株式会社三菱UFJ銀行は、2018年4月16日付で、本投資法人の第8回及び第9回無担保投資法人債に係る一般事務受託者としての地位を、吸収分割により、三菱UFJ信託銀行株式会社から承継しました。

投資法人の運用資産の状況1.投資法人の資産の構成

資産の種類

業態分類(注1)

所在都道府県 不動産等の名称

前 期 当 期(2017年12月31日現在) (2018年12月31日現在)

保有総額(百万円)(注2)

対総資産比率(%)(注3)

保有総額(百万円)(注2)

対総資産比率(%)(注3)

信託不動産

リミテッドサービスホテル

東京都

イビス東京新宿 7,984 2.3 7,940 2.3カンデオホテルズ上野公園 6,719 1.9 6,681 1.9ザ・ビー池袋 6,573 1.9 6,584 1.9ザ・ビー赤坂見附(注4) 6,290 1.8 ― ―ホテルサンルート新橋(注5) 4,840 1.4 4,821 1.4コンフォートホテル東京東日本橋 3,593 1.0 3,557 1.0ザ・ビー八王子 2,680 0.8 2,686 0.8ザ・ビーお茶の水(注4) 2,350 0.7 ― ―スマイルホテル日本橋三越前 2,041 0.6 2,030 0.6R&Bホテル上野広小路 1,751 0.5 1,766 0.5R&Bホテル東日本橋(注4) 1,495 0.4 ― ―ホテルビスタ蒲田東京 1,464 0.4 1,465 0.4ザ・ビー水道橋 1,204 0.3 1,198 0.3ドーミーインEXPRESS浅草 961 0.3 952 0.3チサンイン蒲田 789 0.2 779 0.2

大阪府ホリデイ・イン大阪難波 27,083 7.7 27,033 7.7なんばオリエンタルホテル 14,595 4.1 14,552 4.2

北海道イビススタイルズ札幌 6,659 1.9 6,620 1.9メルキュールホテル札幌 5,895 1.7 5,853 1.7

福岡県

ホテルアセント福岡 5,187 1.5 5,178 1.5ザ・ビー博多 2,335 0.7 2,340 0.7博多中洲ワシントンホテルプラザ 2,040 0.6 2,033 0.6東横イン博多口駅前本館・シングル館 1,456 0.4 1,437 0.4

京都府 イビススタイルズ京都ステーション 6,682 1.9 6,665 1.9沖縄県 メルキュールホテル沖縄那覇 2,889 0.8 2,860 0.8熊本県 ドーミーイン熊本 2,185 0.6 2,165 0.6奈良県 奈良ワシントンホテルプラザ 1,835 0.5 1,802 0.5

小 計 129,588 36.8 119,010 33.9

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T38 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 39

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資産の種類

業態分類(注1)

所在都道府県 不動産等の名称

前 期 当 期(2017年12月31日現在) (2018年12月31日現在)

保有総額(百万円)(注2)

対総資産比率(%)(注3)

保有総額(百万円)(注2)

対総資産比率(%)(注3)

信託不動産

フルサービスホテル

千葉県

オリエンタルホテル東京ベイ 18,002 5.1 17,790 5.1ヒルトン成田 13,318 3.8 13,253 3.8インターナショナルガーデンホテル成田 9,222 2.6 9,195 2.6ホテルフランクス 3,155 0.9 3,187 0.9

広島県アクティブインターシティ広島(シェラトングランドホテル広島)(注6) 17,620 5.0 17,487 5.0

オリエンタルホテル広島 4,091 1.2 4,106 1.2愛知県 ヒルトン名古屋 15,588 4.4 15,605 4.5奈良県 ホテル日航奈良 10,525 3.0 10,442 3.0兵庫県 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 9,893 2.8 9,772 2.8福岡県 ホテルセントラーザ博多(注7) 7,341 2.1 7,178 2.0神奈川県 メルキュールホテル横須賀 1,636 0.5 1,642 0.5

小 計 110,397 31.3 109,661 31.3

リゾートホテル

沖縄県ホテル日航アリビラ 18,128 5.1 17,989 5.1オキナワマリオットリゾート&スパ 14,722 4.2 14,875 4.2ザ・ビーチタワー沖縄 6,749 1.9 6,677 1.9

千葉県 ヒルトン東京ベイ 26,192 7.4 26,098 7.4大阪府 ホテル京阪ユニバーサル・シティ 5,984 1.7 5,930 1.7神奈川県 箱根強羅温泉季の湯雪月花 3,798 1.1 3,722 1.1

小 計 75,576 21.5 75,295 21.5信託不動産合計 315,561 89.6 303,967 86.7

預金・その他の資産(注8) 36,621 10.4 46,589 13.3資産総額 352,183 100.0 350,556 100.0

(注1)ホテル営業の態様に応じて、リミテッドサービスホテル、フルサービスホテル及びリゾートホテルに分類しています。(注2)信託不動産につき、「保有総額」欄には、取得価格(取得に伴う付帯費用を含みます。)から、減価償却累計額を控除した金額を記載しています。(注3)「対総資産比率」欄には、資産総額に対する各資産の保有総額の比率を記載しており、小数点以下第二位を四捨五入しています。(注4)R&Bホテル東日本橋、ザ・ビー赤坂見附及びザ・ビーお茶の水は、2018年8月10日付で譲渡しました。(注5)ホテルサンルート新橋は、2019年4月23日付で相鉄フレッサイン新橋烏森口へ名称を変更する予定です。(注6)アクティブインターシティ広島の業態分類については、主要施設であるシェラトングランドホテル広島の業態に応じて分類しています。(注7)ホテルセントラーザ博多は、2019年4月9日付でオリエンタルホテル福岡博多ステーションへ名称を変更する予定です。(注8)機械及び装置、工具、器具及び備品、信託建設仮勘定及び無形固定資産(信託借地権及び信託定期借地権を除きます。)が含まれています。

2.主要な保有資産 2018年12月31日現在における本投資法人の保有資産(全41物件)の概要は、以下のとおりです。

物件番号 不動産等の名称

帳簿価額(百万円)(注1)

賃貸可能面積(㎡)(注2)

賃貸面積(㎡)(注3)

稼働率(%)

対総賃貸収入比率(%)(注4)

主たる用途

1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル(注5) 9,988 32,663.90 32,663.90 100.0 4.6 ホテル2 オリエンタルホテル東京ベイ 18,013 44,833.11 44,833.11 100.0 7.2 ホテル3 なんばオリエンタルホテル 14,690 19,364.33 19,364.33 100.0 6.2 ホテル4 ホテル日航アリビラ(注6) 18,242 38,024.98 38,024.98 100.0 7.8 ホテル

資 産 運 用 報 告Ⅰ

物件番号 不動産等の名称

帳簿価額(百万円)(注1)

賃貸可能面積(㎡)(注2)

賃貸面積(㎡)(注3)

稼働率(%)

対総賃貸収入比率(%)(注4)

主たる用途

5 オリエンタルホテル広島 4,175 13,752.22 13,752.22 100.0 1.6 ホテル6 イビス東京新宿 8,061 6,801.84 6,801.84 100.0 2.5 ホテル8 ザ・ビーチタワー沖縄(注7) 6,682 20,140.01 20,140.01 100.0 1.9 ホテル9 箱根強羅温泉季の湯雪月花 3,730 10,655.03 10,655.03 100.0 1.1 ホテル10 ドーミーイン熊本 2,165 7,701.19 7,701.19 100.0 0.7 ホテル12 ザ・ビー水道橋 1,222 3,097.25 3,097.25 100.0 0.4 ホテル13 ドーミーインEXPRESS浅草 952 2,014.90 2,014.90 100.0 0.2 ホテル14 博多中洲ワシントンホテルプラザ 2,034 5,602.04 5,602.04 100.0 0.9 ホテル15 奈良ワシントンホテルプラザ 1,805 5,271.54 5,271.54 100.0 0.6 ホテル16 R&Bホテル上野広小路 1,766 3,060.31 3,060.31 100.0 0.4 ホテル18 コンフォートホテル東京東日本橋 3,557 5,765.27 5,765.27 100.0 1.0 ホテル22 スマイルホテル日本橋三越前 2,030 3,167.82 3,167.82 100.0 0.6 ホテル

24 東横イン博多口駅前本館・シングル館 1,437 本館:3,581.66別館: 868.36

本館:3,581.66別館: 868.36 100.0 0.5 ホテル

25 ホテルビスタ蒲田東京 1,466 3,831.80 3,831.80 100.0 0.4 ホテル26 チサンイン蒲田 781 1,499.87 1,499.87 100.0 0.3 ホテル29 ホテル京阪ユニバーサル・シティ(注8) 5,931 16,212.40 16,212.40 100.0 3.1 ホテル30 ホテルサンルート新橋 4,822 5,246.66 5,246.66 100.0 1.6 ホテル31 ヒルトン東京ベイ(注9) 26,102 64,931.94 64,931.94 100.0 7.6 ホテル32 イビススタイルズ京都ステーション 6,687 5,003.99 5,003.99 100.0 2.1 ホテル33 イビススタイルズ札幌 6,658 14,992.49 14,735.17 98.3 2.5 ホテル34 メルキュールホテル札幌 5,923 15,189.42 14,905.88 98.1 3.1 ホテル35 メルキュールホテル沖縄那覇 2,891 10,884.25 10,884.25 100.0 1.7 ホテル37 ザ・ビー池袋(注10) 6,609 5,650.01 5,650.01 100.0 1.4 ホテル39 ザ・ビー八王子(注10) 2,698 7,847.65 7,847.65 100.0 0.8 ホテル40 ザ・ビー博多(注10) 2,355 3,986.09 3,986.09 100.0 1.0 ホテル41 ホテルフランクス 3,187 19,213.39 19,213.39 100.0 1.1 ホテル42 メルキュールホテル横須賀(注11) 1,681 16,881.82 16,881.82 100.0 1.2 ホテル43 オキナワマリオットリゾート&スパ 15,044 36,430.15 36,430.15 100.0 4.4 ホテル44 アクティブインターシティ広島(注12) 17,561 31,181.03 31,130.58 99.8 5.8 ホテル45 カンデオホテルズ上野公園(注13) 6,689 7,934.26 7,934.26 100.0 1.3 ホテル46 ホテルセントラーザ博多 8,001 18,105.42 18,105.42 100.0 2.2 ホテル47 ホリデイ・イン大阪難波 27,130 11,501.10 11,501.10 100.0 4.2 ホテル48 ホテルアセント福岡 5,178 8,238.75 7,978.58 96.8 1.6 ホテル49 ヒルトン名古屋(注14) 15,605 47,942.71 47,942.71 100.0 5.3 ホテル50 ヒルトン成田 13,461 56,817.28 56,817.28 100.0 3.0 ホテル51 インターナショナルガーデンホテル成田 9,259 21,814.93 21,814.93 100.0 2.3 ホテル52 ホテル日航奈良(注15) 10,500 21,011.31 21,011.31 100.0 2.4 ホテル

合 計 306,789 678,714.48 677,863.00 99.9 98.9

(注1)帳簿価額には、信託不動産のほか、機械及び装置、工具、器具及び備品、信託建設仮勘定及び無形固定資産の金額を含みます。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T40 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 41

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(注2)原則として建物の賃貸が可能な面積(土地(平面駐車場を含みます。)の賃貸可能面積を含みません。)を、賃貸借契約書又は各信託不動産の図面に基づいて記載していますが、賃貸借契約書上賃貸面積の記載がない物件については、当該建物の登記簿上に記載された面積を記載しています。なお、賃貸借契約書上に記載された面積が坪表示の場合はメートル法による面積(1坪当たり3.30578㎡)に換算した面積を記載しています。

(注3)原則として建物の賃貸借契約書に記載された賃貸面積を記載していますが、賃貸借契約書上賃貸面積の記載がない物件については、当該建物の登記簿上に記載された面積を記載しています。なお、賃貸借契約書上に記載された面積が坪表示の場合はメートル法による面積(1坪当たり3.30578㎡)に換算した面積を記載しています。ただし、マスターリース会社が賃貸人等の間で賃貸借契約を締結している場合、エンドテナントからの賃料等を原則としてそのまま受け取るパススルー型マスターリースの対象物件については、エンドテナントとの間で実際に賃貸借契約が締結され賃貸が行われている面積の合計を記載しています。本書において以下同じです。

(注4)当期の不動産運用収益合計に対する比率です。算定にあたっては、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。なお、当期中に譲渡されたR&Bホテル東日本橋、ザ・ビー赤坂見附及びザ・ビーお茶の水の対総賃貸収入比率は含まれていないため、対総賃貸収入比率の合計は98.9%となっています。

(注5)神戸メリケンパークオリエンタルホテルは、本投資法人と神戸市の2者を区分所有者とする区分所有建物であり、本投資法人が所有する専有部分(附属建物764.83㎡を含みます。)の面積を記載しています。

(注6)ホテル日航アリビラの賃貸可能面積及び賃貸面積には、附属建物120.10㎡を含み、本投資法人が株式会社沖縄うみの園から賃借している建物493.50㎡を含みません。

(注7)ザ・ビーチタワー沖縄の賃貸可能面積及び賃貸面積には、軽量鉄骨造2階建の別棟の倉庫の床面積(91.20㎡)を含みます。(注8)ホテル京阪ユニバーサル・シティの建物は、ホテル2棟、業務施設及び商業施設等から構成される「ユニバーサル・シティウォーク大阪」を一棟の建物

とする区分所有建物です。賃貸可能面積及び賃貸面積にはホテルの賃貸借契約書上の賃貸面積を記載しています。(注9)ヒルトン東京ベイの建物は、他の権利者と共有する建物であり、本投資法人の共有持分は64,931.94㎡(共有部分の持分割合は10分の9)です。(注10)ザ・ビー池袋、ザ・ビー八王子及びザ・ビー博多はエンドテナントからの賃料等を原則としてそのまま受け取るパススルー型マスターリース契約

が締結されています。本書において以下同じです。(注11)メルキュールホテル横須賀の建物は、ホテル、劇場、店舗、共同住宅、事務所及び駐車場から構成される「ベイスクエアよこすか一番館」を一棟の建

物とする区分所有建物です。賃貸可能面積及び賃貸面積にはホテルの賃貸借契約書上の賃貸面積を記載しています。(注12)アクティブインターシティ広島の建物は、シェラトングランドホテル広島、事務所、店舗、駐車場及び駐輪場等から構成される「アクティブイン

