道徳教育の現状と課題 - tokushima-ec.ed.jp · 貴校では、平成24...

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道徳教育の現状と課題 道徳教育実施状況調査 調査の趣旨第期教育振興基本計画に基づく 道徳教育の進捗状況把握し、 次期教育振興基本計画の検討資料とすた、 道徳教育全国的実施状況について 道徳教育実施状況調査 道徳教育全国的実施状況について 調査行う。 調査の実施時期平成年月月 調査の主な内容道徳教育の計画 全体計画年間指導計画の作成等 道徳の時間の授業時数 道徳教育実施状況調査 道徳の時間の指導のたの教材 「心の」含。の使用状況 道徳教育推進教師等の配置状況 家庭地域社会との連携 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 99.3% 0.7% 小学校 貴校では、平成 24 年度において道徳教育の 全体計画作成していすか。 99.3% 0.7% 中学校

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道徳教育の現状と課題

道徳教育実施状況調査より

【調査の趣旨】

第1期教育振興基本計画に基づく道徳教育の進捗状況を把握し、次期教育振興基本計画の検討資料とするため、道徳教育の全国的な実施状況について

道徳教育実施状況調査

道徳教育の全国的な実施状況について調査を行う。

【調査の実施時期】

平成24年5月~6月

【調査の主な内容】

〇 道徳教育の計画(全体計画や年間指導計画の作成等)

〇 道徳の時間の授業時数

道徳教育実施状況調査

〇道徳の時間の指導のための教材(「心のノート」を含む。)の使用状況

〇道徳教育推進教師等の配置状況

〇家庭や地域社会との連携 等

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

99.3% 0.7%

小学校

貴校では、平成24年度において道徳教育の全体計画を作成していますか。

問7

99.3% 0.7%

中学校

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学校における道徳教育の基本的な方針や学校の教育活動全体を通して,道徳教育の目標を達成するための方策を総合的に示した教育計画

各学校において,

○ 全体計画とは……

全体計画

各学校において,校長の方針の下に,道徳教育推進教師が中心となって,全教師の参加と協力により,創意と英知を結集して作成されるもの

道徳教育の全体計画(例)

法的根拠

教職員の願い

学校教育の教育目標

地域・保護者、子どもの願い・実態

道徳教育の重点目標

各学年の重点目標

道徳の時間の道徳の時間の指導の方針 各教科、外国語活動、

総合的な学習の時間、特別活動における 指導の方針生徒指導

特色ある教育活動、豊かな体験活動、環境整備、家庭・地域との連携における指導の方針

指導の内容・時期

別葉で

(1)道徳教育の全体計画の作成に当たっては,学校における全教育活動との関連の下に,生徒,学校及び地域の実態を考慮して,学校の道徳教育の重点目標を設定するとともに,第2に示す

第第第第3333章道徳章道徳章道徳章道徳 第第第第3333 指導計画指導計画指導計画指導計画のののの作成作成作成作成とととと内容内容内容内容のののの取扱取扱取扱取扱いいいい

全体計画

育の重点目標を設定するとともに,第2に示す道徳の内容との関連を踏まえた各教科,外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動における指導の内容及び時期並びに家庭や地域社会との連携の方法を示す必要があること。

第第第第2222学年学年学年学年

全体計画

(別葉例)

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0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

99.6% 0.4%

小学校

貴校では、平成24年度において道徳の時間の年間指導計画を作成していますか。問1

99.7% 0.3%

中学校

道徳の時間の授業を計画的、発展的に行うためには・・・道徳の時間の年間指導計画ですか?

道徳の時間の指導が,道徳教育の

年間指導計画

2013/9/6

学校独自の道徳の時間の

年間指導計画を作成することが大切です!

道徳の時間の指導が,道徳教育の全体計画に基づいて,子どもの発達の段階に即して計画的,発展的に行われるように組織された全学年にわたる年間の指導計画です!

