横須賀市 第15回まちづくりミーティング報告書...2007/02/13  · 1 横須賀市...

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1 横須賀市 第 15 回まちづくりミーティング報告書 ◆ 日 時 平成 19 年(2007 年)2 13 日(火)19:0021:00 ◆ 場 所 横須賀産業交流プラザ第一研修室 ◆ テーマ 「元気な横須賀」の実現に向けたまちづくりを考える ~市民公益活動をまちづくりに生かす~ ◆ 関係者 (対応者) 蒲谷市長 (コーディネーター) 高村文子氏 ◆ 参加人数 40人 ◆ 開催概要 1 開催趣旨説明 ・事務局(市民協働推進担当課長)がまちづくりミーティングの趣旨について説明を行った。 2 市長説明 ~私が目指す「元気な横須賀」~ ・市長が自己紹介及び今後の方針などについて説明を行った。 3 意見交換 ・コーディネーターの進行で、会場の市民と市長との活発な意見交換が行われた。 ・表記方法は「である」調で統一している。 ・質疑応答の概要とその後の対応状況なども併せて記載している。 (記載例) 担当部課 ○○○部○○○課 (担当者)担当者名 (直通)○○○-○○○○ (内線)822-4000 ○○○○ その対応及び 基本的な考え方 まちづくりミーティング終了後の対応状況、検討結果、関連する情報 などを具体的に記載しています。 今後の進行 管理方法等 *次の①~⑤の いずれかの類型 で処理 ①一定の期間(直ぐ、1 年以内、3 年以内、5 年以内)までに実現 又は着手可能 →この資料により市長へ報告した後、各部局で実現に向けて進行管理を 行っていくとともに、各部局から定期的に市長に報告を入れていく。 (但し、直ぐに実現したものは進行管理を行う必要はない。) ②暫く経過などを観察していく必要がある。 →各部局で一定の期間、経過などを見守っていく。 ③今後の行政運営上の参考となる。 →この資料により市長へ報告して処理済とするが、各部局で必要に応じ て政策・施策・事業なども検討していく。 ④実現することは困難(法令上の制限、公平性の観点など) →処理済み ⑤当日の市長の発言等によって、意見や要望の趣旨などが達成できる。 →処理済み

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横須賀市 第 15 回まちづくりミーティング報告書

◆ 日 時 平成 19 年(2007 年)2 月 13 日(火)19:00~21:00 ◆ 場 所 横須賀産業交流プラザ第一研修室 ◆ テーマ 「元気な横須賀」の実現に向けたまちづくりを考える ~市民公益活動をまちづくりに生かす~ ◆ 関係者 (対応者) 蒲谷市長 (コーディネーター) 高村文子氏 ◆ 参加人数 40人 ◆ 開催概要 1 開催趣旨説明

・事務局(市民協働推進担当課長)がまちづくりミーティングの趣旨について説明を行った。 2 市長説明 ~私が目指す「元気な横須賀」~

・市長が自己紹介及び今後の方針などについて説明を行った。 3 意見交換

・コーディネーターの進行で、会場の市民と市長との活発な意見交換が行われた。 ・表記方法は「である」調で統一している。 ・質疑応答の概要とその後の対応状況なども併せて記載している。 (記載例)

担当部課 ○○○部○○○課 (担当者)担当者名 (直通)○○○-○○○○ (内線)822-4000 ○○○○

その対応及び

基本的な考え方

まちづくりミーティング終了後の対応状況、検討結果、関連する情報

などを具体的に記載しています。 今後の進行

管理方法等

*次の①~⑤の

いずれかの類型

で処理

①一定の期間(直ぐ、1年以内、3年以内、5 年以内)までに実現

又は着手可能

→この資料により市長へ報告した後、各部局で実現に向けて進行管理を 行っていくとともに、各部局から定期的に市長に報告を入れていく。 (但し、直ぐに実現したものは進行管理を行う必要はない。)

②暫く経過などを観察していく必要がある。 →各部局で一定の期間、経過などを見守っていく。

③今後の行政運営上の参考となる。

→この資料により市長へ報告して処理済とするが、各部局で必要に応じ て政策・施策・事業なども検討していく。

④実現することは困難(法令上の制限、公平性の観点など)

→処理済み

⑤当日の市長の発言等によって、意見や要望の趣旨などが達成できる。

→処理済み

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№1 ボランティア活動の活性化の方策について

(意見・要望等)

ボランティア活動は行政とは一線を画した形で行うべきだという考え方もあるが、効果的に行

っていくためには行政との連携が必要不可欠だと思う。 そこで「横須賀市では今この様な問題を抱えている」、「市民がこういう活動を望んでいる」、「こ

ういう分野についてボランティアが必要である」という情報を提供して欲しい。 また、我々の活動が社会的に有意義なものとなっていくためには、積極的なPRを行い、参加

者を増やしていかなければならないが、そのためにも行政の協力が不可欠である。 更に施設利用料を減免するなどの配慮が必要である。 (市長の回答)

情報については、「こういうボランティアを募集している」とか、「猿島で観光ボランティアを

やって欲しい」など、積極的に情報を発信していきたい。 現在も市民公益活動全体を広く周知していくことは行っているが、個別の団体のPRを行政が

行うためには、何らかの選別を行わなければならないが、行政がそのような選別を行うことが妥

当か疑問があるし、また、その方法も難しい。 施設利用料の減免などについても、減免を行うことが妥当かどうかの選別を行うことが難しい。

行政から優先的に支援を得るというのではなく、まずは既存の補助金の範囲内で行ったり、企画

提案型補助制度である市民協働推進補助制度などを活用して欲しい。 (意見・要望等)

