鹿児島県医師会 在宅医療提供体制推進事業...

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1 鹿児島県医師会 在宅医療提供体制推進事業 平成27年度上半期報告 鹿児島県医師会 地域医療課 在宅医療推進支援室 平成27年度 2回県在宅医療連絡協議会 日時:平成27929日(火)17001800 会場:鹿児島県医師会館2階会議室 1 【目的】 県民が住み慣れた地域で、尊厳を持って安心して最期まで過ごすことのできる地域づくりを目指す 【取組】 県医師会、郡市医師会及び医師会病院が中心となり、地域の在宅医療の支援体制を構築し、 医療・介護・福祉の多職種が連携した包括的かつ継続的なシステムを構築する 鹿児島県医師会在宅医療提供体制推進事業 2 【実施期間】 平成25年10月~平成28年3月

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鹿児島県医師会在宅医療提供体制推進事業

平成27年度上半期報告

鹿児島県医師会 地域医療課

在宅医療推進支援室

平成27年度 第2回県在宅医療連絡協議会日時:平成27年9月29日(火)17:00~18:00会場:鹿児島県医師会館2階会議室

1

【目的】 県民が住み慣れた地域で、尊厳を持って安心して最期まで過ごすことのできる地域づくりを目指す

【取組】 県医師会、郡市医師会及び医師会病院が中心となり、地域の在宅医療の支援体制を構築し、医療・介護・福祉の多職種が連携した包括的かつ継続的なシステムを構築する

鹿児島県医師会在宅医療提供体制推進事業

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【実施期間】 平成25年10月~平成28年3月

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□県在宅医療連絡協議会 (6/9開催)《目的》 ・多職種連携の強化 ・情報や課題の共有化

□多職種連携のためのガイドライン作成部会(7/15、9/9開催)

《目的》 ・多職種連携の強化

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1)報告事項①平成27年度事業計画

2)意見交換テーマ「地域包括ケアシステム構築に向けた各団体の取り組みについて」

第1回(7/15開催)◇ガイドラインに関する意見・感想について(意見)・情報共有シートは本人の思いが記載できる様式になっており使いやすい。・医師、看護師等向けにも教科書的な内容であり、院内研修等でも活用できる。

第2回(9/9開催)◇ガイドラインの効率的な活用について(意見)・他職種の役割について理解を深めるために各職能団体の研修会等で活用する。・地区医師会の医療・介護連携の情報共有シート作成の参考資料として活用している。

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□在宅医療推進のための医師研修会《目的》 ・在宅医療への理解 ・多職種連携の強化

□在宅医を支援する医師等の研修会《目的》 ・在宅医療の理解 ・医療機関等間の連携の強化

第1回(6/20開催)「地域包括ケアシステムの歴史的展開~構築過程に期待する医師会の役割~」

慶應義塾大学 名誉教授

田中 滋 先生

第2回(8/28開催)「老いても病んでも地域で暮らし続けるために~地域包括ケアシステム

の構築を目指して~」

あおぞら診療所 院長

川越 正平 先生

第1回(8/5開催)「心臓外科医から家庭医に転向した私が、原子力災害の街で2年間暮らして確信したこと~医学モデルから生活モデルへ、

越境と創発のセレンディピティ~」

亀田総合病院 在宅医療部

原澤 慶太郎 先生

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□関係職種の技術向上のための研修会(8/21、9/8)《目的》 ・関係職種の技術向上 ・多職種連携の強化

第1回(8/21開催)「口から食べるを支援する~嚥下リハビリと栄養管理~」

鹿児島県栄養士会理事 油田幸子先生

鹿児島県言語聴覚士会熊倉真理先生

実技を交えて講習 レベルに応じた調整食の提示

第2回(9/8開催)「高齢者をどう“診る”か?」

鹿児島大学 先進治療科学専攻心臓血管・高血圧内科

教授 大石 充 先生

※予定 第3回(10/14開催)「口腔ケアの実践とリハビリテーション」鹿児島県歯科医師会 理事 福原和人 先生

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□在宅医療推進コーディネーター会議(毎月開催)《目的》 ・在宅医療推進のための人材育成

課題

抽出

目標

設定

対応策

検討

対応策実施

検証

実践医師会訪問支援活動

【テーマ】「在宅医療・介護連携推進をどう取り組むか~平成27年度の活動目標と成果目標を考える~」

実践医師会主催の会合への出席(医師と訪問看護師、後方支援病院との意見交換)