ターシティ広島」を一棟の建物とする区分所有建物です。賃貸可能面積及び賃貸面積にはホテル、事務所、店舗の賃貸借契約書上の賃貸面積の合計を記載しています。

(注13)カンデオホテルズ上野公園の賃貸可能面積及び賃貸面積にはホテル賃借人との建物賃貸借契約に基づき検査済証の延床面積を記載しています。なお、機械式駐車装置の床面積を含みます。

(注14)ヒルトン名古屋の建物は、ホテル棟(店舗を含む。)、事務所棟、駐車場等から構成される「アムナットスクエア」を一棟の建物とする区分所有建物です。賃貸可能面積及び賃貸面積にはホテル、事務所、店舗の賃貸借契約書上の賃貸面積の合計を記載しています。

(注15)ホテル日航奈良の建物は、ホテル、店舗及び駐車場等から構成される「JR奈良駅前再開発第1ビル」を一棟の建物とする区分所有建物であり、本投資法人の議決権割合は353分の223(約63.2%)です。

(注16)欠番は譲渡済み資産の物件番号です。

3.不動産等組入資産明細(1)組入資産明細

 2018年12月31日現在、本投資法人が保有する不動産等の明細は以下のとおりです。

物件番号 不動産等の名称 所在地(住居表示) 所有形態

期末算定価額(百万円)(注1)

帳簿価額(百万円)(注2)

鑑定機関(注3)

1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 兵庫県神戸市中央区波止場町5番6号 信託受益権 15,800 9,988 N2 オリエンタルホテル東京ベイ 千葉県浦安市美浜一丁目8番2号 信託受益権 34,100 18,013 N3 なんばオリエンタルホテル 大阪府大阪市中央区千日前二丁目8番17号 信託受益権 32,900 14,690 N4 ホテル日航アリビラ 沖縄県中頭郡読谷村字儀間600 信託受益権 31,500 18,242 N5 オリエンタルホテル広島 広島県広島市中区田中町6番10号 信託受益権 4,350 4,175 N6 イビス東京新宿 東京都新宿区西新宿七丁目10番5号 信託受益権 9,650 8,061 N8 ザ・ビーチタワー沖縄(注4) 沖縄県中頭郡北谷町字美浜8番6 信託受益権 9,810 6,682 N9 箱根強羅温泉季の湯雪月花 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300 信託受益権 5,200 3,730 N10 ドーミーイン熊本 熊本県熊本市中央区辛島町3番1号 信託受益権 3,000 2,165 J12 ザ・ビー水道橋 東京都文京区本郷一丁目25番27号 信託受益権 1,940 1,222 N13 ドーミーインEXPRESS浅草 東京都台東区花川戸一丁目3番4号 信託受益権 1,330 952 J14 博多中洲ワシントンホテルプラザ 福岡県福岡市博多区中洲二丁目8番28号 信託受益権 4,440 2,034 N15 奈良ワシントンホテルプラザ 奈良県奈良市下三条町31番1号 信託受益権 2,430 1,805 N

物件番号 不動産等の名称 所在地(住居表示) 所有形態

期末算定価額(百万円)(注1)

帳簿価額(百万円)(注2)

鑑定機関(注3)

16 R&Bホテル上野広小路 東京都台東区上野一丁目18番8号 信託受益権 1,950 1,766 J18 コンフォートホテル東京東日本橋 東京都中央区日本橋馬喰町一丁目10番11号 信託受益権 5,680 3,557 J22 スマイルホテル日本橋三越前 東京都中央区日本橋本町一丁目4番14号 信託受益権 3,120 2,030 J

24 東横イン博多口駅前本館・シングル館 本館:福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目15番5号別館:福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目1番15号 信託受益権 2,780 1,437 T

25 ホテルビスタ蒲田東京 東京都大田区西蒲田八丁目20番11号 信託受益権 2,040 1,466 T26 チサンイン蒲田 東京都大田区蒲田四丁目23番13号 信託受益権 1,440 781 T29 ホテル京阪ユニバーサル・シティ 大阪府大阪市此花区島屋六丁目2番78号 信託受益権 13,900 5,931 R30 ホテルサンルート新橋 東京都港区新橋四丁目10番2号 信託受益権 8,810 4,822 D31 ヒルトン東京ベイ 千葉県浦安市舞浜1番33 信託受益権 39,600 26,102 D32 イビススタイルズ京都ステーション 京都府京都市南区東九条上殿田町47番1、47番2 信託受益権 11,500 6,687 D33 イビススタイルズ札幌 北海道札幌市中央区南8条西3丁目10-10 信託受益権 10,800 6,658 N34 メルキュールホテル札幌 北海道札幌市中央区南4条西2丁目2-4 信託受益権 10,700 5,923 N35 メルキュールホテル沖縄那覇 沖縄県那覇市壺川三丁目3-19 信託受益権 7,760 2,891 N37 ザ・ビー池袋 東京都豊島区東池袋一丁目39-4 信託受益権 7,330 6,609 N39 ザ・ビー八王子 東京都八王子市明神町四丁目6-12 信託受益権 2,780 2,698 N40 ザ・ビー博多 福岡県福岡市博多区博多駅南一丁目3-9 信託受益権 4,530 2,355 N41 ホテルフランクス 千葉県千葉市美浜区ひび野二丁目10-2 信託受益権 4,090 3,187 D42 メルキュールホテル横須賀 神奈川県横須賀市本町三丁目27番地 信託受益権 2,940 1,681 D43 オキナワマリオットリゾート&スパ 沖縄県名護市喜瀬1490-1 信託受益権 18,600 15,044 N44 アクティブインターシティ広島 広島県広島市東区若草町12-1号 信託受益権 21,100 17,561 D45 カンデオホテルズ上野公園 東京都台東区根岸一丁目2-13 信託受益権 7,630 6,689 D46 ホテルセントラーザ博多 福岡県福岡市博多区博多駅中央街4-23 信託受益権 8,500 8,001 D47 ホリデイ・イン大阪難波 大阪府大阪市中央区宗右衛門町5-15 信託受益権 27,200 27,130 N48 ホテルアセント福岡 福岡県福岡市中央区天神三丁目3-14 信託受益権 6,540 5,178 D49 ヒルトン名古屋 愛知県名古屋市中区栄一丁目3-3 信託受益権 15,700 15,605 D50 ヒルトン成田 千葉県成田市小菅456 信託受益権 13,400 13,461 N51 インターナショナルガーデンホテル成田 千葉県成田市吉倉241-1 信託受益権 9,440 9,259 N52 ホテル日航奈良 奈良県奈良市三条本町8-1 信託受益権 11,200 10,500 D

合 計 437,510 306,789

(注1)期末算定価額は、本投資法人の規約及び「投資法人の計算に関する規則」(平成18年内閣府令第47号)並びに一般社団法人投資信託協会の定める規則に基づき、当期末時点を価格時点とする鑑定評価額を記載しています。

(注2)帳簿価額には、信託不動産のほか、機械及び装置、工具、器具及び備品、信託建設仮勘定及び無形固定資産の金額を含みます。(注3)「N」は一般財団法人日本不動産研究所、「J」はJLL森井鑑定株式会社、「T」は株式会社谷澤総合鑑定所、「R」は株式会社立地評価研究所、「D」は大和不

動産鑑定株式会社を表しています。(注4)住居表示がないため、登記簿又は登記記録上の「所在」を記載しています。(注5)欠番は譲渡済み資産の物件番号です。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T42 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 43

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(2)不動産等の賃貸事業推移 本投資法人が保有する不動産等の賃貸事業の概要は以下のとおりです。

物件番号 不動産等の名称

第18期 第19期自 2017年 1 月 1 日至 2017年12月31日

自 2018年 1 月 1 日至 2018年12月31日

テナント総数期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

不動産運用収益期間中

(百万円)

対総不動産運用収益比率(%)

テナント総数

期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

不動産運用収益期間中

(百万円)

対総不動産運用収益比率(%)

1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 1 100.0 1,195 4.7 1 100.0 1,210 4.62 オリエンタルホテル東京ベイ 1 100.0 1,729 6.8 1 100.0 1,888 7.23 なんばオリエンタルホテル 1 100.0 1,600 6.3 1 100.0 1,629 6.24 ホテル日航アリビラ 1 100.0 1,951 7.7 1 100.0 2,048 7.85 オリエンタルホテル広島 1 100.0 498 2.0 1 100.0 424 1.66 イビス東京新宿 4 100.0 539 2.1 4 100.0 660 2.58 ザ・ビーチタワー沖縄 1 100.0 511 2.0 1 100.0 511 1.99 箱根強羅温泉季の湯雪月花 1 100.0 294 1.2 1 100.0 294 1.110 ドーミーイン熊本 1 100.0 194 0.8 1 100.0 194 0.712 ザ・ビー水道橋 1 100.0 114 0.4 1 100.0 109 0.413 ドーミーインEXPRESS浅草 1 100.0 63 0.3 1 100.0 63 0.214 博多中洲ワシントンホテルプラザ 1 100.0 240 0.9 1 100.0 240 0.915 奈良ワシントンホテルプラザ 2 100.0 151 0.6 2 100.0 150 0.616 R&Bホテル上野広小路 1 100.0 97 0.4 1 100.0 97 0.417 R&Bホテル東日本橋(注2) 1 100.0 122 0.5 ― ― 74 0.318 コンフォートホテル東京東日本橋 2 100.0 270 1.1 2 100.0 270 1.022 スマイルホテル日本橋三越前 1 100.0 152 0.6 1 100.0 153 0.624 東横イン博多口駅前本館・シングル館 1 100.0 141 0.6 1 100.0 141 0.525 ホテルビスタ蒲田東京 1 100.0 109 0.4 1 100.0 115 0.426 チサンイン蒲田 1 100.0 78 0.3 1 100.0 82 0.329 ホテル京阪ユニバーサル・シティ 1 100.0 811 3.2 1 100.0 822 3.130 ホテルサンルート新橋 4 100.0 412 1.6 4 100.0 426 1.631 ヒルトン東京ベイ 1 100.0 1,929 7.6 1 100.0 1,992 7.632 イビススタイルズ京都ステーション 2 100.0 597 2.3 2 100.0 548 2.133 イビススタイルズ札幌 5 99.4 707 2.8 4 98.3 662 2.534 メルキュールホテル札幌 14 98.1 818 3.2 14 98.1 820 3.135 メルキュールホテル沖縄那覇 1 100.0 491 1.9 1 100.0 456 1.736 ザ・ビー赤坂見附(注2) 2 100.0 249 1.0 ― ― 146 0.637 ザ・ビー池袋 4 100.0 360 1.4 4 100.0 361 1.438 ザ・ビーお茶の水(注2) 1 100.0 108 0.4 ― ― 58 0.239 ザ・ビー八王子 13 100.0 202 0.8 12 100.0 203 0.840 ザ・ビー博多 2 100.0 252 1.0 2 100.0 250 1.041 ホテルフランクス 1 100.0 300 1.2 1 100.0 300 1.142 メルキュールホテル横須賀 1 100.0 291 1.1 1 100.0 310 1.243 オキナワマリオットリゾート&スパ 1 100.0 1,215 4.8 1 100.0 1,169 4.4

物件番号 不動産等の名称

第18期 第19期自 2017年 1 月 1 日至 2017年12月31日

自 2018年 1 月 1 日至 2018年12月31日

テナント総数

期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

不動産運用収益期間中

(百万円)

対総不動産運用収益比率(%)

テナント総数

期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

不動産運用収益期間中

(百万円)

対総不動産運用収益比率(%)

44 アクティブインターシティ広島 37 99.8 1,482 5.8 39 99.8 1,526 5.845 カンデオホテルズ上野公園 1 100.0 350 1.4 1 100.0 349 1.346 ホテルセントラーザ博多 1 100.0 865 3.4 1 100.0 589 2.247 ホリデイ・イン大阪難波 1 100.0 1,215 4.8 1 100.0 1,114 4.248 ホテルアセント福岡 6 100.0 436 1.7 5 96.8 432 1.649 ヒルトン名古屋 4 100.0 1,388 5.4 4 100.0 1,390 5.350 ヒルトン成田 1 100.0 398 1.6 1 100.0 785 3.051 インターナショナルガーデンホテル成田 1 100.0 261 1.0 1 100.0 608 2.352 ホテル日航奈良 1 100.0 272 1.1 1 100.0 629 2.4

合 計 131 99.9 25,475 100.0 126 99.9 26,318 100.0

(注1)テナント総数は、各期末時点における各信託不動産に係る賃貸借契約書に基づく物件毎のテナント総数(駐車場等は含みません。)の合計を記載しています。但し、マスターリース会社が賃貸人等の間で賃貸借契約を締結している場合、エンドテナントからの賃料等を原則としてそのまま受け取るパススルー型マスターリースの対象物件については、エンドテナント数を記載し、エンドテナントの賃料の変動にかかわらず一定の賃料を受け取るサブリース型マスターリースの対象物件については、マスターリース会社のみをテナントとしてテナント数を記載しています。

(注2)R&Bホテル東日本橋、ザ・ビー赤坂見附及びザ・ビーお茶の水は、2018年8月10日付で譲渡しました。(注3)前期より前に譲渡した資産の物件番号は欠番となります。

4.有価証券組入資産明細 2018年12月31日現在、本投資法人が保有する有価証券の該当事項はありません。

5.特定取引の契約額及び時価の状況表 2018年12月31日現在、本投資法人における特定取引の契約額及び時価の状況は以下のとおりです。

区 分 種 類契約額等(百万円)(注1) 時価(百万円)

(注2)うち1年超市場取引以外の取引 金利スワップ取引 支払固定・受取変動 96,742 85,048 △484

合 計 96,742 85,048 △484

(注1)金利スワップ取引の契約額等は、想定元本等に基づいています。(注2)時価は、取引先金融機関から提示された価格等によっています。

6.その他資産の状況 本投資法人が保有する不動産を主な信託財産とする信託受益権等は、前記「3.不動産等組入資産明細」に一括して記載しています。2018年12月31日現在、同欄記載以外に本投資法人が主たる投資対象とする主な特定資産の組入れはありません。

7.国及び地域毎の資産保有状況 日本以外の国及び地域について、該当事項はありません。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T44 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 45

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保有不動産の資本的支出1.資本的支出の予定(注) 本投資法人が保有する投資不動産物件(信託)について、当期末時点で計画されている改修工事に伴う資本的支出の予定のうち主要なものは以下のとおりです。なお、資本的支出額6,778百万円と修繕費64百万円の合計6,842百万円の支出を次期に予定しています。