NPOと言っても玉石混交なので、市民の中に浸透して行きにくい。この団体はきちんとして

いるというお墨付きを与え、市民との橋渡しをして欲しい。 そのためには当然NPOの選別を行わなければならないと思う。今回のまちづくりミーティン

グは、そのような選別を行うためにNPOの情報を把握すべく実施しているのであろう。 (市長の回答)

まちづくりミーティングは、市長が個々のNPOの情報を把握し、選別を行うために実施して

いるわけではない。 市民公益活動を行っている皆さんのニーズを把握し、今後の市政運営の参考としていくために

実施しているものである。 (意見・要望等)

市民活動を行っている皆さんの話を聞くと、相当壁があるように思えた。 私たちの団体(動物愛護協会)は、動物フェスティバルに参加して、広く活動の内容を周知して

いる。このようなイベントに限らず、商店街の行っているイベント等にも積極的に参加している。 市として、ボランティア団体同士の横のつながりを奨励して欲しい。 (市長の回答)

様々なイベントに参加して、活動内容を周知することは、特に異論はない。積極的に進めて欲

しい。市の施設でも様々なイベントを行っているので、それらも活用して頂きたい。

担当部課

市民部市民生活課 (担当者)小座野

(直通)822-9699 (内線)822-4000 1919 健康福祉部健康福祉総務課(担当者)渡辺

(直通)822-8245 (内線)822-4000 2114

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その対応及び

基本的な考え方

(ボランティア情報の積極的な発信について)

本市では、様々な領域で広くボランティアを募集し、その協力を得な

がら市民協働のまちづくりを進めている(以下、①~④で一部例示)。

今後も様々な領域で広くボランティアを募集していく。

①市民がボランティアとして公共空間の美化保全などを行う制度

まちかど里親制度(市民団体等が公共用地の里親となって美化活動等

を行う)、街路樹選定ボランティア、花のボランティア、広告景観推進員

制度、公園清掃報償金制度、クリーンよこすか市民の会など。

②市民がボランティアとしてまちの賑わいづくりを行う制度

観光ボランティアガイド、クルーザー「ヨットアスパイア」のサポー

ター制度など。

③市民が持っている専門性を生かす制度

市民活動サポートセンターの情報ボランティア、環境指導者派遣制度、

アイクルマイスターなど。

④市民や事業者が地域の安全や安心を守る制度

地域防犯リーダー養成研修、よこすか安全安心パトロール協定、よこ

すか安全安心ステーション協定、子ども110番、災害時ボランティア

コーディネーター養成研修など

(施設使用料の減免について)

市の所有する公共施設は受益者負担の考え方に基づいて、利用料金が

設定されている。市民公益活動団体(NPO法人を含む)という理由で

一律に利用料金の減免を行うことは困難であり、何らかの選考が必要と

なってしまう。

公益性や社会性が高いと政策的に判断された市民公益活動団体に対し

ては、個別に事業費の補助や業務の委託などを行っており、その中で公

共施設の利用料金も賄えるものと考えている。

各部局で実施している個別の補助制度や委託制度の対象となっていな

い活動でも企画提案型補助制度である市民協働推進補助制度を設けてい

るので、ぜひ活用していただきたい。

また、日常の打合せについては、市民活動サポートセンター、追浜市

民活動サポートセンター、久里浜市民活動サポートセンターを設置して

おり、いつでも自由に利用していただくことが可能となっている。

(市民活動や市民公益活動に行政がお墨付きを与えることについて)

市民(公益)活動は自立的・自発的な活動であって、行政が望ましい

活動か、望ましくない活動かなどの線引きを行うことは馴染まないし、

また、妥当でもない。

なお、個別の活動に対して、申請に基づいて後援名義を出すことは、

可能である。これは各担当部課がそれぞれの政策判断に基づいて行うも

のであるが、仮に後援名義を得られない、または得ていないとしても、

そのことが直ちに当該活動が社会的に有意義ではないとか、好ましくな

いという判断したものではない。

(市民協働や市民公益活動へ入るための切っ掛けづくりについて)

(1)市民活動サポートセンターでは、多くの市民が市民公益活動に関

心を持ち、活動に参加できるよう、以下の事業を行っている。 ①相談業務及び情報提供業務など

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②情報の発信 ・月刊情報紙「情報広場」の発行(発行部数 3,000 部) ・季刊情報誌「のたろん」の発行(発行部数 3,000 部) ・メールマガジン「のたろんメール通信」の配信(毎月 1 回配信) ・コミュニティFM番組「FMのたろん通信」(毎週 1 回放送) ・市民活動サポートセンターのホームページ ・神奈川新聞NPOスクエアなどへの情報提供 ③交流事業及び啓発事業の実施 ・市民活動フェア(のたろんフェア) ・春の市民活動体験プログラム ・夏の市民活動体験プログラム ・市民協働推進フォーラムなどの実施 (現在は団塊の世代への情報発信を積極的に行っている) ④ボランティア・市民活動支援ネットワーク会議の開催 (2)よこすかボランティアセンターでは、多くの市民がボランティア

に関心を持ち、活動に参加できるよう、以下の事業を行っている。 ①ボランティア講座入門コース(年間 12 回) ボランティア活動を初めて行うため、導入に向けた紹介を行う。 ・ボランティア講座初心者編 ・ボランティア講座シニア編 ・小・中・高等学校ボランティアスクール ②ボランティア専門コース・市民活動講座 市民活動サポートセンターと連携したボランティア・市民活動のニー

ズを解決するための担い手を育成する。日常の相談からニーズを解決す

るための手段としてボランティアグループや市民活動グループを発足さ

せ、適切な活動場所を紹介する。 ③ボランティアニュースの発行 ボランティアの裾野を広げ、身近なボランティア活動に繋げられるよ

うな広報の特集を発行する。 ④ボランティア活動のしおりの発行 市民活動のキッカケづくり、ボランティア活動の裾野を広げるために

活動のしおり(一般用 1,000 部、シニア用 1,000 部)を発行する。 ⑤ボランティアグループへの支援 ・地区ボランティア活動育成事業 ・ボランティアグループ助成金 ⑥ホームページ作成 地区ボランティアセンターの情報提供を兼ねたボランティアセンター