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

貴校の平成24年度の年間指導計画には次のような項目が含まれていますか。含まれているものすべて選んでください。

問1-2

展開展開展開展開のののの大要及大要及大要及大要及びびびび指導指導指導指導のののの方法方法方法方法

45.7%

33.0%

小学校

中学校

他他他他のののの教育活動等教育活動等教育活動等教育活動等ににににおけるおけるおけるおける道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育とのとのとのとの関連関連関連関連

73.2%

69.0%

34.0 34.5 35.0 35.5 36.0

35.7

小学校

貴校において、平成23年度の道徳の時間の平均授業時数は何単位時間ですか

問2

35.1

中学校

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道徳の時間の特質は,次のようにまとめることができます。

■ 計画的,発展的に指導する。

道徳の時間の特質

■ 計画的,発展的に指導する。

■ 道徳的実践力を育成する。

■ 補充,深化,統合する。

■ 道徳的価値の自覚を深める。

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

●●●● 子どもは,学校の諸活動の中ですべての道徳的価値について感じたり考えたりする機会があるとは限らない。

●●●● 道徳の時間は,学校の諸活動で考える機会を得られにくい道徳的価値について補充する役割がある。

● 子どもは,体験の中で道徳的価値の意味などについて必ずしもじっくりと考え,深めることがで

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

じっくりと考え,深めることができているとは限らない。

● 道徳の時間は,このように道徳的価値の意味やそれと自己とのかかわりについて一層考えを深化させる役割がある。

● 子どもが,多様な道徳的体験をしていたとしても,それぞれがもつ道徳的価値相互の関連や,自己

学校学校学校学校のののの教育活動全体教育活動全体教育活動全体教育活動全体でででで行行行行うううう道徳教育道徳教育道徳教育道徳教育をををを補充補充補充補充,,,,深化深化深化深化,,,,統合統合統合統合するするするする

つ道徳的価値相互の関連や,自己とのかかわりの全体的なつながりなどを考えないままに過ごしてしまうことがある。

● 道徳の時間は,それらを統合し,子どもに新たな感じ方や考え方を生み出すというような役割もある。

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各教科各教科各教科各教科

総合的総合的総合的総合的なななな

学習学習学習学習のののの時間時間時間時間

外国語活動外国語活動外国語活動外国語活動

補充補充補充補充・・・・深化深化深化深化・・・・統合統合統合統合

道徳の時間以外の道徳教育と道徳の時間の関係は補充,深化,統合なのですね!

各教科各教科各教科各教科特別活動特別活動特別活動特別活動

補充

深化

統合

道徳の時間

統合統合統合統合

次に,道徳的価値の自覚を深めるということはどういうことなのでしょうか?

■ 一つは,道徳的価値についての理解である。道徳的価値が

「小学校学習指導要領解説道徳編」には,次のように示されています。

人間らしさを表すものであるため,同時に人間理解や他者理解を深めていくようにする。■ 二つは,自分とのかかわりで道徳的価値がとらえられることである。そのことにあわせて自己理解を深めていくようにする。■ 三つは,道徳的価値を自分なりに発展させていくことへの思いや課題が培われることである。その中で自己や社会の未来に夢や希望がもてるようにする。