不動産等の名称(所在地) 目 的 予定期間

工事予定金額(百万円)総 額 既支払総額

R&Bホテル上野広小路(東京都台東区) 空調更新工事 自2019年 1 月

至2019年 3 月 54 ―

ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市) 防災設備更新工事 自2019年10月

至2019年11月 53 ―

ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市) 駐車場造成工事 自2018年12月

至2019年 5 月 423 ―

オキナワマリオットリゾート&スパ(沖縄県名護市) 客室系統空調設備入替工事 自2019年 2 月

至2019年 3 月 66 ―

オキナワマリオットリゾート&スパ(沖縄県名護市) レストラン改装工事 自2019年 5 月

至2019年 6 月 233 ―

ホテルセントラーザ博多(福岡県福岡市) 全館リニューアル工事 自2018年10月

至2019年 3 月 3,100 704

ホリデイ・イン大阪難波(大阪府大阪市) 客室改装工事(客室10/11階) 自2019年 5 月

至2019年 5 月 72 ―

ホテル日航奈良(奈良県奈良市) 1フロア内装表層更新 自2019年 5 月

至2019年 6 月 128 ―

ヒルトン名古屋(愛知県名古屋市) 給水配管更新 自2019年 3 月

至2019年11月 55 ―

合 計 4,185 704(注)新設・リニューアル工事については、建物、附属設備等だけでなく、什器及び備品に区分されるものも含まれます。なお、上記の予定改修工事の実施時

期及び実施の可否につきましては、変更の可能性があります。

2.期中の資本的支出(注) 本投資法人が保有する投資不動産物件(信託)において、当期に行った資本的支出に該当する主要な工事の概要は以下のとおりです。なお、当期の資本的支出額の合計は3,056百万円であり、当期費用に区分された修繕費46百万円と併せ、3,102百万円の工事を実施しています。

不動産等の名称(所在地) 目 的 期 間 工事金額

(百万円)神戸メリケンパークオリエンタルホテル(兵庫県神戸市) 電話交換機更新工事 自2018年 5 月

至2018年 7 月 41

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)

ママサロン移設に伴う客室増室及びフロントロビー改修工事

自2018年10月至2018年12月 144

なんばオリエンタルホテル(大阪府大阪市) 6階客室リニューアル工事 自2018年 1 月

至2018年 2 月 78

オキナワマリオットリゾート&スパ(沖縄県名護市) 客室系統空調設備入替工事 自2018年 9 月

至2018年12月 260

ホリデイ・イン大阪難波(大阪府大阪市) 6、7階客室リニューアル工事 自2018年 1 月

至2018年 2 月 58

ホリデイ・イン大阪難波(大阪府大阪市) 4、12階客室リニューアル工事 自2018年 9 月

至2018年 9 月 57

ヒルトン名古屋(愛知県名古屋市) 汚水・雑排水管更新工事 自2017年 6 月

至2018年 1 月 55

合 計 696(注)新設・リニューアル工事については、建物、附属設備等だけでなく、什器及び備品に区分されるものも含まれます。

3.長期修繕計画のために積立てた金銭(修繕積立金) 本投資法人は、物件毎に策定した長期修繕計画に基づき、期中のキャッシュ・フローの中から、中長期的な将来の大規模修繕等の資金支払いに充当することを目的とした修繕積立金を、以下のとおり積立てています。

(単位:百万円)

営業期間第15期 第16期 第17期 第18期 第19期

自2014年 1 月 1 日至2014年12月31日

自2015年 1 月 1 日至2015年12月31日

自2016年 1 月 1 日至2016年12月31日

自2017年 1 月 1 日至2017年12月31日

自2018年 1 月 1 日至2018年12月31日

当期首積立金残高 454 493 657 791 946当期積立額 46 185 133 154 15当期積立金取崩額 7 20 ― ― 9次期繰越額 493 657 791 946 951

費用・負債の状況1.運用等に係る費用明細

(単位:千円)

項 目第18期 第19期

自2017年 1 月 1 日至2017年12月31日

自2018年 1 月 1 日至2018年12月31日

(a)資産運用報酬 1,501,391(注1) 1,577,515(注2)

(b)資産保管・一般事務委託手数料 111,425 110,273(c)役員報酬 14,150 13,400(d)その他営業費用 179,110 214,828

合 計 1,806,078 1,916,017

(注1)第18期の資産運用報酬には、上述の金額のほか、物件取得に係る投資不動産等の取得価額に算入したものが245,047千円あります。(注2)第19期の資産運用報酬には、上述の金額のほか、物件譲渡に係る不動産売却損益から控除したものが60,750千円あります。

2.借入状況 2018年12月31日現在における借入契約毎及び金融機関毎の借入金の状況は以下のとおりです。

区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

短期借入金

株式会社三井住友銀行

2017年7月12日

1,125 ―

0.33% 2018年6月29日

期限一括(注4)

(注9) 無担保無保証

株式会社新生銀行 750 ―株式会社みずほ銀行 750 ―三井住友信託銀行株式会社 375 ―

小 計 3,000 ―

株式会社三井住友銀行 2018年4月26日 ― ―

0.33% 2018年12月28日

期限一括(注5)

(注10) 無担保無保証小 計 ― ―

短期借入金合計 3,000 ―

長期借入金

株式会社三井住友銀行2013年4月26日

2,101 ―

0.97% 2018年4月26日

3ヶ月毎に11,250千円返済し、残額を期限一括(注6)

(注9) 無担保無保証株式会社新生銀行 955 ―株式会社東京スター銀行 1,241 ―

小 計 4,297 ―

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T46 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 47

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区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

株式会社三井住友銀行 2013年9月30日

1,771 ―0.98%(注2)

2018年9月30日

3ヶ月毎に7,250千円返済し、残額を期限一括

(注10) 無担保無保証三井住友信託銀行株式会社 932 ―小 計 2,704 ―

株式会社三井住友銀行

2013年10月31日

500 ―

0.98%(注2)

2018年9月30日

期限一括(注7)

(注9) 無担保無保証

三井住友信託銀行株式会社 1,000 ―株式会社みずほ銀行 1,000 ―株式会社新生銀行 500 ―

小 計 3,000 ―株式会社三井住友銀行

2014年3月31日

54 ―

0.73%(注2)

2018年3月31日

3カ月毎に19,000千円返済し、残額を期限一括(注4)

(注10) 無担保無保証

株式会社りそな銀行 713 ―株式会社新生銀行 702 ―三井住友信託銀行株式会社 47 ―野村信託銀行株式会社 668 ―株式会社千葉銀行 535 ―損害保険ジャパン日本興亜株式会社 601 ―

小 計 3,321 ―株式会社三井住友銀行

2014年3月31日

648 648

1.15%(注2)

2021年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社りそな銀行 2,516 2,516株式会社新生銀行 2,516 2,516三井住友信託銀行株式会社 1,120 1,120

小 計 6,800 6,800株式会社三井住友銀行

2014年9月30日

600 600

(注3) 2019年9月30日 期限一括 (注11) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 1,200 1,200株式会社りそな銀行 434 434株式会社新生銀行 720 720三井住友信託銀行株式会社 600 600株式会社福岡銀行 1,000 1,000野村信託銀行株式会社 500 500株式会社広島銀行 435 435損害保険ジャパン日本興亜株式会社 328 328株式会社日本政策投資銀行 500 500

小 計 6,317 6,317株式会社三井住友銀行

2014年9月30日

800 800

0.92%(注2)

2020年9月30日

期限一括(注8)

(注11) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 1,600 1,600株式会社りそな銀行 1,100 1,100株式会社新生銀行 970 970三井住友信託銀行株式会社 800 800株式会社日本政策投資銀行 500 500株式会社東京スター銀行 762 ―株式会社あおぞら銀行 285 285

小 計 6,817 6,055

区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

株式会社三井住友銀行

2014年9月30日

600 600

1.04%(注2)

2021年9月30日 期限一括 (注11) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 1,200 1,200株式会社りそな銀行 850 850株式会社新生銀行 750 750三井住友信託銀行株式会社 600 600

小 計 4,000 4,000

株式会社三菱UFJ銀行 2014年12月30日 935 935

0.56% 2020年12月30日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 935 935株式会社三井住友銀行

2015年1月30日

1,400 1,400

0.38%(注2)

2020年1月31日 期限一括 (注11) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 1,500 1,500株式会社新生銀行 500 500株式会社りそな銀行 500 500三井住友信託銀行株式会社 500 500株式会社千葉銀行 300 300

小 計 4,700 4,700株式会社三井住友銀行

2015年1月30日

1,700 1,700

0.90%(注2)

2022年1月31日

期限一括(注8)

(注11) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 3,000 3,000株式会社新生銀行 1,050 1,050株式会社りそな銀行 1,000 1,000三井住友信託銀行株式会社 1,000 1,000株式会社東京スター銀行 300 ―株式会社あおぞら銀行 150 150

小 計 8,200 7,900

株式会社三井住友銀行 2015年3月31日 1,500 1,500 0.93%

(注2)2022年3月31日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 1,500 1,500株式会社あおぞら銀行 2015年

7月10日1,000 1,000

0.95%(注2)

2022年6月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証株式会社三菱UFJ銀行 500 500

小 計 1,500 1,500株式会社三井住友銀行 2015年

9月30日100 100

0.51% 2020年6月30日 期限一括 (注10) 無担保無保証株式会社広島銀行 992 992

小 計 1,092 1,092三井住友信託銀行株式会社

2015年9月24日

960 960

1.07%(注2)

2023年9月29日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社りそな銀行 960 960野村信託銀行株式会社 960 960

小 計 2,880 2,880株式会社三井住友銀行

2015年9月30日

703 703

1.07%(注2)

2023年9月29日

期限一括(注8)

(注10) 無担保無保証株式会社東京スター銀行 1,744 ―株式会社新生銀行 189 189

小 計 2,636 892

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T48 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 49

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区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

株式会社三井住友銀行

2016年2月29日

500 500

0.21%(注2)

2019年3月31日 期限一括 (注9) 無担保無保証

株式会社広島銀行 1,000 1,000株式会社新生銀行 250 250株式会社みずほ銀行 250 250

小 計 2,000 2,000株式会社三井住友銀行

2016年3月28日

480 480

0.19%(注2)

2019年3月31日

期限一括(注8)

(注10) 無担保無保証株式会社東京スター銀行 800 ―株式会社みずほ銀行 480 480

小 計 1,760 960野村信託銀行株式会社

2016年3月31日

530 530

0.19%(注2)

2019年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社千葉銀行 270 270株式会社日本政策投資銀行 230 230株式会社福岡銀行 110 110

小 計 1,140 1,140株式会社三井住友銀行

2016年3月28日

1,050 1,050

0.77%(注2)

2024年3月31日

期限一括(注8)

(注10) 無担保無保証株式会社東京スター銀行 1,750 ―株式会社みずほ銀行 1,050 1,050

小 計 3,850 2,100野村信託銀行株式会社

2016年3月31日

1,200 1,200

0.77%(注2)

2024年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社千葉銀行 600 600株式会社日本政策投資銀行 550 550株式会社福岡銀行 300 300

小 計 2,650 2,650株式会社三井住友銀行

2016年3月31日

1,200 1,200

0.68%(注2)

2023年3月31日

期限一括(注8)

(注10) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 1,000 1,000株式会社新生銀行 1,000 1,000株式会社りそな銀行 500 500株式会社東京スター銀行 500 ―野村信託銀行株式会社 500 500

小 計 4,700 4,200

三井住友信託銀行株式会社 2016年3月31日 800 800 0.66%

(注2)2024年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 800 800

株式会社日本政策投資銀行 2016年3月31日 500 500

0.57% 2024年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 500 500株式会社三井住友銀行

2016年9月1日

2,900 2,900

0.74%(注2)

2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

株式会社新生銀行 1,700 1,700株式会社みずほ銀行 1,700 1,700株式会社りそな銀行 1,000 1,000野村信託銀行株式会社 500 500株式会社千葉銀行 500 500株式会社福岡銀行 1,200 1,200

小 計 9,500 9,500

区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

三井住友信託銀行株式会社 2016年9月1日 1,300 1,300 0.56%

(注2)2024年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 1,300 1,300

株式会社三菱UFJ銀行 2016年9月1日 2,000 2,000 0.56%

(注2)2024年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 2,000 2,000

株式会社日本政策投資銀行 2016年9月1日 700 700

0.59% 2024年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 700 700

株式会社あおぞら銀行 2016年9月1日 500 500

0.71% 2024年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 500 500

株式会社三井住友銀行 2017年2月28日 1,700 ―

0.33% 2018年3月30日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 1,700 ―株式会社三井住友銀行 2017年

7月12日1,750 1,750

0.46% 2023年6月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証株式会社千葉銀行 500 500

小 計 2,250 2,250株式会社三井住友銀行

2017年8月1日

1,250 1,250

0.85%(注2)

2026年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

株式会社新生銀行 1,250 1,250株式会社みずほ銀行 1,250 1,250株式会社りそな銀行 500 500

小 計 4,250 4,250

三井住友信託銀行株式会社 2017年8月1日 1,000 1,000 0.73%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 1,000 1,000

株式会社三菱UFJ銀行 2017年8月1日 700 700 0.68%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 700 700

株式会社日本政策投資銀行 2017年8月1日 500 500

0.75% 2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 500 500

株式会社福岡銀行 2017年8月1日 500 500 0.73%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 500 500

株式会社あおぞら銀行 2017年8月1日 500 500 0.73%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 500 500

株式会社西日本シティ銀行 2017年8月1日 1,000 1,000 0.73%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 1,000 1,000

株式会社新生銀行 2017年8月1日 300 300 0.68%

(注2)2025年9月30日 期限一括 (注9) 無担保無保証

小 計 300 300

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T50 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 51

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区分 借入先 借入日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(注1)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

株式会社三井住友銀行

2017年9月19日

1,200 1,200

0.65%(注2)

2025年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社みずほ銀行 500 500三井住友信託銀行株式会社 460 460株式会社新生銀行 390 390

小 計 2,550 2,550株式会社三井住友銀行 2017年

11月15日2,500 2,500

0.57%(注2)

2024年3月29日 期限一括 (注10) 無担保無保証株式会社新生銀行 1,500 1,500

小 計 4,000 4,000株式会社三井住友銀行

2017年11月15日

1,500 1,500

0.65%(注2)

2025年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社新生銀行 500 500株式会社日本政策投資銀行 300 300株式会社福岡銀行 150 150

小 計 2,450 2,450

株式会社三井住友銀行 2018年3月30日 ― 1,700

0.41% 2023年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 ― 1,700株式会社三井住友銀行