全体のホームページを作成し、定期的な更新を行う。 ⑦ボランティアのつどい等の実施

ボランティア活動団体の横のつながりや情報交換を目的として、ボラ

ンティア連絡協議会が「ボランティアのつどい」などを毎年3、4回開

催して交流も盛んに行われている。

今後の進行

管理方法等

*③の類型

市民部市民生活課及び健康福祉部健康福祉総務課などで今後の行政運

営上の参考とする。

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№2 街路樹ボランティアの活動について

(意見・要望等)

現在、不入斗で街路樹ボランティアを行っているが、その際に気になることがある。 鶴久保小学校周辺のツツジが蔓にからまれるなど荒れ放題になっているので、もう少しきちんと

管理して欲しい。 また、街路樹ボランティアのジャンパーをもらったが大きいサイズ一種類しかない。 L・M・Sなどのサイズも用意して欲しい。 (市長の回答)

いつもボランティアをしていただき、感謝している。 鶴久保小学校周辺のツツジの植栽については、調べて対応したい。 街路樹ボランティアのジャンバーのサイズについては、ご要望に沿えるよう検討したい。

担当部課

土木みどり部緑地管理課(担当者)保坂 (直通)822-9799 (内線)822-4000 2743 土木みどり部道路維持課(担当者)佐野

(直通)822-9618 (内線)822-4000 2944

その対応及び

基本的な考え方

(ツツジの管理について)

鶴久保小学校周辺のツツジについては、今、刈り込みを行うとこれか

ら開花出来なくなるので、開花後の6月頃から刈り込みを実施する。

蔓の処理については、早急に処理したい。

(街路樹ボランティアのジャンバーのサイズについて)

街路樹ボランティア活動において、各地区の代表として会員と事務局

(市役所)の連絡をはかるため、世話役を選出しており、この世話役を

通じて各地区の会員の方々の意見や要望を受けている。

街路樹ボランティアのジャンパーについては、各地区の世話役の方と

の話し合いや協力を得ながら、要望に沿えるよう対応したい。 今後の進行

管理方法等

*①の類型

土木みどり部緑地管理課及び道路維持課でそれぞれ進行管理を行う。

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№3 団塊の世代の地域参加及び高校生のボランティア活動の促進について

(意見・要望等)

私たちのNPO法人は現在、横須賀市立市民活動サポートセンターの指定管理を行っている。 現在、団塊の世代の地域参加や高校生のボランティア活動を促進していこうという趣旨で、サポ

ートセンターのデータベース登録団体の協力を得て、市民活動を体験するプログラムなどを実施

している。 このような企画を実施して一番感じたことは、団塊の世代や高校生に対して参加の呼び掛けを

しても、本当に来ていただきたい人に中々声が届かず、参加に結びつかないという点である。 そこで横須賀市として、例えば、企業や高校に対して、地域参加やボランティアについて一緒

に周知していただきたい。団塊の世代の地域参加や高校生のボランティア活動を、市を挙げて支

援しているという姿勢を示して欲しい。 (市長の回答)

中々声が届かないという悩みを感じているようだが、それをあまり行政が行うと本来の市民活

動でなくなってくる虞がないのか。例えば、町内会を通じて、情報を流していけば、ある程度の

周知は出来るのかもしれないが、却って官製活動のようなイメージが強くなってしまわないか。

担当部課

市民部市民生活課 (担当者)小座野 (直通)822-9699 (内線)822-4000 1919 健康福祉部健康福祉総務課(担当者)渡辺 (直通)822-8245 (内線)822-4000 2114 教育委員会生涯学習部学校教育課(担当者)望月 (直通)822-8479 (内線)822-4000 3647

その対応及び

基本的な考え方

(団塊の世代への対応について)

これから退職期を迎え、大量に地域に帰ってくる団塊の世代は、地域

活動を推進する貴重な人材の宝庫であり、この人々を市民公益活動(町

内会・自治会の活動やボランティア活動)やコミュニティビジネスに取

り込んでいくことは、非常に大切なことと認識している。 本市では、これらの人達の地域活動に参加するための切っ掛けづくり

として、様々な事業を展開していく。 (1)市民生活課及び市民活動サポートセンターで実施している事業

・平成 17 年度~19 年度の三ヵ年に亘り、「団塊の世代を如何に地域に取

り込んでいくか」をテーマに、市民協働推進セミナーや市民協働推進フ

ォーラムを実施している。 この事業の開催に際しては、企画の実行委員、市民活動サポートセン

ターの指定管理者であるNPO法人及び横須賀市の三者が一緒に市内の

主要企業や労働組合などを訪問し、積極的な周知を行っている。 (2)健康福祉総務課及びよこすかボランティアセンターで実施している事業

・平成 19 年度新規に、団塊世代の方々を対象として、ボランティアの基

礎的な学習と、福祉施設を訪れ、ボランティア活動を実際に体験してい

ただく、ボランティア体験ツアーを実施する。 ・ボランティアセンターでは、シニア向けボランティア講座やシニア向

けボランティアのしおりを作成し、周知を図る。 ・来年度からスタートする第 2 期地域福祉計画では、地域活動の活性化

や地域のつながりを深めることを強調している。計画の中心となる「福

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祉の輪市民会議」100 人のメンバーを核として、退職者の地域活動参加

の呼びかけを行うなど、環境づくりを進めていく。 これらの取り組みを通して、中高年の方々に活力ある元気な地域を作

るための行動をしていただきたいと考えている。 (高校生への対応について)