■■■■ 道徳的価値道徳的価値道徳的価値道徳的価値についてについてについてについて理解理解理解理解するするするする。。。。

道徳的価値の自覚を深める

価値理解…道徳的価値は大切であること

人間理解…大切ではあるが実現は難しいこと

他者理解…実現に向けては多様な感じ方・考え方があること

道徳の時間の指導の工夫

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道徳の時間に生かす指導方法の工夫

■ 資料を提示する工夫教師による読み聞かせ、紙芝居による提示、影絵,紙人形などを生かした劇のような提示,音声や音楽の効果を生かす工夫など

■ 発問の工夫授業のねらいに強くかかわる中心的な発問をまず考え,次にそれを生かすためにその前後の発問を考え,全体を一体的にとらえる

道徳の時間に生かす指導方法の工夫

■ 話合いの工夫意見を出し合う,まとめる,比較する,決めるなどの目的を明確にした話合い座席配置の工夫,グループやペアなど形態の工夫

教師が話合いの全体を調整したり,それを進行したりする役割も重要したりする役割も重要

■ 書く活動の工夫児童が自ら考えを深めたり,整理したりする重要役割必要な時間を確保,学習の個別化

道徳の時間に生かす指導方法の工夫

■ 表現活動の工夫特定の役割を与えて即興的に演技する工夫,動きやせりふの真似をして理解を深める工夫

■ 板書を生かす工夫違いや多様さを対比的,構造的に示す工夫,中心部分を浮き立たせる工夫など

道徳の時間に生かす指導方法の工夫

■ 説話の工夫

教師が意図をもってまとまった話をすることは,児童が思考を一層深めたり,考えを整理したりするのに効果的

教師が自らを語ることによって児童との信頼関係が増し,教師の人間性が表れる説話は,児童に深い感銘を与えることができる。

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0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

貴校において使用した「心のノート」は、以下のうちいずれに該当しますか。(該当するものを全て選んでください。)

問3-2

WebWebWebWeb上上上上のののの「「「「心心心心のノートのノートのノートのノート」」」」をををを使用使用使用使用

22.8%

19.2%

小学校

中学校

冊子冊子冊子冊子のののの 73.0%

地域地域地域地域にににに関係関係関係関係するペーするペーするペーするページをジをジをジを追加追加追加追加したしたしたした「「「「心心心心のノートのノートのノートのノート」」」」をををを使用使用使用使用

3.7%

3.8%

冊子冊子冊子冊子のののの「「「「心心心心のノートのノートのノートのノート」」」」をををを使用使用使用使用

73.0%

76.5%

そのそのそのその他他他他0.5%

0.5%

■国土の写真を導入部分で活用し、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育てることに生かす。

■社会貢献について考える活動を取り入れることで、平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養うことに生かす

はたらく人とわたしたちのくらし■インタビューの指導で「心のノート」

心をこめて礼儀正しくを活用

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わたしたちの国土と環境■導入で国土に対する関心を高める「心のノート」

見見見見つめようつめようつめようつめようわたしのふるさとわたしのふるさとわたしのふるさとわたしのふるさとそしてこのそしてこのそしてこのそしてこの国国国国わたしたちの国土と環境そしてこのそしてこのそしてこのそしてこの国国国国を活用■まとめで社会貢献について考えさせる「心のノート」