2018年4月26日

― 650

0.41% 2023年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

株式会社新生銀行 ― 950株式会社千葉銀行 ― 500株式会社西日本シティ銀行 ― 250損害保険ジャパン日本興亜株式会社 ― 500

小 計 ― 2,850

株式会社広島銀行 2018年4月26日 ― 500

0.52% 2023年3月31日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 ― 500

株式会社静岡銀行 2018年9月28日 ― 500

0.55% 2023年9月29日 期限一括 (注10) 無担保無保証

小 計 ― 500株式会社三井住友銀行

2018年9月28日

― 1,700

0.95%(注2)

2027年9月30日 期限一括 (注10) 無担保無保証

三井住友信託銀行株式会社 ― 1,400株式会社新生銀行 ― 500株式会社みずほ銀行 ― 300

小 計 ― 3,900

株式会社福岡銀行 2018年11月30日 ― 350

0.34% 2019年12月30日 期限一括 (注12) 無担保無保証

小 計 ― 350

株式会社西日本シティ銀行 2018年11月30日 ― 350

0.34% 2019年12月30日 期限一括 (注12) 無担保無保証

小 計 ― 350長期借入金合計 113,799 103,071借入金合計 116,799 103,071

(注1)平均利率は期中の加重平均を記載しており、小数点以下第三位を四捨五入して表示しています。(注2)金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っており、金利スワップ取引を行った借入金については金利スワップの効果を勘案した利

率を小数点以下第三位を四捨五入して表示しています。

(注3)当ローンのうち1,317百万円部分にかかる金利は、2014年9月26日付金利スワップ契約締結により、2014年9月30日から2019年9月30日まで実質的に年率0.80225%で固定化されています。また、5,000百万円部分にかかる金利は、2014年9月26日付金利スワップ契約締結により、2018年3月30日から2019年9月30日まで実質的に年率0.94875%で固定化されています。

(注4)2018年2月28日に全額期限前弁済しています。(注5)2018年8月10日に全額期限前弁済しています。(注6)2018年2月28日に1,400百万円を一部期限前弁済し、残額を期限一括返済しています。(注7)2018年2月28日に1,200百万円を一部期限前弁済し、残額を期限一括返済しています。(注8)2018年4月26日に一部期限前弁済しています。(注9)資金使途は、不動産信託受益権の取得資金及び関連費用等です。(注10)資金使途は、借入金の借換資金等です。(注11)資金使途は、不動産信託受益権の取得資金、借入金の借換及び関連費用等です。(注12)資金使途は、ホテルセントラーザ博多の改装資金及び関連費用等です。(注13)貸借対照表上の1年内返済予定の長期借入金11,117百万円については、借入契約ごとの表示をするため、長期借入金に含めて表示しています。(注14)三菱UFJ信託銀行株式会社は、2018年4月16日付で、吸収分割により、株式会社三菱UFJ銀行に法人貸出等業務を承継しました。

3.投資法人債 2018年12月31日現在における発行済投資法人債の状況は以下のとおりです。

銘 柄 発行年月日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)利率(%) 償還期限 償還

方法 使途 摘要

第3回無担保投資法人債 2014年3月19日 2,000 2,000 0.920 2019年

3月19日期限一括 (注1) 無担保・無保証

(注4)

第4回無担保投資法人債 2014年12月19日 1,500 1,500 0.860 2021年

12月17日期限一括 (注2) 無担保・無保証

(注4)

第5回無担保投資法人債 2015年10月23日 6,000 6,000 0.820 2022年

10月21日期限一括 (注1) 無担保・無保証

(注5)

第6回無担保投資法人債 2016年3月22日 3,000 3,000 0.935 2026年

3月19日期限一括 (注1) 無担保・無保証

(注4)

第7回無担保投資法人債 2016年11月29日 9,000 9,000 0.600 2026年

11月27日期限一括 (注3) 無担保・無保証

(注5)

第8回無担保投資法人債 2016年11月29日 1,100 1,100 0.600 2026年

11月27日期限一括 (注3) 無担保・無保証

(注4)

第9回無担保投資法人債 2017年11月24日 1,000 1,000 0.530 2024年

11月22日期限一括 (注1) 無担保・無保証

(注4)

第10回無担保投資法人債 2018年2月21日 ― 10,000 0.840 2028年

2月21日期限一括 (注2) 無担保・無保証

(注5)

合 計 23,600 33,600(注1)資金使途は、既存借入金の返済資金の一部に充当するためです。(注2)資金使途は、既存借入金の返済資金及び将来の特定資産の取得資金等です。(注3)資金使途は、第2回無担保投資法人債の償還資金、既存借入金の返済及び将来の不動産等の取得資金です。(注4)特定投資法人債間限定同順位特約が付されています。(注5)投資法人債間限定同順位特約が付されています。

4.短期投資法人債 該当事項はありません。

5.新投資口予約権 該当事項はありません。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T52 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 53

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称、約定数値、取引期間等の内容に関して、有限責任あずさ監査法人に調査を委託し、日本公認会計士協会が公表した専門業務実務指針4460「投資信託及び投資法人における特定資産の価格等の調査に係る合意された手続業務に関する実務指針」に基づく調査結果として合意された手続実施結果報告書を入手しています。 なお、本調査は財務諸表監査の一部ではなく、また、価格の妥当性や内部管理体制について保証を提供するものではありません。

4.利害関係人等(注1)との取引状況(1)取引状況

区 分売買金額等(注2)(注3)

買付額等 売付額等 不動産運用収益総 額 ―百万円 12,150百万円 26,318百万円

利害関係人等との取引状況の内訳株式会社ホテルマネージメントジャパン ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 7,200百万円(27.4%)株式会社ラグーンリゾート名護 ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 1,169百万円(4.4%)オーダブリュー・ホテル・オペレーションズ株式会社 ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 1,114百万円(4.2%)株式会社共立メンテナンス ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 1,063百万円(4.0%)株式会社A・I・C広島マネジメント ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 996百万円(3.8%)株式会社ナリタコスゲ・オペレーションズ ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 784百万円(3.0%)株式会社ホテルマネジメント ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 629百万円(2.4%)株式会社ナリタヨシクラ・オペレーションズ ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 608百万円(2.3%)株式会社ホテルセントラーザ ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 589百万円(2.2%)

合 計 ―百万円 (―%) ―百万円 (―%) 14,156百万円(53.8%)

(注1)利害関係人等とは、投信法第201条第1項に定める本資産運用会社の利害関係人等(以下「利害関係人等」といいます。)を意味しますが、上記(1)取引状況及び下表の(2)支払手数料等の金額には、これらに本資産運用会社のスポンサー関係者取引管理規則に定めるスポンサー関係者(①利害関係人等に加え、②本資産運用会社の株主、③本資産運用会社の株式を50%以上保有する株主に50%以上出資している会社等、④本資産運用会社の株主が50%以上出資している会社、⑤本資産運用会社が資産運用委託契約、投資一任契約又は投資顧問契約を締結している顧客、⑥上記①乃至⑤に該当しなくなってから3ヶ月を経過しない者、並びに⑦コンプライアンス・オフィサーがスポンサー関係者取引規程及び本規則の趣旨に鑑みてスポンサー関係者として取扱うことが適当であると判断した者)との主要な取引を含めて記載しています。

(注2)「買付額等」及び「売付額等」は、当該不動産等の取得又は譲渡に要した諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(売買契約書等に記載された売買価額)を記載しています。

(注3)括弧内には、総額に対する比率を小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。

(2)支払手数料等の金額

区 分 支払手数料等総額(A)

利害関係人等との取引内訳 総額に対する割合B/A(%)支 払 先 支払金額(B)

外注委託費(注) 714,663千円 株式会社ホテルマネージメントジャパン 5,760千円 0.8

(注)プロパティ・マネジメント委託契約に基づく基本報酬のほか、建物及び設備の日常的な維持管理に係る業務委託費、運営委託費等が含まれます。

5.資産運用会社が営む兼業業務に係る当該資産運用会社との間の取引の状況等 本資産運用会社は、第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、宅地建物取引業及び不動産特定共同事業のいずれも兼業しておらず、該当する取引はありません。

期中の売買状況1.不動産等及び資産対応証券等、インフラ資産等及びインフラ関連資産の売買状況等

資産の種類 不動産等の名称

取 得 譲 渡

取得年月日

取得価格(百万円)

譲渡年月日

譲渡価額(百万円)(注1)

帳簿価額(百万円)

売却損益(百万円)(注2)

不動産信託受益権 R&Bホテル東日本橋 ― ― 2018年

8月10日 3,050 1,483 1,543

不動産信託受益権 ザ・ビー赤坂見附 ― ― 2018年

8月10日 6,600 6,294 264

不動産信託受益権 ザ・ビーお茶の水 ― ― 2018年

8月10日 2,500 2,353 127

合 計 ― ― ― 12,150 10,131 1,934

(注1)「譲渡価額」には、当該不動産等の譲渡に要した諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(売買契約書等に記載された売買価額)を記載しています。

(注2)「売却損益」には、譲渡価額から帳簿価額及びその他売却費用を控除した金額を記載しています。

2.その他の資産の売買状況等 上記不動産等及び資産対応証券等、インフラ資産等及びインフラ関連資産以外の主なその他の資産は、概ね銀行預金又は信託財産内の銀行預金です。

3.特定資産の価格等の調査(1)不動産等

取得又は譲渡

資産の種類 不動産等の名称 取得又は譲渡年月日

取得価格又は

譲渡価額(百万円)(注1)

鑑定評価額(百万円)(注2)

価格時点 不動産鑑定機関

譲渡 不動産信託受益権 R&Bホテル東日本橋 2018年

8月10日 3,050 2,090 2018年6月30日 JLL森井鑑定株式会社

譲渡 不動産信託受益権 ザ・ビー赤坂見附 2018年

8月10日 6,600 6,010 2018年6月30日

一般財団法人日本不動産研究所

譲渡 不動産信託受益権 ザ・ビーお茶の水 2018年

8月10日 2,500 2,360 2018年6月30日

一般財団法人日本不動産研究所

(注1)「取得価格又は譲渡価額」は、当該不動産等の取得又は譲渡に要した諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(売買契約書等に記載された売買価額)を記載しています。

(注2)上記記載の鑑定評価は、「不動産鑑定評価基準 各論第3章 証券化対象不動産の価格に関する鑑定評価」を適用して行っています。

(2)有価証券取引 該当事項はありません。

(3)その他調査を行った者の氏名又は名称 有限責任あずさ監査法人調査の結果及び方法の概要 調査依頼を行った取引は2018年1月1日から2018年12月31日までの間で金利スワップ取引1件でした。この金利スワップ取引について、投資信託及び投資法人に関する法律第201条第2項に基づいて比較可能な価格のほか、相手方の名

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T54 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 55

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経理の状況1.資産、負債、元本(出資)及び損益の状況 資産、負債、元本(出資)及び損益の状況につきましては、Ⅱ. 貸借対照表、Ⅲ. 損益計算書、Ⅳ. 投資主資本等変動計算書及びⅤ. 注記表をご参照ください。

2.減価償却額の算定方法の変更 該当事項はありません。

3.不動産等及びインフラ資産等の評価方法の変更 該当事項はありません。

自社設定投資信託受益証券等の状況等 本資産運用会社が取得した本投資法人の投資口の状況は以下のとおりです。①取得等の状況

年 月 日 取得口数(口) 処分口数(口) 保有口数(口)2016年 1 月20日 2,500 ― 2,5002017年 7 月 5 日 1,200 ― 3,700

累 計 3,700 ― 3,700

②保有等の状況

期末保有口数(口)

期末保有総額(千円)(注1)

保有比率(%)(注2)

(ご参考)期末発行済

投資口の総口数(口)

第17期 自 2016年 1 月 1 日至 2016年12月31日 2,500 212,550 0.06 3,761,907

第18期 自 2017年 1 月 1 日至 2017年12月31日 3,700 305,571 0.09 4,010,847

第19期 自 2018年 1 月 1 日至 2018年12月31日 3,700 305,571 0.09 4,010,847

(注1)期末保有総額は、取得価格を記載しています。(注2)保有比率は、発行済投資口の総口数に対する保有投資口数の割合を、小数点以下第二位未満を切り捨てて記載しています。

その他(1)お知らせ

 当期において、本投資法人の役員会で承認・報告された主要な契約の締結・変更等はありません。 当期決算日後の役員会で承認・報告された主要な契約の締結・変更等のうち主な概要は以下のとおりです。承認日 項 目 概 要

2019年 1 月16日 新投資口の発行に係る新投資口買取引受契約の締結

新投資口の発行に伴い、SMBC日興証券株式会社、大和証券株式会社、みずほ証券株式会社、ゴールドマン・サックス証券株式会社、野村證券株式会社、FFG証券株式会社、西日本シティTT証券株式会社及びちばぎん証券株式会社に投資口の国内募集に関する一般事務を委託しました。また、海外募集の共同主幹事会社としてSMBCNikkoCapitalMarketsLimited、GoldmanSachs International、MizuhoInternationalplc及びDaiwaCapitalMarketsEuropeLimitedに投資口の海外募集に関する一般事務を委託しました。

(2)海外不動産保有法人の状況等 該当事項はありません。

(3)海外不動産保有法人が有する不動産の状況等 該当事項はありません。

(4)その他 本書では、特に記載のない限り、記載未満の数値について、金額は切捨て、比率は四捨五入により記載しています。

資 産 運 用 報 告Ⅰ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T56 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 57

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貸借対照表Ⅱ

(単位:千円)

前期(ご参考) 当 期(2017年12月31日) (2018年12月31日)

資産の部流動資産現金及び預金 16,179,716 25,706,559信託現金及び信託預金 11,740,634 11,478,156営業未収入金 2,411,837 2,474,121前払費用 573,439 527,491未収還付法人税等 32 34デリバティブ債権 ― 2,229その他 14,205 77,987流動資産合計 30,919,866 40,266,582固定資産有形固定資産機械及び装置 278,899 398,134減価償却累計額 △119,213 △150,113機械及び装置(純額) 159,686 248,021工具、器具及び備品 2,438,070 3,121,628減価償却累計額 △1,132,473 △1,505,450工具、器具及び備品(純額) 1,305,597 1,616,178信託建物 ※1 122,414,147 ※1 122,605,307減価償却累計額 △15,153,003 △18,178,952信託建物(純額) 107,261,144 104,426,355信託構築物 2,493,765 2,535,539減価償却累計額 △304,817 △367,369信託構築物(純額) 2,188,948 2,168,169