(1)教育課程上の位置付け

次代を担う高校生が、ボランティア活動に積極的に参加するというこ

とは、とても大切なことであり、意義ある教育活動であると捉えている。

具体的には、県内すべての高等学校が「地域貢献デー」という県の事

業のもと、地域のボランティア活動に参加する機会を教育課程上に設け、

ボランティア精神の育成に努めている。

(2)高校生のボランティア活動等促進に向けた環境づくり(地域ボラ

ンティアエアポート)への参加協力

市民活動サポートセンターでは、県内の市民活動サポートセンターが

連携して、高校生のボランティア活動等の促進を行うために、地域のボ

ランティア活動の紹介・相談等を行う「地域ボランティアエアポート」

に参加協力を行っている。

(3)ヨコスカ市民活動合コン(スカコン)の実施

市民活動サポートセンターでは、若者(中学生から大学生)に市民活

動団体を紹介するとともに、活動体験を通してボランティア等への関心

を高める切っ掛けづくりを行っている。

今後の進行

管理方法等

*①の類型

処理済み

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№4 狂犬病の予防について

(意見・要望等)

私は市内で動物病院を開業しており、横須賀三浦獣医師会という団体に所属している。 日本では狂犬病は 36 年間発生していなかったが、 近、国内でフィリピンから帰国した 2 人の

日本人が狂犬病を発症して死亡した。 日本できちんと登録して狂犬病の予防接種を受けている犬は全体の4割程度に過ぎず、残りの

6割は登録していないので狂犬病の予防接種も受けていない。もし外国からの船で狂犬病の犬を

連れて来て放たれた場合には、狂犬病は犬から人へと感染するので、一度拡大したら取り返しが

付かない状況となる。今後とも狂犬病の予防接種制度を維持して欲しい。 また、現在、横須賀市と動物愛護協会と横須賀三浦獣医師会が協働して、市の補助を受けなが

ら、動物フェスティバルを実施して様々な啓発を行っている。今後も支援をお願いしたい。 (市長の回答)

狂犬病に関しては、危険性が大きく、予防する必要性が高いと認識している。 今後も実施できるよう努力していく。

担当部課 健康福祉部保健所生活衛生課(担当者)澁谷 (直通)824‐9871

その対応及び

基本的な考え方

(狂犬病予防接種事業について)

犬の飼い主は、狂犬病予防法に基づき保健所への登録と毎年 4 月から

6 月の間に狂犬病予防注射を行うことが義務付けられている。 狂犬病は、感染した犬に人が咬まれ、発症すると死に至る怖い感染症

であり、治療法もない。昨年、外国で犬に咬まれて帰国後に発症して2

名の方が死亡している。 日本での狂犬病の発生を防ぐには、すべての犬に予防注射を接種する

必要がある。保健所では、毎年3月下旬に犬の飼い主に集合注射会場(市

内 56 会場)での案内を送付しているので、近くの会場で予防注射を受け

て欲しい。また、市内の動物病院でいつでも狂犬病予防注射を受けるこ

とができるので、利用していただきたい。 市では、今後も予防接種の制度を維持して、接種率の向上を目指して

いく。 (啓発活動への支援)

横須賀市動物愛護協会が主催する動物フェスティバルは、毎年、多く

の市民が参加して、動物との触れあいイベントや相談コーナーなど、動

物愛護の思想を普及させる催しとして重要な役割を果たしていると考え

ている。 市では、犬や猫などの動物を飼育する家庭が増える中で、今後も動物

フェスティバルに期待しているので、継続して事業の支援を行っていく。 今後の進行

管理方法等

*①の類型

処理済み

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№5 野生化したアライグマの問題について

(意見・要望等)

ペットとして飼われていたアライグマが野生化し、爆発的に増えている。 以前は横浜を境に南にアライグマはいなかったが、徐々に南下しており、現在では大楠山に何百

頭もいると推計されている。 今、個体数を減らしていかないと取り返しが付かなくなってしまうので、獣医師会では市と協

力すべく話し合いを進めている。 また、野生のアライグマの処分を各動物病院の施設で行っているが、野生のアライグマはどん

な病気を持っているか分からず、病院の施設を利用しているペットへの感染のリスクもあるので、

市で処分施設を造って欲しい。 (市長の回答)

横須賀市では、野生化したアライグマを駆除するために、オリの貸出しや 終的な処分をする

などの対策をしている。 この問題についても獣医師会の協力を得ながら行っていきたいと思う。 (担当部課による補足意見)

*アライグマの処分を各動物病院の施設で行っているとあるが、現在は1つの施設でのみ行って

おり、ペットへの感染のリスクはない。

担当部課 経済部農林水産課 (担当者)山崎 (直通)822-8296(内線)822-4000 2441

その対応及び

基本的な考え方

特定外来生物であるアライグマ等については、市民からの被害通報に

基づいて市から委託を受けた業者が、捕獲檻の設置、アライグマ等が捕

獲された後の獣医師への搬送を行い、獣医師による薬殺処分を行ってい

る。 しかし、現状ではアライグマ等の薬殺処分を自分の動物病院で行うこ

とは、営業上の理由で出来ないとする獣医師が大勢を占め、現在、委託

に応じている獣医師は1名のみの状況である。 平成 19 年度に、アライグマ処分場(仮設)を建設する予定であり、今

後は複数の獣医師で対応していただけるよう横須賀三浦獣医師会と協議

を進めている。 今後の進行

管理方法等

*①の類型

経済部農林水産課で進行管理を行う。

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№6 地域猫の問題について

(意見・要望等)

野良猫や地域猫が他人の家の庭に入って糞をしたり、花を荒らしたりして 相当迷惑を被って

いる人も多い。 これについては現在、保健所の動物愛護担当と一緒になって、人間と猫が共存できるようなガ

イドラインの策定を進めている。 (市長の回答)