社会のために社会のために社会のために社会のために進んで働く進んで働く進んで働く進んで働くを活用

生き物の1年間をまとめよう生き物の1年間をまとめよう■導入の学習で「心のノート」

季節季節季節季節をををを感感感感じるじるじるじる心心心心をみがこうをみがこうをみがこうをみがこうを活用

ヒトのたんじょう■これまでの学びを振り返る際に「心のノート」「心のノート」

生命生命生命生命のののの尊尊尊尊さをさをさをさを感感感感じてじてじてじてを活用ヒトのたんじょう■まとめの学習で「心のノート」

ふりふりふりふり返返返返ってみようあのころってみようあのころってみようあのころってみようあのころを活用

1時間を通して活用する

わたしのしごと■導入での方向付けで「心のノート」

大切なそれぞれの仕事大切なそれぞれの仕事大切なそれぞれの仕事大切なそれぞれの仕事を活用

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1時間を通して活用する

わたしのしごと■中心的な資料として「心のノート」「心のノート」

わたしのしごとわたしのしごとわたしのしごとわたしのしごとを活用

1時間を通して活用する

わたしのしごと■振り返りで「心のノート」

わたしのしごとわたしのしごとわたしのしごとわたしのしごとを活用

1時間を通して活用する

やわらかい心を目指して■中心資料として「心のノート」

セトモノセトモノセトモノセトモノを活用

1時間を通して活用する

やわらかい心を目指して■中心資料として■中心資料として「心のノート」

ワークシートワークシートワークシートワークシートをとして活用

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道徳教育の充実を図る観点から、

児童生徒が身に付ける学習指導要領に

定める道徳の内容をわかりやすく表し、

学校・家庭・地域において、

「心のノート」

学校・家庭・地域において、

道徳的価値について、

自ら考えるきっかけとし、

理解を深めていくことができるような

児童生徒用の道徳教材

「心のノート」の生かし方

⑴ 子どもが道徳的に成長していくための課題を見つけられるように

⑵ 子ども自身の「心の成長の記録」となるように

⑶ 要となる「道徳の時間」の指導において活用が促されるようにれるように

⑷ 各教科,外国語活動,総合的な学習の時間,特別活動の指導において活用が促されるように

⑸ 学校や家庭の日常生活での活用が促されるように

⑹ 学校。家庭。地域社会の連携を進める資料として生かすことができるように

⑴ 学校や家庭の日常生活の中で子どもが活用する

多様な場面での子どもの活用とそれを促す工夫

⑵ 各教科の学習内容との関連で活用する

⑶ 道徳の時間で活用する

⑷ 外国語活動で活用する

⑸ 総合的な学習の時間の動機付けなどで活用する⑸ 総合的な学習の時間の動機付けなどで活用する

⑹ 特別活動の各内容と関連させて活用する

⑺ 学校,家庭,地域社会の連携を図るために教師や保護者,地域の人々が用いる

⑻ その他,各学校間交流の際などに子どもや大人が活用する

いじめ問題等への対応について

(第一次提言)

平成25年2月26日 教育再生実行会議

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1111 心心心心とととと体体体体のののの調和調和調和調和のののの取取取取れたれたれたれた人間人間人間人間のののの育成育成育成育成にににに社会全体社会全体社会全体社会全体でででで取取取取りりりり組組組組むむむむ。。。。道徳道徳道徳道徳をををを新新新新たなたなたなたな枠組枠組枠組枠組みによってみによってみによってみによって教科化教科化教科化教科化しししし、、、、人間性人間性人間性人間性にににに深深深深くくくく迫迫迫迫るるるる教教教教育育育育をををを行行行行うううう。。。。

2222 社会総社会総社会総社会総がかりでいじめにがかりでいじめにがかりでいじめにがかりでいじめに対峙対峙対峙対峙していくためのしていくためのしていくためのしていくための法律法律法律法律のののの制定制定制定制定

3333 学校学校学校学校、、、、家庭家庭家庭家庭、、、、地域地域地域地域、、、、全全全全てのてのてのての関係者関係者関係者関係者がががが一丸一丸一丸一丸となってとなってとなってとなって、、、、いじめにいじめにいじめにいじめに向向向向きききき合合合合うううう責任責任責任責任のあるのあるのあるのある体制体制体制体制をををを築築築築くくくく。。。。

○ 道徳を新たな枠組みによって教科化し、指導内容を充実。

向向向向きききき合合合合うううう責任責任責任責任のあるのあるのあるのある体制体制体制体制をををを築築築築くくくく。。。。

4444 いじめられているいじめられているいじめられているいじめられている子子子子をををを守守守守りりりり抜抜抜抜きききき、、、、いじめているいじめているいじめているいじめている子子子子にはにはにはには毅然毅然毅然毅然ととととしてしてしてして適切適切適切適切なななな指導指導指導指導をををを行行行行うううう。。。。

5555 体罰禁止体罰禁止体罰禁止体罰禁止のののの徹底徹底徹底徹底とととと、、、、子子子子どものどものどものどもの意欲意欲意欲意欲をををを引引引引きききき出出出出しししし、、、、成長成長成長成長をををを促促促促すすすす部活動指導部活動指導部活動指導部活動指導ガイドラインのガイドラインのガイドラインのガイドラインの策定策定策定策定