信託機械及び装置 580,867 598,790減価償却累計額 △99,228 △125,229信託機械及び装置(純額) 481,638 473,561信託工具、器具及び備品 137,266 136,526減価償却累計額 △87,308 △95,925信託工具、器具及び備品(純額) 49,957 40,601

信託土地 171,618,110 163,151,369信託建設仮勘定 1,512 765,363有形固定資産合計 283,066,595 272,889,620

無形固定資産ソフトウエア 200,001 199,563信託借地権 28,648,457 28,532,362信託定期借地権 5,313,494 5,175,217その他 9,116 8,436無形固定資産合計 34,171,069 33,915,580

投資その他の資産差入保証金 12,520 12,520信託差入敷金及び保証金 158,323 150,223長期前払費用 3,008,327 2,687,996デリバティブ債権 123,334 45,125修繕積立金 319,058 292,508投資その他の資産合計 3,621,564 3,188,374

固定資産合計 320,859,228 309,993,574繰延資産投資口交付費 272,107 124,220投資法人債発行費 132,059 172,390繰延資産合計 404,166 296,610資産合計 352,183,262 350,556,767

(単位:千円)

前期(ご参考) 当 期(2017年12月31日) (2018年12月31日)

負債の部流動負債営業未払金 909,971 1,941,008短期借入金 3,000,000 ―1年内償還予定の投資法人債 ― 2,000,0001年内返済予定の長期借入金 15,022,750 11,117,000未払費用 650,568 530,377未払法人税等 1,210 1,210未払消費税等 560,170 496,921前受金 900,259 882,052未払分配金 16,400 18,275預り金 22,098 7,315デリバティブ債務 23,471 17,608繰延税金負債 ― 583その他 54,903 9,013流動負債合計 21,161,802 17,021,368

固定負債投資法人債 23,600,000 31,600,000長期借入金 98,777,000 91,954,000預り敷金及び保証金 1,041,016 1,041,016信託預り敷金及び保証金 4,653,410 4,593,946デリバティブ債務 504,179 514,339繰延税金負債 38,954 14,255資産除去債務 443,577 445,622固定負債合計 129,058,138 130,163,180負債合計 150,219,940 147,184,548純資産の部投資主資本出資総額 153,516,129 153,516,129剰余金出資剰余金 21,746,398 21,746,398任意積立金一時差異等調整積立金 ※2 13,127,153 ※2 12,357,644任意積立金合計 13,127,153 12,357,644当期未処分利益又は当期未処理損失(△) 14,005,489 16,213,482剰余金合計 48,879,041 50,317,525投資主資本合計 202,395,170 203,833,655評価・換算差額等繰延ヘッジ損益 △431,849 △461,435評価・換算差額等合計 △431,849 △461,435

純資産合計 ※3 201,963,321 ※3 203,372,219負債純資産合計 352,183,262 350,556,767

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前期(ご参考)(自2017年1月1日 至2017年12月31日)(単位:千円)

投資主資本 評価・換算差額等

純資産合計出資

総額

剰 余 金

投資主資本合計

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

出資剰余金

任意積立金 当期未処分利益又は当期未処理損失(△)

剰余金合計配当

積立金一時差異等調整積立金

任意積立金合計

当期首残高 134,829,448 21,746,398 13,867,228 ― 13,867,228 12,126,057 47,739,684 182,569,132 △580,019 △580,019 181,989,112当期変動額新投資口の発行 18,686,681 18,686,681 18,686,681配当積立金の取崩 △13,867,228 △13,867,228 13,867,228 ― ― ―一時差異等調整積立金の積立 13,127,153 13,127,153 △13,127,153 ― ― ―

剰余金の配当 △12,865,721 △12,865,721 △12,865,721 △12,865,721当期純利益 14,005,078 14,005,078 14,005,078 14,005,078投資主資本以外の項目の当期変動額(純額) 148,170 148,170 148,170

当期変動額合計 18,686,681 ― △13,867,228 13,127,153 △740,075 1,879,431 1,139,356 19,826,037 148,170 148,170 19,974,208

当期末残高 ※1153,516,129 21,746,398 ― 13,127,153 13,127,153 14,005,489 48,879,041 202,395,170 △431,849 △431,849 201,963,321

当期(自2018年1月1日 至2018年12月31日)(単位:千円)

投資主資本 評価・換算差額等

純資産合計出資

総額

剰 余 金

投資主資本合計

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

出資剰余金

任意積立金 当期未処分利益又は当期未処理損失(△)

剰余金合計

一時差異等調整積立金

任意積立金合計

当期首残高 153,516,129 21,746,398 13,127,153 13,127,153 14,005,489 48,879,041 202,395,170 △431,849 △431,849 201,963,321当期変動額一時差異等調整積立金の取崩 △769,508 △769,508 769,508 ― ― ―

剰余金の配当 △14,771,949 △14,771,949 △14,771,949 △14,771,949当期純利益 16,210,434 16,210,434 16,210,434 16,210,434投資主資本以外の項目の当期変動額(純額) △29,586 △29,586 △29,586

当期変動額合計 ― ― △769,508 △769,508 2,207,993 1,438,484 1,438,484 △29,586 △29,586 1,408,897

当期末残高 ※1153,516,129 21,746,398 12,357,644 12,357,644 16,213,482 50,317,525 203,833,655 △461,435 △461,435 203,372,219

損 益 計 算 書Ⅲ 投資主資本等変動計算書Ⅳ

(単位:千円)

前期(ご参考) 当 期自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)

営業収益不動産運用収入 ※1 24,318,307 ※1 25,140,735その他不動産運用収入 ※1 1,157,246 ※1 1,178,141不動産等売却益 ― ※2 1,934,974営業収益合計 25,475,553 28,253,850

営業費用不動産運用費用 ※1,※3 7,911,653 ※1,※3 8,344,364資産運用報酬 1,501,391 1,577,515資産保管・一般事務委託手数料 111,425 110,273役員報酬 14,150 13,400その他営業費用 179,110 214,828営業費用合計 9,717,731 10,260,381

営業利益 15,757,821 17,993,469営業外収益受取利息 212 225未払分配金戻入 3,624 3,583保険差益 648 4,627固定資産税等還付金 ― 10,354還付加算金 391 118金融派生商品利益 22,381 12,843営業外収益合計 27,258 31,752

営業外費用支払利息 904,000 818,631投資法人債利息 169,584 246,329融資関連費用 522,774 525,031投資法人債発行費償却 20,748 27,751投資口交付費償却 141,962 147,887金融派生商品損失 13,306 39,417その他 6,414 8,529営業外費用合計 1,778,791 1,813,577経常利益 14,006,288 16,211,644税引前当期純利益 14,006,288 16,211,644法人税、住民税及び事業税 1,210 1,210法人税等合計 1,210 1,210当期純利益 14,005,078 16,210,434前期繰越利益 411 3,048当期未処分利益又は当期未処理損失(△) 14,005,489 16,213,482

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[重要な会計方針に係る事項に関する注記]

項 目前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)1. 固定資産の減価償却の方法

(1)有形固定資産(信託財産を含む。) 定額法を採用しています。なお、主たる有形固定資産の耐用年数は以下のとおりです。 機械及び装置 2~17年 工具、器具及び備品 2~20年 信託建物 2~62年 信託構築物 2~62年 信託機械及び装置 4~32年 信託工具、器具及び備品 2~27年

(2)無形固定資産 定額法を採用しています。なお、主たる償却年数は以下のとおりです。 ソフトウエア(自社利用分) 社内における利用可能期間5年 また、信託定期借地権については、残存契約年数(41年及び49年)に基づく定額法を採用しています。

(3)長期前払費用 定額法を採用しています。

(1)有形固定資産(信託財産を含む。) 定額法を採用しています。なお、主たる有形固定資産の耐用年数は以下のとおりです。 機械及び装置 2~17年 工具、器具及び備品 2~20年 信託建物 2~62年 信託構築物 2~62年 信託機械及び装置 4~32年 信託工具、器具及び備品 2~27年

(2)無形固定資産 定額法を採用しています。なお、主たる償却年数は以下のとおりです。 ソフトウエア(自社利用分) 社内における利用可能期間5年 また、信託定期借地権については、残存契約年数(41年及び49年)に基づく定額法を採用しています。

(3)長期前払費用定額法を採用しています。

2.繰延資産の処理方法 (1)投資口交付費 3年間で定額法により償却しています。 なお、2017年7月5日付一般募集による新投資口の発行は、引受証券会社が発行価額で引受を行い、これを発行価額と異なる発行価格で一般投資家に販売する買取引受契約(「スプレッド方式」といいます。)によっております。 スプレッド方式では、発行価格(募集価格)と発行価額の差額578,908千円が事実上の引受手数料となることから、本投資法人から引受証券会社への引受手数料の支払いはありません。

(2)投資法人債発行費 償還期間にわたり利息法により償却しています。

(1)投資口交付費 3年間で定額法により償却しています。

(2)投資法人債発行費 償還期間にわたり利息法により償却しています。

3. 収益及び費用の計上基準

固定資産税等の処理方法 保有する不動産等に係る固定資産税、都市計画税及び償却資産税等については、賦課決定された税額のうち、当期に対応する額を不動産運用費用として費用処理する方法を採用しています。 なお、不動産等の取得に伴い、譲渡人に支払った取得日を含む年度の固定資産税等の精算金は、不動産運用費用として計上せず、当該不動産等の取得価額に算入しています。不動産等の取得価額に算入した固定資産税等相当額は75,557千円です。

固定資産税等の処理方法 保有する不動産等に係る固定資産税、都市計画税及び償却資産税等については、賦課決定された税額のうち、当期に対応する額を不動産運用費用として費用処理する方法を採用しています。 なお、不動産等の取得に伴い、譲渡人に支払った取得日を含む年度の固定資産税等の精算金は、不動産運用費用として計上せず、当該不動産等の取得価額に算入しています。 不動産等の取得価額に算入した固定資産税等相当額はありません。

項 目前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)4.ヘッジ会計の方法 (1)ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理によっています。

(2)ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段  金利スワップ取引  金利キャップ取引 ヘッジ対象  借入金金利

(3)ヘッジ方針 本投資法人は、財務方針に基づき投資法人規約に規定するリスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行っています。

(4)ヘッジの有効性評価の方法 ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計とを比較し、両者の変動額の比率を検証することにより、ヘッジの有効性を評価しています。

(1)ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっています。

(2)ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段  金利スワップ取引  金利キャップ取引 ヘッジ対象  借入金金利

(3)ヘッジ方針 本投資法人は、財務方針に基づき投資法人規約に規定するリスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行っています。

(4)ヘッジの有効性評価の方法 ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計とを比較し、両者の変動額の比率を検証することにより、ヘッジの有効性を評価しています。

5. その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1)不動産等を信託財産とする信託受益権に関する会計処理方法

 保有する不動産等を信託財産とする信託受益権につきましては、信託財産内の全ての資産及び負債勘定並びに信託財産に生じた全ての収益及び費用勘定について、貸借対照表及び損益計算書の該当勘定科目に計上しています。 なお、当該勘定科目に計上した信託財産のうち重要性がある下記の科目については、貸借対照表において区分掲記することとしています。①信託現金及び信託預金②信託建物、信託構築物、信託機械及び装置、信託工具、器具及び備品、信託土地、信託建設仮勘定

③信託借地権、信託定期借地権、信託差入敷金及び保証金

④信託預り敷金及び保証金

(2)消費税等の処理方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜処理によっています。

(1)不動産等を信託財産とする信託受益権に関する会計処理方法

 保有する不動産等を信託財産とする信託受益権につきましては、信託財産内の全ての資産及び負債勘定並びに信託財産に生じた全ての収益及び費用勘定について、貸借対照表及び損益計算書の該当勘定科目に計上しています。 なお、当該勘定科目に計上した信託財産のうち重要性がある下記の科目については、貸借対照表において区分掲記することとしています。①信託現金及び信託預金②信託建物、信託構築物、信託機械及び装置、信託工具、器具及び備品、信託土地、信託建設仮勘定

③信託借地権、信託定期借地権、信託差入敷金及び保証金

④信託預り敷金及び保証金

(2)消費税等の処理方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜処理によっています。

注 記 表Ⅴ

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注記表Ⅴ

[表示方法の変更に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日) 従来、「営業費用」に区分掲記していた「資産保管手数料」及び「一般事務委託手数料」は、報酬計算の一本化により、「資産保管・一般事務委託手数料」に一括掲記することとしています。

 該当事項はありません。

[貸借対照表に関する注記]前期(ご参考) 当 期

(2017年12月31日) (2018年12月31日)

※1.国庫補助金等により取得した有形固定資産の圧縮記帳額信託建物 24,921千円

※1.国庫補助金等により取得した有形固定資産の圧縮記帳額信託建物 24,921千円

※2.一時差異等調整積立金の積立て及び取崩しの処理に関する事項配当積立金(注)

当初発生額 13,127,153千円当期首残高 ―千円当期積立額 13,127,153千円当期取崩額 ―千円当期末残高 13,127,153千円積立て、取崩しの発生事由

「投資法人の計算に関する規則」(平成27年内閣府令第27号)附則第3項の経過措置の適用

(注)2016年12月期以前は「配当積立金」として計上していた負ののれん発生益に細分された金額の残額を、当期において一時差異等調整積立金として積み立て、積み立てた期の翌期以降、50年以内に毎期均等額以上を取り崩す予定です。

※2.一時差異等調整積立金の積立て及び取崩しの処理に関する事項配当積立金(注)

当初発生額 13,127,153千円当期首残高 13,127,153千円当期積立額 ―千円当期取崩額 769,508千円当期末残高 12,357,644千円積立て、取崩しの発生事由 分配金に充当

(注)2016年12月期以前は「配当積立金」として計上していた負ののれん発生益に細分された金額の残額であり、積み立てた期の翌期以降、50年以内に毎期均等額以上を取り崩す予定です。

※3.投信法第67条第4項に規定する最低純資産額 50,000千円

※3.投信法第67条第4項に規定する最低純資産額 50,000千円

[損益計算書に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)※1.不動産運用損益の内訳 (単位:千円)A.不動産運用収益不動産運用収入 固定賃料 13,064,351 変動賃料 8,572,121 運営委託収入 2,681,834  計 24,318,307その他不動産運用収入 駐車場使用料 179,054 その他付帯収益 62,597 水道光熱費収入 781,934 その他 133,660  計 1,157,246不動産運用収益合計 25,475,553

B.不動産運用費用不動産運用費用 支払地代・その他賃借料 922,891 固定資産税等 1,476,156 外注委託費(注) 703,933 損害保険料 47,030 減価償却費 3,725,775 固定資産除却損 132,908 修繕費 49,747 水道光熱費 790,728 信託報酬 43,655 その他 18,825不動産運用費用合計 7,911,653