このような声があったことを伝えて、適切に処理させていただく。

担当部課 健康福祉部保健所生活衛生課(担当者)澁谷 (直通)824‐9871

その対応及び

基本的な考え方

保健所には、猫による苦情相談が多く寄せられている。 その中で問題の解決に苦慮しているのが飼い主のいない猫(野良猫)

の問題である。 不幸にして捨てられたりして飼い主がいない猫に、かわいそうだと言

う理由で猫にえさを与えることにより、野良猫が集まる場所が市内には

多くある。この地域では、猫に不妊手術を行うことが難しいことから、

更に猫が増えて、えさを与える方と付近の住民とでトラブルとなってい

る。 市では、これらの野良猫の問題を解決する方策を検討するため、動物

に関する専門家・ボランティア・地域の代表に行政が参加して「猫対策

連絡会」を開催して、人と猫が共生できる街づくりに向けた検討を進め

ている。 連絡会では、これまでに町内会での「野良猫の状況調査」を行い、調

査結果をまとめている。 現在、地域の中での餌やりや不妊手術を含めた適正管理などについて

の「猫適正飼養ガイドライン」を策定中である。 今後の進行

管理方法等

*①の類型

処理済み

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№7 NPOの声を聴くまちについて

(意見・要望等)

私は 4 月から横浜市役所に就職が決まっているが、役場は御用聞きをしなければならないと考

えている。市が考えて一方的にサービスを提供するのではなく、例えば、職員がこの場に来て生

の声を聴き、何が必要かということを組み立てて提供していくことも大切である。 横須賀市にはNPOやNGOなどの意見を聞くような制度があるのか。 また、横浜市ではNPOやNGO経験者を職員として採用する枠があるが、横須賀の場合にそ

のような制度があるのか。 (市長の回答)

市民の声を良く聞いて市政に反映させなければならないというのは、その通りだと思う。 今まで市長が直接市民の皆さんから意見を聞く機会が無かったので、まちづくりミーティングと

いう制度を作ったが、市長だけではなく、各職員も市民の声に耳を傾け、市民の声に敏感な市役

所を作ることが大切である。 NPOやNGOの経験者を優遇して採用することは、おそらく市民が納得しないと思う。市の

職員は非常に難関で通って来ているので、正規のルートに則って採用しなければならないと考え

る。

担当部課

市民部市民生活課 (担当者)小座野 (直通)822-9699 (内線)822-4000 1919 総務部人事課 (担当者)村田 (直通)822-8174 (内線)822-4000 1541

その対応及び

基本的な考え方

(NPO・NGOの声を聞く機会について)

横須賀市の市民協働に関する重要な施策について検討を行う市民協働

審議会に市民公益活動団体枠として、「横須賀市連合町内会長連絡協議会

1名、NPO法人関係者 1 名、非NPO法人関係者1名」の方が委員と

して参画している。 次に、市民活動サポートセンターの運営委員会の委員として、市民活

動関係者や市民活動に関心がある人が10名の公募委員として参画して

いる。 その他にも個別的にNPO関係者等の参加・参画を得て、様々な施策

に反映している。 (NPO・NGO経験者の職員採用枠について)

本市では、職員採用試験に国際貢献活動・NPO活動経験者を対象と

した試験は設けていない。 18 年度の一般事務職の競争率は、53.4 倍(受験者 914 人に対し合格

17 人)と難関であったが、合格者 17 人のうち 7 人が社会人経験者で豊

富な経験を持った者が見受けられた。

今後の進行

管理方法等

*③の類型

市民部市民生活課及び総務部人事課で今後の行政運営上の参考とす

る。

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№8 市が市民に期待することについて

(意見・要望等)

私は横須賀災害ボランティアネットワークに所属している。私たちの団体は平成 18 年度の企

画提案型市民協働モデル事業として、現在、「災害時ボランティアコーディネーター養成講座」を

実施しており、市との協働が上手く行っている。 今回の場合は、市側から予めこのようなテーマで市民協働事業を行わないかという募集があり、

それに応じて選考されたので上手く行っているのだと考えている。 今、皆さんの話を聞くと、自分の行っている市民活動団体を支援してくれという話が多かった

が、日頃から各団体には市民の皆さんから様々な要望や意見が多く寄せられていると思う。 その中には、市として対応できないニーズもあるが、一つの団体では対応できなくても複数の

団体が連携することによって対応できる場合もあると思う。 そこで大切となってくるのが、横の連携を作り出すことと、どのような市民ニーズがあるのか

という情報を公表することである。 それを受けて、市民公益活動を行っている者が何とかしようと立ち上がってくるのだと思う。 (市長の回答)

抽象的には、仰っていることは良く分かる。 様々な市民ニーズがあり、それらの全てに行政が対応することは財政的に難しいが、一方では

意欲のあるボランティアが多くいるので、それを上手くマッチングさせることは本当に必要だと

思う。安全や安心、環境美化、子育て、高齢福祉など多くの課題があり、それらを市民がボラン

ティアとして支えていく社会を目指していることは間違いない。 それでは具体的にどうすればよいかということになると、中々良いアイデアが浮かばない。 どのような方法が可能か検討したい。

担当部課

市民部市民生活課 (担当者)小座野 (直通)822-9699 (内線)822-4000 1919 健康福祉部健康福祉総務課(担当者)高橋 (直通)822-8525 (内線)822-4000 2101

その対応及び

基本的な考え方

(行政からの情報提供について)