活動報告についての意見交換

自己活動の振り返り

4

(1)専用ホームページの開設《目的》 在宅医療への理解、多職種連携

(3)マイライフノートの活用《目的》・在宅医療への理解・人生観の考える機会を提供

(2)パンフレットの活用《目的》 ・在宅医療への理解

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薩摩川内市

さつま町

薩摩川内市いちき串木野市

鹿児島市

日置市

伊佐市

湧水町

霧島市

曽於市

垂水市志布志市

指宿市

鹿屋市

肝付町

南さつま市

枕崎市

南九州市

錦江町

南大隅町

東串良町

大崎町

姶良市

鹿児島保健医療圏

南薩保健医療圏

姶良・伊佐保健医療圏

出水保健医療圏

川薩保健医療圏

西之表市

中種子町

南種子町屋久島町

熊毛保健医療圏

喜界町

奄美市

奄美市

龍郷町

大和村

瀬戸内町

天城町

徳之島町

伊仙町

和泊町

知名町

与論町

奄美保健医療圏

長島町

阿久根市

出水市

肝属保健医療圏

■在宅医療推進事業に取り組む郡市医師会(7実践)いちき串木野市、薩摩郡、出水郡、姶良地区、曽於、肝属郡、大島郡 (8医師会)鹿児島市、川内市、鹿屋市、枕崎市、指宿、南薩、日置市、熊毛地区

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日置市医師会の取り組み

○事業運営委員会の設置

○地域在宅医療推進連絡協議会の設置

○地域住民への普及啓発活動

○多職種連携のための研修の開催

日置市医師会は、会員数83名(開業医37名、勤務医等46名)で組織(平成27年6月1日現在)

在宅医療の推進に向けた方策を協議し、事業の企画や運営を行うために医師会内に設置。オブザーバーとして日置市、保健所担当者も出席していただいている。委員長は日置市医師会長が務める。

《委員構成》医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、 介護サービス提供事業所、訪問看護事業所、在宅介護支援センター、民生委員児童委員協議会、自治会長連絡協議会、日置市、地域振興局

住民向け作成した在宅医療パンフレット

多職種による関係職種の技術向上と情報の共有化を図る目的に企画。在宅医療の推進に向けての施策や講演会、事例検討会を開催している。

平成26年度 情報交換テーマ「ざっくばらんに語ろう~在宅医療の現状と課題~」

平成27年度 事例検討「在宅生活を支えるために必要な支援について考えよう」

在宅医療に対する地域住民への理解を深める取り組み

地域在宅医療連絡協議会

日置市医師会の取り組み

○事業運営委員会の設置

○地域在宅医療推進連絡協議会の設置

○地域住民への普及啓発活動

○多職種連携のための研修の開催

日置市医師会は、会員数83名(開業医37名、勤務医等46名)で組織(平成27年6月1日現在)

在宅医療の推進に向けた方策を協議し、事業の企画や運営を行うために医師会内に設置。オブザーバーとして日置市、保健所担当者も出席していただいている。委員長は日置市医師会長が務める。

《委員構成》医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、 介護サービス提供事業所、訪問看護事業所、在宅介護支援センター、民生委員児童委員協議会、自治会長連絡協議会、日置市、地域振興局

住民向け作成した在宅医療パンフレット

多職種による関係職種の技術向上と情報の共有化を図る目的に企画。在宅医療の推進に向けての施策や講演会、事例検討会を開催している。

平成26年度 情報交換テーマ「ざっくばらんに語ろう~在宅医療の現状と課題~」

平成27年度 事例検討「在宅生活を支えるために必要な支援について考えよう」

在宅医療に対する地域住民への理解を深める取り組み

地域在宅医療連絡協議会

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《参加者からの声》○他の職種の方々と顔を合わせ、意見交換できたのが何よりの収穫

○最初は緊張が強かったですが、多職種で話できる機会を持てたことが、多職種連携の足掛かりとなり、そのために自分は何をするべきか改めて考える機会となった。

○多職種で話し合いができ、本当にざっくばらんという感じで話し合いができて良かった。日置市も連携が取れ、利用者様にサービス、ご支援が出来るよう頑張りたい。