C.不動産運用損益(A-B) 17,563,899(注)外注委託費には、運営委託費が343,712千円含まれています。

※1.不動産運用損益の内訳 (単位:千円)A.不動産運用収益不動産運用収入 固定賃料 13,610,785 変動賃料 8,851,482 運営委託収入 2,678,467  計 25,140,735その他不動産運用収入 駐車場使用料 173,453 その他付帯収益 62,693 水道光熱費収入 804,915 その他 137,078  計 1,178,141不動産運用収益合計 26,318,876

B.不動産運用費用不動産運用費用 支払地代・その他賃借料 907,621 固定資産税等 1,630,178 外注委託費(注) 714,663 損害保険料 47,798 減価償却費 4,091,929 固定資産除却損 35,972 修繕費 46,405 水道光熱費 813,911 信託報酬 42,537 その他 13,345不動産運用費用合計 8,344,364

C.不動産運用損益(A-B) 17,974,512(注)外注委託費には、運営委託費が337,442千円含まれています。

※2.不動産等売却益の内訳該当事項はありません。

※2.不動産等売却益の内訳R&Bホテル東日本橋 不動産等売却収入 3,050,000 不動産等売却原価 1,483,749 その他売却費用 22,955 不動産等売却益 1,543,295ザ・ビー赤坂見附 不動産等売却収入 6,600,000 不動産等売却原価 6,294,221 その他売却費用 41,508 不動産等売却益 264,270ザ・ビーお茶の水 不動産等売却収入 2,500,000 不動産等売却原価 2,353,951 その他売却費用 18,639 不動産等売却益 127,408

※3.減価償却実施額は、次のとおりです。 (単位:千円)有形固定資産 3,538,117無形固定資産 187,658

※3.減価償却実施額は、次のとおりです。 (単位:千円)有形固定資産 3,894,324無形固定資産 197,605

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Page 35: 資産運用報告 - ジャパン・ホテル・リート投資法人jhrth.co.jp/file/term-c38b6c954966040eec22f34d8c435147e...Ⅶ.監査報告書 Ⅷ.キャッシュ・フロー計算書(参考情報)

[金融商品に関する注記]前期(ご参考)(自2017年1月1日 至2017年12月31日)1.金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針 本投資法人は投信法第2条第12項に定める投資法人であり、資産を主として特定資産(投信法に掲げるものをいう。)に対する投資として運用することを目的としています。資金運用については短期的な預金等に限定し、かかる投資を行うため、資金調達については投資口等の発行及び銀行借入により調達する方針です。デリバティブ取引は、借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行いません。

(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 営業債権である営業未収入金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに対しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行っており、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っています。 変動金利の借入金は金利の変動リスクに晒されていますが、支払金利の変動リスクを回避し、支払利息の固定化を図る必要があると判断される場合には、デリバティブ取引をヘッジ手段として利用することがあります。 なお、本投資法人において、デリバティブ取引については、本投資法人の定める規程等及び本資産運用会社のリスク管理規程等に従って行うこととしており、本資産運用会社の財務担当部門が当該案件を決裁権限表に定める決裁権者及び各会議体による決裁及び決議、及び本投資法人役員会の決議を経て、格付の高い金融機関との間で行います。 また、借入金は、流動性リスクに晒されていますが、本投資法人では本資産運用会社の財務担当部門が月次に資金繰り計画及び実績表の作成・管理を行うほか、金銭消費貸借契約において設けられている財務制限条項に抵触しないようモニタリングを行っています。また、資金調達においては、本資産運用会社の決裁権者及び各会議体による決裁及び決議、及び本投資法人役員会の決議を経て金融環境等も踏まえた長短バランスを調整すること等により、流動性リスクを管理しています。

(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 「2.金融商品の時価に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

2.金融商品の時価に関する事項 前期(2017年12月31日)における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めていません。(注2)

貸借対照表計上額(千円) 時価(千円) 差額(千円)(1)現金及び預金 16,179,716 16,179,716 ―(2)信託現金及び信託預金 11,740,634 11,740,634 ―(3)営業未収入金 2,411,837 2,411,837 ―

資 産 計 30,332,188 30,332,188 ―(4)短期借入金 3,000,000 3,000,000 ―(5)1年内返済予定の長期借入金 15,022,750 15,022,750 ―(6)投資法人債 23,600,000 23,621,270 21,270(7)長期借入金 98,777,000 98,777,000 ―

負 債 計 140,399,750 140,421,020 21,270(8)デリバティブ取引(※) (404,316) (404,316) ―

(※)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しています。

(注1)金融商品の時価の算定方法(1)現金及び預金、(2)信託現金及び信託預金、(3)営業未収入金、(4)短期借入金 これらは短期間で決済される性格のものであるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいといえることから、当該帳簿価額によっています。

(5)1年内返済予定の長期借入金、(7)長期借入金 これらは、変動金利によるものであり、金利が一定期間ごとに更改される条件となっているため、時価は帳簿価額にほぼ等しいといえることから、当該帳簿価額によっています。

注 記 表Ⅴ

[投資主資本等変動計算書に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)※1.発行可能投資口総口数及び発行済投資口の総口数

1.発行可能投資口総口数 20,000,000口2.発行済投資口の総口数 4,010,847口

※1.発行可能投資口総口数及び発行済投資口の総口数1.発行可能投資口総口数 20,000,000口2.発行済投資口の総口数 4,010,847口

[税効果会計に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳 (単位:千円)繰延税金資産合併受入資産評価差額 1,756,833定期借地権償却 76,475資産除去債務 7,603繰延ヘッジ損益 165,776繰延税金資産 小計 2,006,688評価性引当額 △2,006,688繰延税金資産 合計 ―繰延税金資産の純額 ―

繰延税金負債繰延ヘッジ損益 38,954繰延税金負債 合計 38,954繰延税金負債の純額 38,954

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳 (単位:千円)繰延税金資産合併受入資産評価差額 1,728,216定期借地権償却 119,491資産除去債務 11,259繰延ヘッジ損益 156,203繰延税金資産 小計 2,015,170評価性引当額 △2,015,170繰延税金資産 合計 ―繰延税金資産の純額 ―

繰延税金負債繰延ヘッジ損益 14,838繰延税金負債 合計 14,838繰延税金負債の純額 14,838

2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

(単位:%)法定実効税率 31.74

(調整)支払分配金の損金算入額 △31.92評価性引当額の増減 0.18その他 0.01税効果会計適用後の法人税等の負担率 0.01

2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

(単位:%)法定実効税率 31.74

(調整)支払分配金の損金算入額 △29.63圧縮特別勘定積立金積立額 △2.30評価性引当額の増減 0.10その他 0.09税効果会計適用後の法人税等の負担率 0.01

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T66 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 67

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(6)投資法人債 これらの時価については、市場価格に基づき算定する方法によっています。

(8)デリバティブ取引 後記「デリバティブ取引に関する注記」をご参照ください。

(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額区 分 貸借対照表計上額(千円)

預り敷金及び保証金 1,041,016信託預り敷金及び保証金 4,653,410

合 計 5,694,426

預り敷金及び保証金、信託預り敷金及び保証金 賃貸物件における賃借人から預託されている預り敷金及び保証金等は市場価格がなく、かつ、賃借人の入居から退去までの実質的な預託期間を算定することが困難であることから、合理的に将来キャッシュ・フローを見積もることが極めて困難と認められるため、時価開示の対象とはしていません。

3.金銭債権の決算日後の償還予定額

1年以内(千円)

1年超2年以内(千円)

2年超3年以内(千円)

3年超4年以内(千円)

4年超5年以内(千円)

5年超(千円)

現金及び預金 16,179,716 ― ― ― ― ―信託現金及び信託預金 11,740,634 ― ― ― ― ―営業未収入金 2,411,837 ― ― ― ― ―

合 計 30,332,188 ― ― ― ― ―

4.借入金及び投資法人債の決算日後の返済予定額

1年以内(千円)

1年超2年以内(千円)

2年超3年以内(千円)

3年超4年以内(千円)

4年超5年以内(千円)

5年超(千円)

短期借入金 3,000,000 ― ― ― ― ―1年内返済予定の長期借入金 15,022,750 ― ― ― ― ―投資法人債 ― 2,000,000 ― 1,500,000 6,000,000 14,100,000長期借入金 ― 11,217,000 13,544,000 10,800,000 11,200,000 52,016,000

合 計 18,022,750 13,217,000 13,544,000 12,300,000 17,200,000 66,116,000

当期(自2018年1月1日 至2018年12月31日)1.金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針 本投資法人は投信法第2条第12項に定める投資法人であり、資産を主として特定資産(投信法に掲げるものをいう。)に対する投資として運用することを目的としています。資金運用については短期的な預金等に限定し、かかる投資を行うため、資金調達については投資口等の発行及び銀行借入により調達する方針です。デリバティブ取引は、借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行いません。

(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 営業債権である営業未収入金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに対しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行っており、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っています。 変動金利の借入金は金利の変動リスクに晒されていますが、支払金利の変動リスクを回避し、支払利息の固定化を図る必要があると判断される場合には、デリバティブ取引をヘッジ手段として利用することがあります。 なお、本投資法人において、デリバティブ取引については、本投資法人の定める規程等及び本資産運用会社のリスク管理規程等に従って行うこととしており、本資産運用会社の財務担当部門が当該案件を決裁権限表に定める決裁権者及び各会議体による決裁及び決議、及び本投資法人役員会の決議を経て、格付の高い金融機関との間で行います。 また、借入金は、流動性リスクに晒されていますが、本投資法人では本資産運用会社の財務担当部門が月次に資金繰り計画及び実績表の作成・管理を行うほか、金銭消費貸借契約において設けられている財務制限条項に抵触しないようモニタリングを行っています。また、資金調達においては、本資産運用会社の決裁権者及び各会議体による決裁及び決議、及び本投資法人役員会の決議を経て金融環境等も踏まえた長短バランスを調整すること等により、流動性リスクを管理しています。

(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 「2.金融商品の時価に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

2.金融商品の時価に関する事項 当期(2018年12月31日)における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めていません。(注2)

貸借対照表計上額(千円) 時価(千円) 差額(千円)(1)現金及び預金 25,706,559 25,706,559 ―(2)信託現金及び信託預金 11,478,156 11,478,156 ―(3)営業未収入金 2,474,121 2,474,121 ―

資 産 計 39,658,838 39,658,838 ―(4)短期借入金 ― ― ―(5)1年内償還予定の投資法人債 2,000,000 2,002,200 2,200(6)1年内返済予定の長期借入金 11,117,000 11,117,000 ―(7)投資法人債 31,600,000 31,785,870 185,870(8)長期借入金 91,954,000 91,954,000 ―

負 債 計 136,671,000 136,859,070 188,070(9)デリバティブ取引(※) (484,593) (484,593) ―

(※)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しています。

(注1)金融商品の時価の算定方法及びデリバティブ取引に関する事項(1)現金及び預金、(2)信託現金及び信託預金、(3)営業未収入金、(4)短期借入金 これらは短期間で決済される性格のものであるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいといえることから、当該帳簿価額によっています。

(5)1年内償還予定の投資法人債、(7)投資法人債 これらの時価については、市場価格に基づき算定する方法によっています。

注 記 表Ⅴ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T68 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 69

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(6)1年内返済予定の長期借入金、(8)長期借入金 これらは、変動金利によるものであり、金利が一定期間ごとに更改される条件となっているため、時価は帳簿価額にほぼ等しいと言えることから、当該帳簿価額によっています。

(9)デリバティブ取引 後記「デリバティブ取引に関する注記」をご参照ください。

(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額区 分 貸借対照表計上額(千円)

預り敷金及び保証金 1,041,016信託預り敷金及び保証金 4,593,946

合 計 5,634,962

預り敷金及び保証金、信託預り敷金及び保証金 賃貸物件における賃借人から預託されている預り敷金及び保証金等は市場価格がなく、かつ、賃借人の入居から退去までの実質的な預託期間を算定することが困難であることから、合理的に将来キャッシュ・フローを見積もることが極めて困難と認められるため、時価開示の対象とはしていません。

3.金銭債権の決算日後の償還予定額

1年以内(千円)

1年超2年以内(千円)

2年超3年以内(千円)

3年超4年以内(千円)

4年超5年以内(千円)

5年超(千円)

現金及び預金 25,706,559 ― ― ― ― ―信託現金及び信託預金 11,478,156 ― ― ― ― ―営業未収入金 2,474,121 ― ― ― ― ―

合 計 39,658,838 ― ― ― ― ―

4.借入金及び投資法人債の決算日後の返済予定額

1年以内(千円)

1年超2年以内(千円)

2年超3年以内(千円)

3年超4年以内(千円)

4年超5年以内(千円)

5年超(千円)

短期借入金 ― ― ― ― ― ―1年内償還予定の投資法人債 2,000,000 ― ― ― ― ―1年内返済予定の長期借入金 11,117,000 ― ― ― ― ―投資法人債 ― ― 1,500,000 6,000,000 ― 24,100,000長期借入金 ― 12,782,000 10,800,000 10,900,000 15,772,000 41,700,000

合 計 13,117,000 12,782,000 12,300,000 16,900,000 15,772,000 65,800,000

注 記 表Ⅴ

[デリバティブ取引に関する注記]前期(ご参考)(2017年12月31日)1.ヘッジ会計が適用されていないもの ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額等は、以下のとおりです。

(単位:千円)

区 分 デリバティブ取引の種類等

契約額等時 価 該当時価の算定方法

うち1年超市場取引以外の取引

金利スワップ取引支払固定・受取変動 6,794,000 1,794,000 △15,651 取引先金融機関から提示された価

格等によっています。

2.ヘッジ会計が適用されているもの ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、ヘッジ会計の方法ごとの決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額等は、以下のとおりです。

(単位:千円)

ヘッジ会計の方法

デリバティブ取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等時 価 該当時価の算定方法

うち1年超

原則的処理方法

金利スワップ取引支払固定・受取変動 長期借入金 100,058,750 91,048,000 △388,665 取引先金融機関から提示さ

れた価格等によっています。金利キャップ取引 長期借入金 4,286,250 ― ―

当期(2018年12月31日)1.ヘッジ会計が適用されていないもの ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額等は、以下のとおりです。

(単位:千円)

区 分 デリバティブ取引の種類等

契約額等時 価 該当時価の算定方法

うち1年超市場取引以外の取引

金利スワップ取引支払固定・受取変動 6,088,000 3,494,000 △37,996 取引先金融機関から提示された価

格等によっています。

2.ヘッジ会計が適用されているもの ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、ヘッジ会計の方法ごとの決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額等は、以下のとおりです。