横須賀市では、地域にある様々な課題については、以下のような方法

で情報発信を行っている。

①「市民の声」データベース

市民からどのような意見や苦情等が寄せられ、それに対する市の回答

や考え方を市民の誰もが閲覧できるよう、インターネットを通して情報

発信している。

②まちづくり市民アンケート

毎年、無作為に抽出された市内在住の15歳以上の市民2,000人

を対象にアンケートを行い、市内の課題などを大枠で把握している。

③企画提案型市民協働モデル事業

地域にある様々な問題や課題から年度毎に「テーマ」を設定し、その

テーマに沿って課題などを解決するような企画を市民公益活動団体から

募集し、選考された事業について市民公益活動団体と市が実施にあたっ

ての基本的なスタンスや役割分担などを明らかにした協定書を締結して

事業を実施する。

④地域協働プランの策定

行政センター管内及び本庁管内毎に、地域住民による「(仮称)地域協

働推進協議会」を組織し、地域の課題とその解決策について、市民と行

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政の役割分担や実施時期の目標を含めて盛り込んだ「地域協働プラン」

を策定する。

(災害時ボランティアセンター推進事業)

大規模災害が発生した際に設置する災害時ボランティアセンターの運

営検討やボランティアコーディネーター、ボランティア、地域団体との

ネットワークづくりを行う。 災害時ボランティアセンターを有効に機能させるために、社会福祉協

議会やボランティア団体などと運営体制についての検討を行う。 また、各地域やボランティア団体に周知活動を行い、災害時に協力し

てくれるボランティアコーディネーターやボランティアのネットワーク

化を目指す。

今後の進行

管理方法等

*③の類型

市民部市民生活課及び健康福祉部健康福祉総務課で今後の行政運営上

の参考とする。

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№9 小学校図書室の開放のあり方について

(意見・要望等)

現在、第2・第4土曜日に、桜小学校で未就学児を対象として図書室開放を行っている。 丸2年行っているが、子どもがほとんど来ないのが現状である。学校長が色々と宣伝してくれた

り、私も子ども達に読み聞かせをしたり、時間帯を 10 時からに変更したりと色々と努力してい

るが、中々利用者が増えない。 今後、他の小学校でも図書室の開放する予定があると伺っているが、現状のようなままでは開

放している間も冷暖房などを付けているだけで税金の無駄だと思う。 学校側に色々と改善したいと伝えても、生涯学習課から頼まれて会場を提供しているだけと言

われる。本だけでは子ども達が来ないので、工作教室を出来ないかと提案したが、あくまでも図

書の開放だけで、工作は出来ないとのことだった。 国が「子ども読書週間」を始めたので、それをやっているだけで、中々声が通っていかない。

生涯学習課の方も一回位は現場を見に来て、現状を把握し、例えば、平日の放課後に実施してみ

るとか、もう少し改善を考えて欲しい。 (市長の回答)

そもそも小学校の図書室を開放するというのは、地域のニーズがあるから行ったのかも知れま

せん。中々利用者が増えない原因として、子どもが地域的に少ないとか、 近は子どもだけでは

外に遊びに行かせないというようなことがあるのかもしれない。 ほとんど利用者がいないのに実施していても仕方がないので、実施の仕方を変えるなり、それ

でも利用が無いなら無理して行う必要が無いので思い切って止めることも必要かもしれない。 事業の存廃も含めて、見直しや変更を行っていく。

担当部課

教育委員会生涯学習部生涯学習課(担当者)亘 (直通)822-8483 (内線)822-4000 3657 教育委員会中央図書館 (担当者)坂本 (直通)822-2202

その対応及び

基本的な考え方

(学校の図書室開放の現状)

図書室開放については、桜小学校・森崎小学校・大塚台小学校・野比

東小学校・長井小学校・大楠中学校など、施設的に開放が可能な学校に

お願いし運営している。 (学校の図書室開放の意義)

図書室開放は地域の児童生徒に読書に親しんでもらうほか、未就学児

や保護者等に、これから通う学校に来ていただき、慣れていただくこと

も目的の一つであり、広く利用を呼びかけている。 各学校により利用状況は異なるが、地域における読書活動を推進して

いく上で必要であると考える。 (利用拡大のための工夫について)

図書室において「工作教室」を行うことについては、本を読みに来た

方とのことを考えると断らざると得ないが、読み聞かせや紙芝居など、

子どもの読書への興味を促す活動は各学校の実情に合わせた対応をお願

いしている。 平日放課後も含め、開館を柔軟に調整してほしいとの要望についても、

学校独自に実施しているケースもあり、地域の要望も含めて対応をお願

いしていきたい。

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生涯学習課と各学校で連携協力して、利用者の増加を図るべく、貸出

図書の入れ替え、ポスターの掲示、広報などを行っているほか、利用者

の要望にも誠実に対応している。 今後も本市が推進している地域における子ども読書活動の一端を担え

るよう努力していく。 (図書館におけるボランティアの活動状況について)

横須賀市の図書館では、子どもたちが本と出合うことのできる環境を

整備するため、おはなし会やブックスタート等の事業を行っているが、

そのおはなし会やブックスタートで、読み聞かせのボランティアが活躍

している。 生まれた赤ちゃんの家庭での読書環境を整えるため、毎月6ケ所の健

康福祉センター等で8回、年96回、ブックスタートを実施している。 このブックスタートで、ボランティアと職員が赤ちゃんと保護者に 1組ずつブックスタート・パック(絵本2冊、おすすめ絵本リスト、おは

なし会の予定表、トートバッグ等)を渡してメッセージを伝え、読み聞

かせを行っている。 このボランティアは児童サービス講座(児童図書館で毎年行われる講

座)の受講者で、現在約50名の方が活動している。 また、0・1・2歳と幼児・小学生を対象に、児童図書館・南図書館・

北図書館で、ボランティアと職員によるおはなし会が、年間約100回

行われている。 このボランティも児童サービス講座(児童図書館で毎年行われる講座)