○ 効果的な指導方法を明確化し、全ての教員が習得できるよう普及。道徳の教材として具体的な人物や地域、我が国の伝統と文化に根ざす題材等を重視。

○ 家庭や地域で大人が率先垂範して一人の人間としての在るべき姿を示し、しつけるべきことをしつける。

小学校の教育課程

道外国語活動

総合的な

別小学校の教育課程教

科徳

外国語活動

な学習の時間

教生生生生 活活活活

理理理理 科科科科

算算算算 数数数数

社社社社 会会会会

国国国国 語語語語

道道徳の

小学校

体体体体 育育育育

家家家家 庭庭庭庭

図画工作図画工作図画工作図画工作

音音音音 楽楽楽楽

生生生生 活活活活

徳の時間

外国語活動

総合的な学習

総合的な

外国語活動

小学校

外国語活動

学習の時間

な学習の時間

外国語活動

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特別活動

児童会活動児童会活動児童会活動児童会活動

学級活動学級活動学級活動学級活動

小学校

特別活動

学校行事学校行事学校行事学校行事

クラブクラブクラブクラブ活動活動活動活動

生生生生 活活活活

理理理理 科科科科

算算算算 数数数数

社社社社 会会会会

国国国国 語語語語

道徳の

外国語活動

総合的な学習

児童会活動児童会活動児童会活動児童会活動

学級活動学級活動学級活動学級活動

小学校

体体体体 育育育育

家家家家 庭庭庭庭

図画工作図画工作図画工作図画工作

音音音音 楽楽楽楽

生生生生 活活活活 の時間

外国語活動

学習の時間学校行事学校行事学校行事学校行事

クラブクラブクラブクラブ活動活動活動活動

教理理理理 科科科科

算算算算 数数数数

社社社社 会会会会

国国国国 語語語語

道道道道 徳徳徳徳

体体体体 育育育育

家家家家 庭庭庭庭

図画工作図画工作図画工作図画工作

音音音音 楽楽楽楽

生生生生 活活活活徳

教育振興基本計画平成25年6月14日閣議決定

この計画は,教育基本法(平成18年法律第120号)第17条第1項に基づき,国会に報告するものである。

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我が国の教育の現状と課題

第1期計画の成果と課題

①義務教育修了までの段階における現状と課題

(義務教育段階)

○道徳教育については,行き過ぎた個人主義の風潮○道徳教育については,行き過ぎた個人主義の風潮

や社会全体のつながりの薄れ,異なる文化や価値観等を持った人々との交流や各種体験の減少などを背景として,規範意識や社会性などの育成には依然として課題が残っており,各学校段階における取組の強化が必要である。

今後5年間に実施すべき教育上の方策~~~~四四四四つのつのつのつの基本的方向性基本的方向性基本的方向性基本的方向性にににに基基基基づくづくづくづく,,,,8の8の8の8の成果目標成果目標成果目標成果目標と30のと30のと30のと30の基本施策基本施策基本施策基本施策~~~~

(豊かな心)

豊かな情操や,他者,社会,自然・環境と関わり,自らを律しつつ共に生き境と関わり,自らを律しつつ共に生きる力,主体的に判断し,適切に行動する力などを持つ子どもを育てる。

基本施策2 豊かな心の育成

【基本的考え方】○子どもたちの豊かな情操や規範意識,自

他の生命の尊重,自尊感情,他者への思いやり,人間関係を築く力,社会性,公共の精神,主体的に判断し,適切に行動する力などを育むため,道徳教育や人権教育を推進するとともに,体験活動や読書活動,生徒指導,青少年を取り巻く有害情報対策等の充実を図る。

【主な取組】2-1道徳教育の推進・「道徳の時間」を要として学校の教育活動全体を通じた道徳教育の質の向上

・道徳的な心情,判断力,実践意欲と態度などの道徳性を養うため「心のノート」をさらに充実、全小・中学生に配布

・道徳教育推進教師を中心とした指導体制の充実や・道徳教育推進教師を中心とした指導体制の充実や教員の指導力の向上への取組

・魅力的な教材の開発や活用など,児童生徒の発達段階や学校・地域の実情に即した多様な取組に対する支援

・取組の成果も踏まえつつ,道徳をその特性を踏まえた

新たな枠組みにより教科化することについて具体的な検討を行う。

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⑴ 学校としての用い方の方針を決め全教職員で共通理解を図る