(単位:千円)

ヘッジ会計の方法

デリバティブ取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等時 価 該当時価の算定方法

うち1年超原則的処理方法

金利スワップ取引支払固定・受取変動 長期借入金 90,654,000 81,554,000 △446,597 取引先金融機関から提示さ

れた価格等によっています。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T70 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 71

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[関連当事者との取引に関する注記]前期(ご参考)(自2017年1月1日 至2017年12月31日)

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有割合(%) 取引の内容 取引金額

(千円) 科目 期末残高(千円)

利害関係人等

株式会社ホテルマネージメントジャパン

ホテル業 ―不動産運用収益 6,973,259

前受金 289,890

営業未収入金 1,159,456

預り敷金及び保証金 1,010,520

外注委託費 5,760 前払費用 518

株式会社ラグーンリゾート名護 ホテル業 ― 不動産運用収益 1,215,761 営業未収入金 45,409

株式会社A・I・C広島マネジメント ホテル業 ― 不動産運用収益 948,094

前受金 159

営業未収入金 119,404

株式会社ホテルセントラーザ ホテル業 ―

不動産運用収益 865,634 営業未収入金 130,657

信託預り敷金の預り 2,700 信託預り敷金及び保証金 146,148

信託預り敷金の返還 17,729

オーダブリュー・ホテル・オペレーションズ株式会社

ホテル業 ― 不動産運用収益 1,215,339 営業未収入金 199,593

株式会社ナリタコスゲ・オペレーションズ ホテル業 ― 不動産運用収益 398,168 営業未収入金 142,178

株式会社ナリタヨシクラ・オペレーションズ

ホテル業 ― 不動産運用収益 261,663 営業未収入金 65,212

株式会社ホテルマネジメント ホテル業 ― 不動産運用収益 272,120 営業未収入金 81,639

資産保管会社 三井住友信託銀行株式会社 信託銀行業 ―

借入金の借入 1,960,000 短期借入金 375,000

借入金の返済 628,2501年内返済予定の長期借入金 1,980,000

長期借入金 9,140,000

支払利息 64,413 未払費用 602

(注1)上記の取引に係る条件については、一般の取引条件と同様に市場の実勢に基づき、当事者間で交渉の上、決定しています。(注2)上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれています。

注 記 表Ⅴ

[賃貸等不動産に関する注記]前期(ご参考)(自2017年1月1日 至2017年12月31日) 本投資法人では、ホテル用の賃貸等不動産を有しています。これらの賃貸等不動産の2017年12月31日現在における貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりです。

(単位:千円)

用 途貸借対照表計上額

期末時価期首残高 期中増減額 期末残高

ホ テ ル 284,965,547 32,263,660 317,229,208 439,390,000合 計 284,965,547 32,263,660 317,229,208 439,390,000

(注1)該当する賃貸等不動産の概要については、前記「投資法人の運用資産の状況」をご覧ください。(注2)期中増減額のうち、主な増加額はヒルトン成田(13,376百万円)、インターナショナルガーデンホテル成田(9,237百万円)及びホテル日航奈良

(10,589百万円)の取得によるものです。(注3)期末時価は、社外の不動産鑑定士による鑑定評価額を記載しています。

 また、賃貸等不動産に関する2017年12月期における損益は、次のとおりです。(単位:千円)

用 途損益計算書における金額

不動産運用収益 不動産運用費用 不動産運用損益ホ テ ル 25,475,553 7,911,653 17,563,899合 計 25,475,553 7,911,653 17,563,899

(注)不動産運用収益及び不動産運用費用は、不動産運用収入(その他不動産運用収入含む。)とこれに対応する費用(減価償却費、固定資産税等、信託報酬、修繕費等)であり、それぞれ「営業収益」及び「不動産運用費用」に計上されています。

当期(自2018年1月1日 至2018年12月31日) 本投資法人では、ホテル用の賃貸等不動産を有しています。これらの賃貸等不動産の2018年12月31日現在における貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりです。

(単位:千円)

用 途貸借対照表計上額

期末時価期首残高 期中増減額 期末残高

ホ テ ル 317,229,208 △10,439,828 306,789,379 437,510,000合 計 317,229,208 △10,439,828 306,789,379 437,510,000

(注1)該当する賃貸等不動産の概要については、前記「投資法人の運用資産の状況」をご覧ください。(注2)期中増減額のうち、主な減少額はR&Bホテル東日本橋(1,483百万円)、ザ・ビー赤坂見附(6,294百万円)及びザ・ビーお茶の水(2,353百万円)の売

却によるものです。(注3)期末時価は、社外の不動産鑑定士による鑑定評価額を記載しています。

 また、賃貸等不動産に関する2018年12月期における損益は、次のとおりです。(単位:千円)

用 途損益計算書における金額

不動産運用収益 不動産運用費用 不動産運用損益ホ テ ル 26,318,876 8,344,364 17,974,512合 計 26,318,876 8,344,364 17,974,512

(注)不動産運用収益及び不動産運用費用は、不動産運用収入(その他不動産運用収入含む。)とこれに対応する費用(減価償却費、固定資産税等、信託報酬、修繕費等)であり、それぞれ「営業収益」及び「不動産運用費用」に計上されています。

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T72 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 73

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当期(自2018年1月1日 至2018年12月31日)

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有割合(%) 取引の内容 取引金額

(千円) 科目 期末残高(千円)

利害関係人等

株式会社ホテルマネージメントジャパン

ホテル業 ―不動産運用収益 7,200,325

前受金 289,890

営業未収入金 1,278,807

預り敷金及び保証金 1,010,520

外注委託費 5,760 前払費用 518

株式会社ラグーンリゾート名護 ホテル業 ― 不動産運用収益 1,169,917 営業未収入金 48,360

株式会社A・I・C広島マネジメント ホテル業 ― 不動産運用収益 996,241

前受金 159

営業未収入金 164,095

株式会社ホテルセントラーザ ホテル業 ―

不動産運用収益 589,421 営業未払金 185,406

信託預り敷金の返還 6,011 信託預り敷金及び保証金 140,136

オーダブリュー・ホテル・オペレーションズ株式会社

ホテル業 ― 不動産運用収益 1,114,357 営業未収入金 172,160

株式会社ナリタコスゲ・オペレーションズ ホテル業 ― 不動産運用収益 784,560 営業未収入金 84,313

株式会社ナリタヨシクラ・オペレーションズ

ホテル業 ― 不動産運用収益 608,931 営業未収入金 63,349

株式会社ホテルマネジメント ホテル業 ― 不動産運用収益 629,260 営業未収入金 153,547

資産保管会社 三井住友信託銀行株式会社 信託銀行業 ―

借入金の借入 1,400,000 1年内返済予定の長期借入金 600,000

借入金の返済 2,355,000 長期借入金 9,940,000

支払利息 86,193 未払費用 710

(注1)上記の取引に係る条件については、一般の取引条件と同様に市場の実勢に基づき、当事者間で交渉の上、決定しています。(注2)上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれています。

[1口当たり情報に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)1口当たり純資産額 50,354円1口当たり当期純利益 3,606円

1口当たり純資産額 50,705円1口当たり当期純利益 4,041円

(注1)1口当たり当期純利益は、当期純利益を期中平均投資口数で除することにより算定しています。 また、潜在投資口調整後1口当たり当期純利益金額については、潜在投資口がないため記載していません。(注2)1口当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。

前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)当期純利益(千円) 14,005,078 16,210,434普通投資主に帰属しない金額(千円) ― ―普通投資口に係る当期純利益(千円) 14,005,078 16,210,434期中平均投資口数(口) 3,883,679 4,010,847

[重要な後発事象に関する注記]前期(ご参考)(自2017年1月1日 至2017年12月31日)1.投資法人債の発行について 本投資法人は、以下の条件で投資法人債を発行しました。区分 第10回無担保投資法人債発行総額 100億円発行価格 額面100円につき金100円利率 年0.840%発行日 2018年2月21日償還期限 2028年2月21日担保 無担保

使途既存借入金の期限前弁済資金として、2018年2月末日までに充当し、残額を将来の特定資産の取得資金の一部、借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のための修繕及び資本的支出に充当するため

当期(自2018年1月1日 至2018年12月31日)1.資産の取得について 本投資法人は、2019年2月1日付でホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋を取得しました。取得資産の名称 ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋特定資産の種類 不動産信託受益権及びホテルに付随する動産用途別区分 ホテル所在地(住居表示) 大阪府大阪市中央区南船場三丁目2-13取得日 2019年2月1日取得先 非開示(注1)

取得価格(注2) 2,738百万円

(注1)売主より開示することにつき同意を得られていないため、非開示としています。(注2)取得価格には、取得費用、固定資産税・都市計画税等の精算額、消費税及び地方消費税は含まれていません。

注 記 表Ⅴ

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2.資産の取得の契約締結について 本投資法人は、2019年1月8日付で下記のとおり資産の取得に係る売買契約(注1)を締結しています。取得予定資産の名称 ヒルトン東京お台場特定資産の種類 不動産信託受益権及びホテルに付随する動産用途別区分 ホテル所在地(住居表示) 東京都港区台場1-9-1取得予定日 2019年4月8日取得予定先 ヒューリック株式会社取得予定価格(注2) 62,400百万円

(注1)当該売買契約は、金融庁の定める「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」に規定されるフォワード・コミットメント等に該当します。ここでいうフォワード・コミットメント等とは、「先日付での売買契約であって、契約締結から1月以上経過した後に決済・物件引渡しを行うこととしているものその他これに類する契約」と定義されています。本売買契約においては、同契約上の義務の違反を理由として、同契約を解除することができ、その場合には、違反した当事者は、相手方当事者に対して、売買代金の一定割合を支払うものとされています。ただし、本売買契約には、下記「3.資金の借入れの決議について」に記載した資金の借入れその他の資金調達がなされることを売買代金支払の前提条件とする特約が付されています。従って、本投資法人による売買代金支払のための資金の借入れその他の資金調達がなされない場合には、本売買契約は違約金等の支払なしに終了することとなります。

(注2)取得予定価格には、取得費用、固定資産税・都市計画税等の精算額、消費税及び地方消費税は含まれていません。

3.資金の借入れの決議について 本投資法人は、2019年1月8日に開催した役員会において、上記「2.資産の取得の契約締結について」に記載した不動産信託受益権及びホテルに付随する動産の取得資金の一部に充当するため、下記のとおり資金の借入れを行うことを決議しました。

(1)タームローン53借入予定先 株式会社福岡銀行、株式会社千葉銀行、株式会社西日本シティ銀行、損害保険ジャパン日本興亜株式会社借入予定金額 2,500百万円利率 未定(固定金利)借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2024年3月29日担保 無担保・無保証

(2)タームローン54

借入予定先 株式会社三井住友銀行、株式会社新生銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社日本政策投資銀行

借入予定金額 7,500百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.55%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2027年3月31日担保 無担保・無保証

注 記 表Ⅴ

(3)タームローン55

借入予定先株式会社三井住友銀行、株式会社新生銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社りそな銀行、野村信託銀行株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社福岡銀行、株式会社あおぞら銀行、株式会社西日本シティ銀行

借入予定金額 18,000百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.60%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2028年3月31日担保 無担保・無保証

(4)タームローン56借入予定先 株式会社三井住友銀行借入予定金額 2,000百万円利率 基準金利(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)+0.275%借入予定日 2019年4月8日

借入方法 2013年11月13日付基本合意書(その後の変更を含む。)に基づき2019年3月11日付で締結予定の上記借入先との間の個別貸付契約

元本返済方法 期限一括返済元本返済期日 2020年3月31日担保 無担保・無保証

4.新投資口の発行について 本投資法人は、2019年1月8日及び2019年1月16日に開催した役員会において、新投資口の追加発行に関する決議を行い、2019年1月23日及び2019年2月20日に払込が完了し、下記条件にて発行しました。この結果、出資総額は186,894,169,809円、発行済投資口の総口数は4,462,347口となっています。

(1)新投資口発行(国内一般募集及び海外募集)発行新投資口数 :447,800口 内、国内一般募集 :206,247口 内、海外募集 :241,553口発行価格 :1口当たり76,342円発行価格の総額 :34,185,947,600円払込金額(発行価額) :1口当たり73,927円払込金額(発行価額)の総額:33,104,510,600円払込期日 :2019年1月23日

(2)新投資口発行(第三者割当)発行新投資口数 :3,700口払込金額(発行価額) :1口当たり73,927円払込金額(発行価額)の総額:273,529,900円払込期日 :2019年2月20日割当先 :SMBC日興証券株式会社

(3)資金使途 今回の国内一般募集及び海外募集における新投資口発行の手取金33,104,510,600円については、上記「1.資産の取得について」及び「2.資産の取得の契約締結について」に記載したホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋及びヒルトン東京お台場の取得資金の一部に充当します。また、本第三者割当による新投資口発行の手取金273,529,900円については、ヒルトン東京お台場の取得資金の一部に充当します。なお、残余が生じた場合には、手元資金とし、将来の特定資産の取得資金の一部、借入金の返済資金の一部又は既存物件の競争力維持・向上のための修繕及び資本的支出に充当します。

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区 分前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)Ⅰ当期未処分利益 14,005,489,588円 16,213,482,816円Ⅱ任意積立金取崩額 一時差異等調整積立金取崩額 ※1 769,508,609円 ※1 563,572,972円Ⅲ分配金の額 14,771,949,501円 15,602,194,830円 (投資口1口当たりの分配金の額) (3,683円) (3,890円)Ⅳ任意積立金 圧縮特別勘定積立金積立額 ―円 1,174,860,958円Ⅴ次期繰越利益 3,048,696円 ―円分配金の額の算出方法  本投資法人の規約第34条第1項に定め

る金銭の分配方針に基づき、租税特別措置法第67条の15に規定されている本投資法人の配当可能利益の額の100分の90に相当する金額を超えるものとし、当期未処分利益14,005,489,588円に、一時差異等調整積立金取崩額769,508,609円を加算した金額14,774,998,197円に対して、投資口1口当たり分配金が1円未満となる端数部分を除く全額3,683円を利益分配金として分配することといたしました。なお、本投資法人規約第34条第1項(4)に定める利益を超えた金銭の分配は行いません。