の受講者で、児童図書館を拠点として活動している3つのグループに約

30名の方が所属し、読み聞かせ等の研修を重ねたうえで、おはなし会

において読み聞かせ等の活動を行っている。 3グループの内の2グループは、平成 14 年と 16 年に、日頃の活動が

認められ子ども読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞し

た。 この読み聞かせボランティアは、図書館の活動にとどまらず、小学校

等へ出前おはなし会に行くなど幅広い活動をしている。 なお、学校の図書室の開放にあたっては、図書館では団体貸出として、

図書館の本を500冊以内で4ヶ月内(貸替可)の貸出をし、積極的に

協力している。 今後の進行

管理方法等

*②の類型

教育委員会生涯学習部生涯学習課で暫く経緯を見守っていく。

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№10 若者の市外への流出を防ぐ方法について

(意見・要望等)

横須賀で生まれ育った子ども達が東京の大学に進み、そのまま東京に就職してしまう。 せっかく横須賀に生まれたのだから、市内で働いて税金を落としてもらうのが理想的である。 青少年の市外への流出を防ぐために、横須賀市として大学を設立できないか。 (市長の回答)

少子化の影響で、既存の大学も生徒を集めるのに苦労しており、厳しい経営状態にある。 このような状況の中で、市独自に大学を造って赤字も出さずに運営できるとは思えない。 職場に関しては、仰る通りである。例えば、YRPには、市外から多くの若い優秀な技術者が

通勤し、中には横須賀に住んでくれる人も出てくるなど、好循環が生まれている。 このような良い職場がどんどん立地して、市内で働けるということが理想である。 良い学校を誘致することも検討しているが、相手のあることなので、まだ実現していない。 以前は良い私立学校があったが、それらが市外に行ってしまったのは残念であり、先見の目が無

かった。

担当部課 企画調整部企画調整課 (担当者)上之段

(直通)822-8144(内線)822-4000 1313

その対応及び

基本的な考え方

横須賀市では実践的な国際理解教育などを行い、21 世紀を担う個性豊

かな国際人の育成を目的とした、新しい学校(私立学校)の設立を目指

している。 現在、この計画の趣旨に賛同し、目的を達成することができる学校法

人(新設を含む)が私立学校として「新しい学校」を設立できるよう努

力をしているが、相手の事情もあり、学校が設立できるかは不透明な状

況である。 今後の進行

管理方法等

*③の類型

企画調整部企画調整課で今後の行政運営上の参考とする。

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№11 市の財政状況について

(意見・要望等)

横須賀市の経常収支比率が96.8%と前年度よりも10ポイントも一気に悪化していると聞

いた。このような情報をきちんと市民に知らせないと、市民は相変わらず、あれを作れ、これ作

れと要望ばかりする。横須賀市が夕張市のようになっては困るので、今後このような情報を市民

に判るように知らせて欲しい。 (市長の回答)

経常収支比率が96.8%と前年度よりも10ポイントも悪化したことは事実である。これは

歳入面で、税収と地方交付税が減ったことによる。 横須賀市の財務体質を改善していくため、歳出面では経常的に出て行く費用を減らさなければ

ならない。 まず、団塊の世代の大量退職期を迎えるが、例えば100人の退職者が出ても70~80人し

か補充せず、5ヵ年で平均7%位、職員の定数を減らし、人件費を抑制していく。また、借金も

必要 小限に抑え、確実に減らしていく。 歳入面は景気の動向によるところも大きいが、産業政策を展開して歳入を増やして行く。 このような政策を組み合わせて、今の厳しい状況を乗り切ろうと考えている。現在、来年度の

予算編成を行っているが、本当にギリギリの状況である。福祉や教育などの必要 小限度の歳出

は中々削れないので仕方がないが、施設をどんどん作ることが出来ないような状況であることを

ご理解いただきたい。

担当部課 財政部財政課 (担当者)石渡 (直通)822-8163 (内線)822-4000 1715

その対応及び

基本的な考え方

(現状及び原因について)

平成 17 年度決算における経常収支比率は 96.8%と、前年度から 10.2ポイント悪化した。 主な理由は、市税の落ち込みと地方交付税の減少など歳入によるもの

であるが、社会保障経費である扶助費や国民健康保険など他の会計へ支

出する経費など歳出も増加していることもある。 経常的な経費のうち、社会保障経費などは市としてコントロールする

ことが困難であるが、一方、人件費や借入金の償還経費は市がコントロ

ールできる経費であり、以前から削減に取り組んできた。これらは経常

経費の中でも減少している。 (周知について)

本市では、今までも厳しい財政状況について、ホームページや広報な

どで周知しており、特にホームページでは現状、現状に至った経緯、今

後の取り組みなどを記載するよう努めてきた。 市民にわかりやすく情報提供するため、今後もわかりやすい表現方法

を工夫していく。 今後の進行

管理方法等

*⑤の類型

処理済み

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№12 そば文化の普及施設について

(意見・要望等)

そば打ちの活動を行っている。そば打ちは非常に人気があり、75名位のメンバーがおり、中

には市外から来る者もいる。 現在、公民館や地域自治活動センターの調理室を利用しており、便利でありがたいのだが、そ

こに行けば必ずそば打ちや味噌・豆腐作りを体験できたり、地域の料理上手な方が料理を教える

ことができるなど、横浜の「四季の郷」のような、古民家を利用したシンボリックな施設がある

と良い。 ただ財政的に苦しいということなので施設建設は難しいと思うが、ソレイユの丘のような所を

利用し、そこに行けばそば打ちが出来るというようになると良い。 (市長の回答)