活用を広げるための課題とその取組

⑵ 道徳教育の計画への位置付けをする

⑶ 道徳教育推進教師の役割として位置付ける⑶ 道徳教育推進教師の役割として位置付ける

⑷ 子どもの思いや子ども一人一人の事情等への配慮をする

⑸ 一人一人が違う個'性的なノートになるように援助

⑹ 校内研修などの資料として生かす

「心のノート」全面改訂の基本的考え方

平成25年5月21日道徳教育の充実に関する懇談会決定

<改訂に当たっての前提>

① 教育基本法及び学校教育法に定められた教育の理念を踏まえ、学習指導要領に基づき、道徳の内容項目に沿って、児童生徒が道徳的価値や規範意識について自ら考え、実際に行動できるようになることに資する内容とする。

②「道徳の時間」の授業においてより活用しやすい内容・構②「道徳の時間」の授業においてより活用しやすい内容・構成とする。併せて、これまでと同様、学校の教育活動全体を通じて、また、家庭での生活や学校と家庭との連携の強化、地域での活動等に際しても活用できるものとする。

③平成26年4月からの使用を前提に改訂を進める。また、改訂作業に当たっては、「心のノート」改訂作業部会における進捗状況を適時「道徳教育の充実に関する懇談会」に報告し、その意見もフィードバックしながら進めるものとする。

<具体的な改善イメージ>

(1)冊子構成。名称について

①学習指導要領の「内容項目」と対応させ、「小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」「中学校」の別に冊子を作成する。

その際、書き込み欄を工夫するなど、冊子内でその際、書き込み欄を工夫するなど、冊子内での段階的な指導がより容易となるよう配慮し、複数学年にわたって使用する特性を活かす。

②各冊子の分量は現行の1.5~2倍程度を目安とする。

③改訂後の内容を踏まえ、名称についても変更を検討する。

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①授業でより活用しやすいものとなるよう、学習指導要領に示された内容項目ごとに読み物部分と書き込み部分のセットで構成することを基本とする。

・先人等の残した名言、国内外の偉人や著名人、伝統・文化、生命尊重等に関する読み物など、児童生徒が道徳的価値について考えるきっかけとなる素材を盛り込む。

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

ついて考えるきっかけとなる素材を盛り込む。

その際、これまでに文部省・文部科学省で作成してきた読み物資料等の中から良質かつ改訂方針に沿ったものを積極的に活用する。

・従来の「心のノート」の良い面は継承し、児童生徒が自分の感じたことや考えたことを書き込めるようにする。

・その他、これまでの学校からの指摘等も踏まえ、必要な点を改善する。

②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・いじめの未然防止の観点から、悩みや葛藤等の思春期の心の揺れ、心理的な側面も含めた人間関係の理解等に関わる内容を充実する。

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

・児童生徒の多様性(例えば障害の有無や家庭の状況など)に配慮する。

・「礼」など我が国の伝統・文化に根ざす内容を充実する。その際、例えば「礼」の具体的な在り方についても国の内外を問わず多様なものがあることなど、広い視野に立った取扱いに留意する。

②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・道徳的実践を促すような具体的な振る舞い方などの「技法」(例えば他者とのコミュニケーションの出発点としての挨拶の仕方など)を身に付けることについて盛り込む。

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

り込む。

・「食育」、「市民性を育む教育」、「法教育」の視点を踏まえた指導に資する内容を充実する。

・「情報モラル」をはじめ、児童生徒を取り巻くリアルな環境の変化を踏まえた内容について充実する

②児童生徒の発達段階を踏まえつつ、以下のような点を重視する。

・「各教科」、「特別活動」、「総合的な学習の時間」などでの活用も念頭に、探究的、主体的な学びにつながり、職業を含めた将来設計についても具体的に考える

(2)内容について<具体的な改善イメージ>

職業を含めた将来設計についても具体的に考えるきっかけとなるような内容を盛り込む。

・家庭教育との連携や家庭における活用をより重視した内容を盛り込む。

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①書き込み欄については、本人はもちろん家族や教員が記入する欄を充実するなど改善を図るとともに、発達段階に応じ、その位置などについて児童生徒の使い勝手に配慮したものとする。

<具体的な改善イメージ> (3)体裁等について

する。

②イラストや写真、色調については、児童生徒の発達段階も考慮しつつ、より適切なものとなるよう配慮する。