 本投資法人の規約第34条第1項に定める金銭の分配方針に基づき、租税特別措置法第67条の15に規定されている本投資法人の配当可能利益の額の100分の90に相当する金額を超えるものとし、当期未処分利益16,213,482,816円から租税特別措置法第65条の8による圧縮特別勘定積立金積立額1,174,860,958円を控除した金額に、一時差異等調整積立金取崩額563,572,972円 を 加 算 し た 金 額15,602,194,830円を利益分配金として分配することといたしました。なお、本投資法人規約第34条第1項(4)に定める利益を超えた金銭の分配は行いません。

[金銭の分配に係る計算書に関する注記]前期(ご参考) 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)※1.一時差異等調整積立金

 「投資法人の計算に関する規則」(平成27年内閣府令第27号)附則第3項の経過措置を適用し、2016年12月期の金銭の分配に係る計算書において、過年度に計上した負ののれん発生益に細分された金額の残額である配当積立金13,127,153,216円を一時差異等調整積立金へ積み立てています。当該積立額は積立を行った期の翌期以降、積立時の残高の毎期50年均等償却額(262,543,065円)以上の取崩しが必要とされており、当期は262,600,000円の取崩しに、公募増資等に伴い発生する1口当たり分配金の希薄化対応374,000,000円と、固定資産除却損相当額132,908,609円を加算した769,508,609円の取崩しを行うこととしました。

※1.一時差異等調整積立金 「投資法人の計算に関する規則」(平成27年内閣府令第27号)附則第3項の経過措置を適用し、2016年12月期の金銭の分配に係る計算書において、過年度に計上した負ののれん発生益に細分された金額の残額である配当積立金13,127,153,216円を一時差異等調整積立金へ積み立てています。当該積立額は積立を行った期の翌期以降、積立時の残高の毎期50年均等償却額(262,543,065円)以上の取崩しが必要とされており、当期は262,600,000円の取崩しに、固定資産除却損相当額35,972,972円と、ホテルセントラーザ博多の大規模改修工事への対応265,000,000円を加算した563,572,972円の取崩しを行うこととしました。

金 銭 の 分 配 に 係 る 計 算 書Ⅵ 監査報告書Ⅶ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T78 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 79

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[重要な会計方針に係る事項に関する注記](参考情報)

項 目前 期 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)の範囲

 キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金及び信託現金、随時引出し可能な預金及び信託預金並びに容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。

 キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金及び信託現金、随時引出し可能な預金及び信託預金並びに容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。

[キャッシュ・フロー計算書に関する注記](参考情報)前 期 当 期

自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)※1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されてい

る科目の金額との関係 (2017年12月31日現在) (単位:千円)現金及び預金 16,179,716信託現金及び信託預金 11,740,634現金及び現金同等物 27,920,350

※1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 (2018年12月31日現在) (単位:千円)現金及び預金 25,706,559信託現金及び信託預金 11,478,156現金及び現金同等物 37,184,716

(単位:千円)

前 期 当 期自 2017年 1 月 1 日(至 2017年12月31日) 自 2018年 1 月 1 日(至 2018年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー税引前当期純利益 14,006,288 16,211,644減価償却費 3,725,775 4,091,929固定資産除却損 132,908 35,972金融派生商品損益(△は益) △9,074 26,574投資法人債発行費償却 20,748 27,751投資口交付費償却 141,962 147,887有形固定資産の売却による減少額 ― 19,104信託有形固定資産の売却による減少額 ― 9,995,677無形固定資産の売却による減少額 ― 117,138受取利息 △212 △225支払利息 1,073,584 1,064,961還付加算金 △391 △118営業未収入金の増減額(△は増加) △340,685 △62,284前払費用の増減額(△は増加) 13,261 44,621長期前払費用の増減額(△は増加) 82,178 320,330営業未払金の増減額(△は減少) △6,949 286,480未払費用の増減額(△は減少) 43,449 △139,228未払消費税等の増減額(△は減少) 63,796 △63,249前受金の増減額(△は減少) 969 △18,206預り金の増減額(△は減少) △95,850 △14,782その他 △11,075 △106,639小計 18,840,684 31,985,341利息の受取額 166 170利息の支払額 △1,076,810 △1,045,923還付加算金の受取額 391 118法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △947 △1,211営業活動によるキャッシュ・フロー 17,763,484 30,938,494

投資活動によるキャッシュ・フロー有形固定資産の取得による支出 △557,756 △536,481信託有形固定資産の取得による支出 △35,256,102 △2,399,742無形固定資産の取得による支出 △46,379 △87,074修繕積立金の支出 △258,870 △40,330信託差入保証金の回収による収入 ― 8,100預り敷金及び保証金の返還による支出 △16 ―信託預り敷金及び保証金の受入による収入 70,297 59,743信託預り敷金及び保証金の返還による支出 △35,130 △115,020投資活動によるキャッシュ・フロー △36,083,958 △3,110,806財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入れによる収入 4,000,000 5,000,000短期借入金の返済による支出 △2,800,000 △8,000,000長期借入れによる収入 21,700,000 10,150,000長期借入金の返済による支出 △9,679,250 △20,878,750投資法人債の発行による収入 1,000,000 10,000,000投資口の発行による収入 18,516,225 ―投資法人債発行費の支払額 △9,218 △68,082分配金の支払額 △12,860,798 △14,766,490財務活動によるキャッシュ・フロー 19,866,959 △18,563,322

現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,546,484 9,264,365現金及び現金同等物の期首残高 26,373,866 27,920,350現金及び現金同等物の期末残高 ※1 27,920,350 ※1 37,184,716

キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー 計 算 書( 参 考 情報)Ⅷ

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T80 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 81

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本投資法人

(株)ホテルマネージメントジャパン(HMJ)

(株)共立メンテナンス

ワシントンホテル(株)

(株)ビスタホテルマネジメント

(株)相鉄ホテルマネジメント(注)

(株)東横イン

(株)鴨川グランドホテル

ソラーレホテルズアンドリゾーツ(株)

(株)グリーンズ

(株)ホテル京阪 等

エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン(株)(アコー)

一般事務受託者

三井住友信託銀行(株)

一般事務受託者

PwC税理士法人

一般事務受託者(投資法人債)

(株)三井住友銀行三井住友信託銀行(株)

(株)みずほ銀行(株)りそな銀行

(株)三菱UFJ銀行

資産保管会社投資主名簿等管理人特別口座管理機関

三井住友信託銀行(株)

投資主総会

役員会

執行役員:増田要監督役員:御宿哲也監督役員:香椎裕人

会計監査人

有限責任 あずさ監査法人

経理等にかかる一般事務委託契約

賃 貸

運営委託

納税等にかかる一般事務委託契約

財務代理/管理事務委託契約(投資法人債)

資産保管業務委託契約/投資主名簿等管理人委託契約/特別口座の管理に関する契約

三井住友信託銀行(株)

新日本空調(株)

ゴールドマン・サックス証券(株)

物件情報提供

技術アドバイザー

バックアップオペレーティング

(株)共立メンテナンス

SC CAPITALPARTNERS グループ (株)共立メンテナンス オリックス(株)

資産運用委託契約

出資 出資 出資

資産運用会社

投資法人の仕組み

会 社 名 ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社 Japan Hotel REIT Advisors Co.,Ltd.

所 在 地 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿四丁目1番18号 恵比寿ネオナート設 立 日 2004年8月10日資 本 金 3億円株 主 Rockrise Sdn Bhd(注)、株式会社共立メンテナンス、オリックス株式会社代表取締役社長 古川 尚志

登 録・免 許 等

宅地建物取引業 東京都知事(3)第83613号 取引一任代理等認可 国土交通大臣認可第38号 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第334号一般社団法人投資信託協会会員一般社団法人日本投資顧問業協会会員

2018年12月末現在

(注)Rockrise Sdn BhdはSC CAPITAL PARTNERS グループに属する会社です。

資産運用会社(JHRA)の概要

資 産 運 用 会 社 の 特 徴『私たちは、ホテル投資・運用のプロフェッショナルとして、魅力的な投資機会を提供します。また、ステークホルダーの方々からの信用を獲得するとともに、ホテル資産への投資・運用を通して地域・社会に貢献します。』をミッション・ステートメントに掲げ、高い専門性と確固たる独立性をもって、本投資法人の資産運用業務を行います。

組 織 図 株主総会監査役

コンプライアンス委員会代表取締役社長

投資運営委員会取締役会

コンプライアンス室

財務企画本部

財務企画部アクイジション部 経理部 IR部私募ファンド部

運用本部

公募リート部

管理本部

1.高い 専門 性● ホテル運営に対する深い理解に基づく、取引スキームの提案力と取引実行力、及び前例にとらわれない資産運用施策の企画・実行能力

と実績● ホテル賃借人やホテル運営受託者との協働によるリノベーションやリブランドの豊富な経験● 多数のホテル賃借人やホテル運営受託者との長期にわたる強固なリレーションシップ● 広範なネットワークと高い信用力から得られる豊富な情報・データに基づく高い分析力及び適確な判断力

2 .確固とした独 立性● JHRAには、スポンサーからの出向者はいません。● JHRAの取締役会は、メインスポンサーであるSC CAPITAL PARTNERSグループ関係の非常勤役員とスポンサー関係者以外の常

勤役員がそれぞれ半数を占める構成としています。● スポンサー関係者との取引については、より厳格な意思決定プロセスを定めており、原則として、審議事項への拒否権を有する外部専

門家を含むコンプライアンス委員会に加え、本投資法人役員会(役員はいずれもスポンサー関係者とは関係のない第三者で構成)の承認決議を要件としています。

● メインスポンサーであるSC CAPITAL PARTNERSも独立したプライベートファンドであることから、経営の独立性に対して、その重要性を十分理解し尊重しており、JHRAは独自の経営判断のもと資産運用業務を行っています。(注)2019年5月1日付で(株)相鉄ホテル開発に変更となります。

総務部

A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T82 A S S E T M A N A G E M E N T R E P O R T 83

Page 44: 資産運用報告 - ジャパン・ホテル・リート投資法人jhrth.co.jp/file/term-c38b6c954966040eec22f34d8c435147e...Ⅶ.監査報告書 Ⅷ.キャッシュ・フロー計算書(参考情報)

(小数点第一位未満切り捨て)

投 資 口 価 格 と 時 価 総 額 の 推 移

投 資 主 の 構 成

保有区分 投資主数(人) 投資口数(口)

個人・その他 30,293 407,254

金融機関(証券会社を含む) 151 1,869,433

その他の国内法人 357 109,488

外国法人・個人 354 1,624,672

計 31,155 4,010,847

投資主数 投資口数10.1%

97.2% 46.6%2.7%

40.5%0.5%

1.1%1.1%

(注)2012年4月2日の本投資法人の投資口価格(終値)及び東証REIT指数・TOPIXをそれぞれ100として記載しております。なお、東証REIT指数とは、東京証券取引所(東証)に上場しているREIT全銘柄を対象とした時価総額加重平均の指数を指します。

投資主インフォメーション 投資口の状況(2018年12月末現在)

■ 個人・その他 ■ 金融機関(証券会社を含む) ■ その他の国内法人 ■ 外国法人・個人

2017/12/29

時価総額(百万円)

0

50,000

100,000

150,000

250,000

200,000

450,000

400,000

350,000

300,000

時価総額 投資口価格(終値) 東証REIT指数 TOPIX

2018年12月末日

2016年12月末日

2015年12月末日

2014年12月末日

2013年12月末日

2012年12月末日

2012年4月2日

0

100

200

300

400

500

600

2017年12月末日

分 配 金 支 払 ス ケ ジ ュ ー ル

投 資 主 メ モ

決 算 期 日 毎年12月末日(年1回)投 資 主 総 会 原則として2年に1回以上開催同 議 決 権 行 使 投 資 主 確 定 日 本投資法人規約第9条に定める日分 配 金 支 払 確 定 基 準 日 毎年12月末日(分配金は支払確定基準日より3ヶ月以内にお支払いいたします。)上 場 金 融 商 品 取 引 所 東京証券取引所(銘柄コード:8985)公 告 掲 載 新 聞 日本経済新聞投 資 主 名 簿 等 管 理 人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社同 事 務 取 扱 所 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部

( 郵 便 物 送 付 先 ) 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号電 話 照 会 先 TEL:0120-782-031(通話料無料)特 別 口 座 管 理 機 関 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社同 連 絡 先 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-782-031(通話料無料)

ご 案 内● 住所等の変更手続きについて 住所・氏名等のご変更は、お取引証券会社にお申し出下さい。なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました投資主様は、特別口座管理機関

へご連絡下さい。

● 分配金について 「分配金」は「分配金領収証」をお近くのゆうちょ銀行全国本支店または郵便局にお持ちいただくことでお受取りいただけます。受取期間を過ぎた場合は、

「分配金領収証」裏面に受取方法を指定し、三井住友信託銀行株式会社証券代行部へご郵送いただくか、同銀行の本支店窓口にてお受取り下さい。また、今後の分配金に関して、銀行振込のご指定等のお手続きをご希望の方は、お取引証券会社にお申し出下さい。なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました投資主様は特別口座管理機関にご連絡下さい。また、分配金は、本投資法人規約の規定により、その支払開始日から満3年を経過しますと お支払いできなくなりますので、お早めにお受取り下さい。

投 資 口 に 関 す る「 マ イ ナ ン バ ー 制 度 」に つ い て

決算期

中間決算期

決算発表

中間決算発表

投資主優待券発送

資産運用報告発送分配金支払開始

6月

7月

5月4月

3月

2月

1月

8月

9月

10月

11月

12月

市区町村から通知されたマイナンバーは、投資口の税務関係のお手続きで必要となります。このため、投資主様から、お取引証券会社等へ マイナンバーをお届出いただく必要がございます。

投資口関係業務におけるマイナンバーの利用

支払調書 *配当金に関する支払調書

法令に定められたとおり、支払調書には投資主様のマイナンバーを記載し、税務署へ提出いたします。

マイナンバーのお届出に関する問い合わせ先■証券口座にて投資口を管理されている投資主様 お取引証券会社までお問い合わせ下さい。

■証券会社とのお取引がない投資主様 下記電話番号までお問い合わせ下さい。三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-782-031(通話料無料)

投 資 主 優 待 制 度

既存投資主の満足度の向上及び投資主の裾野の拡大を図ることを目的として、投資主優待制度を実施。

毎年6月末日(中間決算期末)時点で本投資法人投資口10口以上保有されている方を対象に投資主優待券(宿泊優待券5枚及びレストラン優待券5枚)を送付

対 象 投 資 主

宿泊ベストレートから10%割引及びレストラン利用料金から10%割引※レストラン優待は一部ホテルを除く

制 度 の 内 容

HMJ12ホテル及びアコー6ホテル対 象 ホ テ ル

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