そういう施設があれば良いと思う。 しかし、新しい建物を造れる状況ではないので、学校の建物など既存の建物を有効活用して地域

の役に立てていく発想に立たなければならない。地域自治活動センターを造って欲しい、行政セ

ンターを建て替えて欲しいなど、様々な要望があるが、当面の間、待っていただいている状況で

ある。 ソレイユの丘は民間事業者が独立採算で行っている施設なので、市からあれこれと指図できな

いことをご理解いただきたい。

担当部課 土木みどり部緑地管理課 (担当者)佐藤 (直通)822-8333 (内線)822-4000 2742

その対応及び

基本的な考え方

長井海の手公園ソレイユの丘は、事業運営をPFI方式で行っている

ため、事業展開に関する基本的な経営判断は民間事業者が担っており、

市は、事業収益に影響を及ぼすような事業について実施するよう指示す

ることはできない。 今回、このようなご意見があった旨を事業者に伝えていく。

今後の進行

管理方法等

*③の類型

土木みどり部緑地管理課で暫く経緯を見守っていく。

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№13 地域内で完結するリサイクルについて

(意見・要望等)

私の夢は横須賀に環境リサイクルの作業所を造ることである。アイクルはただ纏めているが、

その後の処分を横浜とか他都市にお願いして、横須賀内で完結していない。 次世代に引き継ぐべき環境を大事にしなければならないので、まず横須賀から出たごみは横須

賀市内でリサイクルが完結することが大切である。 (市長の回答)

基本的に横須賀の場合は、ごみは市内で処理できるものは処理している理解している。 アイクルは、そこで容器包装プラスチックを再生して繊維などに変える材料とするなど、リサイ

クルを図っており、横須賀は非常に先進的な取り組みを行い、他の都市の模範になっている。 ごみの処理に関しては、市単独で続けていく業務も必要であるが、横須賀市・三浦市・葉山町

で広域的に連携し、本市は生ごみバイオガス化と焼却処理、葉山町が不燃ごみ選別処理、三浦市

が埋立て処分を行うなど、それぞれの自治体が役割分担で行っていくことも大切である。

担当部課 環境部循環都市推進課 (担当者)甘糟 (直通)822-9702 (内線)822-4000 2323

その対応及び

基本的な考え方

横須賀市では、『“循環型都市よこすか”をめざして』を基本方針とし

て、ごみの発生抑制・排出抑制をより一層進めるとともに、出されたご

みは可能な限りリサイクルすることとしている。 リサイクルは、資源物の種類によって、例えば、スチール缶は建設資

材に、アルミ缶やびんは再びアルミ缶やびんに、紙類は再生紙になど、

その種類によって、様々なルートにより行われている。 これらの処理をすべて市内で完結することは困難であり、本市として

は、市民の協力を得て資源化できる物を分別してまとめ、これらのルー

トによるリサイクルをできるようにしている。 しかし、リサイクルに限らず、地域において完結可能なものは積極的

に行うべきと考えており、再利用ができない燃せるごみや不燃ごみの処

理については、地域内での処理を完結すべく三浦市、葉山町と協力して

ごみ処理の広域化を進めているところである。 なお、横須賀市では容器包装廃棄物の資源化などに取組んだ結果、リ

サイクル率は 37%台となり、全国平均の 18%を大きく上回っている。 今後の進行

管理方法等

*③の類型

環境部循環都市推進課で今後の行政運営上の参考とする。

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№14 ガールスカウトなどの活動に対する支援について

(意見・要望等)

今はガールスカウトや子ども会の活動を無償のボランティアが支えているが、市から例えば交

通費の助成など、もう少し助成があれば活動が活性化できる。 子ども達の未来を支えるような施策を横須賀市で考えて欲しい。 (市長の回答)

日頃から、子ども会やガールスカウトなどのボランティア活動を一生懸命やっていただいて感

謝している。 直ちに金銭的な助成を行うことは難しいので、今まで通りボランティアで頑張って欲しい。

担当部課 こども育成部青少年課 (担当者)勝浦・渡辺 (直通)822-8223・822-8224 (内線)822-4000 1978・1972

その対応及び

基本的な考え方

(青少年団体への補助金について)

ボーイスカウト、ガールスカウト、子ども会など、青少年のために意

義ある活動している青少年育成団体へは、市の補助金等交付規則などに

基づき、運営費補助金や事業費補助金を交付するなどの活動支援を行っ

ている。 青少年育成は市民公益活動として多くの市民により支えられている。 補助金交付額については、本市の「集中改革プラン」において総合的

な見直しを行っており、財政状況などを考えると増額については難しい

が、関連情報の提供、関係機関・団体との連携の機会の提供などにより、

活動支援を進めていく。 また、青少年団体活動への認識や理解を深めるための行事などへの後

援も行っていく。 (子どもたちの未来を支える施策について)

平成 18 年 3 月に策定された「よこすか青少年プラン」に基づき、青少

年の健やかな成長を市民ぐるみで支援する各種事業を推進し、青少年に

関する施策の充実を図っている。 また、2 月に策定された「新世紀ビジョン」においても『新しい芽が

伸びゆく社会』として次世代を担う子どもたちが健やかに成長できるよ

う様々な施策を展開する予定である。 今後の進行

管理方法等

*⑤の類型

処理済み

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◆アンケート結果◆

1 全体

来場者数 40 名

回答者数 27 名

男性

女性

未回答

2 男女別の構成

男性 21 名(77.8%)

女性 5 名(18.5%)

未回答 1 名( 3.7%)

図1 男女別の構成割合

3 年齢別の構成

19 歳以下 0 名( 0.0%)

19歳以下

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

未回答

20 歳代 1 名( 3.7%)

30 歳代 4 名(14.8%)

40 歳代 3 名(11.1%)

50 歳代 7 名(26.0%)

60 歳代 11 名(40.7%)

未回答 1 名 ( 3.7%)

図2 年齢別の構成割合

4 地域別の構成

とても好感

概ね好感

あまり

未回答

市内全域のため分類せず

5 印象別の構成

とても好感がもてる 5 名(18.5%)

おおむね好感がもてる 17 名(63.0%)

あまり好感をもてない 4 名(14.8%)

未回答 1 名( 3.7%)

図3 印象別の構成割合

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